JP3282508B2 - ワイヤーハーネス組立用の電線支持具 - Google Patents
ワイヤーハーネス組立用の電線支持具Info
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- JP3282508B2 JP3282508B2 JP19487896A JP19487896A JP3282508B2 JP 3282508 B2 JP3282508 B2 JP 3282508B2 JP 19487896 A JP19487896 A JP 19487896A JP 19487896 A JP19487896 A JP 19487896A JP 3282508 B2 JP3282508 B2 JP 3282508B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の電線を束
ねて仮結束するための電線束仮結束具およびこれを用い
た電線支持具に関するものである。電線支持具は、ワイ
ヤーハーネスを組み立てる際に一般的に使用される組立
図板に含まれるものである。
ねて仮結束するための電線束仮結束具およびこれを用い
た電線支持具に関するものである。電線支持具は、ワイ
ヤーハーネスを組み立てる際に一般的に使用される組立
図板に含まれるものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に自動車用ワイヤーハーネスは、その構成要素として多
数の電線を含んでおり、これら電線は、テープ巻等によ
って要所を束ねられ、予め設計された枝形状を呈する形
態となるように組み立てられている。ワイヤーハーネス
は、従来から組立図板とよばれる装置を用いて組み立て
られている。
に自動車用ワイヤーハーネスは、その構成要素として多
数の電線を含んでおり、これら電線は、テープ巻等によ
って要所を束ねられ、予め設計された枝形状を呈する形
態となるように組み立てられている。ワイヤーハーネス
は、従来から組立図板とよばれる装置を用いて組み立て
られている。
【0003】図10は、組立図板A上でワイヤーハーネ
スを組み立てている様子を図示している。組立図板A
は、布線板1上に複数の電線支持具2,2a,2bが配
置されており、各電線Eは、予め定められた電線支持具
2,2a,2bに沿って布線され、所要の枝形状を呈す
る電線束が形成される。そして、電線束の分岐点J1,
J2等の要所において結束テープTを巻き付けて電線束
を結束し、必要であれば仕様に応じてクランプ等の付属
部品を電線束に取り付ける等の工程を経てワイヤーハー
ネスWHの組み立てが完了する。なお、参照符号Cは、
所定の電線Eの端部に設けられたコネクタを示してい
る。
スを組み立てている様子を図示している。組立図板A
は、布線板1上に複数の電線支持具2,2a,2bが配
置されており、各電線Eは、予め定められた電線支持具
2,2a,2bに沿って布線され、所要の枝形状を呈す
る電線束が形成される。そして、電線束の分岐点J1,
J2等の要所において結束テープTを巻き付けて電線束
を結束し、必要であれば仕様に応じてクランプ等の付属
部品を電線束に取り付ける等の工程を経てワイヤーハー
ネスWHの組み立てが完了する。なお、参照符号Cは、
所定の電線Eの端部に設けられたコネクタを示してい
る。
【0004】ところで、従来から電線支持具2は、図に
示すようにU字状の電線受け部3を有しており、この電
線受け部3により各電線Eを受け止めた状態で支持す
る。このため、布線作業中に(図に示す電線支持具2
a,2b部分等のように)一旦支持された電線Eが浮き
上がって電線支持具2からあふれ出てしまう場合があ
る。かかる場合、布線作業中に当該電線Eを再び電線支
持具2a,2bに掛け直さなければならず、作業者にと
っては非常に煩わしい作業が強いられ、その結果、ワイ
ヤーハーネスの組立作業の能率が悪くなるという問題が
あった。
示すようにU字状の電線受け部3を有しており、この電
線受け部3により各電線Eを受け止めた状態で支持す
る。このため、布線作業中に(図に示す電線支持具2
a,2b部分等のように)一旦支持された電線Eが浮き
上がって電線支持具2からあふれ出てしまう場合があ
る。かかる場合、布線作業中に当該電線Eを再び電線支
持具2a,2bに掛け直さなければならず、作業者にと
っては非常に煩わしい作業が強いられ、その結果、ワイ
ヤーハーネスの組立作業の能率が悪くなるという問題が
あった。
【0005】この発明は、かかる背景の下になされたも
のであり、布線作業において電線束を仮結束することが
できる電線支持具を提供することを目的とする。
のであり、布線作業において電線束を仮結束することが
できる電線支持具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、請求項1に係るワイヤーハーネス組立用の電線支
持具は、一端部および他端部を有するベースブロック
と、ベースブロックの一端部に基端部が取り付けられ、
先端部がベースブロックから所定方向に突設された第1
の電線囲繞部材と、ベースブロックの他端部に基端部が
取り付けられ、先端部がベースブロックから上記所定方
向と同方向に突設され、且つベースブロックおよび第1
の電線囲繞部材と協働してベースブロック上に配置され
る電線束を取り囲んで仮保持するための囲繞空間を形成
し得る第2の電線囲繞部材と、第1および第2の電線囲
繞部材両方の各基端部とベースブロックとの間にそれぞ
れ介在され、当該各基端部をベースブロックに対して回
動可能に連結し、両電線囲繞部材の先端部同士が互いに
当接して上記囲繞空間を形成する当接姿勢と、両部材の
先端部同士が互いに所定の離隔距離を有して離反する離
反姿勢とに姿勢変化するのを許容する連結機構とを備
え、上記ベースブロックには、当該ベースブロックを支
持部に対して着脱することのできる取付孔が形成されて
いることを特徴とする。
ため、請求項1に係るワイヤーハーネス組立用の電線支
持具は、一端部および他端部を有するベースブロック
と、ベースブロックの一端部に基端部が取り付けられ、
先端部がベースブロックから所定方向に突設された第1
の電線囲繞部材と、ベースブロックの他端部に基端部が
取り付けられ、先端部がベースブロックから上記所定方
向と同方向に突設され、且つベースブロックおよび第1
の電線囲繞部材と協働してベースブロック上に配置され
る電線束を取り囲んで仮保持するための囲繞空間を形成
し得る第2の電線囲繞部材と、第1および第2の電線囲
繞部材両方の各基端部とベースブロックとの間にそれぞ
れ介在され、当該各基端部をベースブロックに対して回
動可能に連結し、両電線囲繞部材の先端部同士が互いに
当接して上記囲繞空間を形成する当接姿勢と、両部材の
先端部同士が互いに所定の離隔距離を有して離反する離
反姿勢とに姿勢変化するのを許容する連結機構とを備
え、上記ベースブロックには、当該ベースブロックを支
持部に対して着脱することのできる取付孔が形成されて
いることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、連結機構を介して第1
および第2の電線囲繞部材を離反姿勢側に姿勢変化させ
ながら、ベースブロック,第1の電線囲繞部材および第
2の電線囲繞部材により区画される空間内に電線を順次
挿入する。そして、第1および第2の電線囲繞部材を当
接姿勢に姿勢変化させて両電線囲繞部材の先端部同士を
当接させることにより、上記各電線により形成される電
線束を取り囲んだ状態で電線囲繞空間内に収容すること
ができる。
および第2の電線囲繞部材を離反姿勢側に姿勢変化させ
ながら、ベースブロック,第1の電線囲繞部材および第
2の電線囲繞部材により区画される空間内に電線を順次
挿入する。そして、第1および第2の電線囲繞部材を当
接姿勢に姿勢変化させて両電線囲繞部材の先端部同士を
当接させることにより、上記各電線により形成される電
線束を取り囲んだ状態で電線囲繞空間内に収容すること
ができる。
【0008】本発明の目的を達成するため、請求項2に
係るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項1
記載のワイヤーハーネス組立用の電線支持具において、
ベースブロックに対する第1および第2の電線囲繞部材
の取付位置を、上記所定方向に沿って調整するための調
整機構がさらに備えられていることを特徴とする。この
構成によれば、請求項1に係る発明と同様の作用を奏す
る。加えて、調整機構により第1および第2の電線囲繞
部材の取付位置を変えることにより、上記囲繞空間の拡
狭を調整することができる。
係るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項1
記載のワイヤーハーネス組立用の電線支持具において、
ベースブロックに対する第1および第2の電線囲繞部材
の取付位置を、上記所定方向に沿って調整するための調
整機構がさらに備えられていることを特徴とする。この
構成によれば、請求項1に係る発明と同様の作用を奏す
る。加えて、調整機構により第1および第2の電線囲繞
部材の取付位置を変えることにより、上記囲繞空間の拡
狭を調整することができる。
【0009】本発明の目的を達成すため、請求項3に係
るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項1ま
たは2記載のワイヤーハーネス組立用の電線支持具にお
いて、上記連結機構は、第1および第2の電線囲繞部材
が常時当接姿勢となるように弾性的に付勢する付勢手段
を備えていることを特徴とする。この構成によれば、請
求項1またま2に係る発明と同様の作用を奏する。加え
て、付勢手段により、第1および第2の電線囲繞部材が
常時当接姿勢となるから、電線を挿入すれば自動的に当
該電線が取り囲まれて電線囲繞空間内に収容することが
できる。
るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項1ま
たは2記載のワイヤーハーネス組立用の電線支持具にお
いて、上記連結機構は、第1および第2の電線囲繞部材
が常時当接姿勢となるように弾性的に付勢する付勢手段
を備えていることを特徴とする。この構成によれば、請
求項1またま2に係る発明と同様の作用を奏する。加え
て、付勢手段により、第1および第2の電線囲繞部材が
常時当接姿勢となるから、電線を挿入すれば自動的に当
該電線が取り囲まれて電線囲繞空間内に収容することが
できる。
【0010】本発明の目的を達成するため、請求項4に
係るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項1
ないし3のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立用の
電線支持具において、第1および第2の電線囲繞部材の
先端部は、両電線囲繞部材が当接姿勢となった状態で、
電線を上記所定方向と反対方向から上記囲繞空間内に挿
入する際に電線挿入を案内する挿入案内部を備えている
ことを特徴とする。
係るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項1
ないし3のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立用の
電線支持具において、第1および第2の電線囲繞部材の
先端部は、両電線囲繞部材が当接姿勢となった状態で、
電線を上記所定方向と反対方向から上記囲繞空間内に挿
入する際に電線挿入を案内する挿入案内部を備えている
ことを特徴とする。
【0011】この構成によれば、請求項1ないし3のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、挿入
案内部により、電線をスムーズに囲繞空間内に挿入する
ことができる。本発明の目的を達成するため、請求項5
に係るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項
1ないし4のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立用
の電線支持具において、第1および第2の電線囲繞部材
が当接姿勢となった状態で、両電線囲繞部材の先端部
の、上記囲繞空間の内側の所定部は、電線束の囲繞空間
からの引き抜きを案内する引抜案内部を備えていること
を特徴とする。
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、挿入
案内部により、電線をスムーズに囲繞空間内に挿入する
ことができる。本発明の目的を達成するため、請求項5
に係るワイヤーハーネス組立用の電線支持具は、請求項
1ないし4のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立用
の電線支持具において、第1および第2の電線囲繞部材
が当接姿勢となった状態で、両電線囲繞部材の先端部
の、上記囲繞空間の内側の所定部は、電線束の囲繞空間
からの引き抜きを案内する引抜案内部を備えていること
を特徴とする。
【0012】この構成によれば、請求項1ないし4のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、引抜
案内部により、囲繞空間内に形成された電線束をスムー
ズに囲繞空間外に引き抜くことができる。本発明の目的
を達成するため、請求項6に係るワイヤーハーネス組立
用の電線支持具は、請求項1ないし5のいずれかに記載
のワイヤーハーネス用の電線支持具において、上記囲繞
空間は、略円形状に形成されることを特徴とする。
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、引抜
案内部により、囲繞空間内に形成された電線束をスムー
ズに囲繞空間外に引き抜くことができる。本発明の目的
を達成するため、請求項6に係るワイヤーハーネス組立
用の電線支持具は、請求項1ないし5のいずれかに記載
のワイヤーハーネス用の電線支持具において、上記囲繞
空間は、略円形状に形成されることを特徴とする。
【0013】この構成によれば、請求項1ないし5のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、囲繞
空間に収容された電線束の断面形状を略円形に形成する
ことができる。
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、囲繞
空間に収容された電線束の断面形状を略円形に形成する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照しながら詳細に説明する。第1の実施形態 図1は、この発明の第1の実施形態に係る電線支持具1
0を用いてワイヤーハーネスの組立工程における布線作
業を行っている状態を示す斜視図である。この電線支持
具10は、ワイヤーハーネスの組立装置である組立図板
に含まれる布線板11上の所定位置に取り付けられてい
る。なお、図1では、単一の電線支持具10のみ図示し
ているが、実際には、多数の電線支持具がそれぞれ布線
板11上の予め定められた位置に取り付けられており、
布線される各電線12は、電線支持具10により束ねら
れて電線束13を形成するようになっている。
添付図面を参照しながら詳細に説明する。第1の実施形態 図1は、この発明の第1の実施形態に係る電線支持具1
0を用いてワイヤーハーネスの組立工程における布線作
業を行っている状態を示す斜視図である。この電線支持
具10は、ワイヤーハーネスの組立装置である組立図板
に含まれる布線板11上の所定位置に取り付けられてい
る。なお、図1では、単一の電線支持具10のみ図示し
ているが、実際には、多数の電線支持具がそれぞれ布線
板11上の予め定められた位置に取り付けられており、
布線される各電線12は、電線支持具10により束ねら
れて電線束13を形成するようになっている。
【0015】以下、電線支持具10について詳しく説明
する。電線支持具10は、布線板11に固定するための
固定部14と、固定部14に連結された連結部15と、
固定部14と連結部15とを後述する状態で連結する連
結機構16と、連結部15の先端に取り付けられ、各電
線12を束ねて仮結束する電線束仮結束具30とを有し
ている。
する。電線支持具10は、布線板11に固定するための
固定部14と、固定部14に連結された連結部15と、
固定部14と連結部15とを後述する状態で連結する連
結機構16と、連結部15の先端に取り付けられ、各電
線12を束ねて仮結束する電線束仮結束具30とを有し
ている。
【0016】固定部14は、挿通軸17と、これの上端
に固着された固定板18とを有している。挿通軸17
は、たとえば丸棒により構成することができ、その周面
部には雄ねじ19が形成されている。一方、布線板11
の所定位置には、電線支持具10を取り付けるための取
付孔20が形成されており、上記挿通軸17は、この取
付孔20に上方から挿通されている。そして、取付孔2
0に挿通軸17を挿通し、布線板11の裏面側からナッ
ト21をかけることによって、固定部14は、布線板1
1上に固定されている。
に固着された固定板18とを有している。挿通軸17
は、たとえば丸棒により構成することができ、その周面
部には雄ねじ19が形成されている。一方、布線板11
の所定位置には、電線支持具10を取り付けるための取
付孔20が形成されており、上記挿通軸17は、この取
付孔20に上方から挿通されている。そして、取付孔2
0に挿通軸17を挿通し、布線板11の裏面側からナッ
ト21をかけることによって、固定部14は、布線板1
1上に固定されている。
【0017】なお、本実施形態では、固定板18の周縁
部には、回り止め用の爪22が下方に突出形成されてい
る。この爪22は、たとえば固定板18の一部を切り起
こして形成することができる。そして、固定部14を固
定すべく上記ナット21を締め込むと、爪22が布線板
11に食い込んで固定板18を確実に布線板11上に固
定することができる。これにより、作業中に電線支持具
10が布線板11上で回転してしまうことを防止するこ
とができる。
部には、回り止め用の爪22が下方に突出形成されてい
る。この爪22は、たとえば固定板18の一部を切り起
こして形成することができる。そして、固定部14を固
定すべく上記ナット21を締め込むと、爪22が布線板
11に食い込んで固定板18を確実に布線板11上に固
定することができる。これにより、作業中に電線支持具
10が布線板11上で回転してしまうことを防止するこ
とができる。
【0018】図2は、電線束仮結束具30の一部断面正
面図である。図1および図2を参照して、連結部15
は、たとえば丸棒部材により構成することができる。連
結部15の先端部には、上端面23から軸方向に沿って
ねじ孔24が形成されており、このねじ孔24に電線束
仮結束具30の取付部31がねじ込まれて固定されてい
る。なお、本実施形態では、電線束仮結束具30と連結
部15との取付構造をこのようなねじ構造としたが、電
線束仮結束具30の取付部31を連結部15のねじ孔2
4に嵌め込んで、たとえばボールプランジャを用いて係
止する等、他の既知の係止機構を採用することができ
る。
面図である。図1および図2を参照して、連結部15
は、たとえば丸棒部材により構成することができる。連
結部15の先端部には、上端面23から軸方向に沿って
ねじ孔24が形成されており、このねじ孔24に電線束
仮結束具30の取付部31がねじ込まれて固定されてい
る。なお、本実施形態では、電線束仮結束具30と連結
部15との取付構造をこのようなねじ構造としたが、電
線束仮結束具30の取付部31を連結部15のねじ孔2
4に嵌め込んで、たとえばボールプランジャを用いて係
止する等、他の既知の係止機構を採用することができ
る。
【0019】連結機構16は、基板25と、基板25に
回動ピン26を介して回動自在に連結された回動片27
とを有している。基板25は、断面が略U字状に形成さ
れた部材であって、上記固定板18の上面に、たとえば
溶接により固着されている。また、回動片27は、ブロ
ック状の部材であって、その先端に上記連結部15が取
り付けられている。なお、連結部15と回動片27との
取り付けは、溶接により固着しても良いし、両者の螺合
等により着脱可能に取り付けても良い。
回動ピン26を介して回動自在に連結された回動片27
とを有している。基板25は、断面が略U字状に形成さ
れた部材であって、上記固定板18の上面に、たとえば
溶接により固着されている。また、回動片27は、ブロ
ック状の部材であって、その先端に上記連結部15が取
り付けられている。なお、連結部15と回動片27との
取り付けは、溶接により固着しても良いし、両者の螺合
等により着脱可能に取り付けても良い。
【0020】回動片27は、基板25の内側に配置され
ており、回動ピン26により回動自在に支持されてい
る。従って、連結部15および回動片27は、図の実線
で表した起立姿勢と、二点鎖線で表した倒伏姿勢との間
で姿勢変化することができるようになっている。これに
より、布線作業を行うときにのみ起立姿勢に変位させ、
その他のときには倒伏姿勢に変位させておくことができ
る。
ており、回動ピン26により回動自在に支持されてい
る。従って、連結部15および回動片27は、図の実線
で表した起立姿勢と、二点鎖線で表した倒伏姿勢との間
で姿勢変化することができるようになっている。これに
より、布線作業を行うときにのみ起立姿勢に変位させ、
その他のときには倒伏姿勢に変位させておくことができ
る。
【0021】なお、図示していないが、回動片27に
は、ボールプランジャがねじ込まれており、このボール
プランジャは、基板25の内面に当接している。これに
より、連結部15が起立姿勢または倒伏姿勢にあるとき
は、当該姿勢を所定の保持力で保持することができるよ
うになっている。また、参照符号28は、連結部15が
倒伏姿勢となったときに、回動片27に当接して、当該
倒伏姿勢を保持するための当接ピンを示している。
は、ボールプランジャがねじ込まれており、このボール
プランジャは、基板25の内面に当接している。これに
より、連結部15が起立姿勢または倒伏姿勢にあるとき
は、当該姿勢を所定の保持力で保持することができるよ
うになっている。また、参照符号28は、連結部15が
倒伏姿勢となったときに、回動片27に当接して、当該
倒伏姿勢を保持するための当接ピンを示している。
【0022】次に、電線束仮結束具30は、ベースプレ
ート32と、ベースプレート32に設けられた一対の電
線囲繞板33,34と、各電線囲繞板33,34とベー
スプレート32とを連結する連結機構35とを有してい
る。ベースプレート32には、凹部37が形成されてい
る。この凹部37は、ベースプレート32の上面36か
ら下方に略円弧状に切りかかれて形成されている。ベー
スプレート32の両端部には、上面36から下方に延び
る溝部38,39が形成されている。各溝38,39
は、ベースプレート32の両側面に開口されている(図
1参照)。また、各溝38,39は、ベースプレート3
2の下面40に形成された、水平方向に延びる溝部41
により連通されている。
ート32と、ベースプレート32に設けられた一対の電
線囲繞板33,34と、各電線囲繞板33,34とベー
スプレート32とを連結する連結機構35とを有してい
る。ベースプレート32には、凹部37が形成されてい
る。この凹部37は、ベースプレート32の上面36か
ら下方に略円弧状に切りかかれて形成されている。ベー
スプレート32の両端部には、上面36から下方に延び
る溝部38,39が形成されている。各溝38,39
は、ベースプレート32の両側面に開口されている(図
1参照)。また、各溝38,39は、ベースプレート3
2の下面40に形成された、水平方向に延びる溝部41
により連通されている。
【0023】ベースプレート32の両端部には、ベース
プレート32の板厚方向に貫通する貫通孔42,43が
形成されている。この貫通孔42,43は、電線囲繞板
33,34を取り付けるための孔である。また、ベース
プレート32には、上記取付部31が設けられている。
本実施形態では、この取付部31は、ボルトにより構成
されている。具体的には、上記凹部37の底面中央部に
下方に貫通する取付穴44が設けられており、この取付
穴44に上記ボルトが挿通され固着されている。この固
着手段としては、たとえば接着剤等を用いることができ
る。なお、参照符号45は、取付部31に設けられたロ
ックナットを示しており、これにより、ベースプレート
32を連結部15に確実に固定することができる。
プレート32の板厚方向に貫通する貫通孔42,43が
形成されている。この貫通孔42,43は、電線囲繞板
33,34を取り付けるための孔である。また、ベース
プレート32には、上記取付部31が設けられている。
本実施形態では、この取付部31は、ボルトにより構成
されている。具体的には、上記凹部37の底面中央部に
下方に貫通する取付穴44が設けられており、この取付
穴44に上記ボルトが挿通され固着されている。この固
着手段としては、たとえば接着剤等を用いることができ
る。なお、参照符号45は、取付部31に設けられたロ
ックナットを示しており、これにより、ベースプレート
32を連結部15に確実に固定することができる。
【0024】次に、電線囲繞板33,34は、同一形状
の部材であって、上方に突出した状態で左右対称に配置
されている。電線囲繞板33,34は、共に全体として
略逆L字状に形成されており、それぞれの基端部46,
47が上記ベースプレート32の右端部および左端部に
取り付けられて対向配置されている。電線囲繞板33,
34の先端部48,49の内壁面(互いに対向する面)
50,51は、略4分の1円弧状に形成されている。
の部材であって、上方に突出した状態で左右対称に配置
されている。電線囲繞板33,34は、共に全体として
略逆L字状に形成されており、それぞれの基端部46,
47が上記ベースプレート32の右端部および左端部に
取り付けられて対向配置されている。電線囲繞板33,
34の先端部48,49の内壁面(互いに対向する面)
50,51は、略4分の1円弧状に形成されている。
【0025】従って、図2に示すように先端部48,4
9同士が当接した状態では、当該先端部48,49の内
壁面50,51によって半円弧状の壁面が構成されるよ
うになっており、その結果、上記ベースプレート32に
設けられた凹部37と協働して略円形の囲繞空間52が
構成されるようになっている。そして、この囲繞空間5
2によって、布線される各電線12が束ねられて電線束
13を形成するようになっている(図1参照)。
9同士が当接した状態では、当該先端部48,49の内
壁面50,51によって半円弧状の壁面が構成されるよ
うになっており、その結果、上記ベースプレート32に
設けられた凹部37と協働して略円形の囲繞空間52が
構成されるようになっている。そして、この囲繞空間5
2によって、布線される各電線12が束ねられて電線束
13を形成するようになっている(図1参照)。
【0026】また、電線囲繞板33,34の先端上縁部
53,54は、上方に凸となる滑らかな曲面状に形成さ
れている。従って、先端部48,49同士が当接した状
態では、先端上縁部53,54によって漏斗状の面が形
成される。この漏斗状の面により電線12の挿入案内部
55が構成され、電線12を上方から下方に沿って囲繞
空間52内に挿入させる際に挿入案内をすることができ
る。
53,54は、上方に凸となる滑らかな曲面状に形成さ
れている。従って、先端部48,49同士が当接した状
態では、先端上縁部53,54によって漏斗状の面が形
成される。この漏斗状の面により電線12の挿入案内部
55が構成され、電線12を上方から下方に沿って囲繞
空間52内に挿入させる際に挿入案内をすることができ
る。
【0027】さらに、電線囲繞板33,34の先端下縁
部(囲繞空間52側縁部)56,57は、下方に凸とな
る滑らかな曲面状に形成されている。従って、先端部4
8,49同士が当接した状態では、先端下縁部56,5
7によって上記挿入案内部55と傾斜が逆の漏斗状の面
が形成される。この漏斗状の面により囲繞空間52内で
形成された電線束13(図1参照)を引き抜く際の引抜
案内部58が構成されている。
部(囲繞空間52側縁部)56,57は、下方に凸とな
る滑らかな曲面状に形成されている。従って、先端部4
8,49同士が当接した状態では、先端下縁部56,5
7によって上記挿入案内部55と傾斜が逆の漏斗状の面
が形成される。この漏斗状の面により囲繞空間52内で
形成された電線束13(図1参照)を引き抜く際の引抜
案内部58が構成されている。
【0028】次に、各電線囲繞板33,34とベースプ
レート32とを連結する連結機構35について説明す
る。この連結機構35は、連結ピン60,61と、コイ
ルばね62,63とを有しており、連結ピン60とコイ
ルばね62とが電線囲繞板33側の連結機構35に含ま
れ、連結ピン61とコイルばね63とが電線囲繞板34
側の連結機構35に含まれている。連結ピン60,61
は、それぞれ、電線囲繞板33,34の基端部46,4
7に貫通されており、且つベースプレート32の貫通孔
42,43にその両端部を支持されている。
レート32とを連結する連結機構35について説明す
る。この連結機構35は、連結ピン60,61と、コイ
ルばね62,63とを有しており、連結ピン60とコイ
ルばね62とが電線囲繞板33側の連結機構35に含ま
れ、連結ピン61とコイルばね63とが電線囲繞板34
側の連結機構35に含まれている。連結ピン60,61
は、それぞれ、電線囲繞板33,34の基端部46,4
7に貫通されており、且つベースプレート32の貫通孔
42,43にその両端部を支持されている。
【0029】これにより、電線囲繞板33,34は、そ
れぞれ、連結ピン60,61を介してベースプレート3
2に取り付けられており、矢印64,65の方向に回動
可能となっている。すなわち、図2に示す状態では、電
線囲繞板33,34の先端部48,49同士が互いに当
接した当接姿勢となっており、この状態から電線囲繞板
33を矢印64の方向に、また、電線囲繞板34を矢印
65の方向に回動させると、先端部48,49同士が互
いに離反した離反姿勢となる。電線囲繞板33,34
は、上記当接姿勢と離反姿勢との間で変位可能となって
おり、離反姿勢に変位した状態で、先端部48,49同
士は、所定の離隔距離を有するように設定されている。
この所定の離隔距離とは、囲繞空間52内に形成される
電線束13が通過することができる距離である。
れぞれ、連結ピン60,61を介してベースプレート3
2に取り付けられており、矢印64,65の方向に回動
可能となっている。すなわち、図2に示す状態では、電
線囲繞板33,34の先端部48,49同士が互いに当
接した当接姿勢となっており、この状態から電線囲繞板
33を矢印64の方向に、また、電線囲繞板34を矢印
65の方向に回動させると、先端部48,49同士が互
いに離反した離反姿勢となる。電線囲繞板33,34
は、上記当接姿勢と離反姿勢との間で変位可能となって
おり、離反姿勢に変位した状態で、先端部48,49同
士は、所定の離隔距離を有するように設定されている。
この所定の離隔距離とは、囲繞空間52内に形成される
電線束13が通過することができる距離である。
【0030】また、コイルばね62,63は、いわゆる
押しスプリングである。これらコイルばね62,63
は、ベースプレート32の溝部41内に配置されてい
る。詳しく説明すると、ベースプレート32には、上記
取付部31が設けられており、この取付部31が図2に
示すように溝部41を横断した状態で配置されている。
このため、コイルばね62は、取付部31と電線囲繞板
33との間に配置され、一方、コイルばね63は、取付
部31と電線囲繞板34との間に配置されている。従っ
て、各コイルばね62,63の弾性力によって電線囲繞
板33,34の基端が常時押圧されており、その結果、
各電線囲繞板33,34は、常時当接姿勢となるように
弾性付勢されている。
押しスプリングである。これらコイルばね62,63
は、ベースプレート32の溝部41内に配置されてい
る。詳しく説明すると、ベースプレート32には、上記
取付部31が設けられており、この取付部31が図2に
示すように溝部41を横断した状態で配置されている。
このため、コイルばね62は、取付部31と電線囲繞板
33との間に配置され、一方、コイルばね63は、取付
部31と電線囲繞板34との間に配置されている。従っ
て、各コイルばね62,63の弾性力によって電線囲繞
板33,34の基端が常時押圧されており、その結果、
各電線囲繞板33,34は、常時当接姿勢となるように
弾性付勢されている。
【0031】次に、本実施形態の作用効果について説明
する。図1を参照して、布線作業において、複数の電線
12を順次矢印65の方向に沿って囲繞空間52内に挿
入してゆく。このとき、電線囲繞板33,34が常時当
接姿勢となるように付勢されているから、電線12を電
線囲繞板33,34の当接部分に押しつけると両者が一
旦弾性的に離反するので、電線12を容易に挿入するこ
とができる。
する。図1を参照して、布線作業において、複数の電線
12を順次矢印65の方向に沿って囲繞空間52内に挿
入してゆく。このとき、電線囲繞板33,34が常時当
接姿勢となるように付勢されているから、電線12を電
線囲繞板33,34の当接部分に押しつけると両者が一
旦弾性的に離反するので、電線12を容易に挿入するこ
とができる。
【0032】そして、電線12を囲繞空間52内に収容
した時点で、電線囲繞板33,34が自動的に当接姿勢
に変位するので、電線12は、確実に囲繞空間52内に
収容することができる。従って、複数の電線12を順次
囲繞空間52内に収容することによって囲繞空間52内
で電線束13が形成され、しかも、この電線束13は、
電線囲繞板33,34により挟み付けられた状態で仮結
束される。
した時点で、電線囲繞板33,34が自動的に当接姿勢
に変位するので、電線12は、確実に囲繞空間52内に
収容することができる。従って、複数の電線12を順次
囲繞空間52内に収容することによって囲繞空間52内
で電線束13が形成され、しかも、この電線束13は、
電線囲繞板33,34により挟み付けられた状態で仮結
束される。
【0033】つまり、本実施形態によれば、ワイヤーハ
ーネスの組み立てにおいて、布線作業中に電線束13の
要所(当該電線支持具10が配置されている位置)を仮
結束しておくことができ、これにより、電線支持具10
からの電線12の脱落を防止することができる。その結
果、脱落した電線の修正という煩わしい作業を無くして
布線作業を円滑に進めることができる。
ーネスの組み立てにおいて、布線作業中に電線束13の
要所(当該電線支持具10が配置されている位置)を仮
結束しておくことができ、これにより、電線支持具10
からの電線12の脱落を防止することができる。その結
果、脱落した電線の修正という煩わしい作業を無くして
布線作業を円滑に進めることができる。
【0034】また、挿入案内部55(図2参照)によ
り、電線12の挿入をスムーズに行うことができる。従
って、布線作業を一層円滑に進めることができる。さら
に、引抜案内部58(図2参照)により、囲繞空間52
内に形成された電線束13をスムーズに囲繞空間52外
に引き抜くことができる。従って、布線作業後にワイヤ
ーハーネスを布線板11上から取り外す作業を円滑に進
めることができる。
り、電線12の挿入をスムーズに行うことができる。従
って、布線作業を一層円滑に進めることができる。さら
に、引抜案内部58(図2参照)により、囲繞空間52
内に形成された電線束13をスムーズに囲繞空間52外
に引き抜くことができる。従って、布線作業後にワイヤ
ーハーネスを布線板11上から取り外す作業を円滑に進
めることができる。
【0035】加えて、本実施形態では、囲繞空間52が
円形状に形成されるから、仮結束した電線束13の断面
形状を略円形にすることができる。これにより、布線段
階において電線束14を略円形に成形することができ、
布線作業後に当該電線束13にテーピング等を施す作業
をきわめて容易に行うことができる。その結果、テーピ
ングのみによって電線束13を容易に所要の形状に湾曲
形成させることができるという利点がある。
円形状に形成されるから、仮結束した電線束13の断面
形状を略円形にすることができる。これにより、布線段
階において電線束14を略円形に成形することができ、
布線作業後に当該電線束13にテーピング等を施す作業
をきわめて容易に行うことができる。その結果、テーピ
ングのみによって電線束13を容易に所要の形状に湾曲
形成させることができるという利点がある。
【0036】第2の実施形態 次に、第2の実施形態について説明する。図3は、第2
の実施形態に係る電線束仮結束具70の斜視図であり、
図4は、一部断面正面図である。これらの図を参照し
て、本実施形態が第1の実施形態に係る電線束仮結束具
30と異なる点は、 電線束仮結束具30の電線囲繞板33,34に代え
て、丸棒からなる電線囲繞棒71,72を採用している
点、および ベースプレート73には、電線束仮結束具30のベ
ースプレート32に設けた凹部37を設けていない点で
あり、電線束仮結束具70のコストを電線束仮結束具3
0よりもさらに低減させている。
の実施形態に係る電線束仮結束具70の斜視図であり、
図4は、一部断面正面図である。これらの図を参照し
て、本実施形態が第1の実施形態に係る電線束仮結束具
30と異なる点は、 電線束仮結束具30の電線囲繞板33,34に代え
て、丸棒からなる電線囲繞棒71,72を採用している
点、および ベースプレート73には、電線束仮結束具30のベ
ースプレート32に設けた凹部37を設けていない点で
あり、電線束仮結束具70のコストを電線束仮結束具3
0よりもさらに低減させている。
【0037】ベースプレート73は、上記ベースプレー
ト32に設けられた溝部38,39(図2参照)にそれ
ぞれ相応する溝部74,75が形成されている(図4参
照)。本実施形態では、上記ベースプレート32に設け
られた溝部41(図2参照)のように溝部74,75を
連通するように溝が形成されておらず、図4に示すよう
に、各溝部74,75に連続した溝部76,77が形成
されている。
ト32に設けられた溝部38,39(図2参照)にそれ
ぞれ相応する溝部74,75が形成されている(図4参
照)。本実施形態では、上記ベースプレート32に設け
られた溝部41(図2参照)のように溝部74,75を
連通するように溝が形成されておらず、図4に示すよう
に、各溝部74,75に連続した溝部76,77が形成
されている。
【0038】電線囲繞棒71,72は、第1の実施形態
と同様の連結機構35によりベースプレート73に連結
されている。すなわち、電線囲繞棒71,72は、連結
ピン60,61を介してベースプレート73に回動可能
に支持されており、ベースプレート73の各溝部76,
77内にコイルばね62、63が配置されている。これ
により、電線囲繞棒71,72は、第1の実施形態と同
様に当接姿勢と離反姿勢との間で変位することができる
ようになっている。もっとも、溝部76,77を貫通さ
せて上記溝部41(図2参照)のように形成し、コイル
ばね62、63を図2に示すように配置することも可能
である。
と同様の連結機構35によりベースプレート73に連結
されている。すなわち、電線囲繞棒71,72は、連結
ピン60,61を介してベースプレート73に回動可能
に支持されており、ベースプレート73の各溝部76,
77内にコイルばね62、63が配置されている。これ
により、電線囲繞棒71,72は、第1の実施形態と同
様に当接姿勢と離反姿勢との間で変位することができる
ようになっている。もっとも、溝部76,77を貫通さ
せて上記溝部41(図2参照)のように形成し、コイル
ばね62、63を図2に示すように配置することも可能
である。
【0039】電線囲繞棒71の先端部78は、真っ直ぐ
上方に向くように形成されている。そして、電線囲繞棒
71,72が当接姿勢に変位した状態で(図4の状
態)、電線囲繞棒71の先端部78に電線囲繞棒72の
先端部79が当接している。また、電線囲繞棒72の先
端部79は、図に示すように斜めにカットされており、
これにより、囲繞空間52内への電線の挿入を案内する
上記挿入案内部55に相応する挿入案内部80が形成さ
れている。
上方に向くように形成されている。そして、電線囲繞棒
71,72が当接姿勢に変位した状態で(図4の状
態)、電線囲繞棒71の先端部78に電線囲繞棒72の
先端部79が当接している。また、電線囲繞棒72の先
端部79は、図に示すように斜めにカットされており、
これにより、囲繞空間52内への電線の挿入を案内する
上記挿入案内部55に相応する挿入案内部80が形成さ
れている。
【0040】本実施形態に係る電線束仮結束具70によ
れば、第1の実施形態と同様に、電線を囲繞空間52内
に収容した時点で、電線囲繞棒71,72が自動的に当
接姿勢に変位するので、当該電線は、確実に囲繞空間5
2内に収容することができる。従って、複数の電線を順
次囲繞空間52内に収容することによって囲繞空間52
内で電線束が形成され、これを仮結束することができ
る。
れば、第1の実施形態と同様に、電線を囲繞空間52内
に収容した時点で、電線囲繞棒71,72が自動的に当
接姿勢に変位するので、当該電線は、確実に囲繞空間5
2内に収容することができる。従って、複数の電線を順
次囲繞空間52内に収容することによって囲繞空間52
内で電線束が形成され、これを仮結束することができ
る。
【0041】その結果、本実施形態に係る電線束仮結束
具70を第1の実施形態のように電線支持具の一部とし
て使用することにより、布線作業中に電線束13の要所
を仮結束しておくことができる。これにより、電線支持
具からの電線の脱落を防止することができ、脱落した電
線の修正という煩わしい作業を無くして布線作業を円滑
に進めることができる。また、挿入案内部80により、
電線の挿入をスムーズに行うことができ、布線作業を一
層円滑に進めることができる。
具70を第1の実施形態のように電線支持具の一部とし
て使用することにより、布線作業中に電線束13の要所
を仮結束しておくことができる。これにより、電線支持
具からの電線の脱落を防止することができ、脱落した電
線の修正という煩わしい作業を無くして布線作業を円滑
に進めることができる。また、挿入案内部80により、
電線の挿入をスムーズに行うことができ、布線作業を一
層円滑に進めることができる。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】第3の実施形態 次に、第3の実施形態について説明する。図5は、第3
の実施形態に係る電線束仮結束具120の斜視図であ
り、図6は、一部断面正面図である。これらの図を参照
して、本実施形態が第2の実施形態に係る電線束仮結束
具70と異なるところは、電線囲繞棒71,72が上下
方向に沿って高さ調整可能となっている点である。その
他の構成については、第2の実施形態に係る電線束仮結
束具70と同様であり、同様の参照符号を付してその説
明を省略する。
の実施形態に係る電線束仮結束具120の斜視図であ
り、図6は、一部断面正面図である。これらの図を参照
して、本実施形態が第2の実施形態に係る電線束仮結束
具70と異なるところは、電線囲繞棒71,72が上下
方向に沿って高さ調整可能となっている点である。その
他の構成については、第2の実施形態に係る電線束仮結
束具70と同様であり、同様の参照符号を付してその説
明を省略する。
【0051】電線囲繞棒71,72の基端部121,1
22には、長手方向に沿って連結ピン60,61が挿通
される挿通孔123〜126が4つづつ設けられてい
る。これにより、電線囲繞棒71,72は、ベースプレ
ート73に対して上下方向に4段階に高さ調整をするこ
とができる。高さ調整の手順としては、一旦連結ピン6
0,61を抜き取る。そして、所望の挿通孔(123〜
126)を選択し、これをベースプレート73に設けら
れた貫通孔42,43に位置合わせする。その状態で再
び連結ピン60,61を指し込むことにより、電線囲繞
棒71,72の高さを変更することができる。
22には、長手方向に沿って連結ピン60,61が挿通
される挿通孔123〜126が4つづつ設けられてい
る。これにより、電線囲繞棒71,72は、ベースプレ
ート73に対して上下方向に4段階に高さ調整をするこ
とができる。高さ調整の手順としては、一旦連結ピン6
0,61を抜き取る。そして、所望の挿通孔(123〜
126)を選択し、これをベースプレート73に設けら
れた貫通孔42,43に位置合わせする。その状態で再
び連結ピン60,61を指し込むことにより、電線囲繞
棒71,72の高さを変更することができる。
【0052】なお、参照符号127は、ベースプレート
73の外周に沿って嵌め込まれたフレームを示してお
り、電線囲繞棒71,72の高さ調整をする際に、電線
囲繞棒71,72をフレームに対して位置決めしやすく
なっている。本実施形態によれば、第2の実施形態に係
る電線束仮結束具70と同様の作用効果を奏する。加え
て、上述のように電線囲繞棒71,72の高さ調整をす
ることによって、仮結束する電線束の太さに応じて囲繞
空間52の広さを変えることができるという利点があ
る。
73の外周に沿って嵌め込まれたフレームを示してお
り、電線囲繞棒71,72の高さ調整をする際に、電線
囲繞棒71,72をフレームに対して位置決めしやすく
なっている。本実施形態によれば、第2の実施形態に係
る電線束仮結束具70と同様の作用効果を奏する。加え
て、上述のように電線囲繞棒71,72の高さ調整をす
ることによって、仮結束する電線束の太さに応じて囲繞
空間52の広さを変えることができるという利点があ
る。
【0053】第4の実施形態 図7は、第4の実施形態に係る電線束仮結束具130の
斜視図である。同図を参照して、この電線束仮結束具1
30が第2の実施形態に係る電線束仮結束具70と異な
るところは、 第2の実施形態に係る電線束仮結束具
70は、布線作業に用いる電線支持具の一部として使用
されるのに対して、本実施形態に係る電線束仮結束具1
30は、直接布線板11(図1参照)に取り付けること
ができるようになっており、布線作業に用いる電線支持
具を兼ねている点、および このため、ベースプレー
ト73には、取付部31が設けられておらず、その代わ
りに布線板11に固定するために使用する取付孔13
1,132が設けられており、この取付孔131,13
2にたとえば締結ボルトを差し込んで布線板11にねじ
込むことにより、電線束仮結束具130を固定すること
ができるようになっている点である。なお、その他の構
成については、電線束仮結束具70と同様であり、同様
の参照符号を付している。
斜視図である。同図を参照して、この電線束仮結束具1
30が第2の実施形態に係る電線束仮結束具70と異な
るところは、 第2の実施形態に係る電線束仮結束具
70は、布線作業に用いる電線支持具の一部として使用
されるのに対して、本実施形態に係る電線束仮結束具1
30は、直接布線板11(図1参照)に取り付けること
ができるようになっており、布線作業に用いる電線支持
具を兼ねている点、および このため、ベースプレー
ト73には、取付部31が設けられておらず、その代わ
りに布線板11に固定するために使用する取付孔13
1,132が設けられており、この取付孔131,13
2にたとえば締結ボルトを差し込んで布線板11にねじ
込むことにより、電線束仮結束具130を固定すること
ができるようになっている点である。なお、その他の構
成については、電線束仮結束具70と同様であり、同様
の参照符号を付している。
【0054】本実施形態の場合、ベースプレート73
は、電線束仮結束具130を布線板11に固定するため
のいわば固定フレームとしての機能を発揮する。従っ
て、第2の実施形態の場合と異なり、本実施形態では、
ベースプレート73には相当の強度を持たせている。ま
た、第2の実施形態と同様に、ベースプレート73に
は、一対の電線囲繞棒71,72が連結機構35を介し
て取り付けられている。従って、電線囲繞棒71,72
は、上述した当接姿勢(図7に示す姿勢)と離反姿勢と
の間で姿勢変化することができる。連結機構35につい
ては、説明を省略する。
は、電線束仮結束具130を布線板11に固定するため
のいわば固定フレームとしての機能を発揮する。従っ
て、第2の実施形態の場合と異なり、本実施形態では、
ベースプレート73には相当の強度を持たせている。ま
た、第2の実施形態と同様に、ベースプレート73に
は、一対の電線囲繞棒71,72が連結機構35を介し
て取り付けられている。従って、電線囲繞棒71,72
は、上述した当接姿勢(図7に示す姿勢)と離反姿勢と
の間で姿勢変化することができる。連結機構35につい
ては、説明を省略する。
【0055】ベースプレート73には、その上面133
から下方に切り込んだ状態で凹部134が形成されてい
る。この凹部134は、第1の実施形態(図1参照)で
示したような略半円形状をしている。従って、一対の電
線囲繞棒71,72が当接姿勢に変位することにより、
当該電線囲繞棒71,72と凹部134とにより囲繞空
間52が形成され、この囲繞空間52は、略円形状に形
成されるようになっている。
から下方に切り込んだ状態で凹部134が形成されてい
る。この凹部134は、第1の実施形態(図1参照)で
示したような略半円形状をしている。従って、一対の電
線囲繞棒71,72が当接姿勢に変位することにより、
当該電線囲繞棒71,72と凹部134とにより囲繞空
間52が形成され、この囲繞空間52は、略円形状に形
成されるようになっている。
【0056】本実施形態によれば、第2の実施形態に係
る電線束仮結束具70と同様の作用効果を奏する。特
に、本実施形態に係る電線束仮結束具130では、図8
に示すような態様で電線支持具として使用することがで
きる。ずなわち、上記取付孔131,132の穴径およ
びピッチを、従来から使用している電線支持具140の
U字状に形成された電線受け部141の径およびピッチ
に対応させておくことにより、電線束仮結束具130を
電線支持具140に対してワンタッチで着脱することが
できる。従って、電線束を仮結束したい場合、その部位
に配置されている電線支持具140に電線束仮結束具1
30を嵌め込むだけで、かかる仮結束機能を有する電線
支持具を布線板に配置することなく極めて容易に電線束
の所要位置を仮結束することができるという利点があ
る。
る電線束仮結束具70と同様の作用効果を奏する。特
に、本実施形態に係る電線束仮結束具130では、図8
に示すような態様で電線支持具として使用することがで
きる。ずなわち、上記取付孔131,132の穴径およ
びピッチを、従来から使用している電線支持具140の
U字状に形成された電線受け部141の径およびピッチ
に対応させておくことにより、電線束仮結束具130を
電線支持具140に対してワンタッチで着脱することが
できる。従って、電線束を仮結束したい場合、その部位
に配置されている電線支持具140に電線束仮結束具1
30を嵌め込むだけで、かかる仮結束機能を有する電線
支持具を布線板に配置することなく極めて容易に電線束
の所要位置を仮結束することができるという利点があ
る。
【0057】他の使用態様 次に、第3の実施形態に係る電線束仮結束具120の他
の使用態様について説明する。図9は、電線束仮結束具
120の他の使用態様の一例を示す要部斜視図である。
同図を参照して、電線束仮結束具120は、従来から使
用されている電線支持具140に対してブラケット15
0を用いて取り付けられている。
の使用態様について説明する。図9は、電線束仮結束具
120の他の使用態様の一例を示す要部斜視図である。
同図を参照して、電線束仮結束具120は、従来から使
用されている電線支持具140に対してブラケット15
0を用いて取り付けられている。
【0058】この場合、ブラケット150は、板部材に
より構成されており、電線支持具140に取付けられて
いる。また、ブラケット150の長手方向に沿って取付
用の溝151が形成されている。ブラケット150と電
線束仮結束具120とは、たとえばナット152を電線
束仮結束具120の取付部31に締め込むことによって
固着することができる。なお、ナット152を緩めるこ
とにより、上記溝151に沿って電線束仮結束具120
の位置を変えることができ、所望の位置に電線束仮結束
具120を配置して再びナット152を締め込むことに
より、その位置で電線束仮結束具120を固定すること
ができる。
より構成されており、電線支持具140に取付けられて
いる。また、ブラケット150の長手方向に沿って取付
用の溝151が形成されている。ブラケット150と電
線束仮結束具120とは、たとえばナット152を電線
束仮結束具120の取付部31に締め込むことによって
固着することができる。なお、ナット152を緩めるこ
とにより、上記溝151に沿って電線束仮結束具120
の位置を変えることができ、所望の位置に電線束仮結束
具120を配置して再びナット152を締め込むことに
より、その位置で電線束仮結束具120を固定すること
ができる。
【0059】かかる使用態様によれば、布線作業中に電
線のあふれ出しが予想される部位に電線束仮結束具12
0を簡単に取り付けることができるという利点がある。
なお、図9では、電線束仮結束具120の他の使用態様
について説明したが、上述した種々の電線束仮結束具に
ついても同様にこのような使用態様で使用することがで
きる。
線のあふれ出しが予想される部位に電線束仮結束具12
0を簡単に取り付けることができるという利点がある。
なお、図9では、電線束仮結束具120の他の使用態様
について説明したが、上述した種々の電線束仮結束具に
ついても同様にこのような使用態様で使用することがで
きる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ベー
スブロック,第1の電線囲繞部材および第2の電線囲繞
部材が協働して形成する電線囲繞空間内に電線を挿入し
てゆくことによって、この電線囲繞空間内で電線束を形
成し、しかも、この電線束を取り囲んで仮結束すること
ができる。従って、ワイヤーハーネスの組み立てにおい
て、布線作業中に電線束の要所を仮結束しておくことが
可能であり、これにより、電線支持具から脱落した電線
の修正という煩わしい作業を無くして布線作業を円滑に
進めることができる。
スブロック,第1の電線囲繞部材および第2の電線囲繞
部材が協働して形成する電線囲繞空間内に電線を挿入し
てゆくことによって、この電線囲繞空間内で電線束を形
成し、しかも、この電線束を取り囲んで仮結束すること
ができる。従って、ワイヤーハーネスの組み立てにおい
て、布線作業中に電線束の要所を仮結束しておくことが
可能であり、これにより、電線支持具から脱落した電線
の修正という煩わしい作業を無くして布線作業を円滑に
進めることができる。
【0061】特に、電線束を円形に束ねた場合には、布
線される電線束のいわゆる布線経路差を極力小さくする
ことができ、ワイヤーハーネスの最終的な組立精度を向
上させることが可能であるという利点がある。また、円
形に束ねられた電線束にテープ巻等を施すことによって
当該電線束を強固に結束することができる。従って、電
線束を所定の形状に湾曲させて固定化することが容易に
なり、その結果、ワイヤーハーネスの組み立てにおい
て、上記電線束の固定化のために従来から使用されてい
たプロテクタ等の高価な付属部品を排除することが可能
であるという利点もある。
線される電線束のいわゆる布線経路差を極力小さくする
ことができ、ワイヤーハーネスの最終的な組立精度を向
上させることが可能であるという利点がある。また、円
形に束ねられた電線束にテープ巻等を施すことによって
当該電線束を強固に結束することができる。従って、電
線束を所定の形状に湾曲させて固定化することが容易に
なり、その結果、ワイヤーハーネスの組み立てにおい
て、上記電線束の固定化のために従来から使用されてい
たプロテクタ等の高価な付属部品を排除することが可能
であるという利点もある。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電線支持具の斜
視図である。
視図である。
【図2】第1の実施形態に係る電線束仮結束具の一部断
面正面図である。
面正面図である。
【図3】第2の実施形態に係る電線束仮結束具の斜視図
である。
である。
【図4】第2の実施形態に係る電線束仮結束具の一部断
面正面図である。
面正面図である。
【図5】第3の実施形態に係る電線束仮結束具の斜視図
である。
である。
【図6】第3の実施形態に係る電線束仮結束具の一部断
面正面図である。
面正面図である。
【図7】第4の実施形態に係る電線束仮結束具の斜視図
である。
である。
【図8】第4の実施形態に係る電線束仮結束具の他の使
用態様を示す斜視図である。
用態様を示す斜視図である。
【図9】第3の実施形態に係る電線束仮結束具の他の使
用態様を示す斜視図である。
用態様を示す斜視図である。
【図10】従来の電線支持具を用いた布線作業を示す要
部斜視図である。
部斜視図である。
10 電線支持具 11 布線板 12 電線 13 電線束 30 電線束仮結束具 32 ベースプレート 33 電線囲繞板 34 電線囲繞板 35 連結機構 52 囲繞空間 55 挿入案内部 58 引抜案内部 123〜126 挿通孔 131 取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 13/00 H01B 13/012 H05K 13/06
Claims (6)
- 【請求項1】一端部および他端部を有するベースブロッ
クと、 ベースブロックの一端部に基端部が取り付けられ、先端
部がベースブロックから所定方向に突設された第1の電
線囲繞部材と、 ベースブロックの他端部に基端部が取り付けられ、先端
部がベースブロックから上記所定方向と同方向に突設さ
れ、且つベースブロックおよび第1の電線囲繞部材と協
働してベースブロック上に配置される電線束を取り囲ん
で仮保持するための囲繞空間を形成し得る第2の電線囲
繞部材と、 第1および第2の電線囲繞部材両方の各基端部とベース
ブロックとの間にそれぞれ介在され、当該各基端部をベ
ースブロックに対して回動可能に連結し、両電線囲繞部
材の先端部同士が互いに当接して上記囲繞空間を形成す
る当接姿勢と、両部材の先端部同士が互いに所定の離隔
距離を有して離反する離反姿勢とに姿勢変化するのを許
容する連結機構とを備え、 上記ベースブロックには、当該ベースブロックを支持部
に対して着脱することのできる取付孔が形成され ている
ことを特徴とするワイヤーハーネス組立用の電線支持
具。 - 【請求項2】請求項1記載のワイヤーハーネス組立用の
電線支持具において、 ベースブロックに対する第1および第2の電線囲繞部材
の取付位置を、上記所定方向に沿って調整するための調
整機構がさらに備えられていることを特徴とするワイヤ
ーハーネス組立用の電線支持具。 - 【請求項3】請求項1または2記載のワイヤーハーネス
組立用の電線支持具において、 上記連結機構は、第1および第2の電線囲繞部材が常時
当接姿勢となるように弾性的に付勢する付勢手段を備え
ていることを特徴とするワイヤーハーネス組立用の電線
支持具。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のワイ
ヤーハーネス組立用の電線支持具において、 第1および第2の電線囲繞部材の先端部は、両電線囲繞
部材が当接姿勢となった状態で、電線を上記所定方向と
反対方向から上記囲繞空間内に挿入する際に電線挿入を
案内する挿入案内部を備えていることを特徴とするワイ
ヤーハーネス組立用の電線支持具。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のワイ
ヤーハーネス組立用の電線支持具において、 第1および第2の電線囲繞部材が当接姿勢となった状態
で、両電線囲繞部材の先端部の、上記囲繞空間の内側の
所定部は、電線束の囲繞空間からの引き抜きを案内する
引抜案内部を備えていることを特徴とするワイヤーハー
ネス用電線支持具。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載のワイ
ヤーハーネス用の電線支持具において、 上記囲繞空間は、略円形状に形成されることを特徴とす
るワイヤーハーネス用の電線支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19487896A JP3282508B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ワイヤーハーネス組立用の電線支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19487896A JP3282508B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ワイヤーハーネス組立用の電線支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1040752A JPH1040752A (ja) | 1998-02-13 |
JP3282508B2 true JP3282508B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=16331826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19487896A Expired - Fee Related JP3282508B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ワイヤーハーネス組立用の電線支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3282508B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4654057B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2011-03-16 | ヘラマンタイトン株式会社 | 結束工具用治具 |
JP4765551B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-09-07 | 住友電装株式会社 | 電線保持具 |
KR100776803B1 (ko) * | 2006-09-26 | 2007-11-19 | 한국전자통신연구원 | 다채널 퍼지 융합을 통한 지능형 로봇의 화자 인식 장치 및그 방법 |
JP5484984B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-05-07 | 古河電気工業株式会社 | 電線固定具及びワイヤハーネスの製造方法 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19487896A patent/JP3282508B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1040752A (ja) | 1998-02-13 |
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