JPH07234985A - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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JPH07234985A
JPH07234985A JP2711694A JP2711694A JPH07234985A JP H07234985 A JPH07234985 A JP H07234985A JP 2711694 A JP2711694 A JP 2711694A JP 2711694 A JP2711694 A JP 2711694A JP H07234985 A JPH07234985 A JP H07234985A
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Kenji Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防災監視装置に関し、受信機の処理負担を軽
減し、迅速に火災を検出することを目的とする。 【構成】 中継盤14,15に、アナログ火災感知器2
3,24,29,30,43,44から収集したデータ
に基づいて予備警報レベルを越えたか否かを判断する第
1判断手段63Aと、当該アナログ火災感知器23,2
4,29,30,43,44に対して集中ポーリングを
行う第1集中ポーリング手段63Bと、火災傾向にある
か否かを判断する第2判断手段63Cを設け、受信機1
1に、当該アナログ火災感知器23,24,29,3
0,43,44に対して直接集中ポーリングを行う第2
集中ポーリング手段72Aと、本火災の判断を行う第3
判断手段72Bを設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信機から引き出され
た主伝送路に中継盤を接続し、中継盤から引き出された
伝送路にアナログ火災感知器、防犯用センサなどの端末
を接続した防災監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視装置としては、
例えば図11に示すようなものがある(特開平2−31
0697号公報、参照)。図11において、1は受信機
を示し、受信機1は通常時には各中継器2A,2Bを順
次呼び出してそれぞれの中継器2A,2Bの状態を監視
し、同時に中継器2A,2Bではそれぞれに接続してあ
る伝送線3b,3cを介してアナログ感知器4を順次呼
び出してアナログデータを返信させる。
【0003】そして、中継器2A,2Bではアナログデ
ータをアナログレベル比較部2aによってしきい値と比
較し、そのアナログデータがしきい値を越えると伝送制
御部2bを動作させる。受信機1では伝送制御部2bの
動作があると、各中継器2A,2Bの呼び出しとともに
伝送制御部2bの動作があった当該中継器2A,2Bに
伝送線3b,3cを介して接続されているアナログ感知
器4を呼び出す多重伝送信号を伝送する。
【0004】動作している伝送制御部2bでは主伝送線
3a上の多重伝送信号を伝送線3b,3cに中継して伝
送線3b,3cに接続されているアナログ感知器4を受
信機1から呼び出すことができるようにし、中継された
多重伝送信号で呼び出されたアナログ感知器4はアナロ
グデータを呼び出しに応じて返信する。この返信信号は
伝送制御部2bを介して主伝送線3aに中継されて受信
機1へ返信され、このアナログデータを受信した受信機
1ではアナログデータを基に発報判断を行う。
【0005】このように、受信機1での通常のポーリン
グ時間は各中継器2A,2Bに対するポーリング時間で
済み、また、伝送制御部2bの動作時には当該中継器2
A,2Bに接続されたアナログ感知器4に対するポーリ
ング時間分だけ増えるだけであるから、装置全体のアナ
ログ感知器4を順次呼び出す場合のポーリング時間に対
して短くなり、しかもアナログデータのレベル比較と、
伝送制御部2bの動作切り換えだけで良いから構成や、
動作プログラムが簡単になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視装置にあっては、端末として火災感
知器のみが接続される場合は問題ないが、火災感知器以
外の感知器、例えば防犯用に使う熱線式人体検出器や、
照明設備と連動する人体検出器、または施設の入出退管
理を行うアクセスコントロールシステムなどが設けられ
ると、防犯センサやアクセスコントロールなどの信号量
は、火災感知器と比べ発生頻度が高く、受信機と中継器
間、中継器と端末間の伝送状態がビジーとなり、火災を
迅速に検出することができなくなる。特に、分散式防災
監視装置にあっては、接続端末数が増加すると中継器も
増加し、受信機一台で中継器および端末を監視制御する
ことは困難であった。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、端末として、火災感知器や、
防犯センサなどが混在しても受信機の処理負担を軽減
し、迅速に火災を検出することができる防災監視装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、受信機11から引き出された主伝
送路12,13に中継盤14,15を接続し、該中継盤
14,15から引き出された伝送路16,17に自己の
アドレスを有するアナログ火災感知器23,24,2
9,30,43,44、防犯用センサ25,26,3
4,35などの端末を直接または中継器28,39を介
して接続し、前記中継盤14,15から前記端末の端末
アドレスを呼び出して端末情報を収集し前記受信機に送
る防災監視装置において、前記中継盤14,15に、前
記アナログ火災感知器23,24,29,30,43,
44から収集したデータに基づいて予備警報レベルを越
えたか否かを判断する第1判断手段62Aと、該第1判
断手段62Aで予備火災レベルを越えたと判断したと
き、当該アナログ火災感知器23,24,29,30,
43,44に対して集中ポーリングを行う第1集中ポー
リング手段62Bと、該第1集中ポーリング手段62B
による集中ポーリングで当該アナログ火災感知器23,
24,29,30,43,44の詳細情報を収集し、詳
細情報に基づいて火災傾向にあるか否かを判断する第2
判断手段62Cを設け、前記受信機11に、前記中継盤
14,15からの火災傾向にあると判断した判断情報に
基づいて当該アナログ火災感知器23,24,29,3
0,43,44に対して直接集中ポーリングを行う第2
集中ポーリング手段72Aと、該第2集中ポーリング手
段72Aで得た情報に基づいて本火災の判断を行う第3
判断手段72Bを設けたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記受信機11が、前記
中継盤14,15を介して前記端末より人体存在検出信
号を得たときは、前記アナログ火災感知器23,24,
29,30,43,44の感度を低めに設定し、前記端
末より人体不存在検出信号を得たいときは、前記アナロ
グ火災感知器23,24,29,30,43,44の感
度を高めに設定して、前記本火災の判断を行うことを特
徴とする。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本発明の防災監視装置
によれば、中継盤14,15ではアナログ火災感知器2
3,24,29,30,43,44から収集したデータ
に基づいて予備警報レベルを越えたか否かを判断し、越
えたときは、アナログ火災感知器23,24,29,3
0,43,44に集中ポーリングを行い、集中ポーリン
グにより当該アナログ火災感知器23,24,29,3
0,43,44の詳細情報を収集し、収集した詳細情報
に基づいて火災傾向にあるか否かを判断し、火災傾向に
あると判断したときは、判断情報を受信機11に送る。
【0011】受信機11では、中継盤14,15より火
災傾向を判断する判断情報を受信すると、当該アナログ
火災感知器23,24,29,30,43,44に直接
に集中ポーリングを行い、集中ポーリングによって得ら
れた情報に基づいて本火災判断を行う。このように、中
継盤14,15で火災傾向を判断し、最後の本火災判断
を受信機11で行うようにしたため、受信機側の処理負
担を軽減することができ、かつ、中継盤14,15、受
信機11ともに集中ポーリングを行うので、迅速に火災
を検出することができる。
【0012】また、受信機11では、人体存在検出信号
が得られたときは、アナログ火災感知器23,24,2
9,30,43,44の感度を変更して本火災判断を行
うようにしたため、火災判断を精度良く行うことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図10は本発明の一実施例を示す図であ
る。図2は本発明の一実施例に係る全体構成図である。
図2において、11は受信機であり、受信機11は中央
監視室や管理人室などに設置される。受信機11からは
複数の主伝送路12,13が引き出され、主伝送路1
2,13には中継盤14,15がそれぞれ接続される。
中継盤14からは信号線、電源線、コモン線の3線より
なる複数の伝送路16,17,18が引き出され、伝送
路16上には第1監視エリア19および第2監視エリア
20がそれぞれ設けられ、伝送路17,18上には第3
監視エリア21および第4監視エリア22がそれぞれ設
けられる。第1〜第4監視エリア19〜22は、事務所
や会議室などよりなる。
【0014】第1監視エリア19にはアナログ火災感知
器23,24と防犯センサ25,26とセット/解除ス
イッチ27が組み合わせられ、グループ化されて設けら
れる。すなわち、第1監視エリア19の伝送路19には
アナログ火災感知器23,24および中継器28が接続
され、中継器28には防犯センサ25,26およびセッ
ト/解除スイッチ27が接続される。
【0015】アナログ火災感知器23,24は中継器と
しての機能を内蔵しており、熱センサや煙濃度センサで
検出したアナログデータを中継盤14、または中継盤1
4を介して受信機11に送出する。防犯センサ25,2
6は、例えば人体から放出される赤外線エネルギーを検
出して侵入者を検出して検出信号を中継器28、中継盤
14を介して受信機11に送出する。セット/解除スイ
ッチ27は手動で操作され、人が第1監視エリア19に
入るときオフ操作で、防犯センサ25,26が解除さ
れ、人が第1監視エリア19から出るときオン操作で防
犯センサ25,26がセットされる。
【0016】したがって、セット/解除スイッチ27が
解除モードで、防犯センサ25,26がオンのとき、第
1監視エリア19に人体が存在すると判断し、アナログ
火災感知器23,24の感度変更を行う。また、セット
/解除スイッチ27がセットモードで防犯センサ25,
26がオンのとき、防犯警報信号が中継器28、中継盤
14を介して受信機11に送出され、受信機11で防犯
警報報知処理を行う。
【0017】次に、第2監視エリア20には、アナログ
火災感知器29,30と、オンオフ火災感知器31,3
2と、カード式の入出退管理装置33と、防犯センサ3
4,35と、セット/解除スイッチ36が組み合わせら
れ、グループ化されて設けられる。すなわち、第2監視
エリア20の伝送路16にはアナログ火災感知器29,
30および中継器37,38,39がそれぞれ接続さ
れ、中継器37にはカード式の入出退管理装置33が接
続され、中継器38には複数のオンオフ火災感知器3
1,32が接続され、中継器39には防犯センサ34,
35とセット/解除スイッチ36がそれぞれ接続され
る。
【0018】オンオフ火災感知器31,32は、中継盤
14からの中継器38を介して呼出信号により応答し、
火災検出が行われると、感知器接点が閉じ、感知器回線
間を短絡し、中継器28、中継盤14を介して火災検出
信号を受信機11に送る。したがって、オンオフ火災感
知器31,32は、火災を検出すると受信機11、また
は中継盤14より復旧が行われるまで、オン状態が続
く。したがって、オンオフ火災感知器31,32は、ア
ナログ火災感知器23,24,29,30と異なり、感
度の変更は行われない。
【0019】カード式の入出退管理装置33は、電源端
子40を介して電源供給を受け、カードリーダ41にカ
ードを挿入することで、ドア42を開閉し、入出退管理
を行う。ここでは、カード式の入出退管理装置33は、
カードの挿入に伴なう最初の入室で人体存在検出信号を
中継器37、中継盤14を介して受信機11に送出し、
カードの挿入に伴なう最後の人の退室で人体不存在検出
信号を中継器37、中継盤14を介して受信機11に送
出する。したがって、カード式の入出退管理装置33が
入室時のカードの挿入に伴なう人体存在検出信号を送出
したときは、第2監視エリア20に人体が存在すると判
断して、アナログ火災感知器29,30の感度を変更
し、退室時のカードの挿入に伴なう人体不存在検出信号
を送出したときは、第2監視エリア20に人体が存在し
なくなったと判断して、アナログ火災感知器29,30
の感度を元に戻す。
【0020】セット/解除スイッチ36は、防犯センサ
34,35のセットまたは解除を行うもので、防犯セン
サ34,35をセットした状態で防犯センサ34,35
がオンのとき、受信機11で防犯警報処理を行い、防犯
センサ34,35を解除した状態で防犯センサ34,3
5がオンのとき、人体が存在すると判断し、アナログ火
災感知器29,30の感度を変更する。この第2監視エ
リア20においては、人体の存在をカード式入出退管理
装置33が検出するとともに、防犯センサ34,35お
よびセット/解除スイッチ36でも検出する。
【0021】次に、第3監視エリア21には、アナログ
火災感知器43,44と、オンオフ火災感知器45,4
6と、オン/オフスイッチ47が組み合わせられ、グル
ープ化されて設けられる。すなわち、第3監視エリア2
1の伝送路17にはアナログ火災感知器43,44、中
継器48が接続され、伝送路18には中継器49がそれ
ぞれ接続され、中継器48には複数のオンオフ火災感知
器45,46が接続され、中継器49にはオン/オフス
イッチ47がそれぞれ接続される。
【0022】人が第3監視エリア21に入ると、オン/
オフスイッチ47がオン操作され、人体存在検出信号が
中継器49、中継盤14を介して受信機11に送出さ
れ、人が出ていなくなると、オン/オフスイッチ47が
オフ操作され、人体不存在検出信号が中継器49、中継
盤14を介して受信機11に送出される。したがって、
オン/オフスイッチ47がオンになると、アナログ火災
感知器43,44の感度が変更され、オン/オフスイッ
チ47がオフになると、アナログ火災感知器43,44
の感度が元に戻るようになっている。なお、オン/オフ
スイッチ47としては、例えば照明制御用スイッチがあ
る。
【0023】次に、第4監視エリア22には、アナログ
火災感知器50,51と、照明装置52,53と、人体
検出器54,55と、セット/解除スイッチ56が組み
合わせられ、グループ化されて設けられている。すなわ
ち、第4監視エリア22の伝送路17には中継器57、
アナログ火災感知器50,51および中継器58がそれ
ぞれ接続され、伝送路18には中継器59が接続され、
中継器57には人体検出器54,55が接続され、中継
器58には照明装置52,53が接続され、中継器59
にはセット/解除スイッチ56が接続される。照明装置
52,53には電源端子60より電源が供給される。ま
た、伝送路18には他の監視エリアのアナログ火災感知
器61,62が接続される。
【0024】人体検出器54,55は、前記防犯センサ
25,26,34,35と同様な構造を有し、人体存在
を検出すると、信号を中継盤14を介して受信機11に
送出する。受信機11は人体検出器54,55よりオン
信号を受信すると、中継盤14を介して照明装置52,
53をオンにする。セット/解除スイッチ56は、人が
出るときオン操作により人体検出器54,55をセット
し、人が入るときオフ操作により、人体検出器54,5
5を解除する。したがって、セット/解除スイッチ56
が解除モードのときで、人体検出器54,55がオンの
とき、人体存在を検出し、アナログ火災感知器50,5
1の感度を変更し、セット/解除スイッチ56がセット
モードのときで、人体検出器54,55がオンになる
と、受信機11では防犯警報処理を行う。
【0025】一方、中継盤14にはCPUを用いた制御
部63が設けられ、制御部63に対しては、複数の伝送
部64,65,66、表示部67、操作部68、メモリ
部69、鳴動部70および電源部71が設けられてい
る。制御部63は、アナログ火災感知器23,24,2
9,30,43,44,50,51から収集したアナロ
グデータに基づいて予備火災レベルを越えたか否かを判
断する第1判断手段63Aとしての機能、第1判断手段
63Aで予備火災レベルを越えたと判断したとき、当該
アナログ火災感知器23,24,29,30,43,4
4,50,51に対して集中ポーリングを行う第1集中
ポーリング手段63Bとしての機能、および第1集中ポ
ーリング手段63Bによる集中ポーリングで当該アナロ
グ火災感知器23,24,29,30,43,44,5
0,51の詳細情報を収集し、収集した詳細情報に基づ
いて火災傾向にあるか否かを判断する第2判断手段63
Cとしての機能を有する。
【0026】ここで、アナログデータが予備警報レベル
を越える場合とは、図3に示すように、例えばサンプル
データが10個のうち7個が第1レベルを越えたときを
いう。また、火災傾向にあるとは、例えば所定数のサン
プルデータが第2レベルを越えた場合をいう。また、図
4に示すように、アナログデータが予備警報レベルを越
えた場合とは、2個目以降のサンプルデータと前データ
の差分をとり、0.5をかけ、前データに加え、そのデ
ータが第1レベルを越えたときをいう。これを式で示す
と、Y=Y+ΔY/2となる。図4中、黒丸は実データ
を示し、三角印は加工データを示す。また、火災傾向に
あるとは、例えば加工データが第2レベルを越えた場合
をいう。
【0027】このように、アナログデータが予備警報レ
ベルを越えたときは、当該アナログ火災感知器23,2
4,29,30,43,44,50,51が所属するグ
ループである第1〜第4監視エリア19〜22のアナロ
グ火災感知器23,24、またはアナログ火災感知器2
9,30、またはアナログ火災感知器43,44、また
はアナログ火災感知器50,51の同じ端末アドレスに
対して繰り返して集中ポーリングを行う。
【0028】この集中ポーリングにより当該アナログ火
災感知器23,24,29,30,43,44,50,
51から詳細情報を収集し、収集した詳細情報に基づい
て火災傾向にあると判断した場合には、制御部63は、
火災傾向にあるという判断情報を受信機11に送る。予
備警報レベルおよび火災傾向にあるときは、表示部67
により表示され、また、鳴動部70により報知される。
【0029】メモリ部69には予備警報レベルを越えた
と判断するための第1レベルおよび火災傾向にあると判
断するための第2レベルの各レベル値などがそれぞれ収
納される。また、操作部68により、メモリ部69に格
納した各レベル値を変更して設定することができる。
【0030】中継盤14の制御部63は端末アドレスを
含むフォーマット構成の電文を作成して伝送路16に送
出し、アナログ火災感知器23,24,29,30およ
び中継器28,37〜39に対するポーリングを行って
いる。同様に、制御部63は、伝送路17を介して、ア
ナログ火災感知器43,44,50,51および中継器
48,57,58に対するポーリングを行い、また、伝
送路18を介してアナログ火災感知器61,62および
中継器49,50に対してポーリングを行っている。ア
ナログ火災感知器23,24,29,30,43,4
4,50,51および中継器28,37〜39,48,
49,57〜59のそれぞれには、固有の端末アドレス
が予め設定されており、中継盤14からの端末アドレス
に自己アドレスが一致すると、受信したコマンド信号に
基づいた処理を実行する。この場合、定常状態における
ポーリングに対し中継器28,37〜39,48,4
9,57〜59およびアナログ感知器23,24,2
9,30,43,44,50,51にあっては、検出情
報の返送コマンドが入っていることから自己アドレスと
そのときの検出情報の応答データを作成して中継盤14
に返送する。
【0031】複数の中継盤14,15がそれぞれ主伝送
路12,13を介して接続される受信機11には、CP
Uを用いた制御部72が設けられ、制御部72には複数
の伝送部73,74、表示部75、操作部76、メモリ
部77、鳴動部78および電源部79が設けられてい
る。受信機11の制御部72は、中継盤14,15から
の火災傾向にあると判断した判断情報を伝送部73,7
4を介して受信すると、受信した判断情報に基づいて当
該アナログ火災感知器23,24,29,30,43,
44,50,51に対して直接集中ポーリングを行う第
2集中ポーリング手段72Aとしての機能を有し、ま
た、第2集中ポーリング手段72Aで得た情報に基づい
て本火災判断を行う第3判断手段72Bとしての機能を
有する。
【0032】また、制御部72は、本火災判断を行う際
に、中継盤14,15を介して人体存在検出信号を得た
ときは、アナログ火災感知器23,24,29,30,
43,44,50,51の感度を低めに設定し、人体不
存在検出信号を得たときは、アナログ火災感知器23,
24,29,30,43,44,50,51の感度を高
めに設定して、本火災の判断を行う。
【0033】また、制御部72は、中継盤14,15を
介して防犯情報を受信すると、防犯警報報知処理を行
う。火災傾向になったと判断されたときの判断情報を受
信したとき、本火災によると判断したとき、または、防
犯情報を受信したときは、表示部75にそれぞれ表示さ
れ、また、鳴動部78により報知される。メモリ部77
には、火災傾向の判断情報を受けて、本火災を判断する
ためのレベル値などが予め格納されており、レベル値は
人体存在検出信号が得られたときは、低めに設定され、
人体不存在検出信号が得られたときは、高めに設定され
る。
【0034】操作部76により、メモリ部77に予め格
納されたレベル値を変更設定することができる。次に、
図5は図2に示した中継盤14,15と中継器、アナロ
グ感知器間での定常監視状態の呼出しおよび応答を示し
たタイミングチャートである。図5において、中継盤1
4は呼出コマンドC1および端末アドレスA1,A2,
A3,A4,・・・を含む呼出信号を順次送信してい
る。この呼出信号は図6に取り出して示すように、8ビ
ットのコマンドフィールド、8ビットのアドレスフィー
ルド、更に8ビットのチェックサムフィールドの3バイ
トで構成される。
【0035】各バイトの前後にはスタートビット、パリ
ティビットおよびストップビットを1ビットずつ設けて
いる。コマンドフィールドはアドレスとは無関係に全端
末に対し中継盤14,15からの呼出信号が何を意味す
るかを示すために使用される。中継盤14,15からの
呼出信号に対し、呼出信号に含まれるアドレスの一致照
合が得られた場合には端末応答信号が送出される。端末
応答信号は図7に取り出して示すように、8ビットのデ
ータフィールドと8ビットのチェックサムフィールドの
2バイトで構成され、各バイトの前後にはスタートビッ
ト、パリティビットおよびストップビットが設けられて
いる。
【0036】次に、動作を説明する。図8は中継盤1
4,15から端末に対するポーリングを説明するフロー
チャートである。図8において、まず、電源を投入する
と、ステップS1で所定の初期設定が行われ、ステップ
S2でポーリングのための端末アドレスnを最初のアド
レスn=1にセットする。続いてステップS3でアドレ
スn=1の端末にポーリングし、応答を待ってステップ
S4で応答信号の処理を行う。
【0037】応答信号の処理を行う際に、収集したアナ
ログデータに基づいてステップS5で集中ポーリングを
行うか否かを判断し、アナログデータが予備警報レベル
を越えたときは、ステップS6で同じ端末アドレスnに
ポーリングして、集中ポーリングを行う。ステップS5
で集中ポーリングのモードでないときは、ステップS7
で最終アドレスに達したか否かをチェックし、ステップ
S8で端末アドレスnを1つインクリメントし、ステッ
プS3で次の端末アドレスに対するポーリングを繰り返
す。
【0038】次に、図9は中継盤14,15の処理を説
明するフローチャートである。図9において、ステップ
S11で中継盤14の制御部63は受信した情報がアナ
ログ火災感知器23,24,29,30,43,44,
50,51からのアナログデータであるか否かを判別
し、アナログデータであるときは、ステップS12で受
信したアナログデータが予備警報レベルを越えたか否か
を判断する。
【0039】この場合、図3に示すように、サンプルデ
ータが10個のうちの7個が第1レベルを越えたとき
に、予備警報レベルを越えたと判断する。または、図4
に示すように、サンプルデータの2個目以降のデータと
前データの差分を取り、0.5をかけ、前データに加
え、そのデータが第1レベルを越える場合に予備警報レ
ベルになったと判断する。
【0040】予備警報レベルを越えたときは、ステップ
S13で集中ポーリングを行う。すなわち、当該アナロ
グ火災感知器23,24,29,30,43,44,5
0,51の同じ端末アドレスに対して集中ポーリングを
行い、詳細情報を収集する。次に、ステップS14で得
られた詳細情報に基づいて火災傾向にあるか否かを判断
する。例えば、図3に示すように、サンプルデータのう
ちの所定数が第2レベルを越えたとき、火災傾向にある
と判断する。または、図4に示すように、加工して得ら
れたデータが第2レベルを越えたとき、火災傾向にある
と判断する。
【0041】ステップS14で火災傾向にあると判断し
たときは、ステップS15で判断情報を受信機11に送
る。一方、ステップS11でアナログ火災感知器23,
24,29,30,43,44,50,51からのアナ
ログデータではなく、ステップS16でその他の端末情
報、すなわち、人体存在検出信号、防犯情報、オンオフ
火災感知器31,32,45,46からの火災情報のと
きは、ステップS17で受信機11に転送処理する。
【0042】次に、図10は受信機11の処理を説明す
るフローチャートである。図10において、まず、ステ
ップS21で受信機11の制御部72は受信した情報が
火災傾向を判断した判断情報であるか否かを判別し、判
断情報であるときは、ステップS22で中継盤14,1
5を介して当該アナログ火災感知器23,24,29,
30,43,44,50,51を直接呼び出し、その当
該アナログ火災感知器23,24,29,30,43,
44,50,51に対して直接に集中ポーリングを行
う。
【0043】次に、ステップS23で集中ポーリングに
よって得られた情報に基づいて本火災であるか否かを判
断する。本火災であると判断したときは、ステップS2
4で本火災報知処理を行う。すなわち、本火災を表示部
25に表示し、鳴動部78により報知する。一方、ステ
ップS25で人体存在検出信号が得られたときは、ステ
ップS26で当該アナログ火災感知器23,24,2
9,30,43,44,50,51の感度を低めに設定
し、ステップS23で低めの感度で本火災の判断を行
う。なお、人体不存在検出信号が得られたときは、感度
は変更せず、通常の高めの感度で火災判断を行う。
【0044】次に、ステップS27で防犯センサ25,
26,34,35または人体検出器54,55より防犯
情報が得られたときは、ステップS28で防犯報知処理
を行う。すなわち、表示部75に防犯警報を表示し、鳴
動部79で防犯警報を報知する。このように、中継盤1
4,15はアナログ火災感知器23,24,29,3
0,43,44,50,51のアナログデータを収集
し、予備警報レベルを越えたときは、当該アナログ火災
感知器23,24,29,30,43,44,50,5
1に対して集中ポーリングを行い、集中ポーリングによ
って得られた詳細情報に基づいて火災傾向にあるか否か
を判断し、火災傾向にあると判断したときは、判断情報
を受信機11に送る。この判断情報を受けた受信機11
は、当該アナログ火災感知器23,24,29,30,
43,44,50,51に対して集中ポーリングを行
い、集中ポーリングによって得られた情報に基づいて本
火災の判断を行う。
【0045】本火災の判断は、例えば予め設定した所定
のしきい値を2回連続して越えた場合をいう。また、集
中ポーリングによって得られた情報の平均値を演算し、
該平均値を予め設定した所定のしきい値と比較して本火
災と判断しても良い。したがって、受信機11側の処理
負担を軽減することができ、中継盤14,15、受信機
11も集中ポーリングを行うので、迅速に火災の検出を
行うことができる。
【0046】また、人体存在検出信号が得られたとき
は、感度を変更して、本火災の判断を行うので、精度良
く火災判断を行うことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、中継盤で予備警報レベルになったと、集中ポーリン
グを行い、火災傾向にあるか否かを判断し、火災傾向に
あると判断したとき、判断情報を受信機に送り、受信機
では判断情報に基づいて集中ポーリングを行い、本火災
判断を行うようにしたため、受信機側の処理負担を軽減
することができ、中継盤、受信機でも集中ポーリングを
行うので、迅速に火災の検出を行うことができる。
【0048】また、人体の存在を検出したときは、感度
を変更して、本火災の判断を行うため、精度良く火災判
断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示す全体構成図
【図3】予備警報レベルおよび火災傾向の説明図
【図4】予備警報レベルおよび火災傾向の他の説明図
【図5】中継盤と端末間の伝送動作の説明図
【図6】中継盤からの電文フォーマットの説明図
【図7】端末からの電文フォーマットの説明図
【図8】中継盤のポーリングを説明するフローチャート
【図9】中継盤の動作を説明するフローチャート
【図10】受信機の動作を説明するフローチャート
【図11】従来例を示す図
【符号の説明】
11:受信機 12,13:主伝送路 14,15:中継盤 16〜18:伝送路 19〜22:第1〜第4監視エリア 23,24,29,30,43,44,50,51,6
1,62:アナログ火災感知器 25,26,34,35:防犯センサ 27,36,56:セット/解除スイッチ 28,37〜39,48,49,57〜59:中継器 31,32,45,46:オン/オフ火災感知器 33:入出退管理装置 40,60:電源端子 41:カードリーダ 42:ドア 47:オン/オフスイッチ 52,53:照明装置 54,55:人体検出器 63,72:制御部 63A:第1判断手段 63B:第1集中ポーリング手段 63C:第2判断手段 64〜66,73,74:伝送部 67,75:表示部 68,76:操作部 69,77:メモリ部 70,78:鳴動部 71,79:電源部 72A:第2集中ポーリング手段 72B:第3判断手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機から引き出された主伝送路に中継盤
    を接続し、該中継盤から引き出された伝送路に自己のア
    ドレスを有するアナログ火災感知器、防犯用センサなど
    の端末を直接または中継器を介して接続し、前記中継盤
    から前記端末の端末アドレスを呼び出して端末情報を収
    集し前記受信機に送る防災監視装置において、 前記中継盤に、前記アナログ火災感知器から収集したデ
    ータに基づいて予備警報レベルを越えたか否かを判断す
    る第1判断手段と、 該第1判断手段で予備火災レベルを越えたと判断したと
    き、当該アナログ火災感知器に対して集中ポーリングを
    行う第1集中ポーリング手段と、 該第1集中ポーリング手段による集中ポーリングで当該
    アナログ火災感知器の詳細情報を収集し、詳細情報に基
    づいて火災傾向にあるか否かを判断する第2判断手段を
    設け、 前記受信機に、前記中継盤からの火災傾向にあると判断
    した判断情報に基づいて当該アナログ火災感知器に対し
    て直接集中ポーリングを行う第2集中ポーリング手段
    と、 該第2集中ポーリング手段で得た情報に基づいて本火災
    の判断を行う第3判断手段を設けたことを特徴とする防
    災監視装置。
  2. 【請求項2】前記受信機は、前記中継盤を介して前記端
    末より人体存在検出信号を得たときは、前記アナログ火
    災感知器の感度を低めに設定し、前記端末より人体不存
    在検出信号を得たときは、前記アナログ火災感知器の感
    度を高めに設定して、前記本火災の判断を行うことを特
    徴とする請求項1記載の防災監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012248223A (ja) * 2012-09-14 2012-12-13 Panasonic Corp 火災警報システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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