JPH0723449U - 棚受具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁面等への取り付けや棚板の取り付けが容易
で、大きな荷重に耐え得る棚受具を提供する。 【構成】 棚板支持板１と取付板２の端部間に補強板３
を着脱自在に設け、棚板支持板１と取付板２に複数の挿
通孔４を形成する。取付作業時には、補強板３を外して
木ネジ９を締め付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、棚板を支持する棚受具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種の棚受具として、図５に示すように、金属製の帯板を三角形状に折り曲 げて、棚板支持板２１、取付板２２及び補強板２３を形成し、棚板支持板２１と 取付板２２に複数の挿通孔２４を設け、その帯板の両端の突き合わせ部を溶接し て溶接部を研削し、肉盛りを除去したものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のような棚受具では、壁面等に取り付ける時や、棚板を取 り付ける時に、挿通孔２４に木ネジをねじ込むにあたって、補強板２３とドライ バーが干渉し、木ネジに対して垂直にドライバーを立てることができず、取り付 けに非常に手間がかかった。また、溶接部の強度が低く、大きな荷重に耐えられ なかった。

【０００４】 そこで、この考案の課題は、取り付け作業が容易で、大きな荷重に耐え得る棚 受具を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するため、この考案においては、棚板支持板と、その棚板支 持板の一端から折り曲げて形成された取付板に複数の挿通孔を設け、前記棚板支 持板の他端部と取付板の端部間に、補強板を着脱自在に設けた構造としたのであ る。

【０００６】

【作用】

この考案に係る棚受具は、棚板支持板と取付板の端部間に補強板を着脱自在に 設け、棚板支持板と取付板に複数の挿通孔を設けた構造としたので、壁面等へ取 り付ける時や、棚板を固定する時に補強板を取り外すことにより、挿入孔に挿入 する木ネジの頭部に対して垂直にドライバーを立てることができる。

【０００７】

【実施例】

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。

【０００８】 図１及び図２に示すように、金属性の帯板のほぼ９０°の折り曲げによって棚 板支持板１の一端に取付板２が設けられ、各板１、２の両端から内方に向けて連 結片５、５が形成されている。前記棚板支持板１と取付板２には複数の挿通孔４ が設けられ、一方、連結片５にはビス孔６が形成されている。一対の連結片５、 ５間に設けられた帯状の補強板３の両端部には、ビス孔６、６の間隔に合わせて ネジ孔７、７が設けられ、ビス孔６、６からネジ孔７、７にねじ込むビス８、８ の締め付けによって補強板３が固定される。

【０００９】 この棚受具を取り付ける際には、図３に示すように、補強板３を外し、取付板 ２を壁面等の取り付け面に沿わせて、挿通孔４に木ネジ９を挿入し、ドライバー １０を連結片５、５の間より差し入れて締め付ける。そして、図２に示すように 、棚板１１を棚板支持板１内面に載置し、棚板支持板１の下方から挿通孔４に木 ネジ９を挿入し、締め付けて固定した後、補強板３を取り付ける。また、この棚 受具は、図４に示すように、上下を反転して使用することもできる。この場合、 棚板支持板１の外面で棚板１１を支持し、補強板３を取り外した状態で、棚板支 持板の下方から棚板１１に木ネジ９を締め付ける。

【００１０】

【効果】

この考案によれば、以上のように、棚板支持板と取付板の端部間に補強板を着 脱自在に設け、棚板支持板と取付板に複数の挿通孔を設けたので、取り付け作業 時に補強板を外すことにより、挿通孔に挿入する木ネジの頭部に垂直にドライバ ーを立てることができ、壁面等への取り付けや、棚板の固定が容易に行える。

【００１１】 また、金属帯板のプレス成形によって棚板支持板と取付板が造れるため、強度 的にも優れたものになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す斜視図

【図２】同上の縦断側面図

【図３】同上の取り付け状態を示す縦断側面図

【図４】同上の棚板の他の支持例を示した縦断側面図

【図５】従来の棚受具を示す斜視図

【符号の説明】

１ 棚板支持板 ２ 取付板 ３ 補強板 ４ 挿通孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 棚板支持板と、その棚板支持板の一端か
   らほぼ直角に折り曲げて形成された取付板のそれぞれに
   複数の挿通孔を設け、前記棚板支持板の他端部と取付板
   の端部間に、補強板を着脱自在に設けた棚受具。