JP2571454Y2 - 長尺物の取付け具 - Google Patents

長尺物の取付け具

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JP2571454Y2
JP2571454Y2 JP1993036932U JP3693293U JP2571454Y2 JP 2571454 Y2 JP2571454 Y2 JP 2571454Y2 JP 1993036932 U JP1993036932 U JP 1993036932U JP 3693293 U JP3693293 U JP 3693293U JP 2571454 Y2 JP2571454 Y2 JP 2571454Y2
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嘉作 鎌田
明 鎌田
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嘉作 鎌田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線管や空調配管、電
線などの長尺物を床面や壁面等に沿って配設する場合に
用いられる取付け具であって、詳しくは、複数本の長尺
物を当て付け可能な受止め部を有する固定受台と、前記
長尺物に外套させ、かつ、前記受止め部の裏面に係止さ
せた状態での締め付け操作により、前記長尺物を受止め
部の表面に押し付け固定する締め付け具とを備えた長尺
物の取付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の取付け具では、図12に示すよう
に、前記固定受台50の受止め部50Aのうち、長尺物
Pの長手方向に対して直交する方向の両端部50a,5
0bの各々を、長尺物Pの長手方向と平行な一直線状の
端面に形成していた(例えば、実公昭43−13130
号公報、実開昭58−6522号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種の取付け具を用
いて長尺物Pを床面等に固定する際、取付け具の取付け
スペースや長尺物Pの並設間隔等の施工条件によって
は、図12に示すように、二個の固定受台50,50を
長尺物Pの長手方向に対して直交する方向に並置し、そ
れら固定受台50,50の隣接端部50a,50b間に
亘って一つの長尺物Pを載置するとともに、当該長尺物
Pを、隣接する両固定受台50,50に亘って係止保持
させた締め付け具51にて締め付け固定することがあ
る。このとき、前記固定受台50の取付け位置の誤差に
よって、隣接する両固定受台50,50の隣接端部50
a,50b間に隙間Sが発生したり、或いは、前記長尺
物Pの並設間隔によっては、隣接する両固定受台50,
50の隣接端部50a,50b間に隙間Sを形成しなけ
ればならない場合があり、その結果、いずれの場合で
も、長尺物Pが前記隙間Sに落ち込むため、並設される
長尺物Pの取付け高さにバラツキが生じるばかりでな
く、落ち込んだ長尺物が両固定受台50,50の隣接端
部50a,50bのエッジに当接し、かつ、この状態で
締め付け具51にて強く締め付け固定されるため、長尺
物Pが損傷することがあった。本考案は、上述の実情に
鑑みたものであって、その目的は、並設された固定受台
の隣接端部間に亘って長尺物を取付ける必要が生じた場
合であっても、並設する固定受台の取付け作業及び長尺
物の配設作業の容易化を図りながら、複数の長尺物をそ
れらの取付け高さ位置を揃えた状態で良好に締め付け固
定することができ、しかも、固定受台のエッジとの圧接
に起因する長尺物の損傷も抑制することができるように
する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案による長尺物の取付け具では、冒記した構成
において、前記固定受台の受止め部のうち、長尺物の長
手方向に対して直交する方向の一端部に、他の同一形状
の固定受台の受止め部の他端部に形成された第2係合部
に対して前記直交方向から係合自在な第1係合部を形成
するとともに、前記受止め部の直交方向の他端部には、
他の同一形状の固定受台の受止め部の一端部に形成され
た第1係合部に対して前記直交方向から係合自在な第2
係合部を形成して、前記第1係合部及び第2係合部を、
長尺物に対する受止め面に構成してある事を特徴とする
ものであり、それによる作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】複数個の固定受台を長尺物の長手方向に対して
直交する方向に並置して、それら固定受台の隣接端部間
亘って一つの長尺物を固定する必要が生じても、隣接
する一方の固定受台の受止め部の一端に形成した第1係
合部と他方の固定受台の受止め部の他端に形成した第2
係合部とを前記直交方向から係合させることができるか
ら、例え、長尺物の配設間隔よって両固定受台を少し離
間した状態で配置しなければならない事態が発生した
り、或いは、固定受台の取付け位置に誤差が発生して
も、前記両係合部が入り込む係合状態に維持されている
限り、前記両係合部にて構成される受止め面で長尺物を
安定良く受け止めることができ、固定受台の隣接端部間
に長尺物が落ち込むことを防止することができる。
【0006】
【考案の効果】従って、並設された固定受台の隣接端部
間に亘って長尺物を取付ける必要が生じた場合であって
も、両係合部の係合深さ範囲内での取付け誤差及び長尺
物の配設間隔の変動は許容されるから、並設する固定受
台の取付け作業及び長尺物の配設作業の容易化を図りな
がらも、複数の長尺物をそれらの取付け高さ位置を揃え
た状態で良好に締め付け固定することができ、しかも、
固定受台のエッジとの圧接に起因する長尺物の損傷も抑
制することができる。
【0007】
【実施例】図1〜図3は、長尺物の一例である電線管P
の取付け具を示し、これは、電線管Pを当て付け可能な
受止め部1を有する固定受台Aと、電線管Pに外套さ
せ、かつ、前記受止め部1の裏面1bに係止させた状態
での締め付け操作により、電線管Pを受止め部1の表面
1aに押し付け固定する締め付け具Bとを主要構成とし
て備えている。前記固定受台Aは、図4〜図11に示す
ように、板部材をコの字状に屈曲形成することによっ
て、水平な受止め部1と一対の脚部2とが構成されてい
るとともに、前記受止め部1の長手方向(電線管Pの長
手方向に対して直交する方向)の中央部には、当該固定
受台1を床面や壁面等の取付け面Wにビス3にて固定す
るための楕円状のビス孔4が形成されており、更に、前
記受止め部1のうち、前記ビス孔4と長手方向両端部と
の間に位置する中間部分の各々には、前記締め付け具B
を構成する一対の押え部材5のうち、それらの下端部に
形成されたほぼTの字状の係止部分5Aの挿抜を許容す
る長方形状の開口6が形成されている。前記電線管Pの
長手方向での開口6の幅L1は、押え部材5の係止部分
5Aの幅L2よりも小に構成されている。そして、前記
受止め部1の長手方向の一端部には、他の同一形状の固
定受台Aの受止め部1の他端部に形成された凸状の第2
係合部8に対して前記長手方向から入り込み状態で係合
する凹状の第1係合部7が形成されているとともに、前
記受止め部1の長手方向の他端部には、他の同一形状の
固定受台Aの受止め部1の一端部に形成された凹状の第
1係止部7に対して前記長手方向から入り込み状態で係
合する凸状の第2係合部8が形成されていて、前記第1
係合部7及び第2係合部8が、電線管Pに対する受止め
面に構成されている。前記締め付け具Bは、一対の押え
部材5と、これら両押え部材5の上端側に形成された連
結部分5Bに亘って挿入されるボルト9、及び、当該ボ
ルト9の突出ネジ部に螺合されるナット10とからな
り、更に、前記押え部材5の中間部分5Cは、電線管P
の上半部の外面に沿った弧状に屈曲形成されている。そ
して、図3に示すように、前記一対の押え部材5の係止
部分5Aを前記開口7を通して受止め部1の裏面1bに
係止させたのち、これら両押え部材5の連結部分5Bに
挿入したボルト9とナット10とを締め付け方向に螺合
操作すると、前記両押え部材5の湾曲中間部分5Cが電
線管Pの上半部を押圧し、当該電線管Pが受止め部1の
表面1aに押し付け固定される。また、図1に示すよう
に、二個の固定受台Aを電線管Pの長手方向に対して直
交する方向に並置して、それら固定受台Aの隣接端部間
にも一つの電線管Pを固定する必要が生じても、隣接す
る一方の固定受台Aの受止め部1の一端に形成した第1
係合部7と他方の固定受台Aの受止め部1の他端に形成
した第2係合部8とを互いに入り込み状態で係合させる
ことができるから、例え、図11に示すように、固定受
台Aの取付け位置に誤差が発生しても、その発生した誤
差が前記両係止部7,8の係合深さ範囲内であれば、固
定受台Aの隣接端部間に電線管Pが落ち込むことがな
い。この場合、前記固定受台Aの隣接端部間に位置する
電線管Pを締め付け固定する一対の押え部材5の各々
は、それらに対応位置する開口7を通して受止め部1の
裏面1bに係止される。
【0008】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】二個の取付け具を並置したときの取付け状態を
示す断面図
【図2】図1のII−II線断面図
【図3】一個の取付け具の取付け状態を示す断面図
【図4】固定受台の平面図
【図5】固定受台の正面図
【図6】固定受台の底面図
【図7】固定受台の左側面図
【図8】固定受台の右側面図
【図9】図4のIX−IX線断面図
【図10】図4のX−X線断面図
【図11】二個の固定受台を並置したときの要部の平面
【図12】従来の二個の取付け具を並置したときの取付
け状態を示す断面図
【符号の説明】
A 固定受台 B 締め付け具 P 長尺物 1 受止め部 7 第1係合部 8 第2係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の長尺物(P)を当て付け可能な
    受止め部(1)を有する固定受台(A)と、前記長尺物
    (P)に外套させ、かつ、前記受止め部(1)の裏面に
    係止させた状態での締め付け操作により、前記長尺物
    (P)を受止め部(1)の表面に押し付け固定する締め
    付け具(B)とを備えた長尺物の取付け具であって、 前記固定受台(A)の受止め部(1)のうち、長尺物
    (P)の長手方向に対して直交する方向の一端部に、他
    の同一形状の固定受台(A)の受止め部(1)の他端部
    に形成された第2係合部(8)に対して前記直交方向か
    ら係合自在な第1係合部(7)を形成するとともに、前
    記受止め部(1)の直交方向の他端部には、他の同一形
    状の固定受台(A)の受止め部(1)の一端部に形成さ
    れた第1係合部(7)に対して前記直交方向から係合自
    在な第2係合部(8)を形成して、前記第1係合部
    (7)及び第2係合部(8)を、長尺物(P)に対する
    受止め面に構成してある長尺物の取付け具。
JP1993036932U 1993-07-06 1993-07-06 長尺物の取付け具 Expired - Lifetime JP2571454Y2 (ja)

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