JPH07233843A - ダンパ - Google Patents
ダンパInfo
- Publication number
- JPH07233843A JPH07233843A JP6025214A JP2521494A JPH07233843A JP H07233843 A JPH07233843 A JP H07233843A JP 6025214 A JP6025214 A JP 6025214A JP 2521494 A JP2521494 A JP 2521494A JP H07233843 A JPH07233843 A JP H07233843A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- casing
- axial direction
- electrode plate
- axial
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/16—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
- F16L3/20—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe allowing movement in transverse direction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパクトで、微振動の抑制を常に安定して
行なうことができるダンパを提供する。 【構成】 固定物６に固定され、軸方向の両端が開口し
た中空状のケーシング３内に、該ケーシング３の軸線３
ａに対して直交する方向へ所要の間隔を有して交互にプ
ラス電極板８ａ及びマイナス電極板９ａを配置し、前記
ケーシング３の軸方向一端に、配管４に対しボルト締結
可能な締結用フランジ２ｂを軸方向先端に備えた第１ベ
ローズ２を、内部が前記ケーシング３の内部と連通する
よう接続すると共に、前記ケーシング３の軸方向他端
に、軸方向後端を閉塞し且つ閉塞端面１１ａに凹部１１
ｂ及び凸部１１ｃを同心円状に設けた片持ち状の第２ベ
ローズ１１を、内部が前記ケーシング３の内部と連通す
るよう接続し、更に前記ケーシング３、第１ベローズ２
及び第２ベローズ１１内に電磁粘性流体１０を充填す
る。
行なうことができるダンパを提供する。 【構成】 固定物６に固定され、軸方向の両端が開口し
た中空状のケーシング３内に、該ケーシング３の軸線３
ａに対して直交する方向へ所要の間隔を有して交互にプ
ラス電極板８ａ及びマイナス電極板９ａを配置し、前記
ケーシング３の軸方向一端に、配管４に対しボルト締結
可能な締結用フランジ２ｂを軸方向先端に備えた第１ベ
ローズ２を、内部が前記ケーシング３の内部と連通する
よう接続すると共に、前記ケーシング３の軸方向他端
に、軸方向後端を閉塞し且つ閉塞端面１１ａに凹部１１
ｂ及び凸部１１ｃを同心円状に設けた片持ち状の第２ベ
ローズ１１を、内部が前記ケーシング３の内部と連通す
るよう接続し、更に前記ケーシング３、第１ベローズ２
及び第２ベローズ１１内に電磁粘性流体１０を充填す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、配管等の振動を抑制す
るためのダンパに関するものである。
るためのダンパに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、ポンプ等の被駆動機器に接続さ
れている配管等は、前記被駆動機器の運転によって生ず
る微振動により損傷する虞れがある。このため、従来は
振動に対して高い剛性を示すオイルスナッバやメカニカ
ルスナッバを使用して配管等の微振動を抑制していた。
れている配管等は、前記被駆動機器の運転によって生ず
る微振動により損傷する虞れがある。このため、従来は
振動に対して高い剛性を示すオイルスナッバやメカニカ
ルスナッバを使用して配管等の微振動を抑制していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記オ
イルスナッバやメカニカルスナッバにおいては、オイル
漏れ等の不具合が生じると微振動の抑制が充分に行なわ
れなくなり、又前記オイルスナッバやメカニカルスナッ
バを配管に接続する際には、該オイルスナッバやメカニ
カルスナッバに取り付けたブラケットと配管等に取り付
けたブラケットをピンによって連結するため、ピンとブ
ラケットに設けた孔との間には隙間が生じて微振動の発
生が充分に抑制できず、依然として配管等が損傷すると
いう問題があった。
イルスナッバやメカニカルスナッバにおいては、オイル
漏れ等の不具合が生じると微振動の抑制が充分に行なわ
れなくなり、又前記オイルスナッバやメカニカルスナッ
バを配管に接続する際には、該オイルスナッバやメカニ
カルスナッバに取り付けたブラケットと配管等に取り付
けたブラケットをピンによって連結するため、ピンとブ
ラケットに設けた孔との間には隙間が生じて微振動の発
生が充分に抑制できず、依然として配管等が損傷すると
いう問題があった。
【０００４】そこで、上記のような問題点を改善し微振
動を確実に抑制するために、ベローズを使用したダンパ
が提案されている。
動を確実に抑制するために、ベローズを使用したダンパ
が提案されている。
【０００５】図３は、前記ベローズを使用したダンパ１
の一例を示すもので、軸方向後端にリング状のフランジ
２ａが接続された蛇腹状の第１ベローズ２の先端には、
該先端を閉塞するようにした締結用フランジ２ｂが取り
付けられている。而して、前記第１ベローズ２はフラン
ジ２ａを介してケーシング３に接続されると共に、前記
締結用フランジ２ｂを介して配管４の中途部に設けられ
たブラケット４ａにボルト締結されている。又軸方向後
端が閉塞された蛇腹状の第２ベローズ５の先端には、リ
ング状のフランジ５ａが取り付けられており、前記第２
ベローズ５は、前記ケーシング３の第１ベローズ２を取
り付けた側とは反対側に、前記第１ベローズ２に対し直
列状になるよう、前記フランジ５ａを介して接続されて
いる。更に前記ケーシング３には、ダンパ１を固定壁６
に固定するための支柱７が複数配設されている。
の一例を示すもので、軸方向後端にリング状のフランジ
２ａが接続された蛇腹状の第１ベローズ２の先端には、
該先端を閉塞するようにした締結用フランジ２ｂが取り
付けられている。而して、前記第１ベローズ２はフラン
ジ２ａを介してケーシング３に接続されると共に、前記
締結用フランジ２ｂを介して配管４の中途部に設けられ
たブラケット４ａにボルト締結されている。又軸方向後
端が閉塞された蛇腹状の第２ベローズ５の先端には、リ
ング状のフランジ５ａが取り付けられており、前記第２
ベローズ５は、前記ケーシング３の第１ベローズ２を取
り付けた側とは反対側に、前記第１ベローズ２に対し直
列状になるよう、前記フランジ５ａを介して接続されて
いる。更に前記ケーシング３には、ダンパ１を固定壁６
に固定するための支柱７が複数配設されている。
【０００６】図４及び図５に示すように、前記ケーシン
グ３は内部が第１，２ベローズ２，５内に連通するよう
軸方向両端が開口した中空状に形成されると共に軸方向
両側にはフランジ２ａ，５ａが直接取り付けられ、又前
記ケーシング３の内部上方にはプラス電極板８が水平配
置され、下方にはマイナス電極板９が水平配置されてい
る。前記プラス電極板８には下方に向かいマイナス電極
板９近傍まで延びる複数のプラス電極板８ａが、ケーシ
ング３の径方向、即ちケーシング３の軸線３ａに対して
直交する方向へ所要の間隔を有して設けられており、又
前記マイナス電極板９には上方に向かいプラス電極板８
近傍まで延び且つ前記各プラス電極板８ａ間に夫々が入
り込むよう複数のマイナス電極板９ａが、前記ケーシン
グ３の径方向、即ちケーシング３の軸線３ａに対して直
交する方向へ所要の間隔を有して設けられている。而し
て、プラス電極板８，８ａとマイナス電極板９，９ａは
ケーシング３の軸方向から見ると櫛状に形成され、前記
プラス電極板８ａとマイナス電極板９ａはケーシング３
の径方向へ所要の間隔をおいて互いに対向するよう入れ
子状に組み込まれている。
グ３は内部が第１，２ベローズ２，５内に連通するよう
軸方向両端が開口した中空状に形成されると共に軸方向
両側にはフランジ２ａ，５ａが直接取り付けられ、又前
記ケーシング３の内部上方にはプラス電極板８が水平配
置され、下方にはマイナス電極板９が水平配置されてい
る。前記プラス電極板８には下方に向かいマイナス電極
板９近傍まで延びる複数のプラス電極板８ａが、ケーシ
ング３の径方向、即ちケーシング３の軸線３ａに対して
直交する方向へ所要の間隔を有して設けられており、又
前記マイナス電極板９には上方に向かいプラス電極板８
近傍まで延び且つ前記各プラス電極板８ａ間に夫々が入
り込むよう複数のマイナス電極板９ａが、前記ケーシン
グ３の径方向、即ちケーシング３の軸線３ａに対して直
交する方向へ所要の間隔を有して設けられている。而し
て、プラス電極板８，８ａとマイナス電極板９，９ａは
ケーシング３の軸方向から見ると櫛状に形成され、前記
プラス電極板８ａとマイナス電極板９ａはケーシング３
の径方向へ所要の間隔をおいて互いに対向するよう入れ
子状に組み込まれている。
【０００７】また、前記ケーシング３内部及び第１、第
２ベローズ２，５内部には、磁性粒子が混入された電磁
粘性流体１０が充填されている。
２ベローズ２，５内部には、磁性粒子が混入された電磁
粘性流体１０が充填されている。
【０００８】前記配管４に微振動が起こると、第１、第
２ベローズ２，５が伸縮してケーシング３及び前記第
１、第２ベローズ２，５内部の電磁粘性流体１０が軸方
向へ流動する。このとき、プラス電極板８とマイナス電
極板９に電圧を印加すると、プラス電極板８ａ及びマイ
ナス電極板９ａに電気が流れ、該電極板８ａ，９ａ間に
電界が発生する。このため、図７に示すように、電磁粘
性流体１０中に、任意に分布していた磁性粒子１０ａ
は、各電極板８ａ，９ａ間において電界により分極し、
この分極によって磁性粒子１０ａ同士に引き合う力が発
生して図６に示すように磁性粒子１０ａの帯が形成され
る。
２ベローズ２，５が伸縮してケーシング３及び前記第
１、第２ベローズ２，５内部の電磁粘性流体１０が軸方
向へ流動する。このとき、プラス電極板８とマイナス電
極板９に電圧を印加すると、プラス電極板８ａ及びマイ
ナス電極板９ａに電気が流れ、該電極板８ａ，９ａ間に
電界が発生する。このため、図７に示すように、電磁粘
性流体１０中に、任意に分布していた磁性粒子１０ａ
は、各電極板８ａ，９ａ間において電界により分極し、
この分極によって磁性粒子１０ａ同士に引き合う力が発
生して図６に示すように磁性粒子１０ａの帯が形成され
る。
【０００９】従って、この磁性粒子１０ａの帯が電磁粘
性流体１０の流動を阻害するため、該流体１０は見かけ
上の粘度が上がりダンパ１は微振動に対して高い剛性を
示すので配管４に発生する微振動が抑制される。又前記
電磁粘性流体１０は密閉状の容器であるケーシング３及
び第１，２ベローズ２，５内に充填されているため、オ
イル漏れ等の不具合が生じなくなり配管４の微振動が確
実に抑制され、前記第１ベローズ２と配管４は締結用フ
ランジ２ｂとブラケット４ａをボルト締結することによ
り接続しているため、締結部には隙間が形成されなくな
り、微振動の発生が確実に防止される。
性流体１０の流動を阻害するため、該流体１０は見かけ
上の粘度が上がりダンパ１は微振動に対して高い剛性を
示すので配管４に発生する微振動が抑制される。又前記
電磁粘性流体１０は密閉状の容器であるケーシング３及
び第１，２ベローズ２，５内に充填されているため、オ
イル漏れ等の不具合が生じなくなり配管４の微振動が確
実に抑制され、前記第１ベローズ２と配管４は締結用フ
ランジ２ｂとブラケット４ａをボルト締結することによ
り接続しているため、締結部には隙間が形成されなくな
り、微振動の発生が確実に防止される。
【００１０】しかし、前記ダンパ１において、第２ベロ
ーズ５は長さＬ1が長い片持ち構造であるため、前記第
２ベローズ５の軸方向後端が垂れ下がってしまう虞れが
あり、垂れ下がった状態で電極板８，９に電圧を印加す
るとダンパ１の剛性が変化し微振動の抑制が安定して行
なわれなくなる虞れがあり、又第２ベローズ５の長さＬ
1が長くなるためダンパ１が大型化すると共に、支柱７
の長さも長くなり製作費が嵩むという問題を有してい
た。
ーズ５は長さＬ1が長い片持ち構造であるため、前記第
２ベローズ５の軸方向後端が垂れ下がってしまう虞れが
あり、垂れ下がった状態で電極板８，９に電圧を印加す
るとダンパ１の剛性が変化し微振動の抑制が安定して行
なわれなくなる虞れがあり、又第２ベローズ５の長さＬ
1が長くなるためダンパ１が大型化すると共に、支柱７
の長さも長くなり製作費が嵩むという問題を有してい
た。
【００１１】本発明は上述の実情に鑑み、微振動の抑制
を常に安定して行なうことができるコンパクトなダンパ
を提供することを目的として成したものである。
を常に安定して行なうことができるコンパクトなダンパ
を提供することを目的として成したものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明のダンパは、固定
物に固定され、軸方向の両端が開口した中空状のケーシ
ング内に、該ケーシングの軸線に対して直交する方向へ
所要の間隔を有してプラス電極板及びマイナス電極板を
交互に配置し、前記ケーシングの軸方向一端に、振動防
止機器に対しボルト締結可能な締結用フランジを軸方向
先端に備えた第１ベローズを、内部が前記ケーシングの
内部と連通するよう接続し、前記ケーシングの軸方向他
端に、軸方向後端が閉塞された片持ち状の第２ベローズ
を、内部が前記ケーシングの内部と連通するよう接続
し、前記ケーシング及び第１、第２ベローズ内に電磁粘
性流体を充填したダンパの第２ベローズの軸方向後端に
形成された閉塞端面に凹部及び凸部を同心円状に設けて
成してある。
物に固定され、軸方向の両端が開口した中空状のケーシ
ング内に、該ケーシングの軸線に対して直交する方向へ
所要の間隔を有してプラス電極板及びマイナス電極板を
交互に配置し、前記ケーシングの軸方向一端に、振動防
止機器に対しボルト締結可能な締結用フランジを軸方向
先端に備えた第１ベローズを、内部が前記ケーシングの
内部と連通するよう接続し、前記ケーシングの軸方向他
端に、軸方向後端が閉塞された片持ち状の第２ベローズ
を、内部が前記ケーシングの内部と連通するよう接続
し、前記ケーシング及び第１、第２ベローズ内に電磁粘
性流体を充填したダンパの第２ベローズの軸方向後端に
形成された閉塞端面に凹部及び凸部を同心円状に設けて
成してある。
【００１３】
【作用】本発明のダンパにおいては、第２ベローズの軸
方向後端の閉塞端面に凹部及び凸部を同心円状に形成す
ることにより、電磁粘性流体の流動に伴う第２ベローズ
の伸縮方向を軸方向に対して直交する方向にすることが
でき、従来と同様の電磁粘性流体の流動を確保すること
ができる。又第２ベローズの伸縮方向を軸方向に対して
直交する方向とすることにより第２ベローズの軸方向の
長さを短くすることができるので、第２ベローズの垂れ
下がりを防止することができると共に微振動の抑制を安
定して行なうことができる。更に第２ベローズの軸方向
の長さを短くすることができれば、ダンパ全体をコンパ
クトにすることができると共に製作費を軽減することが
できる。
方向後端の閉塞端面に凹部及び凸部を同心円状に形成す
ることにより、電磁粘性流体の流動に伴う第２ベローズ
の伸縮方向を軸方向に対して直交する方向にすることが
でき、従来と同様の電磁粘性流体の流動を確保すること
ができる。又第２ベローズの伸縮方向を軸方向に対して
直交する方向とすることにより第２ベローズの軸方向の
長さを短くすることができるので、第２ベローズの垂れ
下がりを防止することができると共に微振動の抑制を安
定して行なうことができる。更に第２ベローズの軸方向
の長さを短くすることができれば、ダンパ全体をコンパ
クトにすることができると共に製作費を軽減することが
できる。
【００１４】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【００１５】図１及び図２は本発明の一実施例を示し、
図１に示すダンパ１には、図３に示す第２ベローズ５と
は異なる構造の第２ベローズ１１が設けられており、該
第２ベローズ１１以外は従来のダンパ１と略同一構造で
ある。
図１に示すダンパ１には、図３に示す第２ベローズ５と
は異なる構造の第２ベローズ１１が設けられており、該
第２ベローズ１１以外は従来のダンパ１と略同一構造で
ある。
【００１６】前記第２ベローズ１１は片持ち状であり、
軸方向後端が閉塞され、軸方向先端にはケーシング３に
接続するためのリング状のフランジ５ａが取り付けられ
ている。又図２に示すように、前記ベローズ１１の軸方
向中途部から閉塞端面１１ａ側の直径はフランジ２ａ側
よりも大径に形成され、しかも閉塞端面１１ａには径方
向断面形状が波形状になるよう凹部１１ｂ及び凸部１１
ｃが同心円状に設けられている。更に第２ベローズ１１
の内容積は図３に示す第２ベローズ５の内容積と略同じ
になるように形成されている。
軸方向後端が閉塞され、軸方向先端にはケーシング３に
接続するためのリング状のフランジ５ａが取り付けられ
ている。又図２に示すように、前記ベローズ１１の軸方
向中途部から閉塞端面１１ａ側の直径はフランジ２ａ側
よりも大径に形成され、しかも閉塞端面１１ａには径方
向断面形状が波形状になるよう凹部１１ｂ及び凸部１１
ｃが同心円状に設けられている。更に第２ベローズ１１
の内容積は図３に示す第２ベローズ５の内容積と略同じ
になるように形成されている。
【００１７】本実施例において、第２ベローズ１１の閉
塞端面１１ａ側の径は、従来の第２ベローズ５の径より
も大きく形成され、閉塞端面１１ａに同心円形状の凹部
１１ｂ及び凸部１１ｃが形成されているので、配管４に
微振動が起こり第２ベローズ１１内の電磁粘性流体１０
が流動すると、第２ベローズ１１は径方向へ伸縮するた
め、従来と同様の電磁粘性流体１０の流動が可能とな
り、又第２ベローズ１１の長さＬ2が従来のＬ1に比して
短くなるので、第２ベローズ１１の垂れ下がりが防止で
き、常に安定した微振動の抑制が行われ、更に前記第２
ベローズ１１の長さＬ2が短くなればダンパ１がコンパ
クトになり、また支柱７も短くなるので製作費が軽減す
る。
塞端面１１ａ側の径は、従来の第２ベローズ５の径より
も大きく形成され、閉塞端面１１ａに同心円形状の凹部
１１ｂ及び凸部１１ｃが形成されているので、配管４に
微振動が起こり第２ベローズ１１内の電磁粘性流体１０
が流動すると、第２ベローズ１１は径方向へ伸縮するた
め、従来と同様の電磁粘性流体１０の流動が可能とな
り、又第２ベローズ１１の長さＬ2が従来のＬ1に比して
短くなるので、第２ベローズ１１の垂れ下がりが防止で
き、常に安定した微振動の抑制が行われ、更に前記第２
ベローズ１１の長さＬ2が短くなればダンパ１がコンパ
クトになり、また支柱７も短くなるので製作費が軽減す
る。
【００１８】なお、本発明は本実施例にのみ限定される
ものではなく、入れ子状に配置されたプラス電極板とマ
イナス電極板の間隔を任意に変化させて電磁粘性流体の
見かけ上の粘性を増減させても良いこと、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること
等は勿論である。
ものではなく、入れ子状に配置されたプラス電極板とマ
イナス電極板の間隔を任意に変化させて電磁粘性流体の
見かけ上の粘性を増減させても良いこと、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること
等は勿論である。
【００１９】
【発明の効果】本発明のダンパにおいては、第２ベロー
ズの軸方向後端にある閉塞端面に凹部及び凸部を同心円
状に形成し、第２ベローズを軸線に対して直交する方向
へ伸縮し得るようにしたので、従来と同様の電磁粘性流
体の流動を可能にすることができ、又前記第２ベローズ
の長さを従来に比して短くすることができるので、第２
ベローズの垂れ下がりを防止でき、常に安定した微振動
の抑制を行なうこうができ、更に前記第２ベローズの長
さを短くできるのでダンパ全体をコンパクトにでき、第
２ベローズ同様、支柱も短くなるため製作費を軽減する
ことができる等種々の優れた効果を奏し得る。
ズの軸方向後端にある閉塞端面に凹部及び凸部を同心円
状に形成し、第２ベローズを軸線に対して直交する方向
へ伸縮し得るようにしたので、従来と同様の電磁粘性流
体の流動を可能にすることができ、又前記第２ベローズ
の長さを従来に比して短くすることができるので、第２
ベローズの垂れ下がりを防止でき、常に安定した微振動
の抑制を行なうこうができ、更に前記第２ベローズの長
さを短くできるのでダンパ全体をコンパクトにでき、第
２ベローズ同様、支柱も短くなるため製作費を軽減する
ことができる等種々の優れた効果を奏し得る。
【図１】本発明のダンパの一実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図２】図１におけるＩＩ−ＩＩ矢視図である。
【図３】従来のダンパの一例を示す側面図である。
【図４】図３におけるケーシングの縦断側面図である。
【図５】図４におけるＶ−Ｖ矢視図である。
【図６】図４における電極板に電圧を印加した時の電極
板間の磁性粒子の様子を示す図である。
板間の磁性粒子の様子を示す図である。
【図７】図４における電極板に電圧を印加しない時の電
極板間の磁性粒子の様子を示す図である。
極板間の磁性粒子の様子を示す図である。
１ ダンパ ２ 第１ベローズ ２ｂ 締結用フランジ ３ ケーシング ３ａ 軸線 ４ 配管（振動防止機器） ６ 固定壁（固定物） ８ａ プラス電極板 ９ａ マイナス電極板 １０ 電磁粘性流体 １１ 第２ベローズ １１ａ 閉塞端面 １１ｂ 凹部 １１ｃ 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１６Ｌ 3/215
Claims (1)
- 【請求項１】 固定物に固定され、軸方向の両端が開口
した中空状のケーシング内に、該ケーシングの軸線に対
して直交する方向へ所要の間隔を有してプラス電極板及
びマイナス電極板を交互に配置し、前記ケーシングの軸
方向一端に、振動防止機器に対しボルト締結可能な締結
用フランジを軸方向先端に備えた第１ベローズを、内部
が前記ケーシングの内部と連通するよう接続し、前記ケ
ーシングの軸方向他端に、軸方向後端が閉塞された片持
ち状の第２ベローズを、内部が前記ケーシングの内部と
連通するよう接続し、前記ケーシング及び第１、第２ベ
ローズ内に電磁粘性流体を充填したダンパにおいて、前
記第２ベローズの軸方向後端に形成された閉塞端面に凹
部及び凸部を同心円状に設けたことを特徴とするダン
パ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6025214A JPH07233843A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6025214A JPH07233843A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | ダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233843A true JPH07233843A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12159714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6025214A Pending JPH07233843A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233843A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106523789A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-03-22 | 广东省工业设备安装有限公司 | 一种管道弯头专用减震支撑装置 |
| CN106641444A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-05-10 | 无锡金顶石油管材配件制造有限公司 | 一种石油管道减震支架 |
| CN107559371A (zh) * | 2017-09-07 | 2018-01-09 | 北京控制工程研究所 | 一种基于磁流变技术的半主动隔振器 |
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1994
- 1994-02-23 JP JP6025214A patent/JPH07233843A/ja active Pending
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| CN113551082B (zh) * | 2021-07-17 | 2022-02-01 | 廉江市第三建筑工程有限公司 | 一种高空室内管道及风管的托举装置 |
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