JP2020106144A - 制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパー - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の建築用免震・制震オイルダンパーの制御弁は管内にあるため、不具合が生じた時、設置場所から取り外し、工場において、分解しない限り調整できない。そのため、相当な手間と費用がかかる。【解決手段】 本発明は、オイルダンパーの制御弁を外部に設けた。これにより、製作しやすいと共に、不具合が生じた時、分解せず、現地(取り付け箇所)で簡単に調整することができる。したがって、最小の手間と費用しかかからない。【選択図】図2
Description
本発明は、制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパーに関する。
従来、免震・制震オイルダンパーの制御弁は、管内にあるため、不具合いが生じた時は、設置箇所より取り外し、工場で分解しない限り調整できない。
そのため、相当な手間と費用がかかる。
そのため、相当な手間と費用がかかる。
本発明は、制御弁を外部に設け、オイルダンパーを取り外さずに、現地で簡単に調整できるようにすることを目的とする。
本発明は、シリンダーチューブ内を往復する、ピストンロッドの他端をピストンロッド保持リングで左右摺動自在に支え、且、ピストンロッドには、制御弁付ピストンを、ヘッドカバーとピストンロッド保持リングの中間に取り付けた建築物用免震・耐震オイルダンパーにおいて、
本発明は、制御弁付ピストンに代えて、制御弁なしのピストンを取り付け、制御弁はシリンダーチューブ外に取り付けたものである。
本発明は、制御弁付ピストンに代えて、制御弁なしのピストンを取り付け、制御弁はシリンダーチューブ外に取り付けたものである。
すなわち、シリンダーチューブの横側か、斜め下方向に、制御弁用管の両側をヘッドカバーとピストンロッド保持リングの内側になるように取り付け、該制御弁用管の中間に、フランジ付制御弁を取り付け、制御弁上部には円座を形成して震度表示盤を取り付け、弁棒には、複列の縦溝を刻み、該縦溝に、震度指示針の胴体を固着したものである。
なお本発明を構成する材料は対高圧のもので形成する。
なお本発明を構成する材料は対高圧のもので形成する。
而して、作動油を充填し、制御弁を締めた時、震度指示針が指す方向を零とし、震度10の試験値を10で刻印し、刻印零と10間を10等分して刻印し、引続き同間隔で11迄刻印して出荷する。
ボール弁、バタフライ弁等のシングルレバーの時は、90度の範囲で1から11まで刻印する。
以上の刻印と性能検査完了後、出荷し、設計時に寸法を測定した所に設置し、同時に、地域に照らして、刻印7〜10の範囲で弁を開く。
なお、オイルダンパーは、同じ寸法で製作しても、1台毎、性能は微妙に異るので、1台毎に検査して、目盛板に刻印し、同時に台帳に記録し、副本を納入先に手渡し、厳重な保管を依頼する。
なお、制御弁のハンドルを、他の人が勝手に操作すると、性能を発揮できないので、鍵付きハンドルであっても、取り外して厳重に保管すると共に、制御弁を覆って鍵を掛けるようにしたがよい。
なお、オイルダンパーは、同じ寸法で製作しても、1台毎、性能は微妙に異るので、1台毎に検査して、目盛板に刻印し、同時に台帳に記録し、副本を納入先に手渡し、厳重な保管を依頼する。
なお、制御弁のハンドルを、他の人が勝手に操作すると、性能を発揮できないので、鍵付きハンドルであっても、取り外して厳重に保管すると共に、制御弁を覆って鍵を掛けるようにしたがよい。
本発明は、上記のように構成したので、地震時、ピストンの左右の移動で、押された作動油は、制御弁を通過する時、作動油の通過抵抗で、圧力が発生し、その圧力で、ピストンと共にピストンロッドが押され、抵抗力(減衰力)が発生する。
したがって、地震や風による振動エネルギーを効率よく吸收し、建築物の揺れを軽減するので、建築物の安全を保つことができる。
また、制御弁を、シリンダーチューブ外に設けたので、制作しやすいと共に、不具合いが生じた時は、オイルダンパーを取り外さずに、現地で簡単に調整できるので、費用もかからず、安心して、使用することができると共に取り付けやすい効果がある。
また、制御弁を、シリンダーチューブ外に設けたので、制作しやすいと共に、不具合いが生じた時は、オイルダンパーを取り外さずに、現地で簡単に調整できるので、費用もかからず、安心して、使用することができると共に取り付けやすい効果がある。
5はピストンロッド3が通るヘッドカバー、6は中心にテールシャフト7を溶接したテールカバーで、シリンダーチューブ1の両側にパッキンを介してねじ込んでいる。
また、シリンダーチューブ1の奥には、往復するピストンロッド3を支える、ピストンロッド保持リング4を取り付け、ヘッドカバー5とピストンロッド保持リング4の内周にパッキン8を装着している。
而して、ピストンロッド3をヘッドカバー5に挿し込み、該ヘッドカバー5とピストンロッド保持リング4間に、ピストン2を嵌装し、ピストンロッド保持リング4側を、ピストンロッド3に全周溶接している。
なお、全周溶接の代りに、ナットで締め付ることが考えられるが、地震時の圧力は強大であるので、全周溶接した方がよい。
なお、9は作動油注入栓、10はブラケット、11はピンを示す。
而して、ピストンロッド3をヘッドカバー5に挿し込み、該ヘッドカバー5とピストンロッド保持リング4間に、ピストン2を嵌装し、ピストンロッド保持リング4側を、ピストンロッド3に全周溶接している。
なお、全周溶接の代りに、ナットで締め付ることが考えられるが、地震時の圧力は強大であるので、全周溶接した方がよい。
なお、9は作動油注入栓、10はブラケット、11はピンを示す。
12はヘッドカバー5とピストンロッド保持リング4の内側になるように取り付けた制御弁用管で、該中間にフランジ付制御弁13を取り付け、制御弁13の上部に形成した円座14には、震度表示盤15を、弁棒16には縦溝17を刻んで、筒状に形成した震度指示針18を弁棒16に通して固着し、1台毎に、性能検査を行い、震度10の試験値値を10で刻印し、刻印零と10間を10等分して刻印し、引続き同間隔で11迄刻印する。
なお、制御弁13として、玉形弁を使用する時は、該弁の流量と刻印が整合するように設計製作した玉形弁を使用する。シングルレバーの時は、90°以内で、零から10の刻印に整合するように設計製作した弁を使用する。
1 シリンダーチューブ
2 ピストン
3 ピストンロッド
4 ピストンロッド保持リング
5 ヘッドカバー
6 テールカバー
7 テールシャフト
8 パッキン
9 作動油注入栓
10 ブラケット
11 ピン
12 制御弁用管
13 フランジ付制御弁
14 円座
15 震度表示盤
16 弁棒
17 縦溝
18 震度指示針
2 ピストン
3 ピストンロッド
4 ピストンロッド保持リング
5 ヘッドカバー
6 テールカバー
7 テールシャフト
8 パッキン
9 作動油注入栓
10 ブラケット
11 ピン
12 制御弁用管
13 フランジ付制御弁
14 円座
15 震度表示盤
16 弁棒
17 縦溝
18 震度指示針
Claims (5)
- シリンダーチューブ内を往復する、ピストンロッドの他端を、ピストンロッド保持リングで左右摺動自在に支え、且、ピストンロッドには、制御弁付ピストンを、ヘッドカバーとピストンロッド保持リングの中間に取り付けた建築用免震・制震オイルダンパーにおいて、制御弁付ピストンに代えて、制御弁なしのピストンを取り付け、制御弁はシリンダーチューブ外に取り付けたことを特徴とする制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパー。
- シリンダーチューブの横側か斜め下方向に、制御弁用管の両側を、ヘッドカバーとピストンロッド保持リングの内側になるように取り付け、該制御弁用管の中間に、制御弁を取り付け、制御弁上部には、円座を形成して震度表示盤を取り付け、弁棒には、複列の縦溝を刻み、該縦溝に、震度指示針の胴体を固着したことを特徴とする制御弁を外部に設けた請求項1記載の制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパー。
- ピストンロッドに、作動油を充填してから、制御弁を締めた時、震度指示針が指す方向を零とし、震度10の試験値を10で刻印し、刻印零と10間を10等分して、刻印し、引続き同間隔で11迄刻印したことを特徴とする請求項2記載の制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパー。
- 制御弁として、玉形弁を使用する時は、該弁の流量と刻印が整合するように設計製作した玉形弁を使用し、また、シングルレバーの時は、90度以内で、零から10の刻印に整合するように設計製作した弁を使用するようにしたことを特徴とする請求項2と3のいづれかに記載の制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパー。
- 制御弁はフランジ付きとし、該フランジは、制御弁用管のフランジと接合するようにしたことを特徴とする請求項1、2、4のいづれかに記載の制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018249014A JP2020106144A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 制御弁を外部に設けた建築物用免震・制震オイルダンパー |
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-
2018
- 2018-12-27 JP JP2018249014A patent/JP2020106144A/ja active Pending
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