JPH0723372Y2 - 収納用組立箱体 - Google Patents

収納用組立箱体

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JPH0723372Y2
JPH0723372Y2 JP1992043197U JP4319792U JPH0723372Y2 JP H0723372 Y2 JPH0723372 Y2 JP H0723372Y2 JP 1992043197 U JP1992043197 U JP 1992043197U JP 4319792 U JP4319792 U JP 4319792U JP H0723372 Y2 JPH0723372 Y2 JP H0723372Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
frame
lid
frame body
lid panel
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992043197U
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English (en)
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JPH0594114U (ja
Inventor
元明 五十嵐
林  達也
Original Assignee
常陸森紙業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 常陸森紙業株式会社 filed Critical 常陸森紙業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は段ボール等を折り曲げて
作られる収納用の組立箱体に関し、特に、組立が簡単で
荷重に強い組立箱体の改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール等を所定の形状に切り取ってこ
れを組み立て、内部に物品を収納する収納用箱の構造と
して、従来、種々のものが知られている。例えば、その
一例として、底パネルの四辺から側パネル及び端パネル
を延設し、さらに、側パネルを延長して蓋パネルを形成
し、それぞれ側パネルと端パネルとを接着剤で接合し、
箱体として組み立てるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の収納用の組立箱体では、以下のような不都合ある
いは欠点が挙げられていた。第一に、箱体を組み立てる
ためには、その一部を接着剤等で接合しなければなら
ず、そのため、一旦使用してこの箱を分解した後にこれ
を再利用することが出来ない。第二に、箱体の構造か
ら、上面にかかる荷重に対する抗力が弱く、複数を重ね
ると潰れやすい。第三に、側パネルと端パネルの接着剤
による接合のために組立製造に手間が掛かる。
【0004】そこで、本考案では、上記従来技術の収納
用組立箱の問題点に鑑み、接着作業を行うことなく、簡
単にその組み立てが可能であり、上面からの荷重に対す
る抗力が高い収納用組立箱体を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案では、底面を形成するパネルの両側から端パ
ネルを延設し、さらにその一方の端パネルの先端から蓋
パネルを延設し、かつ、端パネルと蓋パネルとの中央部
に、前記端パネルの蓋パネルとの境界近くからその境界
を越えて蓋パネルの先端縁近くにわたってスリットを形
成した第1の枠体と、底面を形成するパネルの両側か
ら側パネルを延設し、さらに両側パネルの先端から蓋パ
ネルを延長し、前記両蓋パネルの先端を内側に折り曲げ
挿入フラップを形成した第2の枠体とからなり、前記
第2の枠体の中に、前記蓋パネルを延設した端パネル側
から第1の枠体を挿入すると共に、第2の両蓋パネルの
内側に折り曲げた挿入フラップを前記第1の枠体の端パ
ネルから蓋パネル側にわたってそれらのスリットに挿入
したことを特徴とする収納用組立箱体を提供する
【0006】
【作用】上記の本考案の包装用組立箱体の構造によれ
ば、第1の枠体は、その底面パネルの両側から端パネル
を、さらには、その蓋パネルを折り曲げ、一方、第2の
枠体は、底面パネルの両側から延設された側パネルを、
さらには、その先端にそれぞれ延長された蓋パネルを折
り曲げて、それぞれ用意する。そして、この第1の枠体
端パネルと蓋パネルとの中央部に形成されたスリット
内に、第2の枠体の両蓋パネルの内側に曲げた挿入フラ
ップを重ね合わせて挿入し、第1の枠体と第2の枠体を
交互に組み合わせて箱体を完成する。このように、箱を
組み立てるための接合部を、スリットに挿入フラップ
挿入するだけの構造とし、さらに、第1の枠体と第2の
枠体を交互に組み合わせる構造としたことから、接着剤
などを使用せずに簡単に組み立てることが出来、かつ、
荷重に対する機械的強度を高く維持することも可能とな
る。しかも、上記本考案による組立箱体では、第1の枠
体の端パネルと蓋パネルとの中央部に形成されたスリッ
トが、前記端パネルの蓋パネルとの境界近くからその境
界を越えて蓋パネルの先端縁近くにわたって形成されて
いるため、第1の枠体と第2の枠体とを各々所定の状態
に折り曲げておき、第1の枠体をそのスリットを有する
端パネル側から第2の枠体の中に挿入し、同時に挿入フ
ラップをスリットに差し込んでいくことで組み立てるこ
とができる。すなわち、第1の枠体と第2の枠体とを所
定の状態に組み合わせてから同時に折り曲げる必要がな
いので、簡単に且つ容易に組み立てることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。先ず、図2には、本考案の実
施例になる収納用組立箱体を構成する2本の板紙を展開
した状態が示されている。この収納用組立箱体の展開シ
ートは、例えば段ボールを切り出して作成されたもので
あり、第1の枠体10と第2の枠体50との2枚の展開
シートから構成される。
【0008】先ず、第1の枠体10について説明する
と、図中の符号11は底パネルを示しており、符号1
2、12は、この底パネル11の両側から延長して形成
された端パネルを示している。さらに、一方の端パネル
12(図2では、下方の端パネル)からは、蓋パネル1
3が延長して形成されている。また、上方の端パネル1
2からは差込フラップ15が延設されている。そして、
下方の側パネル12と蓋パネル13との境界を横切っ
て、それらの略中央部には、側パネルの12の境界付近
から蓋パネルの先端縁近くにわたって一本のスリット
6が形成されている。また、上方の側パネル12には、
差込フラップ15との境界付近に「U」字状の切込17
が形成され、さらに、上記差込フラップ15の中央部に
も凹部18が形成されている。
【0009】次いで、第2の枠体50について説明する
と、底パネル51の両側から延長して側パネル52、5
2が形成され、さらに、これら側パネル52、52から
延長して蓋パネル53、53が形成されている。これら
2枚の蓋パネル53、53は、2枚が合わさって上記底
パネル51と対応しており、また、それぞれの端部から
は挿入フラップ54、54が延長して形成されている。
また、上記一対の蓋パネル53、53とその先端の挿入
フラップ54、54との境界の中央部には、半円形の開
口55、55が開設されており、さらに、この境界の端
には差込用溝56、56がそれぞれ形成されている。
【0010】これらの第1の枠体10と第2の枠体50
とを組み合わせて箱体を組み立てる様子が図1に示され
ている。先ず、第1の枠体10を図示のように折り曲
げ、すなわち、底パネル11の両側の端パネル12、1
2を垂直に折り曲げて直立させ、さらに、蓋パネル13
を折り曲げて底パネル11に平行にする。また、この
時、差込フラップ15を水平方向に折り曲げる。
【0011】他方、第2の枠体50についても、図示の
ように折り曲げる。すなわち、底パネル51の両側の側
パネル52、52を垂直に折り曲げて直立させ、さら
に、蓋パネル53、53を折り曲げて底パネル11に平
行にする。この時、蓋パネル53、53の先端の挿入フ
ラップ54、54を内側に折り曲げ、これら挿入フラッ
プ54、54が重なり合って蓋フラップ53、53の中
央部から下に向かって突出するようにする。
【0012】ここで、第2の枠体50の重ね合わされた
挿入フラップ54、54を、第1の枠体10の蓋パネル
13の中央部に形成されたスリット16に挿入しなが
ら、第1の枠体10を第2の枠体50の内部に挿入して
箱体を組み立てる。この様にして組み立てられて完成さ
れた箱体が、図3に示されており、この組み立てられた
箱体の内部に物品を収納する場合には、図中に矢印で示
すように、「U」字状の部分17を引き出し、これを摘
みながら端パネル12を引き出す。この様にして端パネ
ル12を引き出した箱体の状態が図4に示されており、
この状態で箱体内部に物品を収容し、端パネル12を矢
印方向に再び元の位置に戻し、差込フラップ15を箱体
に挿入して固定して収容作業を完了する。
【0013】また、完成した箱体の蓋フラップ53、5
3上に形成された半円形の開口55、55は、内側の第
1の枠体10の蓋パネル13をスライドさせて取り出
し、箱体を分解する際、ここから指を入れるための開口
である。
【0014】上記のように、本考案の箱体構造によれ
ば、2本の板紙をそれぞれ接着剤を用いずに組み合わせ
るだけで箱体が完成し、その強度についても、第1の枠
体と第2の枠体を組み合わせる構造であるため、上面方
向からの荷重に対する抗力も高く、かつ、その組立も簡
単である。また、接着剤を使用していなので、分解した
後に、再度、組み立てればよく、何度でも再利用するこ
とが出来る。
【0015】
【考案の効果】上記の本考案の詳細な説明からも明かな
様に、本考案による収納用組立箱体によれば、第1の枠
体と第2の枠体を交互に組み合わせる構造としたことか
ら、接着剤などを使用せずに簡単に組み立てることが
来、上面からの荷重に対する強度をも高くすることが
来る。さらに、第1と第2の枠体の折り曲げとその組み
立てもきわめて簡単且つ容易に行え、この点できわめて
使い易い組立箱体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の収納用組立箱体の第1の枠体と第2の
枠体の組み立て状態を示す斜視図である。
【図2】上記本考案の収納用組立箱体の展開図である。
【図3】本考案の収納用組立箱体の完成状態を示す斜視
図である。
【図4】本考案の収納用組立箱体の端パネルを開いた状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 第1の枠体 11 底パネル 12 端パネル 13 蓋パネル 15 挿入フラップ 16 スリット 50 第2の枠体 51 底パネル 52 側パネル 53 蓋パネル 54 挿入フラップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面を形成するパネルの両側から端パネ
    ルを延設し、さらにその一方の端パネルの先端から蓋パ
    ネルを延設し、かつ、端パネルと蓋パネルとの中央部
    に、前記端パネルの蓋パネルとの境界近くからその境界
    を越えて蓋パネルの先端縁近くにわたってスリットを形
    成した第1の枠体と、底面を形成するパネルの両側か
    ら側パネルを延設し、さらに両側パネルの先端から蓋パ
    ネルを延長し、前記両蓋パネルの先端を内側に折り曲げ
    挿入フラップを形成した第2の枠体とからなり、前記
    第2の枠体の中に、前記蓋パネルを延設した端パネル側
    から第1の枠体を挿入すると共に、第2の両蓋パネルの
    内側に折り曲げた挿入フラップを前記第1の枠体の端パ
    ネルから蓋パネル側にわたってそれらのスリットに挿入
    したことを特徴とする収納用組立箱体。
JP1992043197U 1992-05-30 1992-05-30 収納用組立箱体 Expired - Lifetime JPH0723372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992043197U JPH0723372Y2 (ja) 1992-05-30 1992-05-30 収納用組立箱体

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JP1992043197U JPH0723372Y2 (ja) 1992-05-30 1992-05-30 収納用組立箱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0594114U JPH0594114U (ja) 1993-12-21
JPH0723372Y2 true JPH0723372Y2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=12657206

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992043197U Expired - Lifetime JPH0723372Y2 (ja) 1992-05-30 1992-05-30 収納用組立箱体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5141575Y2 (ja) * 1971-04-07 1976-10-08
JPS5951713U (ja) * 1982-09-28 1984-04-05 森式会社ホ−ク 組立ケ−ス

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JPH0594114U (ja) 1993-12-21

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