JPH0723336Y2 - エンジンカバーの蓋体の補強構造 - Google Patents
エンジンカバーの蓋体の補強構造Info
- Publication number
- JPH0723336Y2 JPH0723336Y2 JP11004789U JP11004789U JPH0723336Y2 JP H0723336 Y2 JPH0723336 Y2 JP H0723336Y2 JP 11004789 U JP11004789 U JP 11004789U JP 11004789 U JP11004789 U JP 11004789U JP H0723336 Y2 JPH0723336 Y2 JP H0723336Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- engine cover
- plate
- engine
- hook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばキャブオーバー型の自動車のエンジンル
ームに被着されるエンジンカバーの蓋体の補強構造に関
するものである。
ームに被着されるエンジンカバーの蓋体の補強構造に関
するものである。
従来は第４図に示すようにキャブオーバー型の自動車の
車体の床（１）の前部にはエンジンルーム（２）の開口
部（２）Ａが配置され、該開口部（２）Ａにはエンジン
カバー（３）が被着され、該エンジンカバー（３）は該
開口部（２）Ａの前縁および両側縁に車体の床（１）側
から立設されている前面板（１）Ａ、後面板（１）Ｃお
よび両側面板（１）B,（１）Ｂと、上部から蓋着される
蓋体（３）Ａとからなり、該両側面板（１）B,（１）Ｂ
の後上隅角部には補強梁（２）Ｂが差渡されている。該
エンジンカバー（３）の蓋体（３）Ａの後縁はヒンジ
（４）によって後面板（１）Ｃの後縁に螺着され、した
がって該蓋体（３）Ａは前縁から上に開くことが出来る
ようにされている。該エンジンカバー（３）上にはシー
ト（５）が設置されており、該シート（５）は座部
（５）Ａと背もたれ部（５）Ｂとからなり、座部（５）
Ａの内側面にはシートベルト（７）のアンカー（６）が
取付けられている。
車体の床（１）の前部にはエンジンルーム（２）の開口
部（２）Ａが配置され、該開口部（２）Ａにはエンジン
カバー（３）が被着され、該エンジンカバー（３）は該
開口部（２）Ａの前縁および両側縁に車体の床（１）側
から立設されている前面板（１）Ａ、後面板（１）Ｃお
よび両側面板（１）B,（１）Ｂと、上部から蓋着される
蓋体（３）Ａとからなり、該両側面板（１）B,（１）Ｂ
の後上隅角部には補強梁（２）Ｂが差渡されている。該
エンジンカバー（３）の蓋体（３）Ａの後縁はヒンジ
（４）によって後面板（１）Ｃの後縁に螺着され、した
がって該蓋体（３）Ａは前縁から上に開くことが出来る
ようにされている。該エンジンカバー（３）上にはシー
ト（５）が設置されており、該シート（５）は座部
（５）Ａと背もたれ部（５）Ｂとからなり、座部（５）
Ａの内側面にはシートベルト（７）のアンカー（６）が
取付けられている。
上記エンジンカバー（３）にあっては衝突、急停車等の
際に発生する矢印イに示す前上方向の外力が該アンカー
（６）を介してエンジンカバー（３）の蓋体（３）Ａに
伝達され、該蓋体（３）Ａは点線に示すように前上方向
へ変形しようとする。このようなエンジンカバー（３）
の蓋体（３）Ａの変形を阻止するために従来はエンジン
ルーム（２）の開口部（２）Ａにおいて前面板（１）Ａ
と後面板（１）Ｃとの間に係合孔（８）Ａを有する係合
部材（８）を差渡し、該係合部材（８）の係合孔（８）
Ａにエンジンカバー（３）の蓋体（３）Ａの下面から差
出されているフック（３）Ｂを貫通させ、該蓋体（３）
Ａが点線に示すように変形しようとすると該フック
（３）Ｂが該係合部材（８）の前縁に係合して該変形が
阻止されるようになっている。
際に発生する矢印イに示す前上方向の外力が該アンカー
（６）を介してエンジンカバー（３）の蓋体（３）Ａに
伝達され、該蓋体（３）Ａは点線に示すように前上方向
へ変形しようとする。このようなエンジンカバー（３）
の蓋体（３）Ａの変形を阻止するために従来はエンジン
ルーム（２）の開口部（２）Ａにおいて前面板（１）Ａ
と後面板（１）Ｃとの間に係合孔（８）Ａを有する係合
部材（８）を差渡し、該係合部材（８）の係合孔（８）
Ａにエンジンカバー（３）の蓋体（３）Ａの下面から差
出されているフック（３）Ｂを貫通させ、該蓋体（３）
Ａが点線に示すように変形しようとすると該フック
（３）Ｂが該係合部材（８）の前縁に係合して該変形が
阻止されるようになっている。
しかしながら上記従来構成にあってはエンジンルーム
（２）の開口部（２）Ａ上で前面板（１）Ａと後面板
（１）Ｃとの間に係合部材（８）と云う別材を用意して
差渡さねばならなかった。
（２）の開口部（２）Ａ上で前面板（１）Ａと後面板
（１）Ｃとの間に係合部材（８）と云う別材を用意して
差渡さねばならなかった。
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、
エンジンルーム（12）の開口部（12）Ａの前縁および両
側縁に車体の床（11）側から立設されている前面板（1
1）Ａおよび両側面板（11）B,（11）Ｂと、上面板（1
3）Ｂと後面板（13）Ｃとを一体化し後面板（13）Ｃの
下縁が車体の床（11）側に螺着されている蓋体（13）Ａ
とからなるエンジンカバー（13）において、該両側面板
（11）B,（11）Ｂの後上隅角部には補強梁（12）Ｂを差
渡し、該蓋体（13）Ａの後面板（13）Ｃの内側からはフ
ック（13）Ｄを差出し、該フック（13）Ｄは該エンジン
カバー（13）が前上方へ変形した時に該補強梁（12）Ｂ
に係合するようにしたエンジンカバー（13）の蓋体（1
3）Ａの補強構造を提供するものである。
エンジンルーム（12）の開口部（12）Ａの前縁および両
側縁に車体の床（11）側から立設されている前面板（1
1）Ａおよび両側面板（11）B,（11）Ｂと、上面板（1
3）Ｂと後面板（13）Ｃとを一体化し後面板（13）Ｃの
下縁が車体の床（11）側に螺着されている蓋体（13）Ａ
とからなるエンジンカバー（13）において、該両側面板
（11）B,（11）Ｂの後上隅角部には補強梁（12）Ｂを差
渡し、該蓋体（13）Ａの後面板（13）Ｃの内側からはフ
ック（13）Ｄを差出し、該フック（13）Ｄは該エンジン
カバー（13）が前上方へ変形した時に該補強梁（12）Ｂ
に係合するようにしたエンジンカバー（13）の蓋体（1
3）Ａの補強構造を提供するものである。
エンジンルーム（12）の開口部（12）Ａに被着されてい
るエンジンカバー（13）の蓋体（13）Ａに前上方向の外
力が及ぼされ、該蓋体（13）Ａがその方向に変形しよう
とすると、該蓋体（13）Ａのフック（13）Ｄがエンジン
ルーム（12）の開口部（12）Ａ上においてエンジンカバ
ー（13）の両側面板（11）B,（11）Ｂ間に差渡されてい
る補強梁（12）Ｂに係合し、エンジンカバー（13）の蓋
体（13）Ａの変形が阻止される。
るエンジンカバー（13）の蓋体（13）Ａに前上方向の外
力が及ぼされ、該蓋体（13）Ａがその方向に変形しよう
とすると、該蓋体（13）Ａのフック（13）Ｄがエンジン
ルーム（12）の開口部（12）Ａ上においてエンジンカバ
ー（13）の両側面板（11）B,（11）Ｂ間に差渡されてい
る補強梁（12）Ｂに係合し、エンジンカバー（13）の蓋
体（13）Ａの変形が阻止される。
本考案ではしたがってエンジンカバーの蓋体を上面板と
後面板とを一体化して構成しているから、該蓋体の後面
板の内側からフックを差出せば、該蓋体が前上方へ変形
しようとした時、丁度該フックがエンジンカバーの両側
面板に差渡される補強梁に係合するようになるから、従
来の係合部材のような別材を必要としないので材料費が
節減され、該係合部材の組付け工程も省略される。
後面板とを一体化して構成しているから、該蓋体の後面
板の内側からフックを差出せば、該蓋体が前上方へ変形
しようとした時、丁度該フックがエンジンカバーの両側
面板に差渡される補強梁に係合するようになるから、従
来の係合部材のような別材を必要としないので材料費が
節減され、該係合部材の組付け工程も省略される。
本考案を第１図〜第３図に示す一実施例によって説明す
れば、キャブオーバー型自動車の車体の床（11）の前部
にはエンジンルーム（12）の開口部（12）Ａが配置さ
れ、該開口部（12）Ａにはエンジンカバー（13）が被着
されている。該エンジンカバー（13）は該開口部（12）
Ａの前縁および両側縁に車体の床（11）側から立設され
ている前面板（11）Ａおよび両側面板（11）B,（11）Ｂ
と、上面板（13）Ｂと後面板（13）Ｃとを一体化した蓋
体（13）Ａとからなり、両側面板（11）B,（11）Ｂの後
上隅角部には補強梁（12）Ｂが差渡されている。そして
該蓋体（13）Ａの後面板（13）Ｃの下縁はヒンジ（14）
によって床（11）に螺着され第２図に示すように前縁か
ら上に開くことが出来るようにされている。該エンジン
カバー（13）上には一対のシート（15），（15）が設置
されており、該一対のシート（15），（15）は夫々座部
（15）A,（15）Ａと背もたれ部（15）B,（15）Ｂとから
なり、座部（15）A,（15）Ａの内側面にはシートベルト
（17）のアンカー（16）が取付けられている。そして該
エンジンカバー（13）の蓋体（13）Ａの後面板（13）Ｃ
の内側からは一対のフック（13）D,（13）Ｄが差出され
ている。該一対のフック（13）D,（13）Ｄは夫々該一対
のシート（15），（15）のシートベルト（17）のアンカ
ー（16）の略真下に位置している。
れば、キャブオーバー型自動車の車体の床（11）の前部
にはエンジンルーム（12）の開口部（12）Ａが配置さ
れ、該開口部（12）Ａにはエンジンカバー（13）が被着
されている。該エンジンカバー（13）は該開口部（12）
Ａの前縁および両側縁に車体の床（11）側から立設され
ている前面板（11）Ａおよび両側面板（11）B,（11）Ｂ
と、上面板（13）Ｂと後面板（13）Ｃとを一体化した蓋
体（13）Ａとからなり、両側面板（11）B,（11）Ｂの後
上隅角部には補強梁（12）Ｂが差渡されている。そして
該蓋体（13）Ａの後面板（13）Ｃの下縁はヒンジ（14）
によって床（11）に螺着され第２図に示すように前縁か
ら上に開くことが出来るようにされている。該エンジン
カバー（13）上には一対のシート（15），（15）が設置
されており、該一対のシート（15），（15）は夫々座部
（15）A,（15）Ａと背もたれ部（15）B,（15）Ｂとから
なり、座部（15）A,（15）Ａの内側面にはシートベルト
（17）のアンカー（16）が取付けられている。そして該
エンジンカバー（13）の蓋体（13）Ａの後面板（13）Ｃ
の内側からは一対のフック（13）D,（13）Ｄが差出され
ている。該一対のフック（13）D,（13）Ｄは夫々該一対
のシート（15），（15）のシートベルト（17）のアンカ
ー（16）の略真下に位置している。
上記構成において、自動車が衝突、または急停車してシ
ート（15）に坐っている人（19）が前へ飛び出そうとし
てシートベルト（17）、アンカー（16）を介してエンジ
ンカバー（13）の蓋体（13）Ａに第３図矢印ロに示す前
上方向の外力が及ぼされ、該蓋体（13）Ａが変形しよう
とすると、該蓋体（13）Ａのフック（13）Ｄがエンジン
ルーム（12）の開口部（12）Ａ上において車体の床（1
1）から立設されている両側面板（11）B,（11）Ｂに差
渡されている補強梁（12）Ｂに係合して該蓋体（13）Ａ
の変形が阻止される。
ート（15）に坐っている人（19）が前へ飛び出そうとし
てシートベルト（17）、アンカー（16）を介してエンジ
ンカバー（13）の蓋体（13）Ａに第３図矢印ロに示す前
上方向の外力が及ぼされ、該蓋体（13）Ａが変形しよう
とすると、該蓋体（13）Ａのフック（13）Ｄがエンジン
ルーム（12）の開口部（12）Ａ上において車体の床（1
1）から立設されている両側面板（11）B,（11）Ｂに差
渡されている補強梁（12）Ｂに係合して該蓋体（13）Ａ
の変形が阻止される。
第１図〜第３図は本考案の一実施例を示すものであり、
第１図は側面切欠き側面図、第２図はエンジンカバーを
開いた状態のエンジンルーム開口部付近の斜視図、第３
図はエンジンカバーが前上方向に変形しようとする場合
の側面切欠き側面図、第４図は従来例の側面切欠き側面
図である。 図中、（10）……車体、（11）……床、（11）Ａ……前
面板、（11）Ｂ……両側面板、（12）……エンジンルー
ム、（12）Ａ……開口部、（12）Ｂ……補強梁、（13）
……エンジンカバー、（13）Ａ……蓋体、（13）Ｂ……
上面板、（13）Ｃ……後面板、（13）Ｄ……フック、
（14）……ヒンジ、（15）……シート、（16）……アン
カー、（17）……シートベルト
第１図は側面切欠き側面図、第２図はエンジンカバーを
開いた状態のエンジンルーム開口部付近の斜視図、第３
図はエンジンカバーが前上方向に変形しようとする場合
の側面切欠き側面図、第４図は従来例の側面切欠き側面
図である。 図中、（10）……車体、（11）……床、（11）Ａ……前
面板、（11）Ｂ……両側面板、（12）……エンジンルー
ム、（12）Ａ……開口部、（12）Ｂ……補強梁、（13）
……エンジンカバー、（13）Ａ……蓋体、（13）Ｂ……
上面板、（13）Ｃ……後面板、（13）Ｄ……フック、
（14）……ヒンジ、（15）……シート、（16）……アン
カー、（17）……シートベルト
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンルーム開口部の前縁および両側縁
に車体の床側から立設されている前面板および両側面板
と、上面板と後面板とを一体化し後面板の下縁が車体の
床側に螺着されている蓋体とからなるエンジンカバーに
おいて、該両側面板の後上隅角部には補強梁を差渡し、
該蓋体の後面板の内側からはフックを差出し、該フック
は該エンジンカバーが前上方へ変形した時に該補強梁に
係合するようにしたことを特徴とするエンジンカバーの
蓋体の補強構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004789U JPH0723336Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | エンジンカバーの蓋体の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004789U JPH0723336Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | エンジンカバーの蓋体の補強構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347888U JPH0347888U (ja) | 1991-05-07 |
| JPH0723336Y2 true JPH0723336Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31658604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11004789U Expired - Lifetime JPH0723336Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | エンジンカバーの蓋体の補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723336Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-19 JP JP11004789U patent/JPH0723336Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0347888U (ja) | 1991-05-07 |
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