JPH0617671Y2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH0617671Y2
JPH0617671Y2 JP1987182783U JP18278387U JPH0617671Y2 JP H0617671 Y2 JPH0617671 Y2 JP H0617671Y2 JP 1987182783 U JP1987182783 U JP 1987182783U JP 18278387 U JP18278387 U JP 18278387U JP H0617671 Y2 JPH0617671 Y2 JP H0617671Y2
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JP
Japan
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floor panel
sides
rear floor
fuel tank
brace
Prior art date
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Application number
JP1987182783U
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JPH0187086U (ja
Inventor
肇 正垣
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車体構造、とりわけ、リヤフロアの燃
料タンク搭載部周りの構造に関する。
従来の技術 第2,3図は従来の構造を示すもので、図中1は燃料タ
ンクを示し、該燃料タンク1はリヤフロアパネル2上
で、両側のストラットタワー3,3間に搭載してある。
このリヤフロアパネル2下面の両側部には、車体前後方
向強度部材のリヤサイドメンバ4を接合してあると共
に、これらリヤサイドメンバ4,4に跨って、丁度両側
のストラットタワー3,3を結ぶ線上で、かつ、燃料タ
ンク1が搭載される部位、具体的には燃料タンク1の後
部下方に相当する位置に、車幅方向強度部材のリヤクロ
スメンバ5を接合して、ストラットタワー3の強度と、
リヤフロアパネル2の面剛性とを確保するようにしてい
る。6はリヤシートバルクヘッド、7はトランクルーム
を隔成する樹脂材からなるトランクルームトリムを示
す。この類似構造は、例えば特開昭55−68424号
公報に示されている。
考案が解決しようとする問題点 燃料タンク1の上方は図外のリヤパーセルシェルフによ
って高さが規制されているため、該燃料タンク1の容積
の拡大手段として、図示するように該燃料タンク1の底
部を膨出成形し、これに併せてリヤフロアパネル2を下
方に凹設するようにしている。このため、リヤフロアパ
ネル2とリヤクロスメンバ5とで形成する閉断面積が狭
められてしまうことから、ストラットタワー3に作用す
るサスペンション入力により、リヤフロアパネル2の両
側部に持上り現象を生じて、ストラットタワー3の内倒
れ剛性を十分に確保できなくなり、振動防止対策を徹底
できなくなってしまう問題がある。また、トランクルー
ムトリム7はリヤフロアパネル2に固設されている訳で
はなく、トランクルーム両側のサイドトリムにクリップ
固定されているだけであるため、衝突時、あるいは急制
動時にトランクルーム内の積載荷物が慣性移動すると、
該積載荷物の移動を規制するストッパとしての機能は果
たせない不具合があった。そこで、本考案は燃料タンク
の底部膨出による容積拡大に伴う両側ストラットタワー
の内倒れ剛性の低下を防止できると共に、トランクルー
ム内の積載荷物の前方移動規制を図ることができる自動
車の車体構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 燃料タンクをリヤフロアパネル上で、両側のストラット
タワー間に搭載し、かつ、このリヤフロアパネルの下面
の前記燃料タンクの後部に相当する部位にリヤクロスメ
ンバを接合した構造において、前記リヤクロスメンバ直
上のリヤフロアパネル上面と、前記両側のストラットタ
ワーとに跨って、適宜高さのブレースを結合してある。
作用 リヤクロスメンバ直上のリヤフロアパネル上面と、両側
のストラットタワーとに跨って、接合したブレースが梁
部材として機能し、リヤフロアパネル両側部の持上がり
方向、および両側のストラットタワーの内倒れ方向に作
用するサスペンション入力に対抗する。また、車両の前
面衝突時あるいは急制動時に、トランクルーム内の積載
荷物の慣性による前方移動は、該ブレースによって規制
される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面と共に前記従来の構成と
同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1図において、リヤフロアパネル2上には、その両側
のストラットタワー3間に燃料タンク1を搭載してある
点、およびこのリヤフロアパネル2の下面には両側のス
トラットタワー3を結ぶ線上で、かつ、前記燃料タンク
1の後部下方に相当する位置にリヤクロスメンバ5を接
合してある点、等の基本的構造は前記従来と同様であ
る。ここで、前記リヤクロスメンバ5直上のリヤフロア
パネル2上面と、両側のストラットタワー3とに跨っ
て、本実施例ではストラットタワー3の後壁とに跨っ
て、適宜高さのブレース8を結合してある。このブレー
ス8は下縁にフランジ9を曲折成形してあると共に、上
縁にはその両側部分を除いて段部10を曲折成形して曲
げ剛性を高めてあり、本実施例にあっては前記フランジ
9をリヤクロスメンバ5直上のリヤフロアパネル2上面
にボルト・ナット11締結すると共に、ブレース8両側
端部を両側のストラットタワー3,3後壁にボルト・ナ
ット11締結してある。
以上の実施例構造によれば、ブレース8がリヤクロスメ
ンバ5直上のリヤフロアパネル2面上にあって、両側の
ストラットタワー3,3間で梁部材として機能し、従っ
て、ストラットタワー3に内倒れ方向に作用すると共
に、リヤフロアパネル2の両側部に持上げ方向に作用す
るサスペンション入力を、リヤクロスメンバ5と協働し
て、該ブレース8でも入力負担し、前記サスペンション
入力に十分に対抗してストラットタワー3の内倒れ、お
よびリヤフロアパネル2両側部の持上がりを抑制し、車
体後部の振動防止対策を徹底することができる。また、
このブレース8は燃料タンク1の後方で両側のストラッ
トタワー3,3間に跨って配設してあって、しかも、適
宜の高さに設定してあるため、車両の前面衝突時、ある
いは急制動時に、トランクルーム内の積載荷物が慣性に
より前方移動しても、該ブレース8で積載荷物を受け止
めてその移動を規制し、燃料タンク1と干渉するのを確
実に防止することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ブレースが両側のストラ
ットタワー間で梁部材として機能し、ストラットタワー
の内倒れ方向、およびリヤフロアパネル両側部の持上げ
方向に作用するサスペンション入力を、リヤクロスメン
バとこのブレースとにより入力負担して、該サスペンシ
ョン入力に十分に対抗することができるため、燃料タン
クの容積拡大に伴ってリヤクロスメンバとリヤフロアパ
ネルとで形成する閉断面積が狭められる場合にあっても
強度不足を来すことがない。また、このブレースは適宜
の高さに設定してあって、車両の前面衝突時あるいは急
制動時のトランクルーム内荷物の前方移動を規制して、
燃料タンクとの干渉を確実に防止できて、安全性,信頼
性を一段と高めることができるという実用上多大な効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す斜視図、第2図
は従来の構造を示す断面図、第3図は第2図のIII−III
線に沿う断面図である。 1……燃料タンク、2……リヤフロアパネル、3……ス
トラットタワー、5……リヤクロスメンバ、8……ブレ
ース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクをリヤフロアパネル上で、両側
    のストラットタワー間に搭載し、かつ、このリヤフロア
    パネルの下面の前記燃料タンクの後部に相当する部位に
    リヤクロスメンバを接合した構造において、前記リヤク
    ロスメンバ直上のリヤフロアパネル上面と、前記両側の
    ストラットタワーとに跨って、適宜高さのブレースを結
    合したことを特徴とする自動車の車体構造。
JP1987182783U 1987-11-30 1987-11-30 自動車の車体構造 Expired - Lifetime JPH0617671Y2 (ja)

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JPH0187086U JPH0187086U (ja) 1989-06-08
JPH0617671Y2 true JPH0617671Y2 (ja) 1994-05-11

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ID=31474227

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58170630A (ja) * 1982-03-30 1983-10-07 Nissan Motor Co Ltd リヤフロア構造

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JPH0187086U (ja) 1989-06-08

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