JPH0417406Y2 - - Google Patents

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JPH0417406Y2
JPH0417406Y2 JP1985006592U JP659285U JPH0417406Y2 JP H0417406 Y2 JPH0417406 Y2 JP H0417406Y2 JP 1985006592 U JP1985006592 U JP 1985006592U JP 659285 U JP659285 U JP 659285U JP H0417406 Y2 JPH0417406 Y2 JP H0417406Y2
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floor
anchor
reinforcement
section
tunnel
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JP1985006592U
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のシートベルト支持部補強構
造、特に詳細にはフロアのトンネル部に設けたシ
ートベルト支持部の補強構造に関するものであ
る。
(従来技術) 例えば乗用車等の自動車にあつては、前席用シ
ートベルトのアンカーポイントを、フロアのトン
ネル部に設けることが多い。このようなシートベ
ルト支持構造においては、自動車衝突時にシート
ベルトに加わる力によつて上記トンネル部が変形
することを防止するため、このトンネル部のアン
カーポイント周辺はレインフオースメント(補強
部材)によつて補強されるようになつている。
上記のようにシートベルト支持部を補強する構
造として従来より、フロアトンネルの一部からそ
の両側のフロアまでを覆うレインフオースメント
をトンネル上面あるいは下面に配してこの部分を
2重構造とし、ここにアンカーポイントを設ける
ようにしたものが良く知られている。しかし上記
レインフオースメントは1枚の平板を折曲げ加工
して形成されるものであるから補強効果が低く、
したがつて自動車衝突時に前述のような力によつ
て変形してしまうこともある。またこのレインフ
オースメントは、上述のようにして複雑な形状に
加工されるため歩留りが低く、さらにはフロアと
いわゆるベタ合せとなるためフロアに大きな未塗
装部を残すことになり、特にトンネル下面に設け
られる場合にはフロアの防錆効果を損なう、とい
う不具合もある。
そこで例えば実開昭57−158586号公報に示され
るように、トンネル部に上下方向の段差を設けた
り、トンネル部近傍のフロアにビード部を形成す
る試みもなされているが、十分な補強効果が得ら
れていないのが実情である。
(考案の目的) そこで本考案は、十分な補強効果が得られ、製
造容易でしかもフロア防錆の点でも有利な、自動
車のシートベルト支持部補強構造を提供すること
を目的とするものである。
(考案の構成) 本考案の自動車のシートベルト支持部補強構造
は、前述したようにトンネル部の側壁にシートベ
ルトのアンカーポイントを設けたシートベルト支
持部において、トンネル部の下面に、断面逆ハツ
ト状で該トンネル部下面との間に閉断面を形成
し、車幅方向に延び上記アンカーポイントを含む
アンカーレインフオースメントを設けるととも
に、トンネル部の両端部近傍のフロア下面に、断
面逆ハツト状で該フロア下面との間に閉断面を形
成し、車体前後方向に延び上記アンカーレインフ
オースメントの両端にそれぞれ結合して、該レイ
ンフオースメントとともにH型の補強構造をなす
1対のサイドメンバーを設け、そしてこれらのサ
イドメンバーを、フロアに車幅方向に亘つて配設
されたクロスメンバー部に接合したことを特徴と
するものである。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1〜4図は本考案の一実施例による自動車の
シートベルト支持部補強構造を示すものである。
第1図に示されるように、車体フロア10の中央
を前後方向に延びるように形成されたトンネル部
11の両側壁11aには、シートベルト支持部1
2が設けられている。このシートベルト支持部1
2は、フロア10を補強するNo.2クロスメンバ
ー13よりもやや後方(第1図中の右方)におい
て前席シート(図示せず)のシートボトム近傍に
設けられている。またシートベルト支持部12の
前方において、トンネル部側壁11aにはシート
ブラケツト14が設けられ、上記前席シートはこ
れらのシートブラケツト14を利用してフロア1
0に固定されるようになつている。
第2図はフロア10を透視して上記シートベル
ト支持部12の補強構造を詳しく示すものであ
り、また第3,4図はそれぞれ第1図の−線
断面図、−線断面図である。第2図に示され
るようにトンネル部11の下面には、該トンネル
部11に沿つて車幅方向に延び、アンカーナツト
15が固定されたアンカーレインフオースメント
16が結合されている。そしてこのアンカーレイ
ンフオースメント16の両端にはそれぞれ、フロ
ア10の下面に固定されサイドメンバー17が結
合されている。したがつてシートベルト支持部1
2近辺のフロア10は、上記アンカーレインフオ
ースメント16とサイドメンバー17とからなる
H型の補強構造によつて補強されている。しか
も、アンカーレインフオースメント16とサイド
メンバー17は断面逆ハツト状とされて、それぞ
れトンネル部11の下面、フロア10の下面との
間に閉断面を形成するものとなつているから、上
記の補強は非常に強固になされ得る。なお第3図
に明示されるように、アンカーレインフオースメ
ント16はフロア10とサイドメンバー17との
間に挿入され、これら3つの部材はスポツト溶接
等によつて一体化されている。また本実施例にお
いては、第4図に明示されるように、各サイドメ
ンバー17の前端部はフロア10を介してNo.2
クロスメンバー13とも結合されている。アンカ
ーレインフオースメント16に固定されたアンカ
ーナツト15は、フロア10の上面に結合された
アンカーブラケツト18(第1図参照)とともに
アンカーポイントを構成するものであり、第3図
に示されるようにシートベルトのアンカー部19
はアンカーボルト20と上記アンカーナツト15
とによつて締結され、アンカーブラケツト18上
に固定される。このようにしてフロア10のトン
ネル部側壁11aに固定されたアンカー部19に
は、公知のシートベルトのウエビング(図示せ
ず)が連結される。
自動車の衝突時、トンネル部側壁11aのアン
カーポイントには上述のウエビングを介して大き
な荷重が作用するが、上記構成のシートベルト支
持部においては、アンカーレインフオースメント
16がトンネル部11の断面変形を強固に防止
し、またサイドメンバー17はトンネル部11お
よびフロア10の折れ曲がりを強固に防止する。
なおサイドメンバー17は本実施例におけるよ
うに、No.2クロスメンバー13の後端側に結合
されてもよいし、あるいは第5図に示すように
No.2クロスメンバー13の前端側に結合されて
もよい。またこのサイドメンバー17は必ずしも
No.2クロスメンバー13と結合されなくてもよ
いが、フロアに車幅方向に亘つて配設された何ら
かのクロスメンバーに接合することが必要であ
る。そのようになつていれば、当然、該サイドメ
ンバー17によるフロア10の補強効果はより高
いものとなる。
また上記実施例において、前席シートはアンカ
ーブラケツト18と別個に設けられたシートブラ
ケツト14に固定されるようになつているが、ア
ンカーブラケツト18にシート基部を固定し、こ
のシート基部にシートベルトアンカー部19を結
合して、いわゆるベルトインシートを構成するこ
とも可能である。
(考案の効果) 以上詳細に説明した通り本考案の自動車のシー
トベルト支持部補強構造によれば、アンカーレイ
ンフオースメントと1対のサイドメンバーとを結
合してH型の補強構造を構成したので、シートベ
ルト支持部が強固に補強され、自動車衝突時フロ
アのシートベルト支持部近辺が変形してシートお
よび乗員が浮き上がることが防止される。しか
も、上記アンカーレインフオースメントとサイド
メンバーとを断面逆ハツト状として、それぞれト
ンネル部下面、フロア下面との間に閉断面を形成
させるとともに、サイドメンバーを、フロアに車
幅方向に亘つて配設されたクロスメンバー部に接
合させたので、上記の補強は非常に強固になされ
得る。したがつて乗員の脱出空間が確保され、安
全性が高められる。また本考案のシートベルト支
持部補強構造は、簡単な形状のアンカーレインフ
オースメントとサイドメンバーとを組み合わせて
構成されるものであるから製造も容易であり、し
かも本考案においては、補強部材として、断面逆
ハツト状で縁部が車体フロア側に接合されるアン
カーレインフオースメントとサイドメンバーとを
用い、車体フロアにいわゆるベタ合せされる大き
な補強部材は用いていないから、防錆上の問題も
生じない。なお本考案の補強構造は、前述の通り
略水平に配されたH型の補強構造を用いるもので
あるから、フロアトンネル部が低い自動車に対し
て特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるシートベルト
支持部補強構造を示す一部破断斜視図、第2図は
上記シートベルト支持部補強構造を詳しく示す斜
視図、第3図、第4図はそれぞれ第1図の−
線断面図と−線断面図、第5図は本考案の別
の実施例の一部を示す側断面図、 10……フロア、11……トンネル部、11a
……トンネル部の側壁、12……シートベルト支
持部、13……クロスメンバー、15……アンカ
ーナツト、16……アンカーレインフオースメン
ト、17……サイドメンバー、18……アンカー
ブラケツト、19……シートベルトのアンカー
部、20……アンカーボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロアに形成されたトンネル部の側壁にシート
    ベルトのアンカーポイントを設けてなる自動車の
    シートベルト支持部において、 前記トンネル部の下面に、断面逆ハツト状で該
    トンネル部下面との間に閉断面を形成し、車幅方
    向に延び前記アンカーポイントを含むアンカーレ
    インフオースメントが設けられるとともに、 前記トンネル部の両端部近傍のフロア下面に、
    断面逆ハツト状で該フロア下面との間に閉断面を
    形成し、車体前後方向に延び前記アンカーレイン
    フオースメントの両端にそれぞれ結合して、該レ
    インフオースメントとともにH型の補強構造をな
    す1対のサイドメンバーが設けられ、 これらのサイドメンバーが、前記フロアに車幅
    方向に亘つて配設されたクロスメンバー部に接合
    されていることを特徴とする自動車のシートベル
    ト支持部補強構造。
JP1985006592U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH0417406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985006592U JPH0417406Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JP1985006592U JPH0417406Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JPS61122949U JPS61122949U (ja) 1986-08-02
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JPS56173354U (ja) * 1980-05-27 1981-12-21
JPH0141660Y2 (ja) * 1981-05-13 1989-12-08

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