JPH07233121A - ラノリン脂肪酸類の分離法 - Google Patents

ラノリン脂肪酸類の分離法

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JPH07233121A JP20419992A JP20419992A JPH07233121A JP H07233121 A JPH07233121 A JP H07233121A JP 20419992 A JP20419992 A JP 20419992A JP 20419992 A JP20419992 A JP 20419992A JP H07233121 A JPH07233121 A JP H07233121A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明はラノリン脂肪酸メチルエステルに含ま
れるω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを溶剤分別に
より分離し、これを精製する方法、及びω−ヒドロキシ
脂肪酸メチルエステルを分離除去したラノリン脂肪酸メ
チルエステルを低温でカラム処理することにより、非ヒ
ドロキシ脂肪酸メチルエステルとα−ヒドロキシ脂肪酸
メチルエステルを効率よく分離、精製する方法、を提供
する。 【効果】本発明によれば、容易に効率よく淡色でほぼ無
臭のω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステル、非ヒドロキ
シ脂肪酸メチルエステル、及びα−ヒドロキシ脂肪酸メ
チルエステルを工業的規模で収得でき、これ等は医薬品
分野、化粧品分野等で有効利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラノリン脂肪酸メチルエ
ステルの分離法、より詳しくはラノリン脂肪酸メチルエ
ステルに含まれるω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステル
を分離し、さらに精製する方法、およびω−ヒドロキシ
脂肪酸メチルエステルを分離除去したラノリン脂肪酸メ
チルエステルに含まれる非ヒドロキシ脂肪酸メチルエス
テルとα−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルとを分離精
製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】α−ヒドロキシ脂肪酸はアトピー性皮膚
炎、魚鱗癬などに効能があることが報告されており、医
薬、化粧品分野にその用途が拡がるものと思われる。
一方、非ヒドロキシ脂肪酸は撥水性に優れワックスとし
て利用される可能性を有し、またその構成成分である分
岐脂肪酸の性質には皮膚をしなやかにする、毛髪を保護
する、抗菌性を有すといった特徴をもつ事が知られてい
る。従来、ラノリン脂肪酸はラノリンアルコールに比べ
てその独特の獣臭と色の濃さにより化粧品業界から敬遠
されぎみであった。 これらの獣臭と色の濃さという欠
点を克服するために、これまで分子蒸留法等による精製
方法がとられてきたが、ヒドロキシ脂肪酸と非ヒドロキ
シ脂肪酸に分離することはできなかった。また多段階の
液液抽出によりヒドロキシ脂肪酸を分離する方法も古く
から知られているが実用的でなかった(Aust.J.
Appl.Sci.,50〜56,1963)。ラノリ
ン脂肪酸を一価低級アルコールとのエステルとし石油エ
ーテルまたはベンゾールに溶解後吸着剤に吸着させオキ
シ脂肪酸を採取する方法が知られている(特許第153
628号)が、α−ヒドロキシ脂肪酸エステルとω−ヒ
ドロキシ脂肪酸エステルを効率良く分離する方法につい
ては知られていない。ラノリン脂肪酸エステルをカラム
クロマトグラフ的手法にて不純物を吸着除去する方法
(特開平1−272510)、或いはウールグリースを
非極性有機溶剤に溶解し、これを吸着剤を充填した吸着
塔に通液し、極性のラノリンワックスと非極性のラノリ
ンワックスとに分離する方法(特公昭54−2120
7)は既に知られている。しかし、これらの方法は吸着
塔に通液する原液に高融点成分であるω−ヒドロキシ脂
肪酸エステルを含んでいるため吸着塔の処理温度を必然
的に高く維持しなければならず吸着剤の吸着能を低下さ
せることとなる。また原液のミセラ濃度を低くすると処
理温度をさげることはできるが、溶剤の使用量が多くな
るという欠点を有す。
【0003】
【発明の解決課題】ラノリン脂肪酸には非ヒドロキシ脂
肪酸が60〜65重量%、α−ヒドロキシ脂肪酸が25
〜30重量%、ω−ヒドロキシ脂肪酸が5重量%前後含
まれており、これらを効率良く分離し、且つ、ラノリン
脂肪酸特有の獣臭および着色物質を除く新しい技術を提
供することが本発明の目的である。ラノリン脂肪酸自身
はその臭気と色調の点で用途開発が遅れているが、ラノ
リン脂肪酸の構成成分である非ヒドロキシ脂肪酸、α−
ヒドロキシ脂肪酸、およびω−ヒドロキシ脂肪酸をそれ
ぞれ分離することにより色調、臭気といった問題点を解
決し、個々の特長を生かした用途を拡げることができ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、ラノリン脂
肪酸メチルエステルを溶剤分別することにより粗精製の
ω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを得、さらにこれ
を溶剤で希釈し吸着剤を用いた吸着塔に通液し、回収後
溶剤を留去することにより高度に精製されたω−ヒドロ
キシ脂肪酸メチルエステルを得ることができる。溶剤分
別により高融点成分であるω−ヒドロキシ脂肪酸メチル
エステルが除去された濾液をそのまま吸着剤を充填した
吸着塔に通液し、非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルと
α−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルとに分離出来る。
この際、吸着塔の温度を低くし、非ヒドロキシ脂肪酸メ
チルエステルとα−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルと
の分離効率を良くしたことを特徴とする。本発明では、
ラノリン脂肪酸エステルとしてメチルエステルを使用し
ているが、これは脂肪酸誘導体を合成するための出発原
料として一般的であり、反応を合理的に進める上でも有
用である。
【0005】
【発明の構成】本発明法で上記の如きω−ヒドロキシ脂
肪酸メチルエステル、非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステ
ル、およびα−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを得る
には、まず原料であるラノリン脂肪酸をメチルエステル
とし、非極性溶剤n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロ
ヘキサン、トルエン、ベンゼン等或いはこれらの混合溶
剤に10〜40重量%の濃度となるように溶解し、30
℃〜80℃、好ましくは50℃前後まで加熱する。次い
でこの溶液をゆっくりと攪拌しながら冷却して行き、結
晶が析出し始めたらそれ以上温度を急激に低下させない
ようにし、結晶が沈降していくよう攪拌速度を調整す
る。十分結晶が析出したところで濾別することによって
結晶を回収する。 回収した結晶を上記溶剤に5〜20
重量%の濃度になるように溶解し、これを活性白土、シ
リカゲル、珪酸マグネシウム、ゼオライト等およびこれ
らの混合物を充填剤としたカラムに通液する。続いて回
収した溶液から溶媒を留去すると色調(ガードナー法)
1以下で無臭の高度に精製されたω−ヒドロキシ脂肪酸
メチルエステルを得ることができる。
【0006】非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステル、およ
びα−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを得るには上記
の方法でω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを分離除
去した濾液をそのまま活性白土、シリカゲル、珪酸マグ
ネシウム、ゼオライト等またはこれらの混合物を充填剤
とした吸着塔に通液し、流出してくるミセラを回収して
濃縮することによって非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステ
ルを得ることができる。この時、カラム内の充填剤に吸
着しているα−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルは、n
−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、トルエ
ン、或いはベンゼン等にイソプロピルアルコール、メタ
ノール、酢酸エチル等の極性溶剤を混合した混合溶剤、
或いは単一の前記極性溶剤で溶出し回収することができ
る。またその他の極性物質は、極性溶剤を通液すること
によって回収される。カラムの温度は30℃〜80℃、
好ましくは40℃前後、流出速度は4.0ml/min
・cm以下が好ましい。カラム温度が低すぎると結晶
が析出して目詰りの原因となり、流出速度が速すぎると
分離能は悪くなる。原料であるラノリン脂肪酸メチルエ
ステルの一回の処理量は、カラムに充填されている充填
剤の重量の等量から1/8程度が良い。極性化合物を追
い出した後の充填剤は、無極性の溶剤に置き換えること
で再使用可能である。以下、本発明をさらに詳しく説明
するため実施例を示す。
【0007】
【実施例1】 溶剤分別による粗精製ω−ヒドロキシ脂
肪酸メチルエステルの分離 ラノリン脂肪酸メチルエステル100gをn−ヘプタン
300mlに溶解し攪拌しながら50℃付近まで加熱す
る。溶液が均一になったことを確認した後攪拌を10r
pmまで落とし徐々に冷却を始める。結晶が析出して来
る温度約25〜27℃前後で冷却を止め、それ以上温度
が低下しないようにする。析出してきた結晶を減圧濾過
により回収すると収率3〜5重量%の表1に示すような
粗精製ω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを得ること
ができた。
【0008】
【表1】 一般分析値 この溶剤分別は、他の非極性溶剤或いは極性溶剤、或い
はそれらの混合物によっても可能である。
【0009】このようにして得られたω−ヒドロキシ脂
肪酸メチルエステルは、さらに非極性溶剤n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、トルエン、ベンゼ
ン等に溶解し、活性白土、シリカゲル、珪酸マグネシウ
ム、ゼオライト等またはこれらの混合物を充填剤とした
吸着塔に通液し、流出してくるミセラを回収して濃縮す
ると淡色で無臭のω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステル
を得ることができる。
【0010】
【実施例2】 粗精製ω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエ
ステルの高度精製 シリカゲル500gを吸着塔に充填し、トルエン100
0mlに粗精製ω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを
溶解した液を通液し、さらにトルエン3000mlを通
液し、通過した液を合わせて溶剤を留去して、精製ω−
ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを得た。この様にして
得られた精製ω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルの一
般分析値を表2に示す。
【0011】
【表2】 精製ω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルの一般分析値
【0012】(比較例)カラムによる精製法を用いず脱
色剤、例えば過酸化水素水、次亜塩素酸ソーダ等の一般
的な脱色と酸処理、あるいはアルカリ処理との組み合わ
せによってもある程度精製することはできる。また、非
極性溶剤と極性溶剤による液液抽出による精製も可能で
あるが、これらの方法で精製されたものは吸着剤で処理
されたものより着色している。これらの方法により得ら
れたサンプルの分析例を表3に示す。
【0013】
【表3】 一般分析値
【0014】溶剤分別により高融点分であるω−ヒドロ
キシ脂肪酸メチルエステルを分離除去したラノリン脂肪
酸メチルエステルは、その濾液のまま活性白土、シリカ
ゲル、珪酸マグネシウム、ゼオライト等またはこれらの
混合物を充填剤とした吸着塔に通液し低温で非ヒドロキ
シ脂肪酸メチルエステルとα−ヒドロキシ脂肪酸メチル
エステルに分離することができる。次にその実施例を示
す。
【0015】
【実施例3】 非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルとα
−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルとの分離 活性白土500gを吸着塔に充填し、実施例1で得られ
た濾液を通液し、さらにn−ヘプタン1500mlを通
液し、通過した液を合わせて溶剤を留去することによ
り、非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを得ることがで
きた。さらにn−ヘプタンとイソプロピルアルコールと
を90対10に混合した混合溶剤を300ml通液し、
得られた溶液の溶剤を留去しα−ヒドロキシ脂肪酸メチ
ルエステルを得た。最後に充填剤に吸着されたまま残っ
ている極性化合物は、極性有機溶剤によって洗い出さ
れ、溶剤を留去することによって原料中に含まれていた
着色成分が得られた。表4に溶剤の種類による極性の違
いが収率に及ぼす影響を示した。
【0016】
【表4】
【0017】表4に示すよう溶剤の極性が変わると収率
の増減を伴うことがわかる。 次に表4に記載の*1.
*2.*3.*4.*5の非ヒドロキシ脂肪酸メチルエ
ステルの純度をガスクロマトグラフィー及びイアトロス
キャンによって求めた結果を表5に示す。
【0018】
【表5】
【0019】表5から、非ヒドロキシ脂肪酸メチルエス
テルの収率が増加するとその中にα−ヒドロキシ脂肪酸
メチルエステルが混入し純度が低下することがわかる。
実施例3では、カラムへの原液として、ω−ヒドロキシ
脂肪酸メチルエステルを濾別した後の濾液を使用してい
た。同じ操作条件でω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステ
ルを濾別せずに、ラノリン脂肪酸メチルエステルを使用
した場合カラム内で結晶が析出し目詰まりの原因とな
る。この問題を防ぐためにはカラムの処理温度を5〜2
0℃好ましくは、10℃前後上げる必要があるが、その
ために吸着剤の吸着能力は低下する。比較例を表6に示
す。
【0020】
【表6】
【0021】表6では、実施例3−1に比べてカラム温
度が約20℃高く、吸着剤の吸着能力が低下して極性部
分が非極性部分に混入し、収率は増加するが、純度は下
がっていることを示している。カラムの操作条件につい
ては、カラム内を通過する液の速度によっても非ヒドロ
キシ脂肪酸メチルエステルの純度は変化する。その実施
例を以下に示す。
【0022】
【実施例4】活性白上500gを吸着塔に充填し、実施
例1から得られた濾液を通液し、さらにn−ヘプタン1
500mlを通液し、通過した溶液を合わせて溶媒を留
去し、非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを得る。この
時、その液の流出速度を1.0ml/min・cm
2.0ml/min・cm、3.0ml/min・c
と変えるとその収率、つまり純度の変化がみられ
る。その結果を表7に示し、得られた非ヒドロキシ脂肪
酸メチルエステルの一般分析値を表8に示す。
【0023】
【表7】
【0024】
【表8】 一般分析値
【0025】表7、表8からわかるように流速を速める
と、非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルの収率は増加す
るが、色調(GH)及び水酸基価の値からわかるように
α−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルとの分離効率が悪
くなる。一回に通液する原液のミセラ量によっても非ヒ
ドロキシ詣肪酸メチルエステルの収率は変化する。以下
に具体例を示す。
【0026】
【実施例5】カラムに充填する活性白土の量をそれぞれ
800g、600g、400gおよび200gとし、原
液のカラムに通液する流量を3.0ml/min・cm
と固定し、実施例1の方法で得られたω−ヒドロキシ
脂肪酸メチルエステルを除去したラノリン脂肪酸メチル
エステル100gを原料としn−ヘプタン200mlで
希釈後、カラムに通液した。原液を通液後、新たにn−
ヘプタン300mlを3.0ml/min・cmで通
液し、回収されたミセラの溶媒を留去して収量を測定し
た。その結果を表9に示す。
【0027】
【表9】 原液ミセラ量と白土量との関係 表9の結果から分かるようにカラムに充填されている白
土の使用量に対して一定量以上の原料ミセラをフィード
すると非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルの純度は低下
する。充填剤の種類を他の極性の強いものにすると充填
剤に対する原料ミセラ量を増やす事ができる。
【0028】
【発明の効果】本発明により、ラノリン脂肪酸の問題点
であった独特の獣臭と色の濃さは、著しく改善され、さ
らにラノリン脂肪酸の構成成分である非ヒドロキシ脂肪
酸、α−ヒドロキシ脂肪酸、及びω−ヒドロキシ脂肪酸
を工業的規模で高度に分画することが可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 勝彦 大阪府大阪市天王寺区北河堀町10番3号 吉川製油株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラノリン脂肪酸メチルエステルを非極性溶
    剤、極性溶剤或いはその混合溶剤に溶解し、冷却後析出
    するω−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルを濾過により
    分離し、得られた粗精製のω−ヒドロキシ脂肪酸メチル
    エステルを活性白土、アルミナ、シリカゲル等の吸着剤
    を用いて精製する方法。
  2. 【請求項2】請求項1で得られるω−ヒドロキシ脂肪酸
    メチルエステルを除いた非ヒドロキシ脂肪酸メチルエス
    テルとα−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルの混合ミセ
    ラを活性白土、アルミナ、シリカゲル等を吸着剤として
    用いた吸着塔に通液し、低温でカラムクロマトグラフ的
    手法により非ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルとα−ヒ
    ドロキシ脂肪酸メチルエステルとに分離精製する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006345A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Nippon Fine Chem Co Ltd エステル及びこれを含有する防錆油組成物並びに潤滑油組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011006345A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Nippon Fine Chem Co Ltd エステル及びこれを含有する防錆油組成物並びに潤滑油組成物

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