JPS63104948A - オリザノ−ル構成成分の濃縮精製方法 - Google Patents

オリザノ−ル構成成分の濃縮精製方法

Info

Publication number
JPS63104948A
JPS63104948A JP24840786A JP24840786A JPS63104948A JP S63104948 A JPS63104948 A JP S63104948A JP 24840786 A JP24840786 A JP 24840786A JP 24840786 A JP24840786 A JP 24840786A JP S63104948 A JPS63104948 A JP S63104948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
oryzanol
recrystallization
caf
crystals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24840786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0745512B2 (ja
Inventor
Koji Kobayashi
広治 小林
Tokuo Furuse
古瀬 徳夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tama Biochemical Co Ltd
Original Assignee
Tama Biochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tama Biochemical Co Ltd filed Critical Tama Biochemical Co Ltd
Priority to JP24840786A priority Critical patent/JPH0745512B2/ja
Publication of JPS63104948A publication Critical patent/JPS63104948A/ja
Publication of JPH0745512B2 publication Critical patent/JPH0745512B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steroid Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オリザノールを構成する成分のうち、シクロ
アルテノール・フェルラ酸エステル、あるいは24−メ
チレンシクロアルタノール・フェルラ酸エステルを濃縮
精製する方法に関する。
〔従来の技術〕
オリザノールをアセトンまたはメチルエチルケトンに溶
解し、この溶液にメタノール、エタノール、あるいはプ
ロパツールか、または、この含水有機溶媒または水を加
え、各成分を分別析出させる方法(特開昭58−216
19号)が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この方法で用いる有機溶媒は蒸留回収した後、
例えば精留などの手段によって単一な溶媒としなければ
、再び使用する事ができず、このため、工業的規模での
使用には問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題を解決する方法につき、鋭意
研究した結果、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、常温、常圧下で液体であるアルコール
、または常温、常圧下で液体である炭化水素、または上
記アルコールと上記炭化水素とから成る2種類以上の混
合物を溶媒として用い、オリザノールから多段再結晶化
または多段固液抽出を行ない、構成成分であるシクロア
ルテノール・フェルラ酸エステル、あるいは24−メチ
レンシクロアルタノール・フェルラ酸エステルを濃縮精
製する事を特徴とするオリザノール構成成分の濃縮精製
方法である。
本発明で使用するオリザノールは、粗製あるいは、精製
オリザノールのいずれでも良く、このものは、粗製ある
いは、精製オリザノールとして市販品を入手する事がで
きる。
オリザノールを構成する成分であるシクロアル・テノー
ル・フェルラ酸エステル(以下、CAFという)、ある
いは24−メチレンシクロアルタノール・フェルラ酸エ
ステル(以下、24−MCAFという)を濃縮精製する
ために使用する溶媒のうち、アルコールは、常温、常圧
下で液体であれば、どのようなアルコールでも使用する
事ができるが、蒸留回収が容易で、低価格であれば好ま
しい。このため例えばメタノール、エタノール、プロパ
ツール、イソプロパツール、ブタノール、イソブタノー
ル、5ec−ブタノール、ter t−ブタノールなど
炭素数1〜4の脂肪族飽和アルコールが好ましい。また
、溶媒を構成する炭化水素は、常温、常圧下で液体であ
ればどのような炭化水素でも使用する事ができるが、蒸
留回収が容易で、低価格である事が好ましく、このため
例えばペンクン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソ
オクタン、シクロペンクン、シクロヘキサン、ベンゼン
、トルエン、キシレンなどが好ましい。
アルコールおよび炭化水素は、例えば2種類以上のアル
コールの混合溶媒または2種類以上の炭化水素の混合溶
媒を用いる事も可能であるが、このような溶媒は蒸留回
収後の溶媒の組成が変化し、再び結晶化または固液抽出
に用いる事が難しい。
このため、アルコールおよび炭化水素は、単独で用いる
事が好ましい。
また、アルコールと炭化水素とから成る2種類以上の混
合物を構成するアルコールおよび炭化水素は、常温、常
圧下で液体であれば、どのような種類のものでも使用で
きるが、上記のようなアルコールおよび炭化水素を使用
する事が好ましく、この混合溶媒は、蒸留回収が容易で
、回収した溶媒は、再び結晶化または固液抽出に使用す
る事が容易である事が好ましいため、共沸する組成であ
る事が好ましい。
アルコールと炭化水素とから成る2種類以上の混合物を
溶媒として用いる場合、例えば、アルコールとしてメタ
ノールを用いる場合には、炭化水素では、それぞれ、ヘ
キサン73.6evt%、ヘプタン53 、9w t%
、オクタン28御t%、シクロヘキサン61−t%、ト
ルエン28 、55w t%などと、2成分の共沸混合
物を構成し、また、例えば、アルコールとしてブタノー
ルを用いた場合には、炭化水素では、それぞれヘキサン
32.8wt%、ヘプタン18−t%、オクタン56.
8%1t%、シクロヘキサン90.5wt%、トルエン
70.3wt%などと2成分の共沸混合物を構成するほ
か、各種の組合わせでアルコールと炭化水素との共沸す
る組成の混合物を作る事ができる。
しかしながら、アルコールと炭化水素とから成る2種類
以上の混合物で共沸する組成のものを溶媒として用いる
場合、この溶媒を構成するアルコールに対する水の溶解
度が高い場合、再結晶化操作または、固液抽出操作を行
なううちに溶媒が吸湿し、濃縮精製の効果が低下したり
、または、2層に分離してしまう場合がある。このため
、溶媒を構成するアルコールは、水の溶解度が低いもの
を用いる事が好ましく、また、水の溶解度の高いアルコ
ールを用いる場合には、再結晶化装置または固液抽出装
置の内部に水分が入らないように装置を作る必要がある
多段再結晶化または多段固液抽出で使用する溶媒は、前
記のような溶媒のうち、原料であるオリザノールを構成
する成分の組成に応じて適宜選択して使用する事ができ
る。
濃縮精製を多段再結晶化で行なうか、または多段固液抽
出で行なうかは、使用する溶媒の種類に応じて決める事
ができる。すなわち再結晶化または固液抽出で使用する
溶媒は、原料オリザノールに対する量が少ないほど経済
的であるが、使用する溶媒の沸点よりも低い温度でのオ
リザノールの溶解度が低い場合、再結晶化では、オリザ
ノールに対する溶媒の量を多量用いなければならない。
このような場合、少量の溶媒で多段固液抽出を行なう事
によって成分の濃縮精製の目的を達成する事ができる。
このようにオリザノールの溶解度の低い溶媒としては、
例えばアルコールでは、炭素数の短いメタノール、エタ
ノールなどであり、また、炭化水素では、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタンなどの直鎖飽和炭化水素な
どが上げられるが、オリザノールを構成する成分の比率
によっても溶解度は変化するため注意する必要がある。
多段再結晶化は、次のようにして行なう事ができる。す
なわち、原料であるオリザノールに溶媒を加え、加熱、
溶解後冷却する事により、1回目の再結晶化を行ない、
析出した結晶を濾過する。
この際使用する溶媒の量や、再結晶化の温度は、再結晶
化の原料の溶媒に対する溶解度や、析出する結晶の濾過
操作の操作性などによって自由に決める事ができる。こ
れは、2回目以後の再結晶化においても同様である。
1回目の再結晶化によって得られた結晶は、2回目の再
結晶化を行なうぺ(、溶媒を加えて、同様の操作で結晶
を得、さらにこの結晶に溶媒を加えて再結晶化を行ない
3回目の結晶を得る。同様にして4回目以後の再結晶化
を順次行なう事により、CAFまたは24−MCAFを
濃縮精製する。
再結晶化に用いる溶媒の種類によって、最後に結晶とし
てCAFが得られるか、24−MCAFが得られるかが
異なるが、1回目の再結晶化で得られた結晶の成分比率
を分析する事によって、CAFか、24−MCAFかは
明らかにする事ができる。
1回目の再結晶化の母液は、結晶として得たCAFまた
は、24−MCAF以外のどちらかの成分の濃度が高く
なっているため、再結晶化に適する濃度まで溶媒を留去
し、冷却して結晶を除き、母液側でこの成分を濃縮する
か、または溶媒を完全に留去した後、この成分に適した
溶媒を用いて多段再結晶化を行なって濃縮精製する事が
できる。
また、多段再結晶化の溶媒は、CAFまたは24−MC
AFを結晶として得るまでの各段をすべて同じ溶媒で行
なうばかりでなく、途中で再結晶化の溶媒の種類を変え
る事もできる。
CAFまたは24−MCAFの濃縮精製は、多段固液抽
出によっても行なう事ができる。すなわち、多段固液抽
出では、原料であるオザノールに、抽出のための溶媒を
加え、室温または加熱下で攪拌して1回目の固液抽出を
行ない、その後濾過し、これを濾液とケーキに分ける。
濾液は再結晶化では結晶化母液に相当し、また、ケーキ
は結晶に相当する。
多段固液抽出で用いる溶媒の量や、抽出温度、そして攪
拌時間や濾過温度などは、原料の溶媒に対する溶解度や
、ケーキの濾過性などによって自由に決める事ができ、
さらに、攪拌時間は最低でも原料のかたまりが無(なり
、固型分が均一になるまで行なう事が好ましい。これは
、2回目以後の固液抽出についても同様である。
1回目の固液抽出で得られたケーキは、2回目の固液抽
出を行なうために溶媒を加え、再び同様の操作を行ない
ケーキを得、このケーキに溶媒を加えて固液抽出を行な
い、3回目のケーキを得、これを繰り返すことによって
4回目以後の固液抽出を行なってCFAまたは24−M
CAFをケーキとして濃縮精製する。最後のケーキとし
て得られる成分は、用いる溶媒によりCAFである場合
と24−MCAFである場合とに分かれる。
1回目の濾液は、ケーキに濃縮されたCAFまたは24
−MCAF以外のどちらかの成分の濃度が高くなってい
るため、この成分を濃縮精製するために完全に溶媒を留
去した後、この成分に適した溶媒を用いて多段固液抽出
を行なうか、または、結晶が析出してくるまで溶媒を留
去した後、再結晶化によってこの成分を:a縮精製する
事もできる。
多段固液抽出の溶媒は、CAFまたは24−MCAFを
ケーキとして得るまでの各段をすべて同じ溶媒で行なう
ばかりでなく、途中で溶媒の種類を変える事もできる。
また、成分を得るまでの段階を再結晶化と固液抽出を組
み合わせ、多段で濃縮精製を行なう事もできる。なお、
多段再結晶化および多段固液抽出の各段での成分含有率
は、高速液体クロマトグラフィーまたはガスクロマトグ
ラフィーによって分析することができる。
〔発明の効果〕
オリザノールからその構成成分であるCAFおよび24
−MCAFを効果的かつ高濃度に濃縮精製する事ができ
る。
そして、この濃縮精製に使用した溶媒は、蒸溜回収した
後、精留抛作等の処理をすることなく、再使用ができ、
溶媒の使用効率が高い。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、本発明は、これにより
制限されるものではない。なお、実施例中、高速液体ク
ロマトグラフィー(以下、HPLCという)の分析条件
は、次の通りである。各成分の量は面積百分率によって
表示した。
+11  カラム 日本分光工業■製 Finepak SIL Cl8S
4.6寵ID X 150龍L (2)溶離液 テトラヒドロフラン  12%(v/v)メタノール 
     25%(v/v)アセトニトリル    6
3%(v/v)上記3種類の混合物 (3)流量 1、 Omff/m1n (4)注入量 試料40■をクロロホルムに溶かし50n/とじたもの
のうち2μ1 (5)検出器 紫外線分光検出器 (6)検出波長 U V 326nm 実施例I HPLCの分析の結果CAFが43.7%、24−MC
AFが44.3%、その他4種類はどのフェルラ酸エス
テルを含むγ−オリザノール700gに、再結晶化溶媒
としてn−プロパツール51を加え、加熱溶解させた後
、攪拌しながら60℃まで冷却し、析出した結晶を60
℃で減圧濾過した。得られた結晶は、約400gでHP
LC分析の結果、CAFが53.5%、24−MCAF
が39.3%であった。この結晶400gに対して7倍
容量の2.81のn−プロパツールを加え、再結晶化し
、60℃で減圧濾過した。2回目の再結晶化で得られた
結晶は、250gでCAFを64.7%、24−MCA
Fを33.1%含有していた。このように結晶重量に対
して7倍容量のn−プロパツールを加え、加熱溶解した
後、攪拌しながら冷却し、60℃で減圧濾過する事によ
り、3回目以後の再結晶化を行なったところ、3回目に
150gの結晶が得られ、CAF78.2%、24−M
CAFが20%含まれており、さらに再結晶化を行ない
、6回目に得られた結晶は45.3g、CAFは93.
6%、24−M CA Fが6,1%含まれていた。
1回目の結晶化で得られた母液は、n−プロパツールを
蒸留、留去したところ、CAFを28.2%、24−M
CAFを53.7%含むものが290g得られた。
このものに5倍容量の1450−のn−プロパツールを
加え、加熱溶解後攪拌しながら冷却し、30℃で濾過し
た。この母液を蒸留し、n−プロパツールを留去したと
ころCA F25.7%、24−MCAF70゜5%を
含むものが114.3g得られた。次にこのものに結晶
化溶媒としてl−プロパツールを用い、結晶重量に対し
て9倍容量のi−プロパツールを加え、加熱溶解した後
、攪拌しながら冷却し、45℃で減圧濾過し、得られた
結晶に対して再び同じ操作を行なう方法で2回の再結晶
化を行ない、CAFを8.2%、24−MCAFを90
.3%含む結晶28.3gを得た。
実施例2 CAFを38.2%、24−MCAFを56.1%含有
するγ−オリザノール100gに対して15倍容量の1
.51のメタノールを加え50℃で20分攪拌後50℃
で減圧濾過し、得られたケーキ80gに15倍容量の1
.21のメタノールを加えて同様に操作し、得られたケ
ーキに対して15倍容量ずつのメタノールを加え50℃
で20分攪拌後50℃で減圧濾過する操作を繰り返し、
166回目CAFを92.3%含有するケーキ1.6g
を得た。
1回目の抽出液を蒸留しメタノールを留去したところC
AFを28.6%、24−MCAFを68.2%含むも
のが約19g得られた。このものに、10倍容量の19
0−のメタノールを加え、50℃で10分間攪攪拌後0
℃で減圧濾過し、この母液を蒸留してメタノールを留去
し、10倍容量のメタノールを加えて同様の操作を行な
い、これを5回繰り返したところ、2.2gの固体を得
た。このものは、24−MCAFを94.9%含有して
いた。
実施例3 実施例1で用いたものと同じγ−オリザノール100g
に結晶化溶媒として、ter t−ブタノールを用い、
5倍容量のter t−ブタノールを加え、加熱、溶解
後、攪拌しながら60℃まで冷却し、60℃で減圧濾過
し、得られた結晶でこの操作を9回繰り返し、9回目に
CAFを95.8%含有する結晶5.1gを得た。
実施例4 実施例1で用いたものと同じT−オリザノール100g
に結晶化溶媒として20倍量のシクロヘキサンを加え、
加熱、溶解後攪拌しながら55℃まで冷却し、55℃で
減圧濾過し、得られた結晶でこの操作を12回繰り返し
、122回目CAFを90.7%含む結晶3.3gを得
た。
実施例5 CAFを18.5%、24−MCAFを70.2%含有
するオリザノール100gに、結晶化溶媒としてヘプタ
ン25倍量を加え、加熱、溶解後攪拌しながら40℃ま
で冷却し、40℃で減圧濾過し、得られた結晶でこの操
作を6回繰り返したところ、6回目に24−MCAFを
96.3%含む結晶8.2gを得た。
実施例6 実施例1で用いたものと同じγ−オリザノール100g
に結晶化溶媒としてトルエン5倍容量を加え、加熱、溶
解後攪拌しながら70℃まで冷却し、70℃で減圧濾過
し、得られた結晶でこの操作を8回繰り返したところ、
8回目にCAFを91.3%含む結晶1.3gを得た。
実施例7 実施例1で用いたものと同じT−オリザノール500g
に結晶化溶媒として、n−ヘプタン(84,4%v/v
)とn−ブタノール(15,6%v/v)の共沸混合物
をγ−オリザノール重量の5倍容量の2.51加え、加
熱、溶解させた後、攪拌しながら60℃まで冷却し、析
出した結晶を60℃で減圧濾過したところ242gの結
晶が得られ、このもののHPLC分析の結果、CAFを
52.9%、24−MCAFを38.2%含有していた
。このようにして得られた結晶に5倍容量のn−へブタ
ン−n−ブタノールを加え、再結晶化し、60℃で減圧
濾過する操作をくり返し、6回の再結晶化を行なったと
ころ、6回目に得られた結晶は6.3gT:CAFを9
7.1%、24−MCAFを2.1%含有していた。
1回目の結晶化母液は、蒸留し、溶媒を留去したところ
246gあり、CAFを35.6%、24−MCAFを
49.2%含んでいた。このものを原料として1回目の
固液抽出を行なうために、約2倍量の500dのi−ブ
タノール(6,7%v/v)とヘキサン(93,3%V
/V)の共沸混合物を加え、室温下で10分間攪拌後減
圧濾過したところ、112gのケーキが得られ、このも
のはCAFを21.3%、24−MCAFを71.7%
含有していた。この112gのケーキに2回目の固液抽
出を行なうために、2倍容量のi−ブタノール−ヘキサ
ン共沸混合物224−を加え、室温下10分間攪拌し、
減圧濾過し、CAFを13.6%、24−MCAFを8
4.2%含む43gのケーキを得た。さらにこのケーキ
に2倍容量の86dのi−ブタノール−ヘキサン共沸混
合物を加え、室温下10分間攪拌し、減圧濾過し、CA
Fを6.2%、24−MCAFを92.1%含む20.
9gのケーキを得た。
実施例8 n−ブタノール(31,5%v/v)とトルエン(68
,5%v/v)から成る共沸溶媒を再結晶化溶媒として
用い、CAFを56.3%、24−MCAFを38.4
%含有するγ−オリザノール100gに結晶化溶媒を8
倍量加え、加熱、溶解後、攪拌しながら65℃まで冷却
し、65℃で減圧濾過し、得られた結晶でこの操作を7
回繰り返し、7回目にCAFを96.6%含む結晶2.
1gを得た。
実施例9 メタノール(38,6%V/いとシクロヘキサン(61
゜4%ν/v)から成る共沸溶媒を固液抽出溶媒として
用い、実施例8で用いたものと同じγ−オリザノ−ル1
00gに固液抽出溶媒を15倍量用い、40℃で20分
間撹拌後40℃で減圧濾過し、得られたケーキを同様の
操作で16回の固液抽出を行なった。16回目で得られ
たケーキは0.8 gでCAFを92.4%含有してい
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 常温、常圧下で液体のアルコール、または常温、常圧下
    で液体の炭化水素、または上記アルコールと上記炭化水
    素とから成る2種類以上の混合物を溶媒として用い、オ
    リザノールから多段再結晶化または多段固液抽出を行な
    い、構成成分であるシクロアルテノール・フェルラ酸エ
    ステル、あるいは24−メチレンシクロアルタノール・
    フェルラ酸エステルを濃縮精製する事を特徴とするオリ
    ザノール構成成分の濃縮精製方法。
JP24840786A 1986-10-21 1986-10-21 オリザノ−ル構成成分の濃縮精製方法 Expired - Fee Related JPH0745512B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24840786A JPH0745512B2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21 オリザノ−ル構成成分の濃縮精製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24840786A JPH0745512B2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21 オリザノ−ル構成成分の濃縮精製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63104948A true JPS63104948A (ja) 1988-05-10
JPH0745512B2 JPH0745512B2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=17177651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24840786A Expired - Fee Related JPH0745512B2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21 オリザノ−ル構成成分の濃縮精製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745512B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008148303A1 (fr) * 2007-05-31 2008-12-11 Beijing Century Biocom Pharmaceutical Technology Co., Ltd. Composition destinée à traiter le syndrome de la dystonie végétative, préparation pharmaceutique de ladite composition et application de celle-ci
JP2009526068A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 シコール インコーポレイティド シクレソニド結晶形
JP2020172464A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 オリザノールの抽出方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526068A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 シコール インコーポレイティド シクレソニド結晶形
WO2008148303A1 (fr) * 2007-05-31 2008-12-11 Beijing Century Biocom Pharmaceutical Technology Co., Ltd. Composition destinée à traiter le syndrome de la dystonie végétative, préparation pharmaceutique de ladite composition et application de celle-ci
JP2020172464A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 オリザノールの抽出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0745512B2 (ja) 1995-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2327464B1 (en) Process for producing 1,3-propanediol
CN107778277B (zh) 回收角鲨烯、维生素e和/或甾醇的方法
JPS63104948A (ja) オリザノ−ル構成成分の濃縮精製方法
CN1253426C (zh) 从藻类提取、制备、纯化γ-亚麻酸甲酯的工艺
TWI406868B (zh) The method of refining sesaminin
CN1171857C (zh) 大孔吸附树脂法富集与纯化辣椒碱的方法
CN106278873A (zh) 一种从八角中提取分离莽草酸的生产工艺
CN100509757C (zh) 15n-l-精氨酸的分离提纯方法
JPS6238344B2 (ja)
CN109503346B (zh) 一种6-姜酚的溶解液、重结晶方法及精制纯化方法
JP3157724B2 (ja) インドールの精製方法
JPS62286501A (ja) ジヒドロキシアセトンの単離方法
CN111548336B (zh) 一种从肉桂油重馏分中分离香豆素的方法
JP3359056B2 (ja) ラノリン脂肪酸類の分離法
JPH01226848A (ja) 2‐(4‐イソブチルフエニル)‐プロピオン酸の精製法
JP3461378B2 (ja) エイコサペンタエン酸又はそのエステルの精製方法
GB2083068A (en) A method for the separation and purification of anthracene from an anthracene oil
JP4187236B2 (ja) アダマンタノンの精製方法
SU759502A1 (ru) Способ очистки синтетической камфары
EP0990662A1 (en) Method of purifying tall oil sterol
KR101306413B1 (ko) 메타크릴산의 추출 방법
CN1084502A (zh) 分离、提纯富勒烯碳60的方法
JPH02202592A (ja) 2‐メチルナフタレンの分離回収方法
JP4729173B2 (ja) 結晶化によるイソフタル酸の精製方法
JPS6314796A (ja) シクロアルテノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees