JPH0723307Y2 - 電動可倒式ドアミラー - Google Patents
電動可倒式ドアミラーInfo
- Publication number
- JPH0723307Y2 JPH0723307Y2 JP15002589U JP15002589U JPH0723307Y2 JP H0723307 Y2 JPH0723307 Y2 JP H0723307Y2 JP 15002589 U JP15002589 U JP 15002589U JP 15002589 U JP15002589 U JP 15002589U JP H0723307 Y2 JPH0723307 Y2 JP H0723307Y2
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- JP
- Japan
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- clutch
- mirror
- bracket
- shaft
- holder
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- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、自動車用ドアミラー、特に車体外側より突出
したミラーハウジングを車内での遠隔操作により自動的
に回動させてミラーハウジングを車体内側に格納するよ
うにした電動可倒式ドアミラーに関する。
したミラーハウジングを車内での遠隔操作により自動的
に回動させてミラーハウジングを車体内側に格納するよ
うにした電動可倒式ドアミラーに関する。
《従来の技術》 一般に自動車用ドアミラーは、車体外側より突出して車
体に取付けられている。これはドアミラーのミラーが平
面鏡あるいは曲率の小さい鏡で構成されており、しかも
取付け位置が運転者の視点に近いことから、ミラーに凸
面鏡を用いているフェンダーミラーと同様な後方視界を
得るためには、ミラーを大型化する必要があるからであ
る。このため、ミラーを内包するミラーハウジングも必
然的に大型化し、その結果、ドアミラーが車体外側より
突出する構造となっていた。
体に取付けられている。これはドアミラーのミラーが平
面鏡あるいは曲率の小さい鏡で構成されており、しかも
取付け位置が運転者の視点に近いことから、ミラーに凸
面鏡を用いているフェンダーミラーと同様な後方視界を
得るためには、ミラーを大型化する必要があるからであ
る。このため、ミラーを内包するミラーハウジングも必
然的に大型化し、その結果、ドアミラーが車体外側より
突出する構造となっていた。
しかしながら、この構造では突出したドアミラーに外部
の物や人が接触し思わぬ事故が発生する危険性があっ
た。
の物や人が接触し思わぬ事故が発生する危険性があっ
た。
又、ドアミラーの突出分だけ車両の輸送時の積載面積が
増加し、輸送コストが上昇するばかりか、車庫入れの際
の障害となる場合があった。
増加し、輸送コストが上昇するばかりか、車庫入れの際
の障害となる場合があった。
そこで、これらの問題点を解決するために、種々の可倒
式ドアミラーが提案されており、例えば実開昭61-12584
9号公報に示すような電動可倒式ドアミラー等の先行技
術が知られている。
式ドアミラーが提案されており、例えば実開昭61-12584
9号公報に示すような電動可倒式ドアミラー等の先行技
術が知られている。
第4図には従来のこの種の電動可倒式ミラーの一例が示
されている。このドアミラーは、ミラーハウジング1を
ベース2に回転不能に設けた中心軸3に回動可能に枢支
し、ミラーハウジング1内に配設した電動モータ4を含
む駆動機構によってミラーハウジング1を中心軸3のま
わりに回動させ、ミラーハウジング1を車体外側より内
側に可倒式に格納するようになっている。
されている。このドアミラーは、ミラーハウジング1を
ベース2に回転不能に設けた中心軸3に回動可能に枢支
し、ミラーハウジング1内に配設した電動モータ4を含
む駆動機構によってミラーハウジング1を中心軸3のま
わりに回動させ、ミラーハウジング1を車体外側より内
側に可倒式に格納するようになっている。
すなわち、電動モータ4が回転すると、ケース5内の減
速機構を介してクラッチ機構6が回転し、ミラーハウジ
ング1がベース2に対して回動する。また、クラッチ機
構6には、互いに対向する面に互いに係脱自在な凹凸状
の係合部が形成されており、これらの係合部は圧縮コイ
ルばね7およびブッシュナット8により押圧されて互い
に噛合っている。そして上記ミラーハウジング1に外部
からの衝撃が加わったとき、あるいは格納時に過負荷が
作用した時は、クラッチ機構6が作動してミラーハウジ
ング1を回転させ、駆動機構の破損を防止している。
速機構を介してクラッチ機構6が回転し、ミラーハウジ
ング1がベース2に対して回動する。また、クラッチ機
構6には、互いに対向する面に互いに係脱自在な凹凸状
の係合部が形成されており、これらの係合部は圧縮コイ
ルばね7およびブッシュナット8により押圧されて互い
に噛合っている。そして上記ミラーハウジング1に外部
からの衝撃が加わったとき、あるいは格納時に過負荷が
作用した時は、クラッチ機構6が作動してミラーハウジ
ング1を回転させ、駆動機構の破損を防止している。
《考案が解決しようとする課題》 ところで、上述した従来例の電動可倒式ドアミラーで
は、ミラーハウジング1を中心軸3に対して所定の回動
位置に保持するための位置決め機構10がブラケット9内
に設けられており、この位置決め機構10は、ブラケット
9の下面より穿設された孔にコイルスプリング11を収納
位置すると共に、孔の開口部に鋼球12を配置し、この鋼
球12をコイルスプリング11を弾発力によりベース2上に
固着したシャフトホルダ13のフランジ部上面に複数個形
成した凹部14内に嵌入させて、この凹部14の形成位置に
対応した回動位置にミラーハウジング1を保持するよう
になっている。
は、ミラーハウジング1を中心軸3に対して所定の回動
位置に保持するための位置決め機構10がブラケット9内
に設けられており、この位置決め機構10は、ブラケット
9の下面より穿設された孔にコイルスプリング11を収納
位置すると共に、孔の開口部に鋼球12を配置し、この鋼
球12をコイルスプリング11を弾発力によりベース2上に
固着したシャフトホルダ13のフランジ部上面に複数個形
成した凹部14内に嵌入させて、この凹部14の形成位置に
対応した回動位置にミラーハウジング1を保持するよう
になっている。
従って、上述した従来例の電動可倒式ドアミラーでは、
クラッチ機構6と位置決め機構10とが別々に設けられて
いるため、部品点数が多くなり組付工数が増大すると共
に、コスト高になる等の問題点があった。
クラッチ機構6と位置決め機構10とが別々に設けられて
いるため、部品点数が多くなり組付工数が増大すると共
に、コスト高になる等の問題点があった。
また、位置決め機構10を設置するために中心軸3の周囲
のスペースが必要であり、ミラーハウジング1のブラケ
ット9およびシャフトホルダ13の形状が大きくなる等の
問題点があった。
のスペースが必要であり、ミラーハウジング1のブラケ
ット9およびシャフトホルダ13の形状が大きくなる等の
問題点があった。
本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、電
動可倒式ドアミラーにおいて、クラッチ機構と位置決め
機構とを一体化して構成することにより、部品点数を削
減して、コスト低減を図ると共に、中心軸のまわりを簡
素化して中心軸の剛性を高め、過負荷時の損傷を防止で
きるようにした電動可倒式ドアミラーを提供することを
目的とするものである。
動可倒式ドアミラーにおいて、クラッチ機構と位置決め
機構とを一体化して構成することにより、部品点数を削
減して、コスト低減を図ると共に、中心軸のまわりを簡
素化して中心軸の剛性を高め、過負荷時の損傷を防止で
きるようにした電動可倒式ドアミラーを提供することを
目的とするものである。
《課題を解決するための手段》 この目的を達成するために、本考案は、車体に取付けら
れるベースと、このベースに回転不能に立設された中心
軸と、上記中心軸に軸支したブラケットを介してこの中
心軸まわりに旋回するミラーハウジングと、上記ミラー
ハウジング内に組付けられてミラーハウジングを中心軸
のまわりに旋回駆動するためのクラッチ機構を備えた駆
動部とからなる電動可倒式ドアミラーにおいて、上記ク
ラッチ機構は、中心軸に回転自在に挿入される軸穴を有
し、下面に凸状の係合部を一体的に形成したクラッチ
と、この下で中心軸に回転不能に挿入される小判形軸穴
を有すると共に、上下両面に凹状の係合部を一体的に形
成したクラッチホルダと、上記クラッチホルダの下で、
上面に凸状の係合部を一体的に形成したブラケットとを
上記中心軸に組付け、上記中心軸の上方より挿入した圧
縮コイルばねの弾圧力によってクラッチとクラッチホル
ダ間、およびクラッチホルダとブラケット間を一体的に
係合したことを特徴とする。
れるベースと、このベースに回転不能に立設された中心
軸と、上記中心軸に軸支したブラケットを介してこの中
心軸まわりに旋回するミラーハウジングと、上記ミラー
ハウジング内に組付けられてミラーハウジングを中心軸
のまわりに旋回駆動するためのクラッチ機構を備えた駆
動部とからなる電動可倒式ドアミラーにおいて、上記ク
ラッチ機構は、中心軸に回転自在に挿入される軸穴を有
し、下面に凸状の係合部を一体的に形成したクラッチ
と、この下で中心軸に回転不能に挿入される小判形軸穴
を有すると共に、上下両面に凹状の係合部を一体的に形
成したクラッチホルダと、上記クラッチホルダの下で、
上面に凸状の係合部を一体的に形成したブラケットとを
上記中心軸に組付け、上記中心軸の上方より挿入した圧
縮コイルばねの弾圧力によってクラッチとクラッチホル
ダ間、およびクラッチホルダとブラケット間を一体的に
係合したことを特徴とする。
《作用》 このような構成に基づいて本考案による電動可倒式ドア
ミラーでは、電動格納時に、クラッチ機構に減速機から
回転力が伝わり、ブラケットとクラッチホルダ間の対向
面に形成した凹凸状の係合部を乗り越えて、クラッチと
クラッチホルダが共に圧縮コイルばねの弾発力に打ち勝
ち、クラッチとクラッチホルダが中心軸に沿って上昇す
るのでブラケットとクラッチホルダ間の固定が解除さ
れ、ブラケットが作動する。そして、ミラーハウジング
が所定の位置に回転したとき、所定の位置で凹凸状の係
合部が噛合い、ブラケットとクラッチホルダとが圧着さ
れ位置決めされる。
ミラーでは、電動格納時に、クラッチ機構に減速機から
回転力が伝わり、ブラケットとクラッチホルダ間の対向
面に形成した凹凸状の係合部を乗り越えて、クラッチと
クラッチホルダが共に圧縮コイルばねの弾発力に打ち勝
ち、クラッチとクラッチホルダが中心軸に沿って上昇す
るのでブラケットとクラッチホルダ間の固定が解除さ
れ、ブラケットが作動する。そして、ミラーハウジング
が所定の位置に回転したとき、所定の位置で凹凸状の係
合部が噛合い、ブラケットとクラッチホルダとが圧着さ
れ位置決めされる。
また、電動格納時における過負荷時、または外力による
強制作動時はクラッチに回転力が加わり、クラッチとク
ラッチホルダ間、またはクラッチとクラッチホルダ間お
よびクラッチホルダとブラケットとの間の両方が凹凸状
の係合部を乗り越え、圧縮コイルばねの弾発力に打ち勝
って、クラッチまたはクラッチとクラッチホルダが中心
軸に沿って上昇し、固定が解除されてミラーハウジング
および減速機構等の損傷を防止する。
強制作動時はクラッチに回転力が加わり、クラッチとク
ラッチホルダ間、またはクラッチとクラッチホルダ間お
よびクラッチホルダとブラケットとの間の両方が凹凸状
の係合部を乗り越え、圧縮コイルばねの弾発力に打ち勝
って、クラッチまたはクラッチとクラッチホルダが中心
軸に沿って上昇し、固定が解除されてミラーハウジング
および減速機構等の損傷を防止する。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示す電動可倒式ドアミラー
の概略構成図であり、図において従来例と同一部品には
同一符号を付して説明する。
の概略構成図であり、図において従来例と同一部品には
同一符号を付して説明する。
このドアミラーは、ベース2にミラー30を把持したミラ
ーボディ31を角度調整自在に保持したミラーハウジング
1を取付けたもので、電動モータ4からケース5内の駆
動部32によってミラーハウジング1を中心軸3のまわり
に水平方向に旋回操作できるようになっている。
ーボディ31を角度調整自在に保持したミラーハウジング
1を取付けたもので、電動モータ4からケース5内の駆
動部32によってミラーハウジング1を中心軸3のまわり
に水平方向に旋回操作できるようになっている。
また、上記ベース2上にはシャフトホルダ13を介して中
心軸3の基端部が回転不能に固着されており、この中心
軸3の中心部に形成された貫通孔3a内にはコード33が挿
通されている。
心軸3の基端部が回転不能に固着されており、この中心
軸3の中心部に形成された貫通孔3a内にはコード33が挿
通されている。
さらに、上記ミラーハウジング1内に設置されたブラケ
ット9は、中心軸3に対して回動自在に保持されてお
り、上記ブラケット9にはミラーハウジング1を中心軸
3のまわりに旋回駆動するための駆動部32が組付けられ
ている。
ット9は、中心軸3に対して回動自在に保持されてお
り、上記ブラケット9にはミラーハウジング1を中心軸
3のまわりに旋回駆動するための駆動部32が組付けられ
ている。
上記駆動部32は、電動モータ4と、この電動モータ4に
連繋する図示しない減速機構と、この減速機構を介して
電動モータ4により回転させられる駆動歯車34と、この
駆動歯車34に噛合い中心軸3に固定された歯車35に噛合
する中間歯車36と、上記歯車35に関連して設けられたク
ラッチ機構6とを備えている。
連繋する図示しない減速機構と、この減速機構を介して
電動モータ4により回転させられる駆動歯車34と、この
駆動歯車34に噛合い中心軸3に固定された歯車35に噛合
する中間歯車36と、上記歯車35に関連して設けられたク
ラッチ機構6とを備えている。
上記クラッチ機構6は、第2図および第3図に示すよう
に、中心軸3に回転自在に組付けられる軸穴35aを有
し、歯車35の下面に凸状の係合部37bを4等分位置に一
体形成したクラッチ37と、この下で中心軸3の二面幅3b
に回転不能に組付けられる二面幅を形成した小判形軸穴
38aを有すると共に、上下両面に凹状の係合部38bを4等
分位置に一体形成した円盤状のクラッチホルダ38と、上
記クラッチホルダ38の下で中心軸3に回転自在に組付け
られる軸穴39aを有し、クラッチホルダ38の下面に形成
した凹状の係合部38bに係合する凸状の係合部39bを上面
に一体形成すると共に、ブラケット9の嵌合部9aおよび
嵌合部9aの外周に形成された切欠部9bに嵌め込まれて位
置決められる凸起部39cを外周縁に形成した円盤状の位
置決め板39とを、中心軸3のまわりに歯車35の上方より
挿入した圧縮コイルばね7の弾発力によって係合させて
ある。これらクラッチ37の凸状の係合部37b、クラッチ
ホルダ38の凹状の係合部38b、および位置決め板39の凸
状の係合部39bは周方向90°間隔で4箇所ずつ形成され
ており、通常は圧縮コイルばね7により押圧された互い
に一体的に係合して中心軸3のまわりに回転不能になっ
ている。
に、中心軸3に回転自在に組付けられる軸穴35aを有
し、歯車35の下面に凸状の係合部37bを4等分位置に一
体形成したクラッチ37と、この下で中心軸3の二面幅3b
に回転不能に組付けられる二面幅を形成した小判形軸穴
38aを有すると共に、上下両面に凹状の係合部38bを4等
分位置に一体形成した円盤状のクラッチホルダ38と、上
記クラッチホルダ38の下で中心軸3に回転自在に組付け
られる軸穴39aを有し、クラッチホルダ38の下面に形成
した凹状の係合部38bに係合する凸状の係合部39bを上面
に一体形成すると共に、ブラケット9の嵌合部9aおよび
嵌合部9aの外周に形成された切欠部9bに嵌め込まれて位
置決められる凸起部39cを外周縁に形成した円盤状の位
置決め板39とを、中心軸3のまわりに歯車35の上方より
挿入した圧縮コイルばね7の弾発力によって係合させて
ある。これらクラッチ37の凸状の係合部37b、クラッチ
ホルダ38の凹状の係合部38b、および位置決め板39の凸
状の係合部39bは周方向90°間隔で4箇所ずつ形成され
ており、通常は圧縮コイルばね7により押圧された互い
に一体的に係合して中心軸3のまわりに回転不能になっ
ている。
しかしながら、中間歯車36側から歯車35に過負荷が加わ
ると、クラッチ37の凸状の係合部37bがクラッチホルダ3
8の凹状の係合部38bを乗り越えて、歯車35がクラッチホ
ルダ38に対して空回りするようになっている。また、圧
縮コイルばね7の上端面は駆動部32の中間壁40直下に形
成された環状溝内に圧入され、上方に突き出た中心軸3
の上面よりブッシュナット8により固着されている。
ると、クラッチ37の凸状の係合部37bがクラッチホルダ3
8の凹状の係合部38bを乗り越えて、歯車35がクラッチホ
ルダ38に対して空回りするようになっている。また、圧
縮コイルばね7の上端面は駆動部32の中間壁40直下に形
成された環状溝内に圧入され、上方に突き出た中心軸3
の上面よりブッシュナット8により固着されている。
なお、上記クラッチ機構6において、クラッチホルダ38
の下面に組付けられる位置決め板39はブラケット9と別
体に設ける必要がなく、ブラケット9の上面の周方向に
凸状の係合部を形成するようにしても良い。
の下面に組付けられる位置決め板39はブラケット9と別
体に設ける必要がなく、ブラケット9の上面の周方向に
凸状の係合部を形成するようにしても良い。
次いで、このように構成された電動可倒式ドアミラーの
作用を説明する。
作用を説明する。
まず、電動格納時、運転席近傍に配置された操作スイッ
チにより電動モータ4が駆動されると、クラッチ37の歯
車35に減速機から駆動歯車34、中間歯車36を介して回転
力が伝達され、歯車35は回転してクラッチ37の凸状の係
合部37bがクラッチホルダ38の凹状の係合部38bを乗り越
え圧縮コイルばね7の弾発力に打ち勝ってクラッチ37が
上昇し、ブラケット9とクラッチ37との固定が解除され
てブラケット9が旋回する。上記ブラケット9は90°旋
回した後、所定の凹凸状の係合位置で再び圧縮コイルば
ね7により圧着され位置決めされる。
チにより電動モータ4が駆動されると、クラッチ37の歯
車35に減速機から駆動歯車34、中間歯車36を介して回転
力が伝達され、歯車35は回転してクラッチ37の凸状の係
合部37bがクラッチホルダ38の凹状の係合部38bを乗り越
え圧縮コイルばね7の弾発力に打ち勝ってクラッチ37が
上昇し、ブラケット9とクラッチ37との固定が解除され
てブラケット9が旋回する。上記ブラケット9は90°旋
回した後、所定の凹凸状の係合位置で再び圧縮コイルば
ね7により圧着され位置決めされる。
また、電動格納時の過負荷時または外力によりドアミラ
ーに衝撃力が作動した時は、クラッチ37に回転力が加わ
り、クラッチ37とクラッチホルダ38との間、またはクラ
ッチホルダ38と位置決め板39との間等の一方または両方
が凹凸状の係合部を乗り越え、圧縮コイルばね7の弾発
力に打ち勝って、固定が解除されるため、ミラーハウジ
ング1および減速機構等の破損を防止することができ
る。
ーに衝撃力が作動した時は、クラッチ37に回転力が加わ
り、クラッチ37とクラッチホルダ38との間、またはクラ
ッチホルダ38と位置決め板39との間等の一方または両方
が凹凸状の係合部を乗り越え、圧縮コイルばね7の弾発
力に打ち勝って、固定が解除されるため、ミラーハウジ
ング1および減速機構等の破損を防止することができ
る。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば車体に取付けられ
るベースと、このベースに回転不能に立設された中心軸
と、上記中心軸に軸支したブラケットを介してこの中心
軸まわりに旋回するミラーハウジングと、上記ミラーハ
ウジング内に組付けられてミラーハウジングを中心軸の
まわりに旋回駆動するためのクラッチ機構を備えた駆動
部とからなる電動可倒式ドアミラーにおいて、上記クラ
ッチ機構は、中心軸に回転自在に挿入される軸穴を有
し、下面に凸状の係合部を一体的に形成したクラッチ
と、この下で中心軸に回転不能に挿入される小判形軸穴
を有すると共に、上下両面に凹状の係合部を一体的に形
成したクラッチホルダと、上記クラッチホルダの下で、
上面に凸状の係合部を一体的に形成したブラケットとを
上記中心軸に組付け、上記中心軸の上方より挿入した圧
縮コイルばねの弾圧力によってクラッチとクラッチホル
ダ間、およびクラッチホルダとブラケット間を一体的に
係合したことを特徴とするので、クラッチ機構と位置決
め機構とが一体化され、部品点数を大巾に削減すること
ができると共に、加工工数、組立工数を削減してコスト
低減を図ることができる。
るベースと、このベースに回転不能に立設された中心軸
と、上記中心軸に軸支したブラケットを介してこの中心
軸まわりに旋回するミラーハウジングと、上記ミラーハ
ウジング内に組付けられてミラーハウジングを中心軸の
まわりに旋回駆動するためのクラッチ機構を備えた駆動
部とからなる電動可倒式ドアミラーにおいて、上記クラ
ッチ機構は、中心軸に回転自在に挿入される軸穴を有
し、下面に凸状の係合部を一体的に形成したクラッチ
と、この下で中心軸に回転不能に挿入される小判形軸穴
を有すると共に、上下両面に凹状の係合部を一体的に形
成したクラッチホルダと、上記クラッチホルダの下で、
上面に凸状の係合部を一体的に形成したブラケットとを
上記中心軸に組付け、上記中心軸の上方より挿入した圧
縮コイルばねの弾圧力によってクラッチとクラッチホル
ダ間、およびクラッチホルダとブラケット間を一体的に
係合したことを特徴とするので、クラッチ機構と位置決
め機構とが一体化され、部品点数を大巾に削減すること
ができると共に、加工工数、組立工数を削減してコスト
低減を図ることができる。
また、従来例のように位置決め機構を別に設ける必要が
ないので、中心軸のまわりを簡素化することができると
共に、中心軸の径を大きくできるため中心軸の剛性を高
め、過負荷時の衝撃に対しても十分な強度を向上するこ
とができる。
ないので、中心軸のまわりを簡素化することができると
共に、中心軸の径を大きくできるため中心軸の剛性を高
め、過負荷時の衝撃に対しても十分な強度を向上するこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例を示す電動可倒式ドアミラー
の概略構成図、第2図はクラッチ機構の分解斜視図、第
3図は第1図III-III断面図、第4図は従来の実施例を
示す電動可倒式ドアミラーの概略構成図である。 1……ミラーハウジング、2……ベース、3……中心
軸、4……電動モータ、6……クラッチ機構、7……圧
縮コイルばね、9……ブラケット、32……駆動部、37…
…クラッチ、37b……凸状の係合部、38……クラッチホ
ルダ、38b……凹状の係合部。
の概略構成図、第2図はクラッチ機構の分解斜視図、第
3図は第1図III-III断面図、第4図は従来の実施例を
示す電動可倒式ドアミラーの概略構成図である。 1……ミラーハウジング、2……ベース、3……中心
軸、4……電動モータ、6……クラッチ機構、7……圧
縮コイルばね、9……ブラケット、32……駆動部、37…
…クラッチ、37b……凸状の係合部、38……クラッチホ
ルダ、38b……凹状の係合部。
Claims (1)
- 【請求項1】車体に取付けられるベースと、このベース
に回転不能に立設された中心軸と、上記中心軸に軸支し
たブラケットを介してこの中心軸まわりに旋回するミラ
ーハウジングと、上記ミラーハウジング内に組付けられ
てミラーハウジングを中心軸のまわりに旋回駆動するた
めのクラッチ機構を備えた駆動部とからなる電動可倒式
ドアミラーにおいて、上記クラッチ機構は、中心軸に回
転自在に挿入される軸穴を有し、下面に凸状の係合部を
一体的に形成したクラッチと、この下で中心軸に回転不
能に挿入される小判形軸穴を有すると共に、上下両面に
凹状の係合部を一体的に形成したクラッチホルダと、上
記クラッチホルダの下で、上面に凸状の係合部を一体的
に形成したブラケットとを上記中心軸に組付け、上記中
心軸の上方より挿入した圧縮コイルばねの弾圧力によっ
てクラッチとクラッチホルダ間、およびクラッチホルダ
とブラケット間を一体的に係合したことを特徴とする電
動可倒式ドアミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15002589U JPH0723307Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 電動可倒式ドアミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15002589U JPH0723307Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 電動可倒式ドアミラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0388944U JPH0388944U (ja) | 1991-09-11 |
JPH0723307Y2 true JPH0723307Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31696394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15002589U Expired - Fee Related JPH0723307Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 電動可倒式ドアミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723307Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP15002589U patent/JPH0723307Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0388944U (ja) | 1991-09-11 |
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