JPH072329U - 樹脂成形品の整列兼取出装置 - Google Patents

樹脂成形品の整列兼取出装置

Info

Publication number
JPH072329U
JPH072329U JP3758893U JP3758893U JPH072329U JP H072329 U JPH072329 U JP H072329U JP 3758893 U JP3758893 U JP 3758893U JP 3758893 U JP3758893 U JP 3758893U JP H072329 U JPH072329 U JP H072329U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
tray
seat plate
resin molded
transport path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3758893U
Other languages
English (en)
Inventor
文也 山本
裕一 重近
恒夫 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP3758893U priority Critical patent/JPH072329U/ja
Publication of JPH072329U publication Critical patent/JPH072329U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形品をトレー上に同一面を上向きにし
て並べる作業を自動的にかつ効率よく行え、生産効率を
向上できる、樹脂成形品の整列兼取出装置を提供する。 【構成】 レール12の終端に上端が連接可能で成形品
Aの搬送方向に沿って下向きに傾斜して設置される座板
17を、その下端部を支点にして垂直方向に反転可能に
軸支し、座板17に対してトレー30をその入口30b
をレール12に向け且つその底面を上向きにして着脱自
在に取り付けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、たとえば射出成形後に熟成(アニール)を要する樹脂成形品を、 オーブン用トレーに同じ面(表面又は裏面)を上向きに並べて取り出すための、 樹脂成形品の整列兼取出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記した熟成は、主に樹脂成形品の寸法精度を向上するために行われる。この 作業は、通常、トレーに並べた樹脂成形品をオーブン内に収容し、所定温度(た とえば80℃)の下に所定時間(たとえば24時間)保持することで、遂行され る。このため、射出成形などにより成形された樹脂成形品を、向き(表裏)を揃 えてトレー上に並べる作業が必要になるが、従来、そうした作業は全て人手で行 われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように樹脂成形品をトレー上に並べる人手の作業では、 次のような不都合がある。すなわち、 作業効率が悪いうえに、作業が単純なため作業者が敬遠しがちで、作業者 を確保しにくい。
【0004】 作業者が成形直後の品物(中間品)を手で掴んでトレー上に移し替えるた め、樹脂の種類や形状によっては品物が変形するおそれがある。
【0005】 この考案は上述の点に鑑みなされたもので、樹脂成形品をトレー上に同一面を 上向きにして並べる作業を自動的にかつ効率よく行え、生産効率を向上できる、 樹脂成形品の整列兼取出装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために本考案にかかる樹脂成形品の整列兼取出装置は、 a)多数の樹脂成形品を表裏の向きを揃えてトレーに収納したのち、トレーと共に 取り出すための装置であって、b)前記トレーを、前記樹脂成形品の厚みよりやや 高くした側枠を周辺三方に設け且つ上端が開放された方形の箱状体に形成し、c) 前記樹脂成形品の搬送路の終端に上端が連接可能な座板を、樹脂成形品の搬送方 向に沿って下向きに傾斜させて配置するとともに、その座板の下端部を支点にし て垂直方向に回転可能に軸支し、d)前記座板に対し、前記トレーの開口辺側を前 記搬送路端に向け且つその底面を上向きにして着脱自在に取り付け、表裏を揃え た前記樹脂成形品を、前記搬送路から前記座板上へ滑らせて順に前記トレー内に 搬入して所定数量を貯留し、トレーと共に樹脂成形品を取り出せるようにしてい る。
【0007】 請求項2記載のように、e)前記搬送路の終端付近の下方に、前記座板の上端部 を当接可能な載置部材を上下動自在に配設し、その載置部材をスプリング等の付 勢手段にて上方に付勢するとともに、載置部材に対しその上昇位置で搬送路の終 端を閉鎖可能なシャッター片を取り付けるとよい。
【0008】 請求項3記載のように、前記樹脂成形品が上端を開放した箱形の場合に、f)前 記搬送路の上方に第2の搬送路を設け、その途中に搬送方向に向けて門形の挿通 口を形成し、その挿通口は成形品の開放部が上向きのときには成形品が通過する が、成形品の開放部が下向きのときには成形品が傾転して挿通口から前記搬送路 上に落下する大きさに設定し、g)前記第2の搬送路の前記挿通口を通過した成形 品も前記搬送路上に載り移るように、第2の搬送路の終端部を前記搬送路に向け て下向きに傾斜させることができる。
【0009】
【作用】
上記の構成を有するこの考案の整列兼取出装置によれば、作業者がトレーを座 板状に被せるように取り付けたのち、座板を搬送路の終端と連接する位置へ垂直 方向に回転させておくだけで、同じ面を上向きにした樹脂成形品が自動的に搬送 路から座板上に沿って搬送され、トレー内にその開口(辺)から次々に搬入され る。したがって、トレー内に搬入される樹脂成形品の数量が所定数に達したとき に、座板を回転させて、たとえば下記実施例のように逆向きに傾斜させることに より、座板上に載置されていた樹脂成形品が底面を上向きにしたトレー上に載置 される、つまり移し替えられ、樹脂成形品の上下の向きが逆になる。この状態で トレーを座板に沿って引き抜くことにより、樹脂成形品はトレーに並べられたま ま、トレーと共に取り出される。あとは、作業者がトレーごと樹脂成形品を所定 の場所へ運ぶだけでよく、たとえば熟成する場合にはオーブンへ運んでトレーの まま装入すればよい。
【0010】 請求項2記載の整列兼取出装置によれば、請求項1の装置において座板を搬送 路との連接位置から所定方向に回転させた際に、載置部材上に作用していた座板 の重力が取り除かれることで、座板が付勢手段の付勢力により上昇し搬送路の終 端をシャッター片が閉鎖する。このため、とくに樹脂成形品の搬送作業を中止し なくても、搬送路から樹脂成形品が落下することがない。
【0011】 請求項3記載の整列兼取出装置によれば、箱形の成形品が開放部を上向けにし て第2搬送路を搬送されるときには、門形の挿通口を通過したのち、第2搬送路 の下向きに傾斜した終端部から、前記座板に連接されている搬送路上に載り移る (図3(b)参照)。また、箱形の成形品が開放部を下向けにして第2搬送路を搬 送されるときには、成形品の前半部が門形の挿通口内に落ち込み、成形品が前方 および下方へ傾転しながら挿通口から下方の搬送路上に落下することにより、成 形品は半回転して開放部が上向きの状態になって搬送路上を搬送される。この結 果、座板上に搬送される成形品は、全て同じ面が上向きになる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の樹脂成形品の整列兼取出装置の実施例を図面に基づいて説明 する。
【0013】 図1は一部を断面で表した装置全体の正面図、図2は同平面図、図3は図1の 装置の一部を拡大して示す正面視断面図で、図3(a)は成形品が門形挿通口で反 転する状態を示し、図3(b)は成形品が門形挿通口を通過する状態を示す。図4 は図1の装置の一部であるトレーの取出部を拡大して示す正面視断面図で、図5 は樹脂成形品の一例を示す平面図と側面図である。
【0014】 図1および図2に示すように、本例の整列兼取出装置1は、樹脂成形品Aの供 給部1A、樹脂成形品Aの整列部1Bおよび樹脂成形品Aの収集・取出部1Cか らなり、供給部1A・整列部1B・収集・取出部1Cは順に配置され、搬送路1 Dで接続されている。
【0015】 基礎台2の一端部上にフレーム3が立設され、このフレーム3の上面に複数本 のボルト状支柱4および防振ゴム4aを介して振動板5が、水平に配設されてい る。振動板5は支柱4に螺合する上下一対の挟持ナット4bで固定されており、 ナット4bの位置を変えることによって振動板5の高さを調整できるようになっ ている。振動板5上のほぼ中央部にバイブレータ5aが装着され、また振動板5 上には、図2のように横長のベース部材6が一端(図の右側)で一連に連続する 支軸7により軸支され、ベース部材6の他端(図の左側)が上下方向に回転でき るようになっている。またベース部材6の他端は、振動板5上に立設されたボル ト状支柱8で支持され、支柱8に螺合する一対のナット8bの位置を変えること で、ベース部材6の傾斜角度を調整できる。なお、支軸7は両側を軸受7aによ り回動自在に支持されている。
【0016】 ベース部材6上には、本例では4本の深い断面凹状の囲い部材9が、幅方向に 一定の間隔をあけて固設されている。各囲い部材9には、図3に示すように上下 に所定の間隔をあけて浅い断面凹状のレール10・11がそれぞれ固設されてい る。上段側(第2)レール10は、供給部1Aに向けてやや上向きに傾斜し、ま た下段側(第1)レール11は、レール10とほぼ平行に取出部1Cに向け下向 きに傾斜している。レール11の下端には、傾斜角度をさらに大きくした別の浅 い断面凹状のレール12が僅かに隙間をあけて連設されている。そして、4本の レール12の傾斜角度は、1本おきに同一の角度にしている。
【0017】 供給部1Aについて:各レール10の上端部のすぐ上方には、ホッパー13が それぞれ配設され、各ホッパー13内に、図1のように弾力性を具備した緩衝板 13aの上端部が上向きに傾斜して止着されている。緩衝板13aの下端が開放 され、ホッパー13の下端供給口13bから成形品Aが一個ずつレール10上に 落下する。
【0018】 整列部1Bについて:各レール10の囲い部材9に対応する位置において、レ ール10内の両側に一対のガイド14・14が装着され、各ガイド14の入口側 14aは、両者の間隔が成形品Aの幅近くまで徐々に狭くなるように、テーパー 状に形成されている。そして、ガイド14・14間のレール10の途中に、成形 品Aの搬送方向に向けて門形の挿通口15が形成され、図2のように挿通口15 の内部が舌状片15aに形成されている。この門形挿通口15は、成形品Aの形 態に合わせて形成されている。すなわち、本例では成形品Aは、図5のように略 八角形の、一方が開放された箱形からなり、成形品Aが開放部A1を下向けにし て搬送されてきたときには、図3(a)のように、成形品Aの前半部分が挿通口1 5内に落ち込んで前方下向きに反転し、舌状片15aの先端にて成形品Aの底面 A2が案内されながら、垂直方向に180゜回転することにより、成形品Aの開 放部A1が上向きになった状態で下方のレール11上に落下する。また挿通口1 5は、一方で、成形品Aが開放部A1を上向けにして搬送されてきたときには、 図3(b)のように、成形品Aが挿通口15を通過する大きさに設定されている。
【0019】 レール10の終端部分10aは、傾斜角度をやや急にしたシュート状になって おり、また終端部分10aとその下方のレール11との間隔は、終端部分10a の傾斜角度と共に、図3(b)のようにレール11上に落下した成形品Aの上下の 向きが変わらないように、つまり反転しないようにそれぞれ設定されている。
【0020】 取出部1Cについて:図1・図2に示すように、レール12の終端に、座板1 7がレール12の傾斜角度に近い角度で下向きに傾斜して連接されている。座板 17は、その中央部がレール12の位置にくるように配置され、対応する2枚の 座板17・17同士を一体に接合している。そして、各組の座板17・17を前 後に位置をずらせて、基礎台2の端部上に前後に位置をずらせて立設した2組の フレーム18・19上に軸支している。各組の座板17・17は下端部(図の右 側)で一連に連続する支軸20・21により軸支され、他端(図の左側)が上下 方向に回転できるようになっている。各支軸20・21の両側は、フレーム18 ・19上の軸受20a・21aにより回動自在に支持されている。
【0021】 各フレーム18・19には、ブラケット22がそれぞれ取り付けられ、このブ ラケット22の先端傾斜面の雌ネジ部22aに支持ボルト23の基部が、回転可 能に螺合されている。支持ボルト23の先端には緩衝用ゴム23aが取着され、 座板17を緩衝用ゴム23aに当接させて支持している。また支持ボルト23を 回転させることにより、ブラケット22に対する支持ボルト23の突出寸法が変 更され、座板17の傾斜角度を調整できるようになっている。さらにフレーム1 8の下部およびフレーム19の上面には、ストッパー部材24、25が設置され ている。これらのストッパー部材24・25は、座板17を前記支持ボルト23 との当接位置から略90゜時計方向に回転させた状態で、座板17に当接するよ うに配置されている。フレーム18側のストッパー部材24には座板17の下端 部裏面が当接し、フレーム19側のストッパー部材25には座板17の下部表面 が当接する。
【0022】 図4に示すように、対応する2本のレール12の終端部下面間には、載置板2 6がそれぞれ跨がってT形支持具27により上下動自在に配設され、引きスプリ ング28により上方に付勢されている。また載置板26の先端部には、載置板2 6が支持具27に沿って上昇した際に、レール12の終端を閉鎖可能なシャッタ ー片29が直角方向に延設されている。さらに載置板26の先端に、座板17の 上端を係合可能な当接部26aが形設されている。
【0023】 オーブン用トレー30は一面を開放した横長の長方形の箱形からなり、両側辺 および下辺に側枠30aが立設され、上辺側に入口30bが開口されている。側 枠30aの高さは、図4のように成形品Aの高さ(厚み)より僅かに高く設定さ れている。また入口30bには、トレー30上に載置した成形品Aが滑り落ちな いように突起片30cが突設されている。このトレー30は、入口30bを上に 向け、座板17上に逆向き、つまり開放面を下向きにして被せるように取り付け られる。各座板17には、図2のように両側にガイド枠31が固着され、また両 側のガイド枠31の基部に、板状の固定板32がそれぞれ内方に張り出して取り 付けられている。さらに、座板17の下端(基端)に係止枠33が固着されてい る。したがって、本例では、トレー30は、座板17を取出位置(図4の2点鎖 線位置)に回転させた状態で上方に引き出され、また座板17に添わせてその上 端側から固定板32下に挿入される。
【0024】 また、トレー30の入口30bには、ガイド具34が着脱自在に装着される。 このガイド具34は、平坦面とこれに連続した上向きの傾斜面からなる天板34 aと、天板34aの平坦面位置の両側に取り付けられた側枠34bとを備えてい る。
【0025】 搬送路1D:上記したレール10・11・12が相当する。
【0026】 次に、上記した構成からなる本実施例の整列兼取出装置1についてその使用態 様を説明する。
【0027】 バイブレータ5aを作動して振動板5を振動させることにより、4本のレ ール10・11が同時に振動する。また、トレー30を座板17にセットした状 態で、座板17の上端を載置板26の当接部26a上に載置して当接することに より、引きスプリング28が伸長されて、載置板26が下降するとともにシャッ ター片29が下降し、レール12の終端が開放される。
【0028】 射出成形され、ゲートカットされた成形品Aが、横並びの4個のホッパー 13内に順に投入される。各ホッパー13に投入された成形品Aは、緩衝板13 aの当たって落下速度が低下し、下端供給口13bからレール10上に低速で落 下する。そして、レール10の振動作用によって、成形品Aは整列部1Bへ搬送 される。
【0029】 成形品Aはガイド14・14によってレール10の中心線と平行な向き( 姿勢)に保持されつつ、門形挿通口15の位置へ搬送される。そして、成形品A の開放部A1が下向きになっている場合には、図3(a)のように、成形品Aの前 半部分が挿通口15内に落ち込んで前方下向きに反転し、舌状片15aの先端に て成形品Aの底面A2が支持され、垂直方向に180゜回転することにより、成 形品Aの開放部A1が上向きになって下方のレール11上に落下する。
【0030】 一方、成形品Aの開放部A1が上向きになっている場合には、図3(b)のよう に、成形品Aが挿通口15を通過する。そして、成形品Aは開放部A1が上向き の姿勢のまま、レール10の終端部分10aからレール11上に落下する。
【0031】 これにより、レール11上の成形品Aは、ホッパー13からレール10上に落 下したときの成形品Aの上下(表裏)の向きに関係なく、すべて開放部A1が上 向きの状態に揃えられ、レール11の振動作用によって傾斜の急なレール12へ 搬送される。
【0032】 成形品Aは、レール12に沿って滑るように、収集・取出部1Cへ搬送さ れる。成形品Aはレール12から座板17上に載り移ったのち、図4のように座 板17上に沿って搬送され、底面を上向きにしたトレー30内に、その入口30 bから次々に搬入される。搬入される成形品Aは、全て同じ面(ここでは開放部 A1)が上向きになっている。
【0033】 トレー30内に搬入される成形品Aの数量が所定数に達したときに、座板 17を略90゜回転させて逆向きに傾斜させ、座板17上に載置された状態の成 形品Aをトレー30上に載置する、つまり移し替えることによって、図4のよう に成形品Aの上下の向きが逆になる。この状態で、トレー30を座板17に沿っ て引き上げることにより、成形品Aはトレー30上に並べられたまま、トレー3 0と共に取り出される。したがって、あとは、作業者がトレー30に並べた状態 の成形品Aをオーブン(図示せず)まで運び、トレー30のまま装入して熟成さ せればよい。なお、座板17を回転させた際に、載置板26が引きスプリング2 8により上方に付勢されて上方へ移動し、レール12の終端をシャッター片29 が閉鎖する。
【0034】 上記の〜のうち、作業者はとの作業を行うだけで、射出成形機で成形 された成形品Aが4個のトレー30に均等に振り分けられて、自動的に貯留され るので、あとはトレー30をオーブンへ運びそこで熟成させることができる。
【0035】 ところで、上記に本発明の整列兼取出装置の一例を示したが、本発明は下記の ように実施することができる。
【0036】 1) トレー30内に搬入される成形品Aの数量は、たとえばレール12の終端 部に、計数センサーを取り付けておき、自動的に計数できるようにし、また所定 数量に達したときにはブザーなどで知らせるようにすれば便利である。
【0037】 2) 計数センサーで所定数量の成形品Aを検知したときに、レール12の終端 を自動的に閉鎖するように、自動開閉式のシャッターゲートを配備することがで きる。
【0038】 3) レール12の終端口に対し、座板17をトレー30とともに成形品Aの幅 に相当する距離ずつ間欠的に往復移動するように構成すれば、成形品Aをトレー 30内に均等に搬入することができる。
【0039】 4) 成形品Aを反対の面を上向きにして収納する場合には、搬送路1Dの途中 に別の反転機構を設けるか、あるいは直接トレー30上に搬入されるようにトレ ー30を逆向きに(底面を下にして)座板17上に装着すればよい。
【0040】 5) 上記装置1と平行にフィーダを配備し、人手による作業と組み合わせるこ とも可能である。
【0041】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように、本考案の樹脂成形品の整列兼取出装置 には、次のような効果がある。
【0042】 (1) 樹脂成形品をトレー上に同一面を上向きにして所定の数量を並べる作業を 自動的にかつ効率よく行え、生産効率を向上できる。とくに、従来の人手による 単純作業を省けるため、作業者の確保も容易になる。また、作業者が成形直後の 品物(中間品)を手で掴む必要がないため、成形品の品質保持面からも有利であ る。
【0043】 (2) 請求項2記載の整列兼取出装置では、座板をトレーの取出位置へ回転させ た際に、搬送路の終端をシャッター片が自動的に閉鎖するので、とくに成形品の 搬送作業を中止しなくても、搬送路から成形品が落下することがない。
【0044】 (3) 請求項3記載の整列兼取出装置では、搬送路に落下する成形品の向きに関 係なく、座板上に搬送される成形品は全て同じ面が上向きになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の樹脂成形品の整列兼取出装置の実施例
を示す、一部を断面で表した装置全体の正面図である。
【図2】図1の整列兼取出装置の平面図である。
【図3】図1の整列兼取出装置の一部を拡大して示す正
面視断面図で、図3(a)は成形品が門形挿通口で反転す
る状態を示し、図3(b)は成形品が門形挿通口を通過す
る状態を示す。
【図4】図1の整列兼取出装置の一部であるトレーの取
出部を拡大して示す正面視断面図である。
【図5】樹脂成形品の一例を示す平面図と側面図であ
る。
【符号の説明】
1 整列兼取出装置 1A 供給部 1B 整列部 1C 収集・取出部 1D 搬送路 5 振動板 5a バイブレータ5a 10・11・12 レール 15 門形挿通口 15a 舌状片15a 17 座板 26 載置板(載置部材) 28 スプリング 29 シャッター片 30 トレー A 成形品

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の樹脂成形品を表裏の向きを揃えて
    トレーに収納したのち、トレーと共に取り出すための装
    置であって、前記トレーを、前記樹脂成形品の厚みより
    やや高くした側枠を周辺三方に設け且つ上端が開放され
    た方形の箱状体に形成し、 前記樹脂成形品の搬送路の終端に上端が連接可能な座板
    を、樹脂成形品の搬送方向に沿って下向きに傾斜させて
    配置するとともに、その座板の下端部を支点にして垂直
    方向に回転可能に軸支し、 前記座板に対し、前記トレーの開口辺側を前記搬送路端
    に向け且つその底面を上向きにして着脱自在に取り付
    け、 表裏を揃えた前記樹脂成形品を、前記搬送路から前記座
    板上へ滑らせて順に前記トレー内に搬入して所定数量を
    貯留し、トレーと共に樹脂成形品を取り出せるようにし
    たことを特徴とする樹脂成形品の整列兼取出装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送路の終端付近の下方に、前記座
    板の上端部を当接可能な載置部材を上下動自在に配設
    し、その載置部材をスプリング等の付勢手段にて上方に
    付勢するとともに、載置部材に対しその上昇位置で搬送
    路の終端を閉鎖可能なシャッター片を取り付けた請求項
    1記載の樹脂成形品の整列兼取出装置。
  3. 【請求項3】 前記樹脂成形品が上端を開放した箱形の
    場合に、 前記搬送路の上方に第2の搬送路を設け、その途中に搬
    送方向に向けて門形の挿通口を形成し、その挿通口は成
    形品の開放部が上向きのときには成形品が通過するが、
    成形品の開放部が下向きのときには成形品が傾転して挿
    通口から前記搬送路上に落下する大きさに設定し、前記
    第2の搬送路の前記挿通口を通過した成形品も前記搬送
    路上に載り移るように、第2の搬送路の終端部を前記搬
    送路に向けて下向きに傾斜させた請求項1又は2記載の
    樹脂成形品の整列兼取出装置。
JP3758893U 1993-06-15 1993-06-15 樹脂成形品の整列兼取出装置 Pending JPH072329U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3758893U JPH072329U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 樹脂成形品の整列兼取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3758893U JPH072329U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 樹脂成形品の整列兼取出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH072329U true JPH072329U (ja) 1995-01-13

Family

ID=12501702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3758893U Pending JPH072329U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 樹脂成形品の整列兼取出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH072329U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256027A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Shibuya Machinery Co Ltd ケース反転装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256027A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Shibuya Machinery Co Ltd ケース反転装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN212944180U (zh) 电子元件自动测试设备
JP2005008186A (ja) 自動箱詰め装置およびその物品押し込み装置
JPH072329U (ja) 樹脂成形品の整列兼取出装置
JPH0659667B2 (ja) 合成樹脂射出成形機
JPH0645406B2 (ja) Icテスターのためにスリーブを積み降ろしするための装置
KR100767280B1 (ko) 계란 포장기
US3606011A (en) Lumber sorting method and apparatus
JP5392625B2 (ja) 投入ガイド装着装置及び装着方法
JPH08175651A (ja) 搬送物品の回収装置及びこれを備えた仕分け・回収装置
CN108946051B (zh) 一种用于u形工件的自动排列工业机器人
JPS6353090B2 (ja)
JPS62156064A (ja) ダイカスト用トリミング装置における製品搬出装置
KR20090021748A (ko) 사출물 자동적재 장치
JP2020097481A (ja) 直進フィーダ及びこれを備えた組合せ計量装置
CN212531479U (zh) 物料自动分类收纳装置
CN218464811U (zh) 一种汽车螺栓双上料检测装置
JPH01231710A (ja) コンテナ取出し装置
JPH11106057A (ja) 積層トレイパックの分離装置
JP5533125B2 (ja) 物品投入方法
JP5299709B2 (ja) 投入ガイド取外し装置及び取外し方法
JP3337341B2 (ja) 物品蓄積装置
JPH0742669Y2 (ja) 樹脂タブレットの整列装置
JP2000313520A (ja) 長尺テーパ状の中空成型物のフィーダ装置及び長尺テーパ状の中空成型物を小出しに供給する方法
JPH0451469B2 (ja)
JPH104108A (ja) 線材供給装置