JPH0723296U - 時計用リューズ構造 - Google Patents

時計用リューズ構造

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JPH0723296U
JPH0723296U JP5680293U JP5680293U JPH0723296U JP H0723296 U JPH0723296 U JP H0723296U JP 5680293 U JP5680293 U JP 5680293U JP 5680293 U JP5680293 U JP 5680293U JP H0723296 U JPH0723296 U JP H0723296U
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JP
Japan
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pipe
crown
waterproof packing
peripheral surface
annular groove
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Pending
Application number
JP5680293U
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English (en)
Inventor
仁 武智
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0723296U publication Critical patent/JPH0723296U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ガタつきが無く、防水性に優れ
た、簡略な時計用リューズ構造を可能にするものであ
る。 【構成】 防水パッキン14は、円筒状で、その両端の
各々に第1膨出部14a、第2膨出部14bを有してお
り、時計ケース11に固定されたパイプ12の第1環状
溝12a、第2環状溝12bに、該膨出部14a、14
bをそれぞれ係着固定し、時計用リューズ13の軸部1
3aを該パイプ12内に挿入することで、前記第1、第
2膨出部12a、12bを圧縮せしめたものである。 【効果】 防水パッキンの第2膨出部にてリューズのガ
タつきを抑え、かつ第1、第2膨出部双方で浸水を防
ぎ、堅固な防水性を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、時計用リューズ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の時計用リューズ構造の部分縦断面図を、図3と図4に示す。図3におい て、1は時計ケース、2は時計ケース1に固定されたパイプ、3はリューズ、3 aはリューズ3の軸部であり、3bは軸部3aに設けられた環状溝、3cはリュ ーズ3のツバ部、そして4は環状溝3bに配設された防水パッキンを示す。尚、 5は軸部3aに螺合された、ムーブメント操作を行なう巻真である。この構造は 、リューズ3の軸部3aが防水パッキン4を介してパイプ2の内部を摺動するも のであり、時計ケース1の防水性は、パイプ2の内周面に圧接しパッキン4にて 保たれている。
【0003】 また、図4に示す構造においては、リューズ3のツバ部3cの内周部に防水パ ッキン4を配設し、この防水パッキン4をパイプ2の外周面に圧接せしめること により、その防水性を保持させている。尚、図中3dは、防水パッキン4を抑止 された状態で配設するために、ツバ部3cの内周部の外端及び内部のそれぞれに 固着されたリング状の金属部材である。また、その他の構成部分については、図 3に示される従来技術と同様であるので、省略する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
まず、前記図3に示す従来構造において、パイプ2に挿入されたリューズ3に は、その軸方向に垂直な方向に、前記パイプ2の外周面と、前記リューズ3のツ バ部3cの内周面との隙の距離だけガタつきが有り、物があたるなどしてリュー ズ3に過負荷な外力が加わった場合、リューズ3のガタつきに連動した軸部3a の動きにより、防水パッキン4の均一な圧縮状態が崩れ、その圧縮が弱くなった 部分から浸水し易いという問題があった。
【0005】 一方、前記図4に示す従来構造においては、リューズ3のツバ部3cとパイプ 2の間で防水パッキン4を圧接させているため、外力によるリューズ3のガタつ きは抑えられる構造である反面、リューズ3の構造が非常に複雑であるため、部 品点数が多く、と同時に各部品の寸法精度の正確さが必要となる。その結果、生 産上、歩留りが悪い、手番が長いなど、リューズの生産が難渋であるばかりか、 その難渋さはコストアップへとつながるという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、上記問題点を解決し、外力によるガタつきが無く、また防水 性に優れ、かつ部品点数が少なく、簡略な時計用リューズ構造を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は、下記の通りである。時計ケースに固定されたパイプは、内周 面、及び時計ケースより外方に突出した外周面の各々の環状溝を有しており、防 水パッキンは、円筒状で、かつその両端に環状の膨出部を有しており、前記パイ プ外周面の環状溝に、前記防水パッキンの膨出部の一方を係着固定すると共に、 前記パイプ内周面の環状溝に、前記防水パッキンの膨出部の他方を係着固定し、 前記パイプ内に時計用リューズの軸部を挿入することにより、前記時計用リュー ズの軸部外周面、及びツバ部内周面が、前記防水パッキンの膨出部の各々に圧接 するようにしたものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の時 計用リューズ構造を示す部分縦断面図である。また、図2は、前記図1中の防水 パッキン14であり、該実施例の構造内に配設固定される前の状態、すなわち部 品単体での状態における断面図である。
【0009】 さて、時計ケース11は貫通穴11aを有している。また、パイプ12は、そ の外周が、径小部と径大部から成る金属のパイプであり、12aは前記パイプ1 2の内周面に設けられた第1環状溝、12bは前記パイプ12の径大部の外周面 に設けられた第2環状溝である。ここで、前記貫通孔11aに、前記パイプ12 の径小部を圧入接着にて配設固定する。この時、前記第2環状溝12bは、前記 パイプ12の径大部の外周面に設けられているため、前記貫通孔11aの内部に は潜らない。換言すれば、前記パイプ12において、前記貫通孔11aより外方 に突き出した部分の外周面に、前記第2環状溝12bはその位置を占める。
【0010】 また、弾性体より成る防水パッキン14は、円筒状で、かつその一端に環状の 第1膨出部14a、及びその他端に環状の第2膨出部14bを有する。該膨出部 14a、14bの形状は、本実施例では同一としたが、あるいは異なっていよう とも、その点は問わない。さらに、該膨出部14a、14bの断面形状としては 、本実施例の他に、円形、楕円形、D型、略L型等が考えられることを付記する 。
【0011】 ここで、前記防水パッキン14の一方の第2膨出部14bを、前記パイプ12 の外周面の第2環状溝12bに係着固定し、さらに他方の第1膨出部14aを、 前記パイプ12の内部に潜らせ、前記内周面の第1環状溝12aに係着固定させ る。その結果として、前記パイプ12に、前記防水パッキン14が、張着された 状態で固定されることとなる。
【0012】 次に、前記防水パッキン14が張着された前記パイプ12内に、時計用リュー ズ13の軸部13aを挿入する。この時、前記時計用リューズ13のツバ部13 bの内周面が、前記防水パッキン14の第2膨出部14bに圧接し、前記時計用 リューズ13の軸部13aの外周面が、前記防水パッキン14の第1膨出部14 aに圧接する。すなわち、前記パイプ12に、前記時計用リューズ13を挿入す ることにより、前記防水パッキン14の第1、第2膨出部14a、14bが圧縮 され水密となる。尚、13cは前記時計用リューズ13の操作性を良くするため の案内斜面である。
【0013】 なお、15は、前記時計用リューズ13の軸部13aに螺合された、ムーブメ ント操作を行なうための巻真である。また、上記実施例においては、パイプ12 を時計ケース11に固定する方法を、圧入接着としたが、他の手段であるロー付 け接着、溶接接着等も当然考えられる。
【0014】
【考案の効果】
上記の説明の様に、本考案の構造によれば、防水パッキンの両端にある環状の 第1、第2膨出部双方が、パイプと時計用リューズの間で圧縮されて、浸水を二 重に防いでいるため、極めて堅固な防水性が得られる。また、前記第2膨出部は 、前記時計用リューズのツバ部の内周面と、前記パイプ外周面の第2環状溝との 間で圧縮されているため、前記時計用リューズのガタつきを抑える働きを成す。 故に、前記時計用リューズに外力が負荷されようとも、ガタつきが無いため、前 記第1、第2膨出部の圧縮状態は均一に保たれ、防水性を確保できる。すなわち 、前記防水パッキンは、1つの部品でありながら、二箇所で浸水を防ぐ堅固な防 水構造を可能にし、かつ外力が負荷されてもガタつきが無く、安定した防水性を 保つことができる防水構造を可能にするものである。
【0015】 さらに、前記防水パッキンは、前記パイプに張着されて固定されるため、前記 時計用リューズの方には前記防水パッキンを配設固定するための構造を全く必要 としない。故に前記リューズは、その構造が極めて簡略であり、部品点数が少な く、容易に生産できるものとなる。
【0016】 以上の説明により、本考案は、外力によるガタつきが無く、また防水性に優れ 、かつ部品点数が少なく、簡略な時計用リューズ構造の提供を可能にするもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す時計用リューズ構造の
部分縦断面図である。
【図2】本考案に用いられる防水パッキンの部品単体の
状態での断面図である。
【図3】従来例を示す時計用リューズ構造の部分縦断面
図である。
【図4】他の従来例を示す時計用リューズ構造の部分縦
断面図である。
【符号の説明】
11 時計ケース 11a 貫通孔 12 パイプ 12a 第1環状溝 12b 第2環状溝 13 時計用リューズ 13a 軸部 13b ツバ部 13c 案内斜面 14 防水パッキン 14a 第1膨出部 14b 第2膨出部 15 巻真

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にツバ部を有する頭部と、軸部とよ
    りなる時計用リューズが、時計ケースに固定されたパイ
    プ内を、防水パッキンを介して摺動する時計用リューズ
    構造において、前記パイプは、内周面、及び時計ケース
    より外方に突出した外周面の各々に環状溝を有してお
    り、前記防水パッキンは、円筒状で、かつその両端に環
    状の膨出部を有しており、前記パイプ外周面の環状溝
    に、前記防水パッキンの膨出部の一方を係着固定すると
    共に、前記パイプ内周面の環状溝に、前記防水パッキン
    の膨出部の他方を係着固定し、前記パイプ内に前記時計
    用リューズの軸部を挿入することにより、前記時計用リ
    ューズの軸部外周面、及びツバ部内周面が、前記防水パ
    ッキンの膨出部の各々に圧接するようにしたことを特徴
    とする時計用リューズ構造。
JP5680293U 1993-09-28 1993-09-28 時計用リューズ構造 Pending JPH0723296U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532894A (ja) * 2004-04-14 2007-11-15 メコ エスエー 切り離し装置を具備する時計用の竜頭
JP2020056760A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 カシオ計算機株式会社 押釦装置および時計
US11360436B2 (en) 2019-12-26 2022-06-14 Seiko Epson Corporation Water resistant watch

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