JPH0537270Y2 - - Google Patents

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JPH0537270Y2
JPH0537270Y2 JP1987043185U JP4318587U JPH0537270Y2 JP H0537270 Y2 JPH0537270 Y2 JP H0537270Y2 JP 1987043185 U JP1987043185 U JP 1987043185U JP 4318587 U JP4318587 U JP 4318587U JP H0537270 Y2 JPH0537270 Y2 JP H0537270Y2
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JP
Japan
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push button
ring
sand
large diameter
diameter hole
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JP1987043185U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ダイバー等が水中で使用する防水時
計のプツシユボタン構造に関し、詳しくは、プツ
シユボタン部分への泥砂侵入防止構造を有するプ
ツシユボタンに関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の時計のプツシユボタン構造は、第
2図の断面図に示すように、側パイプ11と、プ
ツシユボタン2から成る。側パイプ11は段付の
筒状を成して、孔部11aと、座グリ大径孔部1
1bを有する。プツシユボタン2は段付の棒状を
成して、軸部2aと、大径の頭部2bを有し、軸
部2aの溝3にはOリング4を具備して、孔部1
1aに嵌合し、シールしながら、軸方向に摺動可
能になつている。
軸部2aの先端には抜け止め用のリング5が取
付けられ、孔部11aと大径孔部11bの間の中
間段部11cにおけるリング16から大径孔部1
1b側に筒状の戻しゴム7が配置され、頭部2b
は所定のクリアランスで大径孔部11b内に出入
り可能に遊嵌している。
そして第2図のようにプツシユボタン2がフリ
ーの状態では、頭部2bの大部分が大径孔部11
bの外に突出して座グリ大径孔部11b内部に水
等が入り、頭部2bにかかる水圧を軸部2aの面
積相当分だけ相殺する。また、頭部2bを押すと
軸部2aが移動してモジユール戻しバネ8を変位
することで、スイツチを開閉する作用を行う。
この時、頭部2bが戻しゴム7を圧縮するため
頭部2bから指を離すと戻しバネ8と戻しゴム7
の復元力で、プツシユボタン2を元に復帰するよ
うになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来の構成のものにあつては、
特に、ダイバーウオツチには水中での経過時間、
ボンベの残り時間等を表示するメーター等が併設
されており、これらのメーターはプツシユボタン
で任意に時間をセツト、リセツトされる。従つ
て、表示部周囲には複数個のプツシユボタンが配
設されており、プツシユボタン2の裏側の大径孔
部11b内に水が侵入する構造であるため、水圧
による誤動作の影響は少ない利点がある。しかる
に、泥砂等の侵入に対する対策が施されていない
ので、大径孔部11b内に泥砂が侵入堆積してボ
タン操作に支障を招くことがある。
本考案は上記欠点を解消しようとするもので、
プツシユボタンの水圧等による誤動作を防ぐと共
に、泥砂による影響を無くすようにした時計のプ
ツシユボタン構造を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案によるプツ
シユボタンは、側パイプの大径孔部に、プツシユ
ボタンの頭部を摺動可能に嵌合した構造におい
て、上記大径孔部内部のプツシユボタン頭部裏側
空間内に、内側には中空の戻しゴムを、外側には
中空の防砂リングを配置し、更に前記戻しゴムと
前記防砂リングとの間に、ストツパーリングを配
置したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図、第3図、第4
図により説明する。
第1図はプツシユボタンを押す前の断面図、第
3図は防砂リングの斜視図、第4図はプツシユボ
タンを押した状態の断面図で、側パイプ1、プツ
シユボタン2、Oリング4、リング5等は、第2
図と同様に構成され、側パイプ1の孔部1aには
従来例における中間段部11cに相当するものは
なく、大径孔部1bに直接連結した構造になつて
いる。
そして、大径孔部1b内においてプツシユボタ
ン2の頭部2bの裏側の外側には外形つづみ状で
中空のゴム製の防砂リング6が大径孔部1bに当
接するように配置し、内側には筒状の戻しゴム7
が配置されている。防砂リング6と戻しゴム7の
間には断面字形のストツパーリング9が戻しゴ
ム7を収容するように配置されている。
防砂リング6の外周部6aは大径孔部1bと頭
部2bの裏面に常時接していて、泥砂の外部から
の侵入を防いでいる。
次に水圧がかかると防砂リング6が変形し水だ
けは頭部2bと外周部6aとの間を通つて室10
内に入る。
従つて従来例と同様に水圧は相殺され、戻し作
用もある防砂リング6によりその移動が阻止さ
れ、プツシユボタン2が誤動作することはない。
しかし、シール作用で泥砂の侵入は阻止される。
この状態で頭部2bを押すと、防砂リング6が弾
性変形しながら軸部2aの移動を許容し、戻しバ
ネ8を変位させ、最終的には頭部2bの裏面がス
トツパーリング9に当ることでプツシユボタン2
の移動が止まる(第4図)。頭部2bから指を戻
すと戻しバネ8と戻しゴム7の復元力で、プツシ
ユボタン2を元に復帰するようになつている。
第3図は防砂リングの他の実施例で、外周部6
aの反対側に切欠6bを複数個所入れたものであ
る。
プツシユボタン2が押された時に防砂リング6
が変形するが、上記切欠により防砂リング6の変
形を円滑にさせると共に、変形時の体積を小さく
できる効用がある。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、プツシユ
ボタン頭部裏側空間内に、内側に中空の戻しゴム
を、外側には中空の防砂リングを配置し、更に前
記戻しゴムと前記防砂リングとの間に、ストツパ
ーリングを配置したことから、戻し作用のみなら
ず泥砂によるボタン操作不能を防ぐことができ
る。
更にストツパーリングにより、防砂リングを必
要以上に防砂リングや戻しゴムを必要以上に変形
させることはない。
また、防砂リング6の中央がくぼんだつづみ状
の中空のゴム製であるため、縮んだときに中央が
さらに内側にくぼみ、一方、戻しゴムは中央部分
がふくらんだ筒状の中空のゴム製であるため、縮
んだときに中央部分が外側にふくらむようになる
が、ちようどその部分はストツパーリングが無い
部分であるから、狭いスペースを有効に使うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のプツシユボタン構造の一実施
例を示す断面図、第2図は従来例のプツシユボタ
ン構造を示す断面図、第3図は本考案の構成部品
である防砂リングの他の実施例を示す外観斜視
図、第4図は第1図のプツシユボタンを押し込ん
だ状態の断面図である。 1……側パイプ、1b……大径孔部、2……プ
ツシユボタン、2b……頭部、6……防砂リン
グ、7……戻しゴム、9……ストツパーリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側パイプ1の大径孔部1bが外側になるように
    腕時計の側面に挿入し、前記大径孔部1bにプツ
    シユボタン2の頭部2bを摺動可能に嵌合した腕
    時計のプツシユボタン構造において、前記大径孔
    部1b内で、プツシユボタン2の頭部2bの内側
    に、中央がくぼんだつづみ状の中空ゴム製の防砂
    リング6と、前記防砂リング6の内側に配置した
    ストツパーリング9と、前記ストツパーリング9
    の内側に配置した、中央部分がふくらんだ筒状の
    戻しゴム7とからなり、前記プツシユボタン2を
    押しつけたときに、前記ストツパーリング9がス
    トツパーとして働き、押しつけるのをやめたと
    き、前記戻しゴム7が前記プツシユボタン2の頭
    部2bを強く押し戻す作用をすると同時に、前記
    防砂リング6が前記プツシユボタン2の頭部2b
    に常に接して、砂が前記大径孔部1bに入るのを
    阻止することを特徴とする腕時計のプツシユボタ
    ン構造。
JP1987043185U 1987-03-24 1987-03-24 Expired - Lifetime JPH0537270Y2 (ja)

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JPS63150391U JPS63150391U (ja) 1988-10-04
JPH0537270Y2 true JPH0537270Y2 (ja) 1993-09-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189521A (ja) * 2011-03-13 2012-10-04 Seiko Instruments Inc 携帯時計
US9014386B2 (en) 2005-05-04 2015-04-21 Harman Becker Automotive Systems Gmbh Audio enhancement system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5097459U (ja) * 1973-12-29 1975-08-14
JPS5684777U (ja) * 1979-12-04 1981-07-08

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JP2012189521A (ja) * 2011-03-13 2012-10-04 Seiko Instruments Inc 携帯時計

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JPS63150391U (ja) 1988-10-04

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