JPH07232909A - ケイ素粒子の製造装置および製造方法 - Google Patents

ケイ素粒子の製造装置および製造方法

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JPH07232909A
JPH07232909A JP6318184A JP31818494A JPH07232909A JP H07232909 A JPH07232909 A JP H07232909A JP 6318184 A JP6318184 A JP 6318184A JP 31818494 A JP31818494 A JP 31818494A JP H07232909 A JPH07232909 A JP H07232909A
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JP
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silicon
hypereutectic
molten metal
temperature
silicon particles
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Application number
JP6318184A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tabuchi
宏 田渕
Akihiko Takahashi
明彦 高橋
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ケイ素粒子の製造装置及び方法を提供する。 【構成】〔1〕過共晶ケイ素合金溶湯を液相線温度以上
に保持された貯湯部から排出された過共晶ケイ素合金溶
湯を流下させて、共晶温度を超えて液相線温度未満の温
度範囲まで冷却するし晶出した初晶ケイ素粒子を分離す
る機構を有するケイ素粒子の製造装置。 〔2〕下記の工程を含むことを特徴とする粒径が10〜
1000μmのケイ素粒子の製造方法。 (a)液相線以上の温度の過共晶ケイ素合金溶湯を調製
する工程。 (b)ケイ素粒子の製造装置を用いて、過共晶ケイ素合
金溶湯を液相線以上の温度から共晶温度を超えて液相線
温度未満の温度範囲まで冷却して初晶ケイ素粒子を晶出
させ、晶出した初晶ケイ素粒子を分離して捕集する工
程。 (c)分離して捕集した初晶ケイ素粒子に付着した合金
を除去する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケイ素粒子の製造装置
と、その装置を用いたケイ素粒子の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】過共晶アルミニウム−ケイ素合金の溶湯
を冷却した場合、該溶湯内に初晶のケイ素粒子が生成す
ることは、軽金属、第23巻、第11号、481頁(1
973)に記載されている。
【0003】アルミニウム−ケイ素合金の溶湯から精製
されたケイ素を製造する技術については、特開昭56−
22620号公報、特公昭59−13444号公報に開
示されている。しかし、これまでの技術においては、冷
却速度が十分に制御されていないため得られるケイ素粒
子の粒径分布の制御は不満足なものであった。また、従
来の方法は、必ずしも工業的に効率よくケイ素粒子を得
ることができるものではなく、溶媒金属として用いられ
るアルミニウムについても有効に再利用されることがな
かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、冷却速度を制御することにより過共晶ケイ素合金の
溶湯中に晶出したケイ素粒子の粒径を制御するととも
に、工業的に効率よくケイ素粒子を得ることができ、さ
らに、ケイ素粒子を分離した後の残湯を再利用すること
ができるケイ素粒子の製造装置と、その装置を用いたケ
イ素粒子の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる事情に鑑み、本発
明者らはケイ素粒子の工業的な製造方法について鋭意検
討した結果、特定の構造を有する、過共晶ケイ素合金溶
湯の貯湯部、溶湯冷却部及びケイ素粒子分離部を主たる
構成部分とする本発明のケイ素粒子の製造装置を用いる
ことにより、工業的に効率よく、粒径の制御されたケイ
素粒子を得ることができることを見出した。
【0006】すなわち、本発明は下記の発明からなるも
のである。 〔1〕(a)過共晶ケイ素合金溶湯を液相線温度以上に
保持する機構を有し、該過共晶ケイ素合金溶湯の排出口
を備えた貯湯部、(b)貯湯部から排出された該過共晶
ケイ素合金溶湯を流下させて、過共晶ケイ素合金溶湯を
共晶温度を超えて液相線温度未満の温度範囲まで冷却す
る冷却面を有する溶湯冷却部、および(c)過共晶ケイ
素合金溶湯を共晶温度以上液相線温度未満の温度範囲に
保持し晶出した初晶ケイ素粒子を分離する機構を有する
ケイ素粒子分離部、を主たる構成部分として含むことを
特徴とする過共晶ケイ素合金溶湯からのケイ素粒子の製
造装置。
【0007】〔2〕前記過共晶ケイ素合金溶湯の冷却面
の総括伝熱係数が0.01〜1cal/cm2 ・sec
・degである前記項〔1〕記載の製造装置。 〔3〕前記過共晶ケイ素合金溶湯の冷却面が、平面、円
筒の外面、円筒の内面または円柱の外面である前記項
〔1〕または〔2〕記載の製造装置。
【0008】〔4〕下記の工程を含むことを特徴とする
粒径が10〜1000μmのケイ素粒子の製造方法。前
記項〔1〕記載のケイ素粒子の製造装置を用いて、該過
共晶ケイ素合金溶湯を液相線以上の温度から共晶温度を
超えて液相線温度未満の温度範囲まで冷却して初晶ケイ
素粒子を晶出させ、晶出した初晶ケイ素粒子を分離して
捕集する工程。
【0009】〔5〕下記の工程を含むことを特徴とする
粒径が10〜1000μmのケイ素粒子の製造方法。 (a)液相線以上の温度の過共晶ケイ素合金溶湯を調製
する工程。 (b)前記項〔1〕記載のケイ素粒子の製造装置を用い
て、該過共晶ケイ素合金溶湯を液相線以上の温度から共
晶温度を超えて液相線温度未満の温度範囲まで冷却して
初晶ケイ素粒子を晶出させ、晶出した初晶ケイ素粒子を
分離して捕集する工程。 (c)分離して捕集した初晶ケイ素粒子に付着した合金
を除去する工程。 〔6〕前記項〔4〕または〔5〕記載の工程に加えて、
下記の工程を含むことを特徴とする粒径が10〜100
0μmのケイ素粒子の製造方法。初晶ケイ素粒子を分離
した後の過共晶ケイ素合金残湯を再利用する工程。
【0010】〔7〕過共晶ケイ素合金が、ケイ素を20
〜60重量%含有する過共晶アルミニウム−ケイ素合
金、またはケイ素を20〜60重量%含有する過共晶銅
−ケイ素合金であることを特徴とする前記項〔4〕、
〔5〕または〔6〕記載のケイ素粒子の製造方法。
【0011】以下、本発明のケイ素粒子の製造装置につ
いて詳しく説明する。本発明のケイ素粒子の製造装置
は、その一例として図1に略図を示す如く、主として貯
湯部1、溶湯冷却部4、ケイ素粒子分離部8からなるも
のである。
【0012】貯湯部1は、過共晶ケイ素合金溶湯を液相
線温度以上の一定温度に保持することができる機構を有
するものであれば、特に限定はされない。貯湯部1にお
ける溶湯温度は、好ましくは液相線温度より10〜10
0℃高い温度範囲から任意に選ぶことができる。
【0013】例えば、過共晶アルミニウム−ケイ素合金
溶湯の場合、ケイ素含有量が20重量%では液相線温度
が700℃であるから一定温度として好ましくは710
〜800℃の温度範囲から任意に選ぶことができる。ケ
イ素含有量が60重量%では液相線温度が1150℃で
あるから一定温度として好ましくは1160〜1250
℃の温度範囲から任意に選ぶことができる。
【0014】また、過共晶銅−ケイ素合金溶湯の場合、
ケイ素含有量が20重量%では液相線温度が900℃で
あるから一定温度として好ましくは910〜1000℃
の温度範囲から任意に選ぶことができる。ケイ素含有量
が60重量%では液相線温度が1280℃であるから一
定温度として好ましくは1290〜1380℃の温度範
囲から任意に選ぶことができる。したがって、貯湯部1
としては、溶湯を上記温度範囲に保持することができる
機構を有するものであれば特に限定されず、熱源として
は例えば電気式またはガス式のいずれの加熱ヒーターで
も使用可能である。
【0015】また、この貯湯部1にはその側壁下部また
は底部に過共晶ケイ素合金溶湯を溶湯冷却面5上に流下
させるための排出口2が設けられている。この排出口2
は、溶湯冷却面5上を流下する溶湯の液膜厚さを0.5
〜20mmの範囲に制御できる機構を有するものが好ま
しい。
【0016】すなわち、本発明のケイ素粒子の製造装置
においては、溶湯冷却部4における過共晶ケイ素合金溶
湯の液膜厚さが冷却速度を左右するので、溶湯冷却面5
上を流下する溶湯の液膜厚さは0.5〜20mmの範囲
になるように制御されることが好ましい。溶湯の液膜厚
さが0.5mmより小さい場合には溶湯冷却速度が大き
くなり過ぎ、晶出する初晶ケイ素粒子の粒径が小さくな
るので、ろ過等により分離したときの初晶ケイ素粒子の
捕集が困難になる。また、溶湯冷却面5上を流下する溶
湯の液膜の厚さが20mmを超えると平均としての溶湯
冷却速度は小さくなり、晶出する初晶ケイ素粒子が粗大
化し、また溶湯の液膜厚さ方向で冷却速度の差が大きく
なるために粒径のバラツキが大きくなる。溶湯冷却面5
上を流下する溶湯のより好ましい液膜厚さは1〜5mm
である。
【0017】過共晶ケイ素合金溶湯の液膜厚さを0.5
〜20mmの範囲になるように制御するためには、溶湯
冷却面5上に溶湯を注湯するときに、例えば、貯湯部1
の側壁下部の排出口2に細長い開孔や連なった小径孔か
らなる構造を設けて、ここから溶湯冷却面5上に注湯す
ることにより上記範囲内の所定の液膜厚さとすることが
できる。
【0018】溶湯冷却部4では、流下してくる過共晶ケ
イ素合金溶湯を共晶温度より高い温度まで冷却させるこ
とにより、初晶ケイ素を晶出させることができる。ここ
では、共晶を晶出させないことが重要である。さらにこ
の溶湯冷却部4において、その冷却速度を制御すること
により、晶出する初晶ケイ素の粒径を制御することがで
きる。
【0019】過共晶ケイ素合金溶湯が溶湯冷却面5に接
触している時間は、少なくとも0.5秒以上であること
が好ましい。接触時間が0.5秒に満たない場合には溶
湯の冷却が不十分となる結果、初晶ケイ素粒子が十分晶
出しないままケイ素粒子分離部8に到達するため、結果
として得られる初晶ケイ素粒子の量が少なくなる。より
好ましい接触時間は1秒以上である。接触時間は溶湯冷
却面5上を溶湯が流下する距離や溶湯冷却面5の傾斜角
度によって調整される。
【0020】また、溶湯が溶湯冷却面5上を流下中に共
晶が晶出しないようにするために、溶湯冷却面5上を流
下する溶湯の温度は、共晶温度を超えて液相線温度未満
に制御されなければならない。溶湯の温度が共晶温度以
下になると、共晶ケイ素合金が晶出し、液相線温度以上
になると初晶ケイ素粒子が十分晶出しないまま溶湯がケ
イ素粒子分離部8に達するため得られる初晶ケイ素粒子
の量が減少するので、いずれも好ましくない。好ましく
は(共晶温度+5℃)以上(液相線温度−20℃)以下
の範囲で制御される。さらに好ましい過共晶ケイ素合金
溶湯の冷却下限温度は(共晶温度+10℃)以上(液相
線温度−50℃)以下の範囲から任意に選ばれる。
【0021】例えば、過共晶アルミニウム−ケイ素合金
の場合、共晶温度はケイ素含有量によらず577℃であ
り、ケイ素含有量が20重量%では液相線温度が700
℃であるから、冷却下限温度は577℃を超えて700
℃未満の範囲で制御されなければならず、好ましい冷却
下限温度は582〜680℃の範囲、さらに好ましくは
587〜650℃の範囲から任意に選ぶことができる。
また、ケイ素含有量が60重量%では液相線温度が11
50℃であるから、冷却下限温度は577℃を超えて1
150℃未満の範囲で制御されなければならず、好まし
い冷却下限温度は582℃以上1130℃以下の範囲、
さらに好ましくは587℃以上1100℃以下の範囲か
ら任意に選ぶことができる。
【0022】過共晶銅−ケイ素合金の場合、共晶温度は
ケイ素含有量が20〜60重量%の範囲では802℃で
あり、ケイ素含有量が20重量%では液相線温度が90
0℃であるから、冷却下限温度は802℃を超えて90
0℃未満の範囲で制御されなければならず、好ましい冷
却下限温度は807〜880℃の範囲、さらに好ましく
は812〜850℃の範囲から任意に選ぶことができ
る。また、ケイ素含有量が60重量%では液相線温度が
1280℃であるから、冷却下限温度は802℃を超え
て1280℃未満の範囲で制御されなければならず、好
ましい冷却下限温度は807℃以上1260℃以下の範
囲、さらに好ましくは812℃以上1230℃以下の範
囲から任意に選ぶことができる。
【0023】溶湯冷却面5上を流下する溶湯の温度を液
相線温度以上の一定温度から上記温度範囲まで冷却する
ためには、溶湯を冷却する装置が設置されていることが
好ましい。必要に応じて溶湯を溶湯冷却面5上を流下さ
せる前に、溶湯冷却面5上を予備加熱して、最初に流下
する溶湯から共晶が晶出しないようにすることもでき
る。予備加熱のための装置は特に限定されない。溶湯が
溶湯冷却面5上を流下中は、熱が溶湯から溶湯冷却面5
に移動し、溶湯冷却面5の温度が上昇する。従って、上
記の温度範囲まで冷却するためには、通常は冷却設備を
必要とする。例えば、溶湯冷却面5の背面を直接あるい
は間接に水や空気等で冷却する方法を採用することがで
きる。本発明においては、冷却用配管6を例示する。
【0024】溶湯冷却面5の総括伝熱係数(以下hとす
る)は0.01〜1cal/cm2・sec・degの
範囲が好ましい。hが0.01より小さい場合には過共
晶ケイ素合金溶湯の冷却速度が小さくなるため、溶湯中
に晶出する初晶ケイ素粒子が粗大化する。また、hが1
を超えると溶湯冷却速度が大きくなり過ぎ、晶出する初
晶ケイ素粒子の粒径が小さくなり、分離する初晶ケイ素
粒子の捕集が困難になる。より好ましい総括伝熱係数は
0.05〜0.5cal/cm2 ・sec・degの範
囲である。
【0025】溶湯冷却面5を構成する材料は、hが0.
01〜1cal/cm2 ・sec・degの範囲となる
ものであれば特に限定されるものではないが、本発明に
おいては、過共晶ケイ素合金溶湯に対して不活性な材質
のものが好ましい。溶湯冷却面5を構成する材料として
は、例えば、黒鉛、窒化ケイ素、炭化ケイ素、ホウ化チ
タン等を挙げることができる。溶湯の冷却面の形状は必
ずしも限定されないが、好ましい形状は、平面、円筒の
外面、円筒の内面または円柱の外面である。
【0026】本発明のケイ素粒子分離部8には、例えば
ろ過体9が組み込まれている。溶湯冷却部4で晶出した
初晶ケイ素粒子の粒径はおよそ10μm以上であるた
め、ケイ素粒子分離部8のろ過体9は少なくとも10μ
m以上の大きさの固体粒子を捕集することができるもの
でなければならない。粒径が10μmより細かい粒子が
捕集できるろ過体を用いることもできるが、この場合は
ろ過速度が遅く生産効率が低くなる。例えば、ろ過体9
としては、管状または板状のアルミナ質多孔体を用いる
ことができる。ろ過によるケイ素粒子の分離効率を高め
るために減圧吸引ろ過や遠心ろ過を行うための機構を付
加することも可能である。
【0027】また、ケイ素粒子分離部8では、効率よく
初晶ケイ素粒子を捕集するために、溶湯の温度は、共晶
温度を超えて液相線温度未満の範囲に、好ましくは(共
晶温度+5℃)以上(液相線温度−20℃)以下の範囲
に、さらに好ましくは(共晶温度+10℃)以上(液相
線温度−50℃)以下の範囲に制御される。
【0028】具体的には、ケイ素粒子分離部8の温度
は、共晶アルミニウム−ケイ素合金の場合、過共晶銅−
ケイ素合金の場合、それぞれにおいて前記した冷却下限
温度の範囲内から任意に選ばれる。この温度範囲に溶湯
を保持するために、本発明のケイ素粒子分離部8では、
溶湯からの熱の損失を補うため加熱装置(電気ヒーター
10)を用いることもできる。通常は、加熱装置(電気
ヒーター10)を用いることが好ましい。
【0029】本発明において、溶湯冷却面5を有する部
材の形状は図1に例示する平板状、図2に例示する円筒
状、図3に例示する棒状のいずれも採用できる。また、
円筒状の場合は、その内面を溶湯冷却面としてもよい
し、外面を溶湯冷却面とすることも可能である。
【0030】以下、本発明のケイ素粒子の製造方法につ
いて詳しく説明する。本発明においては、原料として、
ケイ素を除く不純物の合計が好ましくは1重量%以下の
純度の金属、具体的には例えばアルミニウムまたは銅
と、好ましくは純度96重量%以上のケイ素を用いて、
通常の方法、例えば溶解炉を用いて過共晶ケイ素合金溶
湯を製造する〔(a)工程)。ケイ素粒子を太陽電池用
途等の半導体素子原料として用いる場合には、ケイ素を
除く不純物の合計が0.01重量%以下の純度のアルミ
ニウムまたは銅と、純度98重量%以上のケイ素を用い
ることがより望ましい。
【0031】例えば、過共晶アルミニウム−ケイ素合金
または過共晶銅−ケイ素合金の場合は、合金中のケイ素
含有量は20〜60重量%が好ましい。ケイ素濃度が2
0重量%未満では、晶出する初晶ケイ素の量が少ないた
めに生産効率が低くなる。ケイ素濃度が60重量%を超
える場合は、過共晶−ケイ素合金の均一な液相を得るた
めに高温を必要とするので多大の熱量を要し、また、溶
解炉の材質や構造についても制限が生じるため工業的に
は不利となる。より好ましいケイ素含有量は30〜50
重量%である。
【0032】本発明において、貯湯部中の過共晶ケイ素
合金溶湯の温度は、通常は液相線温度より高い温度で保
持され、液相線温度はケイ素濃度によって決められる。
好ましくは液相線温度より10〜100℃高い温度から
任意に選ばれた一定温度に保持される。具体的には、過
共晶アルミニウム−ケイ素合金溶湯の場合、過共晶銅−
ケイ素合金溶湯の場合、それぞれにおいて、前記したケ
イ素含有量に応じた好ましい一定温度範囲から任意に選
ばれる。
【0033】次に、過共晶ケイ素合金溶湯を、本発明の
ケイ素粒子の製造装置を用い、溶湯冷却面上へ溶湯をそ
の液膜の厚さが好ましくは0.5〜20mmの範囲にな
るように制御して流下させながら初晶ケイ素を晶出さ
せ、晶出した初晶ケイ素をケイ素粒子分離部、例えば溶
湯ろ過装置で、ろ過してろ過体上に捕集する〔(b)工
程)〕。
【0034】ここで、過共晶ケイ素合金溶湯の冷却速度
を制御することにより晶出する初晶ケイ素粒子の粒径を
10〜1000μmの範囲に制御することができる。冷
却速度は溶湯のケイ素含有量、温度、流下量によって任
意に決められるが、初晶ケイ素粒子の粒径が10〜10
00μmとなる冷却速度の範囲は1〜1000℃/秒で
ある。冷却速度を速めることにより粒子径の小さな初晶
ケイ素粒子を得ることができる。
【0035】冷却速度が1℃/秒未満では、初晶ケイ素
粒子が粗大化するので好ましくない。また、1000℃
/秒を超えると初晶ケイ素粒子が微細化してケイ素粒子
分離部8、例えば溶湯ろ過装置での捕集が困難となるの
で好ましくない。より好ましい冷却速度の範囲は15〜
500℃/秒である。
【0036】過共晶ケイ素合金溶湯を溶湯冷却面上を流
下させながら、液相線温度未満で共晶温度を超える温度
範囲から任意に選ばれた冷却下限温度まで冷却すること
により初晶ケイ素粒子を晶出させる。本発明において
は、冷却下限温度は、共晶温度を超えて液相線温度未
満、好ましくは(共晶温度+5℃)以上(液相線温度−
20℃)未満、さらに好ましくは(共晶温度+10℃)
以上(液相線温度−50℃)未満の範囲である。溶湯の
温度が共晶温度以下になると、共晶ケイ素合金が晶出
し、液相線温度以上になると冷却が不十分となる結果、
初晶ケイ素粒子が十分晶出しないまま溶湯がケイ素粒子
分離部に達するため、得られる初晶ケイ素粒子の量が減
少するので、いずれも好ましくない。
【0037】ケイ素粒子分離部において溶湯中の初晶ケ
イ素粒子を主体として捕集するためには、過共晶ケイ素
合金は溶融状態にあることが必要であり、ケイ素粒子分
離部での初晶ケイ素を含む過共晶ケイ素合金溶湯の温度
は少なくとも共晶温度を超えて液相線未満に保たれてい
なければならず、工業的に管理可能な好ましい温度範囲
は(共晶温度+5℃)〜(液相線温度−20℃)であ
る。さらに好ましい温度範囲は(共晶温度+10℃)〜
(液相線温度−50℃)である。
【0038】ケイ素粒子分離部における温度は、具体的
には、過共晶アルミニウム−ケイ素合金の場合、過共晶
銅−ケイ素合金の場合、それぞれにおいて、前記したケ
イ素含有量に応じた適切な冷却下限温度の範囲から任意
に選ばれ、制御される。
【0039】ケイ素粒子分離部で捕集された初晶ケイ素
には合金成分が付着しているのでこれを除去することに
より目的とするケイ素粒子を得ることができる〔(c)
工程〕。合金成分の除去方法は特に限定されない。
【0040】合金成分を除去する方法としては、例え
ば、合金を化学的に溶解することができ、初晶ケイ素は
実質的には溶解しない溶剤で化学的に溶解する方法が採
用できる。溶剤としては酸やその水溶液、或いは無水ア
ルコール等が使用できる。例えば、過共晶アルミニウム
−ケイ素合金の場合は、塩酸、硫酸、燐酸、弗酸等の酸
やこれらの酸の水溶液あるいは無水アルコール等が使用
できる。ここで、塩酸を用いる場合は、その濃度を3〜
9規定、温度を80〜100℃にすれば初晶ケイ素粒子
に付着しているアルミニウムを数時間以内で溶解、除去
することができる。過共晶銅−ケイ素合金の場合は、塩
酸、硝酸、硫酸等の無機酸、これらの酸の混酸、または
これらの酸の水溶液を用いることができる。
【0041】ケイ素粒子を分離した後の過共晶ケイ素合
金の残湯は、原料の過共晶ケイ素合金の溶湯に比べて補
集された初晶ケイ素粒子の量だけケイ素含有量が減少し
ているが、少なくとも共晶組成(例えば、アルミニウム
−ケイ素合金の場合は、ケイ素濃度が12.5重量%で
ある。銅−ケイ素合金の場合は、ケイ素濃度が16重量
%である。)以上のケイ素を含有している。この過共晶
ケイ素合金は、溶融状態のままあるいは固化させた後再
度溶解炉に戻し、過共晶ケイ素合金の原料として再利用
することが可能である。
【0042】また、例えば、過共晶アルミニウム−ケイ
素合金の場合は、各種鋳物用アルミニウム−ケイ素系合
金やその配合原料として利用することも可能であり、過
共晶銅−ケイ素合金の場合は、シルジン青銅合金用配合
原料として再利用することも可能である。〔(d)工
程〕。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0044】実施例1 純度99.99重量%のアルミニウム1.2kgと純度
98%のケイ素0.8kgを原料として用い、該原料を
黒鉛ルツボに入れて電気炉(株式会社進成電炉製作所
製、No.47)にて溶解した。得られたアルミニウム
−40重量%ケイ素合金溶湯(液相線温度:950℃)
を約1000℃の温度で図1に示す貯湯部1に注湯し
た。但し、貯湯部1及び溶湯冷却面5は予めガスバーナ
ーで約600℃に加熱し、ケイ素粒子分離部(具体的に
は溶湯ろ過装置)8は電気ヒーター10にて約700℃
に加熱しておいた。
【0045】溶湯冷却面5は、幅5cm、長さ1.5
m、厚さ3cmの黒鉛板で構成し、幅端に高さ5cmの
壁を設け溶湯の拡がりを制御し、全体を水平方向に対し
て45度傾斜させて配置した。また、貯湯部1の側壁下
部の排出口2は幅5cm、高さ3mmの細長い開孔と
し、該開孔から溶湯冷却面5上に溶湯を流下させた。流
下開始直後に溶湯冷却面5の裏面に配置した冷却用配管
6に導水した。流下開始から終了まで12秒間を要した
が、この間に溶湯冷却面5に対し垂直に直径1mmのス
テンレス棒を立てて溶湯の液膜厚さを測定したところ2
〜4mmの範囲であった。また、溶湯冷却面5の上端部
と下端部で熱電対を流下中の溶湯内に浸漬して溶湯温度
を測定したところ、上端部では950〜980℃、下端
部では620〜680℃であった。
【0046】この温度低下から計算される溶湯冷却面5
の総括熱伝達係数は0.1cal/cm2 ・sec・d
egである。溶湯冷却面5を流下した溶湯は、溶湯ろ過
装置8にて、8μm以上の粒子が90%の率で捕集可能
な平板形の磁製多孔質ろ過体9(フォセコ・ジャパン・
リミテッド製、30ppiプレートタイプ)によりろ過
した。ろ過中の溶湯の温度が620〜680℃の範囲に
なるよう電気ヒーター10で溶湯ろ過装置8を加熱し
た。
【0047】ろ過体9を通過したアルミニウム−ケイ素
合金残湯の1.5kgが回収され、該残湯を冷却、凝固
後に発光分光分析で組成を分析した結果、ケイ素含有量
は25重量%であり、JIS9種のアルミニウム−ケイ
素鋳物合金、あるいは他のアルミニウム−ケイ素系鋳物
合金原料として再利用が可能であった。
【0048】ろ過体9上の初晶ケイ素粒子の堆積物11
を冷却後、ろ過体9から除去して秤量したところ、0.
5kgであった。該堆積物11を6規定塩酸水溶液に浸
漬して90℃に加熱したところ、気泡を発してアルミニ
ウム−ケイ素合金成分が溶解し、30分で溶解が完了し
た。アルミニウム−ケイ素合金成分の溶解完了後、上部
懸濁液を排出し、得られた初晶ケイ素粒子を水洗後、乾
燥した。得られた初晶ケイ素粒子の量は秤量の結果0.
4kgであった。該初晶ケイ素粒子は、走査電子顕微鏡
にて観察した結果、粒子径が50〜150μmの粒度分
布の狭いケイ素粒子であった。セイコー電子工業(株)
製のSPS1200VRにて、ICP発光分析の結果、
該ケイ素粒子の純度は99.8重量%(アルミニウムを
除けば、99.999重量%)であった。
【0049】比較例1 実施例1と同様にして製造したアルミニウム−40重量
%ケイ素合金溶湯2Kgを、高さ100mm、縦100
mm、横100mmの鋳鉄製の鋳型に1000℃の温度
で鋳込んで鋳塊を得た。得られた鋳塊を実施例1と同様
にして、6規定塩酸に浸漬し、90℃に加熱して10時
間でアルミニウム−ケイ素合金成分を溶解した後、上部
懸濁液を排出し、得られた初晶ケイ素粒子を水洗後、乾
燥した。得られた初晶ケイ素粒子の量は秤量の結果0.
4kgであった。該初晶ケイ素粒子を走査電子顕微鏡に
て観察したところ、10μm前後の微細な粒子から2〜
3mmの板状粒子まで含まれており、粒径のバラツキが
大きく、また、アルミニウムの溶解に長時間を要し、再
利用もできなかった。
【0050】比較例2 実施例1と同様にして製造したアルミニウム−40重量
%ケイ素合金溶湯60gを、高さ100mm、幅50m
m、厚さ5mmの鋳鉄製の鋳型に1000℃の温度で鋳
込んで鋳塊を得た。得られた鋳塊を実施例1と同様にし
て、6規定塩酸に浸漬し、90℃に加熱して3時間でア
ルミニウム成分を溶解した後、上部懸濁液を排出し、得
られた初晶ケイ素粒子を水洗後、乾燥した。得られた初
晶ケイ素粒子の量は秤量の結果12gであった。該初晶
ケイ素粒子を走査電子顕微鏡にて観察したところ、実施
例1で得られたケイ素粒子とほぼ同様の粒子径が50〜
150μmの粒度分布の狭いケイ素粒子であった。しか
し、厚さ5mmの鋳鉄製の鋳型に鋳込むので、工業的規
模の大量生産においては非効率であり、また、アルミニ
ウムの再利用ができなかった。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、高純度で、粒径が10
〜1000μmで粒度分布の狭い粒径の制御されたケイ
素粒子を工業的に効率よく製造することができる。ま
た、得られたケイ素粒子は太陽電池用途等の半導体素子
原料として用いることができるので、産業上きわめて有
用である。また、本発明は、アルミニウムや銅を溶媒と
して用いたケイ素粒子の製造方法において、溶媒として
用いたアルミニウムや銅の大部分を有効に再利用し得る
ケイ素粒子の製造方法および製造装置を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に適したケイ素粒子の製造装置の
概略を示す断面図である。
【図2】本発明の実施に適したケイ素粒子の製造装置の
概略を示す断面図である。
【図3】本発明の実施に適したケイ素粒子の製造装置の
概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1. 貯湯部 2. 排出口 3. 過共晶ケイ素合金溶湯 4. 溶湯冷却部 5. 溶湯冷却面 6. 冷却用配管 7. 過共晶ケイ素合金溶湯液膜 8. ケイ素粒子分離部 9. ろ過体 10.電気ヒーター 11.初晶ケイ素粒子の堆積物 12.過共晶ケイ素合金溶湯 13.過共晶ケイ素合金残湯

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)過共晶ケイ素合金溶湯を液相線温度
    以上に保持する機構を有し、該過共晶ケイ素合金溶湯の
    排出口を備えた貯湯部、(b)貯湯部から排出された該
    過共晶ケイ素合金溶湯を流下させて、過共晶ケイ素合金
    溶湯を共晶温度を超えて液相線温度未満の温度範囲まで
    冷却する、冷却面を有する溶湯冷却部、および(c)過
    共晶ケイ素合金溶湯を共晶温度を超えて液相線温度未満
    の温度範囲に保持し晶出した初晶ケイ素粒子を分離する
    機構を有するケイ素粒子分離部、を主たる構成部分とし
    て含むことを特徴とする過共晶ケイ素合金溶湯からのケ
    イ素粒子の製造装置。
  2. 【請求項2】前記過共晶ケイ素合金溶湯の冷却面の総括
    伝熱係数が0.01〜1cal/cm2 ・sec・de
    gである請求項1記載の製造装置。
  3. 【請求項3】前記過共晶ケイ素合金溶湯の冷却面が、平
    面、円筒の外面、円筒の内面または円柱の外面である請
    求項1または2記載の製造装置。
  4. 【請求項4】下記の工程を含むことを特徴とする粒径が
    10〜1000μmのケイ素粒子の製造方法。請求項1
    記載のケイ素粒子の製造装置を用いて、該過共晶ケイ素
    合金溶湯を液相線以上の温度から共晶温度を超えて液相
    線温度未満の温度範囲まで冷却して初晶ケイ素粒子を晶
    出させ、晶出した初晶ケイ素粒子を分離して捕集する工
    程。
  5. 【請求項5】下記の工程を含むことを特徴とする粒径が
    10〜1000μmのケイ素粒子の製造方法。 (a)液相線以上の温度の過共晶ケイ素合金溶湯を調製
    する工程。 (b)請求項1記載のケイ素粒子の製造装置を用いて、
    該過共晶ケイ素合金溶湯を液相線以上の温度から共晶温
    度を超えて液相線温度未満の温度範囲まで冷却して初晶
    ケイ素粒子を晶出させ、晶出した初晶ケイ素粒子を分離
    して捕集する工程。 (c)分離して捕集した初晶ケイ素粒子に付着した合金
    を除去する工程。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の工程に加えて、下
    記の工程を含むことを特徴とする粒径が10〜1000
    μmのケイ素粒子の製造方法。初晶ケイ素粒子を分離し
    た後の過共晶ケイ素合金残湯を再利用する工程。
  7. 【請求項7】過共晶ケイ素合金が、ケイ素を20〜60
    重量%含有する過共晶アルミニウム−ケイ素合金、また
    はケイ素を20〜60重量%含有する過共晶銅−ケイ素
    合金であることを特徴とする請求項4、5または6記載
    のケイ素粒子の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018103710A1 (zh) * 2016-12-09 2018-06-14 成都斯力康科技股份有限公司 一种硅液造粒成型系统及方法

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