JPH07232300A - 固体超高圧プレスの運転制御方法 - Google Patents

固体超高圧プレスの運転制御方法

Info

Publication number
JPH07232300A
JPH07232300A JP2688694A JP2688694A JPH07232300A JP H07232300 A JPH07232300 A JP H07232300A JP 2688694 A JP2688694 A JP 2688694A JP 2688694 A JP2688694 A JP 2688694A JP H07232300 A JPH07232300 A JP H07232300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
speed
main cylinder
velocity
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2688694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Murakami
雅一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2688694A priority Critical patent/JPH07232300A/ja
Publication of JPH07232300A publication Critical patent/JPH07232300A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/005Control arrangements

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体超高圧プレスで加圧される初期昇圧工程
における試料を内包してなる固体の割れを無くする。 【構成】 固体超高圧プレスの初期昇圧工程おいて、そ
の主シリンダ6に作動油を供給する油圧ポンプ1を駆動
するインバータモータ1aの回転数と、主シリンダ6に
供給される作動油の供給量を制御する流量制御弁2の開
度とを、速度検出器18から入力される速度測定信号
と、速度信号発生器19から入力される速度設定信号と
に基づいて速度調節計20でPID演算して求めた速度
制御信号により、主シリンダ6の主ラム6aの伸長速度
を制御する。 【効果】 さすれば、前記主ラム6aが速度制御信号に
基づいて伸長作動し、試料を内包してなる固体が急激に
変形しなくなるので、その割れが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンドやCBN
合成用の固体超高圧プレスの運転制御方法に係り、より
詳しくは、固体の加圧開始直後の昇圧工程において、固
体の圧壊を防止し得るようにした固体超高圧プレスの運
転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンド合成用の固体超高圧プレス
の運転制御方法については、例えば、本願出願人の出願
になる特開平5−38600号公報において開示されて
いる。以下、これを、その実施例を示す構成図の図2を
参照しながら、同明細書に記載されている同一名称と同
一符号とを以て説明すると、符号14は、固体を超高圧
で加圧する主シリンダで、この主シリンダ14には、液
媒タンク16からポンプ19と、このポンプ19を回転
駆動する可変速モータ20とからなる液媒供給手段17
が介装されてなる管路18が連通している。また、前記
管路18のポンプ19と主シリンダ14との間から、液
媒タンク16に液媒を戻して主シリンダ14に供給する
液媒の圧力を制御する、電磁式の流量制御弁22が介装
されてなるバイパス管路21が分岐している。
【0003】符号32は主シリンダ14の圧力を計測す
る圧力計で、符号33は圧力アンプである。符号34は
固体を加圧する圧力を上昇させる昇圧工程、昇圧した圧
力を保持する圧力保持工程及び保持した圧力を降下させ
る降圧工程における圧力−時間関数の圧力設定信号を夫
々発生する信号発生器である。符号35は信号発生器3
4の圧力設定信号と圧力計32の圧力測定信号とを比較
して、その偏差に応じて制御信号をPID演算する圧力
調節計である。符号36は圧力調節計35の制御信号に
対応する回転数になるようにモータ20を制御するイン
バータである。また、符号37は、圧力測定信号が圧力
設定信号よりも低いほど、圧力調節計35が大きな圧力
制御のための制御信号を出すために、この制御信号を逆
変換するリバース変換器である。符号38は加圧側と減
圧側との時定数の差を補償して開度指令を出力する一次
遅れ変換器である。符号39は一次遅れ変換器38から
の開度指令に応じた電流をコイル26に出力し、流量制
御弁22の開度を変える流量制御アンプである。
【0004】さらに、図示省略しているが、固体超高圧
プレスには、主シリンダ14の主ラム15の伸長作動す
る速度を測定する速度検出器であるパルスジェネレータ
が設けられており、このパルスジェネレータの速度測定
信号であるパルスをカウントするパルスカウンタを介し
て主ラム15のストロークとしてストローク表示器に表
示されるようになっている。
【0005】従って、予め圧力−時間関数を信号発生器
34にセットしておき、セット後に固体超高圧プレスの
運転を開始すると、信号発生器34から圧力設定信号が
発生する。この圧力設定信号が圧力調節計35に入力さ
れ、ここにおいて圧力計32、圧力アンプ33を介して
入力される圧力測定信号と比較され、圧力調節計35で
圧力設定信号と圧力測定信号との偏差に応じてPID演
算によって制御信号が決定される。このようにして決定
された制御信号はインバータ36とリバース変換器37
とにそれぞれ入力される。
【0006】そして、インバータ36は入力された制御
信号に対応する回転数になるようにモータ20の回転数
を制御する。一方、リバース変換器37は入力された制
御信号を逆変換し、逆変換した信号を流量制御弁22の
開度指令信号として次遅れ変換器38を介して流量制御
アンプ39に送る。そのため、この開度指令信号により
流量制御弁22の開度が変えられるので、主シリンダ1
4の圧力が信号発生器34で予めセットした圧力−時間
関数に従って制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、ダイヤモ
ンド合成用の固体超高圧プレスでは、昇圧工程、圧力保
持工程及び降圧工程の何れにおいても、設定圧力に対し
て或る一定の精度内に圧力を制御することが重要であ
り、精度が悪ければ、ダイヤモンドの結晶が歪になった
り、ダイヤモンド合成ができなかったりする等種々の支
障を来すので、高精度で圧力を制御するようにしてい
る。ところで、初期昇圧段階において、試料を内包した
固体に急激な変形が生じることがある。固体に急激な変
形が生じると、この固体の急激な変形に伴って試料が破
損してしまい、固体超高圧プレスの安定運転ができなく
なる。つまり、試料は、例えば、金型、アンビルにより
蝋石からなる固体を介して加圧されるが、初期昇圧段階
においては金型とアンビルとの間の隙間が大きく、隙間
から一挙に固体の一部がはみ出すために、固体に急激な
変形が生じて試料が破損するに至るものである。勿論、
昇圧が進み金型とアンビルとの間の隙間が小さくなる
と、固体のはみ出し部分に大きな剪断力が生じてパッキ
ンの働きをするので、固体には均等な圧力が作用し、破
損しなくなる。
【0008】従って、本発明の目的とするところは、固
体超高圧プレスの昇圧工程における初期段階において、
試料の破損を防止することを可能ならしめる固体超高圧
プレスの運転制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って、本発明に係る固体
超高圧プレスの運転制御方法の要旨は、固体を超高圧で
加圧する主シリンダに連通する管路に介装されたポンプ
を駆動する可変速モータの回転数と、前記ポンプと主シ
リンダとの間において前記管路から分岐して作動油タン
クに作動油を戻すバイパス管路の途中に設けられた流量
制御弁の開度とを制御する固体超高圧プレスの運転制御
方法において、前記主シリンダの圧力が予め設定した圧
力に到達するまでは、前記主シリンダの主ラムの速度が
予め設定した速度プログラムに沿うように前記可変速モ
ータの回転数と流量制御弁の開度とを制御し、前記主シ
リンダの圧力が予め設定した圧力に到達した以降は、前
記主シリンダの圧力が予め設定した圧力プログラムに沿
うように制御することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る固体超高圧プレスの運転制御方法
によれば、主シリンダの圧力が予め設定した圧力に到達
するまでは、主シリンダの主ラムの速度が予め設定した
速度プログラムに沿うように可変速モータの回転数と流
量制御弁の開度とを制御するので、主シリンダによる初
期昇圧段階では、主ラムが予め設定した速度プログラム
に沿って伸長作動し、固体に急激な変形が生じることが
ない。
【0011】一方、圧力計で測定された圧力が予め設定
した圧力に到達した以降は、ポンプを駆動する可変速モ
ータの回転数と流量制御弁の開度との速度制御が圧力制
御に切換えられるので、可変速モータの回転数と流量制
御弁の開度とが、予め設定した圧力プログラムに沿うよ
うに圧力制御されて固体超高圧プレスの主シリンダが伸
長して試料を内包する固体を加圧するが、圧力が予め設
定した圧力に到達した時点においては固体のはみ出しが
抑制されるので、固体が急激に変化するようなことがな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る固体超高圧プレ
スの運転制御方法を実現する固体超高圧プレスを、その
系統説明図の図1を参照しながら説明すると、同図に示
す符号6は固体を超高圧で加圧する主ラム6aを有する
主シリンダであり、符号7は作動油が入れられている作
動油タンクである。前記主シリンダ6には、作動油タン
ク7から、可変速モータであるインバータモータ1aで
駆動されて作動油を供給する供給量可変型の油圧ポンプ
1が介装されてなる管路4が連通している。
【0013】前記管路4の油圧ポンプ1と主シリンダ6
との間から、ソレノイド2aへの励磁で開度が制御され
ると共に、励磁解除後はリターンスプリングで戻される
ことにより、作動油タンク7に戻される作動油の量を制
御する電磁式の流量制御弁2が介装されてなるバイパス
管路5が分岐している。さらに、管路4には、主シリン
ダ6の圧力を計測する圧力計3が設けられている。
【0014】また、前記主シリンダ6には、従来例と同
様に、主シリンダ6の主ラム6aの作動速度を検出する
速度検出器であるパルスジェネレータ8が設けられ、パ
ルスジェネレータ8の速度測定信号であるパルスをカウ
ントするパルスカウンタ9を介して主ラム6aのストロ
ークとしてストローク表示器10で表示されるように構
成されている。
【0015】次に、固体超高圧プレスの運転制御装置を
説明する。これは、圧力制御系と速度制御系とからなっ
ている。先ず、圧力制御系を説明すると、圧力計3で検
出された圧力測定信号は圧力アンプ11に入力され、圧
力アンプ11で増幅された圧力測定信号と、圧力信号発
生器12から発生され、固体を加圧する圧力を上昇させ
る昇圧工程、昇圧した圧力を保持する圧力保持工程及び
保持した圧力を降下させる降圧工程における圧力−時間
関数からなる圧力プログラムである圧力設定信号とが圧
力調節計13に入力されるように構成されている。圧力
調節計13は、前記圧力信号発生器12の圧力設定信号
と圧力計3で検出された圧力測定信号とを比較して、そ
の偏差に応じて圧力制御信号をPID演算するものであ
る。
【0016】そして、圧力調節計13のPID演算で求
められた圧力制御信号は、後述する圧力/速度切換スイ
ッチ22を介して、従来と同様に、この制御信号に対応
する回転数になるようにモータ20を制御するインバー
タ14に入力される一方、圧力測定信号が圧力設定信号
よりも低いほど圧力調節計13が大きな制御信号を出す
ために、この制御信号を逆変換するリバース変換器1
5、加圧側と減圧側との時定数の差を補償して開度指令
を出力する一次遅れ変換器16、この一次遅れ変換器1
6からの開度指令に応じた電流を流量制御弁2のソレノ
イド2aに出力してスプールを作動させる流量制御アン
プ17を介して流量制御弁2の開度を変えるように構成
されている。
【0017】以上の説明から良く理解されるように、固
体超高圧プレスの運転制御装置の圧力制御系の構成は、
従来例に係る固体超高圧プレスの運転制御装置の圧力制
御系の構成と若干の相違があるもののほぼ同構成であ
る。本発明では、上記のとおり、このような構成になる
固体超高圧プレスの運転制御装置に、主ラム6aの伸長
作動する速度を制御する速度制御系を付加したものであ
る。
【0018】次に、上記運転制御装置の速度制御系の構
成を説明すると、主シリンダ6に設けられた主ラム6a
が伸長作動する速度を計測する速度検出器であるパルス
ジェネレータ8から出力されたパルスはパルスカウンタ
9に入力され、次いで、入力されたパルスを速度信号に
変換する速度検出器18に入力され、この速度検出器1
8で主ラム6aの速度信号に変換される。
【0019】そして、前記速度検出器18で変換された
速度信号と、速度信号発生器19から発生され、初期昇
圧工程における主ラム6aの速度−時間関数の速度プロ
グラムである速度設定信号とが速度調節計20に入力さ
れるように構成されている。速度調節計20は、前記速
度信号発生器19の速度設定信号と速度検出器18で得
られた速度信号とを比較して、その偏差に応じて速度制
御信号をPID演算により演算するものである。
【0020】速度調節計20のPID演算で求められた
速度制御信号は圧力/速度切換スイッチ22に入力され
るように構成されている。一方、圧力アンプ11で増幅
された圧力測定信号は圧力調節計13に入力される他、
圧力/速度切換制御装置21に入力されるように構成さ
れている。圧力/速度切換制御装置21は、圧力計3で
測定される主シリンダ6の圧力が予め設定した切換圧力
Ps(1177Pa)になったと判定されたときに、前
記圧力/速度切換スイッチ22を速度制御側から圧力制
御側に切換える働きをするものである。なお、1177
Paの切換圧力Psは、経験則によって決定したもので
ある。
【0021】つまり、固体超高圧プレスの運転開始後の
初期昇圧工程において、圧力計3で測定される主シリン
ダ6の圧力が予め設定した切換圧力Psに到達するまで
の間は、速度調節計20でPID演算された速度の制御
信号に基づいて油圧ポンプ1を駆動するインバータモー
タ1aの回転数と、流量制御弁2の開度とが圧力制御さ
れるが、前記圧力計3で測定された主シリンダ6の圧力
が切換圧力Psに到達した以降の昇圧工程は、圧力調節
計13でPID演算された圧力の制御信号に基づいてイ
ンバータモータ1aの回転数と、流量制御弁2の開度と
が圧力制御されるというように、予め設定した切換圧力
Psを境として、速度制御から圧力制御に切換えられる
ものである。
【0022】以下、上記構成になる固体超高圧プレスの
運転制御装置の動作を説明する。先ず、固体超高圧プレ
スを運転する前に、圧力調節計13で所望する圧力−時
間関数である圧力プログラムを、速度調節計20で速度
−時間関数である速度プログラムをそれぞれ設定すると
共に、予め定めた切換圧力Psを圧力/速度制御切換装
置21で設定する。このとき、圧力/速度切換スイッチ
22は、図1における右側の速度制御側の位置にセット
されている。なお、圧力調節計13で設定する圧力プロ
グラムにおける昇圧工程では切換圧力Psが制御開始圧
力となる。
【0023】次いで、固体超高圧プレスの運転が開始さ
れると、速度検出器18の速度測定信号が速度調節計2
0に入力されると共に、速度信号発生器19から速度設
定信号が入力され、速度調節計20によりこれら速度測
定信号と速度設定信号とが比較され、これらの偏差に応
じてPID演算により主ラム6aの速度制御信号が決定
される。このようにして決定された速度制御信号は、イ
ンバータ14とリバース変換器15に入力される。
【0024】インバータ14では、入力された速度制御
信号に対応する回転数になるようにインバータモータ1
aの回転数を制御する。従って、油圧ポンプ1から吐出
される作動油の吐出量がインバータモータ1aの回転数
に比例して変化し、その作動油が管路4を経て主シリン
ダ6に供給される。
【0025】一方、リバース変換器15に入力された速
度制御信号は、前記速度測定信号が速度設定信号よりも
低いほど大になるので、このリバース変換器15によっ
て逆変換される。つまり、速度測定信号が速度設定信号
よりも低い場合には、流量制御弁2の開度を小さくする
必要があり、加圧側となるインバータ15側での制御動
作は逆動作となり、減圧側となる流量制御弁2側での制
御動作は正動作となるためである。
【0026】リバース変換器15により逆変換された信
号は、一次遅れ変換器16を介して流量制御アンプ17
に開度指令を送り、この流量制御アンプ17によりその
開度指令に応じた電流を出力し、流量制御弁2の開度を
変える。従って、油圧ポンプ1により管路4を経て主シ
リンダ6に供給される液媒の一部が流量制御弁2を経て
バイパス管路5から作動油タンク7へと戻される一方、
油圧ポンプ1により吐出される作動油の吐出量から、流
量制御弁2を経て作動油タンク7に戻される戻り量を引
いた量の作動油が主シリンダ6に供給され、初期昇圧工
程において、主シリンダ6の主ラム6aが所望の速度で
伸長作動する。
【0027】一方、主ラム6aが伸長作動している間
は、圧力計3で主シリンダ6の圧力が測定され続け、圧
力測定信号は圧力/速度切換制御装置21に入力され続
ける。圧力/速度切換制御装置21は、圧力測定信号と
この圧力/速度制御切換装置21で設定されている予め
定めた切換圧力Psと比較して、圧力測定信号と切換圧
力Psが等しくなったときに、圧力/速度切換スイッチ
22に切換指令信号を発信する。そのため、この切換指
令信号で圧力/速度切換スイッチ22が同図における左
側の圧力制御側に切換えられる。
【0028】この圧力/速度切換スイッチ22の切換え
と同時に、圧力信号発生器12から圧力調節計13に圧
力設定信号が入力され、この圧力設定信号が圧力アンプ
11から入力され続けている圧力測定信号と比較され、
PID演算された圧力制御信号がインバータ14とリバ
ース変換器15とにそれぞれ入力される。そして、上記
速度制御信号による速度制御の場合と同様に、インバー
タモータ1aの回転数と、流量制御弁2の開度が変えら
れ、主シリンダ14の圧力が切換圧力Ps以上の所望の
設定圧力になるように制御される。このようにして、昇
圧工程が終了すると、圧力保持工程を経て、降圧工程に
移行され、固体超高圧プレスの一連の運転制御が終了す
る。
【0029】このように、固体超高圧プレスの初期昇圧
工程においては、主シリンダ6の主ラム6aの伸長作動
する速度が制御され、従来のように、試料を内包した固
体に急激な変形を生じさせることがないので、固体の急
激な変形に伴って試料が破損するということがなくな
り、固体超高圧プレスの安定した運転が行える。
【0030】なお、圧力計3で測定された圧力が予め設
定した切換圧力Psに到達した以降では、油圧ポンプ1
を駆動するインバータモータ1aの回転数と、流量制御
弁2の開度との制御が速度制御から圧力制御に切換えら
れるので、インバータモータ1aの回転数と流量制御弁
2の開度とが、予め設定した圧力プログラムに沿うよう
に圧力制御されて固体超高圧プレスの主シリンダ6の主
ラム6aが伸長作動して、試料を内包する固体を加圧す
るが、圧力が予め設定した切換圧力Psに到達した時点
においては固体のはみ出しが抑制されるので、固体が急
激に変化するようなことがなく、固体超高圧プレスの安
定運転に支障が生じることがない。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の固体超高
圧プレスの運転制御方法によれば、主シリンダの圧力が
予め設定した圧力に到達するまでの初期昇圧段階では、
主シリンダの主ラムの速度が予め設定した速度プログラ
ムに沿うように可変速モータの回転数と流量制御弁の開
度とが制御されて速度制御され、主ラムが予め設定した
前記速度プログラムに沿って伸長作動するので、固体に
急激な変形が生じることがなく、固体が割れたりするこ
とがなくなる結果、固体超高圧プレスの安定運転の向上
に対して多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る固体超高圧プレスの運転
制御方法を実現する固体超高圧プレスの運転制御装置の
系統説明図である。
【図2】従来例に係る固体超高圧プレスの運転制御方法
の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…油圧ポンプ,1a…インバータモータ,2…流量制
御弁,2a…ソレノイド,3…圧力計,4…管路,5…
バイパス管路,6…主シリンダ,6a…主ラム、7…作
動油タンク,8…パルスジェネレータ,9…パルスカウ
ンタ,10…ストローク表示器,11…圧力アンプ,1
2…圧力信号発生器,13…圧力調節計,14…インバ
ータ,15…リバース変換器,16…一次遅れ変換器,
17…流量制御アンプ,18…速度検出器,19…速度
信号発生器,20…速度調節計,21…圧力/速度制御
切換装置,22…圧力/速度切換スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 16/00 C 7740−3H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体を超高圧で加圧する主シリンダに連
    通する管路に介装されたポンプを駆動する可変速モータ
    の回転数と、前記ポンプと主シリンダとの間において前
    記管路から分岐して作動油タンクに作動油を戻すバイパ
    ス管路の途中に設けられた流量制御弁の開度とを制御す
    る固体超高圧プレスの運転制御方法において、前記主シ
    リンダの圧力が予め設定した圧力に到達するまでは、前
    記主シリンダの主ラムの速度が予め設定した速度プログ
    ラムに沿うように前記可変速モータの回転数と流量制御
    弁の開度とを制御し、前記主シリンダの圧力が予め設定
    した圧力に到達した以降は、前記主シリンダの圧力が予
    め設定した圧力プログラムに沿うように制御することを
    特徴とする固体超高圧プレスの運転制御方法。
JP2688694A 1994-02-24 1994-02-24 固体超高圧プレスの運転制御方法 Withdrawn JPH07232300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2688694A JPH07232300A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 固体超高圧プレスの運転制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2688694A JPH07232300A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 固体超高圧プレスの運転制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07232300A true JPH07232300A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12205754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2688694A Withdrawn JPH07232300A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 固体超高圧プレスの運転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07232300A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008146159A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Kanto Seiki Kk 圧力流体の圧力制御供給システム
CN107368121A (zh) * 2017-08-01 2017-11-21 武汉工程大学 一种双螺旋菜籽榨油机榨膛温度模糊pid控制系统及方法
WO2018210448A3 (de) * 2017-05-18 2019-01-10 Cosateq Gmbh Verfahren zum betrieb einer pulverpresse mit lagenregelung und pulverpresse zur ausführung des verfahrens
WO2019102410A1 (en) * 2017-11-24 2019-05-31 Danieli & C. Officine Meccaniche S.P.A. Press for extruding metal material
KR101996540B1 (ko) * 2017-12-29 2019-07-04 주식회사 한화 추진체 압출 프레스의 압력 상승 속도 및 압출 속도를 제어하는 장치 및 그 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008146159A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Kanto Seiki Kk 圧力流体の圧力制御供給システム
WO2018210448A3 (de) * 2017-05-18 2019-01-10 Cosateq Gmbh Verfahren zum betrieb einer pulverpresse mit lagenregelung und pulverpresse zur ausführung des verfahrens
CN107368121A (zh) * 2017-08-01 2017-11-21 武汉工程大学 一种双螺旋菜籽榨油机榨膛温度模糊pid控制系统及方法
WO2019102410A1 (en) * 2017-11-24 2019-05-31 Danieli & C. Officine Meccaniche S.P.A. Press for extruding metal material
US11260441B2 (en) 2017-11-24 2022-03-01 Danieli & C. Officine Meccaniche S.P.A. Press for extruding metal material
KR101996540B1 (ko) * 2017-12-29 2019-07-04 주식회사 한화 추진체 압출 프레스의 압력 상승 속도 및 압출 속도를 제어하는 장치 및 그 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5486106A (en) Hydraulic device for supplying a hydraulic driving unit
CA2620668C (en) Procedure for controlling a dosing device for liquid or pasty media
JP6285880B2 (ja) ポンプ装置
US5217037A (en) Homogenizing apparatus having magnetostrictive actuator assembly
JPH0237998A (ja) パウダーを突固める突固め法及び突固め装置
CA2133150C (en) Hydraulic operational system for an injection molding machine
JPH0468080B2 (ja)
JPH07232300A (ja) 固体超高圧プレスの運転制御方法
JP3534326B2 (ja) 油圧プレスのスライド制御方法
JPH09264261A (ja) 液体加圧装置
JP2979124B2 (ja) 射出シリンダの増圧立上り時間制御方法およびその装置
JPH10314999A (ja) 液圧作動加圧加工装置
US2596988A (en) Hydraulic press speed control mechanism
US6344722B1 (en) Control device for a membrane pump
JPH04505284A (ja) 材料シートからの被加工物切り出しを制御する方法とその装置
JP3927614B2 (ja) ダイカストマシンの射出制御方法および装置
JP2003154498A (ja) 機械プレスの制御装置
JPH0538600A (ja) 固体超高圧プレスの圧力制御方法
JPH10267006A (ja) 液圧アクチュエータ制御装置
JPH084236Y2 (ja) 冷間等方圧成形装置の減圧装置
JPH0737484U (ja) プレス機械のスライド駆動装置
JP2706966B2 (ja) 加圧装置及び圧力計調整システム
JP2505372B2 (ja) 学習機能付き液圧プレス機械
JPS5935872A (ja) アキユムレ−タの充填制御方法および装置
SU1355380A1 (ru) Агрегат продольной резки рулонного материала

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508