JPH0723171B2 - 輸液用プラスチツク容器 - Google Patents
輸液用プラスチツク容器Info
- Publication number
- JPH0723171B2 JPH0723171B2 JP61230028A JP23002886A JPH0723171B2 JP H0723171 B2 JPH0723171 B2 JP H0723171B2 JP 61230028 A JP61230028 A JP 61230028A JP 23002886 A JP23002886 A JP 23002886A JP H0723171 B2 JPH0723171 B2 JP H0723171B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- stopper
- flange
- rubber
- container body
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、血液、血漿代用液等静脈注射用の輸液を収容
する輸液用プラスチツク容器で、特に、プラスチツクに
て成形された内栓と外栓の間にゴム栓を封入した栓を有
し、使用時には上記外栓をプルリングにて切除してから
ゴム栓より内栓へ注射針を刺入して容器内の輸液を抽出
するようにした輸液用プラスチツク容器に関するもので
ある。
する輸液用プラスチツク容器で、特に、プラスチツクに
て成形された内栓と外栓の間にゴム栓を封入した栓を有
し、使用時には上記外栓をプルリングにて切除してから
ゴム栓より内栓へ注射針を刺入して容器内の輸液を抽出
するようにした輸液用プラスチツク容器に関するもので
ある。
従来の技術 従来の上記輸液用プラスチツク容器としては、特開昭58
−86173号公報及び実開昭59−169835号公報に示された
ものが知られている。
−86173号公報及び実開昭59−169835号公報に示された
ものが知られている。
上記従来のものにおける栓は、前者にあつては、外栓に
嵌合する上位内栓と下位内栓との間の空間に円板状のゴ
ム栓を圧縮変形することなく自然状態で封入し、使用時
には上位内栓をプルリングにて切除してからゴム栓に注
射針を刺入するようになつている。
嵌合する上位内栓と下位内栓との間の空間に円板状のゴ
ム栓を圧縮変形することなく自然状態で封入し、使用時
には上位内栓をプルリングにて切除してからゴム栓に注
射針を刺入するようになつている。
また後者にあつては、内栓と外栓との間の空間に断面Ｈ
形のゴム栓を同様に自然状態で封入し、使用時にはプル
リングにて外栓を切除してゴム栓に注射針を刺入するよ
うになつている。
形のゴム栓を同様に自然状態で封入し、使用時にはプル
リングにて外栓を切除してゴム栓に注射針を刺入するよ
うになつている。
発明が解決しようとする問題点 上記従来例のうち、前者にあつては、円板状のゴム栓を
上位、下位の内栓間の空間に自然状態で封入した構成で
あるため、内栓によるゴム栓の保持力が弱く、注射針の
刺脱時にゴム栓が内栓より抜け出ることがある。
上位、下位の内栓間の空間に自然状態で封入した構成で
あるため、内栓によるゴム栓の保持力が弱く、注射針の
刺脱時にゴム栓が内栓より抜け出ることがある。
また後者にあつては、ゴム栓の断面形状が断面Ｈ形であ
るため内栓による保持力が強く上記問題はないが、ゴム
栓の形状が特殊であるため、ゴム栓の封入（打栓）が困
難であると共に封入工程が複雑であつた。
るため内栓による保持力が強く上記問題はないが、ゴム
栓の形状が特殊であるため、ゴム栓の封入（打栓）が困
難であると共に封入工程が複雑であつた。
問題点を解決するための手段及び作用 本発明は上記のことにかんがみなされたもので、栓体に
おけるゴム栓の保持力が大きくなつて、天板を切除した
状態での注射針の刺脱時におけるゴム栓の抜け出しをな
くすことができ、またゴム栓の形状は単純な円板状で成
形性及び組立性がよく、作業性がよい輸液用プラスチツ
ク容器を提供しようとするもので、その構成は、帽子状
に形成され、かつ天板内面に環状のスコアを、また天板
外面にプルリングを突設した外栓と、この外栓内に嵌合
される内栓と、この両栓の天板間に封入されるゴム栓と
からなる栓を、外栓と内栓の両開口端面を容器本体のフ
ランジに溶着して容器本体のフランジに固着した輸液用
プラスチツク容器において、外栓の開口部内面にコ字状
溝を設けると共に、内栓の開口部の外周部に、外栓のコ
字状溝に嵌合するフランジを設けて、外栓と内栓を、そ
れぞれの天板間にゴム栓を密に封入した状態で、上記コ
字状溝とフランジを封入方向に移動可能に嵌合すると共
に、外栓の開口端面より内栓の開口端面を若干突出させ
て外栓１内に内栓７を嵌合し、外栓１と内栓７のそれぞ
れの開口端面を、それぞれの端面が同一平面状になるよ
うに押圧することにより、上記ゴム栓10を圧縮変形させ
て容器本体13のフランジ14に溶着した構成となってお
り、外栓と内栓は、これの間にゴム栓を封入した状態
で、外栓側のコ字状溝と内栓側のフランジが嵌合されて
仮結合される。また外栓と内栓のそれぞれの開口端面を
容器本体のフランジに溶着する際に、内栓が封入方向に
圧縮されて、ゴム栓は外栓と内栓の両天板間に圧縮変形
されて封入される。
おけるゴム栓の保持力が大きくなつて、天板を切除した
状態での注射針の刺脱時におけるゴム栓の抜け出しをな
くすことができ、またゴム栓の形状は単純な円板状で成
形性及び組立性がよく、作業性がよい輸液用プラスチツ
ク容器を提供しようとするもので、その構成は、帽子状
に形成され、かつ天板内面に環状のスコアを、また天板
外面にプルリングを突設した外栓と、この外栓内に嵌合
される内栓と、この両栓の天板間に封入されるゴム栓と
からなる栓を、外栓と内栓の両開口端面を容器本体のフ
ランジに溶着して容器本体のフランジに固着した輸液用
プラスチツク容器において、外栓の開口部内面にコ字状
溝を設けると共に、内栓の開口部の外周部に、外栓のコ
字状溝に嵌合するフランジを設けて、外栓と内栓を、そ
れぞれの天板間にゴム栓を密に封入した状態で、上記コ
字状溝とフランジを封入方向に移動可能に嵌合すると共
に、外栓の開口端面より内栓の開口端面を若干突出させ
て外栓１内に内栓７を嵌合し、外栓１と内栓７のそれぞ
れの開口端面を、それぞれの端面が同一平面状になるよ
うに押圧することにより、上記ゴム栓10を圧縮変形させ
て容器本体13のフランジ14に溶着した構成となってお
り、外栓と内栓は、これの間にゴム栓を封入した状態
で、外栓側のコ字状溝と内栓側のフランジが嵌合されて
仮結合される。また外栓と内栓のそれぞれの開口端面を
容器本体のフランジに溶着する際に、内栓が封入方向に
圧縮されて、ゴム栓は外栓と内栓の両天板間に圧縮変形
されて封入される。
実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図中１は帽子状に成形されたプラスチツク製の外栓で、
この外栓１の天板1aの内面に環状のスコア２が設けてあ
り、また天板1aの外面で、かつスコア２より中央側にプ
ルリング３が突設されており、このプルリング３を引き
上げることによりスコア２より中央側の天板1aが部分的
に切除されるようになつている。この外栓１の下端開口
部に外向きのフランジ４が設けてあり、またこの開口部
内面にコ字状溝５が設けてある。また上記天板1aの内面
にはスコア２より外側に断面Ｖ字状の環状突条６が突設
されている。
この外栓１の天板1aの内面に環状のスコア２が設けてあ
り、また天板1aの外面で、かつスコア２より中央側にプ
ルリング３が突設されており、このプルリング３を引き
上げることによりスコア２より中央側の天板1aが部分的
に切除されるようになつている。この外栓１の下端開口
部に外向きのフランジ４が設けてあり、またこの開口部
内面にコ字状溝５が設けてある。また上記天板1aの内面
にはスコア２より外側に断面Ｖ字状の環状突条６が突設
されている。
７は上記外栓１の内側に嵌合するよう帽子状に成形され
たプラスチツク製の内栓で、この内栓７の下端開口部の
外周部に上記外栓１のコ字状溝５に嵌合するフランジ８
が設けてある。このフランジ８の厚みは上記コ字状溝５
の幅より薄くなっていて、コ字状溝５に嵌合した状態で
厚み方向に移動できるようになっている。内栓７の天板
7aは注射針が刺入しやすいように十分薄くなつている。
またこの天板7aの上面には上記外栓１の天板1aの下面に
突設した突条６と対向する断面Ｖ字状の環状突条９が突
設してある。
たプラスチツク製の内栓で、この内栓７の下端開口部の
外周部に上記外栓１のコ字状溝５に嵌合するフランジ８
が設けてある。このフランジ８の厚みは上記コ字状溝５
の幅より薄くなっていて、コ字状溝５に嵌合した状態で
厚み方向に移動できるようになっている。内栓７の天板
7aは注射針が刺入しやすいように十分薄くなつている。
またこの天板7aの上面には上記外栓１の天板1aの下面に
突設した突条６と対向する断面Ｖ字状の環状突条９が突
設してある。
10は上記外栓１と内栓７のそれぞれの天板1a,7aの間に
封入されるゴム栓であり、このゴム栓10は円板状になつ
ており、その上、下面にはそれぞれの環状突条6,9が係
合する断面Ｖ字状の環状溝11,12が設けてある。またこ
のゴム栓10は圧縮変形可能な弾性を有している。
封入されるゴム栓であり、このゴム栓10は円板状になつ
ており、その上、下面にはそれぞれの環状突条6,9が係
合する断面Ｖ字状の環状溝11,12が設けてある。またこ
のゴム栓10は圧縮変形可能な弾性を有している。
上記外栓１の深さＤと、内栓７の高さＴと、ゴム栓10の
自然状態での厚さもとの関係は、Ｄ＝Ｔ＋ｔ−Ｓとなつ
ており、外栓１内に内栓７を、それぞれの下端が同一面
になるまで圧入したときに、上記ゴム栓10がＳだけ圧縮
変形されるようになつている。
自然状態での厚さもとの関係は、Ｄ＝Ｔ＋ｔ−Ｓとなつ
ており、外栓１内に内栓７を、それぞれの下端が同一面
になるまで圧入したときに、上記ゴム栓10がＳだけ圧縮
変形されるようになつている。
13は容器本体で、この容器本体13の開口部に上記外栓１
と内栓７のそれぞれの開口部下端が溶着されるフランジ
14が設けてある。
と内栓７のそれぞれの開口部下端が溶着されるフランジ
14が設けてある。
上記のように構成される輸液用プラスチツク容器は、外
栓１内にゴム栓10を嵌合し、ついで内栓７を嵌合した状
態で、コ字状溝５とフランジ８との嵌合により仮結合さ
れる。そしてこの仮結合された両栓体1,7の開口下端を
容器本体13のフランジ14に対向させる。この状態では第
２図に示すようになり、外栓１の開口下端とフランジ14
との間にゴム栓10の圧縮代Ｓだけ隙間があいている。
栓１内にゴム栓10を嵌合し、ついで内栓７を嵌合した状
態で、コ字状溝５とフランジ８との嵌合により仮結合さ
れる。そしてこの仮結合された両栓体1,7の開口下端を
容器本体13のフランジ14に対向させる。この状態では第
２図に示すようになり、外栓１の開口下端とフランジ14
との間にゴム栓10の圧縮代Ｓだけ隙間があいている。
上記状態から外栓１を容器本体13のフランジ14に押し着
ける。これにより、内栓７は外栓１内に押入され、ゴム
栓10が上記圧縮代Ｓにわたつて圧縮変形される。両栓1,
7の開口下端面が同一平面となつた状態で容器本体13の
フランジ14に溶着する（第３図）。このとき、内栓７の
開口下端が先に溶融変形し、その溶融樹脂が両栓1,7の
嵌合面間に浸入し両者は液密に溶着される。
ける。これにより、内栓７は外栓１内に押入され、ゴム
栓10が上記圧縮代Ｓにわたつて圧縮変形される。両栓1,
7の開口下端面が同一平面となつた状態で容器本体13の
フランジ14に溶着する（第３図）。このとき、内栓７の
開口下端が先に溶融変形し、その溶融樹脂が両栓1,7の
嵌合面間に浸入し両者は液密に溶着される。
上記ゴム栓10の圧縮代Ｓはゴム栓10の材質にもよるが、
自然厚の５〜50％程度である。この圧縮代Ｓは５％未満
ではゴム栓10を保持する効果が小さく、50％を越えると
プルリング３にて外栓１の天板1aを切除したときに、こ
の部分にゴム栓10が突出して逆に抜けやすくなる。
自然厚の５〜50％程度である。この圧縮代Ｓは５％未満
ではゴム栓10を保持する効果が小さく、50％を越えると
プルリング３にて外栓１の天板1aを切除したときに、こ
の部分にゴム栓10が突出して逆に抜けやすくなる。
上記実施例において、ゴム栓10の圧縮変形を外栓１と内
栓７のそれぞれの開口下端と容器本体13のフランジ14と
の溶着時に行なうようにした例を示したが、この方法に
よることなく、例えば、外栓１に内栓７を圧入するとき
にゴム栓10を圧縮変形し、両栓1,7の開口下端面が同一
平面となる状態に両栓1,7を圧入して接着剤等により嵌
合固着しておき、その後両栓1,7の開口端面を容器本体1
3のフランジ14の端面に溶着するようにしてもよい。こ
のとき、両栓1,7の嵌合面間は接着剤等にて液密に接着
される。
栓７のそれぞれの開口下端と容器本体13のフランジ14と
の溶着時に行なうようにした例を示したが、この方法に
よることなく、例えば、外栓１に内栓７を圧入するとき
にゴム栓10を圧縮変形し、両栓1,7の開口下端面が同一
平面となる状態に両栓1,7を圧入して接着剤等により嵌
合固着しておき、その後両栓1,7の開口端面を容器本体1
3のフランジ14の端面に溶着するようにしてもよい。こ
のとき、両栓1,7の嵌合面間は接着剤等にて液密に接着
される。
上記外栓１、内栓７と容器本体13のフランジ14との溶着
は、摩擦溶着、高周波加熱による溶着等従来公知の手段
にて行なう。
は、摩擦溶着、高周波加熱による溶着等従来公知の手段
にて行なう。
発明の効果 本発明によれば、栓体におけるゴム栓10の保持力が大き
くなつて、天板1aを切除した状態での注射針の刺脱時に
おけるゴム栓の抜け出しをなくすことができる。またゴ
ム栓10の形状は単純な円板状であるため成形性及び組立
性がよく、作業性がよい。外栓１と内栓７のそれぞれの
開口下端面を容器本体13のフランジ14の端面に溶着した
ことにより溶融された樹脂が外栓１と内栓７の間の隙間
に流れるので外、内栓1,7間が溶着されて滅菌時に内、
外栓の間に水が浸入するのを防止できる。また本発明に
よれば、外栓１の開口部内面にコ字状溝５を設けると共
に、内栓７の開口部外周部に、上記外栓１のコ字状溝５
に嵌合するフランジ８を設けて、外栓１と内栓７を、そ
れぞれの天板1a,7a間にゴム栓10を密に封入した状態
で、上記コ字状溝５とフランジ８を封入方向に移動可能
に嵌合するようになっていることにより、この外栓１と
内栓７とは、これらの天板1a,7aの間にゴム栓10を封入
した状態で、コ字状溝５とフランジ８との結合により仮
結合することができ、これにより、外栓１と内栓７を、
これらを容器本体13のフランジ14に溶着する前に、ゴム
栓10を封入した状態で予めて一体にセットしておくこと
ができ、栓体の容器本体13への溶着作業の作業性を良く
することができる。また、外栓１の開口端面より内栓７
の開口端面を若干突出させて外栓１内に内栓７を嵌合
し、外栓１と内栓７のそれぞれの開口端面を、それぞれ
の端面が同一平面状になるように押圧することにより、
上記ゴム栓10を圧縮変形させて容器本体13のフランジ14
に溶着したことにより、上記栓を容器本体13のフランジ
14に溶着する際に、突出した内栓７の開口端面が先に容
器本体13のフランジ14に当接し、外栓１と内栓７との間
にゴム栓10を圧縮しながら内栓７の開口端面側から溶着
を始めるので、ゴム栓10は外栓１と内栓７のそれぞれの
天板1a,7a間に大きな保持力にて保持される。そして外
栓１と内栓７は、先に内栓１が容器本体13のフランジ14
と溶着されるので接液内面が完全に溶着され、容器本体
13内の液が内栓７と外栓１との間からゴム栓10側へ浸入
するのを完全に防ぐことができて、極めて衛生的に容器
本体を密封することができる。
くなつて、天板1aを切除した状態での注射針の刺脱時に
おけるゴム栓の抜け出しをなくすことができる。またゴ
ム栓10の形状は単純な円板状であるため成形性及び組立
性がよく、作業性がよい。外栓１と内栓７のそれぞれの
開口下端面を容器本体13のフランジ14の端面に溶着した
ことにより溶融された樹脂が外栓１と内栓７の間の隙間
に流れるので外、内栓1,7間が溶着されて滅菌時に内、
外栓の間に水が浸入するのを防止できる。また本発明に
よれば、外栓１の開口部内面にコ字状溝５を設けると共
に、内栓７の開口部外周部に、上記外栓１のコ字状溝５
に嵌合するフランジ８を設けて、外栓１と内栓７を、そ
れぞれの天板1a,7a間にゴム栓10を密に封入した状態
で、上記コ字状溝５とフランジ８を封入方向に移動可能
に嵌合するようになっていることにより、この外栓１と
内栓７とは、これらの天板1a,7aの間にゴム栓10を封入
した状態で、コ字状溝５とフランジ８との結合により仮
結合することができ、これにより、外栓１と内栓７を、
これらを容器本体13のフランジ14に溶着する前に、ゴム
栓10を封入した状態で予めて一体にセットしておくこと
ができ、栓体の容器本体13への溶着作業の作業性を良く
することができる。また、外栓１の開口端面より内栓７
の開口端面を若干突出させて外栓１内に内栓７を嵌合
し、外栓１と内栓７のそれぞれの開口端面を、それぞれ
の端面が同一平面状になるように押圧することにより、
上記ゴム栓10を圧縮変形させて容器本体13のフランジ14
に溶着したことにより、上記栓を容器本体13のフランジ
14に溶着する際に、突出した内栓７の開口端面が先に容
器本体13のフランジ14に当接し、外栓１と内栓７との間
にゴム栓10を圧縮しながら内栓７の開口端面側から溶着
を始めるので、ゴム栓10は外栓１と内栓７のそれぞれの
天板1a,7a間に大きな保持力にて保持される。そして外
栓１と内栓７は、先に内栓１が容器本体13のフランジ14
と溶着されるので接液内面が完全に溶着され、容器本体
13内の液が内栓７と外栓１との間からゴム栓10側へ浸入
するのを完全に防ぐことができて、極めて衛生的に容器
本体を密封することができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は組立前の
状態を示す要部の断面図、第２図、第３図は組立て作用
説明図である。 １は外栓、1a,7aは天板、２はスコア、３はプルリン
グ、７は内栓、10はゴム栓、13は容器本体、14はフラン
ジ。
状態を示す要部の断面図、第２図、第３図は組立て作用
説明図である。 １は外栓、1a,7aは天板、２はスコア、３はプルリン
グ、７は内栓、10はゴム栓、13は容器本体、14はフラン
ジ。
Claims (1)
- 【請求項１】帽子状に形成され、かつ天板1a内面に環状
のスコア２、また天板1a外面にプルリング３を突設した
外栓１と、この外栓１内に嵌合される内栓７と、この両
栓1,7の天板1a,7a間に封入されるゴム栓10とからなる栓
を、外栓１と内栓７の両開口端面を容器本体13のフラン
ジ14に溶着して、容器本体のフランジに固着し容器本体
13のフランジ14に固着した輸液用プラスチック容器にお
いて、外栓１の開口部内面にコ字状溝５を設けると共
に、内栓７の開口部外周部に、上記外栓１のコ字状溝５
に嵌合するフランジ８を設けて、外栓１と内栓７を、そ
れぞれの天板1a,7a間にゴム栓10を密に封入した状態
で、上記コ字状溝５とフランジ８を封入方向に移動可能
に嵌合すると共に、外栓１の開口端面より内栓７の開口
端面を若干突出させて外栓１内に内栓７を嵌合し、外栓
１と内栓７のそれぞれの開口端面を、それぞれの端面が
同一平面状になるように押圧することにより、上記ゴム
栓10を圧縮変形させて容器本体13のフランジ14に溶着し
たことを特徴とする輸液用プラスチック容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61230028A JPH0723171B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 輸液用プラスチツク容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61230028A JPH0723171B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 輸液用プラスチツク容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6396051A JPS6396051A (ja) | 1988-04-26 |
| JPH0723171B2 true JPH0723171B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=16901436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61230028A Expired - Fee Related JPH0723171B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 輸液用プラスチツク容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723171B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0649295Y2 (ja) * | 1990-01-17 | 1994-12-14 | 内外化成株式会社 | 輸液用プルトップ付きキャップ |
| JP5889572B2 (ja) * | 2011-08-18 | 2016-03-22 | 内外化成株式会社 | 弾性栓体、医療用キャップおよびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5886173A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-23 | 東洋製罐株式会社 | 輸液用容器の栓及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP61230028A patent/JPH0723171B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6396051A (ja) | 1988-04-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |