JPH0649295Y2 - 輸液用プルトップ付きキャップ - Google Patents

輸液用プルトップ付きキャップ

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JPH0649295Y2
JPH0649295Y2 JP1990003231U JP323190U JPH0649295Y2 JP H0649295 Y2 JPH0649295 Y2 JP H0649295Y2 JP 1990003231 U JP1990003231 U JP 1990003231U JP 323190 U JP323190 U JP 323190U JP H0649295 Y2 JPH0649295 Y2 JP H0649295Y2
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JP
Japan
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upper lid
cap
lower lid
pull
rubber stopper
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JP1990003231U
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JPH0394234U (ja
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稔 市田
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Naigai Kasei Co Ltd
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Naigai Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は医療用等に使用される合成樹脂製の輸液用プ
ルトップ付きキャップの改良に関するものである。
[従来の技術] 従来より合成樹脂製の輸液用キャップが種々提供されて
いるが、いずれもゴム栓下面に配置する封口用フィルム
は、下側蓋体の一部として一体的に成形された射出成形
品である(特公昭61-30583号など)。
[発明が解決しようとする課題] しかしこの種の射出成形品では、材質的には射出成形に
適した材質を使用する必要があり、しかもボトルとの接
合と針刺しの両性能を同時に確保する材質でなければな
らないが、現実にはかえっていずれの性能をも満足でき
るものではないのが実情であった。すなわちボトルと同
じ材質を使用すれば針刺し時のコアリング等に対して好
適に対処し得る最適な材質を採用することができず、一
方針刺し時の性能が良好である材質を選定すれば、ボト
ルと同じ材質を使用できない。
この考案の目的はボトルとの接合と針刺しの両性能を同
時に満足することができる輸液用プルトップ付きキャッ
プを提供する点にある。
[課題を解決するための手段] この考案は、プルトップ構造を有する上側蓋体と、ボト
ル上端部に単独接合するフランジ部が形成された下側蓋
体からなり、下側蓋体の上端開口縁部上にはインサート
成形により独立成形体の封口用フィルムが配設され、こ
の封口用フィルム上にゴム栓が配置され、さらにこのゴ
ム栓の周囲から2色成形により上側蓋体が下側蓋体と成
形一体化されていることを特徴とする輸液用プルトップ
付きキャップである。
[作用] 従って封口用フィルムと上側蓋体及び下側蓋体とはそれ
ぞれ独立成形体であるので、それぞれ機能的に最適の材
質が使用でき、しかも封口用フィルムはインサート成形
により下側蓋体に一体化し、さらにゴム栓の内設と上側
蓋体と下側蓋体の接合は2色成形によって一体化してい
るので、各部品間のシールは完全で、シール不良による
汚染、又は滅菌時の水蒸気、水滴の侵入がない。
[実施例] 第1図はこの考案に係る輸液用プルトップ付きキャップ
の一実施例を示す断面図で、第2図(a)(b)(c)
は同キャップの分解概略図である。
1は上側蓋体、2はボトル上端部に単独接合するフラン
ジ部3が形成された下側蓋体である。
下側蓋体2は、図示の如く、フランジ部3上で上側蓋体
1と接合されており、上側蓋体1がボトル内の内容液と
接触しない構造となっている。また内部にはゴム栓4が
内設されており、下側蓋体2の上端開口縁部5上に、当
該ゴム栓4の下面に配される独立成形体の封口用フィル
ム6が保持されている。7は上側蓋体1の上壁を構成す
る上蓋であり、裏面に切取り部8が刻設され、外側に引
きちぎり片9を有しており、プルトップ構造を構成して
いる。
かかる構造のキャップを得るには、下側蓋体2の上端開
口縁部5上に独立成形体の封口用フィルム6をまずイン
サート成形により配設し、次にこの封口用フィルム6上
にゴム栓4を配置し、さらにこのゴム栓4に上側蓋体1
を2色成形により被覆して下側蓋体2と成形一体する。
従って下側蓋体2はボトルと同様の材質の合成樹脂を使
用でき、衛生面及び管理面で良好であり、また封口用フ
ィルム6も針刺し時のコアリング等に対処できる材質の
フィルムないしシートを使用でき、針刺し性能上きわめ
て好ましい。また上蓋7もプルトップ構造に最適で、か
つキャップとしての保形性、堅さなどが良好な材質を採
用できる。
輸液針をボトル内に入れる場合は、引きちぎり片9を引
っ張り、切取り部8に沿って上蓋7を取り外して上側蓋
体1を開口させ、露出するゴム栓4に輸液針を刺し込
み、封口用フィルム6を貫通させてボトル内に刺し入れ
ればよい。この場合、封口用フィルム6は肉薄にできる
独立成形体であるので、コアリングはなく、またクラッ
クも発生しない。
ところでこの考案は上記の実施例に限定されない。例え
ば同実施例では、上側蓋体1の下側蓋体2への接合を、
下側蓋体2のフランジ部3上に上側蓋体1の側壁の下端
部を突き合わす構造としているが、これに限定されな
い。
またプルトップ構造も、上記実施例の様に、切取り部8
を刻設して形成するのではなく、例えばポリプロピレン
を引きちぎり片9側の材質とし、ポリエチレンを上側蓋
体1の材質とする等、互いに剥離強度が相違する材質の
合成樹脂を組み合わせて成形一体化し、使用の際この剥
離強度の相違によって引きちぎる構造とすることも可能
である。
[考案の効果] 以上の通りこの考案は、プルトップ構造を有する上側蓋
体と、ゴム栓と、封口用フィルムと、ボトルと接合する
下側蓋体とがすべて独立成形体で構成されているので、
各部品において最適の材質を適宜選択することができ、
しかも封口用フィルムはインサート成形により下側蓋体
に一体成形され、かつ上側蓋体はゴム栓を内蔵しつつ下
側蓋体に2色成形よって一体化しているので、シール性
も良好であり、シール不良による汚染や滅菌時の水蒸
気、水滴などの侵入もなく、実用性はきわめて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る輸液用プルトップ付きキャップ
の一実施例を示す断面図で、第2図(a)(b)(c)
は同キャップの分解概略図である。 1……上側蓋体、2……下側蓋体 3……フランジ部、4……ゴム栓 5……上端開口縁部、6……封口用フィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プルトップ構造を有する上側蓋体と、ボト
    ル上端部に単独接合するフランジ部が形成された下側蓋
    体からなり、下側蓋体の上端開口縁部上にはインサート
    成形により独立成形体の封口用フィルムが配設され、こ
    の封口用フィルム上にゴム栓が配置され、さらにこのゴ
    ム栓の周囲から2色成形により上側蓋体が下側蓋体と成
    形一体化されていることを特徴とする輸液用プルトップ
    付きキャップ。
JP1990003231U 1990-01-17 1990-01-17 輸液用プルトップ付きキャップ Expired - Lifetime JPH0649295Y2 (ja)

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JPH0394234U JPH0394234U (ja) 1991-09-26
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JPH054835Y2 (ja) * 1987-06-19 1993-02-08
JPH0510822Y2 (ja) * 1988-05-23 1993-03-17

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