JPH0411711Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0411711Y2
JPH0411711Y2 JP1987053302U JP5330287U JPH0411711Y2 JP H0411711 Y2 JPH0411711 Y2 JP H0411711Y2 JP 1987053302 U JP1987053302 U JP 1987053302U JP 5330287 U JP5330287 U JP 5330287U JP H0411711 Y2 JPH0411711 Y2 JP H0411711Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
cap
bottle
stopper
top wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987053302U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63160841U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987053302U priority Critical patent/JPH0411711Y2/ja
Publication of JPS63160841U publication Critical patent/JPS63160841U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0411711Y2 publication Critical patent/JPH0411711Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はリンゲル液、又はブドウ糖液等の輸
液を収容する輸液用容器の閉止装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、この種の容器の閉止装置は、公知のた
め、図示を省略するが、一般にガラス瓶に内容液
を充填し、その瓶口にゴム栓を打栓し、そのゴム
栓をアルミニウム製の口金によりシールし、その
上から合成樹脂製カバーキヤツプを被せ、更にそ
の上から塩化ビニール製のキヤツプシールを施し
ている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記の閉止装置は、ゴム栓を施した瓶
口にアルミニウム製のシールを施しているため、
そのアルミニウムシールを裂き取る場合に金属板
の裂切り部が生じ、これを指で触れた際怪我を生
じることがある。
この考案は、このような問題点を解決するため
になされたもので、その目的は、前記従来のもの
より容易に、金属性シールを除去でき、しかも前
記のように使用に際して指等に怪我をすることの
ない輸液用容器の閉止装置を提供することであ
る。
問題点を解決するための手段 この考案について述べると、それは、輸液を収
容した瓶1;該瓶1の瓶口2に液密に圧入した弾
性体製の栓体5;該栓体5の上面5a及び前記瓶
口2の上端面3aをそれぞれカバーし;かつ該栓
体5の上面5aには付着させることなく、該瓶口
2の上端面3aのみに、直接又は間接に付着させ
られた、気体の透過を防止するフイルム11;該
フイルム11の上面11aに付着させられたキヤ
ツプ14の頂壁14a又は天板10;から成るこ
とを特徴とする、輸液用容器の閉止装置である。
そして、前記キヤツプ14は、同キヤツプ14
の頂壁14aに無端状の裂溝15を有し、かつ同
頂壁14a上に裂取部材16を有している前記輸
液用容器の閉止装置である。又、前記フイルム1
1は少なくとも下面に合成樹脂の層21を有する
金属箔フイルムである前記輸液用容器の閉止装置
である。
作 用 この輸液用容器の閉止装置を使用する場合、ま
ず前記キヤツプ14の頂壁14aの一部又は天板
10を、前記瓶口3から取り去る。そうすると前
記フイルム11の上面11aはキヤツプ14又は
天板10に付着させられており、又同フイルム1
1は前記栓体5の上面5aには付着させられるこ
となく、瓶口2の上端面3aにのみに、直接又は
間接に付着させられているため、同フイルム11
は前記瓶口上端面3aの内側端部近傍から裂切ら
れ、前記キヤツプ11の頂壁14a一部又は天板
10と共に取り去られ、前記栓体5の上面が露出
する。即ち使用前は前記フイルム11により空気
の透過を防止できると共に、キヤツプ11の頂壁
14a一部又は天板10を取り去ると共に自動的
に前記栓体5の無垢の表面を露出させることがで
きるから、前記従来例に述べたようなアルミニウ
ムの金属板裂切りの際に起こるような怪我を生じ
る恐れをなくすことができると共に、使用前迄は
密閉されていた無垢の栓体の表面を容易に得るこ
とができ、消毒の必要がなく、これを直ちに針管
をつきさして、使用することができる。
実施例 第1図〜第3図においては1は合成樹脂、一例
としてポリプロピレン樹脂製、又はポリエチレン
樹脂製の瓶、2はその瓶口を示す。そして、この
瓶口2は第1図、第2図に示すようにフランジ
3、受座4を有していてもよく、第3図に示すよ
うに、通常の瓶口のように形成されていてもよ
い。
又、第1図、第2図において、5はゴム、一例
としてブチレンゴム製の栓体を示すが、第2図に
おける栓体5は、容器状の合成樹脂、一例として
ポリプロピレン樹脂製、又はポリエチレン樹脂製
の外栓6に、ゴム製内栓7を収容したものであ
る。又第3図に示すものは合成樹脂製、一例とし
てポリプロピレン樹脂製、又はポリエチレン樹脂
製の外層栓8に、エラストマー(住友化学工業株
式会社製スチレン系熱可塑性エラストマー)製の
内層栓9を圧入したものである。なお第1図にお
ける栓体5をゴム製とせずに、上記エラストマー
製としてもよい。
又第3図において10は合成樹脂製の天板であ
りこの天板10に金属箔フイルム11が溶着させ
られている。又この天板10はアルミニウム板等
の金属によつて形成してもよい。この天板10は
切り取ることなく、金属箔フイルム11もろとも
に剥離するものであるから、アルミ板等であつて
も差支えないのである。
又前記金属箔フイルム11に外層栓8の鍔部1
2が溶着させられてあり、かつ該鍔部12と瓶口
2の上端面13とは溶着させられている。
次に第1図、第2図において14は合成樹脂、
一例としてポリエチレン樹脂製のキヤツプであ
り、無端状の裂溝15を有し、かつブルリング等
の裂取部材16が形成されている。そして同キヤ
ツプ14に金属箔フイルム11がインサート成形
されて設けられている。このため前記フイルム1
1の端部17は前記キヤツプ14の側壁18の中
に埋設されている。
次に、上記金属箔フイルム11について述べる
と、それは一例として第4図に示すように形成さ
れた。同図において19は金属箔であり一例とし
てアルミニウム箔である。又、20,21は共に
合成樹脂層であり、一例としてポリプロピレン樹
脂又はポリエチレン樹脂により形成された。そし
て第1図〜第3図に示す場合、前記合成樹脂の層
20,21のどちらか一方がキヤツプ14又は天
板10の一面に溶着させられていて、そのように
形成されたキヤツプ又は天板を用いることにな
る。
なお第1図〜第3図に示す金属箔フイルム11
は理解を容易にするため、厚みを誇張して示され
ている。
次に、第1図において22は受け治具、23は
押え治具を示し、これら両治具22,23は図示
しない高周波加燃用のコイルを内蔵させてある。
そしてこのコイルの作動により受座4と前記側壁
18の端面24が溶着する。かつ又前記フランジ
3と金属箔フイルム11の合成樹脂層21が溶着
する。使用者は裂取部材16を用い、これを上方
に引張り、裂溝16を裂切つて、そこに通口を形
成し、図示しない針管を、その通口から栓体5に
つきさし、かつ貫通させて用いる。
第2図に示すものは、栓体5のゴム面が内容液
に触れるのを防止するものである。
次に第3図に示すものは瓶口2の上端面13
が、加工の際受け治具として役立つており、この
場合も図示は省略するが、高周波又は超音波を用
いて、瓶口2の上端面13と外層栓8の鍔部12
の下面25が溶着させられ、かつ鍔部12と金属
箔フイルム11が溶着させられる。なお溶着は付
着の一種を示す。第2図に示す装置の使用方法は
第1図に示すものと同様で、裂取部材16を摘ん
で上方に引張り、裂溝15を裂切つて、そこに栓
体5を露出させ、図示しない針管を差し込み、内
層栓9及び外層栓8を貫いて使用する。
第3図に示すものは前記のように天板10を金
属箔11と共に外層栓8の鍔部12から剥離して
内層栓9に針管を差し込み、貫いて用いる。
考案の効果 この考案は前記のように構成され、前記フイル
ム11の上面11aはキヤツプ14の頂壁14a
又は天板10に付着させられており、又同フイル
ム11は前記栓体5の上面5aには付着させられ
ることなく、瓶口2の上端面3aにのみに直接又
は間接に付着させられているため、前記頂壁14
aの一部又は天板10を前記瓶口3から取り去る
と、同フイルム11は前記上端面3aの内側端部
近傍から裂切られ、前記キヤツプ11の頂壁14
a一部又は天板10と共に取り去られ、前記栓体
5の上面が露出する。即ち使用前は前記フイルム
11により空気の透過を防止できると共に、キヤ
ツプ11の頂壁14a一部又は天板10を取り去
ると共に自動的に前記栓体5の無垢の表面を露出
させることができるから、前記従来例において述
べたようなアルミニウムの金属板裂切りの際に起
こるような怪我を生じる恐れをなくすことができ
ると共に、使用前迄は密閉されていた無垢の栓体
5の表面を得ることができ、消毒の必要なくこれ
に直ちに針管をつきさして使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示し、輸液用容器
の閉止装置の半断面図、第2図は第2の実施例を
示す同装置の半断面図、第3図は第3の実施例を
示す同装置の半断面図、第4図は同装置に用いる
金属箔フイルムの拡大断面図である。 1……瓶、2……瓶口、5……栓体、11……
金属箔フイルム、19……金属箔、20……合成
樹脂層、21……合成樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 輸液を収容した瓶1;該瓶1の瓶口2に液密
    に圧入した弾性体製の栓体5;該栓体5の上面
    5a及び前記瓶口2の上端面3aをそれぞれカ
    バーし;かつ該栓体5の上面5aには付着させ
    ることなく、該瓶口2の上端面3aのみに直接
    又は間接に付着させられた、気体の透過を防止
    するフイルム11;該フイルム11の上面11
    aに付着させられたキヤツプ14の頂壁14a
    又は天板10;から成ることを特徴とする、輸
    液用容器の閉止装置。 2 キヤツプ14は、同キヤツプ14の頂壁14
    aに、無端状の裂溝15を有し、かつ同頂壁1
    4a上に裂取部材16を有していることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の輸
    液用容器の閉止装置。 3 フイルム11は少なくとも下面に合成樹脂の
    層21を有する金属箔フイルムであることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    輸液用容器の閉止装置。
JP1987053302U 1987-04-08 1987-04-08 Expired JPH0411711Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987053302U JPH0411711Y2 (ja) 1987-04-08 1987-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987053302U JPH0411711Y2 (ja) 1987-04-08 1987-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63160841U JPS63160841U (ja) 1988-10-20
JPH0411711Y2 true JPH0411711Y2 (ja) 1992-03-24

Family

ID=30879240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987053302U Expired JPH0411711Y2 (ja) 1987-04-08 1987-04-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0411711Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5553494B2 (ja) * 2008-09-02 2014-07-16 三笠産業株式会社 医療用キャップおよびその製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61146251U (ja) * 1985-03-01 1986-09-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63160841U (ja) 1988-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3788374A (en) Parenteral solution bag
EP0922643B1 (en) Cover
JPH09104451A (ja) 袋状容器用の注入排出口システム
JP2001278320A (ja) キャップとその製造方法およびそれを用いた薬剤容器
JPH0411711Y2 (ja)
JP3688776B2 (ja) 飲料用容器の蓋体
JP4200730B2 (ja) 吸収能力付与容器
JPH0546458Y2 (ja)
JPH09124057A (ja) 飲料用容器の蓋体及びその製造方法
JPH0930556A (ja) 飲料用容器の蓋体
JPH09110030A (ja) 複合容器
JP3616670B2 (ja) 注出キャップ
JPH0721564U (ja) バイアルの密封閉鎖具
JP2004161323A (ja) 吸収能力付与容器
JP4218320B2 (ja) 吸収能力付与容器
JP3763929B2 (ja) 密閉シート付き容器
JPH09104453A (ja) 容器用安全キャップ
JPH0510822Y2 (ja)
JPH0510821Y2 (ja)
JPH0618884Y2 (ja) 開口装置付きの密閉紙容器
JPH0441862Y2 (ja)
JPS5834049Y2 (ja) 密封容器の開口構造
JP2004142778A (ja) 吸収能力付与容器
JPH0464266B2 (ja)
JPH0649295Y2 (ja) 輸液用プルトップ付きキャップ