JPH07231338A - 直接変換受信機 - Google Patents

直接変換受信機

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JPH07231338A
JPH07231338A JP6022273A JP2227394A JPH07231338A JP H07231338 A JPH07231338 A JP H07231338A JP 6022273 A JP6022273 A JP 6022273A JP 2227394 A JP2227394 A JP 2227394A JP H07231338 A JPH07231338 A JP H07231338A
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政博 三村
Takaaki Kishigami
高明 岸上
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Seiya Tanaka
靖也 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、無線通信の受信機に使用されるF
SK復調器に関し、集積回路での構成に適し、小型、低
消費電力で安価なFSK受信機の構成を可能とし、高速
なデータ伝送に対応した復調方式を得ることを目的とす
る。 【構成】 FSK変調の直接変換受信により得られたI
Q信号38、39を復調手段1と周波数検出手段4に供
給し、出力信号2は低域濾波器3により波形整形を行な
い、クロック同期手段6と符号判定手段8に供給する。
周波数検出手段4はIQ信号38、39における周波数
変化を検出することで、局部発振器34の周波数オフセ
ット量を検出し、信号遅延手段8の遅延量を決定し、そ
の遅延されたクロック同期手段6のクロック信号7を用
い、符号判定手段8におけるシンボル後方における符号
判定点による符号の判定を行ない、復調結果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてデジタル無線
通信の直接変換受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、無線周波搬送波上の周波数偏移変
調(FSK:Frequency Shift Key
ing;フィリケンシイー・シフト・キーイング)等の
デジタル変調信号の受信機として、直接変換受信機が集
積回路化に適した構成として検討されている。
【0003】例えば、特開昭55−14701号公報に
記載されている構成が知られている。以下、図6を参照
して従来のFSKデータ復調器について簡単に説明す
る。
【0004】図6において、アンテナ30により受信さ
れたFSK受信信号は、信号増幅器31により振幅を増
幅し、ミキサ32に供給すると同時に、ミキサ33に供
給する。局部発振器34の信号はミキサ32と、90度
移相器35を通してミキサ33に供給され、それぞれ受
信機入力端30の信号と混合することにより入力信号を
ダウンコンバートし、ベースバンド信号のみを通過する
低域通過濾波器36、37を通し、お互いに直交位相
で、かつFSK信号の周波数偏移の上下により互いの位
相遅延関係が反転する関係にあるI信号38とQ信号3
9を得る。I信号38、Q信号39はそれぞれ、振幅制
限増幅器40、41を通し、デジタル信号42、43を
得る。そして、Dフリップフロップ44のD入力端子と
クロック入力端子に、デジタル信号42、43を入力
し、Dフリップフロップ44の出力信号45を用いてデ
ータの復調を行なう。
【0005】次に、出力信号45は低域フィルタ46に
より波形整形の後、クロック同期回路47によりシンボ
ル周期を検出し、そのシンボル周期でシンボル判定回路
48により、シンボル中央におけるサンプルによる符号
判定を行ない、最終的な復調結果49を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、局部発振器と送
信搬送波信号の間に周波数差が生じた場合、周波数差が
前記IQベースバンド信号の周波数に直接影響して、受
信シンボルの符号変化に伴い、ベースバンド信号の周波
数が変化する。一般に、直接変換受信機は集積化が容易
である事から、従来の技術で述べたようなデジタル復調
方式を採ることが多いが、このようなデジタル復調方式
ではベースバンド信号を2値化して復調を行なう。この
とき、2値化により前記IQベースバンド信号の伝達は
零クロス点のみで行われる事になり、前記IQベースバ
ンド信号の位相情報が消失していることから、復調にお
ける送信シンボルの符号変化検出の遅延原因となる場合
が多い。さらに、高速での通信を行なう場合、変調指数
が低くなる傾向があるため、以上に述べた遅延による復
調結果への影響は増大し、特に受信機の局部発振器に対
する、許容周波数偏差量が少なくなるという課題を有し
ていた。
【0007】また、CPU等の動作時に雑音の発生しや
すい回路を、シンボル周期と同期させて間欠的に動作す
る場合、前記シンボル判定手段におけるシンボル判定時
に動作するようにCPUが動作する事が多いが、動作雑
音の復調回路への漏洩により、受信感度が劣化するとい
う課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、復調
器における符号判定手段におけるシンボル判定点と、C
PUの動作タイミングを制御することにより、狭帯域、
高速デジタル変調に対応した高感度直接変換受信機を得
る事を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の技術的解決手段は、受信FSK搬送
波と局部発振器間の周波数差により、前記IQベースバ
ンド信号の周波数に変化が生じた場合、周波数変化によ
り検出した前記周波数ずれの程度に応じて、前記クロッ
ク同期回路の位相制御を行ない、前記符号判定手段にお
ける判定点のシンボル中の位置を変化させ、復調手段に
おける判定遅延量に応じたシンボル判定を行なうこと
で、受信感度の向上を図るものである。
【0010】また、本発明の第2の技術的解決手段は、
CPU等の、動作による雑音の発生が予想される回路が
データ判定に同期して動作する場合、動作タイミングを
シンボル判定に影響の少ない場合に動作するように制御
する構成を有するものである。
【0011】
【作用】本発明は上記の構成により、復調器の符号(シ
ンボル)判定手段において、従来シンボル中央に設けて
いた符号判定点を中央よりも後方に設けることにより、
以上に説明した遅延の影響で復調結果における符号変化
点が、シンボル後方に移動した場合でも、正確な符号判
定が可能となり、送信搬送波と局所発振器の間に周波数
ずれがある場合における受信感度の向上を図る事ができ
る。
【0012】また、CPU等の動作タイミングをシンボ
ル判定点の後に設定する事により、動作雑音の影響が軽
減され、高感度な受信を可能とするものである。
【0013】さらに、本発明は直接変換復調手段の構成
に付加することにより受信感度を改善するものであり、
復調手段、上記構成ともにデジタル信号処理により実現
できることから、復調器全体の集積回路化が容易であ
り、受信機の小型化と低消費電力化を同時に実現でき
る。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下、図1、図2、図3を参照しながら本
発明の第1の実施例について説明する。図1は本発明の
第1の実施例における直接変換受信機に適用した復調回
路の主要部の回路系統図である。なお、本実施例は、直
接変換受信機の構成であるため、従来の技術において説
明した直接変換により得られる前記I信号38と前記Q
信号39を用いて復調を行なうものとする。
【0015】なお、図1において、信号増幅器31、ミ
キサ32、ミキサ33、局部発振器34、90度移相器
35、低域通過濾波器36、37は図6の構成と同等の
ものである。
【0016】図1において、1は前記I信号38、Q信
号39を入力として、前記信号38、39は送信信号の
符号変化により位相関係が反転することから、お互いの
位相関係を検出して、位相関係の反転により送信データ
の変化を検出する復調手段である。当該復調手段1は、
より具体的には、図6に示した振幅制限増幅器40、4
1、及びDフリップフロップ44により構成してもよ
い。あるいは前記I信号38、Q信号39を90度位相
器により90度位相してI`信号38`、Q`信号39
`とし、前記I信号38とQ`信号39`を混合器によ
りミキシングするとともに、前記Q信号39とI`信号
38`を混合器によりミキシングして、双方のミキシン
グ出力の和を演算器によりとるような構成でも実現でき
る。
【0017】2は復調手段1の出力信号、3は復調手段
1の出力信号2を波形整形する低域通過濾波器、4は前
記I信号38、Q信号39の周波数を検出する周波数検
出手段、5は周波数検出手段4の出力信号、6は低域通
過濾波器3の出力信号における符号変化からシンボル変
化点の検出により、シンボル中央のタイミングを推定し
たクロック信号7を出力するクロック同期手段、8は前
記信号5に応じた量の遅延を前記クロック信号7に加え
る信号遅延手段、9は低域通過濾波器3の出力信号から
信号遅延手段8の出力信号のタイミングを用いてシンボ
ル判定を行なうシンボル判定手段、10はシンボル判定
手段9により得られる最終的な復調結果である。
【0018】以上のような構成において、以下その動作
を説明する。まず、前記I信号38、Q信号39は常に
90度の位相差を保つが、送信信号の符号変化に伴な
い、お互いの位相関係は反転する。復調手段1は、前記
I信号38、Q信号39相互の位相関係の検出により、
送信信号の符号を判定する。判定した復調結果2は低域
通過濾波器3に通すことにより波形整形を行ない、クロ
ック同期手段6とシンボル判定手段9に供給される。こ
こで、受信FSK信号の搬送波と局部発振器34間に周
波数差がある場合、送信シンボルの変化に伴い、前記I
信号38、Q信号39としたベースバンド信号の周波数
が変化する。
【0019】図2(a)は受信FSK信号の搬送波と局
部発振器間に周波数差がない場合、図2(b)は周波数
差がある場合で、それぞれ送信信号(イ)、ベースバン
ド信号(ロ)、復調結果(ハ)の関係を示したものであ
る。(ニ)は、受信FSK信号と局部発振器34の出力
信号間の周波数関係である。
【0020】それぞれ受信FSK信号の搬送波周波数は
FRF、局部発振器の発振周波数はFLOとし、FSK
周波数偏移はFDとする。図2(a)の場合は、(イ)
に示した送信信号の符号変化に関係なく、(ロ)に示し
たベースバンド信号の周波数はFDとなる。ここで、一
般に復調手段1における符号検出の遅延量は、FDに反
比例する。この場合、符号間におけるI信号の周波数が
同一なため、符号検出の遅延量が常にほぼ一定値となる
ので、復調結果(ハ)に示した復調結果におけるデュー
テイ比は1/2程度となる。
【0021】また、図2(b)は受信FSK信号搬送波
と局部発振器間に周波数差がある場合における関係であ
るが、この場合、(ニ)に示すように、FRFとFLO
間に周波数差があるため、(イ)に示した送信信号の符
号変化に伴い、(ロ)に示したベースバンド信号の周波
数がFD1とFD2に変化する。
【0022】前記復調手段1における符号判定の遅延量
は、ベースバンド信号の周波数にほぼ反比例するため、
ベースバンド信号の周波数が変化することにより、シン
ボル間での符号判定の遅延量も変化することになる。従
って、図2(b)(ハ)に示したように、ベースバンド
信号の周波数がFD1と低くなる場合の遅延が大きくな
り、極端な場合はシンボル中央付近にまで達することも
ある。このような場合、シンボル判定手段8において、
従来行われているようなシンボル中央における符号判定
を行うと、符号判定結果に誤差が多くなることが予想さ
れる。
【0023】ここで、常にシンボル中央における符号判
定を行なうのではなく、前記遅延量に応じて符号判定点
をシンボル中央から後方へ移行させることにより、復調
誤差を少なくする事ができる。図1の構成では、クロッ
ク同期手段6は、低域通過濾波器3の出力信号における
符号変化からシンボル変化点の検出を行ない、シンボル
中央のタイミングを推定する。そして、前記IQベース
バンド信号38、39の周波数変化を周波数検出手段4
により検出し、周波数検出手段4の出力信号5を信号遅
延手段8に供給する。そして、信号遅延手段8は、クロ
ック同期手段6により推定されたシンボル中央位置を示
すクロック信号7に対して、前記出力信号5に応じた遅
延をした信号をシンボル判定手段9に供給する事によ
り、前記IQベースバンド信号の周波数の変化程度に応
じて符号判定手段9の符号判定点をシンボル後方へ移動
する。即ち、受信FSK搬送波信号と局部発振器間の周
波数差に応じて、予想される前記IQベースバンド信号
38、39の判定遅延量分だけ後方に移動したシンボル
判定点により、シンボルの符号判定を行ない、最終的な
復調結果10を得る。
【0024】以上に説明した構成では、周波数検出手段
4により受信FSK搬送波信号と局部発振器間の周波数
差を検出し、シンボル判定手段8において前記周波数差
に応じたシンボル判定点の移行を行なうとしているが、
前記周波数差に関わらずシンボル判定点を単に一定量、
後方に移動させておくことによっても、前記周波数差が
生じた時の感度を向上させることが可能である。その場
合、周波数検出手段4と信号遅延手段8は省く事ができ
る。
【0025】図3は、図1における周波数検出手段4と
信号遅延手段8を省いた構成の復調機を想定した、計算
機シミュレーションによる特性改善結果である。図3に
おいて、横軸はシンボル判定手段9におけるシンボル判
定の位置を1シンボルを100%として示しており、縦
軸はその位置よるシンボル判定を行なった場合における
BER(ビットエラーレート)である。BERは総送信
データ数に対する復調データにおける誤りデータのビッ
ト比率である。ここでは受信FSK搬送波信号と局部発
振器間の周波数差を0から3kHzと変化させている
が、特に前記周波数差が3kHzの場合、シンボル判定
の位置をシンボル中央に設定したときにBERは約0.04
となるが、1シンボル長の3/4、75%の位置に設定し
たときにはBERが約0.004となり、誤り率の低減が確
認された。誤り率の低減は、直接受信感度の向上につな
がるため、本発明の構成による、受信感度の改善効果が
確認されたことになる。
【0026】(実施例2)以下、図4、図5を参照しな
がら本発明の第2の実施例について説明する。図4は本
発明の第2の実施例における直接変換受信機に適用した
復調回路の主要部の回路系統図である。本実施例も図1
と同様に、直接変換受信機の構成であるため、従来の技
術において説明した直接変換により得られる前記I信号
38とQ信号39を用いて復調を行なうものとする。よ
って、図4において、信号増幅器31、ミキサ32、ミ
キサ33、局部発振器34、90度移相器35、低域通
過濾波器36、37は図6の構成と同等のものである。
また、図4において、1は復調手段であり、2は復調手
段1の出力信号、3は復調手段1の出力信号2を波形整
形する低域通過濾波器で、以上の構成は図1と同様であ
る。
【0027】一方、6は低域通過濾波器3の出力信号に
おける符号変化からシンボル変化点の検出により、シン
ボル中央のタイミングを推定したクロック信号7を出力
するクロック同期手段、9は低域通過濾波器3の出力信
号から前記クロック信号7のタイミングを用いてシンボ
ル判定を行なうシンボル判定手段、11はCPU等の演
算処理手段、10はシンボル判定手段9により得られる
最終的な復調結果である。
【0028】以上のような構成において、以下その動作
を説明する。この第2の実施例における低域通過濾波器
3の出力信号を得るまでの動作は、前記第1の実施例と
同様であるので、それ以降の動作についての説明を行な
う。
【0029】クロック同期手段6は、低域通過濾波器3
の出力信号における符号変化からシンボル変化点の検出
を行ない、シンボル中央のタイミングを推定したクロッ
ク信号7をシンボル判定手段9に供給する。そして、低
域通過濾波器3の出力信号は、シンボル判定手段9にお
いて、クロック信号7のタイミングによりシンボル中央
でのシンボル判定を行ない、最終的な復調結果10を得
る。
【0030】ここで、復調動作に演算処理による操作を
加える構成を採る場合等に、演算処理手段11をシンボ
ル周期に同期して間欠的に動作することがある。このと
き、演算処理手段11がデジタル回路により構成されて
いる場合、動作による雑音の発生と、その復調部への漏
洩による受信感度の劣化が問題になる事が多い。
【0031】本実施例は、演算処理手段11を、クロッ
ク同期手段6から供給されるクロック信号7により同期
的に動作させ、さらに動作開始のタイミングをシンボル
判定手段9におけるシンボル判定点の後とするものであ
る。このことにより、演算処理手段11の動作を、シン
ボル判定手段9におけるシンボル判定時に影響の少ない
タイミングで行なうことができ、演算処理手段11の動
作雑音の漏洩による受信感度の劣化を最小限にとどめる
構成とするものである。
【0032】図5は、図4に示した構成の復調機を想定
した、計算機シミュレーションによる特性改善結果であ
る。図5において、横軸は毎シンボルにおける演算処理
手段11の動作開始位置を1シンボルを100%として
示しており、縦軸はそのときのBERである。図5に示
した実施例ではシンボル判定をシンボル中央に設定して
いるため、シンボル判定点の以前に雑音の発生要因があ
ると、雑音の混入による影響が大きくなるため、感度が
劣化している事がわかる。また、演算処理手段11の動
作開始点をシンボル判定点後に設定する事により、漏洩
した雑音による影響が少なくなっている。
【0033】従って、雑音の発生が予想される演算処理
手段11等の回路を、シンボル周期と同期して動作させ
る必要がある場合、演算処理手段11等の動作を、前記
クロック信号7により動作の開始を行なう構成とする事
により、シンボル判定手段8のシンボル判定後に、演算
処理手段11を動作させることが可能となり、以上図5
を用いて説明したように、受信感度の向上が、比較的簡
易な方法により可能となる。
【0034】いずれの実施例でも、受信信号の変調形式
は、FSKである場合について説明したが、復調手段1
に他の変調変調方式に対応した復調器を用いる事によ
り、他の変調方式における受信機としても、本発明の復
調を適用できることは明らかである。
【0035】ここでは、いずれの実施例でも、受信方式
を直接変換受信方式とした場合について説明したが、搬
送波信号を中間周波数信号とすれば、ヘテロダイン方式
の復調方式として本発明の復調を適用できることは明ら
かである。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ダイレク
トコンバージョン受信において、大きな問題である、受
信FSK信号の搬送波と、受信機の局部発振器の間に周
波数差が生じた場合においても、より正確なシンボル判
定が可能であるため、より狭帯域、高速FSKに対応し
た復調器が実現できる。
【0037】また本発明によれば、CPU等の演算処理
手段を組み込んだ受信機の場合、演算処理手段により発
生する雑音の影響を軽減することが可能であるため、よ
り高感度な復調が可能となる。
【0038】また、構成要素がデジタル回路素子でも実
現できるため、集積回路化が可能であり、小形化および
低価格化に対応でき、その工業的な効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における直接変換受信機
に適用した復調回路の主要部の回路系統図
【図2】同実施例における復調動作を示した波形図
【図3】同実施例による復調感度改善の効果を示した特
性図
【図4】本発明の第2の実施例における直接変換受信機
に適用した復調回路の主要部の回路系統図
【図5】同実施例による復調感度改善の効果を示した特
性図
【図6】従来の受信機の構成によるFSK復調方式を適
用した復調回路の主要部を示す回路系統図
【符号の説明】
1 復調手段 3 低域通過濾波器 4 周波数検出手段 6 クロック同期手段 8 信号遅延手段 9 符号判定手段 32、33 ミキサ 34 局部発振器 35 90度移相器 36、37 低域通過濾波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 靖也 神奈川県横浜市港北区綱島四丁目3番1号 松下通信工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接変換受信によるIQベースバンド信
    号の符号変化により位相関係が反転することから、お互
    いの位相関係を検出して、位相関係の反転により送信デ
    ータの変化を検出する復調手段と、前記復調手段からの
    復調検出信号の符号判定を行う符号判定手段と、前記復
    調検出信号の符号変化からシンボル変化点を検出し、シ
    ンボル中央のタイミングを推定したクロック信号を前記
    符号判定手段に供給するクロック同期手段と、前記クロ
    ック信号を入力とし、1/2シンボル長以下の一定時間
    の信号遅延を行なう信号遅延手段とを具備し、前記符号
    判定手段は、前記信号遅延手段からの出力信号のタイミ
    ングで、前記復調検出信号の符号を判定し、復調符号判
    定結果として出力し、当該復調符号判定結果を用いて復
    調を行なう直接変換受信機。
  2. 【請求項2】 直接変換受信によるIQベースバンド信
    号の符号変化により位相関係が反転することから、お互
    いの位相関係を検出して、位相関係の反転により送信デ
    ータの変化を検出する復調手段と、その復調検出信号の
    符号変化からシンボル変化点を検出し、シンボル中央の
    タイミングを推定したクロック信号を出力するクロック
    同期手段と、前記IQベースバンド信号を入力とし、入
    力信号の周波数変化を検出する周波数検出手段と、前記
    周波数検出手段の出力信号を制御信号とし、前記クロッ
    ク信号を前記制御信号に応じた時間遅延する信号遅延手
    段と、前記信号遅延手段の出力信号のタイミングで、前
    記復調検出信号の符号判定を行なう符号判定手段とを具
    備し、前記周波数検出手段は、前記IQベースバンド信
    号の周波数変化により受信機局部発振器の受信FSK搬
    送波周波数に対する周波数ずれを検出して、前記制御信
    号として前記信号遅延手段に供給し、前記信号遅延手段
    は、前記クロック信号を、前記周波数ずれに応じて1/
    2シンボル長以下の遅延を行ない前記符号判定手段に供
    給し、前記符号判定手段は、前記信号遅延手段の出力信
    号に同期して、前記復調検出信号の符号判定を行なうこ
    とにより、前記周波数検出手段において検出された前記
    局部発振器の周波数ずれに応じて、前記クロック信号に
    よるシンボル中心推定点から、符号判定点の遅延量を変
    化させる直接変換受信機。
  3. 【請求項3】 直接変換受信によるIQベースバンド信
    号の符号変化により位相関係が反転することから、お互
    いの位相関係を検出して、位相関係の反転により送信デ
    ータの変化を検出する復調手段と、前記復調手段からの
    出力信号である復調検出信号の符号判定を行う符号判定
    手段と、前記復調検出信号の符号変化からシンボル変化
    点を検出し、シンボル中央のタイミングを推定したクロ
    ック信号を前記符号判定手段に供給するクロック同期手
    段と、前記復調検出信号と同期的に動作する演算処理手
    段とを具備し、前記演算処理手段は、前記クロック信号
    のタイミングを用い、前記符号判定手段における符号判
    定点の後で間欠的に動作することにより、動作雑音が復
    調部へ漏洩することによる復調結果への影響が少ないタ
    イミングにおいて動作し、前記符号判定手段は、前記ク
    ロック信号を用いたタイミングにおける前記復調検出信
    号の符号を判定し、復調符号判定結果として出力し、当
    該復調符号判定結果を用いて復調を行なう直接変換受信
    機。
JP02227394A 1993-09-13 1994-02-21 直接変換受信機 Expired - Lifetime JP3178217B2 (ja)

Priority Applications (5)

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