JPH07229733A - ロールプロフィール測定装置 - Google Patents
ロールプロフィール測定装置Info
- Publication number
- JPH07229733A JPH07229733A JP6039361A JP3936194A JPH07229733A JP H07229733 A JPH07229733 A JP H07229733A JP 6039361 A JP6039361 A JP 6039361A JP 3936194 A JP3936194 A JP 3936194A JP H07229733 A JPH07229733 A JP H07229733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- support frame
- detection sensor
- surface displacement
- displacement detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 金属材料の圧延工程等で使用されるロールプ
ロフィール測定装置に関するもので、オンラインでの高
精度のロールプロフィール測定を可能とし、圧延の品質
の向上を図る。 【構成】 圧延機のロール２面に対向してオンラインロ
ール研削装置の研削機取付架台１と該取付架台１をロー
ル２の軸と平行方向へ可動支持するサポートフレーム３
を設け、駆動装置４により取付架台１をロール軸と平行
方向へ一定距離オシレート移動可能に構成する。取付架
台１上にはロール軸方向に等間隔にロール面変位検出セ
ンサーａ〜ｊを内蔵する研削機５〜１０が配設される。
サポートフレーム３の少なくとも中央部の前面と後面に
対称にサポートフレーム前後面の温度検出センサー１１
ａ，１１ｂを設ける。各ロール面変位検出センサーａ〜
ｊ及び温度検出センサー１１ａ，１１ｂから検出信号を
受け入れるように制御装置１４と接続している。
ロフィール測定装置に関するもので、オンラインでの高
精度のロールプロフィール測定を可能とし、圧延の品質
の向上を図る。 【構成】 圧延機のロール２面に対向してオンラインロ
ール研削装置の研削機取付架台１と該取付架台１をロー
ル２の軸と平行方向へ可動支持するサポートフレーム３
を設け、駆動装置４により取付架台１をロール軸と平行
方向へ一定距離オシレート移動可能に構成する。取付架
台１上にはロール軸方向に等間隔にロール面変位検出セ
ンサーａ〜ｊを内蔵する研削機５〜１０が配設される。
サポートフレーム３の少なくとも中央部の前面と後面に
対称にサポートフレーム前後面の温度検出センサー１１
ａ，１１ｂを設ける。各ロール面変位検出センサーａ〜
ｊ及び温度検出センサー１１ａ，１１ｂから検出信号を
受け入れるように制御装置１４と接続している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料の圧延工程等
で使用されるロールプロフィール測定装置に関する。
で使用されるロールプロフィール測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来の３点計測式ロールプロフ
ィール測定装置の構成を示す概略平面図である。図にお
いて、１は圧延機のロール２面に対向して設けられたオ
ンラインロール研削装置の研削機取付架台、３は取付架
台１のアーム形摺動部１ａ及びシャフト又は軌条等のガ
イド部材３ａを介して前記取付架台１をロール２軸と平
行方向へ可動に支持するサポートフレーム、４は同取付
架台１をロール２軸と平行方向へ一定距離オシレート移
動させる駆動装置、５〜１０は同取付架台１上にロール
２軸方向に等間隔で設けられたロール面変位検出センサ
ー内蔵型の研削機である。各研削機５〜１０はロール面
に対向する端に回転自在なカップ型の砥石と、同砥石の
軸部に内蔵してセンサー支持筒を進退可能に備えてい
る。
ィール測定装置の構成を示す概略平面図である。図にお
いて、１は圧延機のロール２面に対向して設けられたオ
ンラインロール研削装置の研削機取付架台、３は取付架
台１のアーム形摺動部１ａ及びシャフト又は軌条等のガ
イド部材３ａを介して前記取付架台１をロール２軸と平
行方向へ可動に支持するサポートフレーム、４は同取付
架台１をロール２軸と平行方向へ一定距離オシレート移
動させる駆動装置、５〜１０は同取付架台１上にロール
２軸方向に等間隔で設けられたロール面変位検出センサ
ー内蔵型の研削機である。各研削機５〜１０はロール面
に対向する端に回転自在なカップ型の砥石と、同砥石の
軸部に内蔵してセンサー支持筒を進退可能に備えてい
る。
【０００３】両端の研削機５及び１０の内蔵する支持筒
は、ロール２軸に平行に並設した各３個の噴水ノズル付
きロール面変位検出センサーａ〜ｃ及びｈ〜ｊを備え、
又、他の中間部の研削機６〜９の支持筒は、各１個の噴
水ノズル付きロール面変位検出センサーｄ〜ｇを備えて
いる。
は、ロール２軸に平行に並設した各３個の噴水ノズル付
きロール面変位検出センサーａ〜ｃ及びｈ〜ｊを備え、
又、他の中間部の研削機６〜９の支持筒は、各１個の噴
水ノズル付きロール面変位検出センサーｄ〜ｇを備えて
いる。
【０００４】各ロール面変位検出センサーａ〜ｊは、噴
水ノズルからロール面へ噴出する水柱内を通してロール
２面へ超音波信号を発信し、ロール２面からの反射波を
受信してセンサー基準点からロール２面までの距離を計
測する。
水ノズルからロール面へ噴出する水柱内を通してロール
２面へ超音波信号を発信し、ロール２面からの反射波を
受信してセンサー基準点からロール２面までの距離を計
測する。
【０００５】研削機取付架台１は図４の位置から右端ま
で連続的に移動し、その間にロール２の回転毎に各セン
サーａ〜ｊにより一斉に計測を繰り返す。
で連続的に移動し、その間にロール２の回転毎に各セン
サーａ〜ｊにより一斉に計測を繰り返す。
【０００６】それによって、ロール２の両端部の３点計
測区間でロール２面上の、複数の同一時点での一定距離
ズレた位置での計測点がセンサーａ〜ｃ及びｈ〜ｊによ
り重複して計測され、制御部により、この重複した計測
値から個々のセンサーヘッドの動きやロール振動の影響
をロール２面変位値から分離計算して補正することによ
り、前記オシレート移動機構等のガタによるセンサーヘ
ッドの変動誤差やロール振動の影響を取り除いたロール
２面の変位値を求めるようにしている。
測区間でロール２面上の、複数の同一時点での一定距離
ズレた位置での計測点がセンサーａ〜ｃ及びｈ〜ｊによ
り重複して計測され、制御部により、この重複した計測
値から個々のセンサーヘッドの動きやロール振動の影響
をロール２面変位値から分離計算して補正することによ
り、前記オシレート移動機構等のガタによるセンサーヘ
ッドの変動誤差やロール振動の影響を取り除いたロール
２面の変位値を求めるようにしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来のオンラインロール面変位検出装置は、圧延機の稼動
中に圧延材からの輻射熱によって、サポートフレーム３
の後面側が高温になり、ロールに面する側は冷却水で冷
却されるため低温になって、前後で温度差を生じ、この
温度差によりサポートフレーム３に後面側の熱膨張が大
きくなる撓み変形を生じる不具合がある。
来のオンラインロール面変位検出装置は、圧延機の稼動
中に圧延材からの輻射熱によって、サポートフレーム３
の後面側が高温になり、ロールに面する側は冷却水で冷
却されるため低温になって、前後で温度差を生じ、この
温度差によりサポートフレーム３に後面側の熱膨張が大
きくなる撓み変形を生じる不具合がある。
【０００８】図４に示した従来のロールプロフィール測
定装置は、ロール面変位の検出に際し３点計測式機能に
よって架台のオシレート移動機構部等のガタによる計測
誤差は排除できるが、サポートフレーム３のガイドシャ
フト３ａ部の図示鎖線３ａ′で示すような熱変形によっ
てガイドシャフトに生じる２次変形成分により生じる取
付架台オシレート時のロール軸２と平行な成分からのズ
レによる誤差を取除くことができず、この点の解決が必
要とされている。
定装置は、ロール面変位の検出に際し３点計測式機能に
よって架台のオシレート移動機構部等のガタによる計測
誤差は排除できるが、サポートフレーム３のガイドシャ
フト３ａ部の図示鎖線３ａ′で示すような熱変形によっ
てガイドシャフトに生じる２次変形成分により生じる取
付架台オシレート時のロール軸２と平行な成分からのズ
レによる誤差を取除くことができず、この点の解決が必
要とされている。
【０００９】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
め、ロールプロフィール計測に際して、オシレート移動
機構等のガタに起因する計測誤差と、サポートフレーム
３側の熱変形に起因する計測誤差とを同時に検出し補正
できるようにすることを目的とした。
め、ロールプロフィール計測に際して、オシレート移動
機構等のガタに起因する計測誤差と、サポートフレーム
３側の熱変形に起因する計測誤差とを同時に検出し補正
できるようにすることを目的とした。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明のロールプロフィール測定装置は、
ロール沿いに固定設置されたサポートフレーム上にロー
ル軸と平行に設けた軌条等のガイド部材と、同ガイド部
材に係合して駆動手段によりロール軸方向へ往復移動可
能に設けたロール面変位検出センサー取付架台と、同取
付架台上にロール軸方向に間隔をおいて複数の３点計測
式ロール面変位検出センサーを備えるとともに、前記ガ
イド部材に近い高さにおいてサポートフレーム上の少な
くとも中央位置１箇所を基準点としサポートフレームの
前面及び後面に設けた温度検出センサーと、前記各ロー
ル面変位検出センサー及び温度検出センサーからの検出
信号により前記取付架台とロール面変位検出センサー等
の変動に起因する誤差成分及びサポートフレームの熱変
形に起因する誤差成分を算定し、ロール面変位検出セン
サーの検出値を補正して出力する制御装置を具えたこと
を特徴としている。
の構成として本発明のロールプロフィール測定装置は、
ロール沿いに固定設置されたサポートフレーム上にロー
ル軸と平行に設けた軌条等のガイド部材と、同ガイド部
材に係合して駆動手段によりロール軸方向へ往復移動可
能に設けたロール面変位検出センサー取付架台と、同取
付架台上にロール軸方向に間隔をおいて複数の３点計測
式ロール面変位検出センサーを備えるとともに、前記ガ
イド部材に近い高さにおいてサポートフレーム上の少な
くとも中央位置１箇所を基準点としサポートフレームの
前面及び後面に設けた温度検出センサーと、前記各ロー
ル面変位検出センサー及び温度検出センサーからの検出
信号により前記取付架台とロール面変位検出センサー等
の変動に起因する誤差成分及びサポートフレームの熱変
形に起因する誤差成分を算定し、ロール面変位検出セン
サーの検出値を補正して出力する制御装置を具えたこと
を特徴としている。
【００１１】
【作用】上記のように構成した本発明では、圧延ロール
の運転中において、ロール面変位検出センサー及びサポ
ートフレーム温度検出センサーから制御装置へ、それぞ
れ検出信号が伝達された時、３点計測式ロール面変位検
出センサーから入力するロール面変位検出信号により同
一計測点を重複計測して得られた計測値相互の差から誤
差を分離計算し、この誤差を除去補正することにより、
研削機取付架台のオシレート移動機構やサポートフレー
ムのガタ及びロール振動に起因する誤差成分が演算算定
され除去補正され、同時にサポートフレーム温度検出セ
ンサーから入力する検出信号によりガイド部材部の熱変
形に起因する誤差成分が演算算定されて除去補正され、
装置のガタつき及び装置の熱変形に起因して発生する計
測誤差成分が一挙に取り除かれる。
の運転中において、ロール面変位検出センサー及びサポ
ートフレーム温度検出センサーから制御装置へ、それぞ
れ検出信号が伝達された時、３点計測式ロール面変位検
出センサーから入力するロール面変位検出信号により同
一計測点を重複計測して得られた計測値相互の差から誤
差を分離計算し、この誤差を除去補正することにより、
研削機取付架台のオシレート移動機構やサポートフレー
ムのガタ及びロール振動に起因する誤差成分が演算算定
され除去補正され、同時にサポートフレーム温度検出セ
ンサーから入力する検出信号によりガイド部材部の熱変
形に起因する誤差成分が演算算定されて除去補正され、
装置のガタつき及び装置の熱変形に起因して発生する計
測誤差成分が一挙に取り除かれる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明を図１〜図３に示す実施例につ
いて詳細に説明する。なお、図１及び図３中において、
従来装置と同一の要素は、図４と同一の符号で示し重複
する説明を省略する。
いて詳細に説明する。なお、図１及び図３中において、
従来装置と同一の要素は、図４と同一の符号で示し重複
する説明を省略する。
【００１３】図１は本発明の実施例に係るロールプロフ
ィール測定装置の構成を示す概略平面図である。図にお
いて、取付架台１、ロール２、サポートフレーム３、オ
シレート駆動装置４及びロール面変位検出センサーａ〜
ｊは、図４の従来装置と同様の構成を使用する。
ィール測定装置の構成を示す概略平面図である。図にお
いて、取付架台１、ロール２、サポートフレーム３、オ
シレート駆動装置４及びロール面変位検出センサーａ〜
ｊは、図４の従来装置と同様の構成を使用する。
【００１４】１１ａ〜１１ｂは、サポートフレーム３上
のガイド部材３ａと近い高さ位置でサポートフレーム３
の少なくとも中央部の前面と後面に対称に設けたサポー
トフレーム３前後面の温度検出センサーである。
のガイド部材３ａと近い高さ位置でサポートフレーム３
の少なくとも中央部の前面と後面に対称に設けたサポー
トフレーム３前後面の温度検出センサーである。
【００１５】即ち、温度検出センサー１１ａ〜１１ｂ
は、少なくともサポートフレーム３上の中央位置１箇所
を基準点として、この位置でサポートフレーム３前後面
の温度を検出するように設ける。なお、この温度検出セ
ンサーは、上記温度検出センサー１１ａ〜１１ｂとロー
ル軸方向の間隔をおいて１箇所以上の複数箇所を基準点
として設けても良い。
は、少なくともサポートフレーム３上の中央位置１箇所
を基準点として、この位置でサポートフレーム３前後面
の温度を検出するように設ける。なお、この温度検出セ
ンサーは、上記温度検出センサー１１ａ〜１１ｂとロー
ル軸方向の間隔をおいて１箇所以上の複数箇所を基準点
として設けても良い。
【００１６】また、１４は上記各ロール面変位検出セン
サーａ〜ｊ及び温度検出センサー１１ａ〜１１ｂから検
出信号を受け入れるように接続された制御装置である。
サーａ〜ｊ及び温度検出センサー１１ａ〜１１ｂから検
出信号を受け入れるように接続された制御装置である。
【００１７】図２は前記制御装置１４の構成の実施例を
示している。制御装置１４は、各ロール面変位検出セン
サーａ〜ｊから検出信号を受け、その内の３点計測式ロ
ール面変位検出センサーａ〜ｃ及びｈ〜ｊの重複点検出
信号データから計測値相互の差を基に架台やセンサー部
等の変動に起因する誤差成分を分離計算する計算部１４
ａと、温度検出センサー１１ａ〜１１ｂからの検出信号
を基にサポートフレーム３本体及びガイド部材３ａの熱
変形に起因する誤差成分を分離計算する計算部１４ｂ
と、両計算部１４ａ〜１４ｂからの出力を受けロール面
変位検出センサーａ〜ｊの検出値から前記２つの誤差成
分を除去補正する計算部１４ｃと、補正されたセンサー
ａ〜ｊの検出値の表示部１４ｄと、前記補正されたセン
サーａ〜ｊの検出値を基にオンラインで各研削機５〜１
０を制御する研削機制御部１４ｅとで構成している。
示している。制御装置１４は、各ロール面変位検出セン
サーａ〜ｊから検出信号を受け、その内の３点計測式ロ
ール面変位検出センサーａ〜ｃ及びｈ〜ｊの重複点検出
信号データから計測値相互の差を基に架台やセンサー部
等の変動に起因する誤差成分を分離計算する計算部１４
ａと、温度検出センサー１１ａ〜１１ｂからの検出信号
を基にサポートフレーム３本体及びガイド部材３ａの熱
変形に起因する誤差成分を分離計算する計算部１４ｂ
と、両計算部１４ａ〜１４ｂからの出力を受けロール面
変位検出センサーａ〜ｊの検出値から前記２つの誤差成
分を除去補正する計算部１４ｃと、補正されたセンサー
ａ〜ｊの検出値の表示部１４ｄと、前記補正されたセン
サーａ〜ｊの検出値を基にオンラインで各研削機５〜１
０を制御する研削機制御部１４ｅとで構成している。
【００１８】上記計算部１４ａによるロール面変位の３
点計測式検出による誤差成分の分離検出は、特願昭６２
−２１８３６３等によって従来既に知られているから、
ここでは説明を省略する。
点計測式検出による誤差成分の分離検出は、特願昭６２
−２１８３６３等によって従来既に知られているから、
ここでは説明を省略する。
【００１９】計算部１４ｂで行なうサポートフーム３側
の熱変形に起因する誤差成分の計算の一例を図３に示
す。
の熱変形に起因する誤差成分の計算の一例を図３に示
す。
【００２０】図３において、Ｈはサポートフレーム３の
温度検出センサー設置点（例えばセンサ１１ａから１１
ｂまで）の幅、Ｌは熱変形時のサポートフレーム３の短
辺側の直線長さ、Ｔはセンサー１１ａ〜１１ｂで検出さ
れたサポートフレーム３の前側と後側間の温度分布、Δ
Ｔは前側と後側の温度差、δはサポートフレーム３の前
側の前記温度差による撓み量である。
温度検出センサー設置点（例えばセンサ１１ａから１１
ｂまで）の幅、Ｌは熱変形時のサポートフレーム３の短
辺側の直線長さ、Ｔはセンサー１１ａ〜１１ｂで検出さ
れたサポートフレーム３の前側と後側間の温度分布、Δ
Ｔは前側と後側の温度差、δはサポートフレーム３の前
側の前記温度差による撓み量である。
【００２１】サポートフレーム３の温度差による撓みδ
は、一般に次の式で表わされる。 ｙ＝ａｘ2 （但し、ｙ＝δ、ｘ＝Ｌ／２）・・・・・
は、一般に次の式で表わされる。 ｙ＝ａｘ2 （但し、ｙ＝δ、ｘ＝Ｌ／２）・・・・・
【００２２】また、この時のガイド部材３ａの傾き量２
ａは、次の式で表わすことができる。 ｙ′＝２ａｘ→２ａ＝２．４０×１０-8×ΔＴ・・・・
ａは、次の式で表わすことができる。 ｙ′＝２ａｘ→２ａ＝２．４０×１０-8×ΔＴ・・・・
【００２３】即ち、計算部１４ｂでは、上記計算式によ
る計算を基に、各ロール面変位検出センサーａ〜ｊ位置
毎の熱変形に起因する誤差成分を計算し、補正計算部１
４ｃへ伝える。
る計算を基に、各ロール面変位検出センサーａ〜ｊ位置
毎の熱変形に起因する誤差成分を計算し、補正計算部１
４ｃへ伝える。
【００２４】補正計算部１４ｃは、誤差成分計算部１４
ａ、１４ｂから伝わる数値により、各ロール面変位検出
センサーａ〜ｊの検出値から両方の誤差成分を除去し、
補正された検出値を表示部１４ｄ及び研削機制御部１４
ｅへ伝え、この研削機制御部１４ｅの指示により各研削
機５〜１０により適正なロールのオンライン研削が行な
われる。
ａ、１４ｂから伝わる数値により、各ロール面変位検出
センサーａ〜ｊの検出値から両方の誤差成分を除去し、
補正された検出値を表示部１４ｄ及び研削機制御部１４
ｅへ伝え、この研削機制御部１４ｅの指示により各研削
機５〜１０により適正なロールのオンライン研削が行な
われる。
【００２５】従って、上述した装置によれば、研削機取
付架台１やサポートフレーム３の振動、オシレート移動
機構のガタによる変動やロール振動に起因する誤差成分
と、サポートフレーム３の熱変形に起因する誤差成分と
の両方を同時にオンライン下で検出し、補正できるよう
になり、ロール２のオンライン研削の精度を高め、圧延
の品質を高められる。
付架台１やサポートフレーム３の振動、オシレート移動
機構のガタによる変動やロール振動に起因する誤差成分
と、サポートフレーム３の熱変形に起因する誤差成分と
の両方を同時にオンライン下で検出し、補正できるよう
になり、ロール２のオンライン研削の精度を高め、圧延
の品質を高められる。
【００２６】以上本発明の一実施例につき縷々説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく本発明
技術思想の範囲内において種々設計変更が可能であり、
それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく本発明
技術思想の範囲内において種々設計変更が可能であり、
それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明のロールプロ
フィール測定装置は、ロール沿いに固定設置されたサポ
ートフレーム上にロール軸と平行に設けた軌条等のガイ
ド部材と、同ガイド部材に係合して駆動手段によりロー
ル軸方向へ往復移動可能に設けたロール面変位検出セン
サー取付架台と、同取付架台上にロール軸方向に間隔を
おいて複数の３点計測式ロール面変位検出センサーを備
えるとともに、前記ガイド部材に近い高さ位置において
サポートフレームの少なくとも中央１箇所位置を基準点
としサポートフレームの前面及び後面に設けたサポート
フレーム温度検出センサーと、前記各ロール面変位検出
センサー及び温度検出センサーからの検出信号により前
記取付架台とロール面変位検出センサー等の変動やロー
ル振動に起因する誤差成分及びサポートフレームの熱変
形に起因する誤差成分を算定し、ロール面変位検出セン
サーの検出値を補正して出力する制御装置を具えたこと
によって、オンラインでの高精度のロールプロフィール
測定を可能にし、又それによってオンラインロール研削
の精度を高め圧延の品質を向上させる効果を奏すること
ができる。
フィール測定装置は、ロール沿いに固定設置されたサポ
ートフレーム上にロール軸と平行に設けた軌条等のガイ
ド部材と、同ガイド部材に係合して駆動手段によりロー
ル軸方向へ往復移動可能に設けたロール面変位検出セン
サー取付架台と、同取付架台上にロール軸方向に間隔を
おいて複数の３点計測式ロール面変位検出センサーを備
えるとともに、前記ガイド部材に近い高さ位置において
サポートフレームの少なくとも中央１箇所位置を基準点
としサポートフレームの前面及び後面に設けたサポート
フレーム温度検出センサーと、前記各ロール面変位検出
センサー及び温度検出センサーからの検出信号により前
記取付架台とロール面変位検出センサー等の変動やロー
ル振動に起因する誤差成分及びサポートフレームの熱変
形に起因する誤差成分を算定し、ロール面変位検出セン
サーの検出値を補正して出力する制御装置を具えたこと
によって、オンラインでの高精度のロールプロフィール
測定を可能にし、又それによってオンラインロール研削
の精度を高め圧延の品質を向上させる効果を奏すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例に係るロールプロフィール測
定装置の平面図である。
定装置の平面図である。
【図２】図１の制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図３】図２における熱変形に起因する誤差成分計算の
概要の説明図である。
概要の説明図である。
【図４】従来の３点計測式ロールプロフィール測定装置
の平面図である。
の平面図である。
１ 研削機取付架台 １ａ アーム形摺動部 ２ ロール ３ サポートフレーム ３ａ ガイド部材 ４ オシレート駆動装置 ５〜１０ 回転研削機 ａ〜ｊ ３点計測式ロール面変位検出センサー １１ａ，１１ｂ 温度検出センサー １４ 制御装置 １４ａ 架台等の変動に起因する誤差成分計算部 １４ｂ 熱変形に起因する誤差成分計算部 １４ｃ センサーａ〜ｊの検出値の補正計算部 １４ｄ 表示部 １４ｅ 研削機制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島筒 博章 広島市西区観音新町四丁目６番22号 三菱 重工業株株会社広島研究所内 (72)発明者 木村 伸作 広島市西区観音新町四丁目６番22号 三菱 重工業株株会社広島製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】 ロール沿いに固定設置されたサポートフ
レーム上にロール軸と平行に設けた軌条等のガイド部材
と、同ガイド部材に係合して駆動手段によりロール軸方
向へ往復移動可能に設けたロール面変位検出センサー取
付架台と、同取付架台上にロール軸方向に間隔をおいて
複数の３点計測式ロール面変位検出センサーを備えると
ともに、前記ガイド部材に近い高さにおいてサポートフ
レームの少なくとも中央位置１箇所を基準点としサポー
トフレームの前面及び後面に設けた温度検出センサー
と、前記各ロール面変位検出センサー及び温度検出セン
サーからの検出信号により前記取付架台とロール面変位
検出センサーの変動に起因する誤差成分及びサポートフ
レームの熱変形に起因する誤差成分を算定し、ロール面
変位検出センサーの検出値を補正して出力する制御装置
を具えたことを特徴とするロールプロフィール測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6039361A JPH07229733A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ロールプロフィール測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6039361A JPH07229733A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ロールプロフィール測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07229733A true JPH07229733A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12550935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6039361A Pending JPH07229733A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ロールプロフィール測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07229733A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002039057A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | Toto Ltd. | Dispositif portatif de mesure de la forme d'une surface |
| KR100514328B1 (ko) * | 2002-06-21 | 2005-09-13 | 주식회사 포스코 | 롤 프로파일미터 및 수평도 측정장치 |
| WO2011107660A1 (en) * | 2010-03-03 | 2011-09-09 | Pyynikki Engineering Oy | Method and arrangement for determining the profile of a roll surface and for controlling grinding |
| JP2012137498A (ja) * | 2004-12-16 | 2012-07-19 | Werth Messtechnik Gmbh | 座標測定装置ならびに座標測定装置を用いて加工物の幾何形状を測定する方法 |
| US8711365B2 (en) | 2004-12-16 | 2014-04-29 | Werth Messtechnik Gmbh | Coordinate measuring device and method for measuring with a coordinate measuring device |
| KR20150032026A (ko) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 한국전력공사 | 열팽창측정장치 및 열팽창측정방법 |
| JP2016036832A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 新日鐵住金株式会社 | 圧延ロールの計測装置および圧延ロールの研削方法 |
| WO2019111448A1 (ja) | 2017-12-04 | 2019-06-13 | 日本製鉄株式会社 | 表面追従ノズル、移動物体表面の観察装置、及び移動物体表面の観察方法 |
| CN114061525A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-02-18 | 燕山大学 | 一种考虑轧辊摆动的在线辊形检测误差分离方法 |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP6039361A patent/JPH07229733A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002039057A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | Toto Ltd. | Dispositif portatif de mesure de la forme d'une surface |
| US6442857B1 (en) | 2000-11-10 | 2002-09-03 | Toto Ltd. | Portable surface inspector |
| KR100514328B1 (ko) * | 2002-06-21 | 2005-09-13 | 주식회사 포스코 | 롤 프로파일미터 및 수평도 측정장치 |
| JP2012137498A (ja) * | 2004-12-16 | 2012-07-19 | Werth Messtechnik Gmbh | 座標測定装置ならびに座標測定装置を用いて加工物の幾何形状を測定する方法 |
| US8711365B2 (en) | 2004-12-16 | 2014-04-29 | Werth Messtechnik Gmbh | Coordinate measuring device and method for measuring with a coordinate measuring device |
| WO2011107660A1 (en) * | 2010-03-03 | 2011-09-09 | Pyynikki Engineering Oy | Method and arrangement for determining the profile of a roll surface and for controlling grinding |
| KR20150032026A (ko) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 한국전력공사 | 열팽창측정장치 및 열팽창측정방법 |
| JP2016036832A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 新日鐵住金株式会社 | 圧延ロールの計測装置および圧延ロールの研削方法 |
| WO2019111448A1 (ja) | 2017-12-04 | 2019-06-13 | 日本製鉄株式会社 | 表面追従ノズル、移動物体表面の観察装置、及び移動物体表面の観察方法 |
| KR20200100650A (ko) | 2017-12-04 | 2020-08-26 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 표면 추종 노즐, 이동 물체 표면의 관찰 장치 및 이동 물체 표면의 관찰 방법 |
| US11578970B2 (en) | 2017-12-04 | 2023-02-14 | Nippon Steel Corporation | Surface following nozzle, observation device for moving object surface, and observation method for moving object surface |
| CN114061525A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-02-18 | 燕山大学 | 一种考虑轧辊摆动的在线辊形检测误差分离方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0309740B1 (en) | Method for measuring roll profile and apparatus therefor | |
| US7036232B2 (en) | Apparatus for monitoring the rails of a railway or tramway line | |
| US5371975A (en) | Process and device for machine-working or rolls and similar workpieces | |
| JPH0433365B2 (ja) | ||
| JPH07229733A (ja) | ロールプロフィール測定装置 | |
| JP3055279B2 (ja) | 圧延ロールのオンラインプロフィル測定法および装置 | |
| JP2837219B2 (ja) | ロールプロファイルの測定方法および装置 | |
| JP3701449B2 (ja) | ロール計測方法およびその装置 | |
| JPH11101628A (ja) | ロールプロフィル測定装置 | |
| JP3876758B2 (ja) | Ｈ形鋼の熱間寸法・形状測定装置 | |
| JPH0410969B2 (ja) | ||
| JP3310748B2 (ja) | 平面形状測定装置及びこの装置を用いた平面形状測定方法 | |
| US5918493A (en) | Sensor support | |
| JP2882560B2 (ja) | 形鋼の寸法測定方法 | |
| JPH10307008A (ja) | 厚さ計 | |
| JPH0556804B2 (ja) | ||
| JPS60127011A (ja) | 圧延機のロ−ル研削装置 | |
| JPH04266423A (ja) | 圧延機のロールギャップ測定方法および装置 | |
| JPH0587550A (ja) | 仕上スタンド間のセンサ台車 | |
| JP3015716B2 (ja) | 鋳造ロールアライメント監視方法 | |
| WO2024042315A1 (en) | Thermal distortion in machine tools | |
| JP2817854B2 (ja) | 圧接ローラのニップ幅の測定方法及び装置 | |
| JP3098868B2 (ja) | オンラインロールグラインダーを備えた圧延機 | |
| JPS6118805A (ja) | オンラインロ−ルプロフイル計測方法 | |
| JPH0330442B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000725 |