JPH07229193A - 真空式下水道の伏越 - Google Patents
真空式下水道の伏越Info
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- JPH07229193A JPH07229193A JP2096494A JP2096494A JPH07229193A JP H07229193 A JPH07229193 A JP H07229193A JP 2096494 A JP2096494 A JP 2096494A JP 2096494 A JP2096494 A JP 2096494A JP H07229193 A JPH07229193 A JP H07229193A
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Abstract
ぐり上流側真空下水管52と下流側真空下水管53とを
接続する通水管54と、河川44の上側を跨ぎ上流側真
空下水管52と下流側真空下水管53とを接続する通気
管55とを備えてなる。下流側真空下水管53に気液分
離器61が上方に向って立設され、通気管55がこの気
液分離器61の上部に接続されている。 【効果】 下流側真空下水管内で逆流が生じても、通気
管内へ水が侵入することが防止される。このため、通気
管の通気圧損の増大が回避され、真空式下水道システム
を円滑に稼働させることができる。
Description
り、特に、下水の逆流に対する対策を講じた真空式下水
道の伏越に関する。
空(完全な真空ではなく、減圧状態を指称する。)に
し、大気との圧力差を利用して汚水を収集するシステム
である。
構成例を示す。
水は流入管8により真空弁ユニット10(10A,10
B,10C,10D,10E…)に流入する。この真空
弁ユニット10からは真空下水管14を経て真空ステー
ション16へ送られ、圧送ポンプ18から圧送管20を
経て下水処理施設へ送られる。
ンプ22により受槽24内の汚水をエジェクタ26に供
給し、これにより真空下水管14を真空引きし、汚水を
真空ステーション16に集めている。
れている上り勾配のエアリフト部であり、汚水をエアリ
フトする。このように、真空引きとエアリフト作用とを
併せることにより、長距離であっても汚水が安定して送
られる。この真空式汚水道システムでは、自然流下式下
水道のような連続した下り勾配が不要である。
ーション16とを中継するためのものであり、第6〜8
図にも示す通り、流入管8から汚水が流入する槽体28
と、該槽体28内の汚水を吸入して真空下水管14に送
るための吸入管30と、該吸入管30に設けられた真空
弁32と、該真空弁32を作動させるコントローラ34
等を備えている。これら吸入管30、真空弁32、コン
トローラ34及びチューブ31、圧力伝達管36、エア
パイプ38により真空弁装置が構成されている。この真
空弁32は、真空下水道14内の負圧を駆動動力源とす
るものである。エアパイプ38は吸入管30の下部に接
続されている。
入すると、槽体28内の水位が次第に上昇する。そし
て、この水位上昇に伴って圧力伝達管36内に閉じ込め
られた空気圧が上昇し、この空気圧が閾値を超えるとコ
ントローラ34に設けられているダイヤフラムアクチベ
ータが開弁され、真空下水管14内の負圧が真空チュー
ブ31を介して真空弁32に伝達される。これにより、
真空弁32が開弁し、槽体28内の汚水は吸入管30か
ら真空下水管14に吸い出される。この際、エアパイプ
38から吸入管30の下部に空気が吸い込まれる。これ
により、吸入管30内の水はエアリフト作用によって吸
入管30内をスムーズに上昇する。
8図の如く槽体28内の水位が圧力伝達管36の下端よ
りも低くなると、該圧力伝達管36内の圧が下がり、真
空弁32が閉弁する。
て、真空下水管路に登り勾配がある場合、その勾配にお
ける揚程は、真空ステーションで発生した真空度を消費
し、真空度の低下要因となり、搬送可能範囲を狭める原
因となる。
14が河川44等の障害物をくぐる場合、くぐり終った
後の登り勾配部分14Aにおいて真空度が消費されてし
まったのでは、搬送可能範囲(下水収集エリア)がそれ
だけ狭まってしまう。
ステーションまでの真空下水管路に傷害物が形成される
場合において、該障害物の下を真空下水管がくぐる場合
の揚程による真空度の低下を防止し、汚水搬送可能範囲
の拡大を図る技術の開発が望まれている。
開平4−258424号公報、同5−156694号公
報等にて、障害物の一側に設けられた上流側真空下水管
と、障害物の他側に設けられた下流側真空下水管とを接
続する真空式下水道の伏越であって、前記障害物の下側
をくぐり上流側真空下水管と下流側真空下水管とを接続
する通水管と、上流側真空下水管と下流側真空下水管と
を接続する通気管と、を備えてなる真空式下水道の伏越
を提案した。
図である。なお、第5図ではこの伏越50が概略的に示
されている。
側をくぐり上流側真空下水管52と下流側真空下水管5
3とを接続する通水管54と、河川44の上側を跨ぎ上
流側真空下水管52と下流側真空下水管53とを接続す
る通気管55とを備えてなる。なお、この上流側真空下
水管52の通気管55の分岐部に気液分離器51が設け
られている。
上流側真空下水管から立ち上げられた大気連通管60に
弁59が設けられている。
4等の障害物をくぐるに際し、上流側真空下水管52内
の下水をそれよりも低位の下流側真空下水管53にサイ
ホンの如くして送水すると共に、下流側真空下水管53
と上流側真空下水管52とを連通する通気管55によ
り、真空ステーション16で発生した負圧を常時、真空
下水管14内に伝えることができる。このため、真空ス
テーション16で発生した負圧が、この障害物をくぐる
際の登り勾配部分14Aにおける揚水のためには消費さ
れず、この負圧が他箇所での揚程に有効に利用される。
流体が気液分離器51により気液分離され、通気管55
には空気等の気体のみが流通され、また、通水管54に
は下水のみが流通される。
架け渡しているが、第10図の如く、通気管55を河川
44の下側をくぐらせた伏越50Aも公知である(特開
平5−202554号公報)。
していくと、通水管内に土砂や固形汚物がたまってく
る。そこで、定期的に弁56を閉、弁59を開とし、通
水管54内の水を強制的に排出する(エアブローする)
通水管洗浄操作(以下、エアブロー操作ということがあ
る。)を行なうことがある。即ち、弁56を閉、弁59
を開とすると、下流側真空下水管53内の負圧がまとも
に通水管54に負荷され、且つ上流側真空下水管52内
は大気に連通された状態になる。このため、通水管54
内の水のほぼ全量が下流側真空下水管53へ急激に吸い
出され、この際、通水管54内の堆積物も一緒に下流側
真空下水管53へ吸い出される。
弁56を開、弁59を閉とし、通常の運転状態に復帰す
る。
システムにおいて、下流側真空下水管53内の圧力の方
が上流側真空下水管52内の圧力よりも高くなる圧力逆
転現象が発生することがある。
の槽体28内に汚水が貯まると、真空弁32が開弁し、
汚水が吸入管30から吸い出される。この際、エアパイ
プ38から空気が吸入管30内に吸い込まれることによ
り、汚水がエアリフト作用によってスムーズに吸入管3
0内を揚水されるのであるが、この空気の吸い込みに伴
って真空下水管14内の圧力が上昇する。
いて、真空弁ユニット10Eが汚水送出作動を行なう
と、真空下水管14E内が大気圧に近い圧力となり、伏
越50の下流側真空下水管53内の圧力が上流側真空下
水管52内の圧力よりも高くなる。
操作)を行なう場合にも、弁59を開放することに伴な
い、上流側真空下水管52内がほぼ大気圧になる。この
結果、この上流側真空下水管52よりもさらに上流に設
置された伏越(図示略)においては、下流側真空下水管
内の圧力が大気圧に近い圧力まで上昇する。
側真空下水管内のリフト部に貯まっていた水が上流へ向
って逆流するようになり、伏越の通気管内にまで水が入
るおそれがある。
のレベルが下流側真空下水管53よりも高位にあるた
め、通気管55内が浸水しても、その後下流側真空下水
管53の負圧が回復することにより、通気管55内の水
は殆どすべて下流側真空下水管53に速やかに吸い出さ
れる。しかしながら、第10図に示した通気管55を河
川44の下に通した伏越では、通気管55が浸水する
と、通気管55内の水は下流側真空下水管53に吸い出
されにくく、一部の水が通気管55内に残留してしま
う。このように通気管55内に水が残ると、通気管55
の通気圧損が相当に上昇してしまう。
式下水道の伏越は、通気管と下流側真空下水管との合流
部に気液分離器を設けたものである。
管内に逆流が生じても、この逆流水が通気管にまで達し
ないように十分な容量又は高さを有するものを設置す
る。通気管は、この気液分離器のなるべく上部に接続す
るのが好ましい。
1において、前記気液分離器に、通気管から下流側真空
下水管へ向う流体の流れのみを許容する逆止弁を設けた
ことを特徴とするものである。
水管内に逆流が生じても、この逆流水が通気管に入るこ
とが防止される。この結果、通気管の通気圧損の上昇が
回避される。
この逆流水が通気管内へ流入することが一層確実に防止
される。
断面図、第2図は気液分離器部分の構成を示す断面図で
ある。
液分離器61が上方に向って立設され、通気管55がこ
の気液分離器61の上部に接続されている。
端が封じられた中空円筒状のドラム62と、該ドラム6
2内の上部に設けられたエリミネータ63よりなる。本
実施例では、帯板状のプレートを多数枚、平行に且つ傾
斜して配設することによりエリミネータ63が構成され
ている。このエリミネータ63よりも上側のドラム側面
から枝管64が突設され、通気管55がこの枝管64に
対しフランジ65を介して接続されている。
検ホール66内に配置されている。この点検ホール66
の側周部はコンクリートや鉄、プラスチックなどの壁体
にて構成されている。
図の伏越50Aと同様であり、同一符号は同一部分を示
している。
は、気液分離器61を設けたことにより、下流側真空下
水管53で水の逆流が生じても、通気管55内に水が入
り込むことが防止される。従って、通気管55内に水が
残留してその通気圧損が増大することが防止される。
器61Aの上部の断面図であり、前記枝管64の入口部
分に逆止弁67が設けられている。この逆止弁67は、
枝管64からドラム62内に向う流れのみを許容し、そ
れと逆方向の流れを阻止するものである。
下流側真空下水管53から通気管55への水の侵入が一
層確実に防止される。なお、大気圧が通気管55を介し
て上流側真空下水管へ伝播することも防止される。
に配設されているが、第9図の如く通気管55が障害物
の上側に配設した場合にも本発明を適用できることは明
らかである。
流側真空下水管内で逆流が生じても、通気管内へ水が侵
入することが防止される。このため、通気管の通気圧損
の増大が回避され、真空式下水道システムを円滑に稼働
させることができる。
この逆流水が通気管内へ流入することが一層確実に防止
される。
る。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 障害物の一側に設けられた上流側真空下
水管と、障害物の他側に設けられた下流側真空下水管と
を接続する真空式下水道の伏越であって、 前記障害物の下側をくぐり該上流側真空下水管と下流側
真空下水管とを接続する通水管と、 該上流側真空下水管と下流側真空下水管とを接続する通
気管と、を備えてなる真空式下水道の伏越において、 該下流側真空下水管の該通気管との合流部に気液分離器
を設け、該通気管を該気液分離器に接続したことを特徴
とする真空式下水道の伏越。 - 【請求項2】 請求項1において、前記気液分離器に、
通気管から下流側真空下水管へ向う流体の流れのみを許
容する逆止弁を設けたことを特徴とする真空式下水道の
伏越。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02096494A JP3385700B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 真空式下水道の伏越 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH07229193A true JPH07229193A (ja) | 1995-08-29 |
JP3385700B2 JP3385700B2 (ja) | 2003-03-10 |
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1994
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