JPH08120753A - 真空式汚水集排水装置と真空式下水道 - Google Patents
真空式汚水集排水装置と真空式下水道Info
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- JPH08120753A JPH08120753A JP28410494A JP28410494A JPH08120753A JP H08120753 A JPH08120753 A JP H08120753A JP 28410494 A JP28410494 A JP 28410494A JP 28410494 A JP28410494 A JP 28410494A JP H08120753 A JPH08120753 A JP H08120753A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、汚水を溜めるタンク内へ吸
入と排出を交互に行うルーツ式多段真空ポンプを採用
し、汚水中に野菜屑等が混在していても支障なく安定し
て機能するように構成して、従来の不具合を解消するも
のである。 【構成】 真空下水管Ｔが接続される吸入口２と、浄
化処理場Ｂに連通する圧送管４が接続される排出口３と
を備えた汚水Ｗを溜めるタンク１を設け、前記吸入口２
に第１チェック弁５を、排出口３に第２チェック弁６を
夫々設け、前記タンク１に真空下水管Ｔ内の汚水Ｗを吸
引する真空ポンプＰを設け、該真空ポンプＰを正転と逆
転の自動運転作動によってタンク１内へ吸入と排出を交
互に行うルーツ式多段真空ポンプとした真空式汚水集排
水装置。 家庭等から排出される汚水Ｗが流入するマンホール装
置Ｃと、前記真空式汚水集排水装置Ａと、前記マンホー
ル装置Ｃと真空式汚水集排水装置Ａとを接続する真空下
水管Ｔとを備えた真空式下水道。
入と排出を交互に行うルーツ式多段真空ポンプを採用
し、汚水中に野菜屑等が混在していても支障なく安定し
て機能するように構成して、従来の不具合を解消するも
のである。 【構成】 真空下水管Ｔが接続される吸入口２と、浄
化処理場Ｂに連通する圧送管４が接続される排出口３と
を備えた汚水Ｗを溜めるタンク１を設け、前記吸入口２
に第１チェック弁５を、排出口３に第２チェック弁６を
夫々設け、前記タンク１に真空下水管Ｔ内の汚水Ｗを吸
引する真空ポンプＰを設け、該真空ポンプＰを正転と逆
転の自動運転作動によってタンク１内へ吸入と排出を交
互に行うルーツ式多段真空ポンプとした真空式汚水集排
水装置。 家庭等から排出される汚水Ｗが流入するマンホール装
置Ｃと、前記真空式汚水集排水装置Ａと、前記マンホー
ル装置Ｃと真空式汚水集排水装置Ａとを接続する真空下
水管Ｔとを備えた真空式下水道。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地方市町村や山村集落
などの排水処理における真空式汚水集排水装置と真空式
下水道に関するものである。
などの排水処理における真空式汚水集排水装置と真空式
下水道に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】下水道の整備が急務とされる地方市町村
や山村集落などでは、居住密度の低さや下水管敷設工事
の困難なことから、自然流下式下水道によれば管きょの
工事費が割高になる傾向がある。最近では、下水管内を
真空（負圧状態）にし大気圧との圧力差を利用して汚水
を集水する形式の真空式下水道が、特開平４−２５８４
２７号公報等で提案されている。従来の真空式下水道に
よれば、家庭等から排出される生活汚水は、自然流下で
真空弁付汚水ますに流入し、該汚水ますでは汚水の液位
が増すとこれを検知して真空弁の弁が開き、汚水は真空
弁付汚水ますから真空下水管を経て真空式汚水集排水装
置に送られる。汚水はタンク内に所定量溜まると、圧送
ポンプから圧送管を経て浄化処理場に送られるというも
のである。
や山村集落などでは、居住密度の低さや下水管敷設工事
の困難なことから、自然流下式下水道によれば管きょの
工事費が割高になる傾向がある。最近では、下水管内を
真空（負圧状態）にし大気圧との圧力差を利用して汚水
を集水する形式の真空式下水道が、特開平４−２５８４
２７号公報等で提案されている。従来の真空式下水道に
よれば、家庭等から排出される生活汚水は、自然流下で
真空弁付汚水ますに流入し、該汚水ますでは汚水の液位
が増すとこれを検知して真空弁の弁が開き、汚水は真空
弁付汚水ますから真空下水管を経て真空式汚水集排水装
置に送られる。汚水はタンク内に所定量溜まると、圧送
ポンプから圧送管を経て浄化処理場に送られるというも
のである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記真空式
下水道における真空式汚水集排水装置は、タンクに真空
下水管内の汚水を吸引するために水封式真空ポンプを設
置し、他に浄化処理場に連通する圧送管が接続される排
出口側に、ブレードレスポンプ等の圧送ポンプを備えて
いる。家庭等から排出される生活汚水中には、ビニール
袋、ゴムひも、金属片や野菜屑等が混在していることが
あり、また、タンクの底部には汚泥が沈殿しており、そ
の汚水が汚泥と共に圧送ポンプに吸入された場合には、
該ポンプは、その可動部分に前記混在物を噛み込んで回
転不良を起こしたり、内部機構を損傷する虞れがある。
加えて、この排水装置には、水封式真空ポンプと圧送ポ
ンプの２台が必要であって、予備ポンプも常備すること
からコストが高くつき、保守点検作業も容易ではなかっ
た。
下水道における真空式汚水集排水装置は、タンクに真空
下水管内の汚水を吸引するために水封式真空ポンプを設
置し、他に浄化処理場に連通する圧送管が接続される排
出口側に、ブレードレスポンプ等の圧送ポンプを備えて
いる。家庭等から排出される生活汚水中には、ビニール
袋、ゴムひも、金属片や野菜屑等が混在していることが
あり、また、タンクの底部には汚泥が沈殿しており、そ
の汚水が汚泥と共に圧送ポンプに吸入された場合には、
該ポンプは、その可動部分に前記混在物を噛み込んで回
転不良を起こしたり、内部機構を損傷する虞れがある。
加えて、この排水装置には、水封式真空ポンプと圧送ポ
ンプの２台が必要であって、予備ポンプも常備すること
からコストが高くつき、保守点検作業も容易ではなかっ
た。
【０００４】また、真空式下水道における真空弁付汚水
ますの真空弁は、汚水が通過する管内が細くて開閉弁が
小型であることから、前記同様に混在物を含む汚水によ
って作動不良を生じたり、開閉弁や弁座部分を損傷し易
いものである。
ますの真空弁は、汚水が通過する管内が細くて開閉弁が
小型であることから、前記同様に混在物を含む汚水によ
って作動不良を生じたり、開閉弁や弁座部分を損傷し易
いものである。
【０００５】よって、本発明の目的は、汚水を溜めるタ
ンク内へ吸入と排出を交互に行うルーツ式多段真空ポン
プを採用して従来の圧送ポンプを不要とし、汚水中に、
ビニール袋、金属片や野菜屑等が混在していても支障な
く安定して機能するように構成して、従来の不具合を解
消するものである。また、他の目的は、真空弁付汚水ま
すの真空弁に代えてフロート弁を採用して、前記目的同
様に混在物を含む汚水であっても支障なく安定して機能
する真空式下水道を提案することにある。
ンク内へ吸入と排出を交互に行うルーツ式多段真空ポン
プを採用して従来の圧送ポンプを不要とし、汚水中に、
ビニール袋、金属片や野菜屑等が混在していても支障な
く安定して機能するように構成して、従来の不具合を解
消するものである。また、他の目的は、真空弁付汚水ま
すの真空弁に代えてフロート弁を採用して、前記目的同
様に混在物を含む汚水であっても支障なく安定して機能
する真空式下水道を提案することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、真空
下水管が接続される吸入口と、浄化処理場に連通する圧
送管が接続される排出口とを備えた汚水を溜めるタンク
を設け、該タンクに真空下水管内の汚水を吸引する真空
ポンプを設けた真空式汚水集排水装置において、前記吸
入口に第１チェック弁を、排出口に第２チェック弁を夫
々設け、前記真空ポンプは正転と逆転の自動運転作動に
よってタンク内へ吸入と排出を交互に行うルーツ式多段
真空ポンプとしたことを特徴とするものである。
下水管が接続される吸入口と、浄化処理場に連通する圧
送管が接続される排出口とを備えた汚水を溜めるタンク
を設け、該タンクに真空下水管内の汚水を吸引する真空
ポンプを設けた真空式汚水集排水装置において、前記吸
入口に第１チェック弁を、排出口に第２チェック弁を夫
々設け、前記真空ポンプは正転と逆転の自動運転作動に
よってタンク内へ吸入と排出を交互に行うルーツ式多段
真空ポンプとしたことを特徴とするものである。
【０００７】請求項２の発明は、家庭等から排出され
る汚水が流入するマンホール装置と、真空下水管が接
続される吸入口と、浄化処理場に連通する圧送管が接続
される排出口とを備えた汚水を溜めるタンクを設け、前
記吸入口に第１チェック弁を、排出口に第２チェック弁
を夫々設け、前記タンクに真空下水管内の汚水を吸引す
る真空ポンプを設け、該真空ポンプを正転と逆転の自動
運転作動によってタンク内へ吸入と排出を交互に行うル
ーツ式多段真空ポンプとした真空式汚水集排水装置と、
前記マンホール装置と真空式汚水集排水装置とを接続
する真空下水管とを備えたことを特徴とするものであ
る。
る汚水が流入するマンホール装置と、真空下水管が接
続される吸入口と、浄化処理場に連通する圧送管が接続
される排出口とを備えた汚水を溜めるタンクを設け、前
記吸入口に第１チェック弁を、排出口に第２チェック弁
を夫々設け、前記タンクに真空下水管内の汚水を吸引す
る真空ポンプを設け、該真空ポンプを正転と逆転の自動
運転作動によってタンク内へ吸入と排出を交互に行うル
ーツ式多段真空ポンプとした真空式汚水集排水装置と、
前記マンホール装置と真空式汚水集排水装置とを接続
する真空下水管とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【０００８】請求項３の発明は、請求項２に記載の真空
式下水道において、前記マンホール装置内に、汚水の水
位上昇による浮力によって開弁するフロート弁を設けた
ことを特徴とするものである。
式下水道において、前記マンホール装置内に、汚水の水
位上昇による浮力によって開弁するフロート弁を設けた
ことを特徴とするものである。
【０００９】請求項４の発明は、請求項３に記載の真空
式下水道において、前記フロート弁には、フロートの表
面若しくは弁座に所定量のマンホール装置内の空気を通
す溝が形成されていることを特徴とするものである。
式下水道において、前記フロート弁には、フロートの表
面若しくは弁座に所定量のマンホール装置内の空気を通
す溝が形成されていることを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】請求項１の真空式汚水集排水装置では、タンク
に設置する真空ポンプをルーツ式多段真空ポンプとして
おり、このルーツ式多段真空ポンプは、正転と逆転の自
動運転作動によってタンク内へ汚水の吸入と排出を交互
に行うものである。具体的には、正転時に約７００mmＨ
gの真空度を発生してタンク内上方の空気が吸引される
と、第１チェック弁が開いて真空下水管内の汚水が、吸
入口からタンク内に流入する。タンク内の汚水の水位が
増して上限に達すると、これが検知され、該真空ポンプ
は自動的に逆転に切替わる。逆転時には、該真空ポンプ
が圧縮ポンプとして機能し、圧縮空気がタンクに吐出さ
れて、該タンク内は１Kg/cm2以上の圧力となる。その圧
力で第１チェック弁が閉じられ、汚水は下方に押しやら
れて第２チェック弁が開かれる。しかして、汚水は排出
口から圧送管を通って浄化処理場まで運ばれる。
に設置する真空ポンプをルーツ式多段真空ポンプとして
おり、このルーツ式多段真空ポンプは、正転と逆転の自
動運転作動によってタンク内へ汚水の吸入と排出を交互
に行うものである。具体的には、正転時に約７００mmＨ
gの真空度を発生してタンク内上方の空気が吸引される
と、第１チェック弁が開いて真空下水管内の汚水が、吸
入口からタンク内に流入する。タンク内の汚水の水位が
増して上限に達すると、これが検知され、該真空ポンプ
は自動的に逆転に切替わる。逆転時には、該真空ポンプ
が圧縮ポンプとして機能し、圧縮空気がタンクに吐出さ
れて、該タンク内は１Kg/cm2以上の圧力となる。その圧
力で第１チェック弁が閉じられ、汚水は下方に押しやら
れて第２チェック弁が開かれる。しかして、汚水は排出
口から圧送管を通って浄化処理場まで運ばれる。
【００１１】家庭等から排出される汚水中には、ビニー
ル袋、ゴムひも、金属片や野菜屑等が混在していること
があり、通常タンクの底部には汚泥が沈殿しているとこ
ろ、前記圧縮空気の作用によって、その汚水は汚泥と共
にタンク外に排出される。従来の圧送ポンプによる汚水
等を排出する構成によると、該ポンプに直接混在物を含
む汚水が吸入されるため、その汚水によって作動不良を
生じたり、開閉弁や弁座部分を損傷することがあった。
しかし、本発明は、該圧送ポンプを省略してルーツ式多
段真空ポンプで発生させる圧縮空気によって汚水をタン
ク外に排出させるものであるため、混在物を含む汚水で
あっても何ら支障なく安定して機能する。
ル袋、ゴムひも、金属片や野菜屑等が混在していること
があり、通常タンクの底部には汚泥が沈殿しているとこ
ろ、前記圧縮空気の作用によって、その汚水は汚泥と共
にタンク外に排出される。従来の圧送ポンプによる汚水
等を排出する構成によると、該ポンプに直接混在物を含
む汚水が吸入されるため、その汚水によって作動不良を
生じたり、開閉弁や弁座部分を損傷することがあった。
しかし、本発明は、該圧送ポンプを省略してルーツ式多
段真空ポンプで発生させる圧縮空気によって汚水をタン
ク外に排出させるものであるため、混在物を含む汚水で
あっても何ら支障なく安定して機能する。
【００１２】請求項２〜４の真空式下水道は、大略して
マンホール装置、真空下水管及び前述の真空式汚水集排
水装置から構成されている。家庭等から排出される生活
汚水は、自然流下により各戸若しくは数戸毎に設置され
たマンホール装置に流入する。このマンホール装置内に
は、汚水の水位上昇による浮力によって開弁するフロー
ト弁を設けている。このフロート弁によれば、水位が増
すとフロートが浮いて弁が開くので、汚水は真空下水管
に吸い込まれる。汚水が排出されるに伴ってフロートは
下降し始め、水位が弁座の近くまで下がるとフロート弁
は閉じられる。このように、マンホール装置では、汚水
の水位レベルの変化に伴って間欠的に排水が行われる。
なお、従来の真空弁付汚水ますの真空弁は、混在物を含
む汚水によって作動不良を生じたり、開閉弁や弁座部分
を損傷し易いものであったが、この発明のフロート弁は
フロートと弁座からなる簡素な構成であって、汚水の通
る管路が広いため混在物を含む汚水であっても支障なく
安定して機能する。
マンホール装置、真空下水管及び前述の真空式汚水集排
水装置から構成されている。家庭等から排出される生活
汚水は、自然流下により各戸若しくは数戸毎に設置され
たマンホール装置に流入する。このマンホール装置内に
は、汚水の水位上昇による浮力によって開弁するフロー
ト弁を設けている。このフロート弁によれば、水位が増
すとフロートが浮いて弁が開くので、汚水は真空下水管
に吸い込まれる。汚水が排出されるに伴ってフロートは
下降し始め、水位が弁座の近くまで下がるとフロート弁
は閉じられる。このように、マンホール装置では、汚水
の水位レベルの変化に伴って間欠的に排水が行われる。
なお、従来の真空弁付汚水ますの真空弁は、混在物を含
む汚水によって作動不良を生じたり、開閉弁や弁座部分
を損傷し易いものであったが、この発明のフロート弁は
フロートと弁座からなる簡素な構成であって、汚水の通
る管路が広いため混在物を含む汚水であっても支障なく
安定して機能する。
【００１３】また、家庭等とマンホール装置とを接続す
る汚水管やマンホール装置内には、汚水の排水が長期間
行われない時に硫化水素等の悪臭が発生し易く、その悪
臭を含む空気が汚水管を通って家庭内に逆流する現象が
起きる。かかる場合、マンホール装置内の前記フロート
弁には、フロートの表面若しくは弁座にマンホール装置
内の微量の空気を通す溝が形成されているため、水位が
弁座の近くまで下がってフロート弁が閉じられていて
も、悪臭を含む空気が真空下水管に吸い込まれるので逆
流現象を防止することができる。
る汚水管やマンホール装置内には、汚水の排水が長期間
行われない時に硫化水素等の悪臭が発生し易く、その悪
臭を含む空気が汚水管を通って家庭内に逆流する現象が
起きる。かかる場合、マンホール装置内の前記フロート
弁には、フロートの表面若しくは弁座にマンホール装置
内の微量の空気を通す溝が形成されているため、水位が
弁座の近くまで下がってフロート弁が閉じられていて
も、悪臭を含む空気が真空下水管に吸い込まれるので逆
流現象を防止することができる。
【００１４】前記マンホール装置と真空式汚水集排水装
置とは、真空下水管で接続されており、該真空式汚水集
排水装置で発生した負圧は真空下水管に常に作用してい
るため、汚水は該真空下水管を経て真空式汚水集排水装
置のタンクに移送される。この真空式汚水集排水装置に
ついては、前述したのでその説明を省く。
置とは、真空下水管で接続されており、該真空式汚水集
排水装置で発生した負圧は真空下水管に常に作用してい
るため、汚水は該真空下水管を経て真空式汚水集排水装
置のタンクに移送される。この真空式汚水集排水装置に
ついては、前述したのでその説明を省く。
【００１５】
【実施例】添付図面は本発明の実施例を示すもので、図
１は真空式汚水集排水装置の縦断側面図、図２は真空式
下水道の概念を示す説明図、図３はマンホール装置の縦
断側面図である。
１は真空式汚水集排水装置の縦断側面図、図２は真空式
下水道の概念を示す説明図、図３はマンホール装置の縦
断側面図である。
【００１６】図１において、Ａは真空式汚水集排水装置
であり、汚水Ｗを溜める定置式のタンク１が設けられ、
該タンク１の上方には真空下水管Ｔが接続される吸入口
２を設け、その下方には浄化処理場Ｂに連通する圧送管
４が接続される排出口３とを備え、前記吸入口２に第１
チェック弁５を、排出口３に第２チェック弁６を夫々設
けている。タンク１の天部１ａに開口７を設けて、該開
口７を開閉するバタフライ式チェック弁８を取り付け
る。Ｐは正転と逆転の自動運転作動によってタンク１内
へ吸入と排出を交互に行なうルーツ式多段真空ポンプで
あり、３段式、モータの出力７.５〜１１Ｋｗのタイプ
では、正転時に真空度は約７００mmＨgに達してタンク
１内上方の空気を吸引し、逆転時には該真空ポンプＰが
圧縮ポンプとして機能し、１Kg/cm2以上の圧力を発生す
る能力を持つ。前記真空ポンプＰの出口９と開口７と
は、配管１０で接続されている。この真空ポンプＰの出
口９近くの配管１０には、真空安全弁１１と圧力安全弁
１２とが設けられている。ルーツ式多段真空ポンプＰを
正転と逆転の自動運転作動を行わせるため、タンク１内
に汚水Ｗの水位Ｌを検知する上限スイッチＳ1と下限ス
イッチＳ2とを設置し、その検出信号は、スイッチリレ
ーボックス１３を介して該ポンプＰを駆動するモータＭ
の制御装置１４に伝えられる。その他、タンク１には、
内部の圧力状態を監視するために真空ゲージ１５、圧力
ゲージ１６が取り付けられている。
であり、汚水Ｗを溜める定置式のタンク１が設けられ、
該タンク１の上方には真空下水管Ｔが接続される吸入口
２を設け、その下方には浄化処理場Ｂに連通する圧送管
４が接続される排出口３とを備え、前記吸入口２に第１
チェック弁５を、排出口３に第２チェック弁６を夫々設
けている。タンク１の天部１ａに開口７を設けて、該開
口７を開閉するバタフライ式チェック弁８を取り付け
る。Ｐは正転と逆転の自動運転作動によってタンク１内
へ吸入と排出を交互に行なうルーツ式多段真空ポンプで
あり、３段式、モータの出力７.５〜１１Ｋｗのタイプ
では、正転時に真空度は約７００mmＨgに達してタンク
１内上方の空気を吸引し、逆転時には該真空ポンプＰが
圧縮ポンプとして機能し、１Kg/cm2以上の圧力を発生す
る能力を持つ。前記真空ポンプＰの出口９と開口７と
は、配管１０で接続されている。この真空ポンプＰの出
口９近くの配管１０には、真空安全弁１１と圧力安全弁
１２とが設けられている。ルーツ式多段真空ポンプＰを
正転と逆転の自動運転作動を行わせるため、タンク１内
に汚水Ｗの水位Ｌを検知する上限スイッチＳ1と下限ス
イッチＳ2とを設置し、その検出信号は、スイッチリレ
ーボックス１３を介して該ポンプＰを駆動するモータＭ
の制御装置１４に伝えられる。その他、タンク１には、
内部の圧力状態を監視するために真空ゲージ１５、圧力
ゲージ１６が取り付けられている。
【００１７】図２は真空式下水道Ｓの概要を示す。図に
おいて、家庭等から排出される汚水Ｗが、自然流下によ
り各戸若しくは数戸毎に設置されたマンホール装置Ｃに
流入するよう配管２０が敷設されている。図３に示すよ
うにマンホール装置Ｃ内には、ます２１の下部に大形の
フロート弁２２が設置され、その弁本体２３の弁座２４
上に、汚水Ｗの水位上昇による浮力によって開弁する球
形フロート２５が載置されている。その球形フロート２
５の表面若しくは弁座２４には、毎分３０ｌ程度のマン
ホール装置Ｃ内の空気を通す溝２６が形成されている。
２７は前記球形フロート２５のガイドである。マンホー
ル装置Ｃの入口２８には、流入弁２９を取り付けて前記
配管２０が接続され、その出口３０には、排出弁３１を
取り付けて前記真空下水管Ｔが接続されている。３２
は、ます２１のキャップである。前記マンホール装置Ｃ
と真空式汚水集排水装置Ａとは、前記真空下水管Ｔによ
り接続されている。また、該真空下水管Ｔが数Ｋｍの長
さに及ぶ場合には、途中に小型の真空式汚水集排水装置
Ａ1を設置すれば、より安定した機能が発揮される。
おいて、家庭等から排出される汚水Ｗが、自然流下によ
り各戸若しくは数戸毎に設置されたマンホール装置Ｃに
流入するよう配管２０が敷設されている。図３に示すよ
うにマンホール装置Ｃ内には、ます２１の下部に大形の
フロート弁２２が設置され、その弁本体２３の弁座２４
上に、汚水Ｗの水位上昇による浮力によって開弁する球
形フロート２５が載置されている。その球形フロート２
５の表面若しくは弁座２４には、毎分３０ｌ程度のマン
ホール装置Ｃ内の空気を通す溝２６が形成されている。
２７は前記球形フロート２５のガイドである。マンホー
ル装置Ｃの入口２８には、流入弁２９を取り付けて前記
配管２０が接続され、その出口３０には、排出弁３１を
取り付けて前記真空下水管Ｔが接続されている。３２
は、ます２１のキャップである。前記マンホール装置Ｃ
と真空式汚水集排水装置Ａとは、前記真空下水管Ｔによ
り接続されている。また、該真空下水管Ｔが数Ｋｍの長
さに及ぶ場合には、途中に小型の真空式汚水集排水装置
Ａ1を設置すれば、より安定した機能が発揮される。
【００１８】しかして、このように構成した真空式下水
道Ｓによれば、家庭等から排出される生活汚水Ｗは、配
管２０内を通って自然流下により各戸若しくは数戸毎に
設置されたマンホール装置Ｃに流入する。このマンホー
ル装置Ｃ内のフロート弁２２により水位Ｌが増すと球形
フロート２５が浮いて該弁２２が開くので、汚水Ｗは真
空下水管Ｔに吸い込まれる。汚水Ｗが排出されるに伴っ
て球形フロート２５は下降し始め、水位Ｌが弁座２４の
近くまで下がると該フロート弁２５は閉じる。このよう
に、マンホール装置Ｃでは、汚水Ｗの水位レベルの変化
に伴って間欠的に排水が行われる。また、マンホール装
置Ｃ内の前記フロート弁２２には、球形フロート２５の
表面若しくは弁座２４にマンホール装置内の微量の空気
を通す溝２６があるため、水位Ｌが弁座２４の近くまで
下がってフロート弁２２が閉じられていても、悪臭を含
む空気は真空下水管Ｔに吸い込まれるので悪臭の逆流現
象は生じない。
道Ｓによれば、家庭等から排出される生活汚水Ｗは、配
管２０内を通って自然流下により各戸若しくは数戸毎に
設置されたマンホール装置Ｃに流入する。このマンホー
ル装置Ｃ内のフロート弁２２により水位Ｌが増すと球形
フロート２５が浮いて該弁２２が開くので、汚水Ｗは真
空下水管Ｔに吸い込まれる。汚水Ｗが排出されるに伴っ
て球形フロート２５は下降し始め、水位Ｌが弁座２４の
近くまで下がると該フロート弁２５は閉じる。このよう
に、マンホール装置Ｃでは、汚水Ｗの水位レベルの変化
に伴って間欠的に排水が行われる。また、マンホール装
置Ｃ内の前記フロート弁２２には、球形フロート２５の
表面若しくは弁座２４にマンホール装置内の微量の空気
を通す溝２６があるため、水位Ｌが弁座２４の近くまで
下がってフロート弁２２が閉じられていても、悪臭を含
む空気は真空下水管Ｔに吸い込まれるので悪臭の逆流現
象は生じない。
【００１９】真空式汚水集排水装置Ａにおいては、正転
時に約７００mmＨgの真空度を発生してタンク１内上方
の空気が吸引されると、第１チェック弁５が開いて真空
下水管Ｔ内の汚水Ｗが、吸入口２からタンク内１に流入
する。タンク１内の汚水Ｗの水位Ｌが増して上限に達す
ると、上限スイッチＳ1によりこれが検知され、該真空
ポンプＰは自動的に逆転に切替わる。逆転時には、該真
空ポンプＰが圧縮ポンプとして機能し、圧縮空気がタン
ク１に吐出されて、該タンク１内は１Kg/cm2以上の圧力
となる。その圧力で第１チェック弁５が閉じられ、汚水
Ｗは下方に押しやられて第２チェック弁６が開かれる。
しかして、汚水Ｗは排出口３から圧送管４を通って浄化
処理場Ｂまで運ばれる。次に、汚水Ｗが排出されて水位
Ｌが減ると、これを下限スイッチＳ2が検知し、該真空
ポンプＰは自動的に正転に切替わって、前述のようにタ
ンク１内の空気を吸引し始める。
時に約７００mmＨgの真空度を発生してタンク１内上方
の空気が吸引されると、第１チェック弁５が開いて真空
下水管Ｔ内の汚水Ｗが、吸入口２からタンク内１に流入
する。タンク１内の汚水Ｗの水位Ｌが増して上限に達す
ると、上限スイッチＳ1によりこれが検知され、該真空
ポンプＰは自動的に逆転に切替わる。逆転時には、該真
空ポンプＰが圧縮ポンプとして機能し、圧縮空気がタン
ク１に吐出されて、該タンク１内は１Kg/cm2以上の圧力
となる。その圧力で第１チェック弁５が閉じられ、汚水
Ｗは下方に押しやられて第２チェック弁６が開かれる。
しかして、汚水Ｗは排出口３から圧送管４を通って浄化
処理場Ｂまで運ばれる。次に、汚水Ｗが排出されて水位
Ｌが減ると、これを下限スイッチＳ2が検知し、該真空
ポンプＰは自動的に正転に切替わって、前述のようにタ
ンク１内の空気を吸引し始める。
【００２０】家庭等から排出される汚水Ｗ中には、ビニ
ール袋、金属片や野菜屑等が混在していることがあり、
通常タンク１の底部には汚泥が沈殿しているところ、前
記圧縮空気の作用によって、その汚水Ｗは汚泥と共にタ
ンク１外に排出される。
ール袋、金属片や野菜屑等が混在していることがあり、
通常タンク１の底部には汚泥が沈殿しているところ、前
記圧縮空気の作用によって、その汚水Ｗは汚泥と共にタ
ンク１外に排出される。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上述した構成・作用になるもの
であり、真空式汚水集排水装置においては、汚水を溜め
るタンク内へ吸入と排出を交互に行うルーツ式多段真空
ポンプを採用することによって従来の圧送ポンプが不要
となり、例え汚水中に金属片や野菜屑等が混在していて
も、内部機構を損傷する虞れはない。このため、設備コ
ストが安価となり、保守点検作業も容易となる。また、
マンホール装置には、従来の真空弁付汚水ますの真空弁
に代えてフロート弁を採用することによって、前記混在
物を含む汚水であっても作動不良を生じたり、開閉弁や
弁座部分を損傷することがない。さらには、マンホール
装置等で発生する悪臭は、フロート弁が閉じられていて
も真空下水管に吸い込まれるので、家庭内に悪臭が逆流
することが防止できて快適な環境が保たれる。従って、
現在注目されている真空式下水道として、下水道の整備
が急務とされる地方市町村や山村集落などでは、格別優
れた機能を発揮しその有用性は大きいものである。
であり、真空式汚水集排水装置においては、汚水を溜め
るタンク内へ吸入と排出を交互に行うルーツ式多段真空
ポンプを採用することによって従来の圧送ポンプが不要
となり、例え汚水中に金属片や野菜屑等が混在していて
も、内部機構を損傷する虞れはない。このため、設備コ
ストが安価となり、保守点検作業も容易となる。また、
マンホール装置には、従来の真空弁付汚水ますの真空弁
に代えてフロート弁を採用することによって、前記混在
物を含む汚水であっても作動不良を生じたり、開閉弁や
弁座部分を損傷することがない。さらには、マンホール
装置等で発生する悪臭は、フロート弁が閉じられていて
も真空下水管に吸い込まれるので、家庭内に悪臭が逆流
することが防止できて快適な環境が保たれる。従って、
現在注目されている真空式下水道として、下水道の整備
が急務とされる地方市町村や山村集落などでは、格別優
れた機能を発揮しその有用性は大きいものである。
【図１】真空式汚水集排水装置の縦断側面図
【図２】真空式下水道の概念を示す説明図
【図３】マンホール装置の縦断側面図
Ａ→真空式汚水集排水装置 Ａ1→真空式汚水集排水装
置 Ｂ→浄化処理場 Ｃ→マンホール装置 Ｌ→水位 Ｍ→モータ Ｐ→ルー
ツ式多段真空ポンプ Ｓ→真空式下水道 Ｓ1→上限スイッチ Ｓ2→下限スイ
ッチ Ｔ→真空下水管 Ｗ→汚水 １→タンク １ａ→天部 ２→吸入口 ３→排出口 ４
→圧送管 ５→第１チェック弁 ６→第２チェック弁 ７→開口 ８→バタフライ式チェック弁 ９→出口 １０→配管
１１→真空安全弁 １２→圧力安全弁 １３→スイッチリレーボックス １
４→制御装置 １５→真空ゲージ １６→圧力ゲージ ２０→配管 ２
１→ます ２２→フロート弁 ２３→弁本体 ２４→弁座 ２５→
球形フロート ２６→溝 ２７→ガイド ２８→入口 ２９→流入弁
３０→出口 ３１→排出弁 ３２→キャップ
置 Ｂ→浄化処理場 Ｃ→マンホール装置 Ｌ→水位 Ｍ→モータ Ｐ→ルー
ツ式多段真空ポンプ Ｓ→真空式下水道 Ｓ1→上限スイッチ Ｓ2→下限スイ
ッチ Ｔ→真空下水管 Ｗ→汚水 １→タンク １ａ→天部 ２→吸入口 ３→排出口 ４
→圧送管 ５→第１チェック弁 ６→第２チェック弁 ７→開口 ８→バタフライ式チェック弁 ９→出口 １０→配管
１１→真空安全弁 １２→圧力安全弁 １３→スイッチリレーボックス １
４→制御装置 １５→真空ゲージ １６→圧力ゲージ ２０→配管 ２
１→ます ２２→フロート弁 ２３→弁本体 ２４→弁座 ２５→
球形フロート ２６→溝 ２７→ガイド ２８→入口 ２９→流入弁
３０→出口 ３１→排出弁 ３２→キャップ
Claims (4)
- 【請求項１】真空下水管が接続される吸入口と、浄化処
理場に連通する圧送管が接続される排出口とを備えた汚
水を溜めるタンクを設け、該タンクに真空下水管内の汚
水を吸引する真空ポンプを設けた真空式汚水集排水装置
において、前記吸入口に第１チェック弁を、排出口に第
２チェック弁を夫々設け、前記真空ポンプは正転と逆転
の自動運転作動によってタンク内へ吸入と排出を交互に
行うルーツ式多段真空ポンプとしたことを特徴とする真
空式汚水集排水装置。 - 【請求項２】家庭等から排出される汚水が流入するマン
ホール装置と、真空下水管が接続される吸入口と、浄化
処理場に連通する圧送管が接続される排出口とを備えた
汚水を溜めるタンクを設け、前記吸入口に第１チェック
弁を、排出口に第２チェック弁を夫々設け、前記タンク
に真空下水管内の汚水を吸引する真空ポンプを設け、該
真空ポンプを正転と逆転の自動運転作動によってタンク
内へ吸入と排出を交互に行うルーツ式多段真空ポンプと
した真空式汚水集排水装置と、前記マンホール装置と真
空式汚水集排水装置とを接続する真空下水管とを備えた
ことを特徴とする真空式下水道。 - 【請求項３】請求項２に記載の真空式下水道において、
前記マンホール装置内に、汚水の水位上昇による浮力に
よって開弁するフロート弁を設けたことを特徴とする真
空式下水道。 - 【請求項４】請求項３に記載の真空式下水道において、
前記フロート弁には、フロートの表面若しくは弁座に所
定量のマンホール装置内の空気を通す溝が形成されてい
ることを特徴とする真空式下水道。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28410494A JP2684526B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 真空式汚水集排水装置と真空式下水道 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28410494A JP2684526B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 真空式汚水集排水装置と真空式下水道 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08120753A true JPH08120753A (ja) | 1996-05-14 |
| JP2684526B2 JP2684526B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=17674260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28410494A Expired - Fee Related JP2684526B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 真空式汚水集排水装置と真空式下水道 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2684526B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002054221A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-02-20 | Evac Internatl Oy | 真空装置を利用した汚水搬送方法と真空装置 |
| JP2009108885A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Tokyo Gas Co Ltd | 管内滞水除去装置及び管内滞水除去工法 |
| CN103982239A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-08-13 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 地下工程积水综合排放系统 |
| EP1967735A4 (en) * | 2005-12-27 | 2015-03-11 | Sekisui Chemical Co Ltd | ONE-STAGE ROOTS VACUUM PUMP AND ONE-STAGE ROOTS VACUUM PUMP INSERTING VACUUM FLUID TRANSPORT SYSTEM |
| CN107543910A (zh) * | 2017-10-13 | 2018-01-05 | 王世美 | 一种污水检测体系 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4105605B2 (ja) | 2003-07-22 | 2008-06-25 | 株式会社荏原製作所 | 真空ステーション及びその運転方法 |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28410494A patent/JP2684526B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002054221A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-02-20 | Evac Internatl Oy | 真空装置を利用した汚水搬送方法と真空装置 |
| SG89402A1 (en) * | 2000-07-10 | 2002-06-18 | Evac Int Oy | Vacuum system |
| EP1967735A4 (en) * | 2005-12-27 | 2015-03-11 | Sekisui Chemical Co Ltd | ONE-STAGE ROOTS VACUUM PUMP AND ONE-STAGE ROOTS VACUUM PUMP INSERTING VACUUM FLUID TRANSPORT SYSTEM |
| JP2009108885A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Tokyo Gas Co Ltd | 管内滞水除去装置及び管内滞水除去工法 |
| CN103982239A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-08-13 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 地下工程积水综合排放系统 |
| CN103982239B (zh) * | 2014-04-24 | 2017-10-03 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 地下工程积水综合排放系统 |
| CN107543910A (zh) * | 2017-10-13 | 2018-01-05 | 王世美 | 一种污水检测体系 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2684526B2 (ja) | 1997-12-03 |
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