JP4302455B2 - 真空ステーション - Google Patents

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JP4302455B2 JP2003276834A JP2003276834A JP4302455B2 JP 4302455 B2 JP4302455 B2 JP 4302455B2 JP 2003276834 A JP2003276834 A JP 2003276834A JP 2003276834 A JP2003276834 A JP 2003276834A JP 4302455 B2 JP4302455 B2 JP 4302455B2
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本発明は、各家庭や工場等から排出される汚水や雨水を大気圧と負圧源との圧力差を利
用して収集する真空式下水道システムに用いられる真空ステーションに関し、特に、汚水
の分散処理に好適な真空ステーションに関する。
従来の真空式下水道システムでは、各家庭や工場等の建物の衛生設備から排出される汚
水は自然流下により真空弁ユニットと称される汚水槽に導かれる。この汚水槽は真空ステ
ーションから伸びる真空下水管に接続されている。汚水槽には、真空ステーションからの
負圧により開放動作する真空弁が設けられており、汚水槽内の汚水が所定量に達すると、
この真空下水管内の負圧により真空弁が開放動作する。真空弁が開放動作すると、真空ス
テーションからの負圧により汚水槽内の汚水が真空下水管を経て真空ステーションに集め
られる。真空ステーションに集められた汚水は、下水処理施設の例えば集中浄化槽で浄化
処理を受けた後、河川等に放流される(例えば、特許文献1参照。)。
真空ステーションには、各汚水槽からの汚水を集水するための集水タンクと、該タンク
に真空下水管を経て各汚水槽からの汚水を吸引し、また集水タンクに集められた汚水を下
水処理施設へ向けて圧送するための圧力装置とが設けられており、このような圧力装置と
して、吸引および吐出の両ポンプ動作が正転および逆転の運転切替えにより切替え可能と
なるルーツ式真空ポンプを用いることが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
このルーツ式真空ポンプを真空ステーションの圧力装置として組み込むことにより、こ
のルーツ式真空ポンプの運転の正逆の切替えによって汚水タンクへの汚水の吸引及び汚水
タンクから下水処理施設へ向けての汚水の圧送が可能になることから、汚水の吸引及び圧
送のためにそれぞれ独立した吸引装置および加圧装置が不要となり、真空ステーションの
構成の簡素化を図ることが可能になる。
特開2002−88901号公報(第2、3頁、図2、4) 特許第2684526号公報(第2、3頁、図1)
しかしながら、従来の前記真空ステーションでは、その集水タンクが例えば15m3
容量を超える大型のタンクが用いられ、このタンクが直接地中に埋設されていた。
この大型集水タンクを直接地中に埋設するため、真空ステーションの建設費が増大し、
また地中に埋設された大型の集水タンクを備える真空ステーションの保守管理にも多大の
費用が必要であった。
そこで、本発明の目的は、真空式下水道システムの真空ステーションの分散化に適し、
従来のような多大の費用を必要とすることのない真空ステーションを提供することにある
本発明は、汚水槽に貯留された汚水を大気圧と該大気圧よりも低い負圧との差圧によって真空下水管を経て集水し、集水した汚水を下水処理施設に向けて排出する真空ステーションであって、前記真空下水管を経て前記汚水槽に接続され、また排水管を経て前記下水処理施設に接続される集水タンクと、該集水タンク内に前記汚水槽からの汚水を吸引するための正転動作および前記タンク内の汚水を前記下水処理施設へ吐出するための逆転動作が切替え可能な複数の圧力装置と、前記圧力装置の作動を制御する制御装置とを備え、少なくとも前記集水タンクは地中に埋設されたマンホール内に収容されており、前記制御装置には、前記集水タンク内の汚水の量を検出するための水位レベル検出器と前記タンク内の真空度を検出するための圧力検出器とが設けられ、前記制御装置は、前記真空ポンプの動作中、前記水位レベルからの検出信号および前記圧力検出器からの真空度信号がそれぞれ所定の範囲内にあるように前記真空ポンプの動作を制御する。また、前記制御装置により、前記真空ポンプの逆転運転による吐出動作への移行中、前記圧力検出器からの検出信号によって前記集水タンク内の真空度が所定の真空度レベルよりも低下したことを検出したとき、前記真空ポンプを正転運転による吸引動作に切替え、この吸引動作により前記水位レベルからの検出信号が第1の水位レベルを超えると、前記真空ポンプを逆転運転による吐出動作に切替え、この吐出動作は真空度レベルの変化の如何に拘わらず前記水位レベルが第1の水位レベルよりも低い第2の水位レベル水位に達するまで維持されることを特徴とする。
本発明に係る集水タンクはマンホールを介して地中に埋設されることから、マンホールおよび集水タンクの小型化を図り、マンホールを地中に埋設した後、該マンホール内に集水タンクを収することにより、従来に比較的して小型の真空ステーションの建設を容易かつ安価に行うことができ、これにより真空ステーションの分散化が可能な真空式下水道システムを実現することができる。更には、この制御装置の制御により、真空ステーションを含む真空式下水道システムの確実な運転が可能となる。
前記圧力装置には、正転運転および逆転運転の切替えにより吸引および吐出動作の切替
えが可能なルーツ式真空ポンプを用いることができる。
本発明によれば、集水タンクは地中に埋設されたマンホール内に収容されていることか
ら、集水タンク及びこれに付随する各部の保守点検は容易になる。さらに、マンホールを
地中に設置した後、単に集水タンクをマンホール内に収容することによって集水タンクを
地中に埋設することが可能になるので、集水タンクを従来の容量(例えば10分の1程度
)より小型化と低コストが図れることにより、真空ステーションの分散が可能となり、こ
の真空ステーションの分散化により効率的な真空式下水道システムの運用が可能となる。
又、正逆転切替え可能な複数の圧力装置の運転制御により、真空式下水道システムの確実
な運転が可能となる。
以下、本発明を図示の実施例に沿って詳細に説明する。
図1は本発明に係る真空ステーション10を概略的に示す構成図である。この図1に沿
っての真空ステーション10の説明に先立ち、本発明に係る真空ステーション10が組み
込まれた真空式下水道システム11を図2に沿って説明する。
本発明に係る真空式下水システム11は、図2に示すように、例えば家屋あるいは工場
のような各建造物12の衛生設備から排出される汚水が自然流下により流入管13を経て
案内される汚水槽14と、汚水槽14内の汚水を各汚水槽14から伸びる真空下水管15
を経て吸引するための複数の真空ステーション10とを備える。流入管13および真空下
水管15は、ライフサイクルの長い(約50年)ポリエチレン管を用いることが望ましい
汚水槽14は単一又は複数の建造物12毎に設けられている。各汚水槽14には、従来
よく知られているように、各汚水槽14とこれに接続された各真空下水管15との連通を
断続するための図示しない真空弁が設けられ、このような汚水槽14は真空弁ユニットと
称されるユニットにより構成することができる。各汚水槽14内の汚水が所定の水位を超
えると、真空ステーション10から伝えられる各真空下水管15内の負圧すなわち大気圧
よりも低い圧力によって前記真空弁が開放動作することから、各真空ステーション10か
らの負圧によって各真空下水管15を経て対応する真空ステーション10に汚水が吸引さ
れる。
各真空ステーション10には、後述する集水タンクが設けられ、該集水タンクに集めら
れた汚水は、排水管16を経て例えば集合排水処理場17(例えば、合併処理浄化槽)に
送られる。この集合排水処理場17では、各真空ステーション10から集められた汚水を
排水処理設備により浄化した後、浄化された処理水を河川等に放水する。
本発明に係る真空ステーション10は、図1に示すように、地中に埋設された例えばコ
ンクリート製のマンホール18と、該マンホール内に収容され集水タンク19とを備える
。図1に示す例では、コンクリート製のマンホール18は組み立て式であり、その頂部を
除いて地中20に埋め込まれている。このマンホール18は、既製品を使用することがで
きる。
集水タンク19は、従来の集水タンクの約十分の一の容量である例えば1.5m3の容
量を有する。マンホール18内には、集水タンク19に加えて、該集水タンク内に大気圧
よりも圧力の低い負圧および大気圧よりも圧力の高い正圧を選択的に導入するための圧力
装置21(21a、21b)と、該圧力装置の作動を制御するための制御装置22とが収
容されている。
集水タンク19には、一端が真空下水管15に接続された吸入管23および一端が排水
管16に接続された吐出管24が設けられている。
吸入管23の他端は集水タンク内の上部で開放され、吸入管23には、圧力計25、逆
止弁26及び開閉バルブ27が設けられている。圧力計25は吸入管23内の圧力を表示
する。逆止弁26は真空下水管15から集水タンク19へ向けての流体の流れを許し、逆
方向の流れを阻止する。開閉バルブ27は、その開閉動作に応じて吸入管23の連通を断
続することにより、真空下水管15と集水タンク19との連通を断続する。開閉バルブ2
7が開放状態におかれると、真空下水管15は集水タンク19に連通する。
吐出管24は、その他端が集水タンク24の底部近傍に位置するように、該集水タンク
内に伸びる。吐出管24には、圧力計28、開閉バルブ29及び逆止弁30が設けられて
いる。圧力計28は吐出管24内の圧力を表示する。開閉バルブ29は、その開閉動作に
応じて吐出管24の連通を断続することにより、集水タンク19と排水管16との連通を
断続する。開閉バルブ29が開放状態におかれると、集水タンク19は排水管16に連通
する。逆止弁30は集水タンク19から排水管16へ向けての流体の流れを許し、逆方向
の流れを阻止する。
圧力装置21は、図示の例ではそれぞれにサイレンサ31が設けられた一対のルーツ式
ポンプ21a、21bからなり、各ルーツ式ポンプ21a、21bは制御装置22の制御
下で正転運転および逆転運転が可能である。各ルーツ式ポンプ21a、21bの導管路2
1cは、電動バルブ32、32を経て集水タンク19に接続されている。各ルーツ式ポン
プ21a、21bは、正転運転によりその導管路21cを経て集水タンク19内に負圧を
導入し、また逆転運転によりその導管路21cを経て集水タンク19内に正圧を導入する
ように、作動される。一対のルーツ式ポンプ21a、21bは、交互に運転される。この
ルーツ式ポンプ21の交互運転形態のその他の変更例は後に述べる。
ルーツ式ポンプ21a、21bの交互運転に代えて、両ルーツ式ポンプ21a、21b
を同時的かつ同一的に制御することにより、相互に並列的に運転することができる。また
、一方を現用とし、他方を現用ポンプの保守点検あるいは故障時等の補助として作動する
予備用とすることができる。
集水タンク19には、該集水タンク内の汚水量を水位として検出する水位レベル検出器
33が設けられている。図1に示す例では、水位レベル検出器33は、検出した水位に応
じた水位レベル信号を制御装置22に送信するレベル発信器からなる。また、集水タンク
19には、開閉バルブ34を介して圧力検出器である圧力発信器35が取り付けられてい
る。圧力発信器35は、集水タンク19内の圧力を検出し、検出した圧力に応じた真空度
レベル信号を制御装置22に送信する。開閉バルブ34と圧力発信器35との間は、電動
バルブ36の開放動作により大気に開放可能であり、通常、該電動バルブは閉鎖状態にお
かれる。
制御装置22は、レベル発信器33からの水位レベル信号および圧力発信器35からの
真空度レベル信号に応じて、ルーツ式ポンプ21a、21b、両開閉バルブ34あるいは
各警報装置(図示せず)の作動を制御する。
マンホール18には、該マンホール内の換気のために、逆止弁37が設けられた吸気管
38および脱臭装置39が設けられている。吸気管38によりマンホール18内への外気
の取り込みが可能であり、また脱臭装置39を経てマンホール18内から排気可能である
いずれか一方のルーツ式ポンプ21a、21bの正転動作により集水タンク19内には
負圧が導入されると、真空下水管15を経て集水タンク19内に汚水が吸引される。この
とき、吐出管24に設けられた逆止弁30の逆流阻止作用により、排水管16から集水タ
ンク19へ向けての汚水の逆流が防止される。他方、いずれか一方のルーツ式ポンプ21
a、21bの逆転動作により集水タンク19内に正圧が導入されると、集水タンク19内
の汚水が排水管16を経て集合排水処理場17へ圧送される。このとき、吸入管23に設
けられた逆止弁26の逆流阻止作用により、真空下水管15から集水タンク19へ向けて
の汚水の逆流が防止される。
図3は、ルーツ式ポンプ21a、21bの交互運転についての制御装置22での制御設
定条件の一例を示す。図3(A)は集水タンク19内の圧力設定条件の一例を示し、図3
(B)は集水タンク19内の水位設定条件の一例を示す。
ルーツ式ポンプ21a、21bの正転運転については、図3(A)に示すように、集水
タンク19内の負圧で示される真空度レベルが−59kPa〜−69kPaの範囲となる
ように、ルーツ式ポンプ21aまたは21bが制御装置22により動作の制御を受け、こ
の真空度レベルすなわち負圧の増大によってその値が−69kPaを超えると動作が停止
される。この時、制御装置22は、ルーツ式ポンプ21a、21bの電動バルブ32を閉
鎖する。ルーツ式ポンプ21aの運転の停止に拘わらず集水タンク19内の負圧の増大に
よりその値が−75kPaを超えると、制御装置22は、異常真空圧警報を出力し、集水
タンク19内の負圧の減少によってその値が−69kPaに復帰すると、ルーツ式ポンプ
21a、21bの電動バルブ32を開放動作させ、ルーツ式ポンプ21a、21bを正転
運転させる。同時に、制御装置22は、異常真空圧警報を解除し、再警報が可能の警報リ
セット状態になる。
他方、集水タンク19内の負圧の減少により、その値が−49kPaよりも低下すると
、制御装置22は、ルーツ式ポンプ21a、21bの正転運転を維持し、真空圧低下の警
報を出力する。このルーツ式ポンプ21a、21bの正転運転の維持により、負圧の増大
によりその値が−59kPaに復帰すると、制御装置22は、真空圧低下の警報を解除し
、再警報が可能なリセット状態になる。
また、ルーツ式ポンプ21a、21bの運転については、図3(B)に示すように、集
水タンク19内の水位レベルが満水の水位の75%〜15%の範囲となるように、ルーツ
式ポンプ21aまたは21bが制御装置22により動作の制御を受け、水位レベルが15
%を切ると動作を停止される。この時、制御装置22は、ルーツ式ポンプ21a、21b
の電動バルブ32を閉鎖する。ルーツ式ポンプ21a、21bの逆転運転の停止に拘わら
ず集水タンク19内の水位レベルが5%を切ると、制御装置22は水位異常警報を出力す
る。制御装置22は、集水タンク19内の水位レベルが15%に復帰すると、ルーツ式ポ
ンプ21a、21bの電動バルブ32を開放し、ルーツ式ポンプ21a、21bを正転運
転させ、また、水位異常警報を解除し、再警報が可能な警報リセット状態になる。
他方、集水タンク19内の水位レベルが85%を超えると、制御装置22は、ルーツ式
ポンプ21a、21bの逆転運転を維持し、洪水警報を出力する。このルーツ式ポンプ2
1a、21bの逆転運転の維持により、水位レベルが75%に復帰すると、制御装置22
は洪水の警報を解除し、再警報が可能なリセット状態におく。
このルーツ式ポンプ21a、21bの動作制御において、図4に符号40で示すように
、ルーツ式ポンプ21a、21bが標準低真空度レベルA〜標準高真空度レベルBの範囲
で正転運転した後、逆転運転によって汚水を集水タンク19から集合排水処理場17へ排
出する吐出動作への移行中に、ルーツ式ポンプ21a、21bの逆転動作に拘わらず集水
タンク19内の圧力が正圧にならず、逆に標準低真空度レベルAよりも大気圧に近い負圧
である所定の設定レベルCに低下すると、符号41で示すようにルーツ式ポンプ21a、
21bは集水タンク19内の負圧を高めるために再び正転動作に移行する。
また、ルーツ式ポンプ21a、21bが正転動作に移行した後、符号42に示ように、
通常の最高水位レベル(D%)またはこの最高水位レベル(D%)よりも低い所定の水位
レベル(E%)すなわち第1の水位レベル(D%またはE%)に達すると、符号43〜4
6で示されているように、再び集水タンク19内の汚水を集合排水処理場17へ圧送する
ためにルーツ式ポンプ21a、21bは逆転運転に切替えられる。この逆転運転は、集水
タンク19内の汚水レベルが該集水タンクに設定された標準最低水位レベル(F%)また
はこれよりも高い所定のレベル(G%)すなわち第2の水位レベル(F%またはG%)に
至るまで、集水タンク19内の真空度レベルの変化の如何に拘わらず維持される。
前記したように、ルーツ式ポンプ21a、21bの正転運転による吸引動作後の逆転運
転による吐出動作への移行中、集水タンク19内の圧力が正圧へ向けて変化しない状況下
でルーツ式ポンプ21a、21bが逆転動作を続けると、集水タンク19から集合排水処
理場17への汚水の適正な排出が不可能となり、しかも、真空下水管15から集水タンク
19への汚水の適正な吸引も不可能となることから、真空式下水道システム11が動作不
能に陥る虞がある。
しかしながら、前記真空ステーション10では、前記したように、吐出動作への移行中
にルーツ式ポンプ21a、21bの逆転動作に拘わらず集水タンク19内の圧力が正圧に
ならず、所定の負圧である設定レベルCに低下すると、ルーツ式ポンプ21a、21bは
集水タンク19内の負圧を高めるために再び正転動作に移行する。従って、この正転動作
への切替えにより、真空下水管15からの汚水を確実に集水タンク19内に吸引すること
ができるように集水タンク19内の真空度を充分に高めることができるので、真空下水管
15から集水タンク19内に確実に汚水を吸引し、集水タンク19内に吸引した汚水を確
実に集合排水処理場17に圧送することができる。その結果、真空式下水道システム11
の確実な運転が可能となる。
このように、ルーツ式ポンプ21a、21bが集水タンク19内の水位レベル及び真空
度レベルの変化に応じてルーツ式ポンプ21a、21bの動作を制御することにより、集
水タンク19の渇水あるいは汚水の集水タンク19からのオーバフローを確実に防止する
ことができ、真空ステーション10の安全運転を維持することが可能となる。
図5および図6は、ルーツ式ポンプ21a、21bの運転形態の例を示す。図5に示す
ように、真空ステーション10の動作開始時の正転運転では、一方のルーツ式ポンプ(P
1)21aが使用され、その停止後の逆転運転では他方のルーツ式ポンプ(P2)21b
が使用され、以降の正転運転及び逆転運転では両ルーツ式ポンプ(P1、P2)21a、
21bが交互に使用されている。これにより、両ルーツ式ポンプ21a、21bを時間的
に均等に使用することができる。図6は、正転運転及び逆転運転を一サイクルとして、サ
イクル毎に両ルーツ式ポンプ(P1、P2)21a、21bを交互に使用した例を示す。
図7〜図9は、図1には示されていないが、各真空ステーション10に3台のルーツ式
ポンプ(P1、P2、P3)を設けた例である。図7は、3台のルーツ式ポンプ(P1、
P2、P3)を正転運転及び逆転運転毎にを順次使用した例を示す。図8は、1台のルー
ツ式ポンプの正転運転を他の1台のルーツポンプの時間的に一部を重複する正転動作で補
い、これにより集水タンク19内に必要な負圧を不足なく導入し、残りの1台のルーツポ
ンプを逆転運転に使用する例を示し、図8に示すように3台のルーツポンプ(P1、P2
、P3)が順次使い回される。図9は、正転運転及び逆転運転の双方について3台のルー
ツ式ポンプ(P1、P2、P3)の内の2台を時間的に一部を重複させて使用した例を示
し、図9に示すように、3台のルーツ式ポンプ(P1、P2、P3)の数値で示される稼
働時間が均一化するように、その稼働時間の少ないルーツ式ポンプ(P1、P2、P3)
から順次使用される。
前記したところでは、真空ステーション10の圧力装置21としてルーツ式ポンプを用
いた例を示したが、図10〜図12に示すように、加給装置と真空ポンプとの組み合わせ
あるいは真空ポンプとその配管により、前記したと同様な圧力装置47〜49を実現する
ことができる。
図10に示す圧力装置47は、例えばエアーコンプレッサからなる加給装置50と、前
記したと同様なルーツ式ポンプ、水封式ポンプあるいはベーン式ポンプのような真空ポン
プ51とを備える。加給装置50及び真空ポンプ51は、加圧管50aおよび吸引管51
aで集水タンク19にそれぞれ接続されている。加給装置50及び真空ポンプ51は、前
記したと同様な制御装置22の制御下で作動され、加給装置50はその作動により排水管
16を経て集水タンク19内の汚水を集合排水処理場17へ圧送すべく集水タンク19内
に正圧を導入する。また真空ポンプ51は、その作動により真空下水管15を経て集水タ
ンク19内に汚水を導入すべく該集水タンク内に負圧を導入する。
図11に示す圧力装置48は、図10に示したと同様な真空ポンプ51を備える。真空
ポンプ51の吸引管51aには、電動三方弁52が設けられている。また真空ポンプ51
の排気管51bには電動切り換え弁53が設けられている。吸引管51aと排気管51b
との間には、真空ポンプ51に対するバイパス管51cが設けられている。バイパス管5
1cの一端は電動三方弁52と集水タンク19との間で排気管51bに接続され、またそ
の他端は真空ポンプ51と電動切り換え弁53との間で排気管51bに接続されている。
バイパス管51cには、電動切り換え弁54が設けられている。
電動切り換え弁53及び電動切り換え弁54はそれぞれが設けられた排気管51b及び
バイパス管51cを開閉すべく動作し、電動三方弁52は真空ポンプ51の吸引口を大気
または集水タンク19に選択的に連通すべく動作する。真空ポンプ51の前記吸引口が大
気に開放されるとき集水タンク19は電動三方弁52により大気から遮断される。
これら電動切り換え弁53、54及び電動三方弁52は制御装置22の制御下に置かれ
る。真空ポンプ51の非動作時、電動切り換え弁53は開放位置に保持され、排気管51
bは開放状態すなわち大気に連通する状態に保持される。また、真空ポンプ51の非動作
時、電動切り換え弁54は閉鎖位置に保持され、これによりバイパス管51cは閉鎖状態
に保持される。さらに、真空ポンプ51の非動作時、電動三方弁52は真空ポンプ51の
前記吸引口を大気に連通させるように保持される。従って、集水タンク19は電動三方弁
52を経て大気に連通することなく、大気から遮断されている。
吸引のために真空ポンプ51が作動されるとき、前記した非動作におけると同様に、電
動切り換え弁53は開放状態に保持され、電動切り換え弁54は閉鎖状態に保持される。
他方、電動三方弁52は、真空ポンプ51の前記吸引口を集水タンク19に連通させる。
この状態で、真空ポンプ51が作動されると、集水タンク19内の空気は吸引管51aを
経て真空ポンプ51の排気管51bから大気に放出されることから、集水タンク19内に
は負圧が作用し、この負圧によって真空下水管15から汚水が集水タンク19内に吸引さ
れる。
この集水タンク19内への汚水の吸引により該集水タンク内の水位レベルが上昇し、こ
の水位レベルが所定の設定値を超えると、電動切り換え弁53は閉鎖位置に動作し、電動
三方弁52は真空ポンプ51の前記吸引口を大気に開放させる。また、電動切り換え弁5
4が開放位置に動作し、バイパス管51cが開放され、連通状態におかれる。その結果、
電動三方弁52から真空ポンプ51に吸引された大気は排気管51bに接続されたバイパ
ス管51cを経て集水タンク19内に圧送される。この大気の集水タンク19内への圧送
により、集水タンク19内には正圧が導入され、この正圧によって集水タンク19内の汚
水は排水管16を経て集合排水処理場17に圧送される。
図12に示すように、電動三方弁52の大気開放口を補助管51dを経て真空下水管1
5に接続することができる。補助管51dは、真空下水管15に、これに設けられた逆止
弁26よりも上流側で接続されている。補助管51dには、第2の電動三方弁55及び逆
止弁56が設けられている。第2の三方弁55は制御装置22の制御を受け、補助管51
dを大気に開放させあるいは補助管51dを大気から遮断状態におく。逆止弁56は真空
下水管15から電動三方弁52へ向けての流体の流れを許す。
集水タンク19からの汚水の圧送時、前記したように、電動切り換え弁53は閉鎖位置
に動作し、電動三方弁52は真空ポンプ51の前記吸引口を大気に開放させる。また、電
動切り換え弁54が開放位置に動作し、バイパス管51cが開放され、連通状態におかれ
る。さらに、第2の三方弁55は補助管51dを大気に開放させる。その結果、前記した
と同様に、第2の三方弁55から電動三方弁52を経て真空ポンプ51に吸引された大気
はバイパス管51cを経て集水タンク19に圧送される。このとき真空下水管15内に設
けられた図示しない圧力センサによって検出された圧力が所定の負圧値を超えて大気圧に
近づくと、第2の三方弁55が補助管51dと大気とを遮断する。その結果、真空ポンプ
51は、真空下水管15から補助管51dを経て空気を吸引する。この第2の三方弁55
の切り換え動作により、真空ポンプ51の動作による排水管16からの圧送効率は僅かに
低下するが、その反面、真空下水管15の真空度を高めることができ、その後の真空下水
管15の真空度の低下による吸引効率の低下を防止することができる。
集水タンク19からの汚水の圧送により集水タンク19内の水位レベルが所定の値より
も低下すると、真空ポンプ51の作動が停止され、電動三方弁52は真空ポンプ51を集
水タンク19に連通させるように作動され、第2の三方弁55は再び補助管51dを大気
に開放させる位置に作動される。
本発明に係る真空ステーション10によれば、マンホール18内に集水タンク19等を
収納することにより、この集水タンク19、これに付随する圧力装置21及び該圧力装置
の動作を制御する制御装置22等の保守管理が容易に行える。また集水タンク19の容量
の小型化を図ることにより、マンホール18として市販の既製品の使用が可能となり、真
空ステーション10を比較的容易かつ安価に設置することができる。従って、図2に示し
たように真空式下水道システム11に複数の真空ステーション10を設置することが可能
となり、真空ステーション10の分散化により、真空式下水道システム11を効率的に運
用することが可能となる。
図13は、アップダウンのある地形20の山部20aの一側に集水タンク19を配置し
、山部20aの他側に圧力装置21を配置した例を示す。図示の例では、集水タンク19
は直接地中20に設置されているが、図1に示したマンホール18内に収容することがで
きる。集水タンク19には真空下水管15が接続されている。また、圧力装置21の作動
を制御する制御装置22は、図示しないが、圧力装置21に近接して山部20aの前記他
側に配置される。
圧力装置21からは、該圧力装置の正転運転による負圧及び逆転運転による正圧を集水
タンク19内に導くための導管路57が、山部20aに沿った伏せ越しを経て山部20a
の前記他側からその前記一側に設けられた集水タンク19内に伸びる。また、集水タンク
19からは、吐出管24が山部20aに沿った伏せ越しを経て、山部20aの他側に設け
られた下水管渠58に伸びる。
圧力装置21の正転運転によって導管路57を経て負圧が集水タンク19内に導入され
ると、この負圧により真空下水管15を経て集水タンク19内に汚水が吸引される。この
汚水は、前記したと同様な圧力装置21の逆転運転によって導管路57を経て正圧が集水
タンク19に導入されると、吐出管24を経て下水管渠58に圧送される。下水管渠58
は、これに放出された汚水を例えば前記したと同様な集合排水処理場17に案内する。
集水タンク19を地中20に埋設することに代えて、山部20aの斜面に設置すること
ができ、この場合、集水タンク19の形状を周囲の環境に応じて適宜オブジェ風に変更す
ることができる。
本発明に係る真空ステーションを概略的に示す模式図である。 本発明に係る真空ステーションが用いられた真空式下水道システムを概略的に示す模式図である。 図3Aおよび図3Bはそれぞれ集水タンク圧力設定条件及び集水タンク水位設定条件の一例を示す説明図である。 集水タンクに設けられるルーツ式ポンプの動作例を示す説明図である。 集水タンクに設けられる2台のルーツ式ポンプの動作例(1)を示す説明図である。 集水タンクに設けられる2台のルーツ式ポンプの動作例(2)を示す説明図である。 集水タンクに設けられる3台のルーツ式ポンプの動作例(1)を示す説明図である。 集水タンクに設けられる3台のルーツ式ポンプの動作例(2)を示す説明図である。 集水タンクに設けられる3台のルーツ式ポンプの動作例(3)を示す説明図である。 圧力装置の他の例(1)を概略的に示す模式図である。 圧力装置のさらに他の例(2)を示す図9と同様な図面である。 圧力装置のさらに他の例(3)を示す図9と同様な図面である。 真空ステーションの他の配置例を示す模式図である。
符号の説明
10 真空ステーション
11 真空式下水道システム
14 汚水槽(真空弁ユニット)
15 真空下水管
16 排水管
17 下水処理施設(集合排水処理場)
18 マンホール
19 集水タンク
20 地中
21 圧力装置
21a、21b ルーツ式ポンプ
22 制御装置
33 水位レベル検出器(レベル発信器)
35 圧力検出器(圧力発信器)
D%、E% 第1の水位レベル
G%、F% 第2の水位レベル

Claims (2)

  1. 汚水槽に貯留された汚水を大気圧と該大気圧よりも低い負圧との差圧によって真空下水管を経て集水し、集水した汚水を下水処理施設に向けて排出する真空ステーションであって、
    前記真空下水管を経て前記汚水槽に接続され、また排水管を経て前記下水処理施設に接続される集水タンクと、該集水タンク内に前記汚水槽からの汚水を吸引するための正転動作および前記タンク内の汚水を前記下水処理施設へ吐出するための逆転動作が切替え可能な複数の圧力装置と、該圧力装置の作動を制御する制御装置とを備え、少なくとも前記集水タンクは地中に埋設されたマンホール内に収容されており、
    前記制御装置は、前記集水タンク内の汚水の量を検出するための水位レベル検出器と前記タンク内の真空度を検出するための圧力検出器とを有し、前記真空ポンプの動作中、前記水位レベルからの検出信号および前記圧力検出器からの真空度信号が所定の範囲内にあるように前記真空ポンプの動作が制御され、前記真空ポンプの逆転運転による吐出動作への移行中、前記圧力検出器からの検出信号によって前記集水タンク内の真空度が所定の真空度レベルよりも低下したことを検出したとき、前記真空ポンプを正転運転による吸引動作に切替え、この吸引動作により前記水位レベルからの検出信号が第1の水位レベルを超えると、前記真空ポンプは逆転運転による吐出動作に切替えられ、この吐出動作は真空度レベルの変化の如何に拘わらず前記水位レベルが第1の水位レベルよりも低い第2の水位レベル水位に達するまで維持されることを特徴とする真空ステーション。
  2. 前記圧力装置は、正転運転および逆転運転の切替えにより吸引および吐出動作の切替えが可能なルーツ式真空ポンプを有する請求項1記載の真空ステーション。
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