JPH07229153A - 建築構造物の基礎構造 - Google Patents

建築構造物の基礎構造

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JPH07229153A
JPH07229153A JP2069094A JP2069094A JPH07229153A JP H07229153 A JPH07229153 A JP H07229153A JP 2069094 A JP2069094 A JP 2069094A JP 2069094 A JP2069094 A JP 2069094A JP H07229153 A JPH07229153 A JP H07229153A
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JP
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foundation
building
building structure
ground
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JP2069094A
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Eiji Wakita
英治 脇田
Kiyoshi Ishii
清 石井
Atsuo Onoe
篤生 尾上
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築構造物の基礎の不同沈下を緩和すること
ができるとともに、支持力の面においても経済的な建築
構造物の基礎構造を提供することを目的とする。 【構成】 ビル10の基礎部11の底面形状を、中心部
の底版13aが最も深く、その周辺部にいくにしたが
い、底版13b,13cと漸次浅くなる構成とし、さら
に基礎部11内に、地下室14a,14b,14cを備
える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、軟弱地盤上等
に構築する建築構造物を支持するのに好適な建築構造物
の基礎構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、軟弱地盤上に建築構造物を構築
するときに、その地盤が、建築構造物を支持する基礎に
支持杭を設ける必要があるほど軟弱でない場合、あるい
は地盤改良を施した場合等には、直接基礎,あるいはフ
ローティング基礎といった基礎構造が採用されている。
【0003】図3(a)に示すように、直接基礎1は、
所定の面積を有した略一定厚さの基礎版2が、地盤G上
に構築された構成とされ、この基礎版2上に図示しない
建築構造物が構築されて、その荷重を支持するようにな
っている。また、図3(b)に示すように、フローティ
ング基礎3は、地盤Gに一定深さの穴4が形成されて、
この穴4内に略一定厚さの基礎版5が構築され、基礎版
5上で図示しない建築構造物を支持するようになってい
る。このフローティング基礎3は、一般に、穴4を形成
するときに掘削した土砂等の重量と、そこに構築する基
礎版5および建築構造物(図示なし)の質量とが略等し
くなるような構成とされており、これにより基礎版5に
作用する地盤Gから浮力と、基礎版5および建築構造物
(図示なし)の荷重とがつり合って、地盤沈下を防ぐよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の建築構造物の基礎構造には、以下のよう
な問題が存在する。すなわち、図3の(a),(b)に
示した直接基礎1,フローティング基礎3のいずれの基
礎構造においても、基礎版2,5が地盤Gと接する部分
の深さは略一定の深さとされている。これに対し、基礎
版2,5から地盤Gに作用する鉛直応力の分布は、図4
に示すように、直接基礎1の場合(図中符号(ロ))、
フローティング基礎3の場合(図中符号(ハ))いずれ
の場合においても、中央部ほど大きく、周辺部ほど小さ
なものとなっている。なお、この図4は、例えば10m
×10mの大きさのコンクリート造の基礎版2,5に、
それぞれ8t/m2の荷重を均等にかけたときの、地下
15mの位置における鉛直応力の解析結果を示すもので
ある。このとき、フローティング基礎3の基礎版5は、
地下2.7mの深さに設置した。周知のように、実際の
建築構造物の一般的な荷重分布は、図4の解析条件のよ
うに均等ではなく、荷重が中心部ほど大きく、周辺部ほ
ど小さくなっているため、基礎版2,5を介して地盤G
に作用する鉛直応力の分布は、図4に示したものよりも
顕著なものとなる。上記のような理由から、前記鉛直応
力に起因して生じる基礎版2,5の下方の地盤Gの沈下
も、中央部が最も大きく、周辺部にいくにしたがい小さ
くなり、これにともなって、基礎版2,5全体が均一に
沈下せずに、いわゆる不同沈下してしまうことになる。
すると、基礎版2,5上に構築された建築構造物に曲げ
モーメント等が作用し、この結果、建築構造物にひび割
れ等の損傷や各部の機能障害を招くことがあるという問
題がある。
【0005】また、前述したように、基礎版2,5に作
用する建築構造物の荷重分布が中心部ほど大きく周辺部
にいくにしたがい小さくなっているため、基礎版2,5
に要求される支持力の分布もこれに対応したものとな
る。これに対して直接基礎1,フローティング基礎3で
は、基礎版2,5の有する支持力の分布が均一なものと
なっており、特に周辺部においては必要以上の支持力を
有しているため、不経済であるという問題もある。本発
明は、以上のような点を考慮してなされたもので、建築
構造物の基礎の不同沈下を緩和することができるととも
に、支持力の面においても経済的な建築構造物の基礎構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
建築構造物を支持するため地盤中に構築された基礎が、
フローティング基礎とされ、かつその底面が、地盤中最
も深い位置に形成された最深部から、その周辺部に向け
て漸次浅くなる形状とされていることを特徴としてい
る。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載の建
築構造物の基礎構造において、前記基礎の底面が、前記
最深部からその周辺部に向けて、段階的に浅くなる形状
とされていることを特徴としている。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載の建築構造物の基礎構造において、前記基礎の底
面の最深部が、該基礎の中心部に位置した構成とされて
いることを特徴としている。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の建築構造物の基礎構造において、前
記基礎の底面の最深部が、該基礎で支持すべき建築構造
物の荷重分布の最大荷重位置の近傍に位置した構成とさ
れていることを特徴としている。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の建築構造物の基礎構造において、前
記基礎内に地下室が形成されていることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、建築構造物の基礎を
フローティング基礎とし、かつその底面を最深部からそ
の周辺部に向けて漸次浅くする形状とした。このよう
に、基礎がフローティング構造であるので、この基礎に
は地盤からの浮力が作用している。そして、基礎の底面
の深さが深い箇所ほど地盤から基礎に作用する浮力が大
きいので、底面の最深部に作用する浮力が最も大きくな
り、その周辺部にいくにしたがい浮力が小さくなる。
【0012】請求項2記載の発明では、基礎の底面の深
さを、最深部からその周辺部にいくにしたがい段階的に
浅くする構成とした。これにより、基礎の底面の形状が
階段状となり、その施工を容易に行うことが可能とな
る。
【0013】請求項3記載の発明では、基礎底面の最深
部を中心部に位置させる構成とした。これにより、基礎
の中心部に作用する浮力が最も大きくなる。また、その
底面の形状も、最深部が中心部以外の偏った位置にある
場合に比較して、最深部を中心としたバランスのとれた
形状となる。
【0014】請求項4記載の発明では、基礎底面の最深
部位置を、この基礎で支持すべき建築構造物の荷重分布
の最大荷重位置の近傍に位置させる構成とした。これに
より、建築構造物の荷重分布は、最深部に作用する荷重
が最も大きく、その周辺部にいくにしたがい小さくなる
分布となる。一方、基礎に作用する浮力によって基礎が
備える支持力の分布も、最深部が最も大きく、その周辺
部にいくにしたがい小さくなる分布となっている。この
ように、基礎に作用する建築構造物からの荷重分布と、
基礎の有する支持力とが対応することになる。
【0015】請求項5記載の発明では、基礎内に地下室
を形成する構成とした。これにより、基礎内の空間の有
効利用を図ることが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。基礎上に構築して支持する建築構造物とし
ては、ビルの他、発電所・工場等の大規模設備等、様々
なものが考えられるが、ここでは、これらのうち、ビル
をその一例として用いて説明する。図1は、本発明に係
る建築構造物の基礎構造を適用して構築した建築構造物
の一例を示すものである。図1に示すように、ビル(建
築構造物)10は、軟弱な地盤G中に構築された基礎1
1上に支持された構造となっている。
【0017】基礎11は、平面視略正方形のいわゆるフ
ローティング基礎であって、その外周面を形成する壁体
12と、底面を形成する底版13とから形成されてい
る。この基礎11の底版13は、中央部の一定面積の底
版(最深部)13aが、最も深い位置に設置されてい
る。この底版13aの外周側に位置して一定面積を有す
る底版(周辺部)13bは、底版13aよりも一定寸法
浅い位置に設置されている。さらに底版13bの外周部
に位置する底版(周辺部)13cは、底版13bよりも
さらに一定寸法浅い位置に設置されている。これにより
底版13は、中心部からその周辺部、すなわち底版13
aから底版13b,13cに向けて、その設置深さが3
段階に漸次浅くなる構成となっている。このような構成
の基礎11の、壁体12と底版13a,13b,13c
とから形成される空間内には、地下室14a,14b,
14cがそれぞれ形成されている。
【0018】次に上記のような構成からなるビル10の
基礎11の作用について、図1,図2および図4を参照
して説明する。図1に示したように、基礎11は、フロ
ーティング基礎で、中心部の底版13aが最も深く、そ
の周辺部にいくにしたがい、底版13b,13cと漸次
段階的に浅くなる構成とされている。すると、基礎11
に地盤Gから作用する浮力は、底版13aが最も大き
く、その周辺部にいくにしたがい、底版13b,13c
の順で、漸次小さくなる。また、この浮力により基礎1
1が有する支持力の分布も、底版13aが最も大きく、
底版13b,13cの順で漸次小さくなっている。一
方、ビル10から基礎11に作用する荷重は、周知のよ
うに、中心部が最も大きくその周辺部にいくにしたがい
小さくなる分布となっている。このようにして、基礎1
1に作用する地盤Gからの浮力とビル10からの荷重の
分布が対応したものとなっている。これにより基礎11
から下方の地盤Gに作用する鉛直応力の分布が、従来の
直接基礎1,フローティング基礎3(図3参照)といっ
た基礎構造よりも、均一なものとなっている。
【0019】(解析例)ここで、上記基礎11をモデル
化して、図3(a)および(b)に示した従来の基礎構
造である、直接基礎1,フローティング基礎3と比較す
る。図2に示すものは、基礎11をモデル化したもの
で、底版13aを地下9m,底版13bを地下4m,底
版13cを地下2mに設置する構成とした。そして、図
4中、符号(イ)で示すものが、この基礎11に、8t
/m2の荷重を均等に加えたときの、地下15mでの鉛
直応力の分布の解析結果を示すものである。図4中符号
(イ)に示したように、鉛直応力は、基礎11の全面に
おいて略均等な分布となっており、しかも、符号(ロ)
および(ハ)に示した従来の直接基礎1,フローティン
グ基礎3の場合よりも、応力値自体が小さくなってい
る。
【0020】上記解析例では、解析の平準化のため、図
2に示したように、基礎11に荷重を均等に加えて鉛直
応力を解析したが、前述したように、図1に示した実際
の基礎11では、ビル10からの荷重の分布が、中心部
が最も大きくその周辺部にいくにしたがい小さくなって
いる。このため、実際の鉛直応力分布は、図4中符号
(イ)に示したものよりも顕著なものとなるが、この場
合においても、図3前記直接基礎1,フローティング基
礎3(図3参照)の場合と比較して、地盤Gに作用する
鉛直応力の分布が均等化され、しかもその応力値自体が
小さくなるのは明らかである。
【0021】上述したビル10の基礎11の構造では、
基礎11の中心部の底版13aが最も深く、その周辺部
にいくにしたがい、底版13b,13cと漸次浅くなる
構成とされている。これにより、基礎11に作用する地
盤Gからの浮力の分布とビル10からの荷重の分布とが
対応して、基礎11の下方の地盤Gにおける、基礎11
から作用する鉛直応力の分布が均一化される。したがっ
て、基礎11の不同沈下を緩和することができ、これに
よるビル10の損傷,各部の機能障害等を防ぐことが可
能となる。さらには、従来ではビル10を構築すること
のできなかった軟弱な地盤であっても、ビル10を構築
することが可能となる。また、基礎11の底版13a,
13b,13cが、階段状の形状とされている。これに
より、基礎11を、例えば円錐状あるいは角錐状の構成
とする場合には基礎11を構成する面が傾斜面となって
施工に手間がかかるのに対して、基礎11の施工が非常
に容易である。さらに、基礎11の底版13aを中心部
に位置させる構成としたので、基礎11が底版13aを
中心としたバランスのとれた形状とされ、これにより基
礎11の設計・施工を容易に行うことができる。しか
も、この底版13aをビル10の荷重分布の最大荷重位
置である中心部に一致させて位置させる構成としたの
で、基礎11に作用するビル10からの荷重の分布と、
基礎11で有する支持力の分布とが対応したものとな
り、この結果、基礎11の有する支持力の分布が無駄の
ないものとなり、この基礎11を経済的なものとするこ
とができる。さらには、基礎11内に地下室14a,1
4b,14cが形成された構成となっている。これによ
り基礎11内の空間の有効利用を図ることができる。
【0022】なお、上記実施例において、基礎11を、
底版13a,13b,13cの設置深さを3段階に浅く
する構成としたが、これに限定するものではなく、これ
以外の複数段の構成としてもよい。当然、基礎11を細
かく区分して多段の構成とすれば、より一層、鉛直応力
の均一化を図ることが可能となる。また、基礎11を、
例えば円錐状,あるいは角錐状の形状などとしてもよ
い。これにより、上記の各効果をさらに顕著なものとす
ることができるのは言うまでもない。また、基礎11の
最も深い位置に位置する底版13aを、基礎11の中心
部に位置させる構成としたが、これに限るものではな
い。例えばビル10内の外周付近に重量設備等を集中し
て設置する場合等、ビル10の荷重の分布が一般的なも
のと異なるときには、その荷重分布に対応させて、最大
荷重位置の下方の底版を最も深い位置に位置させる構成
とすれば良い。また、ビル10を構築すべき地盤Gの地
質が均一でなく、その軟弱度が基礎11の範囲内で変化
する場合や、軟弱層の下層に傾斜した硬質層がある場合
等には、地盤Gの状況に応じて、最も深い位置に位置す
る底版13aの平面方向の位置を変える構成とすれば良
い。さらには、基礎11上に構築する建築構造物の例と
して、ビル10を用いたが、もちろん、これ以外にも、
発電所・工場等の大規模設備等、他の建築構造物にも、
上記の構成を適用することが可能で、それにより上記と
同様の効果を奏することができるのはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
築構造物の基礎構造によれば、建築構造物の基礎をフロ
ーティング基礎とし、かつその底面形状を最深部からそ
の周辺部に向けて漸次浅くする形状とした。これによ
り、基礎単体でみると、最深部に作用する浮力が最も大
きくなり、その周辺部にいくにしたがい浮力が小さくな
る。これにより、基礎の底面の形状、すなわち最深部の
位置,最深部および周辺部の設置深さを、支持すべき建
築構造物の荷重分布や、地盤の地質状況等に応じて適宜
決定することにより、基礎に作用する地盤からの浮力の
分布と建築構造物からの荷重の分布とを対応させること
ができる。したがって、基礎から下方の地盤に作用する
鉛直応力の分布を均一化することができるので、基礎の
不同沈下を緩和することができ、これによる建築構造物
の損傷,各部の機能障害等を防ぐことが可能となる。さ
らには、これにより、従来では建築構造物を構築するこ
とのできなかった軟弱な地盤であっても、建築構造物を
構築することが可能となる。
【0024】請求項2に係る建築構造物の基礎構造によ
れば、基礎の底面を、最深部からその周辺部にいくにし
たがい、段階的に浅くする構成とした。これにより、基
礎の底面の形状が階段状となり、例えば円錐状あるいは
角錐状の構成とする場合に比較して、その施工を容易に
行うことが可能となる。
【0025】請求項3に係る建築構造物の基礎構造によ
れば、基礎底面の最深部を中心部に位置させる構成とし
た。このような構成は、建築構造物を構築すべき位置の
地盤の地質が均一で、しかも建築構造物の荷重分布が特
定の位置に偏りのない一般的なものである場合に有効
で、この基礎構造を容易に適用することができる。しか
も、基礎の形状が最深部を中心としたバランスのとれた
形状とされ、これにより基礎の設計,施工を容易に行う
ことができる。
【0026】請求項4に係る建築構造物の基礎構造によ
れば、最深部を、支持すべき建築構造物の最大荷重位置
の近傍に位置させる構成とした。これにより、基礎に作
用する建築構造物からの荷重分布と、基礎の有する支持
力とが対応したものになる。この結果、基礎を経済的な
ものとすることができる。しかも、支持すべき建築構造
物の荷重分布が、例えば外周部に重量設備を集中して設
置する場合等、一般的なものと異なるときに、基礎をこ
れに対応したものとすることが可能となる。
【0027】請求項5に係る建築構造物の基礎構造によ
れば、基礎内に地下室を形成する構成とした。これによ
り、基礎内の空間の有効利用を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築構造物の基礎構造の一例を示
す正面図である。
【図2】同基礎構造の解析モデル図である。
【図3】従来の基礎構造の解析モデル図である。
【図4】前記各基礎構造における地盤中に作用する鉛直
応力分布の解析結果を示す図である。
【符号の説明】
10 ビル(建築構造物) 11 基礎 13a 底版(最深部) 13b,13c 底版(周辺部) 14a,14b,14c 地下室 G 地盤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造物を支持するため地盤中に構築
    された基礎が、フローティング基礎とされ、かつその底
    面が、地盤中最も深い位置に形成された最深部から、そ
    の周辺部に向けて漸次浅くなる形状とされていることを
    特徴とする建築構造物の基礎構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建築構造物の基礎構造に
    おいて、前記基礎の底面が、前記最深部からその周辺部
    に向けて、段階的に浅くなる形状とされていることを特
    徴とする建築構造物の基礎構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の建築構造物の
    基礎構造において、前記基礎の底面の最深部が、該基礎
    の中心部に位置した構成とされていることを特徴とする
    建築構造物の基礎構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の建
    築構造物の基礎構造において、前記基礎の底面の最深部
    が、該基礎で支持すべき建築構造物の荷重分布の最大荷
    重位置の近傍に位置した構成とされていることを特徴と
    する建築構造物の基礎構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の建
    築構造物の基礎構造において、前記基礎内に地下室が形
    成されていることを特徴とする建築構造物の基礎構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012180647A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Sumitomo Forestry Co Ltd 軟弱地盤における建物の基礎構造
JP2015086548A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 Jfeエンジニアリング株式会社 基礎構造
JP2015190283A (ja) * 2014-03-29 2015-11-02 株式会社熊谷組 基礎部材支持装置及び基礎部材設置方法

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Effective date: 20030304