JPH07228504A - シロアリ防除剤 - Google Patents

シロアリ防除剤

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Publication number
JPH07228504A
JPH07228504A JP6020499A JP2049994A JPH07228504A JP H07228504 A JPH07228504 A JP H07228504A JP 6020499 A JP6020499 A JP 6020499A JP 2049994 A JP2049994 A JP 2049994A JP H07228504 A JPH07228504 A JP H07228504A
Authority
JP
Japan
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termite
controlling agent
carbon dioxide
termites
controlling
Prior art date
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Pending
Application number
JP6020499A
Other languages
English (en)
Inventor
Isato Tejima
勇人 手嶋
Takaaki Ito
高明 伊藤
Ichiro Inoue
市郎 井上
Hiroyuki Miyaji
宏幸 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EKIKA CARBON DIOXIDE CO
EKIKA TANSAN KK
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
EKIKA CARBON DIOXIDE CO
EKIKA TANSAN KK
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by EKIKA CARBON DIOXIDE CO, EKIKA TANSAN KK, Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical EKIKA CARBON DIOXIDE CO
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Abstract

(57)【要約】 【構成】有効成分として、(+)−1R,トランス−3
−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボン酸2,3,5,6−テトラフルオロ
ベンジルが、液化炭酸ガスに溶解されてなるシロアリ防
除剤およびそれを噴霧するシロアリ防除方法 【効果】本発明のシロアリ防除剤は、従来用いられてき
た油剤や粉剤の処理し難い場所へも容易に処理できると
共に、従来の薬剤では到達し難い場所にいるシロアリを
も有効に防除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シロアリ防除剤および
シロアリ防除方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より種々のシロアリ防除剤が知られているが、近年の建
築様式の変化等により、例えば壁中には断熱材や中空部
があり、従来のような油剤散布が困難な場面が増えてい
る。一方、特公平3−33482号公報には、殺虫活性
成分を含む油剤が液化炭酸ガスに溶解されてなる製剤を
木材に噴霧する木材劣化防止方法が記載されているが、
一般に液化炭酸ガスは殺虫活性成分を溶解する能力が低
く、そのため該公報に示されているように通常有機溶媒
が使用される。従って、屋外での使用はともかく、壁
中、床下等での使用には適さないものであった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたものであって、有効成分として、
(+)−1R,トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸2,
3,5,6−テトラフルオロベンジル〔以下、ベンフル
スリンと記す。〕が、液化炭酸ガスに溶解されてなるシ
ロアリ防除剤およびそれを噴霧するシロアリ防除方法を
提供するものである。
【0004】本発明において用いられるベンフルスリン
は特開昭63−203649号公報に記載の化合物であ
り、意外にも液化炭酸ガスに対する溶解度が高く、シロ
アリ防除剤として使用する上で充分な量を、有機溶媒を
併用することなく液化炭酸ガスに溶解可能なものであ
る。さらに、液化炭酸ガスに溶解されたベンフルスリン
は、噴霧後断熱材や中空部の隅々にまで均一に拡散し、
シロアリ等の木材害虫を有効に防除することができる。
【0005】本発明において、ベンフルスリンは液化炭
酸ガス中に重量%で通常0.05〜50%、好ましくは
0.5〜20%含有される。尚、液化炭酸ガス中にはベ
ンフルスリンの他に共力剤としてピペロニルブトキシ
ド、オクタクロロジプロピルエーテル、サイネピリン2
22、サイネピリン500等を適宜添加することもでき
る。
【0006】本発明のシロアリ防除剤は、通常鉄、アル
ミニウム、ステンレス等の材質でできた1〜50リット
ルの耐圧容器中に充填して用いられる。さらに、耐圧容
器内の液量の減少によるベンフルスリン濃度の変化をな
くすために、以下のような内部構造を有する耐圧容器中
に本発明のシロアリ防除剤を充填して用いるのが好まし
い。
【0007】即ち、耐圧容器は(1)耐圧容器本体と、
(2)下端部付近に、上下に配置される2つの連通孔が
形成され、耐圧容器本体内部に上下方向に設けられて、
耐圧容器本体の内部と外部とを連通させる内管と、
(3)壁面に小径の連通孔が複数形成され、上下端部が
内管に接合されて、内管における、上記2つの連通孔の
間の上下位置から上端部付近までを覆う外管とを備え、
上記内管と外管との間に、内管における上方側に位置す
る連通孔を介して内管の内周側と連通する一方、外管に
おける小径の連通孔を介して外管の外周側と連通する空
間が形成され、かつ、内管における上方側に位置する連
通孔の開口面積が、外管に形成された小径の連通孔の開
口面積の総和と等しいかまたはこれよりも大きくなるよ
うに設定される一方、内管における下方側に位置する連
通孔の開口面積は、外管に形成された小径の連通孔の開
口面積の総和と等しくなるように設定されてなる構造を
有するのが好ましい。
【0008】内管および外管の材質としては、銅、銅合
金、ステンレス等が挙げられ、該内管は耐圧容器本体の
底部まで届く長さのものである。内管の外径は通常4〜
12mmであり、外管の外径は通常内管の外径よりも2〜6
mm大きく設定される。外管の小径の連通孔は通常 120〜
200mm の間隔で4〜6個程度設けられ、その直径は通常
1〜2mmである。また、内管の下部における、外管によ
って覆われていない部分の長さは通常2〜5mmである。
耐圧容器本体に取り付けられる噴霧するためのノズル
は、通常ノズル口径が 0.2〜3mmのものが使用される
が、噴霧対象空間の大きさに応じて適宜ノズル口径を変
えることができる。
【0009】本発明のシロアリ防除剤は、床下、壁中等
のシロアリによる加害が認められる場所等に噴霧して使
用される。その際、必要により数カ所電動ドリル等で穿
孔し、各孔より数秒間噴霧するのがよい。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1に基づいて説明する。 製造例 図1に示すように、耐圧容器は容積3.6リットルの耐
圧容器本体1と内管3と外管4とから構成されている。
内管3の下部付近には上方側に位置する連通孔3aと下
方側に位置する連通孔3bとが上下に配置されて形成さ
れ、耐圧容器本体1の内部と外部とを連通させるように
なっている。また、外管4は上下端部が内管3に接合さ
れて、内管3における連通孔3a・3bの間の上下位置
から上端部付近までを覆うようになっている。そして、
内管3と外管4との間には、内管3における連通孔3a
を介して内管3の内周側と連通する一方、外管4におけ
る連通孔4aを介して外管4の外周側と連通する空間5
が形成されている。この耐圧容器内にベンフルスリン5
0gを入れる。バルブ2を取り付けた後、液化炭酸ガス
2450gを充填して本発明のシロアリ防除剤を得る。
【0011】試験例 直径5cm、高さ 3.5cmの円柱形プラスチックカップ内に
イエシロアリ(Coptotermes formosanus)職蟻20頭と
湿らせた綿球とを入れ、直径2mmの孔の開いた蓋を載せ
る。上記のプラスチックカップを50リットル容のポリ
袋に入れ、製造例で得られるシロアリ防除剤を3秒間ま
たは6秒間噴霧し、ポリ袋を密閉した。4時間後にポリ
袋を開封し、翌日イエシロアリの状態を観察した。試験
は3反復行った。結果を表1に示す。
【表1】
【0012】また、孔の開いていない蓋を載せた場合に
ついても上記と同様の試験を行った。結果を表2に示
す。
【表2】 上表に見られるように、本発明のシロアリ防除剤は孔の
開いていない蓋を載せたプラスチックカップ内のシロア
リに対しても優れた致死効果を示すことから、従来の薬
剤では到達し難い場所にまで、本発明のシロアリ防除剤
の有効成分であるベンフルスリンが到達できることがわ
かる。
【0013】
【発明の効果】本発明のシロアリ防除剤は、従来用いら
れてきた油剤や粉剤の処理し難い場所へも容易に処理で
きると共に、従来の薬剤では到達し難い場所にいるシロ
アリをも有効に防除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシロアリ防除剤が耐圧容器内に充填さ
れた状態の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 耐圧容器本体 3 ・・・ 内管 4 ・・・ 外管
フロントページの続き (72)発明者 井上 市郎 東京都北区赤羽2丁目51番3号 液化炭酸 株式会社内 (72)発明者 宮地 宏幸 埼玉県久喜市清久町1番2号 液化炭酸株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効成分として、(+)−1R,トランス
    −3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
    シクロプロパンカルボン酸2,3,5,6−テトラフル
    オロベンジルが、液化炭酸ガスに溶解されてなることを
    特徴とするシロアリ防除剤
  2. 【請求項2】有効成分として、(+)−1R,トランス
    −3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
    シクロプロパンカルボン酸2,3,5,6−テトラフル
    オロベンジルが、液化炭酸ガスに溶解されてなるシロア
    リ防除剤を噴霧することを特徴とするシロアリ防除方法
JP6020499A 1994-02-17 1994-02-17 シロアリ防除剤 Pending JPH07228504A (ja)

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JP2003150349A Division JP2003306406A (ja) 2003-05-28 2003-05-28 シロアリ防除剤

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JPH07228504A true JPH07228504A (ja) 1995-08-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169170A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Ikari Shodoku Kk 有害生物防除剤の散布方法
JP2009275021A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Sumika Life Tech Co Ltd 除虫菊抽出物含有の殺虫剤組成物
WO2018012536A1 (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 害虫防除用組成物

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JP2009275021A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Sumika Life Tech Co Ltd 除虫菊抽出物含有の殺虫剤組成物
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