JPH0722840U - 自動車用灰皿 - Google Patents

自動車用灰皿

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JPH0722840U
JPH0722840U JP5347793U JP5347793U JPH0722840U JP H0722840 U JPH0722840 U JP H0722840U JP 5347793 U JP5347793 U JP 5347793U JP 5347793 U JP5347793 U JP 5347793U JP H0722840 U JPH0722840 U JP H0722840U
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一博 山手
浩之 徳田
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Delta Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない部品点数でもって自動車用灰皿を簡単
に組付けることができ、さらにはリサイクルできるよう
にする。 【構成】 インナーケース及びリッドを熱可塑性樹脂に
て成形し、これを熱可塑性樹脂製ヒンジ部によって相互
に開閉自在に組付ける。インナーケースの背面には円弧
状のガイド受け面を形成し、リッドにはガイド受け面と
摺接するガイドプレートを設け、ガイドプレート及びガ
イド受け面にはカムを形成してリッドを開き位置及び閉
じ位置に所定の節度をもって保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用灰皿に関し、特に組付性を向上でき、しかもリサイクル を可能となした灰皿に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車においては、車室内で喫煙できるように灰皿を設けることが多い。かか る自動車用灰皿には、インナーケースの上面開口部にリッドをヒンジピンにて閉 じ位置と開き位置との間で回動自在に取付け、コイルばねによってリッドを開き 位置に付勢した構造が知られている(実公平2−26751号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の自動車用灰皿では、部品点数が多く、しかもコイルばねの 端部をインナーケースやリッドに係止する等の煩雑な作業を必要とし、組付けに 時間がかかるという問題があった。
【0004】 また、インナーケース及びリッドをフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂で成形し 、金属製のヒンジピンやコイルばねを使用しているので、廃車した自動車等から 灰皿を回収してもリサイクルができず、廃棄するしかなかった。
【0005】 この考案は、かかる問題点に鑑み、部品点数が少なく、しかも簡単に組付ける ことができ、さらにはリサイクルを可能となした自動車用灰皿を提供することを 課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案に係る自動車用灰皿は、車体側にインナーケースを取付け、該イ ンナーケースの開口部にリッドを開閉自在に支承してなる自動車用灰皿において 、インナーケース及びリッドを熱可塑性樹脂にて成形して熱可塑性樹脂製ヒンジ 部によって相互に開閉自在に組付ける一方、インナーケースの背面には円弧状の ガイド受け面を形成し、リッドの後端にはガイド受け面と摺接するガイドプレー トを設け、ガイドプレート及びガイド受け面にはカムを形成してリッドを開き位 置及び閉じ位置に所定の節度をもって保持するようにしたことを特徴とする。
【0007】 ヒンジ部はインナーケースやリッドと別体に設けてもよく、一体に形成しても よい。例えば、リッドの両側には取付アームを設け、取付アームの先端部にはヒ ンジ部を構成するシャフト受けを形成し、ヒンジ部を構成する熱可塑性樹脂製の ヒンジシャフトをシャフト受けに挿通しインナーケース側壁面に嵌合させてリッ ドをインナーケースに開閉自在に取付けることができる。また、インナーケース の両側面にはヒンジボスを突設し、リッドの両側にはボス受けを有する取付アー ムを一体に形成し、取付アームのボス受けをヒンジボスに外嵌させてリッドをイ ンナーケースに開閉自在に取付けるようにしてもよい。
【0008】
【作用及び考案の効果】
本考案によれば、インナーケース、リッド、ヒンジ部及びカム部を熱可塑性樹 脂で成形したので、廃車した自動車等から灰皿を回収するとそれを原料としてイ ンナーケース、リッド、ヒンジ部及びカム部を再生できる。
【0009】 また、カムによってリッドを開き位置及び閉じ位置に節度をもって保持するよ うにしたので、従来のコイルばねが不要となり、部品点数を低減でき、又コイル ばね端部の係止等の煩雑な作業を省略でき、組付性を向上できる。
【0010】 特に、リッドをインナーケースに被せ、ヒンジシャフトをシャフト受けに挿通 してインナーケース側面に嵌合するか、取付アームをその弾性を利用して外側方 に拡げ、リッドをインナーケースに被せて取付アームを元に戻すと、取付アーム のボス受けをインナーケースのヒンジボスに外嵌でき、こうしてワンタッチで組 付けでき、組付性を大幅にアップできる。
【0011】 さらに、樹脂製のカムによってリッドに節度を付与し、又ヒンジ部を樹脂で成 形したので、従来のような金属製のヒンジピンやコイルばねは不要となり、軽量 化を図ることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は 本考案の一実施例による自動車用灰皿を示す。図において、灰皿10はインナー ケース11にリッド12をヒンジで開閉自在に取付けて構成されている。このイ ンナーケース11は熱可塑性樹脂を用いて略箱状に成形され、その上面は開口さ れ、該開口110の周縁前半部にはフランジ111が形成され、背面は略円弧状 のガイド受け面112に形成され、又両側面ほぼ中央にはヒンジ取付用角穴11 3が形成されている。
【0013】 上記リッド12はこれも熱可塑性樹脂を用いて成形され、その後方部両側には ヒンジを構成する取付アーム120が一体に形成され、該取付アーム120の先 端部には円形部が形成され、該円形部にシャフト受け121が開設されている。
【0014】 また、リッド12の後端にはガイドプレート123がほぼ垂直な方向に一体形 成され、該ガイドプレート123の前面は円弧状に形成されてインナーケース1 1のガイド受け面112と摺接するようになっている。
【0015】 上記ヒンジにはヒンジシャフト13が設けられ、該ヒンジシャフト13はこれ も熱可塑性樹脂で成形され、その略半球状のツマミ部133の端面にはシャフト 部131が、その前方には2つ割りの係止用爪部130が形成されており、上記 シャフト部131は上記シャフト受け121に挿通され、上記係止用爪部130 が上記インナーケース11の両側面の角穴113に嵌合固定されることによって 上記リッド12がインナーケース11に開閉自在に取付けられている。
【0016】 また、リッド12のガイドプレート123にはカム122が水平方向に延びて 突設され、インナーケース11のガイド受け面112にはカム118が上下に所 定の間隔をあけて水平方向に延びて凹設されており、リッド12側のカム122 がインナーケース11側のいずれか一方のカム118に噛合することによってリ ッド12は開き位置A又は閉じ位置Bに所定の節度をもって保持されるようにな っている。
【0017】 本実施例の灰皿1を組付ける場合、インナーケース11の上面開口110にリ ッド12を被せ、取付アーム120のシャフト受け121と角穴113とを位置 合わせし、ヒンジシャフト13を持ってその係止用爪部130をインナーケース 11の角穴113に嵌入し固定すればよく、このように灰皿10はワンタッチで 組付けることができる。
【0018】 この状態ではガイドプレート123のカム122とガイド受け面112の上側 カム118とが噛合され、リッド12は閉じ位置Bに保持されている。他方、ガ イドプレート123及びインナーケース11は熱可塑性樹脂で成形されて所定の 弾性変形能を有するので、リッド12を開くと、取付アーム120がヒンジシャ フト13の回りをカム122、118を弾性変形させつつ回転し、開き位置Aに なるとカム122が下方のカム118と噛合してリッド12は開き位置Aに保持 され、こうしてリッド12を所定の節度をもって開き位置A及び飛び位置Bに保 持できる。
【0019】 また、灰皿10の構成部品であるインナーケース11、リッド12及びヒンジ シャフト13を全て熱可塑性樹脂で成形したので、例えば廃車した自動車等から 灰皿10を回収するとそれを原料として灰皿10の構成部品11〜13を再成形 でき、リサイクルが可能となり、又従来のような金属製のヒンジピンやコイルば ねは不要で、灰皿10の軽量化が達成できる。
【0020】 また、カム122、118によってリッド12を開き位置A及び閉じ位置Bに 保持できるようにしたので、従来のコイルばねは必要なくなり、部品点数を削減 できるとともに、コイルばね端部の係止等の煩雑な作業を省略でき、組付性を大 幅に向上できる。
【0021】 また、図3及び図4は本考案の第2の実施例による自動車用灰皿を示し、図1 及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。本実施例はリッド12とインナ ーケース11の取付構造が上記実施例と異なっている。即ち、リッド12の取付 アーム120の先端部にはボス受け121が開設されている一方、インナーケー ス11の両側面には筒状のヒンジボス116が突設され、該ヒンジボス116に 取付アーム120のボス受け121が外嵌されることによって上記リッド12が インナーケース11に開閉自在に取付けられている。
【0022】 本実施例の灰皿1を組付ける場合、リッド12の取付アーム120をその弾性 を利用して外側方に拡げ、該リッド12をインナーケース11の上面開口110 に被せ、取付アーム120から手を離すと、取付アーム120が元に戻ってボス 受け121がヒンジボス116に外嵌され、このように灰皿10はワンタッチで 組付けることかできる。
【0023】 なお、上記実施例ではガイドプレート123のカム122は図5(a) に示すよ うに幅方向全幅に延びて形成したが、図5(b) に示すように中央部にスリットを 形成して弾性変形容易部125を設け、該弾性変形容易部125に幅方向にカム 122を形成してもよく、又図5(c) に示すようにカム122を有する弾性変形 容易板126を熱可塑性樹脂でガイドプレート123とは別体に形成し、ガイド プレート123に切り欠きを設け、該切り欠きにクリップ127によって弾性変 形容易板126を取付けることもできる。また、カム122は幅方向に延びて突 設するのではなく、図5(d) に示すようにガイドプレート123の両側に凸状カ ム128を形成してもよく、又図5(e) に示すように熱可塑性樹脂のリベット1 29をガイドプレート123の取付穴に嵌入し、該リベット129を凸状カムと することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による自動車用灰皿を示す
概略斜視図である。
【図2】 上記自動車用灰皿を示す分解斜視図てある。
【図3】 本考案の第2の実施例を示す概略斜視図であ
る。
【図4】 上記自動車用灰皿を示す分解斜視図である。
【図5】 上記2つの実施例の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10…灰皿 11…インナーケース 116…ボス 118…カム 12…リッド 120…取付アーム 121…シャフト受け(ボス受け) 122…カム 128…カム 129…カム 13…ヒンジシャフト

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側にインナーケースを取付け、該イ
    ンナーケースの開口部にリッドを開閉自在に支承してな
    る自動車用灰皿において、 上記インナーケース及びリッドが熱可塑性樹脂にて成形
    され、熱可塑性樹脂製ヒンジ部によって相互に開閉自在
    に組付けられている一方、 上記インナーケースの背面には円弧状のガイド受け面が
    形成され、リッドの後端にはガイド受け面と摺接するガ
    イドプレートが設けられ、該ガイドプレート及びガイド
    受け面にはカムが形成されてリッドを開き位置及び閉じ
    位置に所定の節度をもって保持可能となしたことを特徴
    とする自動車用灰皿。
  2. 【請求項2】 上記リッドの両側には取付アームが形成
    され、該取付アームの先端部には上記ヒンジ部を構成す
    るシャフト受けが形成され、上記ヒンジ部を構成する熱
    可塑性樹脂製のヒンジシャフトが上記シャフト受けを挿
    通して上記インナーケース側壁面に嵌合されて上記リッ
    ドがインナーケースに開閉自在に取付けられている請求
    項1記載の自動車用灰皿。
  3. 【請求項3】 上記インナーケースの両側面にはヒンジ
    ボスが突設され、上記リッドの両側にはボス受けを有す
    る取付アームが一体に形成され、該取付アームのボス受
    けが上記ヒンジボスに外嵌されて上記リッドがインナー
    ケースに開閉自在に取付けられている請求項1記載の自
    動車用灰皿。
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