JPH0722831B2 - 消耗電極式自動溶接装置の溶接トーチ清掃装置 - Google Patents
消耗電極式自動溶接装置の溶接トーチ清掃装置Info
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- JPH0722831B2 JPH0722831B2 JP15515089A JP15515089A JPH0722831B2 JP H0722831 B2 JPH0722831 B2 JP H0722831B2 JP 15515089 A JP15515089 A JP 15515089A JP 15515089 A JP15515089 A JP 15515089A JP H0722831 B2 JPH0722831 B2 JP H0722831B2
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- nozzle cup
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/32—Accessories
- B23K9/328—Cleaning of weld torches, i.e. removing weld-spatter; Preventing weld-spatter, e.g. applying anti-adhesives
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、消耗電極式の溶接を行う溶接ロボットや自走
式自動溶接機等の自動溶接装置での溶接トーチの清掃装
置に関する。
式自動溶接機等の自動溶接装置での溶接トーチの清掃装
置に関する。
《従来技術》 MIG溶接、MAG溶接、炭酸ガスアーク溶接等の消耗電極式
溶接では、シールドガスを噴出するノズルカップの内面
と電極を保持しているチップの外面とにスパッタが付着
し、シールドガスの流れを乱し、溶接効率を低下させる
ことがあった。そこで、従来、消耗電極式溶接を行って
いる溶接ロボットや自動溶接機等の自動溶接装置では、
ノズルカップをトーチ本体に装着した状態でブラシ等の
スパッタ掻き取り部材をノズルカップ内に挿入して、ト
ーチ内のスパッタを清掃するようにしたものが知られて
いる。
溶接では、シールドガスを噴出するノズルカップの内面
と電極を保持しているチップの外面とにスパッタが付着
し、シールドガスの流れを乱し、溶接効率を低下させる
ことがあった。そこで、従来、消耗電極式溶接を行って
いる溶接ロボットや自動溶接機等の自動溶接装置では、
ノズルカップをトーチ本体に装着した状態でブラシ等の
スパッタ掻き取り部材をノズルカップ内に挿入して、ト
ーチ内のスパッタを清掃するようにしたものが知られて
いる。
《解決しようとする課題》 ところが、従来のものでは、ノズルカップをトーチ本体
に装着したままスパッタ掻き取り具をノズルカップの端
面開口から挿入するようにしていたことから、ノズルカ
ップの内面とチップとの間の奥部に付着したスパッタを
完全に除去することはできなかった。そして、このノズ
ルカップの内面とチップとの間の奥部にはシールドガス
の連通口が開口していることから、この部分にスパッタ
が付着したままではシールドガスの流れを乱して、シー
ルド性を低下させ、溶接部の信頼度を低下させる原因と
なっていた。
に装着したままスパッタ掻き取り具をノズルカップの端
面開口から挿入するようにしていたことから、ノズルカ
ップの内面とチップとの間の奥部に付着したスパッタを
完全に除去することはできなかった。そして、このノズ
ルカップの内面とチップとの間の奥部にはシールドガス
の連通口が開口していることから、この部分にスパッタ
が付着したままではシールドガスの流れを乱して、シー
ルド性を低下させ、溶接部の信頼度を低下させる原因と
なっていた。
本発明はこのような点に着目してなされたもので、ノズ
ルカップの内面及びチップの外面からスパッタを確実に
除去することのできる清掃装置を提供することを目的と
する。
ルカップの内面及びチップの外面からスパッタを確実に
除去することのできる清掃装置を提供することを目的と
する。
《課題を解決するための手段》 前述の目的を達成するために本発明は、消耗電極式自動
溶接装置における溶接トーチの待機位置に配置される溶
接トーチ清掃装置であって、溶接トーチのノズルカップ
に外嵌するノズルカップ清掃筒と溶接トーチのチップ部
に外嵌するチップ部清掃筒とを有し、両清掃筒をホルダ
ーに一定間隔へだてた状態で回転可能に支持させるとと
もに、両清掃筒を正逆回転可能な電動モータに回転伝動
機構を介して連動連結し、電動モータを両清掃筒のホル
ダーに一体に固定し、このホルダーを２本のリニアアク
チュエータで水平移動並びに垂直移動可能に構成し、水
平方向に移動するリニアアクチュエータの作動によりホ
ルダーが一方の作動端部に位置した状態でのノズルカッ
プ清掃筒に対応させて溶接トーチが待機位置に戻ってき
たことを検出して作動する検出スイッチを配置するとと
もに、水平方向に駆動するリニアアクチュエータの作動
により、ホルダーが他方の作動端部に位置した状態での
ノズルカップ清掃筒の軸芯位置に一致させてノズルカッ
プ内面清掃用清掃具を配置し、チップ部清掃筒の内面に
トーチボディ清掃具を配置したことを特徴としている。
溶接装置における溶接トーチの待機位置に配置される溶
接トーチ清掃装置であって、溶接トーチのノズルカップ
に外嵌するノズルカップ清掃筒と溶接トーチのチップ部
に外嵌するチップ部清掃筒とを有し、両清掃筒をホルダ
ーに一定間隔へだてた状態で回転可能に支持させるとと
もに、両清掃筒を正逆回転可能な電動モータに回転伝動
機構を介して連動連結し、電動モータを両清掃筒のホル
ダーに一体に固定し、このホルダーを２本のリニアアク
チュエータで水平移動並びに垂直移動可能に構成し、水
平方向に移動するリニアアクチュエータの作動によりホ
ルダーが一方の作動端部に位置した状態でのノズルカッ
プ清掃筒に対応させて溶接トーチが待機位置に戻ってき
たことを検出して作動する検出スイッチを配置するとと
もに、水平方向に駆動するリニアアクチュエータの作動
により、ホルダーが他方の作動端部に位置した状態での
ノズルカップ清掃筒の軸芯位置に一致させてノズルカッ
プ内面清掃用清掃具を配置し、チップ部清掃筒の内面に
トーチボディ清掃具を配置したことを特徴としている。
《作用》 本発明では、消耗電極式自動溶接装置における溶接トー
チの待機位置に配置される溶接トーチ清掃装置であっ
て、溶接トーチのノズルカップに外嵌するノズルカップ
清掃筒と溶接トーチのチップ部に外嵌するチップ部清掃
筒とを有し、両清掃筒をホルダーに一定間隔へだてた状
態で回転可能に支持させるとともに、両清掃筒を正逆回
転可能な電動モータに回転伝動機構を介して連動連結
し、電動モータを両清掃筒のホルダーに一体に固定し、
このホルダーを２本のリニアアクチュエータで水平移動
並びに垂直移動可能に構成し、水平方向に駆動するリニ
アアクチュエータの作動によりホルダーが一方の作動端
部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒に対応させて
溶接トーチが待機位置に戻ってきたことを検出して作動
する検出スイッチを配置するとともに、水平方向に駆動
するリニアアクチュエータの作動により、ホルダーが他
方の作動端部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒の
軸芯位置に一致させてノズルカップ内面清掃用清掃具を
配置し、チップ部清掃筒の内面にトーチボディ清掃具を
配置してあるので、溶接トーチが待機位置に戻って来る
と、それを検出スイッチで検出し、昇降用リニアアクチ
ュエータが作動してホルダーを上昇させ、ノズルカップ
清掃筒が溶接トーチのノズルカップに外嵌する。そし
て、ノズルカップ清掃筒が溶接トーチのノズルカップに
外嵌すると電動モータが正転作動しながら昇降用リニア
アクチュエータが作動してホルダーを下降してノズルカ
ップを溶接トーチ本体から螺解して取り外す。昇降用リ
ニアアクチュエータの下降作動でホルダーが下限に達す
ると水平移動用アクチュエータが作動して、ノズルカッ
プ清掃筒をノズルカップ内面清掃具の配設位置の下方ま
で移動する。ノズルカップ清掃筒がノズルカップ内面清
掃具の配設位置に達すると、昇降用リニアアクチュエー
タが作動してホルダーが上昇する。このときノズルカッ
プ清掃筒は回転を継続していることから、ノズルカップ
内面清掃具でノズルカップ内面に付着しているスパッタ
を除去する。そして、ノズルカップ清掃筒がノズルカッ
プ清掃具の配設位置に達した状態でチップ部清掃筒が溶
接トーチ本体の下方に位置しており、ホルダーの上昇作
動で溶接トーチのチップ部が回転しながら上昇するチッ
プ部清掃筒の内部に挿入され、チップ部清掃筒の内面に
配置したトーチボディ清掃具でチップ外周面に付着した
スパッタを除去する。昇降用リニアアクチュエータが上
昇限に達すると、昇降用リニアアクチュエータが下降作
動しホルダーを下降させる。ホルダーが下限に達すると
水平移動用リニアアクチュエータが作動してノズルカッ
プ清掃筒が溶接トーチの下方に位置する個所まで移動
し、電動モータを逆転作動させながら昇降用リニアアク
チュエータを作動させてノズルカップ清掃筒を溶接トー
チ本体に挿嵌し、ノズルカップを溶接トーチ本体に螺着
する。ノズルカップを完全に螺着した状態で電動モータ
を停止し、昇降用アクチュエータを作動させてホルダー
が下限に位置するを原点姿勢に復帰する。
チの待機位置に配置される溶接トーチ清掃装置であっ
て、溶接トーチのノズルカップに外嵌するノズルカップ
清掃筒と溶接トーチのチップ部に外嵌するチップ部清掃
筒とを有し、両清掃筒をホルダーに一定間隔へだてた状
態で回転可能に支持させるとともに、両清掃筒を正逆回
転可能な電動モータに回転伝動機構を介して連動連結
し、電動モータを両清掃筒のホルダーに一体に固定し、
このホルダーを２本のリニアアクチュエータで水平移動
並びに垂直移動可能に構成し、水平方向に駆動するリニ
アアクチュエータの作動によりホルダーが一方の作動端
部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒に対応させて
溶接トーチが待機位置に戻ってきたことを検出して作動
する検出スイッチを配置するとともに、水平方向に駆動
するリニアアクチュエータの作動により、ホルダーが他
方の作動端部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒の
軸芯位置に一致させてノズルカップ内面清掃用清掃具を
配置し、チップ部清掃筒の内面にトーチボディ清掃具を
配置してあるので、溶接トーチが待機位置に戻って来る
と、それを検出スイッチで検出し、昇降用リニアアクチ
ュエータが作動してホルダーを上昇させ、ノズルカップ
清掃筒が溶接トーチのノズルカップに外嵌する。そし
て、ノズルカップ清掃筒が溶接トーチのノズルカップに
外嵌すると電動モータが正転作動しながら昇降用リニア
アクチュエータが作動してホルダーを下降してノズルカ
ップを溶接トーチ本体から螺解して取り外す。昇降用リ
ニアアクチュエータの下降作動でホルダーが下限に達す
ると水平移動用アクチュエータが作動して、ノズルカッ
プ清掃筒をノズルカップ内面清掃具の配設位置の下方ま
で移動する。ノズルカップ清掃筒がノズルカップ内面清
掃具の配設位置に達すると、昇降用リニアアクチュエー
タが作動してホルダーが上昇する。このときノズルカッ
プ清掃筒は回転を継続していることから、ノズルカップ
内面清掃具でノズルカップ内面に付着しているスパッタ
を除去する。そして、ノズルカップ清掃筒がノズルカッ
プ清掃具の配設位置に達した状態でチップ部清掃筒が溶
接トーチ本体の下方に位置しており、ホルダーの上昇作
動で溶接トーチのチップ部が回転しながら上昇するチッ
プ部清掃筒の内部に挿入され、チップ部清掃筒の内面に
配置したトーチボディ清掃具でチップ外周面に付着した
スパッタを除去する。昇降用リニアアクチュエータが上
昇限に達すると、昇降用リニアアクチュエータが下降作
動しホルダーを下降させる。ホルダーが下限に達すると
水平移動用リニアアクチュエータが作動してノズルカッ
プ清掃筒が溶接トーチの下方に位置する個所まで移動
し、電動モータを逆転作動させながら昇降用リニアアク
チュエータを作動させてノズルカップ清掃筒を溶接トー
チ本体に挿嵌し、ノズルカップを溶接トーチ本体に螺着
する。ノズルカップを完全に螺着した状態で電動モータ
を停止し、昇降用アクチュエータを作動させてホルダー
が下限に位置するを原点姿勢に復帰する。
これにより、溶接トーチのノズルカップ内面やチップ部
の外周面に付着したスパッタを自動的に確実に除去する
ことができる。しかも、この作業はワークの交換作業に
行えるので溶接作業に支障をきたすことはない。
の外周面に付着したスパッタを自動的に確実に除去する
ことができる。しかも、この作業はワークの交換作業に
行えるので溶接作業に支障をきたすことはない。
《実 施 例》 図面は本発明の実施例を示し、第１図は要部取り出し斜
視図、第２図は縦断正面図、第３図は縦断側面図、第４
図は要部の縦断面図である。
視図、第２図は縦断正面図、第３図は縦断側面図、第４
図は要部の縦断面図である。
この溶接トーチ清掃装置（１）は、消耗電極式の溶接を
行う溶接ロボットや自動溶接機での溶接トーチ待機位置
に配置されるものであって、溶接トーチ（２）のノズル
カップ（３）やワイヤ電極（４）を保持しているチップ
部（５）に付着したスパッタを除去するものである。
行う溶接ロボットや自動溶接機での溶接トーチ待機位置
に配置されるものであって、溶接トーチ（２）のノズル
カップ（３）やワイヤ電極（４）を保持しているチップ
部（５）に付着したスパッタを除去するものである。
そして、溶接トーチ清掃装置（１）は基枠（６）の内部
に直交状に配置した２本の両ロッド型エアシリンダ
（７）（８）と、この両エアシリンダ（７）（８）の作
動で水平方向と垂直方向とに移動可能なホルダー（９）
と、このホルダー（９）に固定されている電動モータ
（10）を装備して構成されており、基枠（６）に昇降用
エアシリンダ（７）の両ロッドエンド（11）を固定し、
昇降移動可能なシリンダボディ（12）に水平移動用エア
シリンダ（８）のシリンダボディ（13）を固定し、水平
移動用エアシリンダ（８）の両ロッドエンド（14）をホ
ルダー（９）に固定してある。従って、両エアシリンダ
（７）（８）の作動でホルダー（９）は水平移動と垂直
移動をするようになっている。
に直交状に配置した２本の両ロッド型エアシリンダ
（７）（８）と、この両エアシリンダ（７）（８）の作
動で水平方向と垂直方向とに移動可能なホルダー（９）
と、このホルダー（９）に固定されている電動モータ
（10）を装備して構成されており、基枠（６）に昇降用
エアシリンダ（７）の両ロッドエンド（11）を固定し、
昇降移動可能なシリンダボディ（12）に水平移動用エア
シリンダ（８）のシリンダボディ（13）を固定し、水平
移動用エアシリンダ（８）の両ロッドエンド（14）をホ
ルダー（９）に固定してある。従って、両エアシリンダ
（７）（８）の作動でホルダー（９）は水平移動と垂直
移動をするようになっている。
ホルダー（９）には２本の筒軸（15）（16）がホルダー
（９）の移動方向で一定の間隔を隔てて回転可能に支持
してある。各筒軸（15）（16）にはそれぞれ平歯車（1
7）（18）が外嵌してあり、一方の平歯車（17）を介し
てノズルカップ清掃筒（19）を筒軸（15）に固定すると
ともに、他方の平歯車（18）を介してチップ部清掃筒
（20）を他方の筒軸（16）に固定している。この両平歯
車（17）（18）は咬合い係合しており、チップ部清掃筒
（20）を装着している平歯車（18）が電動モータ（10）
の出力軸（21）に固定した駆動歯車（22）に咬合ってい
る。これにより、電動モータ（10）を作動させるとその
回転は３つの平歯車（17）（17）（22）で構成される歯
車伝動機構（23）を介して両清掃筒（19）（20）に伝達
され、ノズルカップ清掃筒（19）とチップ部清掃筒（2
0）は互いに逆方向に回転することになる。
（９）の移動方向で一定の間隔を隔てて回転可能に支持
してある。各筒軸（15）（16）にはそれぞれ平歯車（1
7）（18）が外嵌してあり、一方の平歯車（17）を介し
てノズルカップ清掃筒（19）を筒軸（15）に固定すると
ともに、他方の平歯車（18）を介してチップ部清掃筒
（20）を他方の筒軸（16）に固定している。この両平歯
車（17）（18）は咬合い係合しており、チップ部清掃筒
（20）を装着している平歯車（18）が電動モータ（10）
の出力軸（21）に固定した駆動歯車（22）に咬合ってい
る。これにより、電動モータ（10）を作動させるとその
回転は３つの平歯車（17）（17）（22）で構成される歯
車伝動機構（23）を介して両清掃筒（19）（20）に伝達
され、ノズルカップ清掃筒（19）とチップ部清掃筒（2
0）は互いに逆方向に回転することになる。
また、この清掃装置（１）には自動溶接装置の溶接トー
チ（２）が待機位置（作動原点位置）に戻ったことを検
出する近接スイッチ（24）と、ノズルカップ（３）の内
面を清掃するワイヤブラシ等のノズルカップ清掃具（2
5）が配置してある。前記ホルダー（９）はノズルカッ
プ清掃筒（19）の軸芯が作動原点位置にある溶接トーチ
（２）の軸芯に一致した状態で下降位置にある原点姿勢
と、チップ部清掃筒（20）の軸芯が作動原点位置にある
溶接トーチ（２）の軸芯に一致した状態ある清掃作業姿
勢との間を移動するようになっており、前述のノズルカ
ップ内面清掃具（25）はホルダー（９）が清掃作業姿勢
になった際にノズルカップ清掃筒（19）の軸芯に一致す
る位置に固定配置してある。また、チップ部清掃筒（2
0）の内面にはワイヤブラシ等のトーチボディ清掃具（2
6）が配置してある。
チ（２）が待機位置（作動原点位置）に戻ったことを検
出する近接スイッチ（24）と、ノズルカップ（３）の内
面を清掃するワイヤブラシ等のノズルカップ清掃具（2
5）が配置してある。前記ホルダー（９）はノズルカッ
プ清掃筒（19）の軸芯が作動原点位置にある溶接トーチ
（２）の軸芯に一致した状態で下降位置にある原点姿勢
と、チップ部清掃筒（20）の軸芯が作動原点位置にある
溶接トーチ（２）の軸芯に一致した状態ある清掃作業姿
勢との間を移動するようになっており、前述のノズルカ
ップ内面清掃具（25）はホルダー（９）が清掃作業姿勢
になった際にノズルカップ清掃筒（19）の軸芯に一致す
る位置に固定配置してある。また、チップ部清掃筒（2
0）の内面にはワイヤブラシ等のトーチボディ清掃具（2
6）が配置してある。
図中符号（27）はノズルカップ清掃筒（19）の回転原点
を検出するための位置検出機構で、ホルダー（９）に固
定した位置検出スイッチ（28）と、ノズルカップ清掃筒
（19）と一体になって回転する平歯車（17）の下面に固
定したドク（29）とで構成してある。また、ノズルカッ
プ清掃筒（19）の上端部はノズルカップ（３）の外周面
に形成した非円形部にピッタリと嵌まり合う形状に形成
してある。
を検出するための位置検出機構で、ホルダー（９）に固
定した位置検出スイッチ（28）と、ノズルカップ清掃筒
（19）と一体になって回転する平歯車（17）の下面に固
定したドク（29）とで構成してある。また、ノズルカッ
プ清掃筒（19）の上端部はノズルカップ（３）の外周面
に形成した非円形部にピッタリと嵌まり合う形状に形成
してある。
次にこのトーチ清掃装置（１）の作動を第５図及び第６
図を参照しながら説明する。
図を参照しながら説明する。
溶接作業を行っている溶接トーチ（２）が待機位置に戻
って来ると、それを検出スイッチ（24）で検出し、昇降
用エアシリンダ（７）が作動してホルダー（９）を上昇
させ、ノズルカップ清掃筒（19）が溶接トーチ（２）の
ノズルカップ（３）に外嵌する。そして、ノズルカップ
清掃筒（19）が溶接トーチ（２）のノズルカップ（３）
に外嵌すると電動モータ（10）が正転作動しながら昇降
用エアシリンダ（７）が作動してホルダー（９）を下降
してノズルカップ（３）を溶接トーチ本体から螺解して
取り外す。昇降用リニアアクチュエータ（７）の下降作
動でホルダー（９）が下限に達すると、水平移動用エア
シリンダ（８）が作動して、ノズルカップ清掃筒（19）
をノズルカップ内面清掃具（25）の配設位置の下方まで
移動する。ノズルカップ清掃筒（19）がノズルカップ内
面清掃具（25）の配設位置の下方に達すると、昇降用エ
アシリンダ（７）が作動してホルダー（９）が上昇す
る。このときノズルカップ清掃筒（19）は回転を継続し
ていることから、ノズルカップ内面清掃具（25）でノズ
ルカップ（３）の内面に付着しているスパッタを掻き落
として除去する。そして、ノズルカップ清掃筒（19）が
ノズルカップ内面清掃具（25）の配設位置に達した状態
ではチップ部清掃筒（20）が溶接トーチ本体の下方に位
置しているから、ホルダー（９）の上昇作動で溶接トー
チ（２）のチップ部（５）は回転しながら上昇するチッ
プ部清掃筒（20）の内部に挿入され、チップ部清掃筒
（20）の内面に配置したトーチボディ清掃具（26）でチ
ップ部の外周面に付着したスパッタを掻き落として除去
する。昇降用エアシリンダ（７）が上昇限界に達する
と、昇降用エアシリンダ（７）が下降作動に切り換わわ
り、ホルダー（９）を下降移動させる。ホルダー（９）
が下限に達すると水平移動用エアシリンダ（８）が作動
してノズルカップ清掃筒（19）を溶接トーチ（２）の下
方に位置する個所まで移動させ、電動モータ（10）を逆
転作動させながら昇降用エアシリンダ（７）を作動させ
てノズルカップ清掃筒（19）を溶接トーチ本体に挿嵌
し、ノズルカップ（３）を溶接トーチ本体に螺着する。
ノズルカップ（３）を溶接トーチ本体に確実に螺着した
状態で電動モータ（10）を停止し、昇降用エアシリンダ
（７）を作動させてホルダー（９）が下限に位置するを
原点姿勢に復帰させる。
って来ると、それを検出スイッチ（24）で検出し、昇降
用エアシリンダ（７）が作動してホルダー（９）を上昇
させ、ノズルカップ清掃筒（19）が溶接トーチ（２）の
ノズルカップ（３）に外嵌する。そして、ノズルカップ
清掃筒（19）が溶接トーチ（２）のノズルカップ（３）
に外嵌すると電動モータ（10）が正転作動しながら昇降
用エアシリンダ（７）が作動してホルダー（９）を下降
してノズルカップ（３）を溶接トーチ本体から螺解して
取り外す。昇降用リニアアクチュエータ（７）の下降作
動でホルダー（９）が下限に達すると、水平移動用エア
シリンダ（８）が作動して、ノズルカップ清掃筒（19）
をノズルカップ内面清掃具（25）の配設位置の下方まで
移動する。ノズルカップ清掃筒（19）がノズルカップ内
面清掃具（25）の配設位置の下方に達すると、昇降用エ
アシリンダ（７）が作動してホルダー（９）が上昇す
る。このときノズルカップ清掃筒（19）は回転を継続し
ていることから、ノズルカップ内面清掃具（25）でノズ
ルカップ（３）の内面に付着しているスパッタを掻き落
として除去する。そして、ノズルカップ清掃筒（19）が
ノズルカップ内面清掃具（25）の配設位置に達した状態
ではチップ部清掃筒（20）が溶接トーチ本体の下方に位
置しているから、ホルダー（９）の上昇作動で溶接トー
チ（２）のチップ部（５）は回転しながら上昇するチッ
プ部清掃筒（20）の内部に挿入され、チップ部清掃筒
（20）の内面に配置したトーチボディ清掃具（26）でチ
ップ部の外周面に付着したスパッタを掻き落として除去
する。昇降用エアシリンダ（７）が上昇限界に達する
と、昇降用エアシリンダ（７）が下降作動に切り換わわ
り、ホルダー（９）を下降移動させる。ホルダー（９）
が下限に達すると水平移動用エアシリンダ（８）が作動
してノズルカップ清掃筒（19）を溶接トーチ（２）の下
方に位置する個所まで移動させ、電動モータ（10）を逆
転作動させながら昇降用エアシリンダ（７）を作動させ
てノズルカップ清掃筒（19）を溶接トーチ本体に挿嵌
し、ノズルカップ（３）を溶接トーチ本体に螺着する。
ノズルカップ（３）を溶接トーチ本体に確実に螺着した
状態で電動モータ（10）を停止し、昇降用エアシリンダ
（７）を作動させてホルダー（９）が下限に位置するを
原点姿勢に復帰させる。
上記実施例では、ホルダー（９）の昇降移動及び水平移
動をエアシリンダ（７）（８）で行うようにしたが、こ
の作動機器としては油圧シリンダやソレノイド等のリニ
アアクチュエータを使用するようにしても良い。更に、
上記実施例では、水平移動用エアシリンダ（８）をホル
ダー（９）に固定し、この水平移動用エアシリンダ
（８）を昇降用エアシリンダ（７）で昇降移動させるよ
うにしたが、昇降用エアシリンダ（７）をホルダー
（９）に固定し、この昇降用エアシリンダ（７）を水平
移動用エアシリンダ（８）で水平移動させるように形成
してもよい。
動をエアシリンダ（７）（８）で行うようにしたが、こ
の作動機器としては油圧シリンダやソレノイド等のリニ
アアクチュエータを使用するようにしても良い。更に、
上記実施例では、水平移動用エアシリンダ（８）をホル
ダー（９）に固定し、この水平移動用エアシリンダ
（８）を昇降用エアシリンダ（７）で昇降移動させるよ
うにしたが、昇降用エアシリンダ（７）をホルダー
（９）に固定し、この昇降用エアシリンダ（７）を水平
移動用エアシリンダ（８）で水平移動させるように形成
してもよい。
《効果》 本発明では、消耗電極式自動溶接装置における溶接トー
チの待機位置に配置される溶接トーチ清掃装置であっ
て、溶接トーチのノズルカップに外嵌するノズルカップ
清掃筒と溶接トーチのチップ部に外嵌するチップ部清掃
筒とを有し、両清掃筒をホルダーに一定間隔へだてた状
態で回転可能に支持させるとともに、両清掃筒を正逆回
転可能な電動モータに回転伝動機構を介して連動連結
し、電動モータを両清掃筒のホルダーに一体に固定し、
このホルダーを２本のリニアアクチュエータで水平移動
並びに垂直移動可能に構成し、水平方向に駆動するリニ
アアクチュエータの作動によりホルダーが一方の作動端
部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒に対応させて
溶接トーチが待機位置に戻ってきたことを検出して作動
する検出スイッチを配置するとともに、水平方向に駆動
するリニアアクチュエータの作動により、ホルダーが他
方の作動端部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒の
軸芯位置に一致させてノズルカップ内面清掃具を配置
し、チップ部清掃筒の内面にトーチボディ清掃具を配置
してあるので、消耗電極式自動溶接装置での溶接作業時
に溶接トーチが待機位置に戻って来ることに連動して作
動し、溶接トーチからノズルカップを取り外してノズル
カップの内面及び溶接トーチのチップ部外周面に付着し
ているスパッタを自動的に除去したのち、ノズルカップ
を溶接トーチに再セットするようになっているから、ノ
ズルカップやチップ部の外周面に付着したスパッタを自
動的に確実に除去することができる。
チの待機位置に配置される溶接トーチ清掃装置であっ
て、溶接トーチのノズルカップに外嵌するノズルカップ
清掃筒と溶接トーチのチップ部に外嵌するチップ部清掃
筒とを有し、両清掃筒をホルダーに一定間隔へだてた状
態で回転可能に支持させるとともに、両清掃筒を正逆回
転可能な電動モータに回転伝動機構を介して連動連結
し、電動モータを両清掃筒のホルダーに一体に固定し、
このホルダーを２本のリニアアクチュエータで水平移動
並びに垂直移動可能に構成し、水平方向に駆動するリニ
アアクチュエータの作動によりホルダーが一方の作動端
部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒に対応させて
溶接トーチが待機位置に戻ってきたことを検出して作動
する検出スイッチを配置するとともに、水平方向に駆動
するリニアアクチュエータの作動により、ホルダーが他
方の作動端部に位置した状態でのノズルカップ清掃筒の
軸芯位置に一致させてノズルカップ内面清掃具を配置
し、チップ部清掃筒の内面にトーチボディ清掃具を配置
してあるので、消耗電極式自動溶接装置での溶接作業時
に溶接トーチが待機位置に戻って来ることに連動して作
動し、溶接トーチからノズルカップを取り外してノズル
カップの内面及び溶接トーチのチップ部外周面に付着し
ているスパッタを自動的に除去したのち、ノズルカップ
を溶接トーチに再セットするようになっているから、ノ
ズルカップやチップ部の外周面に付着したスパッタを自
動的に確実に除去することができる。
これにより、付着したスパッタでシールドガスの流れを
乱すことがなくなり、溶接欠陥のない確実な溶接を行う
ことができるようになる。
乱すことがなくなり、溶接欠陥のない確実な溶接を行う
ことができるようになる。
しかも、この作業はワークの交換作業に行えるので溶接
作業に支障をきたすことはない。
作業に支障をきたすことはない。
図面は本発明の実施例を示し、第１図は要部取り出し斜
視図、第２図は縦断正面図、第３図は縦断側面図、第４
図は要部の縦断面図、第５図及び第６図はそれぞれ作動
状態での縦断面図である。 ２……溶接トーチ、３……（２）のノズルカップ、５…
…（２）のチップ部、７・８……リニアアクチュエー
タ、９……ホルダー、10……電動モータ、19……ノズル
カップ清掃筒、20……チップ部清掃筒、22……回転伝動
機構、24……検出スイッチ、25……ノズルカップ内面清
掃具、26……トーチボディ清掃具。
視図、第２図は縦断正面図、第３図は縦断側面図、第４
図は要部の縦断面図、第５図及び第６図はそれぞれ作動
状態での縦断面図である。 ２……溶接トーチ、３……（２）のノズルカップ、５…
…（２）のチップ部、７・８……リニアアクチュエー
タ、９……ホルダー、10……電動モータ、19……ノズル
カップ清掃筒、20……チップ部清掃筒、22……回転伝動
機構、24……検出スイッチ、25……ノズルカップ内面清
掃具、26……トーチボディ清掃具。
Claims (1)
- 【請求項１】消耗電極式自動溶接装置における溶接トー
チ（２）の待機位置に配置される溶接トーチ清掃装置で
あって、溶接トーチ（２）のノズルカップ（３）に外嵌
するノズルカップ清掃筒（19）と溶接トーチ（２）のチ
ップ部（５）に外嵌するチップ部清掃筒（20）とを有
し、両清掃筒（19）（20）をホルダー（９）に一定間隔
へだてた状態で回転可能に支持させるとともに、両清掃
筒（19）（20）を正逆回転可能な電動モータ（10）に回
転伝動機構（22）を介して連動連結し、電動モータ（1
0）を両清掃筒のホルダー（９）に一体に固定し、この
ホルダー（９）を２本のリニアアクチュエータ（７）
（８）で水平移動並びに垂直移動可能に構成し、水平方
向に駆動するリニアアクチュエータ（８）の作動により
ホルダー（９）が一方の作動端部に位置した状態でのノ
ズルカップ清掃筒（19）に対応させて溶接トーチ（２）
が待機位置に戻ってきたことを検出して作動する検出ス
イッチ（24）を配置するとともに、水平方向に駆動する
リニアアクチュエータ（８）の作動により、ホルダー
（９）が他方の作動端部に位置した状態でのノズルカッ
プ清掃筒（19）の軸芯位置に一致させてノズルカップ内
面清掃具（25）を配置し、チップ部清掃筒（20）の内面
にトーチボディ清掃具（26）を配置したことを特徴とす
る消耗電極式自動溶接装置の溶接トーチ清掃装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15515089A JPH0722831B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 消耗電極式自動溶接装置の溶接トーチ清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15515089A JPH0722831B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 消耗電極式自動溶接装置の溶接トーチ清掃装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0323078A JPH0323078A (ja) | 1991-01-31 |
| JPH0722831B2 true JPH0722831B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=15599628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15515089A Expired - Fee Related JPH0722831B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 消耗電極式自動溶接装置の溶接トーチ清掃装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722831B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2551847B2 (ja) * | 1989-07-20 | 1996-11-06 | 株式会社ピーエフユー | 自動溶接機の溶接ノズルの清掃装置 |
| JPH0470274U (ja) * | 1990-10-19 | 1992-06-22 | ||
| WO2005092554A1 (en) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Tregaskiss, Ltd | Apparatus and method for automated servicing of a welding torch |
| EP4039399B1 (en) * | 2014-07-04 | 2024-01-24 | Nasarc Technologies Inc. | Welding torch maintenance apparatus and method of serving a welding torch by using such apparatus |
| CA2966310C (en) * | 2015-09-15 | 2019-08-13 | Tipman Co., Ltd. | Rotary changer |
| CA3024749A1 (en) | 2016-05-20 | 2017-11-23 | Nasarc Technologies Inc. | Motion control method and system for servicing of welding torch |
| CN106112233A (zh) * | 2016-08-23 | 2016-11-16 | 高桥金属制品（苏州）有限公司 | 一种自动清枪防堵装置 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP15515089A patent/JPH0722831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0323078A (ja) | 1991-01-31 |
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