JPH0722727Y2 - ヘッドクリ−ナ - Google Patents

ヘッドクリ−ナ

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JPH0722727Y2
JPH0722727Y2 JP1984181996U JP18199684U JPH0722727Y2 JP H0722727 Y2 JPH0722727 Y2 JP H0722727Y2 JP 1984181996 U JP1984181996 U JP 1984181996U JP 18199684 U JP18199684 U JP 18199684U JP H0722727 Y2 JPH0722727 Y2 JP H0722727Y2
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roller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主としてプレイヤの磁気ヘッドをクリーニン
グするカセットタイプの湿式ヘッドクリーナに関する。
ここで湿式とはケースに内蔵のクリーニングテープに洗
浄液を供給する形態を意味し、本考案はこの洗浄液の供
給手段に特徴を有する。
〔従来の技術〕
この種のヘッドクリーナの従来例として、ケース内のテ
ープ走行経路途中に、クリーニングテープを走行案内す
る塗布ローラを回転自在に配置し、この塗布ローラにケ
ース外から補給した洗浄液を含浸できる吸蔵体を備え付
け、塗布ローラの回転で吸蔵体に含浸させた洗浄液をク
リーニングテープに所定間隔置きに間欠塗布し、以てプ
レイヤ側の磁気ヘッドをぬれ拭きとから拭きの繰り返し
で効率的にクリーニングすることが、例えば実開昭59-3
6021号公報および特開昭59-90224号公報に公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
問題はケースに対する塗布ローラの組み付け構造であ
る。
この点に関し、前出の実開昭59-36021号公報では、ケー
スを構造する上下ハーフ間に塗布ローラを縦軸まわりに
回転自在に支持する形式を採っているが、その具体的な
支持構造は開示されていない。組み付け手順も不明であ
る。
前出の特開昭59-90224号公報では、ケースの上ハーフの
内側に塗布ローラを宙吊り状態で支持している。一般に
洗浄液はエアゾール容器から吹き出すが、その際にエア
ゾール容器の先端ノズルを押し付けて塗布ローラ内の吸
蔵体に洗浄液をガス化して補給する。この補給時など
に、宙吊り状態にある塗布ローラを強く押し過ぎて塗布
ローラの支持部を破損させるおそれがある。しかも、ケ
ースの下ハーフにクリーニングテープを所定のテープパ
スに沿って装着したのち、下ハーフに上ハーフを被せつ
けることになるが、上ハーフの内側に塗布ローラが宙吊
り状態にあるので、塗布ローラがクリーニングテープに
接当干渉しないように、かつ互いに接触するように組み
付けるのは極めて困難であり、塗布ローラの組み付け作
業性にも問題がある。
更にいずれの従来例も、洗浄液の補給のためにケースの
上ハーフに注入口を開ける必要があるが、補給時にエア
ゾール容器の一部が該注入口の周縁部を押当するなど、
外力を受けて注入口まわりが損傷を受けやすい。
そこで本考案の目的は、クリーニングテープに洗浄液を
間欠塗布するための塗布ローラが、ケースに対して回転
性能および組み付け作業性を確保して支持されたヘッド
クリーナを得るにある。
本考案の他の目的は、洗浄液の補給時などにケースの上
ハーフに設けた注入口の開口周縁部まわりが損傷を受け
難いヘッドクリーナを得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のヘッドクリーナは、乾式と湿式の両機能を備え
ていてクリーニングテープに洗浄液が付着する個所とそ
うでない個所とを交互に形成し、該テープを磁気ヘッド
等に外接させる。つまり、クリーニングテープに洗浄液
が付着したウエット部と洗浄液が付着していないドライ
部とを交互にしかも連続的に形成するようにしたもので
ある。
具体的には、上下ハーフ1a・1bを蓋合わせ状に結合して
なるケース1内に、クリーニングテープ4を走行案内す
る塗布ローラ10が回転自在に配置されていること、その
塗布ローラ10は有底の円筒形状に形成されたローラ本体
11と、ローラ本体11の上端開口に嵌め込まれるキャップ
12と、ローラ本体11の内部に装着されて洗浄液が含浸可
能な吸蔵体13とからなること、ローラ本体11の円筒周壁
の一部に窓15を開口してあること、吸蔵体13に含浸の洗
浄液をクリーニングテープ4に転移付着させるパッド16
を有し、このパッド16が前記窓15を介してローラ本体11
の外部に臨んでいること、ローラ本体11の底壁から下向
きにピン18を突設してあり、このピン18を下ハーフ1bの
底壁から突設したボス19の凹穴19aに回転自在に内嵌さ
せて、ローラ本体11の下端を該ボス19上に受け止め支持
してあること、上ハーフ1aの上壁には、前記ボス19に対
向する部位に支持孔22を貫通状に形成してあること、ロ
ーラ本体11の円筒壁の上端近くの外周に、上ハーフ1aの
前記支持孔22まわりの内面に受け止め状態で近接対向す
るフランジ20が張り出し形成されていること、ローラ本
体11の円筒壁のフランジ20より上方の軸部21が、前記支
持孔22に回転自在に嵌合して支持されていること、前記
キャップ12は、洗浄液の注入口12aを有する筒壁部12b
と、該筒壁部12bの上端外周に張り出し形成した鍔部12c
とを有すること、キャップ12の筒壁部12bはローラ本体1
1の上端部に内嵌して一体に連結されていること、キャ
ップ12の鍔部12cは、上ハーフ1aの支持孔22まわりの上
面の凹設面22aに、上ハーフ1aの外表面と面一状ないし
はこれよりも沈むようにして回転自在に配置してあるこ
とを要件とするものである。
〔作用〕
塗布ローラ10の組み付けに際しては、予めローラ本体11
にパッド16を含む吸蔵体13を装着しておき、ケース1の
下ハーフ1bにクリーニングテープ4と共にローラ本体11
を組み込む。その際に、ローラ本体11の下端を下ハーフ
1b側のボス19上に載せ置いただけでは、ローラ本体11が
倒れるのでローラ本体11の下端のピン18を該ボス19の凹
穴19aに内嵌し、以てローラ本体11が不測に倒れないよ
う仮止め支持する。次に下ハーフ1bに上ハーフ1aを被せ
付け、上ハーフ1aの支持孔22にローラ本体11の上端軸部
21を挿嵌する。最後に上ハーフ1aの上方からキャップ12
の筒壁部12bを圧入嵌合してローラ本体11とキャップ12
とを同行回転可能に一体化する。
ローラ本体11の上端近くの外周に設けたフランジ20は、
ローラ本体11が前記支持孔22を介して上方に抜け外れる
のを接当規制するとともに、該支持孔22の開口周縁部が
必要以上に下方に押圧されるのを受け止めるよう作用す
る。
上ハーフ1aの上壁において、前記支持孔22の開口周縁部
の上面を凹設面22aに形成したのは、キャップ12の鍔部1
2cが凹設面22a上にあって上ハーフ1aの外表面から突出
しないようにし、プレイヤへの装填時にキャップ12が邪
魔にならないようにするためである。
キャップ12の鍔部12cは、前記支持孔22の開口周縁部に
上方からの外力が直接に作用するのを防止する役目をす
る。
本案ヘッドクリーナをプレイヤに装填すると、クリーニ
ングテープ4の走行で塗布ローラ10は、テープ4の摩擦
力を受けて回転し、パッド16がテープ4に外接する個所
だけに洗浄液が付着する。すなわち、クリーニングテー
プ4にはパッド16の回転周期に応じた間隔を以て、第2
図のようにウエット部Wとドライ部Dとが交互に形成さ
れる。
このようにしたクリーニングテープ4が磁気ヘッドに外
接すると、ウエット部Wでは湿式の、ドライ部Dでは乾
式のクリーニングがそれぞれ行われ、しかもそれが交互
に繰り返される。
〔考案の効果〕
以上のようにした本考案のヘッドクリーナによれば、ク
リーニングテープ4はドライ部Dとウエット部Wとが交
互に形成されて磁気ヘッドに接触するので、落ちにくい
汚れやダストでもぬれ拭きと、から拭きとの繰り返しで
確実に払拭除去できる。
とくに塗布ローラ10の組み付けに際して、ローラ本体11
の下端のピン18を下ハーフ1bの本体19の凹端を該ボに内
嵌した状態止め支持できるので、下ハーフ1bにローラ本
体11が倒れを防止して仮組みできる。しかも、下ハーフ
1bに上ハーフ1aを被せ付ける際にローラ本体11の上端軸
部21を上ハーフ1a側の支持孔22に挿嵌することにより、
上下ハーフ1a・1b間にローラ本体11を倒れないように、
しかもフランジ20にて上方への抜け止めと上下方向のガ
タ止めとを図って回転自在に支持できる。次に、上ハー
フ1aの外側からキャップ12の筒壁部12bをローラ本体11
の上端部内に嵌着して一体化するだけでよく、組み付け
作業性に優れる。
また、キャップ12の上端の鍔部12cが前記支持孔22の開
口周縁部の上面に形成した凹設面22aをカバーしている
ので、外力は該鍔部12cで受けて該支持孔22の開口周縁
部に直接加わらない。そのうえでローラ本体11の上端外
周に設けたフランジ20が該支持孔22の開口周縁部の内側
を受けることにもなるので、該支持孔22の開口周縁部の
損傷防止に有効である。
〔実施例1〕 第1図ないし第6図は本考案の第1実施例を示してお
り、ここにはベータ方式のビデオプレイヤに適応可能な
ヘッドクリーナが挙げられており、ベータ方式のテープ
カセットと実質点に同一の形状、構造および機構を備え
ている。
これのケース1は上下ハーフ1a・1bを蓋合わせ状にねじ
結合してなり、ケース1内の左右に、供給リール2と巻
取リール3とを配置し、磁気テープに代えて両リール2
・3間にクリーニングテープ4が巻き掛けられている。
ケース1の前面にテープローディング用のポケット5が
凹設されており、該ポケット5の左右両端にテープガイ
ド6・6が配設されている。
クリーニングテープ4は布、人工皮革あるいはプラスチ
ックテープの片面に不織布や多孔質のシートを貼り合わ
せたものなど、吸液性を有するものを素材とする。この
クリーニングテープ4の両端には必要に応じて透明リー
ダーテープを介在させておき、テープエンドの自動検出
が行えるものとなっている。
第3図において、符合7はケース前面を開閉自在にカバ
ーする図外の前蓋を不使用時に上開き回動不能にロック
するロック部材である。8は不使用時にリール2・3の
回転に制動をかけるブレーキ部材である。
かかるヘッドクリーナにおいて、本案ではクリーニング
テープ4に洗浄液を供給する手段に特徴を有する。
すなわち、前記ポケット5に臨む図上右側のテープ引出
口9のケース内奥側、具体的には供給リール2とテープ
ガイド6との間に、前記テープ4を走行案内する塗布ロ
ーラ10が回転自在に配置されている。
この塗布ローラ10は、第4図および第5図に示すごとく
有底の円筒形状に形成されたローラ本体11と、これの上
端開口に嵌め込まれる洗浄液注入口を兼ねたキャップ12
と、ローラ本体11の内部に充填される繊維塊からなる吸
蔵体13などからなる。
ローラ本体11は、その円筒周壁の外表面にテープ4との
摩擦力を大きくするためのセレーション状の縦溝14を全
周にわたって形成し、該円筒周壁の一部に縦長形状の窓
15を貫通状に開口し、この窓15を介して吸蔵体13の一部
をローラ本体11の外部に突出してあり、この突出する吸
蔵体13の一部がパッド16を構成している。
パッド16の上下高さは第3図に示すようにテープ4の上
下幅より小さく、しかもテープ4の上下に非接触部が残
るような位置に設ける。
塗布ローラ10はケース1に対して回転自在に支持する。
具体的には、第1にローラ本体11の底壁の中央からピン
18を下向きに突設し、下ハーフ1bの底壁から突設したボ
ス19の凹穴に該ピン18を回転自在に内嵌して、ローラ本
体11の底壁の下面を該ボス19上に支持する。
第2に、ケース1の上ハーフ1aの上壁には、前記ボス19
に対向する部位に支持孔22を上下貫通状に形成する。一
方、ローラ本体11の円筒壁の上端近くの外周にフランジ
20を一体に張り出し形成し、ローラ本体11の円筒壁のフ
ランジ20より上方の軸部21を前記支持孔22に回転自在に
嵌合して支持する。これで上下ハーフ1a・1b間にローラ
本体11が倒れることなく縦軸まわりに回転するよう支持
される。
かくして、ローラ本体11の前記フランジ20を上ハーフ1a
の前記支持孔22まわりの下面に受け止め状態で近接対向
させ、該フランジ20でローラ本体11の上方への抜け止め
と、ガタ止めとを図る。
前記キャップ12は洗浄液の注入口12aを有する円形の筒
壁部12bと、該筒壁部12bの上端外周に一体に張り出形成
した円形の鍔部12cとを有する。これに関連して上ハー
フ1aの上壁は前記支持孔22まわりの上面が段落ち状の凹
設面22aに形成されている。かくしてキャップ12は、そ
の筒壁部12bをローラ本体11の上端部内に圧入嵌合して
一体に連結し、キャップ12の鍔部12cを前記凹設部22a上
に上ハーフ1aの外表面と面一状ないしはこれよりも沈む
ようにして回転自在に配置し、キャップ12がローラ本体
11と一体に同行回転するようにした。
因に、図では両リール2・3およびケース1が本物のテ
ープカセットのそれを利用したものとなっており、前記
ボス19もテープガイドを立てるために配設されている既
存のものを利用している。つまり、テープガイドに代え
て塗布ローラ10を可回転に支持し、磁気テープをクリー
ニングテープ4に代えただけのものである。
塗布ローラ10の組み付けに際しては、ローラ本体11の下
端のピン18を下ハーフ1b側のボス19の凹穴19aに嵌入
し、ローラ本体11の下端を該ボス19上に仮支持する。こ
の状態でクリーニングテープ4を該ローラ本体11の外周
に接触するように、所定のテープパスに沿って組み込
む。次に下ハーフ1bに上ハーフ1aを被せ付ける際に、ロ
ーラ本体11の上端軸部21を上ハーフ1aの支持孔22に嵌合
し、最後にキャップ12を上ハーフ1aの外側からローラ本
体11の上端部に前述の要領で嵌着することになる。
以上のようにした本案ヘッドクリーナは、磁気テープを
内蔵する本物のテープカセットと同様にプレイヤに装填
して使用する。その使用に先立って、予めキヤップ12の
上方から注入口12aを介して1回分の洗浄液をローラ本
体11内に注入して吸蔵体13に含浸させる。このとき、洗
浄液を入れたエアゾール容器の一部がキャップ12の鍔部
12cに当たって強く押しても、下端が下ハーフ1b側のボ
ス19で受け止められたローラ本体11を下方に押圧するだ
けで、上ハーフ1a側の支持孔22の薄肉化した開口周縁部
を直接に押圧しない。しかも、該支持孔22の開口周縁部
の下面は下向きの外力を受けると、ローラ本体11側のフ
ランジ20で受け止められる。従って、この支持孔22の開
口周縁部が、凹設面22aの存在で薄肉化されていても、
損傷を受けることはない。
本案ヘッドクリーナをプレイヤに装填する際に、前記キ
ャップ12は上ハーフ1aの上壁外表面よりも突出していな
いので、装填に障害を来さない。
プレイヤに装填して再生ボタンをオン操作すると、クリ
ーニングテープ4からテープローディング部材で引き出
されて磁気ヘッドに巻き付けられ、同時にピンチローラ
およびキャプスタンによって送り駆動されるとともに、
巻取リール3に巻き取られて行く。テープ4が走行する
ことにより、これに外接する塗布ローラ10はテープ4と
の摩擦力で回転する。パッド16がテープ4に外接すると
き、第3図および第4図に示すごとく吸蔵体13が含む洗
浄液をテープ4に転移付着させる。従って、テープ4に
は第6図に示すようにパッド16の外形と一致したパター
ンでウエット部Wが形成され、パッド16の回転周期と一
致するドライ部Dを間に隔てた状態で両者W・Dが交互
に形成される。
磁気ヘッドのテープ4との摺接面には、ドライ部Dとウ
エット部Wとが交互に接当し、ウエット部Wでは湿式に
よって、またドライ部Dでは乾式によって、それぞれ磁
気ヘッドがクリーニングされる。
〔実施例2〕 第7図(a)および第7図(b)は本考案の第2実施例
を示しており、この場合VHS方式のビデオプレイヤに適
用できるようにしたものである。
これでは図に向って右端のポケット5aに臨むテープガイ
ド6aと供給リール2との間で、テープエンド検出用の光
路Eよりケース内奥側に塗布ローラ10を配設する。そし
て、クリーニングテープ4の始端および終端を自動的に
検知できるようにするために、テープ4の各端部寄りに
ランプ光の通過を許す検知孔24を開口してある。その検
知孔24は、テープ4の強度低下を避けるために例えば円
形の小径孔とし、検知を確実にするために第7図(b)
に示すごとく3個を一組にして形成した。3個の検知孔
24のうち1個はテープ4の上下の仮想中心線L上に配
し、他の1個は中心線Lより上方に、残りは中心線Lよ
り下方にそれぞれ僅かに偏位させて配した。
このようにしたのは、テープエンドを自動的に検出する
ためにクリーニングテープ4の本体の両端に透明リーダ
ーテープを接続するのは面倒であるとともに、接続不良
による切離を招きやすいからである。検知孔24を図のよ
うに複数個(2個でもよい)にしたときは、該テープ4
の幅が若干本物のものと異なっていたり、また該テープ
4に上下動があっても、いずれかの孔24を検出光が通過
することになり、テープエンドの検出が確かなものにな
る。
〔変形例〕
第8図は塗布ローラ10の変形例を示しており、これでは
パッド16を螺旋状に突出して、ウエット部Wをクリーニ
ングテープ4に斜めに形成する点が上記の実施例と異な
る。このように、ウエット部Wのパターンはパッド16の
形状、位置、個数等を変えることにより種々変更でき
る。
第9図はウエット部Wとドライ部材Dとをクリーニング
テープ4の上下および走行方向にそれぞれ交互に形成し
た場合を示す。
第10図はウエット部Wをクリーニングテープ4の上下の
各端縁で交互に形成した場合を示す。
なお、塗布ローラ10はケース1の前方において、クリー
ニングテープ4が初めて露出するテープ引出し口9より
ケース内奥側にあればよく、上記の各実施例で示した位
置以外に配設することもできる。例えば、クリーニング
テープ4を浸透しやすい布で形成する場合は、テープガ
イド6に代えて塗布ローラ10を配置することができる。
また、塗布ローラ10を複数個所に設けて、異なる洗浄液
をクリーニングテープ4に塗布できるようにすること、
パッド16を1個の塗布ローラ10の周面の複数個所に突出
形成するなどの設計変更も可能である。
更に、パッド16は吸蔵体13とは別部材で形成し、ローラ
本体11の窓15を塞ぐように固定してもよい。パッド16は
ブラシ状のもの、あるいは発泡ゴムやフエルトなどの多
孔質材で形成してもよい。パッド16は必ずしもローラ本
体11の周面から突出する必要はなく、周面上に単に露出
しているだけで十分である。
なお、本考案はオーディオ用のプレイヤに適用できるカ
セット形態(コンパクトカセットに代表されるもの)を
採ってもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案に係るヘッドクリーナの第
1実施例を示しており、 第1図は全体の概略平面図、 第2図はクリーニングテープへの洗浄液の供給形態を概
略的に説明する正面図、 第3図は要部の一部を破断した平面図、 第4図は第3図におけるA−A線断面図、 第5図は塗布ローラの分解斜視図、 第6図はクリーニングテープへの洗浄液の塗布パターン
を具体的に示す正面図である。 第7図(a)および第7図(b)は本考案に係るヘッド
クリーナの第2実施例を示しており、 第7図(a)は全体の概略平面図、 第7図(b)はテープエンド検出用の検知孔の明け方を
説明するクリーニングテープの正面図である。 第8図は塗布ローラの変形例を示す側面図である。 第9図と第10図はクリーニングテープへの洗浄液の塗布
パターンがそれぞれ異なる変形例を示す正面図である。 1……ケース、1a……上ハーフ、1b……下ハーフ、2…
…供給リール、3……巻取リール、4……クリーニング
テープ、9……テープ引出口、10……塗布ローラ、11…
…ローラ本体、12……キヤップ、12a……注入口、12b…
…筒壁部、12c……鍔部、13……吸蔵体、15……窓、16
……パッド、19……ボス、19a……凹穴、20……フラン
ジ、21……ローラ本体の上端軸部、22……支持孔、22a
……凹設面、W……ウエット部、D……ドライ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下ハーフ1a・1bを蓋合わせ状に結合して
    なるケース1内に、クリーニングテープ4を走行案内す
    る塗布ローラ10が回転自在に配置されていること、 塗布ローラ10は、有底の円筒形状に形成されたローラ本
    体11と、ローラ本体11の上端開口に嵌め込まれるキャッ
    プ12と、ローラ本体11の内部に装着されて洗浄液が含浸
    可能な吸蔵体13とからなること、 ローラ本体11の円筒周壁の一部に、窓15を開口してある
    こと、 吸蔵体13に含浸の洗浄液をクリーニングテープ4に転移
    付着させるパッド16を有し、このパッド16が前記窓15を
    介してローラ本体11の外部に臨んでいること、 ローラ本体11の底壁から下向きにピン18を突設してあ
    り、このピン18を下ハーフ1bの底壁から突設したボス19
    の凹穴19aに回転自在に内嵌させて、ローラ本体11の下
    端を該ボス19上に受け止め支持してあること、 上ハーフ1aの上壁には、前記ボス19に対向する部位に支
    持孔22を貫通状に形成してあること、 ローラ本体11の円筒壁の上端近くの外周に、上ハーフ1a
    の前記支持孔22まわりの内面に受け止め状態で近接対向
    するフランジ20が張り出し形成されていること、 ローラ本体11の円筒壁のフランジ20より上方の軸部21
    が、前記支持孔22に回転自在に嵌合して支持されている
    こと、 前記キャップ12は、洗浄液の注入口12aを有する筒壁部1
    2bと、該筒壁部12bの上端外周に張り出し形成した鍔部1
    2cとを有すること、 キャップ12の筒壁部12bは、ローラ本体11の上端部に内
    嵌して一体に連結されていること、 キャップ12の鍔部12cは、上ハーフ1aの支持孔22まわり
    の上面の凹設面22aに、上ハーフ1aの外表面と面一状な
    いしはこれよりも沈むようにして回転自在に配置してあ
    ることを特徴とするヘッドクリーナ。
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BE894385A (fr) * 1982-09-13 1983-01-03 Staar Sa Cassette ou cartouche de nettoyage pour appareils d'enregistrement et/ou de lecture de bandes magnetiques

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