JPH079206Y2 - ヘッドクリ−ナ - Google Patents
ヘッドクリ−ナInfo
- Publication number
- JPH079206Y2 JPH079206Y2 JP1984123579U JP12357984U JPH079206Y2 JP H079206 Y2 JPH079206 Y2 JP H079206Y2 JP 1984123579 U JP1984123579 U JP 1984123579U JP 12357984 U JP12357984 U JP 12357984U JP H079206 Y2 JPH079206 Y2 JP H079206Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- cleaning
- cleaning liquid
- liquid
- front lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本物の磁気テープカートリッジではカートリッジケース
に磁気テープが内蔵されているが、本考案は磁気テープ
に代えてクリーニングテープがカートリッジケースに内
蔵されていて、対応するプレイヤーに装填可能であるヘ
ッドクリーナに関する。とくに、カートリッジケースの
前面に前蓋を備えているヘッドクリーナに関し、クリー
ニングテープに対する清掃液の供給手段、とくにその位
置設定に改良を加えたものである。因に前蓋を備えた磁
気テープカートリッジとしては、ビデオ用が一般に知ら
れているが、ディジタル記録再生方式のオーディオ用に
も前蓋を付設することが提案されているので、本考案は
これらのビデオ用やオーディオ用のプレイヤーに装填可
能なヘッドクリーナを広く対象とする。
に磁気テープが内蔵されているが、本考案は磁気テープ
に代えてクリーニングテープがカートリッジケースに内
蔵されていて、対応するプレイヤーに装填可能であるヘ
ッドクリーナに関する。とくに、カートリッジケースの
前面に前蓋を備えているヘッドクリーナに関し、クリー
ニングテープに対する清掃液の供給手段、とくにその位
置設定に改良を加えたものである。因に前蓋を備えた磁
気テープカートリッジとしては、ビデオ用が一般に知ら
れているが、ディジタル記録再生方式のオーディオ用に
も前蓋を付設することが提案されているので、本考案は
これらのビデオ用やオーディオ用のプレイヤーに装填可
能なヘッドクリーナを広く対象とする。
(従来の技術) この種のヘッドクリーナにおいて、カートリッジケース
に内蔵されるクリーニングテープの走行経路途中に外部
から清掃液が供給可能な液供給部を設け、この液供給部
からこれに摺接するクリーニングテープに清掃液を含浸
供給する湿式形態はよく知られている。
に内蔵されるクリーニングテープの走行経路途中に外部
から清掃液が供給可能な液供給部を設け、この液供給部
からこれに摺接するクリーニングテープに清掃液を含浸
供給する湿式形態はよく知られている。
第7図はその代表的な従来例を示す。これではカートリ
ッジケース1の図上右側の前方隅部にテープガイドを兼
ねた液供給部21を設け、ケース外から液供給部21に補給
した清掃液がクリーニングテープ2に含浸供給される
(文献不詳)。
ッジケース1の図上右側の前方隅部にテープガイドを兼
ねた液供給部21を設け、ケース外から液供給部21に補給
した清掃液がクリーニングテープ2に含浸供給される
(文献不詳)。
また、最も単純な形態として、内蔵テープを磁気テープ
からクリーニングテープに代えただけとし、使用毎に前
蓋5を開き操作してケース前面に露出したクリーニング
テープ2に清掃液を直接提供する形態もないではない。
からクリーニングテープに代えただけとし、使用毎に前
蓋5を開き操作してケース前面に露出したクリーニング
テープ2に清掃液を直接提供する形態もないではない。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、ヘッドクリーナといえども本物の磁気テープカ
ートリッジと同様に前蓋5を閉じ姿勢に回動付勢し、か
つ閉じ姿勢で回動不能に保持するロック手段を備えてい
ることが多い。したがって、前蓋5を開き操作してクリ
ーニングテープ2に清掃液を供給する後者の方式では、
内蔵テープを入れ替えるだけで特別な構造を要しないか
わりに、ロック手段を外して前蓋5をいちいち開き操作
しなければならず、この操作が面倒で一般ユーザーには
使いこなせないきらいがある。
ートリッジと同様に前蓋5を閉じ姿勢に回動付勢し、か
つ閉じ姿勢で回動不能に保持するロック手段を備えてい
ることが多い。したがって、前蓋5を開き操作してクリ
ーニングテープ2に清掃液を供給する後者の方式では、
内蔵テープを入れ替えるだけで特別な構造を要しないか
わりに、ロック手段を外して前蓋5をいちいち開き操作
しなければならず、この操作が面倒で一般ユーザーには
使いこなせないきらいがある。
一方、第7図に示す前者の方式では清掃液の補給は容易
に行えるが、本物の磁気テープカートリッジのカートリ
ッジケースをそのまま転用できない。使うとしても加工
を加えなければならない。本物のカートリッジケース1
が容易に入手できる立場にある者にとっては製作コスト
が高くついて不利である。専用のカートリッジケース1
を形成する場合も液供給部21の組み込み作業が面倒であ
る。カートリッジケース1に液供給部21が一体に内蔵さ
れているので、液供給の良否を点検できず、液供給部21
が使い古されて汚れたような場合も修理・交換が不可能
である。クリーニングテープ2を一方のリール3から繰
り出して他方のリール3に巻き取る走行形式を採る場
合、テープ2が液供給部21に常に摺接するために走行抵
抗が大きい。テープ2をケース前方に引き出すときも同
様の傾向が認められる。そのためにプレイヤー側に負担
をかけて各種のトラブル発生の要因となっている。
に行えるが、本物の磁気テープカートリッジのカートリ
ッジケースをそのまま転用できない。使うとしても加工
を加えなければならない。本物のカートリッジケース1
が容易に入手できる立場にある者にとっては製作コスト
が高くついて不利である。専用のカートリッジケース1
を形成する場合も液供給部21の組み込み作業が面倒であ
る。カートリッジケース1に液供給部21が一体に内蔵さ
れているので、液供給の良否を点検できず、液供給部21
が使い古されて汚れたような場合も修理・交換が不可能
である。クリーニングテープ2を一方のリール3から繰
り出して他方のリール3に巻き取る走行形式を採る場
合、テープ2が液供給部21に常に摺接するために走行抵
抗が大きい。テープ2をケース前方に引き出すときも同
様の傾向が認められる。そのためにプレイヤー側に負担
をかけて各種のトラブル発生の要因となっている。
また、液供給部21第7図に示す位置にあるときはプレイ
ヤーに装填してクリーニングテープ2を引き出したと
き、テープ上の清掃液含浸部位が磁気ヘッドから離れて
おり、テープ2を走行させたのち清掃液含浸部位がやっ
と磁気ヘッドに至る状態を招き、テープ上の不必要な箇
所に清掃液が供給されて無駄に消費されがちで、不経済
であるとともに非能率でもある。液供給部21への清掃液
の補給量が不足するときは磁気ヘッドに至るまでにテー
プ上の清掃液が消費されて磁気ヘッドを満足に濡れ抜き
出来ない、という不具合が往々に発生しているが、これ
がユーザーに気付かれずにいるようである。
ヤーに装填してクリーニングテープ2を引き出したと
き、テープ上の清掃液含浸部位が磁気ヘッドから離れて
おり、テープ2を走行させたのち清掃液含浸部位がやっ
と磁気ヘッドに至る状態を招き、テープ上の不必要な箇
所に清掃液が供給されて無駄に消費されがちで、不経済
であるとともに非能率でもある。液供給部21への清掃液
の補給量が不足するときは磁気ヘッドに至るまでにテー
プ上の清掃液が消費されて磁気ヘッドを満足に濡れ抜き
出来ない、という不具合が往々に発生しているが、これ
がユーザーに気付かれずにいるようである。
この考案はかかる事実に着目して、クリーニングテープ
2への清掃液の供給が容易で、構造が簡単で、液供給部
の点検・修理・交換が容易で、テープ2の不要な箇所に
清掃液を供給しなくて済む、そんなヘッドクリーナを得
ることを目的とする。
2への清掃液の供給が容易で、構造が簡単で、液供給部
の点検・修理・交換が容易で、テープ2の不要な箇所に
清掃液を供給しなくて済む、そんなヘッドクリーナを得
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案では第1図および
第2図に示すごとくクリーニングテープ2を内蔵するカ
ートリッジケース1の前面にクリーニングテープ2がケ
ース前方に引出し可能に導出されており、カートリッジ
ケース1の前面にクリーニングテープ2の外側をカバー
する前蓋5が開閉操作可能に枢着されているヘッドクリ
ーナにおいて、前蓋5の前面板7にクリーニングテープ
2へ清掃液を供給するための清掃液供給手段10を設け、
前蓋5を閉じた姿勢のまま前蓋越しにこれの内側を走る
クリーニングテープ2に外部から清掃液が注入供給でき
るようにしたものである。つまり、カートリッジケース
1の前面に導出したクリーニングテープ2と対向する前
蓋5の前面板7の所定部位に、外部から清掃液を供給す
るための前面板7の内外を貫通して形成された供給口11
と、前面板7の内側に配置され、上記供給口11と連通し
て、供給口11から供給された清掃液を保持するととも
に、前蓋5の閉じ状態でのみ上記クリーニングテープ2
の表面と当接して、清掃液をクリーニングテープ2に供
給する液供給部材13,19とからなる清掃液供給手段10を
設け、上記供給口11から供給された清掃液を液供給部材
13,19を介してクリーニングテープ2に直接供給するも
のである。
第2図に示すごとくクリーニングテープ2を内蔵するカ
ートリッジケース1の前面にクリーニングテープ2がケ
ース前方に引出し可能に導出されており、カートリッジ
ケース1の前面にクリーニングテープ2の外側をカバー
する前蓋5が開閉操作可能に枢着されているヘッドクリ
ーナにおいて、前蓋5の前面板7にクリーニングテープ
2へ清掃液を供給するための清掃液供給手段10を設け、
前蓋5を閉じた姿勢のまま前蓋越しにこれの内側を走る
クリーニングテープ2に外部から清掃液が注入供給でき
るようにしたものである。つまり、カートリッジケース
1の前面に導出したクリーニングテープ2と対向する前
蓋5の前面板7の所定部位に、外部から清掃液を供給す
るための前面板7の内外を貫通して形成された供給口11
と、前面板7の内側に配置され、上記供給口11と連通し
て、供給口11から供給された清掃液を保持するととも
に、前蓋5の閉じ状態でのみ上記クリーニングテープ2
の表面と当接して、清掃液をクリーニングテープ2に供
給する液供給部材13,19とからなる清掃液供給手段10を
設け、上記供給口11から供給された清掃液を液供給部材
13,19を介してクリーニングテープ2に直接供給するも
のである。
具体的には、清掃液がまわりに飛散するのを防止するう
えで、前蓋5の内側に供給口11と連通するような第4図
に示すごとき液溜12を備えたピース13や第6図のごとき
スポンジ等の含浸部材19を設け、前記供給口11を介して
外部からピース13の液溜12や含浸部材19に清掃液を供給
して保持させたのち、ピース13や含浸部材19からこれに
接触しているクリーニングテープ2に清掃液を含浸供給
する形態をとっている。
えで、前蓋5の内側に供給口11と連通するような第4図
に示すごとき液溜12を備えたピース13や第6図のごとき
スポンジ等の含浸部材19を設け、前記供給口11を介して
外部からピース13の液溜12や含浸部材19に清掃液を供給
して保持させたのち、ピース13や含浸部材19からこれに
接触しているクリーニングテープ2に清掃液を含浸供給
する形態をとっている。
(作用) しかるときは、本案ヘッドクリーナの不使用時に前蓋5
は閉じ姿勢にあるが、供給口11から補給した清掃液はそ
のまま前蓋5の前面板7に設けたピース13や含浸部材19
を介して内側のクリーニングテープ2に清掃液を供給で
きる。この状態からヘッドクリーナをプレイヤーに装填
すると、前蓋5が開きテープ2がケース前方に引き出さ
れてプレイヤー側の磁気ヘッドに接触する。前蓋5の内
側にクリーニングテープ2と当接する液溜12を備えたピ
ース13や含浸部材19等の液供給部材を配設しているにも
かかわらず、プレーヤの装填時には、前蓋5は上開き回
動してテープパスから外れているのでピース13や含浸部
材19がテープ2の引出し時に摺接しない。テープ2が磁
気ヘッドに接触状態で走行する形態を採る場合もピース
13や含浸部材19にテープ2が摺接しない。そして、テー
プ2上の清掃液供給部位が引き出された状態で磁気ヘッ
ドに接触する。
は閉じ姿勢にあるが、供給口11から補給した清掃液はそ
のまま前蓋5の前面板7に設けたピース13や含浸部材19
を介して内側のクリーニングテープ2に清掃液を供給で
きる。この状態からヘッドクリーナをプレイヤーに装填
すると、前蓋5が開きテープ2がケース前方に引き出さ
れてプレイヤー側の磁気ヘッドに接触する。前蓋5の内
側にクリーニングテープ2と当接する液溜12を備えたピ
ース13や含浸部材19等の液供給部材を配設しているにも
かかわらず、プレーヤの装填時には、前蓋5は上開き回
動してテープパスから外れているのでピース13や含浸部
材19がテープ2の引出し時に摺接しない。テープ2が磁
気ヘッドに接触状態で走行する形態を採る場合もピース
13や含浸部材19にテープ2が摺接しない。そして、テー
プ2上の清掃液供給部位が引き出された状態で磁気ヘッ
ドに接触する。
(考案の効果) 以上のようにした本考案によれば、第1に構造が簡単で
組付け作業性に優れ安価に製造できる。なぜなら、カー
トリッジケース1側には清掃液を供給するため特別な加
工を要しないので、本物の磁気テープカートリッジのカ
ートリッジケース1を入手できる立場にある者はこのカ
ートリッジケース1をそのまま一切の加工なしに使用で
き、前蓋5にのみ僅かな加工をするを以て足りるからで
ある。尤も、ヘッドクリーナとして専用のカートリッジ
ケース1を成形することを否定するものではないが、そ
れでも組付け作業性の点で第7図に示す従来例よりかは
遥かに有利である。
組付け作業性に優れ安価に製造できる。なぜなら、カー
トリッジケース1側には清掃液を供給するため特別な加
工を要しないので、本物の磁気テープカートリッジのカ
ートリッジケース1を入手できる立場にある者はこのカ
ートリッジケース1をそのまま一切の加工なしに使用で
き、前蓋5にのみ僅かな加工をするを以て足りるからで
ある。尤も、ヘッドクリーナとして専用のカートリッジ
ケース1を成形することを否定するものではないが、そ
れでも組付け作業性の点で第7図に示す従来例よりかは
遥かに有利である。
第2に使い勝手がよい。カートリッジケース1の前面に
導出したクリーニングテープ2の一部に清掃液を供給す
る形態を前提に考えたとき、前蓋5を閉じた状態のまま
供給口11を介して内側のテープ導出部分に清掃液を簡単
に供給でき、いちいち前蓋5を開き操作しなくても済む
からである。
導出したクリーニングテープ2の一部に清掃液を供給す
る形態を前提に考えたとき、前蓋5を閉じた状態のまま
供給口11を介して内側のテープ導出部分に清掃液を簡単
に供給でき、いちいち前蓋5を開き操作しなくても済む
からである。
特に、清掃液供給手段10は上記供給口11と、これと連通
して清掃液を保持し、前蓋5の閉塞時にはクリーニング
テープ2表面と当接して清掃液をクリーニングテープ2
に供給する液供給部材13,19から成っているので、清掃
液は飛び散ることなく、前蓋5が閉じ姿勢の間は、クリ
ーニングテープ2の所定箇所に対して液供給部材13,19
を介して均一かつ確実に含浸して供給されるものであ
る。
して清掃液を保持し、前蓋5の閉塞時にはクリーニング
テープ2表面と当接して清掃液をクリーニングテープ2
に供給する液供給部材13,19から成っているので、清掃
液は飛び散ることなく、前蓋5が閉じ姿勢の間は、クリ
ーニングテープ2の所定箇所に対して液供給部材13,19
を介して均一かつ確実に含浸して供給されるものであ
る。
第3に清掃液供給手段10の点検・修理・交換が容易に行
える。この清掃液供給手段10は汚れたり、満足に働かな
くなったり、故障を起こしたりするが、カートリッジケ
ース1側に内蔵されている形態と異なり、前蓋5に付設
してあるので、前蓋5を開き操作するなどして簡単に点
検・修理・交換などができるからである。
える。この清掃液供給手段10は汚れたり、満足に働かな
くなったり、故障を起こしたりするが、カートリッジケ
ース1側に内蔵されている形態と異なり、前蓋5に付設
してあるので、前蓋5を開き操作するなどして簡単に点
検・修理・交換などができるからである。
第4にクリーニングテープ2上の必要な箇所にのみ有効
適切に清掃液が供給できる。前蓋5の前面板7に、供給
口11と連通し、前蓋5の閉塞時にはクリーニングテープ
2表面と当接する液供給部材13,19を備えて、清掃液は
この液供給部材13,19を介して、クリーニングテープ2
の所定箇所に直接均一かつ確実に含浸して供給される本
考案では、ケース前方に引き出されたテープ2の磁気ヘ
ッドに接触する部分に正しく清掃液が供給できるよう清
掃液供給手段10を位置設定できるから、磁気ヘッドの清
掃に必要な量の清掃液を無駄なく有効に供給できるから
である。
適切に清掃液が供給できる。前蓋5の前面板7に、供給
口11と連通し、前蓋5の閉塞時にはクリーニングテープ
2表面と当接する液供給部材13,19を備えて、清掃液は
この液供給部材13,19を介して、クリーニングテープ2
の所定箇所に直接均一かつ確実に含浸して供給される本
考案では、ケース前方に引き出されたテープ2の磁気ヘ
ッドに接触する部分に正しく清掃液が供給できるよう清
掃液供給手段10を位置設定できるから、磁気ヘッドの清
掃に必要な量の清掃液を無駄なく有効に供給できるから
である。
第5に、前蓋5に配された清掃液供給手段10は清掃液供
給時にはクリーニングテープ2の表面と当接し、プレイ
ヤーへの装填時すなわちローディング時や清掃時には開
放されクリーニングテープ2とは離間するので、清掃液
供給は前蓋閉塞時にのみクリーニングテープ2の所定部
分に対し確実に行われるとともに、ローディング時や清
掃時に清掃液供給手段10がクリーニングテープ2の繰り
出しや走行の負荷とはならず、プレイヤー側に過大な走
行抵抗が作用しないものである。
給時にはクリーニングテープ2の表面と当接し、プレイ
ヤーへの装填時すなわちローディング時や清掃時には開
放されクリーニングテープ2とは離間するので、清掃液
供給は前蓋閉塞時にのみクリーニングテープ2の所定部
分に対し確実に行われるとともに、ローディング時や清
掃時に清掃液供給手段10がクリーニングテープ2の繰り
出しや走行の負荷とはならず、プレイヤー側に過大な走
行抵抗が作用しないものである。
(実施例) 第1図ないし第5図は本考案の第1実施例として、代表
的なビデオ用(VHS型)のプレイヤーに適用するヘッド
クリーナを示す。これのカートリッジケース1は本物の
磁気テープカートリッジと実質的に同一寸法仕様に形成
されている。つまり、具体的な実施に際しては本物の磁
気テープカートリッジにおけるカートリッジケースをそ
のまま使用する。尤も、プレイヤーに装填したときプレ
イヤーが必要最小限に作動する専用のカートリッジケー
ス1を別に形成してもよい。
的なビデオ用(VHS型)のプレイヤーに適用するヘッド
クリーナを示す。これのカートリッジケース1は本物の
磁気テープカートリッジと実質的に同一寸法仕様に形成
されている。つまり、具体的な実施に際しては本物の磁
気テープカートリッジにおけるカートリッジケースをそ
のまま使用する。尤も、プレイヤーに装填したときプレ
イヤーが必要最小限に作動する専用のカートリッジケー
ス1を別に形成してもよい。
カートリッジケース1の内部左右にはクリーニングテー
プ2が巻かれるリール3・3を有し、各リール3はケー
ス底壁に透設した各駆動軸挿入孔上にあって回転する。
クリーニングテープ2は不織布などの含浸性を有する部
材からなり、テープガイド4・4を介して一方のリール
3からケース前面に導出されて他方のリール3に巻き取
られる。
プ2が巻かれるリール3・3を有し、各リール3はケー
ス底壁に透設した各駆動軸挿入孔上にあって回転する。
クリーニングテープ2は不織布などの含浸性を有する部
材からなり、テープガイド4・4を介して一方のリール
3からケース前面に導出されて他方のリール3に巻き取
られる。
カートリッジケース1の前面に前蓋5が開閉操作可能に
枢着されている。不使用時に前蓋5は閉じていてテープ
2の前面外側をカバーして保護し、プレイヤーに装填す
ると前蓋5が上開き回動してテープ2をケース前方に引
出し得るスタンバイ状態になる。
枢着されている。不使用時に前蓋5は閉じていてテープ
2の前面外側をカバーして保護し、プレイヤーに装填す
ると前蓋5が上開き回動してテープ2をケース前方に引
出し得るスタンバイ状態になる。
第2図および第5図において、カートリッジケース1の
前面には左右の略中央部と右端寄り部とにテープローデ
ィング用ポケット6・6が凹設されている。プレイヤー
に装填して前蓋5が完全に開いた状態において、これら
ポケット6・6に下方から突入したプレヤー側のテープ
ローディングピンaが前方に移動し、第5図に示すごと
くこれでクリーニングテープ2をケース前方に引き出し
てプレイヤー側のヘッドシリンダbにΩ上に巻き付け
る。その後にテープ2が走行する。
前面には左右の略中央部と右端寄り部とにテープローデ
ィング用ポケット6・6が凹設されている。プレイヤー
に装填して前蓋5が完全に開いた状態において、これら
ポケット6・6に下方から突入したプレヤー側のテープ
ローディングピンaが前方に移動し、第5図に示すごと
くこれでクリーニングテープ2をケース前方に引き出し
てプレイヤー側のヘッドシリンダbにΩ上に巻き付け
る。その後にテープ2が走行する。
前蓋5はカートリッジケース1の前面を左右間にわたっ
て閉合する前面板7と、該前面板7の左右端に連設した
連結片8・8とからなり、該連結片8・8を介してケー
ス左右側壁の前端部に枢支連結され、枢軸まわりに回動
する。前蓋5は図外のばね手段で前面板7がクリーニン
グテープ2の前面外側をカバーする閉じ姿勢に常に回動
付勢され、かつこの閉じ姿勢に保持するためのロック手
段を備えている。なお、前蓋5は好ましくは透明プラス
チック材で成形する。
て閉合する前面板7と、該前面板7の左右端に連設した
連結片8・8とからなり、該連結片8・8を介してケー
ス左右側壁の前端部に枢支連結され、枢軸まわりに回動
する。前蓋5は図外のばね手段で前面板7がクリーニン
グテープ2の前面外側をカバーする閉じ姿勢に常に回動
付勢され、かつこの閉じ姿勢に保持するためのロック手
段を備えている。なお、前蓋5は好ましくは透明プラス
チック材で成形する。
前蓋5の前面板7にはテープ繰り出し側の右端寄り部に
清掃液の供給手段10が設けられている。
清掃液の供給手段10が設けられている。
第3図および第4図において、清掃液供給手段10として
は、前面板7の該当部位に複数の図では4個の供給口11
を適当間隔置きに透設し、該前面板7の内側面に液溜12
を有する液供給部材としてのピース13を各供給口11に対
応させて該供給口11と連通状態で付設する。該ピース13
は別体で前面板7に後から接着又はビス止め等により固
着することを予想している。そして各ピース13のクリー
ニングテープ2と対向する面13aに液漏出孔14を上下間
にわたって列設し、これら液漏出孔14の透設部分がケー
ス前面に導出したクリーニングテープ2に接触する配置
関係とした。なお、ピース13の上端には液溜12に過剰の
清掃液が供給されたときに前記対向面13aを避けてオー
バーフローするのを許す切欠き15を設けてある。
は、前面板7の該当部位に複数の図では4個の供給口11
を適当間隔置きに透設し、該前面板7の内側面に液溜12
を有する液供給部材としてのピース13を各供給口11に対
応させて該供給口11と連通状態で付設する。該ピース13
は別体で前面板7に後から接着又はビス止め等により固
着することを予想している。そして各ピース13のクリー
ニングテープ2と対向する面13aに液漏出孔14を上下間
にわたって列設し、これら液漏出孔14の透設部分がケー
ス前面に導出したクリーニングテープ2に接触する配置
関係とした。なお、ピース13の上端には液溜12に過剰の
清掃液が供給されたときに前記対向面13aを避けてオー
バーフローするのを許す切欠き15を設けてある。
次に本案ヘッドクリーナの使用要領を説明すると、第1
図に示すごとく清掃液の供給にはエアゾール型容器16が
用いて好適である。この容器16には清掃液(例えばフロ
ン)が噴出用ガスと共に封入されており、定量制御機構
を備えた押圧弁17を有し、液供給管18が導出されてい
る。これが使用に際しては前蓋5を閉じ姿勢にした状態
のままエアゾール型容器16を手にして液供給管18の先端
を前蓋5の前面板7に設けた供給口11にあてがい押圧弁
17を押すと、容器16内の清掃液が供給口11を介してピー
ス13の液溜12に1回の使用分だけ補給される。過剰に供
給されたときはオーバーフローする。液溜12から液漏出
孔14を介してこれに予め接触しているクリーニングテー
プ2に清掃液が供給される。このとき、前蓋5が透明で
あると、液溜12に必要かつ十分な清掃液が補給されたこ
と、次いでテープ2に清掃液が供給されたことが確実に
点検できる。
図に示すごとく清掃液の供給にはエアゾール型容器16が
用いて好適である。この容器16には清掃液(例えばフロ
ン)が噴出用ガスと共に封入されており、定量制御機構
を備えた押圧弁17を有し、液供給管18が導出されてい
る。これが使用に際しては前蓋5を閉じ姿勢にした状態
のままエアゾール型容器16を手にして液供給管18の先端
を前蓋5の前面板7に設けた供給口11にあてがい押圧弁
17を押すと、容器16内の清掃液が供給口11を介してピー
ス13の液溜12に1回の使用分だけ補給される。過剰に供
給されたときはオーバーフローする。液溜12から液漏出
孔14を介してこれに予め接触しているクリーニングテー
プ2に清掃液が供給される。このとき、前蓋5が透明で
あると、液溜12に必要かつ十分な清掃液が補給されたこ
と、次いでテープ2に清掃液が供給されたことが確実に
点検できる。
この状態からヘッドクリーナをプレイヤーに装填すると
前蓋5が開いてクリーニングテープ2が前方に引き出さ
れ、テープ2上の清掃液供給部位がヘッドシリンダbに
接触し、ヘッドシリンダbにある磁気ヘッドが清掃液で
濡れる。次にクリーニングテープ2が走行し、磁気ヘッ
ドを濡れ拭きした後、から拭きする。もちろん、同時に
プレイヤー側のテープガイド部材やテープローディング
部材、それにキャプスタン軸やピンチローラなども清掃
する。このとき、テープ2上の清掃液供給部位はテープ
2を前方に引き出してヘッドシリンダbに巻き付けた状
態において、該ヘッドシリンダbに接触するか又はこれ
よりもテープ送り方向の上手側近傍に来るように位置設
定しておけるので、清掃液を有効確実に磁気ヘッドに付
けることができる。クリーニングテープ2は走行時に前
記ピース13に一切接触しないので、テープ走行抵抗が過
大にならない。
前蓋5が開いてクリーニングテープ2が前方に引き出さ
れ、テープ2上の清掃液供給部位がヘッドシリンダbに
接触し、ヘッドシリンダbにある磁気ヘッドが清掃液で
濡れる。次にクリーニングテープ2が走行し、磁気ヘッ
ドを濡れ拭きした後、から拭きする。もちろん、同時に
プレイヤー側のテープガイド部材やテープローディング
部材、それにキャプスタン軸やピンチローラなども清掃
する。このとき、テープ2上の清掃液供給部位はテープ
2を前方に引き出してヘッドシリンダbに巻き付けた状
態において、該ヘッドシリンダbに接触するか又はこれ
よりもテープ送り方向の上手側近傍に来るように位置設
定しておけるので、清掃液を有効確実に磁気ヘッドに付
けることができる。クリーニングテープ2は走行時に前
記ピース13に一切接触しないので、テープ走行抵抗が過
大にならない。
よごれのひどいときには複数個ある全ての液溜12に清掃
液を補給しておけば、濡れ拭きとから拭きとを繰り返す
ことになり、一気に能率的な清掃ができる。
液を補給しておけば、濡れ拭きとから拭きとを繰り返す
ことになり、一気に能率的な清掃ができる。
供給口11の目詰まり、ピース13の汚れ、そのほか清掃液
の供給不良や供給不能が認められたときは、前蓋5を開
き操作して補修し、必要に応じてピース13を取り替え
る。
の供給不良や供給不能が認められたときは、前蓋5を開
き操作して補修し、必要に応じてピース13を取り替え
る。
(別実施例) なお、図示例のごときビデオ用のプレイヤーの場合はヘ
ッドシリンダが傾斜姿勢で回転するので、液溜12から清
掃液をクリーニングテープ2の全幅にわたって供給しな
くてもよく、テープ2の幅方向の一部領域に清掃液を供
給する形態でもよい。
ッドシリンダが傾斜姿勢で回転するので、液溜12から清
掃液をクリーニングテープ2の全幅にわたって供給しな
くてもよく、テープ2の幅方向の一部領域に清掃液を供
給する形態でもよい。
また、第6図は本考案の別実施例を示しており、これで
は前記ピース13に代えて前蓋前面板7の内側面に液供給
部材としてスポンジ等の含浸部材19を固定しておき供給
口11を介して該含浸部材19に清掃液を補給して含浸させ
たのち、含浸部材19からクリーニングテープ2に清掃液
を供給する。この場合、前面板7の内側面に連通溝20を
形成しておき、ひとつの供給口11から含浸部材19に清掃
液を注入して補給すると、含浸部材19の全体に連通溝20
を介して清掃液がしみ渡るようにしてもよい。因みに、
第6図に示す含浸部材19はテープ2との対向面を凹凸状
にして、濡れ拭きとから拭きとが交互に連続して行える
ようにしてある。
は前記ピース13に代えて前蓋前面板7の内側面に液供給
部材としてスポンジ等の含浸部材19を固定しておき供給
口11を介して該含浸部材19に清掃液を補給して含浸させ
たのち、含浸部材19からクリーニングテープ2に清掃液
を供給する。この場合、前面板7の内側面に連通溝20を
形成しておき、ひとつの供給口11から含浸部材19に清掃
液を注入して補給すると、含浸部材19の全体に連通溝20
を介して清掃液がしみ渡るようにしてもよい。因みに、
第6図に示す含浸部材19はテープ2との対向面を凹凸状
にして、濡れ拭きとから拭きとが交互に連続して行える
ようにしてある。
また、上記実施例ではクリーニングテープ2を一方の供
給リール3から他方の巻取リール3に走行させる形態と
したが、ケース前方へテープ引出しは許すがテープ2は
走行させず、ヘッドシリンダbを回転させて磁気ヘッド
を清掃する形態としてもよい。この場合もヘッドクリー
ナをプレイヤーから抜き外すとテープ2はカートリッジ
ケース1内に自動的に引き込まれるようにする。
給リール3から他方の巻取リール3に走行させる形態と
したが、ケース前方へテープ引出しは許すがテープ2は
走行させず、ヘッドシリンダbを回転させて磁気ヘッド
を清掃する形態としてもよい。この場合もヘッドクリー
ナをプレイヤーから抜き外すとテープ2はカートリッジ
ケース1内に自動的に引き込まれるようにする。
第1図ないし第5図は本考案に係るヘッドクリーナの第
1実施例を示しており、第1図は全体の外観斜視図、第
2図は前蓋を開いた状態での要部の斜視図、第3図は前
蓋を閉じた状態で内側から見た要部の分解斜視図、第4
図は要部の縦断側面図、第5図はカートリッジケースか
らクリーニングテープをケース前方に引き出した状態で
の概略平面図である。 第6図は本考案に係るヘッドクリーナの別実施例を示
す、第3図に相当する分解斜視図である。 第7図は従来例の斜視図である。 1……カートリッジケース 2……クリーニングテープ 5……前蓋 7……前蓋の前面板 10……清掃液供給手段 11……供給口 12……液溜 13……ピース
1実施例を示しており、第1図は全体の外観斜視図、第
2図は前蓋を開いた状態での要部の斜視図、第3図は前
蓋を閉じた状態で内側から見た要部の分解斜視図、第4
図は要部の縦断側面図、第5図はカートリッジケースか
らクリーニングテープをケース前方に引き出した状態で
の概略平面図である。 第6図は本考案に係るヘッドクリーナの別実施例を示
す、第3図に相当する分解斜視図である。 第7図は従来例の斜視図である。 1……カートリッジケース 2……クリーニングテープ 5……前蓋 7……前蓋の前面板 10……清掃液供給手段 11……供給口 12……液溜 13……ピース
Claims (1)
- 【請求項1】クリーニングテープ2を内蔵するカートリ
ッジケース1の前面にクリーニングテープ2がケース前
方に向けて引き出し可能に導出されており、カートリッ
ジケース1にこれの前面をカバーする前蓋5が開閉操作
可能に枢着されているヘッドクリーナにおいて、 クリーニングテープ2に対向する前蓋5の前面板7の所
定部位に、外部から清掃液を供給するための前面板7の
内外を貫通して形成された供給口11と、 前面板7の内側に配置され、上記供給口11と連通して、
供給口11から供給された清掃液を保持するとともに、前
蓋の閉じ状態でのみ上記クリーニングテープ2の表面と
当接して、清掃液をクリーニングテープ2に供給する液
供給部材13,19 とからなる清掃液供給手段10が設けてあることを特徴と
するヘッドクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984123579U JPH079206Y2 (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | ヘッドクリ−ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984123579U JPH079206Y2 (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | ヘッドクリ−ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6140711U JPS6140711U (ja) | 1986-03-14 |
JPH079206Y2 true JPH079206Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=30682328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984123579U Expired - Lifetime JPH079206Y2 (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | ヘッドクリ−ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079206Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS515779A (ja) * | 1974-07-03 | 1976-01-17 | Tokyo Shibaura Electric Co | Hansosochi |
JPS5664535U (ja) * | 1979-10-24 | 1981-05-30 | ||
BE894385A (fr) * | 1982-09-13 | 1983-01-03 | Staar Sa | Cassette ou cartouche de nettoyage pour appareils d'enregistrement et/ou de lecture de bandes magnetiques |
JPS5982326U (ja) * | 1982-11-20 | 1984-06-04 | 九州日立マクセル株式会社 | カ−トリツジ式テ−プレコ−ダの磁気ヘツドクリ−ナ |
-
1984
- 1984-08-11 JP JP1984123579U patent/JPH079206Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6140711U (ja) | 1986-03-14 |
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