JPH0722717Y2 - 電子管楽器 - Google Patents
電子管楽器Info
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- JPH0722717Y2 JPH0722717Y2 JP1987157358U JP15735887U JPH0722717Y2 JP H0722717 Y2 JPH0722717 Y2 JP H0722717Y2 JP 1987157358 U JP1987157358 U JP 1987157358U JP 15735887 U JP15735887 U JP 15735887U JP H0722717 Y2 JPH0722717 Y2 JP H0722717Y2
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- Japan
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- pitch
- tone
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- mode
- breath
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、非ブレス状態またはブレス状態での楽音制御
情報に基づいて発音を発生可能な電子管楽器の改良に関
する。
情報に基づいて発音を発生可能な電子管楽器の改良に関
する。
[従来の技術] 従来電子管楽器として、特開昭47-22719号公報に示すも
のが公知である。これは具体的には、第7図に示すよう
に、一端に吹口部1を有し、かつ他端にラッパ部2を有
する管楽器本体10の内部の中央には、第8図に示す抵抗
3a、コンデンサ3b、トランジスタ3c、電源3d、リアクト
ル3eからなる発信回路3、マイクロホン4aを有する管楽
器回路4、混合回路5、スピーカ6aを有する増幅回路6
および管楽器本体10に有する音階穴7に開閉可能に設け
た音階釦8と蓄電器7aとからなる音階回路9を備え、さ
らに管楽器本体10には管楽器と電子管楽器の切替を行な
うスイッチ釦11とを備えている。
のが公知である。これは具体的には、第7図に示すよう
に、一端に吹口部1を有し、かつ他端にラッパ部2を有
する管楽器本体10の内部の中央には、第8図に示す抵抗
3a、コンデンサ3b、トランジスタ3c、電源3d、リアクト
ル3eからなる発信回路3、マイクロホン4aを有する管楽
器回路4、混合回路5、スピーカ6aを有する増幅回路6
および管楽器本体10に有する音階穴7に開閉可能に設け
た音階釦8と蓄電器7aとからなる音階回路9を備え、さ
らに管楽器本体10には管楽器と電子管楽器の切替を行な
うスイッチ釦11とを備えている。
これは、通常の管楽器として演奏したり、電子管楽器と
して演奏することが可能になっている。すなわち、通常
の演奏時にはスイッチ釦11を開状態とし、管楽器本体10
を両手で持ち、吹口部1から呼気させながら、音階釦8
a,8b,…を選択的な指定操作により、音階穴7、空気穴
から呼気流を流出して音高楽音の発音開始、発音停止の
制御が可能で、これにより普通の管楽器として演奏でき
る。
して演奏することが可能になっている。すなわち、通常
の演奏時にはスイッチ釦11を開状態とし、管楽器本体10
を両手で持ち、吹口部1から呼気させながら、音階釦8
a,8b,…を選択的な指定操作により、音階穴7、空気穴
から呼気流を流出して音高楽音の発音開始、発音停止の
制御が可能で、これにより普通の管楽器として演奏でき
る。
また、スイッチ釦11を閉状態とし、音階釦8a,…を選択
的な指定操作を行なうと、前記楽音の発音開始等の制御
を行なっている状態とは別に、吹口部1が息を吹付ける
ことにより、マイクロホン4aで収音された音声をスピー
カ6aから放音可能である。
的な指定操作を行なうと、前記楽音の発音開始等の制御
を行なっている状態とは別に、吹口部1が息を吹付ける
ことにより、マイクロホン4aで収音された音声をスピー
カ6aから放音可能である。
すなわち、前述した構成の従来の電子管楽器にあって
は、スイッチ釦11をオン状態に設定した状態のもとで
は、次のことが行なえる。まず、音階釦8a,…の選択的
な指定操作により、その指定操作により指定された音高
の楽音の発音開始、発音停止の制御が可能である。
は、スイッチ釦11をオン状態に設定した状態のもとで
は、次のことが行なえる。まず、音階釦8a,…の選択的
な指定操作により、その指定操作により指定された音高
の楽音の発音開始、発音停止の制御が可能である。
また、上記楽音の発音開始等の制御を行なっている状態
とは、別に、吹口部1から息を吹き付けることにより、
マイクロホン4aで収音された音声をスピーカ6aから放音
可能である。これは、音高指定による楽音の発音とマイ
クロホン4aによる音声出力とは別個独立に作用している
からである。
とは、別に、吹口部1から息を吹き付けることにより、
マイクロホン4aで収音された音声をスピーカ6aから放音
可能である。これは、音高指定による楽音の発音とマイ
クロホン4aによる音声出力とは別個独立に作用している
からである。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、この従来の電子管楽器では、発音されている楽
器の発音開始、発音停止の制御は、音階釦8a,…の操作
により行ない、息圧により制御されることはない。ま
た、同様に、楽音音量制御は、息圧の大小により制御さ
れるものではない。
器の発音開始、発音停止の制御は、音階釦8a,…の操作
により行ない、息圧により制御されることはない。ま
た、同様に、楽音音量制御は、息圧の大小により制御さ
れるものではない。
このように、従来の電子管楽器によれば、指使いの練習
は可能であるが、完全な指使いができた後、その指使い
のもとで指定された所定音高の楽音について、その発音
の開始、発音の停止、音量制御といった音楽的表現を高
める上で重要な制御を加味することが不可能である。
は可能であるが、完全な指使いができた後、その指使い
のもとで指定された所定音高の楽音について、その発音
の開始、発音の停止、音量制御といった音楽的表現を高
める上で重要な制御を加味することが不可能である。
一般に、演奏操作に未熟な初心者にあっては、まず、ブ
レス(吹口部)を使わないで、音階音の指定操作だけ
で、所望の楽音の発音制御する指使い(運指)の練習が
必要であり、音高指定スイッチの選択的な指定操作のほ
かに、ブレスを用いて、上記指定操作により指定された
音高の楽音の発音開始、発音停止及び音量を制御するこ
とは、技術的に困難である。
レス(吹口部)を使わないで、音階音の指定操作だけ
で、所望の楽音の発音制御する指使い(運指)の練習が
必要であり、音高指定スイッチの選択的な指定操作のほ
かに、ブレスを用いて、上記指定操作により指定された
音高の楽音の発音開始、発音停止及び音量を制御するこ
とは、技術的に困難である。
これに対し、初心者と比較して、演奏操作がある程度以
上達している中級者以上の演奏者にあっては、音高指定
スイッチで選択的に指定された音高の楽音について、そ
の発音開始、発音停止及び音量を制御することにより、
発音されるべき楽音を演奏者の息圧により自由に変化さ
せる程度のことは、技術的に容易である。
上達している中級者以上の演奏者にあっては、音高指定
スイッチで選択的に指定された音高の楽音について、そ
の発音開始、発音停止及び音量を制御することにより、
発音されるべき楽音を演奏者の息圧により自由に変化さ
せる程度のことは、技術的に容易である。
[考案の目的] 本考案は、演奏上達度に応じた管楽器演奏が可能な電子
管楽器を提供することを目的とする。
管楽器を提供することを目的とする。
[考案の要点] 前述した目的を達成するため、本考案は、音高指定操作
に基づいて、楽音の音高を指定する音高指定手段と、息
の状態を検出する息圧検出手段と、この息圧検出手段の
検出結果に基づいて、楽音の特性を制御するための第1
の楽音制御情報を生成する第1の制御情報生成手段と、
予め設定された楽音の特性を制御するための第2の楽音
制御情報を出力する第2の制御情報出力手段と、第1の
モードと第2のモードの何れか一方を選択するモード選
択手段と、このモード選択手段により前記第1のモード
が選択されている場合には、前記第1の制御情報生成手
段が生成する前記第1の楽音制御情報に基づく特性で、
前記音高指定手段により指定された音高の楽音を発生す
るよう指示し、前記モード選択手段により前記第2のモ
ードが選択されている場合には、前記第2の制御情報出
力手段が出力する前記第2の楽音制御情報に基づく特性
で、前記音高指定手段に寄り指定された音高の楽音を発
生するよう指示する楽音発生指示手段とを備えているこ
とを要点とする。
に基づいて、楽音の音高を指定する音高指定手段と、息
の状態を検出する息圧検出手段と、この息圧検出手段の
検出結果に基づいて、楽音の特性を制御するための第1
の楽音制御情報を生成する第1の制御情報生成手段と、
予め設定された楽音の特性を制御するための第2の楽音
制御情報を出力する第2の制御情報出力手段と、第1の
モードと第2のモードの何れか一方を選択するモード選
択手段と、このモード選択手段により前記第1のモード
が選択されている場合には、前記第1の制御情報生成手
段が生成する前記第1の楽音制御情報に基づく特性で、
前記音高指定手段により指定された音高の楽音を発生す
るよう指示し、前記モード選択手段により前記第2のモ
ードが選択されている場合には、前記第2の制御情報出
力手段が出力する前記第2の楽音制御情報に基づく特性
で、前記音高指定手段に寄り指定された音高の楽音を発
生するよう指示する楽音発生指示手段とを備えているこ
とを要点とする。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。第1図(a)および(b)は本考案による電子管楽
器の位置実施例の外観を示す平面図および正面図であ
り、管楽器本体20には、演奏者の息の強さ又は息の量を
検出するブレスセンサ21、音高スイッチ群22、音色選択
スイッチ群23、楽音制御情報選択スイッチ24、半音上げ
用スイッチ25が設けられている。
る。第1図(a)および(b)は本考案による電子管楽
器の位置実施例の外観を示す平面図および正面図であ
り、管楽器本体20には、演奏者の息の強さ又は息の量を
検出するブレスセンサ21、音高スイッチ群22、音色選択
スイッチ群23、楽音制御情報選択スイッチ24、半音上げ
用スイッチ25が設けられている。
なお、音色選択スイッチ群23と楽音制御情報選択スイッ
チ24は、いずれも音高指定スイッチ群22を選択操作する
のに邪魔にならない位置に設置する。また、前記ブレス
センサ21は、吹口部121内に設けられている。
チ24は、いずれも音高指定スイッチ群22を選択操作する
のに邪魔にならない位置に設置する。また、前記ブレス
センサ21は、吹口部121内に設けられている。
第2図は、第1図の管楽器本体20内に設けられている電
気回路を示すブロック図であり、中央処理装置(CPU)2
6は、以下のような機能を有している。中央処理装置26
の第1番目の機能は、前記音高指定スイッチ群22から発
生される楽音の音高情報を受取り、これを楽音発生回路
27、さらには増幅器28とスピーカ29からなる楽音出力装
置30に出力することである。
気回路を示すブロック図であり、中央処理装置(CPU)2
6は、以下のような機能を有している。中央処理装置26
の第1番目の機能は、前記音高指定スイッチ群22から発
生される楽音の音高情報を受取り、これを楽音発生回路
27、さらには増幅器28とスピーカ29からなる楽音出力装
置30に出力することである。
中央処理装置26の第2番目および第3番目の機能は、前
記制御情報選択スイッチ(ロック式スイッチ)24の状態
により後述するように、選択された楽音制御情報(エン
ベロープ情報)を楽音発生回路27へ出力することであ
る。すなわち、中央処理装置26の第2番目の機能は、楽
音制御情報選択スイッチ24の状態を読取り、ノーマル状
態(非ブレス状態)のときは、予め音色別楽音制御情報
メモリ(ROM)33に記憶されている音色情報のうち、前
記音色選択スイッチ23で選択されている音色に対応した
楽音制御情報を読取り、音高指定スイッチ群22により音
高情報に変化があると、そのときの音程におけるスイッ
チオン情報と共に楽音制御情報[例えば後述する第3図
(a),(b)の情報]を発音発生回路27へ出力するこ
とである。中央処理装置26の第3番目の機能は、楽音制
御情報選択スイッチ24がブレス状態のときは、第3図
(c)の演奏者の息の強さ又は息の流量を検出するブレ
スセンサ21からの情報[例えば後述する第3図(d)の
情報]を、息の強さ→電圧変換回路31で電圧に変換し、
これをA/D変換器32でデジタル出力値に変換したデジタ
ルブレス情報を、中央処理装置26は楽音発生回路27に出
力することである。
記制御情報選択スイッチ(ロック式スイッチ)24の状態
により後述するように、選択された楽音制御情報(エン
ベロープ情報)を楽音発生回路27へ出力することであ
る。すなわち、中央処理装置26の第2番目の機能は、楽
音制御情報選択スイッチ24の状態を読取り、ノーマル状
態(非ブレス状態)のときは、予め音色別楽音制御情報
メモリ(ROM)33に記憶されている音色情報のうち、前
記音色選択スイッチ23で選択されている音色に対応した
楽音制御情報を読取り、音高指定スイッチ群22により音
高情報に変化があると、そのときの音程におけるスイッ
チオン情報と共に楽音制御情報[例えば後述する第3図
(a),(b)の情報]を発音発生回路27へ出力するこ
とである。中央処理装置26の第3番目の機能は、楽音制
御情報選択スイッチ24がブレス状態のときは、第3図
(c)の演奏者の息の強さ又は息の流量を検出するブレ
スセンサ21からの情報[例えば後述する第3図(d)の
情報]を、息の強さ→電圧変換回路31で電圧に変換し、
これをA/D変換器32でデジタル出力値に変換したデジタ
ルブレス情報を、中央処理装置26は楽音発生回路27に出
力することである。
第3図は楽音制御情報と出力波形との関係を示したもの
で、(a)は楽音制御情報選択スイッチ24がノーマル状
態(非ブレス状態)に選択、例えば図の下側に切替えら
れた状態における音色別楽音制御メモリ(ROM)に予め
記憶されているエンベローブ情報であり、(b)はノー
マル状態における楽音出力装置30の出力波形である。第
3図(c),(d)は、楽音制御情報選択スイッチ24が
ブレス状態、例えば図の上側に切替えられた状態におけ
るエンベロープ情報および出力波形であり、(c)の波
形は、演奏者の息の強さに応じて出力電圧vが、リアル
タイムに変化している。
で、(a)は楽音制御情報選択スイッチ24がノーマル状
態(非ブレス状態)に選択、例えば図の下側に切替えら
れた状態における音色別楽音制御メモリ(ROM)に予め
記憶されているエンベローブ情報であり、(b)はノー
マル状態における楽音出力装置30の出力波形である。第
3図(c),(d)は、楽音制御情報選択スイッチ24が
ブレス状態、例えば図の上側に切替えられた状態におけ
るエンベロープ情報および出力波形であり、(c)の波
形は、演奏者の息の強さに応じて出力電圧vが、リアル
タイムに変化している。
第4図〜第6図は、以上のように構成された電子管楽器
の動作を説明するためのフローチャートであり、第4図
は楽音制御情報選択スイッチ24を操作する際のフローチ
ャートである。
の動作を説明するためのフローチャートであり、第4図
は楽音制御情報選択スイッチ24を操作する際のフローチ
ャートである。
第4図において、ステップS1で電源をオンしてイニシャ
ライズを行なうと、中央処理装置26は楽音制御情報選択
スイッチ24の情報を判断する。この楽音制御情報選択ス
イッチ24が“1"の場合、すなわちブレスモード状態から
ノーマルモード状態へ変化した場合、ステップS2におい
て第2図の中央処理装置26に有するスイッチ用フラグレ
ジスタ34の楽音制御情報選択スイッチ用フラグが“0"す
なわち、スイッチ24を押す直前は、フラグが“0"であっ
たか否かの判断を行ない、フラグが“0"の場合にはステ
ップS3に進む。ステップS3では、楽音制御情報選択スイ
ッチ用フラグをリセットすなわち、“1"とし、ステップ
S1にリターンする。ステップS2で楽音制御情報選択スイ
ッチ用フラグが“0"でない場合もステップS1にリターン
する。
ライズを行なうと、中央処理装置26は楽音制御情報選択
スイッチ24の情報を判断する。この楽音制御情報選択ス
イッチ24が“1"の場合、すなわちブレスモード状態から
ノーマルモード状態へ変化した場合、ステップS2におい
て第2図の中央処理装置26に有するスイッチ用フラグレ
ジスタ34の楽音制御情報選択スイッチ用フラグが“0"す
なわち、スイッチ24を押す直前は、フラグが“0"であっ
たか否かの判断を行ない、フラグが“0"の場合にはステ
ップS3に進む。ステップS3では、楽音制御情報選択スイ
ッチ用フラグをリセットすなわち、“1"とし、ステップ
S1にリターンする。ステップS2で楽音制御情報選択スイ
ッチ用フラグが“0"でない場合もステップS1にリターン
する。
ステップS1で、スイッチ24は、“1"でない場合、すなわ
ちブレス状態のとき、ステップS4に進み、ここで楽音制
御情報選択スイッチ用フラグが“1"すなわち、スイッチ
24がノーマルモード状態からブレスモード状態へ変化し
たか否かを判断する。そして、ブレスモード状態へ変化
したと判断した場合は、ステップS5で楽音制御情報選択
スイッチ用フラグをセットすなわち“0"とする。
ちブレス状態のとき、ステップS4に進み、ここで楽音制
御情報選択スイッチ用フラグが“1"すなわち、スイッチ
24がノーマルモード状態からブレスモード状態へ変化し
たか否かを判断する。そして、ブレスモード状態へ変化
したと判断した場合は、ステップS5で楽音制御情報選択
スイッチ用フラグをセットすなわち“0"とする。
一方、ステップS4でブレスモード状態に変化していない
と判断した場合と、ステップS5で楽音制御情報スイッチ
用フラグをセットした場合は、ステップS6に進み、ここ
でA/D変換器32からデジタル出力値を楽音発生回路27へ
出力するとともに、ステップS1にリターンする。
と判断した場合と、ステップS5で楽音制御情報スイッチ
用フラグをセットした場合は、ステップS6に進み、ここ
でA/D変換器32からデジタル出力値を楽音発生回路27へ
出力するとともに、ステップS1にリターンする。
第5図は、第2図の音色選択スイッチ23を操作する際の
フローチャートであり、ステップS10において、いま選
択されている音色選択スイッチ群23で指定された音色の
楽音制御情報を、楽音発生回路27へ出力する。
フローチャートであり、ステップS10において、いま選
択されている音色選択スイッチ群23で指定された音色の
楽音制御情報を、楽音発生回路27へ出力する。
次に、ステップS11において、音色選択スイッチ23に変
化があるか否かを判断し、変化がある場合にはステップ
S12に進む。ステップS12において、新しく選択された音
色に対応する楽音制御情報を、楽音発生回路へ出力する
とともに、ステップS10にリターンする。ステップS11に
おいて、音色選択スイッチ23に変化がない場合には、ス
テップS10にリターンする。
化があるか否かを判断し、変化がある場合にはステップ
S12に進む。ステップS12において、新しく選択された音
色に対応する楽音制御情報を、楽音発生回路へ出力する
とともに、ステップS10にリターンする。ステップS11に
おいて、音色選択スイッチ23に変化がない場合には、ス
テップS10にリターンする。
第6図は、音高指定スイッチ22を操作する際のフローチ
ャートであり、ステップS20でいま選択されている音高
指定スイッチ22で指定された音高指定情報を、楽音発生
回路27へ出力し、ステップS21に進む。ステップS21で
は、音高指定スイッチ22に変化があるか否かを判断し、
変化がある場合には新たに指定された音高指定スイッチ
22に対応する音高指定情報を、楽音発生回路27へ出力す
るとともに、ステップS20にリターンする。ステップS21
で、音高指定スイッチ22に変化がない場合には、ステッ
プS20にリターンする。第6図の操作フローはブレス状
態あるいはノーマル状態のいずれでも可能であることは
言うまでもない。
ャートであり、ステップS20でいま選択されている音高
指定スイッチ22で指定された音高指定情報を、楽音発生
回路27へ出力し、ステップS21に進む。ステップS21で
は、音高指定スイッチ22に変化があるか否かを判断し、
変化がある場合には新たに指定された音高指定スイッチ
22に対応する音高指定情報を、楽音発生回路27へ出力す
るとともに、ステップS20にリターンする。ステップS21
で、音高指定スイッチ22に変化がない場合には、ステッ
プS20にリターンする。第6図の操作フローはブレス状
態あるいはノーマル状態のいずれでも可能であることは
言うまでもない。
以上述べたフローチャートを繰返すことにより、演奏上
達度に応じた管楽器演奏が可能となる。まず、初心者の
演奏者にあっては、ブレスを使わないで、音高スイッチ
22の選択操作すなわち、運指の練習が出来る。また、中
級者以上の演奏者にあっては、音高指定スイッチ22の他
にブレスを用いて、前記音高指定操作により指定された
音高の楽器の楽音開始、楽音停止及び音量を制御するこ
とができ、従って音楽的表現を高める上で重要な制御を
加味することができる。
達度に応じた管楽器演奏が可能となる。まず、初心者の
演奏者にあっては、ブレスを使わないで、音高スイッチ
22の選択操作すなわち、運指の練習が出来る。また、中
級者以上の演奏者にあっては、音高指定スイッチ22の他
にブレスを用いて、前記音高指定操作により指定された
音高の楽器の楽音開始、楽音停止及び音量を制御するこ
とができ、従って音楽的表現を高める上で重要な制御を
加味することができる。
[考案の効果] 以上述べた本考案によれば、第1のモードと第2のモー
ドの何れか一方を選択可能とし、第1のモードが選択さ
れている場合には、検出された息の状態に基づいて生成
された第1の楽音制御情報に基づく特性で、音高指定操
作に基づいて指定された音高の楽音を発生するよう指示
し、第2のモードが選択されている場合には、予め設定
された第2の楽音制御情報に基づく特性で、音高指定操
作に基づいて指定された音高の楽音を発生するよう指示
するので、演奏上達度に応じた管楽器演奏が可能な電子
管楽器を提供することができる。
ドの何れか一方を選択可能とし、第1のモードが選択さ
れている場合には、検出された息の状態に基づいて生成
された第1の楽音制御情報に基づく特性で、音高指定操
作に基づいて指定された音高の楽音を発生するよう指示
し、第2のモードが選択されている場合には、予め設定
された第2の楽音制御情報に基づく特性で、音高指定操
作に基づいて指定された音高の楽音を発生するよう指示
するので、演奏上達度に応じた管楽器演奏が可能な電子
管楽器を提供することができる。
第1図(a)および(b)は本考案による電子管楽器の
一実施例を示す平面図および正面図、第2図は同実施例
の電気回路を示すブロック図、第3図(a),(b),
(c),(d)はいずれも同実施例の動作を説明するた
めの設定された楽音制御情報と出力波形ならびにブレス
コントロール情報と出力波形を示す図、第4図は同実施
例の動作を説明するための選択スイッチの操作フローチ
ャート、第5図および第6図は同実施例の動作を説明す
るための音色選択スイッチおよび音高指定スイッチの操
作フローチャート、第7図および第8図は公知の電子管
楽器の一例を示す断面図および電気回路図である。 20……管楽器本体、21……ブレスセンサ、22……音高指
定スイッチ群、23……音色選択スイッチ群、24……楽音
制御情報選択スイッチ、26……中央処理装置、27……楽
音発生回路、30……楽音出力装置、31……行きの強さ→
電圧変換回路、32……A/D変換器、33……音色別楽音制
御情報メモリ。
一実施例を示す平面図および正面図、第2図は同実施例
の電気回路を示すブロック図、第3図(a),(b),
(c),(d)はいずれも同実施例の動作を説明するた
めの設定された楽音制御情報と出力波形ならびにブレス
コントロール情報と出力波形を示す図、第4図は同実施
例の動作を説明するための選択スイッチの操作フローチ
ャート、第5図および第6図は同実施例の動作を説明す
るための音色選択スイッチおよび音高指定スイッチの操
作フローチャート、第7図および第8図は公知の電子管
楽器の一例を示す断面図および電気回路図である。 20……管楽器本体、21……ブレスセンサ、22……音高指
定スイッチ群、23……音色選択スイッチ群、24……楽音
制御情報選択スイッチ、26……中央処理装置、27……楽
音発生回路、30……楽音出力装置、31……行きの強さ→
電圧変換回路、32……A/D変換器、33……音色別楽音制
御情報メモリ。
Claims (2)
- 【請求項1】音高指定操作に基づいて、楽音の音高を指
定する音高指定手段と、 息の状態を検出する息圧検出手段と、 この息圧検出手段の検出結果に基づいて、楽音の特性を
制御するための第1の楽音制御情報を生成する第1の制
御情報生成手段と、 予め設定された楽音の特性を制御するための第2の楽音
制御情報を出力する第2の制御情報出力手段と、 第1のモードと第2のモードの何れか一方を選択するモ
ード選択手段と、 このモード選択手段により前記第1のモードが選択され
ている場合には、前記第1の制御情報生成手段が生成す
る前記第1の楽音制御情報に基づく特性で、前記音高指
定手段により指定された音高の楽音を発生するよう指定
し、前記モード選択手段により前記第2のモードが選択
されている場合には、前記第2の制御情報出力手段が出
力する前記第2の楽音制御情報に基づく特性で、前記音
高指定手段により指定された音高の楽音を発生するよう
指示する楽音発生指示手段と を備えていることを特徴とする電子管楽器。 - 【請求項2】前記楽音発生指示手段は、前記モード選択
手段により前記第1のモードが選択されている場合に
は、前記息圧検出手段が検出する息の状態が所定条件を
満たした時、前記音高指定手段により指定された音高の
発生を開始するように指示し、前記モード選択手段によ
り前記第2のモードが選択されている場合には、前記音
高指定手段にて音高指定操作がなされた時、該音高指定
手段により指定された音高の楽音の発生を開始するよう
指示することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の電子管楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987157358U JPH0722717Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 電子管楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987157358U JPH0722717Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 電子管楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0162599U JPH0162599U (ja) | 1989-04-21 |
JPH0722717Y2 true JPH0722717Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=31436726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987157358U Expired - Lifetime JPH0722717Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 電子管楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722717Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-14 JP JP1987157358U patent/JPH0722717Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0162599U (ja) | 1989-04-21 |
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