JPS6224311Y2 - - Google Patents

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JPS6224311Y2
JPS6224311Y2 JP1979107288U JP10728879U JPS6224311Y2 JP S6224311 Y2 JPS6224311 Y2 JP S6224311Y2 JP 1979107288 U JP1979107288 U JP 1979107288U JP 10728879 U JP10728879 U JP 10728879U JP S6224311 Y2 JPS6224311 Y2 JP S6224311Y2
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fingering
circuit
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musical
wind instrument
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は管楽器状の本体に設けた複数の押ボ
タンの操作によつて電子的に楽音を発生するよう
にした電子管楽器に関する。
従来のこの種の電子管楽器は一般に、複数の押
ボタンのうちの1個を押すことによつて発音する
音高を選択するようになつているため、リコーダ
のような自然管楽器と運指が全く異なつてしま
い、自然管楽器に習熟した者には演奏しにくかつ
た。
そこで、電子管楽器においても自然管楽器の場
合と同様に、複数の押ボタンの組合せ操作によつ
て発音する音高を選択するようにして、自然管楽
器の運指と同様な押ボタン操作によつて演奏し得
るようにすることが考えられる。
しかし、自然管楽器といつても楽器によつてそ
の運指法が異るばかりか、同じ管楽器でも複数の
運指法があり、それぞれにまた標準運指のほかに
一部かえ指がある。
例えば、リコーダにおいてはジヤーマン式とバ
ロツク式があり、夫々最低音から1オクターブ分
の運指図を第1図に示す。Aがジヤーマン式、B
がバロツク式の運指図で、2つ以上の運指がある
音は左側が標準で右側がかえ指である。なお、ソ
プラニーノとソプラノのリコーダはこの図の記譜
よりも1オクターブ上の音が鳴る。
この運指図から明らかなように、ジヤーマン式
とバロツク式では、ソプラノ(又はテナー)の場
合の音名でF,F#(又はGb)、およびG#(又
はAb)の音の運指が異なる。図示しない2オク
ターブ目においても勿論運指の異る音がある。ま
た、ジヤーマン式、バロツク式夫々に同じ音を異
る運指で出すかえ指が示されている。さらに、ソ
プラニーノ、ソプラノ、アルト、テナーの各リコ
ーダによつて、同じ運指でも実際に発音される音
の高さが異る。
この考案は、これらの問題のうち少なくとも運
指についての問題を解決して、電子管楽器を所望
の運指法を選択して演奏できるようにすることを
目的とする。
そのため、この考案による電子管楽器は、管楽
器状の本体に設けた複数の押ボタンとその操作に
より電子的に楽音を発生する楽音発生装置の楽音
発生回路との間に、その各押ボタンの操作によつ
て楽音発生回路にそれぞれ発生させる単音を特定
の運指法に基づいて選択する単音選択回路を、異
なる運指法に対してそれぞれ設けると共に、その
各単音選択回路のうちの1個を選択して動作させ
る運指選択スイツチを設けたものである。
以下、この考案をリコーダ型の電子楽器に適用
した実施例について添付図面を参照して説明す
る。
第2図はこの電子管楽器の外観を示す図で、リ
コーダ型の管本体1と、この管本体1とケーブル
2で接続した楽音発生装置3とからなる。
管本体1には、その一端にマウスピース4が着
脱可能に挿着されており、また、その長手方向に
沿つて第1図に示したリコーダの指孔に相当する
位置にそれぞれ押ボタンK1〜K10が突出付勢して
設けてある。
楽音発生装置3には、電源スイツチ5、スピー
カ6、図示しないアンプ等の他に、後述する単音
選択回路、パラメータ設定器、楽音発生回路(第
4図参照)が内部に設けられ、パラメータ設定器
の各パラメータを選択するための運指選択ボタン
群7、リコーダ選択ボタン群8、音量、変調効
果、ピツチ等の調整用ボリユームつまみ群9等が
パネル面10に設けられている。
運指選択ボタン群7はジヤーマン式運指選択用
Gとバロツク式運指選択用Bの各押ボタンからな
り、リコーダ選択ボタン群8はテナー(T)、ア
ルト(A)、ソプラノ(S)、ソプラニーノ
(SN)の各リコーダに相当する音域を選択する4
個の押ボタンからなり、新らたなボタンを押して
選択すると前に押されていたボタンは自動的に復
帰するようになつている。
管本体1にはまた、第3図aおよびbに示すよ
うにマウスピース4挿着部の近くに、息圧の大き
さを検出する息圧センサ11を設けてある。この
息圧センサ11は、例えば息圧に応じて変形する
可撓性板にチタン酸バリウム素子、ピエゾ素子等
の感圧抵抗素子又は圧電変換素子を固着したも
の、あるいは息によつてノイズを発生させ、それ
をマイクで電気信号に変換するもの等を用いる。
この実施例ではまた、第3図aおよびbに示す
ように、マウスピース4の下側にマウスピース4
をくわえた時の噛圧によつて変形する弾性体から
なる噛板12の一端をねじ13で止め、その内部
に感圧抵抗素子又は圧電変換素子による噛圧セン
サ14を設けてある。そして、この噛圧センサ1
4によつて噛圧に応じた電気信号を発生させ、接
点15,16を介して管本体1へ導き、前述の息
圧センサ11の信号とともに、第2図のケーブル
2によつて楽音発生装置3へ送るものである。
第4図はこの実施例の回路構成を示すブロツク
図である。20は押ボタンスイツチ回路で、第1
図の各押ボタンK1〜K10を押した時に夫々閉じる
常開の押ボタンスイツチS1〜S10が設けられ、
夫々常時は“0”、閉じた時に“1”の2値信号
を出力するようになつている。この押ボタンスイ
ツチ回路20によつて発生する各押ボタンスイツ
チS1〜S10による2値信号は、前述の息圧センサ
11、噛圧センサ14等のセンサ出力と共にケー
ブル2によつて楽音発生装置3(第1図参照)へ
送られる。
21,22,23,24はいずれも楽音発生装
置3内に設けた単音選択回路群、パラメータ設定
器、楽音発生回路、及びアンプである。
単音選択回路群21にはジヤーマン式用および
バロツク式用の各単音選択回路25,26が設け
てあり、パラメータ設定器22内の運指選択スイ
ツチ70(第2図の運指選択ボタン群7によつて
操作される)からのイネイブル信号Eによつてい
ずれか1個の単音選択回路が選択されるようにな
つている。その詳細は後述する。
パラメータ設定器22には、その他第2図のリ
コーダ選択ボタン群8によつて選択されるソプラ
ニーノ、ソプラノ、アルト、テナーのリコーダに
相当する音域の楽音を発生させるように音高をシ
フトさせるための信号、発生される楽音の音色、
振幅エンベロープ、変調効果、ピツチ、オクター
ブ等のパラメータを決めるための信号、センサ1
1,14等の感度およびどのセンサでどのパラメ
ータを制御するかを決める信号、総合音量調節の
ための信号等を発生する。
楽音発生回路23は、音源発振回路、分周回
路、各種変調回路、音色形成回路、エンベロープ
形成および開閉回路等を含み、単音選択回路群2
1によつて選択される単音をパラメータ設定器2
2およびセンサ11又は14からの信号によつて
制御して、所要音高(周波数)の楽音信号を音色
づけして発生する。そして、この楽音信号をアン
プ24で増幅してスピーカ6によつて発音させ
る。
単音選択回路25,26は、第5図および第6
図に示すようなマトリツクス回路によつて構成す
る。第5図および第6図は夫々かえ指演奏も可能
にしたジヤーマン式用単音選択回路25、バロツ
ク式用単音選択回路26の具体例を1オクターブ
分だけ示してあり、夫々第1図の運指図に対応す
るようにマトリツクス回路を構成してある。
まず、第4図において示された運指選択スイツ
チ70で運指システム(ジヤーマン式用25また
はバロツク式用26のいずれか)を選択する場合
を第5図及び第6図について説明する。
この第5図および第6図において、S1〜S10
第4図の押ボタンスイツチ回路20からの各押ボ
タンスイツチS1〜S10による2値信号を示すもの
とする。31〜40はインバータで、信号S1
S10を反転した信号10を出力する。した
がつて、第1図の押ボタンK1〜K10のうち押され
ている(第1図の「閉じる」に相当)押ボタンに
対応する信号S1〜S10が“1”、10
“0”であり、押されていない(第1図の「開
く」に相当)押ボタンに対応する信号S1〜S10
“0”、10が“1”になる。なお、Eは第
4図のパラメータ設定器22内の運指選択スイツ
チ70でジヤーマン式またはバロツク式のいずれ
かを選択したときに“1”を発生するイネイブル
信号である。
41〜53は〓,〓,〓,○印を付したラインの
アンドをとるAND回路で、上記印を付したライ
ンの信号が全て“1”の時にのみ出力が“1”に
なる。そして、このAND回路41〜53の出力
が“1”になつた時夫々単音C,C#,D,D
#,E,F,F#,G,G#,A,A#,B,C
゜を選択する(ソプラノ、テナーの場合)。
例えば、第5図および第6図において、第2図
における押ボタンK1〜K10の全部を押えた時には
信号S1〜S10が全て“1”になるから、イネイブ
ル信号Eが“1”であればAND回路41の出力
が“1になり、Cの音を選択する。押ボタンK1
のみを離すと、信号S1が“0”になり、
“1”になるので、AND回路42の出力が“1”
になつて、C#の音を選択する。以下同様にして
D〜C°の音を選択し得る。
また、第6図のバロツク式用において、第5図
のジヤーマン式用と相違するところは〓印を施こ
して示した部分であり、バロツク式運指システム
にもとづいてマトリツクス回路が構成されてい
る。
なお、2オクターブ目は図示していないが同様
にして容易にリコーダの運指図に対応するマトリ
ツクス回路を組むことができ、その場合一層多く
の異なる運指部分があり、各単音選択回路25,
26のマトリツクス回路構成が異つてくる。
そしてイネイブル信号Eをどの単音選択回路に
送るかによつて、演奏者は自分の演奏し易い運指
を選択することができる。
次にかえ指の使用態様および回路動作を第5図
及び第6図について説明する。〓印を施して示し
た部分はかえ指に対応するマトリツクス回路であ
る。すなわち標準運指と相違するところは〓印を
施して示した部分であり、第1図においてジヤー
マン式ではA#音およびB音、バロツク式ではG
#音、A#音、B音に対応する右側の運指をいず
れか一つ選択した時、その選択された論理回路に
対応するアンド回路49′,51′,52′のいず
れか一つの出力に出力“1”を発生し、この信号
“1”はオア回路54〜58のいずれか一つを介
してキーコード信号として楽音発生回路に導か
れ、このキーコード信号にもとづき楽音を発生す
るものである。
以上のように、この実施例によれば第1図の運
指選択ボタン群7によつて好みの運指を選び、ま
た、リコーダ選択ボタン群8によつて任意のリコ
ーダ(ソプラノ、アルト等)に相当する音域を指
定して演奏することができる。また、演奏者が得
意とする新しい運指法を考えてこれに合わせて単
音選択回路を構成すれば、演奏が更に容易にな
る。
また、演奏中は息圧センサ11によつて、吹き
込む息の強さに応じて音量の制御を行い(息圧を
かけなければ音が出ない)、噛圧センサ14によ
つて、マウスピース4をくわえる力に応じてビブ
ラートやトレモロのような効果の付加を制御した
り、ピツチをわずかに変えたりすることもでき
る。なお、この噛圧センサは必ずしも設けなくて
もよい。
また、上記実施例では単音選択回路群21、パ
ラメータ設定器22、楽音発生回路23を、管本
体1とは別に外部の楽音発生装置内に設けたが、
これらの回路を管本体1内に収納すれば、外部に
はアンプとスピーカのみを設ければよい。
さらに、この考案はリコーダ型の電子管楽器に
限るものではなく、クラリネツト、フルート、ピ
ツコロ等種々の自然管楽器に対応する電子管楽器
に適用することができ、その場合にも異る運指法
やかえ指の選択を任意に行うことができる。
以上のように、この考案によれば電子管楽器を
自然管楽器と同様な運指法で、しかも、演奏者の
得意とする運指法を選択して演奏することができ
るので、自然管楽器を演奏できる人にとつては電
子管楽器の演奏が極めて容易になる。
また、この考案によれば、運指法に応じた単音
選択回路を介して楽音を発生させるようにしたの
で、選択された運指法にない運指を使用した場合
には全く音が発生されないようにすることもでき
る。そのようにすれば、演奏者は運指が誤つてい
るかどうかがすぐわかり、正確な運指をマスター
する上での教習効果も上がる。
【図面の簡単な説明】
第1図はリコーダの運指を1オクターブ分だけ
示す運指図で、Aはジヤーマン式、Bはバロツク
式の運指図、第2図はこの考案の実施例を示す電
子管楽器の外観斜視図、第3図および第4図はマ
ウスピース挿着部付近の一部破断した側面図およ
び下面図、第4図はこの考案の実施例の回路構成
を示すブロツク図、第5図および第6図は夫々第
4図におけるジヤーマン式用、バロツク式用単音
選択回路の具体例を示すマトリツクス回路図であ
る。 1……管本体、2……ケーブル、3……楽音発
生装置、4……マウスピース、7……運指選択ス
イツチ群、8……リコーダ選択スイツチ群、11
……息圧センサ、14……噛圧センサ、20……
押ボタンスイツチ回路、21……単音選択回路
群、22……パラメータ設定器、23……楽音発
生回路、K1〜K10……押ボタン、S1〜S10……押ボ
タンスイツチ(信号)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 管楽器状の本体に設けた複数の押ボタンと、こ
    の複数の押ボタンの操作により電子的に楽音を発
    生する楽音発生装置とを備えた電子管楽器におい
    て、 前記複数の押ボタンと前記楽音発生装置の楽音
    発生回路との間に、その各押ボタンの操作によつ
    て楽音発生回路にそれぞれ発生させる単音を特定
    の運指法に基づいて選択する単音選択回路を、異
    なる運指法に対してそれぞれ設けると共に、その
    各単音選択回路のうちの1個を選択して動作させ
    る運指選択スイツチを設けたことを特徴とする電
    子管楽器。
JP1979107288U 1979-08-04 1979-08-04 Expired JPS6224311Y2 (ja)

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JPS5626798U JPS5626798U (ja) 1981-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2724390B2 (ja) * 1986-07-07 1998-03-09 ヤマハ株式会社 電子管楽器
JPH0721713B2 (ja) * 1987-06-05 1995-03-08 ヤマハ株式会社 電子管楽器
JP2844621B2 (ja) * 1988-12-21 1999-01-06 カシオ計算機株式会社 電子管楽器
KR101410579B1 (ko) * 2013-10-14 2014-06-20 박재숙 전자악기

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JPS5010116A (ja) * 1973-05-24 1975-02-01

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