JPH072269U - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JPH072269U
JPH072269U JP4835993U JP4835993U JPH072269U JP H072269 U JPH072269 U JP H072269U JP 4835993 U JP4835993 U JP 4835993U JP 4835993 U JP4835993 U JP 4835993U JP H072269 U JPH072269 U JP H072269U
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美和 佐藤
野口  裕雄
利幸 鈴木
公一 桃川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体と紙筒との組み立てが簡単で量産性
が優れており、組立後には変形し難く丈夫で容器本体と
紙筒とが抜けたりせず、使用後は楽に両者を分離してプ
ラスチック製品の分別回収に寄与しうる収納容器を提供
すること 【構成】 プラスチックによりなる容器本体1の周壁部
2にハンドル部4を形成し、容器本体1を挿入するスリ
ーブ6の開口部9からハンドル部4を突出させ、ハンド
ル部4の基部周縁部をスリーブ6の開口周縁部9a、9
bにより支えて固定したことを特徴とする収納容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば液体洗剤や柔軟仕上剤などを収納するプラスチック製の収 納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックをブロー成形な どによってボトル形状にした収納容器が多用されている。
【0003】 一方、最近では環境保護の見地からこれらの収納容器においても、プラスチッ ク使用量の低減、分別回収の要請がされるようになってきた。
【0004】 そこで、プラスチック使用量を低減するには、収納容器の薄肉化が考えられる が、この場合、一般に、収納容器が柔らかくなってしまって掴みにくくなったり 、自立しにくくなる。
【0005】 他方、収納容器の周囲を紙箱等で覆ったものが各種提案されている(実開昭56 -150766号、実開昭59-106873号、実開昭58-94665号)。
【0006】 例えば、実開昭56−150766号公報に示されるものでは、ボトルの注入 口近くの周面に厚紙製の枠体を固着し、注入口にキャップを嵌合させたそのボト ルを別体の厚紙製の下箱に収納し、この下箱の上端部と前記枠体とを固着し、さ らに別体の厚紙製の箱状の上蓋を前記下箱に破断可能に固着している。
【0007】 実開昭59−106873号公報に示されるものでは、ボトルの注入口近くに 鍔を略環状に形成し、このボトルを厚紙製の箱に収納し、この箱に設けられた上 側フラップを前記鍔の上に位置させ、さらに別体のプラスチック製の掛止リング を前記注入口に装着したのち締め付けてボトルを箱に保持させている。
【0008】 これらは、いずれも製造、組立に手間がかかるものの、薄肉容器などのプラス チック部が薄肉化されていながら、掴みやすく、また自立することができるもの となっている。
【0009】 尚、製造、組立を容易にしたものとして、実開昭58−94665号公報に示 されるように、外箱の上面部のフラップによってボトルを保持するようにしたも のもある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、実開昭56−150766号公報に示されるものの場合、ボトルの周 囲を覆う構成が複雑であり、部品点数も多く、製造、組立に手間がかかるので量 産に不利であるとともに、ボトルと下箱とは接着剤などによって強固に貼り合わ されるものなので、ボトルと紙箱とを分離する際に紙箱を強い力で引き裂かなけ ればならないという不具合がある。
【0011】 また、実開昭59−106873号公報に示されているものの場合、箱の展開 形状が複雑なため製造、組立に手間がかかる上、プラスチック製の係止リングを 採用しているので、プラスチック使用量の低減がいま一つ図りにくいという欠点 がある。
【0012】 他方、実開昭58−94665号公報に示されるものの場合、外箱の上面部の フラップによってボトルを保持しなくてはならないため、外箱の展開形状が複雑 なものとなり、ボトルの装着後の外箱の組立も複雑になり量産に不利であるとい う欠点がある。
【0013】 この考案は、プラスチック使用量の低減並びにプラスチック製品の分別回収に 寄与するという環境保護の見地から考案されたものであり、製造時にはプラスチ ックの容器本体と紙筒部との組み立てが簡単で量産が図れ、組立後には把握して も変形し難く丈夫であるとともに容器本体と紙筒部とが抜けたりせず、使用後は 余計な労力を要せずに両者を分離できる収納容器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案にかかる収納容器は、薄肉のプラスチック によりなる容器本体の周壁部に外側に突出する突起部を設け、前記容器本体の周 壁部の周面を保持する紙筒に、前記突起部の基部周縁部に対応する形状の開口部 を形成し、前記紙筒内に前記容器本体を挿入して前記突起部を前記開口部から突 出させ、前記突起部の基部周縁部を前記紙筒の開口周縁部により支持させたこと を特徴とする。
【0015】 薄肉のプラスチックよりなる容器本体の周壁部に紙筒を装着した収納容器であ って、 この容器本体の周壁部に外側に突出する突起部を設け、前記紙筒に前記突起部 の基部周縁部に対応する形状の開口部を形成し、前記突起部の基部周縁部を前記 紙筒の開口周縁部により支持させるとともに、前記周壁部の前記紙筒に覆われる 被覆周壁部は、前記周壁部の前記紙筒に覆われない露呈周壁部よりも、前記紙筒 の厚みに対応する高さだけ低く形成されていることを特徴とする。
【0016】
【作用】
本考案の請求項1にかかる収納容器では、容器本体に紙筒部を装着する場合に は、容器本体に紙筒をかぶせるので、容器本体への装着が極めて容易である。
【0017】 挿入後には、容器本体の突起部が紙筒の開口部から突出し、紙筒の開口周縁部 が突起部の基部周縁部を支持するため、内容物の減少により容器本体の剛性が不 足しても、紙筒が抜けず、容器本体の形状が紙筒によって保持される。従って収 納容器の使用中でも収納容器をしっかりと把握できる。
【0018】 容器本体と紙筒とを分離する場合には、容器本体が薄肉のプラスチックのため に横からの押圧力により変形し、折り曲げ片部の先端部を凹部から離し易くなる から、容器本体から紙筒を極めて容易に分離できることとなる。
【0019】 本発明の請求項2にかかる収納容器では、周壁部の被覆周壁部に紙筒を装着す ると、露呈周壁部と紙筒の表面とが同じ高さになるため、紙筒が容器本体をしっ かり支えることとなると共に、外観が向上する。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例にかかる収納容器を図面に基づいて説明する。
【0021】 (第1実施例) 図1乃至図2は本考案の第1実施例にかかる収納容器を示したものであり、図 1、図2において符号1は薄肉のプラスチックによりなる容器本体であり、符号 2は容器本体1の周壁部、符号3は容器本体1の口部、符号4は一方の突起部と してのハンドル部、符号5は他の突起部としての前側の膨出部である。
【0022】 第1実施例の容器本体1は、例えば洗剤、飲料、オイル等の液体もしくは粉体 を収納するものであり、容器本体1の周壁部2の周囲に紙筒としてのスリーブ6 が装着される。容器本体1は太さ方向に縮径変形させ易いように、ポリエチレン からなるプリフォームをブロー成型して形成され、肉厚は0.2〜0.6mm程 度に設定されている。
【0023】 容器本体1の周壁部2は、図2に示すように、略楕円形の横断面形状を有して おり、楕円形の長径方向の一方の側部にハンドル部4が形成されている。ハンド ル部4は縦方向に延びる円筒形状を有しており、中空の段部7、7を介して内部 と連通している。ハンドル部4は親指以外の4本の指を挿入し易いように空間8 が形成されている。段部7、7はハンドル部4の一部を構成するものであり、周 壁部2の段部7、7の周縁部は略矩形の輪郭形状を有している。上の段部7と周 壁部2の上縁部及び下の段部7と周壁部2の下縁部との間にはスリーブ6の開口 周縁部9a、9bが位置する間隔が開けられている。
【0024】 周壁部2の長径方向の他方の側部には、他の突起部としての膨出部5が形成さ れている。膨出部5は中空の円筒形状を有しており、周壁部2の内部と連通して いる。膨出部5の輪郭は細長い矩形状に形成されている。膨出部5の上端と周壁 部2の上縁部との間及び膨出部5の下端と周壁部2の下縁部との間にはスリーブ 6の開口周縁部10a、10bが位置する間隔が設けられている。
【0025】 紙筒としてのスリーブ6は、厚紙を略楕円の断面形状に丸めて両端部を接着し たものであり、スリーブ6にはハンドル部4の基部周縁部の形状に対応した開口 部9と膨出部5の基部周縁部の形状に合う開口部(図示略)が開口されている。 開口部9の形状はハンドル部4の側面形状に対応して矩形状とされている。開口 部9の上下の開口周縁部9a、9bは周壁部2のハンドル部4の上下の基部周縁 部7a、7bをしっかり支えている。又、図示しないが、膨出部5を配設する開 口部も膨出部5の基部周縁部をしっかり支えている。スリーブ6を筒状に形成す る接合部6aはこの実施例では楕円形の短径側の側面部に設けられているが、ス リーブ6の展開図の長手方向の両端部上下に接合片部を設けて、両端部の接合片 部同士を二重に貼り合わせることにより開口部9を形成すれば、スリーブ6の開 口周縁部9a、9bが二重になるから容器本体1を支えるための強度を向上出来 る。尚、スリーブ6にはミシン目状のジッパー線11が設けられており、容器本 体1からスリーブ6を分離する場合に、ジッパー線11に沿って破ることができ るようになっている。
【0026】 第1実施例にかかる容器本体1にスリーブ6を装着する場合は、容器本体1に 内容物を充填した後に接合片同士を接着してもよいが、容器本体1に内容物を充 填する前に予め筒状に形成したスリーブ6を容器本体1の周壁部2に装着しても 良い。容器本体1に内容物を充填する前に筒状のスリーブ6を周壁部2に装着す る場合には、容器本体1を太さ方向に縮径してスリーブ6内に挿入して縮径する 押圧を解除する。容器本体1は薄肉ではあるが十分に可撓性を有するから自己の 復元力により通常の形に戻る。スリーブ6の開口部9に周壁部2のハンドル部4 が収まり、開口部9に対向する他の開口部に膨出部5がはまる。これによってハ ンドル部4の上下が開口周縁部9a、9bによって支持され、膨出部5の上下が 開口周縁部10a、10bによって支持される。勿論、周壁部2がスリーブ6と 接しており、容器本体1に対してスリーブ6が前後左右上下方向にずれることは なくなる。
【0027】 このように、第1実施例にかかる収納容器によれば、スリーブ6内に容器本体 1を挿入すれば組み立てが容易に完了するので、収納容器の量産に適していると 共に、組み立ての完了時に、ハンドル部4が開口部9から突出して開口周縁部9 a、9bがハンドル部4の基部周縁部7a、7bを支持し、膨出部5の基部周縁 部をスリーブ7の他の開口周縁部10a、10bが支え、スリーブ6が周壁部2 と接しているので、容器本体1とスリーブ6とが上下左右にずれることなくしっ かりと固定され、手で把握するときに不安感が生じない。しかも、容器本体1と スリーブ6は圧入状態で単に接触しているので、ジッパー線11に沿ってやぶる ことにより、容器本体1とスリーブ6とを簡単に分離できる。従って、強い力も 不要でありプラスチックの回収が極めて簡単である。
【0028】 (第2実施例) 図3、図4は本考案の第2実施例を示したものであり、この第2実施例では、 容器本体20の周壁部21が細長い六角形の断面形状を有している。容器本体2 0の角度の狭い頂角を形成する稜線部20a近傍には口部22が突出している。 容器本体20の稜線部20aには他方の突起部としての膨出部23が形成されて いる。又、容器本体20の稜線部20aに対向する平らな側壁部20bには一方 の突起部としてのハンドル部24が突設されている。円筒状のハンドル部24は 中空の段部25、25を介して容器本体20の内部に連通している。ハンドル部 24は親指以外の4本の指を挿入しやすいように空間23bが形成されている。 ハンドル部24の基部周縁部の形状は長方形に形成されており、六角形のスリー ブ26の開口部27から突出する。
【0029】 スリーブ26は上下が開口した筒状の断面形状を有しており、接合部26aは 接着部26bと非接着部26cとを有し、非接着部26cを引き剥すことによっ て接着部26bを剥離して分離するようになっている。スリーブ26は予め筒状 に形成されているものであり、スリーブ26にはハンドル部24の基部周縁部2 4aと同形の開口部27と、膨出部23の基部周縁部23aと同形の開口部が開 口している。開口部27の開口周縁部27a、27bはハンドル部24の上下の 基部周縁部24aを支えている。膨出部23を突出させる開口部の上下の開口周 縁部28a、28bは膨出部23の上下の開口周縁部を支えている。
【0030】 この第2実施例にかかる収納容器は、内容物の充填後にスリーブ26を装着す ることも可能であるが、スリーブ26内に容器本体21を縮径して挿入した後、 容器本体21の復元力によりハンドル部24及び膨出部23が開口部27及び前 の開口部から突出させると、スリーブ26の装着が容易であり、その後の内容物 の充填によりスリーブ26と容器本体21とが締まった状態に一層固定される。 使用中に内容物の減少により容器本体21が変形し易くなっても、スリーブ27 が厚紙で構成され、容器本体21の周面を支えているので、収納容器としての強 度は十分に確保され、掴み難くなることが防止される。内容物の使用後は接合部 26aの非接着部26cを開くと接着部26bが剥離され、接合部26aが分離 するので、スリーブ26と容器本体21との分離が容易に行える。
【0031】 (第3実施例) 図5は本考案の第3実施例を示すものであり、この収納容器では容器本体30 が円筒形の断面形状を有している。容器本体30の肩部31及び底部32は周壁 部33の直径より少し膨らんでおり、周壁部33と肩部31との間及び周壁部3 3と底部32との間には段差35、36が形成されている。周壁部33の中央部 近傍には中空のハンドル部37が突出部として形成されている。
【0032】 周壁部33の周囲には紙筒としての円筒状のスリーブ38が装着されている。 スリーブ38は開口部39を備えており、開口部39からハンドル部37が突出 する。スリーブ38の開口周縁部38aはハンドル部37の基部周縁部37aを 支えている。スリーブ38は接合部(図示せず)を有しており、ミシン目状のジ ッパー線38bに沿って破ることが出来るようになっている。尚、この第3実施 例ではもう一方の膨出部は容器本体30に形成されていないが、そのほかの構成 ・組立方・作用効果は第1実施例と同様であるので、それらの説明を援用する。
【0033】 (第4実施例) 図6乃至図8は本考案の第4実施例の収納容器を示している。
【0034】 この収納容器40は麺類、ゼリー、チーズ、ヨーグルト、調味料等の食品全般 の他に、化粧品、洗剤、或はトイレ用品等の非食品等の収納にも使用でき、固体 、液体、粉体、粘稠物等を収納する。
【0035】 収納容器40はほぼ円筒形状の容器本体41と紙筒としてのスリーブ42とで 構成され、容器本体41の上部のフランジ41cに図示しない紙製又はプラスチ ック製の蓋板或はフィルム等が貼着若しくは嵌着されることにより、容器本体4 1の内部が密閉されるようになっている。
【0036】 容器本体41は、厚さ0.4mm乃至1.0mm程度の肉厚を有するポリプロピレン( PP)或はポリスチレン(PS)のシート材を真空成形等することによって成形 されるが、射出成形やブロー成形などによって成形してもよい。
【0037】 容器本体41の周壁部は、スリーブ42によって被覆される被覆周壁部41a とスリーブ42によって被覆されない露呈周壁部41bとを有する。被覆周壁部 41aは露呈周壁部41bよりスリーブ42の肉厚相当分低くなって容器内部側 に位置しており、スリーブ42を差し込むとスリーブ42の表面が露呈周壁部4 1bの表面と面一になるようになっている。
【0038】 被覆周壁部41aには容器本体41の縦方向に延びるリブ43が突起部として 複数箇所突設されており、この第4実施例の容器本体41では直角な位置関係と なるように4箇所突設されている。リブ43が被覆周壁部41aから突出する高 さはほぼ2mm乃至4mmである。この実施例ではリブ42はスリーブ42の肉厚よ り少し高くなっており、容器本体41からスリーブ42が脱落しにくくなってい るが、スリーブ42と同じ高さに形成しても良い。
【0039】 スリーブ42にはリブ43の基部周縁部の輪郭形状に一致する開口部44がリ ブ43の形成個数に対応して複数箇所開口されており、各開口部44にはリブ4 3の基部がそれぞれ嵌合するようになっている。
【0040】 この第4実施例の収納容器によれば、容器本体41をスリーブ42に差し込ん で装着すると、スリーブ42が容器本体41の被覆周壁部41aを面接触によっ て支えるので、容器本体41を薄肉プラスチックによって形成しても容器全体の 強度を確保することが出来る。
【0041】 更に、容器本体41の露呈周壁部41bと被覆周壁部41aの段差部位にスリ ーブ42が当接しており、スリーブ42の開口部44にリブ43が嵌合している から、容器本体41が円形断面を有するものであっても、スリーブ42がその周 回り方向にずれることがない。
【0042】 しかも、容器本体41とスリーブ42とは接着剤を用いていないから、分離す るときには複数のリブ43を容器本体41の内側に押さえると、スリーブ42を 容器本体41から簡単に分離出来るが、リブ43が複数箇所形成されているから 、容器を把握しているときに一箇所のリブ43を凹ませたとしても、簡単にスリ ーブ42から容器本体41が抜けることはない。
【0043】 (第5実施例) 図9、図10は本考案の第5実施例の収納容器を示している。
【0044】 この収納容器50はボトル形状のものであり、飲料や食品の他に、化粧品、洗 剤、或はトイレ用品等の非食品等の収納にも使用でき、固体、液体、粉体、粘稠 物等を収納する。
【0045】 収納容器50はボトル本体51と紙筒としてのスリーブ52とで構成されてい る。ボトル本体51は被覆周壁部としての胴部53の上部に肩部54を有してお り、肩部54のから上に突出する口部にキャップ55をねじ込むことにより、ボ トル本体51の内部が密閉されるようになっている。
【0046】 ボトル本体51の胴部53は、細幅の左右側壁部51aと広幅の前後壁部51 bとからなり、底部が胴部53の上部より徐々に細くなってすぼんだようにテー パが設けられている。肩部54はスリーブ52によって被覆されない露呈周壁部 を構成する。胴部53は肩部54の下部周縁部よりスリーブ52の肉厚相当分低 くなって容器内部側に位置しており、スリーブ52を差し込むとスリーブ52の 表面が肩部54の下部周縁部の表面と面一になるようになっている。
【0047】 左右側壁部51aにはボトル本体51の縦方向に延びるリブ56が突起部とし てそれぞれ突設されている。リブ56が左右側壁部51aから突出する高さは、 この第5実施例ではスリーブ52の肉厚より少し高くなっており、ボトル本体5 1からスリーブ52が脱落しにくくなっているが、スリーブ52と同じ高さに形 成しても良い。広幅の前後壁部51bには横方向にのびる凸部57が形成されて いる。この凸部57は広幅の前後壁部51bを補強してボトル本体51の形状を 維持させている。
【0048】 スリーブ52は、胴部53に対応するように底部になるにしたがって細くなる テーパを有するが、矩形の横断面を有している。スリーブ52の細幅の左右側壁 部52aには開口部58がそれぞれ形成されている。開口部58はリブ56の基 部周縁部の形状に対応した形状を有しており、開口部58にリブ56が嵌合する ようになっている。
【0049】 第5実施例の収納容器によれば、ボトル本体51をスリーブ52に差し込むと 、スリーブ52がボトル本体51を支えるので、ボトル本体51を薄肉プラスチ ックによって形成してもボトル全体の強度を確保出来る。更に、ボトル本体51 の肩部54と胴部53の段差部位にスリーブ52の上端部が当接しており、スリ ーブ52の開口部58にリブ56が嵌合しているから、スリーブ52が上下方向 に位置ずれすることがない。
【0050】 しかも、ボトル本体51とスリーブ52とは接着剤を用いていないから、分離 するときには左右のリブ56を内側に押さえると、スリーブ52をボトル本体5 1から簡単に抜いて分離出来るが、リブ52が左右二箇所形成されているから、 容器を把握しているときに一箇所のリブ52を凹ませたとしても、簡単にスリー ブ52からボトル本体51が抜けることはない。
【0051】 尚、図11、図12、図13は容器本体の底部の変形例を示すものであり、こ れらの変形例では容器本体60の底部にV字状の溝部61が単数若しくは複数個 形成されている。このV字状の溝部61は成形時の金型の開き方向に延びている ので離型が容易である。これらの容器本体の底部の変形例によれば、スリーブと 容器本体60との装着前、或は分離後に、容器本体60を圧縮し易くなり、装着 の容易性及び廃棄の容易性が向上する。
【0052】
【考案の効果】
本考案にかかる収納容器によれば、容器本体に紙筒部を装着する場合には、容 器本体に紙筒をかぶせるので、容器本体への装着が極めて容易である。挿入後に は、容器本体の突起部が紙筒の開口部から突出し、紙筒の開口周縁部が突起部の 基部周縁部を支持するため、内容物の減少により容器本体の剛性が不足しても、 紙筒が抜けず、容器本体の形状が紙筒によって保持される。従って収納容器の使 用中でも収納容器をしっかりと把握できる。容器本体と紙筒とを分離する場合に は、容器本体が薄肉のプラスチックのために横からの押圧力により変形するから 、容器本体から紙筒を極めて容易に分離できることとなる。
【0053】 以上のように、容器本体と紙筒との分離が簡単であるから、使用後のプラスチ ックと紙筒との分別も極めて容易であり、プラスチックや紙の回収促進に寄与す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる収納容器の斜視図
【図2】図1の収納容器のI−I線断面図
【図3】本考案の第2実施例にかかる収納容器の斜視図
【図4】図2の収納容器のII−II線断面図
【図5】本考案の第3実施例の収納容器の斜視図
【図6】本考案の第4実施例の収納容器の容器本体の斜
視図
【図7】本考案の第4実施例のスリーブの斜視図
【図8】本考案の第4実施例の収納容器の斜視図
【図9】本考案の第5実施例の収納容器の分解斜視図
【図10】本考案の第5実施例の収納容器の斜視図
【図11】本考案の容器本体の底部の第1変形例を示す
部分斜視図
【図12】本考案の容器本体の底部の第2変形例を示す
部分斜視図
【図13】本考案の容器本体の底部の第3変形例を示す
部分斜視図
【符号の説明】 1 容器本体 2 周壁部 3 口部 4 ハンドル部 5 膨出部 6 スリーブ 7 段部 8 空間 9 開口部 9a、9b 開口周縁部 10a、10b 開口周縁部 21 容器本体 24 ハンドル部(突起部) 26 スリーブ(紙筒) 27 開口部 30 容器本体 37 ハンドル部(突起部) 38 スリーブ(紙筒) 39 開口部 40 収納容器 41 容器本体 41a 被覆周壁部 41b 露呈周壁部 42 スリーブ(紙筒) 43 リブ(突起部) 44 開口部 50 収納容器 51 ボトル本体 52 スリーブ 53 胴部(被覆周壁部) 54 肩部(露呈周壁部) 55 キャップ 56 リブ(突起部) 58 開口部 60 容器本体 61 溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桃川 公一 東京都台東区台東一丁目5番1号凸版印刷 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉のプラスチックによりなる容器本体
    の周壁部に外側に突出する突起部を設け、前記容器本体
    の周壁部の周面を保持する紙筒に、前記突起部の基部周
    縁部に対応する形状の開口部を形成し、前記紙筒内に前
    記容器本体を挿入して前記突起部を前記開口部から突出
    させ、前記突起部の基部周縁部を前記紙筒の開口周縁部
    により支持させたことを特徴とする収納容器。
  2. 【請求項2】 薄肉のプラスチックよりなる容器本体の
    周壁部に紙筒を装着した収納容器であって、 この容器本体の周壁部に外側に突出する突起部を設け、
    前記紙筒に前記突起部の基部周縁部に対応する形状の開
    口部を形成し、前記突起部の基部周縁部を前記紙筒の開
    口周縁部により支持させるとともに、前記周壁部の前記
    紙筒に覆われる被覆周壁部は、前記周壁部の前記紙筒に
    覆われない露呈周壁部よりも、前記紙筒の厚みに対応す
    る高さだけ低く形成されていることを特徴とする収納容
    器。
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