JP2587885Y2 - 詰め替え容器 - Google Patents

詰め替え容器

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JP2587885Y2
JP2587885Y2 JP1992064496U JP6449692U JP2587885Y2 JP 2587885 Y2 JP2587885 Y2 JP 2587885Y2 JP 1992064496 U JP1992064496 U JP 1992064496U JP 6449692 U JP6449692 U JP 6449692U JP 2587885 Y2 JP2587885 Y2 JP 2587885Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、台所洗剤、シャンプ
ー、リンスなどの液体上内容物を充填した液体用紙容器
を収納した注出用ポンプ付き容器に関するもので、さら
に詳しくは、紙容器の装填及び取り出しが容易で、しか
も過酷な条件下で使用可能な詰め替え容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、液体用紙容器(以下紙容器とのみ
記す)は、従来のガラス容器や金属容器にかわって、牛
乳、乳酸菌飲料、液体用スープなどのチルド流通タイプ
の液体食品や、清酒、果汁飲料、めんつゆなどの長期保
存を必要とする常温タイプの液体食品などの広い用途範
囲にわたって、大量に使用されるようになってきた。最
近では、さらに,台所洗剤やシャンプーやリンスなどの
非食品分野にも使用されるようになった。また、これと
は別に、近年、消費者の環境意識の高まりに伴い、日常
生活の見直しと共に、消費行動にも変化が見られ、環境
問題を配慮したパッケージが消費者から求められるよう
になってきた。そして、この環境問題と資源の有効利用
の観点からプラスチック製品のリサイクル運動や容器の
再利用運動が盛んとなっており、こうした社会情勢を背
景に、同一の容器本体を何度も使用できる内容物が詰め
替え又は取り替え可能な容器の需要が伸びている。この
らの容器のために別売りされる詰め替え又は取り替え用
内容物の容器としては、従来では、ピロー包装(枕状の
袋)やスタンディングパウチ(底ガセットの自立袋)な
どのプラスチックフィルムを用いた柔軟性包装体や、本
考案に係わる紙容器などの剛性包装体が使用されてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述のように、紙容器
は、従来の食品分野のみならず最近では非食品分野にも
使用され始めているが、しかしながら、紙容器には、自
ずと使用する環境に物性上の限界があった。このため、
本考案者らは、紙容器の使用可能な環境の物性上の限界
を伸ばし、しかも世の中の要請に応える内容物が取り替
え可能な容器の機能も兼ね備えた複合容器の考案に着目
して、下記の点に留意しながら開発に鋭意努力した結
果、本考案を完成した。
【0004】その留意点は、対象とする取り替え用内
容物を収納する紙容器としては、天面がフラットでシー
ル用シートによって密封したイージィピール性の開口部
を有するもの、従来の紙容器では、使用出来なかった
環境(例えば浴室や台所などの高温多湿な場所、冷蔵庫
などの低温少湿な場所)の長期保管に耐えるため、液体
用紙容器を保護する再利用性のある取り替え容器を考案
すること、外容器は、使用時に水分が内部に侵入しな
い構造のものであること、外容器の構造は、収容する
取り替え用内容物容器としての紙容器の着脱が極めて容
易であることなどである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、図1および図
2に示したように、天面がフラットな液体用紙容器(3
0)と、その紙容器を開口して収納する注出ポンプ(4
0)付き外容器(10)とからなり、前記紙容器には、
シール用シート(32)によって密封した開口部(3
1)を整え、外容器の天面には、紙容器の開口部に嵌挿
される側壁に注出ポンプ(40)のキャップ(43)と
螺合する雄ネジ(21)、この雄ネジの下方に台座(2
2)、および嵌挿部(25)を形成した弾性を有する注
出口部材(20)を突設した詰め替え容器(100)で
ある。
【0006】上述の外容器は、紙容器を内部に収納出来
るスペースを有し、形状は一般的に紙容器に合わせた四
角柱状のものであり、材質としては主にポリオレフィン
系のものやABS樹脂などを使用する。
【0007】また、紙容器も、通常、四角柱状のもので
あり、使用される素材は、耐液体性の多層構成材料であ
る。
【0008】また、注出ポンプは、一般に”ディスペン
サー”と呼称されるものであり、ポンプ機構を内蔵した
注出ポンプ本体(41)と注出部(42)とキャップ
(43)とからなり、その下端に内容物を注入のための
チューブ(44)が装填されたものである。
【0009】さらに、外容器の天部に突出される弾性を
有する注出口部材には、その側壁に注出ポンプのキャッ
プと螺合する雄ネジ(21)を形成し、その下方にリン
グ状の台座(22)を設け、その下に嵌挿部(25)を
設け、その嵌挿部の側壁に外容器本体天面の開口部との
嵌合部(23)と紙容器天面の開口部との嵌合部(2
4)が設けられ、材質としては、スチレン・ブタジエン
系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ウレタン系、塩
化ビニル系などの熱可塑性エラストマーやシリコーンラ
バーなどが使用出来る。また、注出口部材の取り付け位
置は、外容器を紙容器に被せた時に、収納された紙容器
の開口部に注出口部材の下方の嵌挿部が挿入され得る位
置である。
【0010】
【作用】図2(a)及び(b)に示したように、内容物
を収納した紙容器(30)を底板(13)に載せ、シー
ル用シート(32)を剥がして紙容器を開口し、その上
から外容器本体(11)を被せて、紙容器の開口部(3
1)に注出部材(20)の嵌挿部(25)の先端を挿入
させながら、外容器の下端を底板(13)に係着させる
と、紙容器の開口部と注出口部材の嵌合部(24)とが
嵌合する。注出部材の嵌合部は、紙容器の開口部より径
が大きくしかも弾性を有しているため、この嵌合部は完
全にシールされる。そして、注出ポンプ(40)に接続
されたチューブを紙容器内に挿入し、注ポンプを注出
部材に装着すると、図1に示した本考案の詰め替え容器
(100)が完成する。この組立て操作は、非常に簡単
で、しかも手に内容物が接触することがない。さらに、
内容物を使用後の空の紙容器の除去は、注出ポンプを外
容器の注出口部材から外し、外容器の下端と底板との係
合部を外して外容器を取り去ればよい。なお、外容器と
注出口部材との嵌合部(23)と紙容器と注出口部材と
の嵌合部(24)とは、前者の嵌合部(23)の方が強
い嵌合になるように設定されて、また、嵌合部(23)
上にはリング状の台座(22)が設けられているため
に、詰め替え容器への紙容器の着脱の操作において、外
容器から注出口部材が外れたり、注出口部材の嵌挿部
(25)が紙容器の開口部に挿入出来なかったり、ま
た、紙容器の開口部から抜けないようなことは起こらな
い。
【0011】また、注出ポンプ付きの本考案の詰め替え
容器は、収納された紙容器が外側をプラスチック製の外
容器と注出口部材と注出ポンプとによって覆われ、外部
とは密封状態になっているため、使用時の外部の環境
(例えば、浴室内の高温多湿など)によって影響を受け
にくく、紙容器だけでは使用出来ない過酷な環境下でも
使用することが可能である。
【0012】
【実施例】まず、図1及び図2に示した天面に開口部
(12)を有する外容器本体(11)と底板(13)
を、成形材料として着色ポリプロピレンを用いて射出成
形法により作製し、次いで、成形材料として着色スチレ
ン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーを用いて射出成
形法により注出口部材(20)を作製した。そして、こ
の弾性の有した注出口部材を外容器本体の天面の開口部
に嵌装した。
【0013】次に、平面状の天面に開口部を有した紙容
器を作製した。この紙容器は、図1及び図2に示したよ
うに四角柱状で、材質は、〔外装〕ポリエチレン/紙/
エチレンメタクリル酸コポリマー/アルミニウム箔/ポ
リエチレンテレフタレート/ポリエチレン〔内側〕構成
の積層材料を用い、内部にシャンプーを充填し、天面の
開口部(31)をポリエチレン/アルミニウム箔/ポリ
エチレン構成のシール(32)を熱融着して密封した。
【0014】次に、作製した外容器と紙容器を用いて本
実施例の詰め替え容器の組立て及び解体を行った。図2
(a)に示したように、内容物を収納した紙容器(3
0)を底板(13)に載せ、シール用シート(32)を
剥がして紙容器を開口し、その上から外容器本体(1
1)を被せて、紙容器の開口部(31)に注出部材(2
0)の嵌挿部(25)の先端を挿入させながら、外容器
本体の下端を底板(13)に係着させて、紙容器の開口
部と注出口部材の嵌合部(24)とを嵌合させたのち、
図2(b)に示したように、一般にディスペンサーと呼
称される注出ポンプ(40)を、注出ポンプ本体(1
4)の下端にチューブ(44)を取り付けて紙容器内に
挿入し、注出ポンプのキャップ(43)を外容器天部に
突出する注出口部材(20)に螺合して装着して、図1
に示した本考案の詰め替え容器(100)を完成した。
注出ポンプの注出部(42)を右回りに回して突出させ
注出部を上下させて内容物(50)を吐出させた。内容
物を全て吐出した後に、外容器の注出口部材から注出ポ
ンプを取り外し、外容器本体を底板から外したのち、底
板から空の紙容器を取り去った。本実施例における詰め
替え容器の紙容器の着脱は、非常に簡単であり、その操
作中に内容物によって手を汚すことはなかった。
【0015】さらに、作製したシャンプーを充填した紙
容器を収納した本実施例の注出ポンプ付の詰め替え容器
を、通常の浴室での3ケ月間の実用テストと40°C・
90%RHの保存状態で1週間の保存テストを行った
が、使用及び保存中に外容器内への水分の侵入もなく、
また、内容物の保存における変質に関しては、従来のプ
ラスチックボトルの場合と比較して問題となることは全
く無かった。
【0016】
【考案の効果】本考案の詰め替え容器を使用すると、取
り替え用内容物を収納した紙容器を、カートリッジ方式
で外容器に装着すれば良く、内容物を容器に詰め替える
必要がない。また、紙容器の装着及び脱着の操作は、非
常に簡単であり、しかも、その操作において内容物によ
って手を汚すなどの煩わしさがない。また、詰め替え容
器に装着された紙容器は、外側をプラスチック製の外容
器と注出ポンプとによって覆われているため、装着され
た紙容器が使用時の外部の環境による影響を受けにく
く、紙容器だけでは使用出来ない過酷な環境下でも使用
すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である詰め替え容器の部分断
面図である。
【図2】本考案に係わる外容器に、取り替え用内容物を
収納した紙容器を挿着し、さらに注出ポンプを挿着し
て、本考案の詰め替え容器を組み立てる過程を示した説
明図である。
【符号の説明】
10……外容器 11……外容器本体 12,31……開口部 20……注出口部材 21……雄ネジ 22……リング状の台座 23,24……嵌合部 25……嵌挿部 30……紙容器 32……シール用シート 40……注出ポンプ 41……注出ポンプ本体 42……注出部43……キャップ 44 ……チューブ 50……内容物 100……詰め替え容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 83/76 B65D 5/40 B65D 5/62 B65D 5/63 B65D 25/34

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天面がフラットな液体用紙容器と、その紙
    容器を開口して収納する注出ポンプ付き外容器とからな
    り、前記紙容器には、シール用シートによって密封した
    開口部を整え、外容器の天面には、紙容器の開口部に嵌
    挿される側壁に注出ポンプのキャップと螺合する雄ネ
    ジ、この雄ネジの下方に台座、および嵌挿部を形成した
    弾性を有する注出口部材を突設したことを特徴とする詰
    め替え容器。
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