JPH07226481A - パワー半導体モジュールとその製造方法 - Google Patents

パワー半導体モジュールとその製造方法

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JPH07226481A
JPH07226481A JP3631894A JP3631894A JPH07226481A JP H07226481 A JPH07226481 A JP H07226481A JP 3631894 A JP3631894 A JP 3631894A JP 3631894 A JP3631894 A JP 3631894A JP H07226481 A JPH07226481 A JP H07226481A
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Japan
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power semiconductor
lead frame
input
wiring
semiconductor element
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JP3631894A
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Hideki Miyazaki
英樹 宮崎
Masaaki Takahashi
正昭 高橋
Kazuo Kato
和男 加藤
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パワー半導体の大電流用配線を微細化し、か
つ、占有面積を大幅に削減するに好適なパワー半導体モ
ジュールを提供し、また、簡便な製造工程で生産性の高
い製造が可能な製造方法を提供する。 【構成】 モールドする絶縁基板4,5上に、パワー半
導体素子1と導電材からなる少なくともパワー半導体素
子の入出力配線を含めた配線パターンが固着されるパワ
ー半導体モジュールにおいて、配線パターン3に配置す
ると共に電気的に結合するリードフレーム12を設け
る。また、リードフレームは、パワー半導体素子の入出
力配線部と該入出力配線を互いに連結する連結部を一体
のリードフレーム形状に形成し、リードフレームを配線
パターン上に配置結合し、その後にリードフレームの連
結部を削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワー半導体モジュー
ル、特に大電流用配線を有するパワー半導体モジュール
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパワー半導体モジュールは、絶縁
基板上にパワー半導体素子を搭載し、この素子の入出力
配線を上記基板上に銅箔のパターンで形成して、これら
をモールド化していた。この一例を図2に示す。図2の
パワー半導体モジュールは、側面図に示すように厚さが
2〜3mmのアルミ或は銅の基板5の全面に、厚さが
0.1mm程度の樹脂の絶縁層4を設けた絶縁基板上
に、厚みが50〜100μmの銅箔を各々接着或は圧着
し、この銅箔をエッチングして配線パターン3を形成し
ている。ここで、上記銅箔の配線パターン3に大電流を
流す場合には、損失の面から許容電流値を大きくするこ
とができないため、特開昭62−2587号公報に記載
されるように、大電流用の配線3−1〜3−3には厚付
きメッキを施していた。上記配線パターン3上の所定の
箇所には、熱拡散板2−1、2−2上に、パワー半導体
チップ1−1、1−2が半田付け等の方法で固着され、
パワー半導体チップ1−1、1−2と配線パターン3は
ボンディングワイヤ11で接続されている。また、上記
絶縁基板には上記パワー半導体チップ1の他、ゲートド
ライブ用のIC7−1、7−2、或は、図示していない
が、チップ抵抗等の部品を搭載して混成集積回路化する
場合もある。これら他の部品とパワー半導体チップ1の
接続については、上記厚付きメッキを施さない銅箔の配
線パターンを用いている。このようにして、上記絶縁基
板上に固着した配線パターン3、パワー半導体チップ1
は、入出力端子6−1〜6−3或は信号端子8を除い
て、樹脂9でモールド化し、モールド内部には絶縁物の
ゲル剤10を封入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パワー半導体モジュー
ルは、搭載する半導体素子の信頼性を確保するため、温
度上昇を抑制することが重要であり、このためにはモジ
ュール内部で発生する損失を低減することが課題であ
る。損失の大部分はパワー半導体素子によって生じる
が、大電流を流す配線部における損失も無視出来ない。
一例として、30Aの電流を流す配線で生じる温度上昇
を10℃以下に抑えようとすると、銅配線の場合では約
0.35mm2の段面積が必要になる。また、銅箔をエ
ッチングした配線パターンでは、銅箔が厚くなるほどエ
ッチング処理に要する時間が長くなる他、パターンの微
細化が困難になることから、図2に示した銅箔の厚さ
T’は約100μm程度になっている。この結果、配線
の段面積を上記値に得るためには、パターンの幅W’は
約3.5mmとなる。また、前述の特開昭62−258
7号公報に記載された厚付きメッキを施す方法では、メ
ッキ厚はコスト的に300μmが限度と記述されてい
る。また、配線パターンは、接続箇所以外は互いに交差
しないように配置する必要があり、大電流の配線数が多
いモジュールでは相当量の面積を占有してモジュールの
大形化を招く。本発明の目的は、上述した事情に鑑み、
パワー半導体の大電流用配線を微細化し、かつ、占有面
積を大幅に削減するに好適なパワー半導体モジュールを
提供し、また、簡便な製造工程で生産性の高い製造が可
能な製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、モールドす
る絶縁基板上に、パワー半導体素子と導電材からなる少
なくとも前記パワー半導体素子の入出力配線を含めた配
線パターンが固着されるパワー半導体モジュールにおい
て、前記配線パターンに配置すると共に電気的に結合す
るリードフレームを設けることによって、達成される。
また、前記リードフレームは、前記パワー半導体素子の
入出力配線部と該入出力配線を互いに連結する連結部を
一体のリードフレーム形状に形成し、前記リードフレー
ムを前記導電材の配線パターン上に配置結合し、その結
合後に前記リードフレームの連結部を削除することによ
って、達成される。
【0005】
【作用】本発明のパワー半導体モジュールは、大電流を
流すパワー半導体素子の入出力配線がリードフレーム形
状に一体形成されるので、このリードフレームを配線パ
ターンに結合することによって、パワー半導体素子の大
電流用の入出力配線を微細化し、配線の占有基板面積を
軽減することができる。この結果、モジュールの小形化
が可能となる。また、パワー半導体素子の入出力配線を
連結部と一体形状のリードフレームとして形成すること
によつて、該リードフレームを配線パターンに結合する
際に、複数の入出力配線を同時に位置合わせし、かつ、
一回で同時に複数の入出力配線を結合することができ、
また、このリードフレームを配線パターンに結合した後
に前記連結部を切除するので、生産性が向上する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明によるパワー半導体モジュールの一
実施例を示す構成図である。図1の側面図において、絶
縁基板部分は、図2に示した従来のパワー半導体モジュ
ールと同様であり、アルミ又は銅等の金属基板5の全面
に、厚さが0.1mm程度の樹脂の絶縁層4を接着或は
圧着している。また、絶縁層4の上部に導電性の箔を接
着或は圧着している点についても、従来のモジュールに
使用されている絶縁基板の構造と同じであり、エッチン
グなどの方法で上記導電性の箔から配線パターン3を形
成している。次に、図1の上面図において、配線パター
ン3上の所定の箇所に、パワー半導体チップ1−1、1
−2を固着した銅の熱拡散板2−1、2−2をそれぞれ
半田付けし、パワー半導体チップ1−1、1−2と配線
パターン3をボンディングワイヤ11で接続している。
その他、ゲートドライブ用のIC7−1、7−2も絶縁
基板上に固着するとともに配線パターン3を用いてパワ
ー半導体チップ1−1、1−2と接続している。以上の
構成については従来の技術と同じである。尚、本実施例
では、パワー半導体素子1−1、1−2をモールドして
いないチップとして搭載しているが、上記方法以外とし
てチップを表面実装パッケージに搭載し、このパッケー
ジを配線パターン3に半田付けしても良い。本発明によ
るパワー半導体素子モジュールの特徴は、パワー半導体
素子1に流れる電流を上記配線パターン3に比べて厚み
の厚い導電体から一体形成したリードフレーム形状の入
出力配線12−1〜12−3を用いて流すことにある。
上記リードフレーム形状の入出力配線12−1〜12−
3の構成に関しては、図4、図5を用いて後述する。こ
のリードフレーム形状の入出力配線12−1〜12−3
は、それぞれパワー半導体チップ1直下の配線パターン
3と電気的に結合している。即ち、絶縁基板上の入出力
配線を配置する箇所に、予めこれらの配線とほぼ同じ幅
を有する配線パターン3を導電性の箔からエッチング等
の方法で形成し、この配線パターン3上にリードフレー
ム形状の入出力配線12−1〜12−3を半田付けなど
の方法で結合させる。端子6−1〜6−3は、パワー半
導体素子1に流れる電流の入出力端子であり、また、図
1には枝番号を略したが、複数ある端子8はドライバI
C7−1、7−2の信号入力端子である。入出力端子6
−1〜6−3は導電体のリードフレーム形状の入出力配
線12−1〜12−3、或はその直下の配線パターン3
に電気的に結合する。端子8はドライバIC7−1、7
−2に接続された配線パターン3に電気的に結合する。
このようにして、絶縁基板上に固着した配線パターン
3、導電体のリードフレーム形状の入出力配線12−1
〜12−3、パワー半導体チップ1−1、1−2、ドラ
イバIC7−1、7−2は、入出力端子6−1〜6−
3、信号端子8を除いて側面図に示す樹脂9で外形をモ
ールドし、その内部にはゲル状の絶縁物10を封入す
る。
【0007】以上が本発明のパワー半導体モジュールの
構成であるが、パワー半導体素子の電流を配線パターン
3に比べて厚みの厚いリードフレーム形状の配線12−
1〜12−3を用いて流すことによって、大電流用配線
の微細化が可能となる。この点について前述の従来型モ
ジュールと比較してみる。前述の例では30Aの電流を
流す配線で生じる温度上昇を10℃以下に抑えようとす
ると、銅配線の場合、約0.35mm2の段面積が必要
であった。そして、従来のパワー半導体モジュールのよ
うに厚さが約100μmの銅箔で上記電流を流そうとす
ると、約3.5mmの配線パターン幅が必要であった。
これに対して図1に示したモジュールの場合は、リード
フレーム形状の配線12−1〜12−3の材質を銅と
し、その厚みTを0.5mmと仮定すると、必要な段面
積に対して配線幅Wは0.7mmとなる。この結果、図
1に示したモジュールは、従来に比べて、大電流用配線
の幅が細くなった分だけ配線の基板占有面積を軽減する
ことができ、モジュールの小形化が可能である。上記導
電体のリードフレーム形状の配線の厚みは加工が容易な
値に選べば良いが、少なくともエッチングで形成する従
来の配線パターンに比べて厚くすることが可能であり、
大電流用配線を微細化することができる。尚、本実施例
では、モジュール内部のパワー半導体チップの他、ドラ
イバICを搭載した例を示したが、本発明の特徴である
導電体のリードフレーム形状の配線12−1〜12−3
を用いた大電流用配線の微細化は、モジュール内部にパ
ワー半導体チップだけを搭載する場合にも有効である。
【0008】図6に、図1のパワー半導体モジュール内
部の回路構成を示す。図6はパワー半導体チップ1−
1、1−2にIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラン
ジスタ)を使用した例であり、図1と同一符号は同一対
象物を示す。なお、パワー半導体素子の種類は、これに
限ったものではなく、パワートランジスタやパワーMO
SFET等でも良い。また、図1の実施例ではインバー
タのハーフブリッジをモジュール化した例を示したが、
本発明による大電流用配線の微細化は、3相インバータ
のように、パワー半導体素子の入出力配線の量が増える
ほど有効である。
【0009】次に、本発明のパワー半導体モジュールを
製造する工程について、その一実施例を述べる。まず、
図3は、前述の絶縁基板の絶縁層4上に配線パターン3
を形成する工程であり、図2に示した従来のモジュール
と同様に絶縁基板上に圧着或は接着等の方法で固着した
銅箔などの導電材からなる箔をエッチングによってパタ
ーンに形成する。ここで、図1に示したリードフレーム
形状の入出力配線12−1〜12−3直下の配線パター
ン3−1〜3−3は、銅箔などの導電材からなる箔を絶
縁基板に固着することが目的であり、パワー半導体素子
の大電流を流すことが目的ではない。そこで、本発明の
特徴は、パワー半導体素子の大電流はリードフレーム形
状の入出力配線12−1〜12−3を流れるので、この
入出力配線12−1〜12−3の長さに対し直下の配線
パターン3は長さ方向に同じ距離を連続的に形成する必
要は無く、図3に示すように途中の数箇所で切れたパタ
ーンに形成しても良い。この特徴によれば、配線パター
ン3−1〜3−3を形成する過程において、これらのパ
ターンが切れるような不良が発生しても、これを許容す
るこができ、歩留まりを向上させることができる。
【0010】次に、図4は、前述の入出力用配線をリー
ドフレームとして作る工程であり、本発明の大きな特徴
である。図4において、前述の入出力配線12−1〜1
2−3は、これらを連結する連結部12−4〜12−6
によって連結されている。本発明の特徴は、この連結部
を設けることによって入出力配線12−1〜12−3を
一体形成する点にある。一体形成の一例としては、銅な
どの導電体の板から入出力配線12−1〜12−3と連
結部12−4〜12−6を除く部分を打ち抜きによって
取り除く方法がある。こうして一体に形成された入出力
配線12−1〜12−3と連結部12−4〜12−6か
らなる形状を以下ではリードフレームと呼ぶ。このよう
に入出力配線をリードフレームに形成することによっ
て、入出力配線12−1〜12−3を配線パターン3上
に結合する際、一回で同時に複数の入出力配線を結合す
ることが可能となって、生産性を向上させることができ
る。ところで、半田付けによってリードフレーム12を
配線パターン3に結合する場合、加熱時の熱応力で結合
が阻害されることがある。これを防ぐため、図4の例で
は、入出力配線12−1〜12−3の両端を連結部12
−4、12−5と12−6でそれぞれ連結している。連
結部が12−4、12−5或は12−6のいずれか一方
しかない場合を仮定すると、リードフレームを配線パタ
ーンに半田付けする際に連結していない側が反り、連結
していない側の入出力配線端部が配線パターンに十分な
強度で固着されないことが予想される。図4の例に示す
入出力配線12−1〜12−3の両端部を連結した形状
のリードフレームによれば、こうした問題を解消するこ
とができる。また、後述するようにリードフレームの結
合部は、配線パターン3に結合後、切除する。そこで、
この切除を容易にするため、図5に示す例では、連結部
12−4の厚みを入出力配線部12−1、12−2に比
べて薄く形成することが特徴である。こうした形成は、
リードフレームの材質に柔らかい導電体を選び、上記一
体形成の工程で打ち抜きと同時に、連結部に圧力を加え
ることで可能となる。
【0011】図7に、リードフレーム12と配線パター
ン3を結合する工程を示す。リードフレーム形状の入出
力配線部12を配線パターン3上に結合する方法として
は半田付けが最も簡便であり、本実施例も半田13を用
いてリードフレーム12を配線パターン3に結合する。
ここで、半田付けの際に問題になるのは、リードフレー
ム12と配線パターン3の位置合わせのずれである。こ
の問題に対して本実施例では、半田の表面張力によって
リードフレーム12と配線パターン3間の位置のずれが
自動的に補正されるセルファライン化が特徴である。即
ち、図8に示すように、配線パターン3上に盛った半田
13は加熱によって溶融し、液体化すると、その表面に
は表面張力が働く。この時、リードフレーム12が配線
パターン3と中心線がΔXずれた位置に半田付けされよ
うとすると、液体化した半田の表面張力によって矢印方
向に力が働き、リードフレーム12を移動させる。尚、
前述のようにリードフレーム12は、入出力配線12−
1〜12−3が連結部によって一体に形成されているこ
とから、上記移動量は同じになり、ばらつきは無い。半
田付けのセルファライン化によって、リードフレーム1
2と配線パターン3の位置合わせのずれが補正される。
パワー半導体モジュールは、内蔵する半導体素子の損失
によって発熱するため、高温状態での動作が強いられ
る。この温度は動作状況によって異なり、モジュールに
内蔵する部品は温度変化に対する信頼性が重要である。
上記リードフレームの場合には、モジュールの温度上昇
で生じる熱応力を緩和することが重要である。 図9
は、熱応力によってリードフレーム12と配線パターン
3の結合部、特に熱応力が大きい端部で結合がはがれる
ことを防ぐ構造に関する。この構造は、リードフレーム
12を一体形成する際にその端部を細くすることが特徴
である。図9の例では、リードフレーム12の矢印で示
す先端部では、その幅を次第に狭めていく形状にしてい
ることが特徴である。熱応力の発生は、リードフレーム
12と絶縁基板5の熱膨張係数が異なることが理由であ
るが、図9のような構造にすると、絶縁基板5と接する
リードフレーム12の体積は先端部へ行くほど小さくな
り、この結果、熱応力も緩和される。通常、半田付けし
た際には、端部から結合部のはがれが発生し、内部へと
進行するが、リードフレーム先端部の幅を細くする形状
にすれば、熱応力は減少し、リードフレーム12と配線
パターン3の結合はがれは抑制されて、半田結合部の信
頼性を向上できる。
【0012】図10に、リードフレーム12の連結部を
削除する工程を示す。この工程では、先の図7の工程で
リードフレーム12を配線パターン3に結合した後、連
結部の削除を行う。削除の方法として、図10の例で
は、切削用の工具14を用いるが、削除に際しては基板
に固着された絶縁層4を傷つけないことが重要である。
これに対しては図5に示したように連結部12−4を入
出力配線12−1、12−2の底面より高い位置に設け
ることによって、切削金具14を絶縁層4に触れること
無く連結部を切除することが可能である。また、上記例
以外に連結部を削除する方法として、図11に示すよう
に、入出力配線に用いる導電体12−1、12−2と導
電性でかつ加熱時に溶融する材質からなる連結部15を
一体に形成し、これを配線パターン3−1、3−2上に
配置した後、加熱して上記連結部15を半田材として用
いることも有効である。図11の場合、配線パターン3
と接しない連結部15は加熱によって溶融しても、その
後温度が下がれば固体化して絶縁層4とは結合しないた
め、容易に取り去ることができる。この方法によれば、
リードフレーム12と配線パターン3の結合とリードフ
レーム連結部15の削除を同時に行うことができ、生産
性を向上させることができる。
【0013】以上のように、リードフレームを絶縁基板
に結合して大電流用配線を微細化した上で、即ち、上記
各工程を経て出来上がったモジュール基板に、パワー半
導体チップ1及び端子6、8等の搭載部品を結合する工
程を図12に示す。図12の工程は、上記結合を半田付
けの方法で行うものであり、従来のモジュール製造工程
と同様であるが、従来と異なる点としては、大電流用の
入出力端子6をリードフレーム12、或はリードフレー
ム12と結合された配線パターン3のいずれか一方に半
田付けすれば良いことである。入出力端子6を配線パタ
ーン3に結合する場合には、先の図3に示したように配
線パターン3が途中で切れていても、電流自体は入出力
配線12を流れるため支障がない。
【0014】最後に、図13は、従来のモジュールと同
様、モジュールを封止する工程であり、絶縁基板上に固
着したリードフレーム12、パワー半導体チップ1等の
部品は、入出力端子6或は信号入力端子8を除いて樹脂
9でモールド化し、モールド内部にはゲル状の絶縁物1
0を充填している。
【0015】図14に、本発明によるパワー半導体モジ
ュールの他の実施例を示す。また、図18に、図14の
モジュールに内蔵している回路構成を示す。図18は、
モータ19を可変速制御する3相インバータ装置であ
り、出力段のパワー半導体スイッチ素子1−1〜1−6
と、これらの素子の駆動回路17と、ダイオード16−
1〜16−6により構成される入力段の整流回路を備え
る。図14のモジュールにおいても、パワー半導体スイ
ッチ素子のチップ1−1〜1−6と、IC化した駆動回
路17と、ダイオード16−1〜16−6のチップを備
えている。なお、18はジャンパー配線を示す。また、
パワー半導体スイッチ素子1−1〜1−6とダイオード
16−1〜16−6の入出力用配線12−1〜12−5
は、本発明の特徴であるリードフレーム型配線を適用し
ている。図14のモジュールは、先に述べた本発明の実
施例によるモジュールの製造方法に従って行われため、
重複する説明は省略して、ここでは図14の実施例の特
徴のみを述べる。図18に示したインバータ装置を1つ
のモジュール基板上に搭載する場合、配線量の多さ、更
には配線の交差が出来ない故に生じる配線レイアウトの
煩雑さが問題となる。前述のように本発明のリードフレ
ーム型配線を用いれば、大電流用配線を微細化でき、配
線の基板占有面積を軽減することが出来る。しかしなが
ら、図18のような3相インバータ装置になると、1つ
のパワー半導体スイッチ素子に関して、入出力用配線1
2の他、素子の制御端子と駆動回路17をつなぐゲート
信号線、或は素子の電流検出用信号線等が存在し、6素
子分の入出力用配線12と信号線を全て交差しないよう
にレイアウトすることが必要である。このため、信号線
は入出力用配線12に対して迂回を数多く必要とし、信
号線が長くなるため、ノイズの影響を受けやすくなる問
題が生じる。特に、電流検出用信号線は微小電圧を伝達
するため、パワー半導体スイッチ素子がターンオン、或
はターンオフする際に生じる電圧変化、電流変化の影響
を受けやすい。
【0016】図15は、上記問題を解決する手段であ
り、従来は不可能であった配線の立体交差が特徴であ
る。図15は、図14に示したモジュールでパワー半導
体チップ1−3に関する信号線20とリードフレーム型
配線12−1及び12−2の立体交差を表わしている。
前述のように、従来のパワー半導体モジュールで配線の
交差が出来なかったのは、入出力用配線を平面の配線パ
ターン3で形成していたためである。本実施例では、図
15に示すようにリードフレーム型配線12−1、12
−2の一部を曲げた形状に形成しておき、配線パターン
3−1、3−2は、図3に示したように、途中を切断し
た形状に形成する。そして、上記リードフレーム12−
1、12−2と配線パターン3−1、3−2を半田付け
等の方法で結合させる際に、リードフレーム12−1、
12−2を曲げた箇所が配線パターン3−1、3−2の
切れた箇所上に位置するようにしておく。ここで、リー
ドフレーム12−1、12−2を曲げた箇所の直下に、
図示するように予め信号線20の配線パターンを形成し
ておけば、信号線20はリードフレーム12−1、12
−2と電気的に結合されること無く立体交差することが
可能となる。このように、入出力配線12と信号線20
を立体交差させることによって、モジュールの配線レイ
アウトは煩雑さから解消される。また、本実施例では信
号線が大電流用の配線を迂回しないことから、信号線の
長さが短縮化する他、信号線と大電流用配線の距離を十
分にとることができる。このため、信号線に微小な電圧
信号を伝達させても、パワー素子がスイッチングする際
に生じるノイズの影響を受けにくいという利点を持つ。
【0017】このような特徴を活かした用途としては、
図19に示すような電気自動車用のインバータが挙げら
れる。同図において、26は電気自動車、23は本発明
によるパワー半導体モジュールを用いたインバータ装
置、24は制御装置、19はモータ、25はバッテリで
ある。ここで、先の図18に示したインバータでは入力
が3相交流になっていたが、電気自動車用インバータの
場合には整流用ダイオードブリッジ16は不要である。
また、電気自動車26用のインバータ23には、高信頼
度化のため、パワー半導体スイッチ素子の異常状態(過
電流や過電圧或は過熱)を検出する複数の検出手段(図
示せず)を設ける。これらの検出手段が異常を検知する
と、信号線(図示せず)を介して信号を伝達し、インバ
ータ23の動作を停止して破壊を防ぐ。ところで、これ
らの検出手段の信号がパワー半導体スイッチ素子のター
ンオン、ターンオフ時に生じるノイズによって誤動作す
ると、電気自動車は走行時に頻繁に停止することにな
り、交通上の問題になる。本実施例では、上記検出手段
の信号線が大電流用の配線と立体交差することによっ
て、ノイズの影響を受けにくくなり、上記誤動作を防止
することができる。これにより、電気自動車の信頼性を
向上させる。
【0018】図16に、本発明によるパワー半導体モジ
ュールの他の実施例を示す。図16は、図14の実施例
と同様に図18に示した3相インバータ装置をモジュー
ル化したものであるが、パワー半導体スイッチ素子1−
1〜1−6及びダイオード16−1〜16−6の各チッ
プを実装する方法が図16と図14では異なる。図14
は、図1の実施例の説明で述べたように、チップを銅の
熱拡散板2に固着し、これを配線パターン3に半田付け
している。一方、図16は、熱拡散板2を使用せず、替
わりにパワー半導体スイッチ素子1−1〜1−6及びダ
イオード16−1〜16−6の各チップをリードフレー
ム型配線12に直接固着することが特徴である。
【0019】図17に、図16のリードフレーム型配線
12の形状を示す。図17は、図4に示したようにパワ
ー半導体素子の入出力配線12−1〜12−5とその連
結部22−1〜22−5が一体に形成された形状であ
る。ここで、入出力配線21−1〜21−12は、それ
ぞれパワー半導体スイッチ素子1−1〜1−6及びダイ
オード16−1〜16−6の各チップを固着する箇所で
あり、機能的には熱拡散板と同じ働きをする(以下、熱
拡散部と呼称する)。各チップで発生した熱は、上記リ
ードフレームと一体に形成された熱拡散部21−1〜2
1−12で広がり、次に絶縁層、そして金属の基板へと
伝わる。チップから金属の基板にいたるまでの熱抵抗を
小さくするためには、熱拡散部の面積を大きくかつその
厚みを薄くすることが望ましい。本実施例では、リード
フレーム型配線を用いることによって、従来は配線が占
有していた面積を軽減し、替わりに熱拡散部を大形化す
ることができる。また、本実施例のように、熱拡散部が
リードフレーム型の配線と一体に形成されていれば、チ
ップで発生した熱は熱拡散部からその直下の基板に伝わ
ると共に、熱拡散部と一体になったリードフレーム型配
線にも伝わり、配線を通して横方向にも広がる。この結
果、熱の伝導面積が増加して熱抵抗を小さくする効果が
あり、モジュールを高熱伝導化することに適している。
上記構造のモジュールで、出力容量が数百W程度と比較
的小さい場合であれば、モジュール基板の底部を装置の
筐体に接触させることで筐体を放熱媒体とすることがで
き、ヒートシンクを不要とすることも可能である。
【0020】図20に、図16の実施例に示した3相イ
ンバータ装置を内蔵したパワー半導体モジュール23を
モータの筐体に実装した実施例を示す。モジュール23
は3相交流電源から電流が入力され、制御回路24の指
令に基づいて内蔵するパワー半導体スイッチ素子を駆動
し、所望する周波数の交流電流をモータ19に供給す
る。モジュール23で発生した熱は、モジュール本体か
らモータ筐体へと伝導するが、モータ自体も発熱体であ
り、その熱容量はモジュールよりも遥かに大きい。そこ
で、モジュール基板の温度はモータ筐体の温度で制限さ
れる。しかしながら、モジュールに搭載されたパワー半
導体チップから絶縁基板底部までの熱抵抗が大きいと、
チップの温度はモータ筐体の温度よりも相当高くなり、
半導体チップを破壊する恐れもあり、従来は実施されて
いなかった。本実施例のモジュールによれば、前述のよ
うに熱拡散部の大形化とリードフレームとの一体化によ
って熱抵抗が従来より小さくなり、半導体チップの温度
上昇を抑制することが可能になる。また、図20の実施
例のように、インバータモジュールをモータ筐体に実装
すれば、装置全体が小形化する他、インバータとモータ
間の配線を大幅に短縮化し、この配線を通って伝播する
ノイズの影響を低減する効果がある。このような特徴が
有効な用途としては、ファン、ブロア(送風機)用のイ
ンバータが挙げられる。これらは産業用或はビル内の換
気用に幅広く使用されているが、従来ファン、ブロアと
これを制御するインバータは離れた位置に配置されたた
め、インバータの出力線から発生するノイズがラジオ、
電子機器等に影響することがあった。本実施例のように
インバータをモータ筐体に取り付ければ、こうした問題
は著しく軽減することが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、一体形成されたリードフレームを配線パタ
ーンに結合することによって、大電流用配線を微細化
し、配線の占有基板面積を軽減することができるため、
モジュールの小形化が可能である。 また、大電流用配
線を連結部と一体形成化したリードフレーム形状とする
ことによつて、該リードフレームを配線パターンに結合
する際に一回で同時に複数の入出力配線を結合すること
ができ、生産性が向上する。また、上記リードフレーム
では、入出力配線の両端部を連結することによって、結
合時の反りを抑制することが出来るほか、リードフレー
ムと配線パターンを半田付けによって結合する場合に
は、セルファライン化を図ることで位置合わせのずれを
補正することが出来る。また、上記リードフレームは加
熱時に溶融する材質で連結部を作ることによって、リー
ドフレームと配線パターンの結合と連結部の削除が同時
に行え、生産性が向上する。また、入出力配線の端部は
細くすることによって、熱応力によるリードフレームと
配線パターンの結合がはがれることを防ぐことが出来
る。更に、リードフレーム型配線と信号線を立体交差さ
せるさせることによつて、モジュールのレイアウトを容
易にし、信号線に対するノイズの影響を軽減する。ま
た、チップの熱拡散部をリードフレーム配線と一体化さ
せることによって、モジュールの熱抵抗が小さくなり、
モジュールをモータ等の筐体に実装することが出来、こ
の結果、インバータ出力線は大幅に短縮化し、出力線か
ら放射されるノイズは著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパワー半導体モジュールの一実施
例を示す構成図である。
【図2】従来のパワー半導体モジュールの構成図であ
る。
【図3】図1のモジュールを製造する工程であり、配線
パターンの作成工程を示す。
【図4】図1のモジュールを製造する工程であり、リー
ドフレームの作成工程を示す。
【図5】図4のリードフレームの連結部の形状を示す図
である。
【図6】図1のモジュール内部の回路構成を示す図であ
る。
【図7】図1のモジュールを製造する工程であり、リー
ドフレームの結合工程を示す。
【図8】図7の工程における半田付けのセルファライン
化を示す図である。
【図9】リードフレーム端部の熱応力を緩和する形状を
表す図である。
【図10】図1のモジュールを製造する工程であり、連
結部の削除工程を示す。
【図11】加熱時に溶融する材質で連結したリードフレ
ームの構成図である。
【図12】図1のモジュールを製造する工程であり、チ
ップの半田付け工程を示す。
【図13】図1のモジュールを製造する工程であり、モ
ジュールの封止工程を示す。
【図14】本発明によるパワー半導体モジュールの他の
実施例を示す図である。
【図15】図14のモジュールに用いるリードフレーム
と信号線の立体交差を示す図である。
【図16】本発明によるパワー半導体モジュールの他の
実施例を示す図である。
【図17】図16のモジュールに用いるリードフレーム
を示す構成図である。
【図18】図14、図16のモジュール内部の回路構成
を示す図である。
【図19】図14のモジュールを用いた電気自動車の構
成を示す図である。
【図20】図16のモジュールをモータに実装した構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 パワー半導体素子のチップ 2 銅の熱拡散板 3 導電材の配線パターン 4 絶縁層 5 金属基板 6 大電流用入出力端子 7 ドライバIC 8 信号入力端子 9 樹脂のモールド枠 10 ゲル状の絶縁物 11 ボンディングワイヤ 12 リードフレーム 13 半田 14 連結部切削用金具 15 溶融性の連結部 16 整流用ダイオード 17 インバータ出力段素子の駆動回路 18 ジャンパー配線 19 モータ 20 信号線 21 リードフレームの熱拡散部 22 リードフレームの連結部 23 パワー半導体モジュール 24 インバータ用制御回路 25 バッテリ 26 電気自動車

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールドする絶縁基板上に、パワー半導
    体素子と導電材からなる少なくとも前記パワー半導体素
    子の入出力配線を含めた配線パターンが固着されるパワ
    ー半導体モジュールにおいて、前記配線パターンに配置
    すると共に電気的に結合するリードフレームを設けるこ
    とを特徴とするパワー半導体モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、リードフレームは、
    導電体からなるパワー半導体素子の入出力配線部と該入
    出力配線部を互いに連結する連結部が一体に形成された
    形状を有し、該連結部は、前記リードフレームが配線パ
    ターンに電気的に結合された後に削除されることを特徴
    とするパワー半導体モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項2において、リードフレームの連
    結部は、パワー半導体素子の入出力配線部に比べて、厚
    みが薄く形成されることを特徴とするパワー半導体モジ
    ュール。
  4. 【請求項4】 請求項2において、リードフレームの連
    結部は、パワー半導体素子の入出力配線部の両端を互い
    に連結する形で一体に形成されることを特徴とするパワ
    ー半導体モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項1において、リードフレームのパ
    ワー半導体素子の入出力配線部は、末端が細く形成され
    ることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1において、リードフレームは、
    導電体からなるパワー半導体素子の入出力配線部が高温
    時に溶融する連結部によって支持され、一体に形成され
    ることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  7. 【請求項7】 モールドする絶縁基板上に、パワー半導
    体素子と導電材からなる少なくとも前記パワー半導体素
    子の入出力配線を含めた配線パターンが固着されるパワ
    ー半導体モジュールにおいて、前記パワー半導体素子か
    ら入出力端子部に至る前記配線パターンの途中に、該配
    線パターンを所望の長さだけ切断した箇所を設けると共
    に、該切断箇所に配置する信号線と、該切断箇所を除い
    た前記配線パターンに電気的に結合し、前記信号線と立
    体交差するリードフレームを設けることを特徴とするパ
    ワー半導体モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項8において、リードフレームと立
    体交差する信号線には、パワー半導体素子のゲート信
    号、電流検出信号又は異常状態検出信号を伝達すること
    を特徴とするパワー半導体モジュール。
  9. 【請求項9】 モールドする絶縁基板上に、パワー半導
    体素子と導電材からなる少なくとも前記パワー半導体素
    子の入出力配線を含めた配線パターンが固着されるパワ
    ー半導体モジュールにおいて、熱拡散部と、パワー半導
    体素子から入出力端子部に至る入出力配線部と、該入出
    力配線部を互いに連結する連結部とが一体形状に形成さ
    れたリードフレームを設け、前記連結部は前記リードフ
    レームが配線パターンに電気的に結合された後に削除さ
    れると共に、前記熱拡散部の所定の位置に前記パワー半
    導体素子が熱的に結合されることを特徴とするパワー半
    導体モジュール。
  10. 【請求項10】 請求項9において、パワー半導体モジ
    ュールをモータ駆動装置に用い、前記パワー半導体モジ
    ュールの絶縁基板の底部が上記モータの筐体と熱的に結
    合されることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  11. 【請求項11】 絶縁基板上に少なくともパワー半導体
    素子と該素子の入出力配線を備え、これをモールドした
    パワー半導体モジュールであって、該パワー半導体モジ
    ュールの製造は次の各工程からなることを特徴とするパ
    ワー半導体モジュールの製造方法。 (1)前記パワー半導体素子の入出力配線を含めた配線
    を前記絶縁基板上に導電材のパターンとして形成する工
    程。 (2)前記導電材のパターンに比べて肉厚な導電体の板
    から、前記パワー半導体素子の入出力配線部と該入出力
    配線を互いに連結する連結部を一体のリードフレーム形
    状に形成する工程。 (3)前記リードフレームを前記導電材の配線パターン
    上に配置結合する工程。 (4)前記リードフレームの連結部を削除する工程。 (5)前記導電材の配線パターンと前記リードフレーム
    の所定の位置に、少なくとも前記パワー半導体素子を含
    む素子と入出力端子を半田付けする工程。 (6)前記パワー半導体素子とリードフレームを固着し
    た前記絶縁基板を前記入出力端子を除きモールドする工
    程。
  12. 【請求項12】 請求項11において、(2)導電材の
    パターンに比べて肉厚な導電体の板から、パワー半導体
    素子の入出力配線部と該入出力配線を互いに連結する連
    結部を一体のリードフレーム形状に形成する工程は、パ
    ワー半導体素子の入出力配線部の末端を細く形成する工
    程を含むことを特徴とするパワー半導体モジュールの製
    造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11において、(3)リードフ
    レームを導電材の配線パターン上に配置結合する工程
    は、セルファライン的に半田付けする工程を含むことを
    特徴とするパワー半導体モジュールの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項11において、(3)リードフ
    レームを導電材の配線パターン上に配置結合する工程
    は、導電体からなるパワー半導体素子の入出力配線部を
    高温時に溶融する連結部によって支持し、一体に形成す
    る工程を含むことを特徴とするパワー半導体モジュール
    の製造方法。
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