JPH07225447A - ハロゲン化銀写真感光材料およびそれを用いた画像形成方法 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料およびそれを用いた画像形成方法Info
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- JPH07225447A JPH07225447A JP3630594A JP3630594A JPH07225447A JP H07225447 A JPH07225447 A JP H07225447A JP 3630594 A JP3630594 A JP 3630594A JP 3630594 A JP3630594 A JP 3630594A JP H07225447 A JPH07225447 A JP H07225447A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】増感色素の残色が少なく、高感度で圧力性の良
い感光材料を提供する。 【構成】セレン増感剤で増感され、下記増感色素で分光
増感されたハロゲン化銀乳剤を用いる。 (DYE)−(G)n または(DYE)−(G- ) n ここでDYEはメチン色素であり、G、G- はメチン色
素の置換基であり、−T1 −G1 NHG2 または−T1
−G1 N- G2 で表わされる基であり、nは1〜3の整
数である。
い感光材料を提供する。 【構成】セレン増感剤で増感され、下記増感色素で分光
増感されたハロゲン化銀乳剤を用いる。 (DYE)−(G)n または(DYE)−(G- ) n ここでDYEはメチン色素であり、G、G- はメチン色
素の置換基であり、−T1 −G1 NHG2 または−T1
−G1 N- G2 で表わされる基であり、nは1〜3の整
数である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関するもので、更に詳しくは、高感度でかつ残色が
少なく耐圧力性に優れた写真感光材料及びその処理方法
に関するものである。
料に関するもので、更に詳しくは、高感度でかつ残色が
少なく耐圧力性に優れた写真感光材料及びその処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】増感色素の開発による感度vs残色比の
改良は長期間続けられてきたが、感度を高めるために増
感色素のハロゲン化銀粒子表面への吸着を強くすると残
色が悪くなるという一般的傾向がある。増感色素の残色
を軽減する方法としては、例えばリサーチ・ディスクロ
ージャー誌(Research Disclosure) 、第207巻、No.
20733(1981年、7月号)に記載された、(1)
水可溶性スチルベン化合物、非イオン性界面活性剤、も
くしは両者の混合物を現像液中に添加する方法、(2) 漂
白、定着後の写真要素を酸化剤で処理して色素を破壊す
る方法、および(3) 漂白浴として過硫酸漂白浴を用いる
方法、などが知られている。しかしながら、これらの方
法では、残色の程度が大きい場合には不充分であり、ま
た増感色素の脱着及び溶出過程を積極的に促進しないの
で、特に脱色の迅速処理には適していない。
改良は長期間続けられてきたが、感度を高めるために増
感色素のハロゲン化銀粒子表面への吸着を強くすると残
色が悪くなるという一般的傾向がある。増感色素の残色
を軽減する方法としては、例えばリサーチ・ディスクロ
ージャー誌(Research Disclosure) 、第207巻、No.
20733(1981年、7月号)に記載された、(1)
水可溶性スチルベン化合物、非イオン性界面活性剤、も
くしは両者の混合物を現像液中に添加する方法、(2) 漂
白、定着後の写真要素を酸化剤で処理して色素を破壊す
る方法、および(3) 漂白浴として過硫酸漂白浴を用いる
方法、などが知られている。しかしながら、これらの方
法では、残色の程度が大きい場合には不充分であり、ま
た増感色素の脱着及び溶出過程を積極的に促進しないの
で、特に脱色の迅速処理には適していない。
【0003】セレン化合物を使って化学増感すると感度
が高くなることについては多くの特許に記載されてい
る。例えば特公昭44−15748号、特公昭43−1
3489号、特開平4−109240号などに種々の化
合物例があげられている。また特公昭57−22090
には水溶性イリジウム化合物と併用することにより高照
度で感度が高くなることが記載されている。
が高くなることについては多くの特許に記載されてい
る。例えば特公昭44−15748号、特公昭43−1
3489号、特開平4−109240号などに種々の化
合物例があげられている。また特公昭57−22090
には水溶性イリジウム化合物と併用することにより高照
度で感度が高くなることが記載されている。
【0004】通常使用されているハロゲン化銀写真感光
材料用の現像液としては、亜硫酸イオンにより空気酸化
を防止しているラス用現像液(0.15モル/リットル
以上含む)とリス型現像液がある。しかしながらこれら
の現像系はジヒドロキシベンゼン系現像主薬を現像主薬
として用いた系であり、生体学的見地及び毒物学的見地
からいくつかの不利な点がある。一方、アスコルビン酸
などのエンジオール類が現像主薬として機能することは
公知であり、上記の生体学上、あるいは毒物学上の問題
のない現像主薬として注目されている。
材料用の現像液としては、亜硫酸イオンにより空気酸化
を防止しているラス用現像液(0.15モル/リットル
以上含む)とリス型現像液がある。しかしながらこれら
の現像系はジヒドロキシベンゼン系現像主薬を現像主薬
として用いた系であり、生体学的見地及び毒物学的見地
からいくつかの不利な点がある。一方、アスコルビン酸
などのエンジオール類が現像主薬として機能することは
公知であり、上記の生体学上、あるいは毒物学上の問題
のない現像主薬として注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水洗
水の温度が低い場合や定着液中に硫酸アルミニウムを処
理硬膜剤として含む定着液で迅速処理しても増感色素の
残色が少なくかつ高感度で圧力特性の良い感光材料とそ
の処理方法を提供することである。
水の温度が低い場合や定着液中に硫酸アルミニウムを処
理硬膜剤として含む定着液で迅速処理しても増感色素の
残色が少なくかつ高感度で圧力特性の良い感光材料とそ
の処理方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、支持体
の同一面上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤
層と、少なくとも1層の保護層を有するハロゲン化銀写
真感光材料において、該感光性ハロゲン化銀乳剤がセレ
ン増感剤により増感されており、かつ下記一般式(1)
または(2)で表わされる化合物の少なくとも1種によ
って分光増感されたことを特徴とする感光材料及び現像
主薬として実質的にジヒドロキシベンゼン系現像主薬を
含有せず下記一般式(5)で表される現像主薬で処理す
ることにより達成される。 一般式(1)
の同一面上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤
層と、少なくとも1層の保護層を有するハロゲン化銀写
真感光材料において、該感光性ハロゲン化銀乳剤がセレ
ン増感剤により増感されており、かつ下記一般式(1)
または(2)で表わされる化合物の少なくとも1種によ
って分光増感されたことを特徴とする感光材料及び現像
主薬として実質的にジヒドロキシベンゼン系現像主薬を
含有せず下記一般式(5)で表される現像主薬で処理す
ることにより達成される。 一般式(1)
【0007】
【化6】
【0008】一般式(2)
【0009】
【化7】
【0010】式中、DYEはメチン色素を表し、G及び
G- は該メチン色素の置換基であって、下記一般式
(3)または(4)で表される基を表し、nは1ないし
3の整数を表す。 一般式(3)
G- は該メチン色素の置換基であって、下記一般式
(3)または(4)で表される基を表し、nは1ないし
3の整数を表す。 一般式(3)
【0011】
【化8】
【0012】一般式(4)
【0013】
【化9】
【0014】〔式中、T1 は2価の連結基を表し、G1
はカルボニル基(−CO−)、スルフィニル基(−SO
−)、またはスルフォニル基(−SO2 −)を表し、G
2 は−CO−T2 、−SO−T2 、−SO2 −T2 、ま
たはシアノ基(−CN)を表す。T2 は一価の基を表
す。〕 一般式(5)
はカルボニル基(−CO−)、スルフィニル基(−SO
−)、またはスルフォニル基(−SO2 −)を表し、G
2 は−CO−T2 、−SO−T2 、−SO2 −T2 、ま
たはシアノ基(−CN)を表す。T2 は一価の基を表
す。〕 一般式(5)
【0015】
【化10】
【0016】式中、R1 、R2 はそれぞれヒドロキシ
基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルスルホニルア
ミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルコキシカル
ボニルアミノ基、メルカプト基またはアルキルチオ基を
表す。P、Qはヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコ
キシ基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル
基、スルホ基、スルホアルキル基、アミノ基、アミノア
ルキル基、アルキル基またはアリール基を表すか、また
は、PとQは互いに結合して、R1 、R2 が置換してい
る二つのビニル炭素原子とYが置換している炭素原子と
共に5〜7員環を形成する原子群を表す。Yは=O、ま
たは=N−R3 を表す。R3 は水素原子、ヒドロキシル
基、アルキル基、アシル基、ヒドロキシアルキル基、ス
ルホアルキル基、カルボキシアルキル基を表す。
基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルスルホニルア
ミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルコキシカル
ボニルアミノ基、メルカプト基またはアルキルチオ基を
表す。P、Qはヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコ
キシ基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル
基、スルホ基、スルホアルキル基、アミノ基、アミノア
ルキル基、アルキル基またはアリール基を表すか、また
は、PとQは互いに結合して、R1 、R2 が置換してい
る二つのビニル炭素原子とYが置換している炭素原子と
共に5〜7員環を形成する原子群を表す。Yは=O、ま
たは=N−R3 を表す。R3 は水素原子、ヒドロキシル
基、アルキル基、アシル基、ヒドロキシアルキル基、ス
ルホアルキル基、カルボキシアルキル基を表す。
【0017】次に本発明の具体的構成について詳細に説
明する。一般式(1)、または(2)においてDYEで
表されるメチン色素は、シアニン系、メロシアニン系、
ロダシアニンに代表される多核メチン色素系、オキソノ
ール系、スチリル系、ベンジリデン系、アリーリデン系
など写真用増感色素に代表される構造を表す。
明する。一般式(1)、または(2)においてDYEで
表されるメチン色素は、シアニン系、メロシアニン系、
ロダシアニンに代表される多核メチン色素系、オキソノ
ール系、スチリル系、ベンジリデン系、アリーリデン系
など写真用増感色素に代表される構造を表す。
【0018】DYEで表される好ましい色素構造の例と
しては下記一般式(6)ないし(8)が挙げられる。
しては下記一般式(6)ないし(8)が挙げられる。
【0019】
【化11】
【0020】
【化12】
【0021】
【化13】
【0022】式中Z1 、Z2 は、[ C=(CH-CH)p =N+ ]
と共に5ないし6員の含窒素複素環を形成する原子団で
あり、以下のものを挙げることができる。但し、該複素
環を表すための便宜上四級塩ではなく、対応する非イオ
ン型の名称により示す。チアゾール核(例えば、チアゾ
ール、4−メチルチアゾール、4−フェニルチアゾー
ル、4,5−ジメチルチアゾール、4,5−ジフェニル
チアゾール)、ベンゾチアゾール核(例えば、ベンゾチ
アゾール、4−クロロベンゾチアゾール、5−クロロベ
ンゾチアゾール、6−クロロベンゾチアゾール、5−ニ
トロベンゾチアゾール、4−メチルベンゾチアゾール、
5−メチルベンゾチアゾール、6−メチルベンゾチアゾ
ール、5−ブロモベンゾチアゾール、6−ブロモベンゾ
チアゾール、5−ヨードベンゾチアゾール、5−フェニ
ルベンゾチアゾール、5−メトキシベンゾチアゾール、
6−メトキシベンゾチアゾール、5−エトキシベンゾチ
アゾール、5−エトキシカルボニルベンゾチアゾール、
5−カルボキシベンゾチアゾール、5−フェネチルベン
ゾチアゾール、5−フルオロベンゾチアゾール、5−ク
ロロ−6−メチルベンゾチアゾール、5,6−ジメチル
チオベンゾチアゾール、5,6−ジメチルベンゾチアゾ
ール、5−ヒドロキシ−6−メチルベンゾチアゾール、
テトラヒドロベンゾチアゾール、4−フェニルベンゾチ
アゾール)、ナフトチアゾール核(例えば、ナフト
[2,1−d]チアゾール、ナフト[1,2−d]チア
ゾール、ナフト[2,3−d]チアゾール、5−メトキ
シナフト[1,2−d]チアゾール、7−エトキシナフ
ト[2,1−d]チアゾール、8−メトキシナフト
[2,1−d]チアゾール、8−メチルチオナフト
[1,2−d]チアゾール、5−メトキシナフト[2,
3−d]チアゾール)、チアゾリン核(例えば、チアゾ
リン、4−メチルチアゾリン、4−ニトロチアゾリ
ン)、
と共に5ないし6員の含窒素複素環を形成する原子団で
あり、以下のものを挙げることができる。但し、該複素
環を表すための便宜上四級塩ではなく、対応する非イオ
ン型の名称により示す。チアゾール核(例えば、チアゾ
ール、4−メチルチアゾール、4−フェニルチアゾー
ル、4,5−ジメチルチアゾール、4,5−ジフェニル
チアゾール)、ベンゾチアゾール核(例えば、ベンゾチ
アゾール、4−クロロベンゾチアゾール、5−クロロベ
ンゾチアゾール、6−クロロベンゾチアゾール、5−ニ
トロベンゾチアゾール、4−メチルベンゾチアゾール、
5−メチルベンゾチアゾール、6−メチルベンゾチアゾ
ール、5−ブロモベンゾチアゾール、6−ブロモベンゾ
チアゾール、5−ヨードベンゾチアゾール、5−フェニ
ルベンゾチアゾール、5−メトキシベンゾチアゾール、
6−メトキシベンゾチアゾール、5−エトキシベンゾチ
アゾール、5−エトキシカルボニルベンゾチアゾール、
5−カルボキシベンゾチアゾール、5−フェネチルベン
ゾチアゾール、5−フルオロベンゾチアゾール、5−ク
ロロ−6−メチルベンゾチアゾール、5,6−ジメチル
チオベンゾチアゾール、5,6−ジメチルベンゾチアゾ
ール、5−ヒドロキシ−6−メチルベンゾチアゾール、
テトラヒドロベンゾチアゾール、4−フェニルベンゾチ
アゾール)、ナフトチアゾール核(例えば、ナフト
[2,1−d]チアゾール、ナフト[1,2−d]チア
ゾール、ナフト[2,3−d]チアゾール、5−メトキ
シナフト[1,2−d]チアゾール、7−エトキシナフ
ト[2,1−d]チアゾール、8−メトキシナフト
[2,1−d]チアゾール、8−メチルチオナフト
[1,2−d]チアゾール、5−メトキシナフト[2,
3−d]チアゾール)、チアゾリン核(例えば、チアゾ
リン、4−メチルチアゾリン、4−ニトロチアゾリ
ン)、
【0023】オキサゾール核(例えば、オキサゾール、
4−メチルオキサゾール、4−ニトロオキサゾール、5
−メチルオキサゾール、4−フェニルオキサゾール、
4,5−ジフェニルオキサゾール、4−エチルオキサゾ
ールなど)、ベンゾオキサゾール核(ベンゾオキサゾー
ル、5−クロロベンゾオキサゾール、5−メチルベンゾ
オキサゾール、5−ブロモベンゾオキサゾール、5−フ
ルオロベンゾオキサゾール、5−フェニルベンゾオキサ
ゾール、5−メトキシベンゾオキサゾール、5−ニトロ
ベンゾオキサゾール、5−トルフルオロメチルベンゾオ
キサゾール、5−ヒドロキシベンゾオキサゾール、5−
カルボキシベンゾオキサゾール、6−メチルベンゾオキ
サゾール、6−クロロベンゾトキサゾール、6−ニトロ
ベンゾオキサゾール、6−メトキシベンゾトキサゾー
ル、6−ヒドロキシベンゾオキサゾール、5,6−ジメ
チルベンゾオキサゾール、4,6−ジメチルベンゾオキ
サゾール、5−エトキシベンゾトキサゾール)、ナフト
オキサゾール核(例えば、ナフト[2,1−d]オキサ
ゾール、ナフト[1,2−d]オキサゾール、ナフト
[2,3−d]オキサゾール、5−ニトロナフト[2,
1−d]オキサゾール)、オキサゾリン核(例えば、
4、4−ジメチルオキサゾリン)、
4−メチルオキサゾール、4−ニトロオキサゾール、5
−メチルオキサゾール、4−フェニルオキサゾール、
4,5−ジフェニルオキサゾール、4−エチルオキサゾ
ールなど)、ベンゾオキサゾール核(ベンゾオキサゾー
ル、5−クロロベンゾオキサゾール、5−メチルベンゾ
オキサゾール、5−ブロモベンゾオキサゾール、5−フ
ルオロベンゾオキサゾール、5−フェニルベンゾオキサ
ゾール、5−メトキシベンゾオキサゾール、5−ニトロ
ベンゾオキサゾール、5−トルフルオロメチルベンゾオ
キサゾール、5−ヒドロキシベンゾオキサゾール、5−
カルボキシベンゾオキサゾール、6−メチルベンゾオキ
サゾール、6−クロロベンゾトキサゾール、6−ニトロ
ベンゾオキサゾール、6−メトキシベンゾトキサゾー
ル、6−ヒドロキシベンゾオキサゾール、5,6−ジメ
チルベンゾオキサゾール、4,6−ジメチルベンゾオキ
サゾール、5−エトキシベンゾトキサゾール)、ナフト
オキサゾール核(例えば、ナフト[2,1−d]オキサ
ゾール、ナフト[1,2−d]オキサゾール、ナフト
[2,3−d]オキサゾール、5−ニトロナフト[2,
1−d]オキサゾール)、オキサゾリン核(例えば、
4、4−ジメチルオキサゾリン)、
【0024】セレナゾール核(例えば、4−メチルセレ
ナゾール、4−ニトロセレナゾール、4−フェニルセレ
ナゾール)、ベンゾセレナゾール核(例えば、ベンゾセ
レナゾール、5−クロロベンゾセレナゾール、5−ニト
ロベンゾセレナゾール、5−メトキシベンゾセレナゾー
ル、5−ヒドロキシベンゾセレナゾール、6−ニトロベ
ンゾセレナゾール、5−クロロ−6−ニトロベンゾセレ
ナゾール)、ナフトセレナゾール核(例えば、ナフト
[2,1−d]セレナゾール、ナフト[1,2−d]セ
レナゾール)、3,3−ジアルキルインドレニン核(例
えば、3,3−ジメチルインドレニン、3,3−ジエチ
ルインドレニン、3,3−ジメチル−5−シアノインド
レニン、3,3−ジメチル−6−ニトロインドレニン、
3,3−ジメチル−5−ニトロインドレニン、3,3−
ジメチル−5−メトキシインドレニン、3,3,5−ト
リメチルインドレニン、3,3−ジメチル−5−クロロ
インドレニン)、
ナゾール、4−ニトロセレナゾール、4−フェニルセレ
ナゾール)、ベンゾセレナゾール核(例えば、ベンゾセ
レナゾール、5−クロロベンゾセレナゾール、5−ニト
ロベンゾセレナゾール、5−メトキシベンゾセレナゾー
ル、5−ヒドロキシベンゾセレナゾール、6−ニトロベ
ンゾセレナゾール、5−クロロ−6−ニトロベンゾセレ
ナゾール)、ナフトセレナゾール核(例えば、ナフト
[2,1−d]セレナゾール、ナフト[1,2−d]セ
レナゾール)、3,3−ジアルキルインドレニン核(例
えば、3,3−ジメチルインドレニン、3,3−ジエチ
ルインドレニン、3,3−ジメチル−5−シアノインド
レニン、3,3−ジメチル−6−ニトロインドレニン、
3,3−ジメチル−5−ニトロインドレニン、3,3−
ジメチル−5−メトキシインドレニン、3,3,5−ト
リメチルインドレニン、3,3−ジメチル−5−クロロ
インドレニン)、
【0025】イミダゾール核(例えば、1−アルキルイ
ミダゾール、1−アルキル−4−フェニルイミダゾー
ル、1−アルキルベンゾイミダゾール、1−アルキル−
5−クロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5,6
−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−メ
トキシベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−シアノ
ベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−フルオロベン
ゾイミダゾール、1−アルキル−5−トリフルオロメチ
ルベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロロ−5
−シアノベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロ
ロ−5−トリフルオロメチルベンゾイミダゾール、1−
アルキルナフト[1,2−d]イミダゾール、1−アリ
ル−5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アリル
−5−クロロベンゾイミダゾール、1−アリールイミダ
ゾール、1−アリールベンゾイミダゾール、1−アリー
ル−5−クロロベンゾイミダゾール、1−アリール−
5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アリール−
5−メトキシベンゾイミダゾール、1−アリール−5−
シアノベンゾイミダゾール、1−アリールナフト[1,
2−d]イミダゾール{但し、上記の複素環の置換基で
あるアルキル基は炭素原子1〜8個のもの、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル等の無
置換アルキル基やヒドロキシアルキル基(例えば、2−
ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル)が好まし
い。特に好ましくはメチル基、エチル基である。上記の
アリール基は、フェニル、ハロゲン(例えばクロロ)置
換フェニル、アルキル(例えばメチル)置換フェニル、
アルコキシ(例えばメトキシ)置換フェニル基を表
す}、
ミダゾール、1−アルキル−4−フェニルイミダゾー
ル、1−アルキルベンゾイミダゾール、1−アルキル−
5−クロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5,6
−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−メ
トキシベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−シアノ
ベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−フルオロベン
ゾイミダゾール、1−アルキル−5−トリフルオロメチ
ルベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロロ−5
−シアノベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロ
ロ−5−トリフルオロメチルベンゾイミダゾール、1−
アルキルナフト[1,2−d]イミダゾール、1−アリ
ル−5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アリル
−5−クロロベンゾイミダゾール、1−アリールイミダ
ゾール、1−アリールベンゾイミダゾール、1−アリー
ル−5−クロロベンゾイミダゾール、1−アリール−
5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アリール−
5−メトキシベンゾイミダゾール、1−アリール−5−
シアノベンゾイミダゾール、1−アリールナフト[1,
2−d]イミダゾール{但し、上記の複素環の置換基で
あるアルキル基は炭素原子1〜8個のもの、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル等の無
置換アルキル基やヒドロキシアルキル基(例えば、2−
ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル)が好まし
い。特に好ましくはメチル基、エチル基である。上記の
アリール基は、フェニル、ハロゲン(例えばクロロ)置
換フェニル、アルキル(例えばメチル)置換フェニル、
アルコキシ(例えばメトキシ)置換フェニル基を表
す}、
【0026】ピリジン核(例えば、2−ピリジン、2−
ピリジン、5−メチル−2−ピリジン、3−メチル−4
−ピリジン)、キノリン核(例えば、2−キノリン、3
−メチル−2−キノリン、5−エチル−2−キノリン、
6−メチル−2−キノリン、6−ニトロ−2−キノリ
ン、8−フルオロ−2−キノリン、6−メトキシ−2−
キノリン、6−ヒドロキシ−2−キノリン、8−クロロ
−2−キノリン、4−キノリン、6−エトキシ−4−キ
ノリン、6−ニトロ−4−キノリン、8−クロロ−4−
キノリン、8−フルオロ−4−キノリン、8−メチル−
4−キノリン、8−メトキシ−4−キノリン、イソキノ
リン、6−ニトロ−1−イソキノリン、3,4−ジヒド
ロ−1−イソキノリン、6−ニトロ−3−イソキノリ
ン)、イミダゾ[4,5−b]キノキザリン核(例え
ば、1,3−ジエチルイミダゾ[4,5−b]キノキザ
リン、6−クロロ−1,3−ジアリルイミダゾ[4,5
−b]キノキザリン)、ベンゾテルラゾール核(例えば
ベンゾテルラゾール、5−メチルベンゾテルラゾール、
5−メトキシベンゾテルラゾール)、ナフトテルラゾー
ル核(例えばナフト[1,2−d]テトラゾール)オキ
サジアゾール核、チアジアゾール核、テトラゾール核、
ピリミジン核を挙げることができる。
ピリジン、5−メチル−2−ピリジン、3−メチル−4
−ピリジン)、キノリン核(例えば、2−キノリン、3
−メチル−2−キノリン、5−エチル−2−キノリン、
6−メチル−2−キノリン、6−ニトロ−2−キノリ
ン、8−フルオロ−2−キノリン、6−メトキシ−2−
キノリン、6−ヒドロキシ−2−キノリン、8−クロロ
−2−キノリン、4−キノリン、6−エトキシ−4−キ
ノリン、6−ニトロ−4−キノリン、8−クロロ−4−
キノリン、8−フルオロ−4−キノリン、8−メチル−
4−キノリン、8−メトキシ−4−キノリン、イソキノ
リン、6−ニトロ−1−イソキノリン、3,4−ジヒド
ロ−1−イソキノリン、6−ニトロ−3−イソキノリ
ン)、イミダゾ[4,5−b]キノキザリン核(例え
ば、1,3−ジエチルイミダゾ[4,5−b]キノキザ
リン、6−クロロ−1,3−ジアリルイミダゾ[4,5
−b]キノキザリン)、ベンゾテルラゾール核(例えば
ベンゾテルラゾール、5−メチルベンゾテルラゾール、
5−メトキシベンゾテルラゾール)、ナフトテルラゾー
ル核(例えばナフト[1,2−d]テトラゾール)オキ
サジアゾール核、チアジアゾール核、テトラゾール核、
ピリミジン核を挙げることができる。
【0027】Z3 はZ1 と同義である。Z4 は[ C-CO
]と共に5ないし6員の含窒素複素環を形成する原子
団であり、以下のものを挙げることができる。例えばロ
ダニン核、2−チオヒダントイン核、2−チオキソオキ
サゾリジン−4−オン核、2−ピラゾリン−5−オン
核、バルビツール酸核、2−チオバルビツール酸核、チ
アゾリジン−2,4−ジオン核、チアゾリジン−4−オ
ン核、イソオキサゾロン核、ヒダントイン核、インダン
ジオン核がある。また、アセチルアセトン、マロンジニ
トリル、アセト酢酸エチル、シアノ酢酸エチルなどから
誘導される環が開いた構造の開鎖型のものであっても良
い。Z4 により形成される5ないし6員環の置換基とし
ては、例えばアルキル基、置換アルキル基、アリール
基、置換アリール基、複素環基を挙げることができ、例
えば炭素原子数1〜18個のアルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル
基、オクタデシル基;好ましくは炭素原子数1〜7個、
特に好ましくは1〜4個のアルキル基)、置換アルキル
基(例えばアラルキル基(例えばベンジル基、2−フェ
ニルエチル基)、ヒドロキシアルキル基(例えば、2−
ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基)、カ
ルボキシルアルキル基(例えば、2−カルボキシエチル
基、3−カルボキシプロピル基、4−カルボキシブチル
基、カルボキシメチル基)、アルコキシアルキル基(例
えば、2−メトキシエチル基、2−(2−メトキシエト
キシ)エチル基)、スルホアルキル基(例えば、2−ス
ルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホブチ
ル基、4−スルホブチル基、2−[3−スルホプロポキ
シ]エチル基、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル
基、3−スルホプロポキシエトキシエチル基)、スルフ
ァトアルキル基(例えば、3−スルファトプロピル基、
4−スルファトブチル基)、複素環置換アルキル基(例
えば2−(ピロリジン−2−オン−1−イル)エチル
基、テトラヒドロフルフリノ基、2−モリホリノエチル
基)、2−アセトキシエチル基、カルボメトキシメチル
基、2−メタンスルホニルアミノエチル基、アリル
基)、アリール基(例えばフェニル基、2−ナフチル
基)、置換アリール基(例えば、4−カルボキシフェニ
ル基、4−スルホフェニル基、3−クロロフェニル基、
3−メチルフェニル基)、複素環基(例えば、2−ピリ
ジル基、2−チアゾリル基)を挙げることができる。
]と共に5ないし6員の含窒素複素環を形成する原子
団であり、以下のものを挙げることができる。例えばロ
ダニン核、2−チオヒダントイン核、2−チオキソオキ
サゾリジン−4−オン核、2−ピラゾリン−5−オン
核、バルビツール酸核、2−チオバルビツール酸核、チ
アゾリジン−2,4−ジオン核、チアゾリジン−4−オ
ン核、イソオキサゾロン核、ヒダントイン核、インダン
ジオン核がある。また、アセチルアセトン、マロンジニ
トリル、アセト酢酸エチル、シアノ酢酸エチルなどから
誘導される環が開いた構造の開鎖型のものであっても良
い。Z4 により形成される5ないし6員環の置換基とし
ては、例えばアルキル基、置換アルキル基、アリール
基、置換アリール基、複素環基を挙げることができ、例
えば炭素原子数1〜18個のアルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル
基、オクタデシル基;好ましくは炭素原子数1〜7個、
特に好ましくは1〜4個のアルキル基)、置換アルキル
基(例えばアラルキル基(例えばベンジル基、2−フェ
ニルエチル基)、ヒドロキシアルキル基(例えば、2−
ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基)、カ
ルボキシルアルキル基(例えば、2−カルボキシエチル
基、3−カルボキシプロピル基、4−カルボキシブチル
基、カルボキシメチル基)、アルコキシアルキル基(例
えば、2−メトキシエチル基、2−(2−メトキシエト
キシ)エチル基)、スルホアルキル基(例えば、2−ス
ルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホブチ
ル基、4−スルホブチル基、2−[3−スルホプロポキ
シ]エチル基、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル
基、3−スルホプロポキシエトキシエチル基)、スルフ
ァトアルキル基(例えば、3−スルファトプロピル基、
4−スルファトブチル基)、複素環置換アルキル基(例
えば2−(ピロリジン−2−オン−1−イル)エチル
基、テトラヒドロフルフリノ基、2−モリホリノエチル
基)、2−アセトキシエチル基、カルボメトキシメチル
基、2−メタンスルホニルアミノエチル基、アリル
基)、アリール基(例えばフェニル基、2−ナフチル
基)、置換アリール基(例えば、4−カルボキシフェニ
ル基、4−スルホフェニル基、3−クロロフェニル基、
3−メチルフェニル基)、複素環基(例えば、2−ピリ
ジル基、2−チアゾリル基)を挙げることができる。
【0028】Z5 及びZ6 は、[ C-CO ]と共に5ない
し6員の含窒素複素環を形成する原子団であり、これら
が[ C-CO ]と共に形成する5ないし6員環は、Z4 に
よって形成される5ないし6員環のうちカルボニルもし
くはチオカルボニル基を合せて2個有する環から適切な
位置にあるオキソ基あるいはチオキソ基を除いたもので
ある。
し6員の含窒素複素環を形成する原子団であり、これら
が[ C-CO ]と共に形成する5ないし6員環は、Z4 に
よって形成される5ないし6員環のうちカルボニルもし
くはチオカルボニル基を合せて2個有する環から適切な
位置にあるオキソ基あるいはチオキソ基を除いたもので
ある。
【0029】L1 はメチン基、置換メチン基、もしくは
これらが奇数個共役二重結合で連結されて形成される3
価の基を表し、L2 はメチン基もしくは置換メチン基が
偶数個共役二重結合を形成するように連結された4価の
基を表す。
これらが奇数個共役二重結合で連結されて形成される3
価の基を表し、L2 はメチン基もしくは置換メチン基が
偶数個共役二重結合を形成するように連結された4価の
基を表す。
【0030】メチン基の置換基としては、例えばアルキ
ル基(例えばメチル、エチル)、アリール基(例えばフ
ェニル)、アラルキル基(例えばベンジル基)、アルコ
キシ基(例えばメトキシ、エトキシ)、アリールオキシ
基(例えば、フェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、
メチルチオ、エチルチオ)、アリールチオ基(例えば、
フェニルチオ)、又はハロゲン原子(例えば、塩素、臭
素)であり、またメチン鎖の置換基同士で4ないし6員
環を形成してもよい。
ル基(例えばメチル、エチル)、アリール基(例えばフ
ェニル)、アラルキル基(例えばベンジル基)、アルコ
キシ基(例えばメトキシ、エトキシ)、アリールオキシ
基(例えば、フェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、
メチルチオ、エチルチオ)、アリールチオ基(例えば、
フェニルチオ)、又はハロゲン原子(例えば、塩素、臭
素)であり、またメチン鎖の置換基同士で4ないし6員
環を形成してもよい。
【0031】R1 、R2 、R3 は、置換されていてもよ
いアルキル基を表し、例えば、炭素原子1〜18、好ま
しくは1〜7、特に好ましくは1〜4のアルキル基であ
る。無置換アルキル基としては、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ヘ
キシル、オクチル、ドデシル、オクタデシル)、置換ア
ルキル基としては、例えばアラキル基(例、ベンジル、
2−フェニルエチル)、ヒドロキシアルキル基(例、2
−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル)、カル
ボキシアルキル基(例、2−カルボキシエチル、3−カ
ルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、カルボキシ
メチル)、アルコキシアルキル基(例、2−メトキシエ
チル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル)、スルホ
アルキル基(例えば、2−スルホエチル、3−スルホプ
ロピル、3−スルホブチル、4−スルホブチル−4−ス
ルホ−3−メチルブチル、2−(3−スルホプロポキ
シ)エチル、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル、3
−スルホプロポキシエトキシエチル)、スルファトアル
キル基(例、3−スルファトプロピル、4−スルファト
ブチル)、複素環置換アルキル基(例、2−(ピロリジ
ン−2−オン−1−イル)エチル、テトラヒドロフルフ
リル)、2−アセトキシエチル、カルボメトキシメチ
ル、2−メタンスルホニルアミノエチル及びアリル基が
ある。また、これらのα位のメチン基を含む環を形成し
てもよい。
いアルキル基を表し、例えば、炭素原子1〜18、好ま
しくは1〜7、特に好ましくは1〜4のアルキル基であ
る。無置換アルキル基としては、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ヘ
キシル、オクチル、ドデシル、オクタデシル)、置換ア
ルキル基としては、例えばアラキル基(例、ベンジル、
2−フェニルエチル)、ヒドロキシアルキル基(例、2
−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル)、カル
ボキシアルキル基(例、2−カルボキシエチル、3−カ
ルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、カルボキシ
メチル)、アルコキシアルキル基(例、2−メトキシエ
チル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル)、スルホ
アルキル基(例えば、2−スルホエチル、3−スルホプ
ロピル、3−スルホブチル、4−スルホブチル−4−ス
ルホ−3−メチルブチル、2−(3−スルホプロポキ
シ)エチル、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル、3
−スルホプロポキシエトキシエチル)、スルファトアル
キル基(例、3−スルファトプロピル、4−スルファト
ブチル)、複素環置換アルキル基(例、2−(ピロリジ
ン−2−オン−1−イル)エチル、テトラヒドロフルフ
リル)、2−アセトキシエチル、カルボメトキシメチ
ル、2−メタンスルホニルアミノエチル及びアリル基が
ある。また、これらのα位のメチン基を含む環を形成し
てもよい。
【0032】pは、0または1を表す。
【0033】X- は、第四級窒素陽イオンの対アニオン
を表す。これは、第四級窒素陽イオンの電荷を中和する
のに必要な数の陰電荷を供給されるものであり、一価で
なくても良い。対アニオンの例としては、F- 、C
l- 、Br- 、I- のハロゲンイオン;SO4 2− 、H
SO4 - 及びCH3 OSO3 - などのアルキル硫酸イオ
ン;パラトルエンスルホン酸イオン、メタンスルホン酸
イオン及びトリフルオロメタンスルホン酸イオンなどの
スルホン酸イオン;酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオ
ン及びシュウ酸イオンなどのカルボン酸イオン;及びP
F6 - 、BF4 - 、ClO4 - 、IO4 - 、P
O4 3− 、NO3 - 及びピクリン酸イオンなどのフェノ
ラートイオンを挙げることができる。
を表す。これは、第四級窒素陽イオンの電荷を中和する
のに必要な数の陰電荷を供給されるものであり、一価で
なくても良い。対アニオンの例としては、F- 、C
l- 、Br- 、I- のハロゲンイオン;SO4 2− 、H
SO4 - 及びCH3 OSO3 - などのアルキル硫酸イオ
ン;パラトルエンスルホン酸イオン、メタンスルホン酸
イオン及びトリフルオロメタンスルホン酸イオンなどの
スルホン酸イオン;酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオ
ン及びシュウ酸イオンなどのカルボン酸イオン;及びP
F6 - 、BF4 - 、ClO4 - 、IO4 - 、P
O4 3− 、NO3 - 及びピクリン酸イオンなどのフェノ
ラートイオンを挙げることができる。
【0034】T1 で表される2価の連結基は、好ましく
はアルキレン基、アリーレン基、エーテル結合、チオエ
ーテル結合、エステル結合、アミド結合、スルホンアミ
ド結合、またはこれらの基の組合せからなる基であっ
て、炭素原子の総数が0ないし8の基である。nは好ま
しくは1または2である。特に一般式(2)の場合に
は、nは特に1であることが好ましい。
はアルキレン基、アリーレン基、エーテル結合、チオエ
ーテル結合、エステル結合、アミド結合、スルホンアミ
ド結合、またはこれらの基の組合せからなる基であっ
て、炭素原子の総数が0ないし8の基である。nは好ま
しくは1または2である。特に一般式(2)の場合に
は、nは特に1であることが好ましい。
【0035】T2 で表される基は、好ましくは炭素原子
数1ないし8のアルキル基、アリール基、アミノ基、ア
ルコキシ基、アリールオキシ基であり、特に好ましくは
炭素原子数1ないし4のアルキル基である。
数1ないし8のアルキル基、アリール基、アミノ基、ア
ルコキシ基、アリールオキシ基であり、特に好ましくは
炭素原子数1ないし4のアルキル基である。
【0036】Gで表される基とDYEで表される基との
好ましい組合せとしては、下記一般式(9)ないし(1
8)が挙げられる。
好ましい組合せとしては、下記一般式(9)ないし(1
8)が挙げられる。
【0037】
【化14】
【0038】
【化15】
【0039】
【化16】
【0040】
【化17】
【0041】
【化18】
【0042】
【化19】
【0043】
【化20】
【0044】
【化21】
【0045】
【化22】
【0046】
【化23】
【0047】一般式(1)または一般式(2)で表され
る化合物のうち好ましいものは下記一般式(19)または
一般式(20)で表される化合物であり、一般式(20)で
表される化合物が特に好ましい。
る化合物のうち好ましいものは下記一般式(19)または
一般式(20)で表される化合物であり、一般式(20)で
表される化合物が特に好ましい。
【0048】一般式(19)
【0049】
【化24】
【0050】一般式(20)
【0051】
【化25】
【0052】(式中、T1 ,G1 ,G2 ,は一般式
(3)または一般式(4)における定義と同義であり、
Y1 ,Y2 は酸素原子、硫黄原子、セレン原子、−NR
4 (R4はR1 もしくはR2 と同義の基を表す。)、C
R5 R6 (R5 ,R6 はR1 もしくはR2 と同義の基を
表す。)を表し、Z7 とZ8 は置換されていてもよいベ
ンゼン環もしくはナフタレン環を完成するための原子群
を表し、L3 は置換されていてもよいメチン基、または
このメチン基の3、5、7個が共役二重結合で連結され
て形成される3価の基を表し、Qは該分子の電荷を中和
するためのオニウムイオンを表す。) 以下に具体的化合物例を示す。
(3)または一般式(4)における定義と同義であり、
Y1 ,Y2 は酸素原子、硫黄原子、セレン原子、−NR
4 (R4はR1 もしくはR2 と同義の基を表す。)、C
R5 R6 (R5 ,R6 はR1 もしくはR2 と同義の基を
表す。)を表し、Z7 とZ8 は置換されていてもよいベ
ンゼン環もしくはナフタレン環を完成するための原子群
を表し、L3 は置換されていてもよいメチン基、または
このメチン基の3、5、7個が共役二重結合で連結され
て形成される3価の基を表し、Qは該分子の電荷を中和
するためのオニウムイオンを表す。) 以下に具体的化合物例を示す。
【0053】
【化26】
【0054】
【化27】
【0055】
【化28】
【0056】
【化29】
【0057】
【化30】
【0058】
【化31】
【0059】上記メチン化合物をハロゲン化銀乳剤(以
下写真乳剤ということもある)中に含有させるには、例
えばこれを直接乳剤中に分散させても良いし、あるいは
水、メタノール、エタノール、プロパノール、メチルセ
ロソルブ、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノー
ル等の溶媒の単独もしくは混合溶媒に溶解させたものを
乳剤に添加しても良い。また、特公昭44−23389
号公報、特公昭44−27555号公報、特公昭57−
22089号公報等に記載のように酸又は塩基を共存さ
せて水溶液としたものや、米国特許第3,822,13
5号、米国特許第4,006,025号等に記載のよう
に界面活性剤を共存させて水溶液あるいはコロイド分散
物としたものを乳剤へ添加してもよい。また、フェノキ
シエタノール等の実質上水と非混和性の溶媒に溶解した
後、水または親水性コロイドに分散したものを乳剤に添
加してもよい。特開昭53−102733号公報、特開
昭58−105141号公報に記載のように親水性コロ
イド中に直接分散させ、その分散物を乳剤に添加しても
よい。
下写真乳剤ということもある)中に含有させるには、例
えばこれを直接乳剤中に分散させても良いし、あるいは
水、メタノール、エタノール、プロパノール、メチルセ
ロソルブ、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノー
ル等の溶媒の単独もしくは混合溶媒に溶解させたものを
乳剤に添加しても良い。また、特公昭44−23389
号公報、特公昭44−27555号公報、特公昭57−
22089号公報等に記載のように酸又は塩基を共存さ
せて水溶液としたものや、米国特許第3,822,13
5号、米国特許第4,006,025号等に記載のよう
に界面活性剤を共存させて水溶液あるいはコロイド分散
物としたものを乳剤へ添加してもよい。また、フェノキ
シエタノール等の実質上水と非混和性の溶媒に溶解した
後、水または親水性コロイドに分散したものを乳剤に添
加してもよい。特開昭53−102733号公報、特開
昭58−105141号公報に記載のように親水性コロ
イド中に直接分散させ、その分散物を乳剤に添加しても
よい。
【0060】本発明の増感色素は、米国特許第3,48
5,634号に記載されている超音波振動を用いて溶解
してもよい。また本発明の色素や染料を溶解、あるいは
分散して乳剤に添加する他の方法としては、米国特許第
3,482,981号、同3,585,195号、同
3,469,987号、同3,425,835号、同
3,342,605号、英国特許第1,271,329
号、同1,038、029号、同1,121,174
号、米国特許第3,660,101号、同3,658,
546号に記載の方法を利用することができる。
5,634号に記載されている超音波振動を用いて溶解
してもよい。また本発明の色素や染料を溶解、あるいは
分散して乳剤に添加する他の方法としては、米国特許第
3,482,981号、同3,585,195号、同
3,469,987号、同3,425,835号、同
3,342,605号、英国特許第1,271,329
号、同1,038、029号、同1,121,174
号、米国特許第3,660,101号、同3,658,
546号に記載の方法を利用することができる。
【0061】ここで、色素は、写真乳剤の製造工程のい
かなる工程に存在させて用いることもできるし、製造後
塗布直前までのいかなる段階に存在させることもでき
る。前者の例としては、ハロゲン化銀粒子形成工程、物
理熟成工程、化学熟成工程などである。例えば特開昭5
5−26589号公報に記載のように粒子形成中に添加
してもよい。本発明に用いられる増感色素は、ハロゲン
化銀1モル当り5×10-9モル〜2×10-2モル、好ま
しくは5×10-6モル〜2×10-2モル、特に好ましく
は1×10-5モル〜1×10-2モルの割合でハロゲン化
銀写真乳剤中に含有される。
かなる工程に存在させて用いることもできるし、製造後
塗布直前までのいかなる段階に存在させることもでき
る。前者の例としては、ハロゲン化銀粒子形成工程、物
理熟成工程、化学熟成工程などである。例えば特開昭5
5−26589号公報に記載のように粒子形成中に添加
してもよい。本発明に用いられる増感色素は、ハロゲン
化銀1モル当り5×10-9モル〜2×10-2モル、好ま
しくは5×10-6モル〜2×10-2モル、特に好ましく
は1×10-5モル〜1×10-2モルの割合でハロゲン化
銀写真乳剤中に含有される。
【0062】本発明で用いられるセレン増感剤として
は、従来公知の特許に開示されているセレン化合物を用
いることができる。すなわち通常、不安定型セレン化合
物および/または非不安定型セレン化合物を添加して、
高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間攪拌する
ことにより用いられる。不安定型セレン化合物としては
特公昭44−15748号、特公昭43−13489
号、特願平2−130976号、特願平2−22930
0号などに記載の化合物を用いることが好ましい。具体
的な不安定セレン増感剤としては、イソセレノシアネー
ト類(例えばアリルイソセレノシアネートの如き脂肪族
イソセレノシアネート類)、セレノ尿素類、セレノケト
ン類、セレノアミド類、セレノカルボン酸類(例えば、
2−セレノプロピオン酸、2−セレノ酪酸)、セレノエ
ステル類、ジアシルセレニド類(例えば、ビス(3−ク
ロロ−2,6−ジメトキシベンゾイル)セレニド)、セ
レノホスフェート類、ホスフィンセレニド類、コロイド
状金属セレンなどがあげられる。不安定型セレン化合物
の好ましい類型を上に述べたがこれらは限定的なもので
はない。当業技術者には写真乳剤の増感剤としての不安
定型セレン化合物といえば、セレンが不安定である限り
に於いて該化合物の構造はさして重要なものではなく、
セレン増感剤分子の有機部分はセレンを担持し、それを
不安定な形で乳剤中に存在せしめる以外何らの役割をも
たないことが一般に理解されている。本発明において
は、かかる広範な概念の不安定セレン化合物が有利に用
いられる。本発明で用いられる非不安定型セレン化合物
としては特公昭46−4553号、特公昭52−344
92号および特公昭52−34491号に記載の化合物
が用いられる。非不安定型セレン化合物としては例えば
亜セレン酸、セレノシアン化カリウム、セレナゾール
類、セレナゾール類の四級塩、ジアリールセレニド、ジ
アリールジセレニド、ジアルキルセレニド、ジアルキル
ジセレニド、2−セレナゾリジンジオン、2−セレノオ
キサゾリジンチオンおよびこれらの誘導体等があげられ
る。これらのセレン化合物のうち、好ましくは以下の一
般式(21) 及び(22)があげられる。 一般式(21)
は、従来公知の特許に開示されているセレン化合物を用
いることができる。すなわち通常、不安定型セレン化合
物および/または非不安定型セレン化合物を添加して、
高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間攪拌する
ことにより用いられる。不安定型セレン化合物としては
特公昭44−15748号、特公昭43−13489
号、特願平2−130976号、特願平2−22930
0号などに記載の化合物を用いることが好ましい。具体
的な不安定セレン増感剤としては、イソセレノシアネー
ト類(例えばアリルイソセレノシアネートの如き脂肪族
イソセレノシアネート類)、セレノ尿素類、セレノケト
ン類、セレノアミド類、セレノカルボン酸類(例えば、
2−セレノプロピオン酸、2−セレノ酪酸)、セレノエ
ステル類、ジアシルセレニド類(例えば、ビス(3−ク
ロロ−2,6−ジメトキシベンゾイル)セレニド)、セ
レノホスフェート類、ホスフィンセレニド類、コロイド
状金属セレンなどがあげられる。不安定型セレン化合物
の好ましい類型を上に述べたがこれらは限定的なもので
はない。当業技術者には写真乳剤の増感剤としての不安
定型セレン化合物といえば、セレンが不安定である限り
に於いて該化合物の構造はさして重要なものではなく、
セレン増感剤分子の有機部分はセレンを担持し、それを
不安定な形で乳剤中に存在せしめる以外何らの役割をも
たないことが一般に理解されている。本発明において
は、かかる広範な概念の不安定セレン化合物が有利に用
いられる。本発明で用いられる非不安定型セレン化合物
としては特公昭46−4553号、特公昭52−344
92号および特公昭52−34491号に記載の化合物
が用いられる。非不安定型セレン化合物としては例えば
亜セレン酸、セレノシアン化カリウム、セレナゾール
類、セレナゾール類の四級塩、ジアリールセレニド、ジ
アリールジセレニド、ジアルキルセレニド、ジアルキル
ジセレニド、2−セレナゾリジンジオン、2−セレノオ
キサゾリジンチオンおよびこれらの誘導体等があげられ
る。これらのセレン化合物のうち、好ましくは以下の一
般式(21) 及び(22)があげられる。 一般式(21)
【0063】
【化32】
【0064】式中、Z1 およびZ2 はそれぞれ同じでも
異なっていてもよく、アルキル基(例えば、メチル基、
エチル基、t−ブチル基、アダマンチル基、t−オクチ
ル基)、アルケニル基(例えば、ビニル基、プロペニル
基)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル
基)、アリール基(例えば、フェニル基、ペンタフルオ
ロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−ニトロフェ
ニル基、4−オクチルスルファモイルフェニル基、α−
ナフチル基)、複素環基(例えば、ピリジル基、チェニ
ル基、フリル基、イミダゾリル基)、−NR
1 (R2 )、−OR3 または−SR4 を表す。R1 、R
2 、R3 およびR4 はそれぞれ同じでも異なっていても
よく、アルキル基、アラルキル基、アリール基または複
素環基を表す。アルキル基、アラルキル基、アリール基
または複素環基としてはZ1 と同様な例があげられる。
ただし、R1 およびR2 は水素原子またはアシル基(例
えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基、ヘ
プタフルオロブタノイル基、ジフルオロアセチル基、4
−ニトロベンゾイル基、α−ナフトイル基、4−トリフ
ルオロメチルベンゾイル基)であってもよい。一般式
(21) 中、好ましくはZ1 はアルキル基、アリール基ま
たは−NR1 (R2 )を表し、Z2 は−NR5 (R6 )
を表す。R1 、R2 、R5 およびR6 はそれぞれ同じで
も異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、アリー
ル基、またはアシル基を表す。一般式(21)中、より好
ましくはN,N−ジアルキルセレノ尿素、N,N,N’
−トリアルキル−N’−アシルセレノ尿素、テトラアル
キルセレノ尿素、N,N−ジアルキル−アリールセレノ
アミド、N−アルキル−N−アリール−アリールセレノ
アミドを表す。 一般式(22)
異なっていてもよく、アルキル基(例えば、メチル基、
エチル基、t−ブチル基、アダマンチル基、t−オクチ
ル基)、アルケニル基(例えば、ビニル基、プロペニル
基)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル
基)、アリール基(例えば、フェニル基、ペンタフルオ
ロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−ニトロフェ
ニル基、4−オクチルスルファモイルフェニル基、α−
ナフチル基)、複素環基(例えば、ピリジル基、チェニ
ル基、フリル基、イミダゾリル基)、−NR
1 (R2 )、−OR3 または−SR4 を表す。R1 、R
2 、R3 およびR4 はそれぞれ同じでも異なっていても
よく、アルキル基、アラルキル基、アリール基または複
素環基を表す。アルキル基、アラルキル基、アリール基
または複素環基としてはZ1 と同様な例があげられる。
ただし、R1 およびR2 は水素原子またはアシル基(例
えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基、ヘ
プタフルオロブタノイル基、ジフルオロアセチル基、4
−ニトロベンゾイル基、α−ナフトイル基、4−トリフ
ルオロメチルベンゾイル基)であってもよい。一般式
(21) 中、好ましくはZ1 はアルキル基、アリール基ま
たは−NR1 (R2 )を表し、Z2 は−NR5 (R6 )
を表す。R1 、R2 、R5 およびR6 はそれぞれ同じで
も異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、アリー
ル基、またはアシル基を表す。一般式(21)中、より好
ましくはN,N−ジアルキルセレノ尿素、N,N,N’
−トリアルキル−N’−アシルセレノ尿素、テトラアル
キルセレノ尿素、N,N−ジアルキル−アリールセレノ
アミド、N−アルキル−N−アリール−アリールセレノ
アミドを表す。 一般式(22)
【0065】
【化33】
【0066】式中、Z3 、Z4 およびZ5 はそれぞれ同
じでも異なっていてもよく、脂肪族基、芳香族基、複素
環基、−OR7 、−NR8 (R9 )、−SR10、−Se
R11、X、水素原子を表す。R7 、R10およびR11は脂
肪族基、芳香族基、複素環基、水素原子またはカチオン
を表し、R8 およびR9 は脂肪族基、芳香族基、複素環
基または水素原子を表し、Xはハロゲン原子を表す。一
般式(22)において、Z3 、Z4 、Z5 、R7 、R8 、
R9 、R10およびR11で表される脂肪族基は直鎖、分岐
または環状のアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アラルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、n−ブチ
ル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アリル
基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基、プロパルギル
基、3−ペンチニル基、ベンジル基、フェネチル基)を
表す。一般式(22)において、Z3 、Z4 、Z5 、
R7 、R8 、R9 、R10およびR11で表される芳香族基
は単環または縮環のアリール基(例えば、フェニル基、
ペンタフルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3
−スルホフェニル基、α−ナフチル基、4−メチルフェ
ニル基)を表す。一般式(22)において、Z3 、Z4 、
Z5 、R7 、R8 、R9 、R10およびR11で表される複
素環基は窒素原子、酸素原子または硫黄原子のうち少な
くとも一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不飽和の
複素環基(例えば、ピリジル基、チェニル基、フリル
基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ベンズイミダゾリ
ル基)を表す。一般式(22)において、R7 、R10およ
びR11で表されるカチオンはアルカリ金属原子またはア
ンモニウムを表し、Xで表されるハロゲン原子は、例え
ばフッ素原子、塩素原子、臭素原子または沃素原子を表
す。一般式(22)中、好ましくはZ3 、Z4 またはZ5
は脂肪族基、芳香族基または−OR7 を表し、R7 は脂
肪族基または芳香族基を表す。一般式(22)中、より好
ましくはトリアルキルホスフィンセレニド、トリアリー
ルホスフィンセレニド、トリアルキルセレノホスフェー
トまたはトリアリールセレノホスフェートを表す。以下
に一般式(2I) および(22)で表される化合物の具体例を
示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
じでも異なっていてもよく、脂肪族基、芳香族基、複素
環基、−OR7 、−NR8 (R9 )、−SR10、−Se
R11、X、水素原子を表す。R7 、R10およびR11は脂
肪族基、芳香族基、複素環基、水素原子またはカチオン
を表し、R8 およびR9 は脂肪族基、芳香族基、複素環
基または水素原子を表し、Xはハロゲン原子を表す。一
般式(22)において、Z3 、Z4 、Z5 、R7 、R8 、
R9 、R10およびR11で表される脂肪族基は直鎖、分岐
または環状のアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アラルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、n−ブチ
ル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アリル
基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基、プロパルギル
基、3−ペンチニル基、ベンジル基、フェネチル基)を
表す。一般式(22)において、Z3 、Z4 、Z5 、
R7 、R8 、R9 、R10およびR11で表される芳香族基
は単環または縮環のアリール基(例えば、フェニル基、
ペンタフルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3
−スルホフェニル基、α−ナフチル基、4−メチルフェ
ニル基)を表す。一般式(22)において、Z3 、Z4 、
Z5 、R7 、R8 、R9 、R10およびR11で表される複
素環基は窒素原子、酸素原子または硫黄原子のうち少な
くとも一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不飽和の
複素環基(例えば、ピリジル基、チェニル基、フリル
基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ベンズイミダゾリ
ル基)を表す。一般式(22)において、R7 、R10およ
びR11で表されるカチオンはアルカリ金属原子またはア
ンモニウムを表し、Xで表されるハロゲン原子は、例え
ばフッ素原子、塩素原子、臭素原子または沃素原子を表
す。一般式(22)中、好ましくはZ3 、Z4 またはZ5
は脂肪族基、芳香族基または−OR7 を表し、R7 は脂
肪族基または芳香族基を表す。一般式(22)中、より好
ましくはトリアルキルホスフィンセレニド、トリアリー
ルホスフィンセレニド、トリアルキルセレノホスフェー
トまたはトリアリールセレノホスフェートを表す。以下
に一般式(2I) および(22)で表される化合物の具体例を
示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0067】
【化34】
【0068】
【化35】
【0069】
【化36】
【0070】
【化37】
【0071】
【化38】
【0072】
【化39】
【0073】
【化40】
【0074】
【化41】
【0075】セレン増感法に関しては、米国特許第15
74944号、同第1602592号、同第16234
99号、同第3297446号、3297447号、同
第3320069号、同第3408196号、同第34
08197号、同第3442653号、同第34206
70号、同第3591385号、フランス特許第269
3038号、同第2093209号、特公昭52−34
491号、同52−34492号、同53−295号、
同57−22090号、特開昭59−180536号、
同59−185330号、同59−181337号、同
59−187338号、同59−192241号、同6
0−150046号、同60−151637号、同61
−246738号、特開平3−4221号、特願平1−
287380号、同1−250950号、同1−254
441号、同2−34090号、同2−110558
号、同2−130976号、同2−139183号、同
2−229300号更に、英国特許第255846号、
同第861984号及び、H.E. Spencer ら著、Journal
of Photographic Science 誌、31巻、158〜16
9ページ(1983年)等に開示されている。
74944号、同第1602592号、同第16234
99号、同第3297446号、3297447号、同
第3320069号、同第3408196号、同第34
08197号、同第3442653号、同第34206
70号、同第3591385号、フランス特許第269
3038号、同第2093209号、特公昭52−34
491号、同52−34492号、同53−295号、
同57−22090号、特開昭59−180536号、
同59−185330号、同59−181337号、同
59−187338号、同59−192241号、同6
0−150046号、同60−151637号、同61
−246738号、特開平3−4221号、特願平1−
287380号、同1−250950号、同1−254
441号、同2−34090号、同2−110558
号、同2−130976号、同2−139183号、同
2−229300号更に、英国特許第255846号、
同第861984号及び、H.E. Spencer ら著、Journal
of Photographic Science 誌、31巻、158〜16
9ページ(1983年)等に開示されている。
【0076】これらのセレン増感剤は水またはメタノー
ル、エタノールなどの有機溶媒の単独または混合溶媒に
溶解しまたは、特願平2−264447号、同2−26
4448号に記載の形態にて化学増感時に添加される。
好ましくは化学増感開始前に添加される。使用されるセ
レン増感剤は1種に限られず上記セレン増感剤の2種以
上を併用して用いることができる。不安定セレン化合物
と非不安定セレン化合物を併用してもよい。本発明に使
用されるセレン増感剤の添加量は、用いるセレン増感剤
の活性度、ハロゲン化銀の種類や大きさ、熟成の温度お
よび時間などにより異なるが、好ましくは、ハロゲン化
銀1モル当り1×10-8モル以上である。より好ましく
は1×10-7モル以上1×10-5モル以下である。セレ
ン増感剤を用いた場合の化学熟成の温度は好ましくは4
5℃以上である。より好ましくは50℃以上、80℃以
下である。pAgおよびpHは任意である。例えばpH
は4から9までの広い範囲で本発明の効果は得られる。
又セレン増感はハロゲン化銀溶剤の存在下で行うことが
より効果的である。本発明で使用するハロゲン化銀写真
乳剤にはハロゲン化銀として、臭化銀、沃臭化銀、沃塩
臭化銀、塩臭化銀及び塩化銀のいずれを用いても良い。
またハロゲン化銀粒子の晶相はどのようなものでもよ
い。上記ハロゲン化銀乳剤は、厚みが0.5μm以下、
好ましくは0.3μm以下で、径が好ましくは0.6μ
m以上であり、そして平均アスペクト比が5以上の粒子
が全投影面積の50%以上を占めるような平板粒子であ
ってもよい。また、平均粒径の±40%以内の範囲にあ
る粒子サイズを有する粒子が全粒子個数の95%以上を
占めるような単分散の乳剤であってもよい。ハロゲン化
銀粒子は内部と表層とが異なる相をもっていても、均一
な相からなっていてもよい。また潜像が主として表面に
形成されるような粒子(例えばネガ型乳剤)でもよく、
粒子内部に主として形成されるような粒子(例えば、内
部潜像型乳剤、予めかぶらせた直接反転型乳剤)であっ
てもよい。
ル、エタノールなどの有機溶媒の単独または混合溶媒に
溶解しまたは、特願平2−264447号、同2−26
4448号に記載の形態にて化学増感時に添加される。
好ましくは化学増感開始前に添加される。使用されるセ
レン増感剤は1種に限られず上記セレン増感剤の2種以
上を併用して用いることができる。不安定セレン化合物
と非不安定セレン化合物を併用してもよい。本発明に使
用されるセレン増感剤の添加量は、用いるセレン増感剤
の活性度、ハロゲン化銀の種類や大きさ、熟成の温度お
よび時間などにより異なるが、好ましくは、ハロゲン化
銀1モル当り1×10-8モル以上である。より好ましく
は1×10-7モル以上1×10-5モル以下である。セレ
ン増感剤を用いた場合の化学熟成の温度は好ましくは4
5℃以上である。より好ましくは50℃以上、80℃以
下である。pAgおよびpHは任意である。例えばpH
は4から9までの広い範囲で本発明の効果は得られる。
又セレン増感はハロゲン化銀溶剤の存在下で行うことが
より効果的である。本発明で使用するハロゲン化銀写真
乳剤にはハロゲン化銀として、臭化銀、沃臭化銀、沃塩
臭化銀、塩臭化銀及び塩化銀のいずれを用いても良い。
またハロゲン化銀粒子の晶相はどのようなものでもよ
い。上記ハロゲン化銀乳剤は、厚みが0.5μm以下、
好ましくは0.3μm以下で、径が好ましくは0.6μ
m以上であり、そして平均アスペクト比が5以上の粒子
が全投影面積の50%以上を占めるような平板粒子であ
ってもよい。また、平均粒径の±40%以内の範囲にあ
る粒子サイズを有する粒子が全粒子個数の95%以上を
占めるような単分散の乳剤であってもよい。ハロゲン化
銀粒子は内部と表層とが異なる相をもっていても、均一
な相からなっていてもよい。また潜像が主として表面に
形成されるような粒子(例えばネガ型乳剤)でもよく、
粒子内部に主として形成されるような粒子(例えば、内
部潜像型乳剤、予めかぶらせた直接反転型乳剤)であっ
てもよい。
【0077】本発明に用いられる写真乳剤は、ピー・グ
ラフキデス(P.Glafkides)、著「シミー・エ・フィジー
ク・フォトグラフィーク(Chimie et Physique Photogr
aphique)」(ポール・モンテル(Paul Montel)社刊、1
967年)、ジー・エフ・ダァフィン(G.F.Duffin) 著
「フォトグラフィック・エマルジョン・ケミストリー
(Photographic Emulsion Chemistry)」(フォーカルプ
レス(Focal Press)社刊、1966年)、ヴィ・エル・
ツェリクマンら(V.L.Zelikman et al.)著「メイキング
・アンド・コーティング・フォトグラフィック・エマル
ジョン(Making and Coating Photographic Emulsion)
」(フォーカル・プレス(Focal Press)社刊、196
4年)などに記載された方法を用いて調製することがで
きる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法等のい
ずれでも良く、また可溶性ハロゲン塩を反応させる形式
としては片側混合法、同時混合法、それらの組合わせな
どのいずれを用いてもよい。また、粒子を銀イオン過剰
の下において形成させる方法(いわゆる逆混合法)を用
いることもできる。同時混合法の一つの形式としてはハ
ロゲン化銀の生成される液相中のpAgを一定に保つ方
法、すなわちいわゆるコントロール・ダブルジェット法
を用いることもできる。この方法によると、結晶形が規
則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳剤が得ら
れる。別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混
合して用いても良い。
ラフキデス(P.Glafkides)、著「シミー・エ・フィジー
ク・フォトグラフィーク(Chimie et Physique Photogr
aphique)」(ポール・モンテル(Paul Montel)社刊、1
967年)、ジー・エフ・ダァフィン(G.F.Duffin) 著
「フォトグラフィック・エマルジョン・ケミストリー
(Photographic Emulsion Chemistry)」(フォーカルプ
レス(Focal Press)社刊、1966年)、ヴィ・エル・
ツェリクマンら(V.L.Zelikman et al.)著「メイキング
・アンド・コーティング・フォトグラフィック・エマル
ジョン(Making and Coating Photographic Emulsion)
」(フォーカル・プレス(Focal Press)社刊、196
4年)などに記載された方法を用いて調製することがで
きる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法等のい
ずれでも良く、また可溶性ハロゲン塩を反応させる形式
としては片側混合法、同時混合法、それらの組合わせな
どのいずれを用いてもよい。また、粒子を銀イオン過剰
の下において形成させる方法(いわゆる逆混合法)を用
いることもできる。同時混合法の一つの形式としてはハ
ロゲン化銀の生成される液相中のpAgを一定に保つ方
法、すなわちいわゆるコントロール・ダブルジェット法
を用いることもできる。この方法によると、結晶形が規
則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳剤が得ら
れる。別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混
合して用いても良い。
【0078】またこのハロゲン化銀粒子の形成時には粒
子の成長をコントロールするためにハロゲン化銀溶剤と
して例えばアンモニア、ロダンカリ、ロダンアンモン、
チオエーテル化合物(例えば、米国特許第3,271,
157号、同第3,574,628号、同第3,70
4,130号、同4,297,439号、同第4,27
6,374号など)、チオン化合物(例えば特開昭53
−144319号公報、同第53−82408号公報、
同第55−77737号公報など)、アミン化合物(例
えば特開昭54−100717号公報など)などを用い
ることができる。
子の成長をコントロールするためにハロゲン化銀溶剤と
して例えばアンモニア、ロダンカリ、ロダンアンモン、
チオエーテル化合物(例えば、米国特許第3,271,
157号、同第3,574,628号、同第3,70
4,130号、同4,297,439号、同第4,27
6,374号など)、チオン化合物(例えば特開昭53
−144319号公報、同第53−82408号公報、
同第55−77737号公報など)、アミン化合物(例
えば特開昭54−100717号公報など)などを用い
ることができる。
【0079】ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過
程においてカドミウム塩、亜鉛塩、タリウム塩、イリジ
ウム塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄
塩または鉄錯塩などを共存させてもよい。また、本発明
に用いられる内部潜像型乳剤としては、例えば米国特許
第2,592,250号、同3,206,313号、同
3,447,927号、同3,761,276号、及び
同3,935,014号、等に記載がある異種金属を内
蔵させた乳剤等を挙げることができる。
程においてカドミウム塩、亜鉛塩、タリウム塩、イリジ
ウム塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄
塩または鉄錯塩などを共存させてもよい。また、本発明
に用いられる内部潜像型乳剤としては、例えば米国特許
第2,592,250号、同3,206,313号、同
3,447,927号、同3,761,276号、及び
同3,935,014号、等に記載がある異種金属を内
蔵させた乳剤等を挙げることができる。
【0080】ハロゲン化銀乳剤は、通常は化学増感され
る。化学増感のためには、例えば、エイチ・フリーザー
(H.Frieser)著「ディ・グランドラーゲッター・フォト
グラフィッシェン・プロツェス・ミット・シルベルハロ
ゲニーデン(Die Grundklagendor Photographischen Pr
ozesse mit Silber halogenlden)(アカデミッシェ・フ
ェアラーク社(Akademische Verlagegegellschaft,19
68年刊)675〜734頁に記載の方法を用いること
ができる。すなわち、活性ゼラチンや銀と反応し得る硫
黄を含む化合物(例えば、チオ硫酸塩、チオ尿素類、メ
ルカプト化合物類、ローダニン類)を用いる硫黄増感
法;還元性物質(例えば、第一すず塩、アミン類、ヒド
ラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化
合物)を用いる還元増感法;貴金属化合物(例えば、金
錯塩のほか、Pt、Rh、Ir、Pdなどの周期律表VI
II族の金属の錯塩)を用いる貴金属増感法などを単独ま
たは組合わせて用いることができる。
る。化学増感のためには、例えば、エイチ・フリーザー
(H.Frieser)著「ディ・グランドラーゲッター・フォト
グラフィッシェン・プロツェス・ミット・シルベルハロ
ゲニーデン(Die Grundklagendor Photographischen Pr
ozesse mit Silber halogenlden)(アカデミッシェ・フ
ェアラーク社(Akademische Verlagegegellschaft,19
68年刊)675〜734頁に記載の方法を用いること
ができる。すなわち、活性ゼラチンや銀と反応し得る硫
黄を含む化合物(例えば、チオ硫酸塩、チオ尿素類、メ
ルカプト化合物類、ローダニン類)を用いる硫黄増感
法;還元性物質(例えば、第一すず塩、アミン類、ヒド
ラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化
合物)を用いる還元増感法;貴金属化合物(例えば、金
錯塩のほか、Pt、Rh、Ir、Pdなどの周期律表VI
II族の金属の錯塩)を用いる貴金属増感法などを単独ま
たは組合わせて用いることができる。
【0081】さらに具体的な化学増感剤として、アリル
チオカルバミド、チオ尿素、ソジウム・チオサルフェー
トやシスチンなどの硫黄増感剤;ポタシウム・クロロオ
ーレイト、オーラス・チオサルフェートやポタシウム・
クロロパラデートなどの貴金属増感剤;塩化スズ、フェ
ニルヒドラジンやレダクトンなどの還元増感剤等を含
む。またセレン増感剤を用いることも有用である。セレ
ン化合物としては、不安定型セレン化合物および/また
は非不安定型セレン化合物があり、高温、好ましくは4
0℃以上で乳剤を一定時間攪拌することにより用いられ
る。不安定型セレン化合物としては特公昭44−157
48号、特公昭43−13489号、特願平2−130
976号、特願平2−229300号などに記載の化合
物を用いることが好ましい。具体的な不安定セレン増感
剤としては、イソセレノシアネート類(例えばアリルイ
ソセレノシアネートの如き脂肪族イソセレノシアネート
類)、セレノ尿素類、セレノケトン類、セレノアミド
類、セレノカルボン酸類(例えば、2−セレノプロピオ
ン酸、2−セレノ酢酸)、セレノエステル類、ジアシル
セレニド類(例えば、ビス(3−クロロ−2,6−ジメ
トキシベンゾイル)セレニド)、セレノホスフェート
類、ホスフィンセレニド類、コロイド状金属セレンなど
があげられる。不安定型セレン化合物の好ましい類型を
上に述べたがこれらは限定的なものではない。当業技術
者には写真尿素の増感剤としての不安定型セレン化合物
といえば、セレンが不安定である限りに於いて該化合物
の構造はさして重要なものではなく、セレン増感剤分子
の有機部分はセレンを担持し、それを不安定な形で乳剤
中に存在せしめる以外何らの役割をもたないことが一般
に理解されている。本発明においては、かかる広範な概
念の不安定セレン化合物が有利に用いられる。非不安定
型セレン化合物としては特公昭46−4553号、特公
昭52−34492号および特公昭52−34491号
に記載の化合物が非不安定型セレン化合物としては例え
ば亜セレン酸、セレノシアン化カリウム、セレナゾール
類、セレナゾール類の四級塩、ジアリールセレニド、ジ
アリールジセレニド、ジアルキルセレニド、ジアルキル
ジセレニド、2−セレナゾリジンジオン、2−セレノオ
キサゾリジンチオンおよびこれらの誘導体等があげられ
る。またポリオキシエチレン化合物、ポリオキシプロピ
レン化合物、四級アンモニウム基をもつ化合物などの増
感剤も含んでもよい。
チオカルバミド、チオ尿素、ソジウム・チオサルフェー
トやシスチンなどの硫黄増感剤;ポタシウム・クロロオ
ーレイト、オーラス・チオサルフェートやポタシウム・
クロロパラデートなどの貴金属増感剤;塩化スズ、フェ
ニルヒドラジンやレダクトンなどの還元増感剤等を含
む。またセレン増感剤を用いることも有用である。セレ
ン化合物としては、不安定型セレン化合物および/また
は非不安定型セレン化合物があり、高温、好ましくは4
0℃以上で乳剤を一定時間攪拌することにより用いられ
る。不安定型セレン化合物としては特公昭44−157
48号、特公昭43−13489号、特願平2−130
976号、特願平2−229300号などに記載の化合
物を用いることが好ましい。具体的な不安定セレン増感
剤としては、イソセレノシアネート類(例えばアリルイ
ソセレノシアネートの如き脂肪族イソセレノシアネート
類)、セレノ尿素類、セレノケトン類、セレノアミド
類、セレノカルボン酸類(例えば、2−セレノプロピオ
ン酸、2−セレノ酢酸)、セレノエステル類、ジアシル
セレニド類(例えば、ビス(3−クロロ−2,6−ジメ
トキシベンゾイル)セレニド)、セレノホスフェート
類、ホスフィンセレニド類、コロイド状金属セレンなど
があげられる。不安定型セレン化合物の好ましい類型を
上に述べたがこれらは限定的なものではない。当業技術
者には写真尿素の増感剤としての不安定型セレン化合物
といえば、セレンが不安定である限りに於いて該化合物
の構造はさして重要なものではなく、セレン増感剤分子
の有機部分はセレンを担持し、それを不安定な形で乳剤
中に存在せしめる以外何らの役割をもたないことが一般
に理解されている。本発明においては、かかる広範な概
念の不安定セレン化合物が有利に用いられる。非不安定
型セレン化合物としては特公昭46−4553号、特公
昭52−34492号および特公昭52−34491号
に記載の化合物が非不安定型セレン化合物としては例え
ば亜セレン酸、セレノシアン化カリウム、セレナゾール
類、セレナゾール類の四級塩、ジアリールセレニド、ジ
アリールジセレニド、ジアルキルセレニド、ジアルキル
ジセレニド、2−セレナゾリジンジオン、2−セレノオ
キサゾリジンチオンおよびこれらの誘導体等があげられ
る。またポリオキシエチレン化合物、ポリオキシプロピ
レン化合物、四級アンモニウム基をもつ化合物などの増
感剤も含んでもよい。
【0082】上記写真乳剤には、感光材料の製造工程、
保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるいは
写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含有さ
せることができる。すなわちアゾール類、例えばベンゾ
チアゾリウム塩、ニトロインダゾール流、トリアゾール
類、ベンゾトリアゾール類、ベンズイミダゾール類(特
にニトロまたはハロゲン置換体);ヘテロ環メルカプト
化合物類たとえばメルカプトチアゾール類、メルカプト
ベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイミダゾール
類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプトテトラゾ
ール類(特に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾー
ル)、メルカプトピリミジン類;カルボキシル基やスル
ホン基などの水溶性基を有する上記のヘテロ類メルカプ
ト化合物類;チオケト化合物たとえばオキサゾリンチオ
ン;アザインデン類たとえばテトラアザインデン類(特
に4−ヒドロキシ置換(1,3,3a,7)テトラアザ
インデン類);ベンゼンチオスルホン酸類;ベンゼンス
ルフィン酸;などのようなカブリ防止剤または安定剤と
して知られた多くの化合物を加えることができる。
保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるいは
写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含有さ
せることができる。すなわちアゾール類、例えばベンゾ
チアゾリウム塩、ニトロインダゾール流、トリアゾール
類、ベンゾトリアゾール類、ベンズイミダゾール類(特
にニトロまたはハロゲン置換体);ヘテロ環メルカプト
化合物類たとえばメルカプトチアゾール類、メルカプト
ベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイミダゾール
類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプトテトラゾ
ール類(特に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾー
ル)、メルカプトピリミジン類;カルボキシル基やスル
ホン基などの水溶性基を有する上記のヘテロ類メルカプ
ト化合物類;チオケト化合物たとえばオキサゾリンチオ
ン;アザインデン類たとえばテトラアザインデン類(特
に4−ヒドロキシ置換(1,3,3a,7)テトラアザ
インデン類);ベンゼンチオスルホン酸類;ベンゼンス
ルフィン酸;などのようなカブリ防止剤または安定剤と
して知られた多くの化合物を加えることができる。
【0083】ハロゲン化銀乳剤は、米国特許第3,41
1,911号、同3,411,912号、同3,14
2,568号、同3,325,286号、同3,54
7,650号、特公昭45−5331号公報に記載され
ているアルキルアクリレート、アルキルメタアクリレー
ト、アクリル酸、グリシジルアクリレート等のホモ、ま
たはコポリマーからなるポリマーラテックスを写真材料
の寸度安定性の向上、膜物性の改良などの目的で含有す
ることができる。
1,911号、同3,411,912号、同3,14
2,568号、同3,325,286号、同3,54
7,650号、特公昭45−5331号公報に記載され
ているアルキルアクリレート、アルキルメタアクリレー
ト、アクリル酸、グリシジルアクリレート等のホモ、ま
たはコポリマーからなるポリマーラテックスを写真材料
の寸度安定性の向上、膜物性の改良などの目的で含有す
ることができる。
【0084】ハロゲン化銀乳剤をリス型の印刷用感光材
料として用いるときには、伝染現像効果を高めるような
ポリアルキレンオキシド化合物を用いることができる。
たとえば米国特許第2,400,532号、同第3,2
94,537号、同第3,294,540号、仏国特許
第1,491,805号、同第1,596,673号、
特公昭40−234466号公報、特開昭60−156
423号公報、同54−18726号公報、同56−1
61933号公報に記載されているような化合物を用い
ることができる。好ましい例としては、炭素原子数2〜
4のアルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プ
ロピレン−1,2−オキシド、ブチレン−1,2−オキ
シドなど好ましくはエチレンオキシドの少なくとも10
単位からなるポリアルキレンオキシドと水、脂肪族アル
コール、芳香族アルコール、脂肪酸、有機アミン、ヘキ
シトール誘導体などの活性水素原子を少なくとも一個有
する化合物との縮合物あるいは、二種以上のポリアルキ
レンオキシドのブロックポリマーなどを挙げることがで
きる。すなわち、ポリアルキレンオキシド化合物とし
て、具体的にはポリアルキレングリコールアルキルエー
テル類、ポリアルキレングリコールアリールエーテル
類、ポリアルキレングリコールアルキルアリールエーテ
ル類、ポリアルキレングリコールエステル類、ポリアリ
キレングリコール脂肪族アミド類、ポリアルキレングリ
コールアミン類、ポリアルキレングリコールブロック共
重合体、ポリアルキレングリコールグラフト重合物など
を用いることができる。使用できるポリアルキレンオキ
シド化合物は分子量が300〜15,000、好ましく
は600〜8,000のものである。これらのポリアル
キレンオキシド化合物の添加量はハロゲン化銀1モル当
り10mg〜3gが好ましい。添加時期は製造工程中の任
意の時期を選ぶことができる。
料として用いるときには、伝染現像効果を高めるような
ポリアルキレンオキシド化合物を用いることができる。
たとえば米国特許第2,400,532号、同第3,2
94,537号、同第3,294,540号、仏国特許
第1,491,805号、同第1,596,673号、
特公昭40−234466号公報、特開昭60−156
423号公報、同54−18726号公報、同56−1
61933号公報に記載されているような化合物を用い
ることができる。好ましい例としては、炭素原子数2〜
4のアルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プ
ロピレン−1,2−オキシド、ブチレン−1,2−オキ
シドなど好ましくはエチレンオキシドの少なくとも10
単位からなるポリアルキレンオキシドと水、脂肪族アル
コール、芳香族アルコール、脂肪酸、有機アミン、ヘキ
シトール誘導体などの活性水素原子を少なくとも一個有
する化合物との縮合物あるいは、二種以上のポリアルキ
レンオキシドのブロックポリマーなどを挙げることがで
きる。すなわち、ポリアルキレンオキシド化合物とし
て、具体的にはポリアルキレングリコールアルキルエー
テル類、ポリアルキレングリコールアリールエーテル
類、ポリアルキレングリコールアルキルアリールエーテ
ル類、ポリアルキレングリコールエステル類、ポリアリ
キレングリコール脂肪族アミド類、ポリアルキレングリ
コールアミン類、ポリアルキレングリコールブロック共
重合体、ポリアルキレングリコールグラフト重合物など
を用いることができる。使用できるポリアルキレンオキ
シド化合物は分子量が300〜15,000、好ましく
は600〜8,000のものである。これらのポリアル
キレンオキシド化合物の添加量はハロゲン化銀1モル当
り10mg〜3gが好ましい。添加時期は製造工程中の任
意の時期を選ぶことができる。
【0085】本発明に使用されるハロゲン化銀写真乳剤
は、シアン・カプラー、マゼンタ・カプラー、イエロー
・カプラーなどのカラー・カプラー及びカプラーを分散
する化合物を含むことができる。すなわち発色現像処理
において芳香族一級アミン現像液(例えば、フェニレン
ジアミン誘導体や、アミノフェノール誘導体など)との
酸化カップリングによって発色しうる化合物を含んでも
よい。例えば、マゼンタカプラーとして、5−ピラゾロ
ンカプラー、ピラゾロベンツイミダゾールカプラー、シ
アノアセチルクマロンカプラー、開鎖アシルアセトニト
リルカプラー等があり、イエローカプラーとして、アシ
ルアセトアミドカプラー(例えばベンゾイルアセトアニ
リド類、ピバロイルアセトアニリド類)、等があり、シ
アンカプラーとして、ナフトールカプラー、およびフェ
ノールカプラー、等がある。これらのカプラーは分子中
にバラスト基と呼ばれる疎水基を有する非拡散のものが
望ましい。カプラーは銀イオンに対し四当量性あるいは
二当量性のどちらでもよい。また色補正の効果を持つカ
ラードカプラー、あるいは現像にともなって現像抑制剤
を放出するカプラー(いわゆるDIRカプラー)であっ
てもよい。またDIRカプラー以外にも、カップリング
反応の生成物が無色であって現像抑制剤を放出する無呈
色DIRカップリング化合物を含んでいてもよい。
は、シアン・カプラー、マゼンタ・カプラー、イエロー
・カプラーなどのカラー・カプラー及びカプラーを分散
する化合物を含むことができる。すなわち発色現像処理
において芳香族一級アミン現像液(例えば、フェニレン
ジアミン誘導体や、アミノフェノール誘導体など)との
酸化カップリングによって発色しうる化合物を含んでも
よい。例えば、マゼンタカプラーとして、5−ピラゾロ
ンカプラー、ピラゾロベンツイミダゾールカプラー、シ
アノアセチルクマロンカプラー、開鎖アシルアセトニト
リルカプラー等があり、イエローカプラーとして、アシ
ルアセトアミドカプラー(例えばベンゾイルアセトアニ
リド類、ピバロイルアセトアニリド類)、等があり、シ
アンカプラーとして、ナフトールカプラー、およびフェ
ノールカプラー、等がある。これらのカプラーは分子中
にバラスト基と呼ばれる疎水基を有する非拡散のものが
望ましい。カプラーは銀イオンに対し四当量性あるいは
二当量性のどちらでもよい。また色補正の効果を持つカ
ラードカプラー、あるいは現像にともなって現像抑制剤
を放出するカプラー(いわゆるDIRカプラー)であっ
てもよい。またDIRカプラー以外にも、カップリング
反応の生成物が無色であって現像抑制剤を放出する無呈
色DIRカップリング化合物を含んでいてもよい。
【0086】ハロゲン化銀乳剤にはフィルター染料とし
て、あるいはイラジェーション防止その他種々の目的
で、水溶性染料(例えばオキソノール染料、ヘミオキソ
ノール染料及びメロシアニン染料)を含有してもよい。
て、あるいはイラジェーション防止その他種々の目的
で、水溶性染料(例えばオキソノール染料、ヘミオキソ
ノール染料及びメロシアニン染料)を含有してもよい。
【0087】ハロゲン化銀乳剤には塗布助剤、帯電防
止、スベリ性改良、乳化分散、接着防止および写真特性
改良(たとえば現像促進、硬調化、増感)など種々の目
的で種々の界面活性剤を含んでもよい。たとえばサポニ
ン(ステロイド系)、アルキレンオキサイド誘導体(例
えばポリエチレングリコール)、ポリエチレングリコー
ルアルキルエーテル類、グリシドール誘導体、多価アル
コールの脂肪酸エステル類、糖のアルキルエステル類な
どの非イオン性界面活性剤;アルキルカルボン酸塩、ア
ルキルスルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸
塩、アルキル硫酸エステル類、などのアニオン性界面活
性剤;アルキルアミン塩類、脂肪族あるいは芳香族第四
級アンモニウム塩類、ビリジニウム、イミダゾリウムな
どの複素環第四級アンモニウム塩類、などのカチオン界
面活性剤を用いることができる。また、帯電防止として
用いる場合には、含フッ素界面活性剤が好ましい。
止、スベリ性改良、乳化分散、接着防止および写真特性
改良(たとえば現像促進、硬調化、増感)など種々の目
的で種々の界面活性剤を含んでもよい。たとえばサポニ
ン(ステロイド系)、アルキレンオキサイド誘導体(例
えばポリエチレングリコール)、ポリエチレングリコー
ルアルキルエーテル類、グリシドール誘導体、多価アル
コールの脂肪酸エステル類、糖のアルキルエステル類な
どの非イオン性界面活性剤;アルキルカルボン酸塩、ア
ルキルスルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸
塩、アルキル硫酸エステル類、などのアニオン性界面活
性剤;アルキルアミン塩類、脂肪族あるいは芳香族第四
級アンモニウム塩類、ビリジニウム、イミダゾリウムな
どの複素環第四級アンモニウム塩類、などのカチオン界
面活性剤を用いることができる。また、帯電防止として
用いる場合には、含フッ素界面活性剤が好ましい。
【0088】本発明を実施するに際して下記の公知の褪
色防止剤を併用することもでき、また本発明に用いる色
像安定剤は単独または二種以上併用することもできる。
公知の褪色防止剤としては、ハイドロキノン誘導体、没
食子酸誘導体、p−アルコキシフェノール類、p−オキ
シフェノール誘導体及びビスフェノール類糖がある。
色防止剤を併用することもでき、また本発明に用いる色
像安定剤は単独または二種以上併用することもできる。
公知の褪色防止剤としては、ハイドロキノン誘導体、没
食子酸誘導体、p−アルコキシフェノール類、p−オキ
シフェノール誘導体及びビスフェノール類糖がある。
【0089】写真乳剤には無機または有機の硬膜剤を含
有してよい。例えばクロム塩(クロムミョウバン、酢酸
クロムなど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリ
オキサール、グルタールアルデヒドなど)、活性ビニル
化合物(1,3,4−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ
−s−トリアジン、1,3−ビニルスルホニル−2−プ
ロパノールなど)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジク
ロル−6−ヒドロキシ−s−トリアジンなど)、などを
単独または組合わせて用いることができる。
有してよい。例えばクロム塩(クロムミョウバン、酢酸
クロムなど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリ
オキサール、グルタールアルデヒドなど)、活性ビニル
化合物(1,3,4−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ
−s−トリアジン、1,3−ビニルスルホニル−2−プ
ロパノールなど)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジク
ロル−6−ヒドロキシ−s−トリアジンなど)、などを
単独または組合わせて用いることができる。
【0090】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は色カ
ブリ防止剤として、ハイドロキノン誘導体、アミノフェ
ノール誘導体、没食子酸誘導体、などを含有していても
よい。
ブリ防止剤として、ハイドロキノン誘導体、アミノフェ
ノール誘導体、没食子酸誘導体、などを含有していても
よい。
【0091】本発明の感光材料には、イラジエーション
防止、ハレーション防止、特に各感光層の分光感度分布
の分離並びにセーフライトに対する安全性確保のため
に、コロイド銀や染料が用いられる。この様な染料に
は、例えば米国特許第506,385号、同1,17
7,429号、同1,131,844号、同1,33
8,799号、同1,385,371号、同1,46
7,214号、同1,438,102号、同1,53
3,516号、特開昭48−85130号公報、同49
−114420号公報、同52−117123号公報、
同55−161233号公報、同59−111640号
公報、特公昭39−22069号公報、同43−131
68号公報、同62−273527号、米国特許第3,
247,127号、同3,469,985号、同4,0
78,933号等に記載されたピラゾロン核やビルビツ
ール核やバルビツール酸核を有するオキソノール染料、
米国特許第2,533,472号、同3,379,53
3号、英国特許第1,278,621号、特開平1−1
34447号公報、同1−183652号公報等に記載
されたその他のオキソノール染料、英国特許第575,
691号、同680,631号、同599,623号、
同786,907号、同907,125号、同1,04
5,609号、米国特許第4,255,326号、特開
昭59−211043号公報等に記載されたアゾ染料、
特開昭50−100116号公報、同54−11824
7号公報、英国特許第2,014,598号、同75
0,031号等に記載されたアゾメチン染料、米国特許
第2,865,752号に記載されたアントラキノン染
料、米国特許第2,538,009号、同2,668,
541号、同2,538,008号、英国特許第58
4,609号、同1,210,252号、特開昭50−
40625号公報、同51−3623号公報、同51−
10927号公報、同54−118247号公報、特公
昭48−3286号公報、同59−37303号公報等
に記載されたアリーリデン染料、特公昭28−3082
号公報、同44−16594号公報、同59−2889
8号公報等に記載されたスチリル染料、英国特許第44
6,538号、同1,335,422号、特開昭59−
288250号公報等に記載されたトリアリールメタン
染料、英国特許第1,075,653号、同1,15
3,341号、同1,284,730号、同1,47
5,228号、同1,542,807号等に記載された
メロシアニン色素、米国特許第2,843,486号、
同3,294,539号、特開平1−291247号公
報等に記載されたシアニン染料などが挙げられる。本発
明のメチン化合物を上記染料として使用することがで
き、その場合、脱色され易いとの利点を有する。
防止、ハレーション防止、特に各感光層の分光感度分布
の分離並びにセーフライトに対する安全性確保のため
に、コロイド銀や染料が用いられる。この様な染料に
は、例えば米国特許第506,385号、同1,17
7,429号、同1,131,844号、同1,33
8,799号、同1,385,371号、同1,46
7,214号、同1,438,102号、同1,53
3,516号、特開昭48−85130号公報、同49
−114420号公報、同52−117123号公報、
同55−161233号公報、同59−111640号
公報、特公昭39−22069号公報、同43−131
68号公報、同62−273527号、米国特許第3,
247,127号、同3,469,985号、同4,0
78,933号等に記載されたピラゾロン核やビルビツ
ール核やバルビツール酸核を有するオキソノール染料、
米国特許第2,533,472号、同3,379,53
3号、英国特許第1,278,621号、特開平1−1
34447号公報、同1−183652号公報等に記載
されたその他のオキソノール染料、英国特許第575,
691号、同680,631号、同599,623号、
同786,907号、同907,125号、同1,04
5,609号、米国特許第4,255,326号、特開
昭59−211043号公報等に記載されたアゾ染料、
特開昭50−100116号公報、同54−11824
7号公報、英国特許第2,014,598号、同75
0,031号等に記載されたアゾメチン染料、米国特許
第2,865,752号に記載されたアントラキノン染
料、米国特許第2,538,009号、同2,668,
541号、同2,538,008号、英国特許第58
4,609号、同1,210,252号、特開昭50−
40625号公報、同51−3623号公報、同51−
10927号公報、同54−118247号公報、特公
昭48−3286号公報、同59−37303号公報等
に記載されたアリーリデン染料、特公昭28−3082
号公報、同44−16594号公報、同59−2889
8号公報等に記載されたスチリル染料、英国特許第44
6,538号、同1,335,422号、特開昭59−
288250号公報等に記載されたトリアリールメタン
染料、英国特許第1,075,653号、同1,15
3,341号、同1,284,730号、同1,47
5,228号、同1,542,807号等に記載された
メロシアニン色素、米国特許第2,843,486号、
同3,294,539号、特開平1−291247号公
報等に記載されたシアニン染料などが挙げられる。本発
明のメチン化合物を上記染料として使用することがで
き、その場合、脱色され易いとの利点を有する。
【0092】これらの染料の拡散を防ぐために、以下の
方法が挙げられる。例えば、染料にバラスト基を入れて
耐拡散性にする。また、例えば解離したアニオン染料と
反対の電荷をもつ親水性ポリマーを媒染剤として層に共
存させ、染料分子との相互作用によって染料を特定層中
に局在化させる方法が、米国特許第2,548,564
号、同4,124,386号、同3,625,694号
等に開示させている。また、染料が吸着した金属塩微粒
子を用いて特定層の染色する方法が米国特許第2,71
9,088号、同2,496,841号、同2,49
6,843号、特開昭60−45237号公報等に開示
されている。さらに、水に不溶性の染料の固体分散体を
用いて特定層を染色する方法が、特開昭56−1263
9号公報、同55−155350号公報、同55−15
5351号公報、同63−27838号公報、同63−
197943号公報、欧州特許第15,601号等に開
示されている。
方法が挙げられる。例えば、染料にバラスト基を入れて
耐拡散性にする。また、例えば解離したアニオン染料と
反対の電荷をもつ親水性ポリマーを媒染剤として層に共
存させ、染料分子との相互作用によって染料を特定層中
に局在化させる方法が、米国特許第2,548,564
号、同4,124,386号、同3,625,694号
等に開示させている。また、染料が吸着した金属塩微粒
子を用いて特定層の染色する方法が米国特許第2,71
9,088号、同2,496,841号、同2,49
6,843号、特開昭60−45237号公報等に開示
されている。さらに、水に不溶性の染料の固体分散体を
用いて特定層を染色する方法が、特開昭56−1263
9号公報、同55−155350号公報、同55−15
5351号公報、同63−27838号公報、同63−
197943号公報、欧州特許第15,601号等に開
示されている。
【0093】本発明における固体微粒子分散性の染料と
は、ハレーション防止、イラジエーション防止、セーフ
ライト安全性向上、表裏判別性向上などの目的で、ハロ
ゲン化銀乳剤層及び/又はその他の親水性コロイド層に
含有させるもので、この染料は下記のような条件を満足
することが必要である。 (1) 使用目的に応じた適正な分光吸収を有すること。 (2) 写真化学的に不活性であること。すなわちハロゲン
化銀写真乳剤層の性能に化学的な意味での悪影響、たと
えば感度の低下、潜像退行、またはカブリなどを与えな
いこと。 (3) 写真処理過程において脱色されるか、または処理液
中もしくは水洗水中に溶出して、処理後の写真感光材料
上に有害な着色を残さないこと。 (4) 染着された層から他の層への拡散しないこと。 (5) 溶液中あるいは写真材料中での経時安定性に優れ変
退色しないこと。 これらの条件を満たす染料としては、特開昭56−12
639、同55−155350、同55−15535
1、同63−27838、同63−197943、欧州
特許第15,601、同274,723、同276,5
66、同299,435、世界特許(WO)88/04
794、特願平1−87367、特開平4−14035
等記載の固体分散された染料を用いることができる。
は、ハレーション防止、イラジエーション防止、セーフ
ライト安全性向上、表裏判別性向上などの目的で、ハロ
ゲン化銀乳剤層及び/又はその他の親水性コロイド層に
含有させるもので、この染料は下記のような条件を満足
することが必要である。 (1) 使用目的に応じた適正な分光吸収を有すること。 (2) 写真化学的に不活性であること。すなわちハロゲン
化銀写真乳剤層の性能に化学的な意味での悪影響、たと
えば感度の低下、潜像退行、またはカブリなどを与えな
いこと。 (3) 写真処理過程において脱色されるか、または処理液
中もしくは水洗水中に溶出して、処理後の写真感光材料
上に有害な着色を残さないこと。 (4) 染着された層から他の層への拡散しないこと。 (5) 溶液中あるいは写真材料中での経時安定性に優れ変
退色しないこと。 これらの条件を満たす染料としては、特開昭56−12
639、同55−155350、同55−15535
1、同63−27838、同63−197943、欧州
特許第15,601、同274,723、同276,5
66、同299,435、世界特許(WO)88/04
794、特願平1−87367、特開平4−14035
等記載の固体分散された染料を用いることができる。
【0094】次に本発明に用いられる染料の具体例を挙
げる。
げる。
【0095】
【化42】
【0096】
【化43】
【0097】
【化44】
【0098】
【化45】
【0099】本発明に用いられる染料は国際公開WO8
8/04794号、ヨーロッパ特許公開EP02747
23A1号、同276,566号、同299,435
号、特開昭52−92716号、同55−155350
号、同55−155351号、同61−205934
号、同48−68623号、米国特許2527583
号、同3486897号、同3746539号、同39
33798号、同4130429号、同4040841
号、特願平1−50874号、同1−103751号、
同1−307363号等に記載された方法およびその方
法に準じて容易に合成することができる。本発明におけ
る微結晶分散状とは染料自体の溶解度が不足であるた
め、目的とする着色層中で分子状態で存在することがで
きず、実質的に層中の拡散が不可能なサイズの固体とし
て存在する。調製方法については国際公開(WO)88
/04794、ヨーロッパ特許公開(EP)02765
66A1、特開昭63−197943等に記載されてい
るが、ボールミル粉砕し、界面活性剤とゼラチンにより
安定化するのが一般的である。
8/04794号、ヨーロッパ特許公開EP02747
23A1号、同276,566号、同299,435
号、特開昭52−92716号、同55−155350
号、同55−155351号、同61−205934
号、同48−68623号、米国特許2527583
号、同3486897号、同3746539号、同39
33798号、同4130429号、同4040841
号、特願平1−50874号、同1−103751号、
同1−307363号等に記載された方法およびその方
法に準じて容易に合成することができる。本発明におけ
る微結晶分散状とは染料自体の溶解度が不足であるた
め、目的とする着色層中で分子状態で存在することがで
きず、実質的に層中の拡散が不可能なサイズの固体とし
て存在する。調製方法については国際公開(WO)88
/04794、ヨーロッパ特許公開(EP)02765
66A1、特開昭63−197943等に記載されてい
るが、ボールミル粉砕し、界面活性剤とゼラチンにより
安定化するのが一般的である。
【0100】本発明分散体中の染料は、平均粒径が0.
1μmから0.6μmの範囲にあり、粒子サイズ分布の
変動係数が50%以下の微細な固体として存在する。こ
こで特に好ましくは平均粒径が0.1〜0.5μmの範
囲の染料であり、さらに好ましくは平均粒径0.1〜
0.5μmで変動係数が35%以下の染料分散体であ
る。変動係数は投影面積を円近似したときの直径で表し
た分布において、標準偏差(S)を平均直径(d)で除
した値(S/d)で表される。染料の使用量としては、
5mg/m2〜300mg/m2、特に10mg/m2〜150mg/
m2であることが好ましい。染料の分散固体をフィルター
染料またはアンチハレーション染料として使用するとき
は、効果のある任意の量を使用できるが、光学濃度が
0.05ないし3.5の範囲になるように使用するのが
好ましい。添加時期は塗布される前のいかなる工程でも
良い。
1μmから0.6μmの範囲にあり、粒子サイズ分布の
変動係数が50%以下の微細な固体として存在する。こ
こで特に好ましくは平均粒径が0.1〜0.5μmの範
囲の染料であり、さらに好ましくは平均粒径0.1〜
0.5μmで変動係数が35%以下の染料分散体であ
る。変動係数は投影面積を円近似したときの直径で表し
た分布において、標準偏差(S)を平均直径(d)で除
した値(S/d)で表される。染料の使用量としては、
5mg/m2〜300mg/m2、特に10mg/m2〜150mg/
m2であることが好ましい。染料の分散固体をフィルター
染料またはアンチハレーション染料として使用するとき
は、効果のある任意の量を使用できるが、光学濃度が
0.05ないし3.5の範囲になるように使用するのが
好ましい。添加時期は塗布される前のいかなる工程でも
良い。
【0101】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支
持体上に設けられた上記乳剤層の上に保護層を設けるこ
とが好ましい。また、支持体の裏側(乳剤層を持たない
側)にバック層を有していても良い。上記ハロゲン化銀
写真感光材料が、バック層、支持体、アンチハレーショ
ン層、乳剤層、中間層、紫外線吸収層及び保護層からな
る構成を採っても良い。これらの層に、色素又は染料を
使用する場合、本発明のメチン化合物を使用すること
が、脱色が容易であることから好ましい。
持体上に設けられた上記乳剤層の上に保護層を設けるこ
とが好ましい。また、支持体の裏側(乳剤層を持たない
側)にバック層を有していても良い。上記ハロゲン化銀
写真感光材料が、バック層、支持体、アンチハレーショ
ン層、乳剤層、中間層、紫外線吸収層及び保護層からな
る構成を採っても良い。これらの層に、色素又は染料を
使用する場合、本発明のメチン化合物を使用すること
が、脱色が容易であることから好ましい。
【0102】本発明で用いられるハロゲン化銀写真乳剤
には、保護コロイドとしてゼラチンのほかにフタル化ゼ
ラチンやマロン化ゼラチンのようなアシル化ゼラチン、
ヒドロキシエチルセルロースや、カルボキシメチルセル
ロースのようなセルロース化合物;テキストリンのよう
な可溶性でんぷん;ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ポリアクリルアミドやポリスチレンスルホ
ン酸のような親水性ポリマー;寸度安定化のための可塑
剤;ラテックスポリマーやマット剤を加えることができ
る。完成(finished) 乳剤は、適切な支持体、例えばバ
ライタ紙、レジンコート紙、合成紙、トリアセテートフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
チレンナフタレートフィルム、その他のプラスチックベ
ースまたはガラス板の上に塗布される。
には、保護コロイドとしてゼラチンのほかにフタル化ゼ
ラチンやマロン化ゼラチンのようなアシル化ゼラチン、
ヒドロキシエチルセルロースや、カルボキシメチルセル
ロースのようなセルロース化合物;テキストリンのよう
な可溶性でんぷん;ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ポリアクリルアミドやポリスチレンスルホ
ン酸のような親水性ポリマー;寸度安定化のための可塑
剤;ラテックスポリマーやマット剤を加えることができ
る。完成(finished) 乳剤は、適切な支持体、例えばバ
ライタ紙、レジンコート紙、合成紙、トリアセテートフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
チレンナフタレートフィルム、その他のプラスチックベ
ースまたはガラス板の上に塗布される。
【0103】写真像を得るための露光は通常の方法を用
いて行なえば良い。すなわち、自然光(日光)、タング
ステン電灯、水銀灯、キセノンアーク灯、炭素アーク
灯、キセノンフラッシュ灯、レーザー、LED、CRT
などの公知の多種の光源をいずれでも用いることができ
る。露光時間は通常カメラで用いられる1/1000秒
から1秒の露光時間はもちろん、1/1000秒より短
い露光、例えばキセノン蛍光灯を用いた1〜104 〜1
/108 秒の露光を用いることもできるし、1秒より長
い露光を用いることもできる。必要に応じて色フィルタ
ーで露光にもちいられる光の分光組成を調節することが
できる。露光にレーザー光を用いることもできる。また
電子線、X線、γ線、α線などによって励起された蛍光
体から放出する光によって露光されてもよい。
いて行なえば良い。すなわち、自然光(日光)、タング
ステン電灯、水銀灯、キセノンアーク灯、炭素アーク
灯、キセノンフラッシュ灯、レーザー、LED、CRT
などの公知の多種の光源をいずれでも用いることができ
る。露光時間は通常カメラで用いられる1/1000秒
から1秒の露光時間はもちろん、1/1000秒より短
い露光、例えばキセノン蛍光灯を用いた1〜104 〜1
/108 秒の露光を用いることもできるし、1秒より長
い露光を用いることもできる。必要に応じて色フィルタ
ーで露光にもちいられる光の分光組成を調節することが
できる。露光にレーザー光を用いることもできる。また
電子線、X線、γ線、α線などによって励起された蛍光
体から放出する光によって露光されてもよい。
【0104】本発明の分光増感色素(前記一般式(I)
及び(II)で表わされるメチン化合物)は、種々のカラ
ー及び白黒感光材料用のハロゲン化銀写真乳剤の増感に
用いられる。用いられる乳剤は、例えば、カラーポジ用
乳剤、カラーペーパー用乳剤、カラーネガ用乳剤、カラ
ー反転用乳剤(カプラーを含む場合もあり、含まない場
合もある)、製版用写真感光材料(例えばリスフィルム
など)用乳剤、陰極線管ディスプレイ用感光材料に用い
られる乳剤、銀塩拡散転写プロセスの用いられる乳剤、
カラー拡散転写プロセスに用いられる乳剤、ダイ・トラ
ンスファー・プロセス(Imbitio transfer process)
(米国特許第2,882,156号などに記載されてい
る。)に用いられる乳剤、銀色素漂白法に用いられる乳
剤、プリントアウト像を記録する材料(例えば米国特許
第2,369,449号などに記載されている)に用い
られる乳剤、光現像型焼出し(Direct Print Image) 感
光材料(例えば、米国特許第3,033,682号など
に記載されている)に用いられる乳剤、熱現像用カラー
感光材料に用いられる乳剤等である。
及び(II)で表わされるメチン化合物)は、種々のカラ
ー及び白黒感光材料用のハロゲン化銀写真乳剤の増感に
用いられる。用いられる乳剤は、例えば、カラーポジ用
乳剤、カラーペーパー用乳剤、カラーネガ用乳剤、カラ
ー反転用乳剤(カプラーを含む場合もあり、含まない場
合もある)、製版用写真感光材料(例えばリスフィルム
など)用乳剤、陰極線管ディスプレイ用感光材料に用い
られる乳剤、銀塩拡散転写プロセスの用いられる乳剤、
カラー拡散転写プロセスに用いられる乳剤、ダイ・トラ
ンスファー・プロセス(Imbitio transfer process)
(米国特許第2,882,156号などに記載されてい
る。)に用いられる乳剤、銀色素漂白法に用いられる乳
剤、プリントアウト像を記録する材料(例えば米国特許
第2,369,449号などに記載されている)に用い
られる乳剤、光現像型焼出し(Direct Print Image) 感
光材料(例えば、米国特許第3,033,682号など
に記載されている)に用いられる乳剤、熱現像用カラー
感光材料に用いられる乳剤等である。
【0105】本発明の感光材料の写真処理には、例え
ば、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disclos
ure)176号第28〜30頁(RD−17643)に記
載されているような公知の方法を利用することができ、
その処理液には公知のものを用いることができる。ま
た、処理温度は通常、18℃から50℃の間に設定され
るが、18℃より低い温度または50℃を超える温度と
してもよい。目的に応じて、銀画像を形成する現像処理
(黒白写真処理)、或いは、色素像を形成すべき現像処
理から成るカラー写真処理のいずれをも適用することが
できる。
ば、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disclos
ure)176号第28〜30頁(RD−17643)に記
載されているような公知の方法を利用することができ、
その処理液には公知のものを用いることができる。ま
た、処理温度は通常、18℃から50℃の間に設定され
るが、18℃より低い温度または50℃を超える温度と
してもよい。目的に応じて、銀画像を形成する現像処理
(黒白写真処理)、或いは、色素像を形成すべき現像処
理から成るカラー写真処理のいずれをも適用することが
できる。
【0106】黒白現像液には、ジヒドロキシベンゼン類
(例えばハイドロキノン)、3−ピラゾリドン類(例え
ば1−フェニル−3−ピラゾリドン)、アミノフェノー
ル類(例えばN−メチル−p−アミノフェノール)等の
公知の現像主薬を単独或は組み合わせて用いることがで
きる。
(例えばハイドロキノン)、3−ピラゾリドン類(例え
ば1−フェニル−3−ピラゾリドン)、アミノフェノー
ル類(例えばN−メチル−p−アミノフェノール)等の
公知の現像主薬を単独或は組み合わせて用いることがで
きる。
【0107】本発明で用いるに特に好ましい現像液は一
般式(5)で表わされる化合物を現像主薬とに含み、実
質的にジヒドロキシベンゼン類を含まない現像液であ
る。一般式(5)の化合物について詳しく説明する。一
般式(5)において、R1 、R2 はそれぞれヒドロキシ
基、アミノ基(置換基としては炭素数1〜10のアルキ
ル基、例えばメチル基、エチル基、n−ブチル基、ヒド
ロキシエチル基などを置換基として有するものを含
む。)、アシルアミノ基(アセチルアミノ基、ベンゾイ
ルアミノ基など)、アルキルスルホニルアミノ基(メタ
ンスルホニルアミノ基など)、アリールスルホニルアミ
ノ基(ベンゼンスルホニルアミノ基、p−トルエンスル
ホニルアミノ基など)、アルコキシカルボニルアミノ基
(メトキシカルボニルアミノ基など)、メルカプト基、
アルキルチオ基(メチルチオ基、エチルチオ基など)を
表す。R1 、R2 として好ましい例として、ヒドロキシ
基、アミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アリール
スルホニルアミノ基を挙げることができる。
般式(5)で表わされる化合物を現像主薬とに含み、実
質的にジヒドロキシベンゼン類を含まない現像液であ
る。一般式(5)の化合物について詳しく説明する。一
般式(5)において、R1 、R2 はそれぞれヒドロキシ
基、アミノ基(置換基としては炭素数1〜10のアルキ
ル基、例えばメチル基、エチル基、n−ブチル基、ヒド
ロキシエチル基などを置換基として有するものを含
む。)、アシルアミノ基(アセチルアミノ基、ベンゾイ
ルアミノ基など)、アルキルスルホニルアミノ基(メタ
ンスルホニルアミノ基など)、アリールスルホニルアミ
ノ基(ベンゼンスルホニルアミノ基、p−トルエンスル
ホニルアミノ基など)、アルコキシカルボニルアミノ基
(メトキシカルボニルアミノ基など)、メルカプト基、
アルキルチオ基(メチルチオ基、エチルチオ基など)を
表す。R1 、R2 として好ましい例として、ヒドロキシ
基、アミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アリール
スルホニルアミノ基を挙げることができる。
【0108】Xは炭素原子あるいは酸素原子あるいは窒
素原子から構成され、R1 、R2 が置換している二つの
ビニル炭素とカルボニル炭素と共同でXは5〜8員環を
構成する。Xの具体例として、−O−、−C(R3)(R
4)−、−C(R5)=、−C(=O)−、−N(R6)−、
−N=、を組み合わせて構成される。ただしR3 、
R4 、R5 、R6 は水素原子、炭素数1〜10の置換し
てもよいアルキル基(置換基としてヒドロキシ基、カル
ボキシ基、スルホ基を挙げることができる)、炭素数6
〜15の置換してもよいアリール基(置換基としてアル
キル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、
スルホ基を挙げることができる)、ヒドロキシ基、カル
ボキシ基を表す。更にこの5〜6員環には飽和あるいは
不飽和の縮合環を形成してもよい。
素原子から構成され、R1 、R2 が置換している二つの
ビニル炭素とカルボニル炭素と共同でXは5〜8員環を
構成する。Xの具体例として、−O−、−C(R3)(R
4)−、−C(R5)=、−C(=O)−、−N(R6)−、
−N=、を組み合わせて構成される。ただしR3 、
R4 、R5 、R6 は水素原子、炭素数1〜10の置換し
てもよいアルキル基(置換基としてヒドロキシ基、カル
ボキシ基、スルホ基を挙げることができる)、炭素数6
〜15の置換してもよいアリール基(置換基としてアル
キル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、
スルホ基を挙げることができる)、ヒドロキシ基、カル
ボキシ基を表す。更にこの5〜6員環には飽和あるいは
不飽和の縮合環を形成してもよい。
【0109】この5〜8員環の例として、ジヒドロフラ
ノン環、ジヒドロピロン環、ピラノン環、シクロペンテ
ノン環、シクロヘキセノン環、ピロリノン環、ピラゾリ
ノン環、ピリドン環、アザシクロヘキセノン環、ウラシ
ル環などが挙げられ、好ましい5〜6員環の例として、
ジヒドロフラノン環、シクロペンテノン環、シクロヘキ
セノン環、ピラゾリノン環、アザシクロヘキセノン環、
ウラシル環を挙げることができる。
ノン環、ジヒドロピロン環、ピラノン環、シクロペンテ
ノン環、シクロヘキセノン環、ピロリノン環、ピラゾリ
ノン環、ピリドン環、アザシクロヘキセノン環、ウラシ
ル環などが挙げられ、好ましい5〜6員環の例として、
ジヒドロフラノン環、シクロペンテノン環、シクロヘキ
セノン環、ピラゾリノン環、アザシクロヘキセノン環、
ウラシル環を挙げることができる。
【0110】Yは=O、または=N−R3 で構成される
基である。。ここでR3 は水素原子、ヒドロキシル基、
アルキル基(例えばメチル基、エチル基)、アシル基
(例えばアセチル)、ヒドロキシアルキル基(例えばヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシエチル)、スルホアルキル
基(例えばスルホメチル、スルホエチル)、カルボキシ
アルキル基(例えばカルボキシメチル、カルボキシエチ
ル)を表わす。以下に一般式(5)の化合物の具体例を
示すが本発明はこれに限定されるものではない。
基である。。ここでR3 は水素原子、ヒドロキシル基、
アルキル基(例えばメチル基、エチル基)、アシル基
(例えばアセチル)、ヒドロキシアルキル基(例えばヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシエチル)、スルホアルキル
基(例えばスルホメチル、スルホエチル)、カルボキシ
アルキル基(例えばカルボキシメチル、カルボキシエチ
ル)を表わす。以下に一般式(5)の化合物の具体例を
示すが本発明はこれに限定されるものではない。
【0111】
【化46】
【0112】
【化47】
【0113】
【化48】
【0114】
【化49】
【0115】
【化50】
【0116】
【化51】
【0117】この中で、好ましいのは、アスコルビン酸
あるいはエリソルビル酸(立体光学異性体)である。一
般式(5)の化合物の使用量の一般的な範囲としては、
現像液1リットル当り、5×10-3モル〜1モル、特に
好ましくは10-2モル〜0.5モルである。
あるいはエリソルビル酸(立体光学異性体)である。一
般式(5)の化合物の使用量の一般的な範囲としては、
現像液1リットル当り、5×10-3モル〜1モル、特に
好ましくは10-2モル〜0.5モルである。
【0118】補助現像主薬としての、1−フェニル−3
−ピラゾリドン又はその誘導体の例としては1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4
−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル
−4,4−ジヒドロキシルメチル−3−ピラゾリドン、
1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−p
−アミノフェニル−4,4ジメチル−3−ピラゾリド
ン、1−p−トリル−4−メチル−4−ヒドロキシメチ
ル−3−ピラゾリドンなどがある。p−アミノフェノー
ル系補助現像主薬としては、N−メチルーp−アミノフ
ェノール、p−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキ
シエチル)−p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロ
キシフェニル)グリシン、2−メチル−p−アミノフェ
ノ−ル、p−ベンジルアミノフェノール等があるが、な
かでもN−メチル−p−アミノフェノールが好ましい。
本発明の一般式(5)で表される化合物と1−フェニル
−3−ピラゾリドン類又はp−アミノフェノール類との
組合せを用いる場合には、後者を通常10-3モル/リッ
トル〜0.1モル/リットル、より好ましくは10-3モ
ル/リットル〜0.06モル/リットルの量で用いるの
が好ましい。
−ピラゾリドン又はその誘導体の例としては1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4
−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル
−4,4−ジヒドロキシルメチル−3−ピラゾリドン、
1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−p
−アミノフェニル−4,4ジメチル−3−ピラゾリド
ン、1−p−トリル−4−メチル−4−ヒドロキシメチ
ル−3−ピラゾリドンなどがある。p−アミノフェノー
ル系補助現像主薬としては、N−メチルーp−アミノフ
ェノール、p−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキ
シエチル)−p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロ
キシフェニル)グリシン、2−メチル−p−アミノフェ
ノ−ル、p−ベンジルアミノフェノール等があるが、な
かでもN−メチル−p−アミノフェノールが好ましい。
本発明の一般式(5)で表される化合物と1−フェニル
−3−ピラゾリドン類又はp−アミノフェノール類との
組合せを用いる場合には、後者を通常10-3モル/リッ
トル〜0.1モル/リットル、より好ましくは10-3モ
ル/リットル〜0.06モル/リットルの量で用いるの
が好ましい。
【0119】本発明において、実質的にジヒドロキシベ
ンゼン類は含まないとは、ジヒドロキシベンゼン類の現
像液中での濃度が一般式(5) の化合物や上記の補助現
像主薬の量に比して取るに足らないこと(例えば5×1
0-2モル/リットル以下であること)を意味する。本発
明の現像液は、好ましくはジヒドロキシベンゼン類を全
く含まないものである。
ンゼン類は含まないとは、ジヒドロキシベンゼン類の現
像液中での濃度が一般式(5) の化合物や上記の補助現
像主薬の量に比して取るに足らないこと(例えば5×1
0-2モル/リットル以下であること)を意味する。本発
明の現像液は、好ましくはジヒドロキシベンゼン類を全
く含まないものである。
【0120】本発明の現像液には、保恒剤として亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、重亜硫
酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒ
ド重亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩を添加してもよい。
亜硫酸塩は0.01モル/リットル以上で用いられる。
多量に用いるとハロゲン化銀乳剤粒子を溶解して、銀汚
れの原因となる。また、COD(化学的酸素要求量)を
高める原因ともなるため、添加量は必要最小限にすべき
である。
ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、重亜硫
酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒ
ド重亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩を添加してもよい。
亜硫酸塩は0.01モル/リットル以上で用いられる。
多量に用いるとハロゲン化銀乳剤粒子を溶解して、銀汚
れの原因となる。また、COD(化学的酸素要求量)を
高める原因ともなるため、添加量は必要最小限にすべき
である。
【0121】本発明の現像処理に用いる現像液のpHは
9.0〜12.0までの範囲が好ましい。さらに好まし
くは9.5〜12までの範囲である。pHの設定のため
に用いるアルカリ剤には炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
の他に水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどがある。
なお本発明の現像液では炭酸イオンは保恒剤としても機
能する。炭素イオンをこの目的で使用する場合、0.5
モル/リットル以上の量で用いることが好ましい。本発
明の現像液には、特開昭60−93433号に記載の糖
類(例えばサッカロ−ス)、オキシム類(例えばアセト
キシム)、フェノール類(例えば5−スルホサリチル
酸)、ケイ酸塩、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カ
リウムの如きpH緩衝剤を用いることができる。緩衝剤
の濃度は0.3モル/リットル以上が好ましい。ホウ
酸、メタホウ酸ナトリウムのようなホウ素化合物は、一
般式(I)で表される本発明の化合物と反応して不活化
させる恐れがあり好ましくない。
9.0〜12.0までの範囲が好ましい。さらに好まし
くは9.5〜12までの範囲である。pHの設定のため
に用いるアルカリ剤には炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
の他に水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどがある。
なお本発明の現像液では炭酸イオンは保恒剤としても機
能する。炭素イオンをこの目的で使用する場合、0.5
モル/リットル以上の量で用いることが好ましい。本発
明の現像液には、特開昭60−93433号に記載の糖
類(例えばサッカロ−ス)、オキシム類(例えばアセト
キシム)、フェノール類(例えば5−スルホサリチル
酸)、ケイ酸塩、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カ
リウムの如きpH緩衝剤を用いることができる。緩衝剤
の濃度は0.3モル/リットル以上が好ましい。ホウ
酸、メタホウ酸ナトリウムのようなホウ素化合物は、一
般式(I)で表される本発明の化合物と反応して不活化
させる恐れがあり好ましくない。
【0122】臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑
制剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ジメチルホルムアミド、メチル
セロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタ
ノールの如き有機溶剤、5−ニトロインダゾールなどの
インダゾール系化合物、2−メルカプトベンツイミダゾ
ール−5−スルホン酸ナトリウムなどのベンツイミダゾ
−ル系化合物、、5−メチルベンツトリアゾールなどの
ベンツトリアゾール系化合物等のカブリ防止剤を含んで
もよく、Research Disclosure 第 176巻、No.17643、第
XXI項(12月号、1978年) に記載された現像促進剤を
含んでもよい。また米国特許4,269,929号、特
開昭61−267759号及び特願平1−29418号
に記載されているアミン化合物を含有してもよい。更に
必要に応じて色調剤、界面活性剤、硬膜剤などを含んで
もよい。本発明の現像液には、ヨ−ロッパ特許公開13
6582号、英国特許第958678号、米国特許第3
232761号、特開昭56−106244号に記載の
アルカノ−ルアミンなどのアミノ化合物を現像促進、コ
ントラスト上昇などの目的で用いることができる。
制剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ジメチルホルムアミド、メチル
セロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタ
ノールの如き有機溶剤、5−ニトロインダゾールなどの
インダゾール系化合物、2−メルカプトベンツイミダゾ
ール−5−スルホン酸ナトリウムなどのベンツイミダゾ
−ル系化合物、、5−メチルベンツトリアゾールなどの
ベンツトリアゾール系化合物等のカブリ防止剤を含んで
もよく、Research Disclosure 第 176巻、No.17643、第
XXI項(12月号、1978年) に記載された現像促進剤を
含んでもよい。また米国特許4,269,929号、特
開昭61−267759号及び特願平1−29418号
に記載されているアミン化合物を含有してもよい。更に
必要に応じて色調剤、界面活性剤、硬膜剤などを含んで
もよい。本発明の現像液には、ヨ−ロッパ特許公開13
6582号、英国特許第958678号、米国特許第3
232761号、特開昭56−106244号に記載の
アルカノ−ルアミンなどのアミノ化合物を現像促進、コ
ントラスト上昇などの目的で用いることができる。
【0123】本発明に用いる定着液はチオ硫酸塩を含む
水溶液であり、pH3.8以上、好ましくは4.2〜
7.0を有する。定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、
チオ硫酸アンモニウムなどがあるが、定着速度の点から
チオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量
は適宜変えることができ、一般には約0.1〜約6モル
/リットルある。定着液には硬膜剤として作用する水溶
性アルミニウム塩を含んでもよく、それらには、例えば
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなど
がある。定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン酸あ
るいはそれらの誘導体を単独であるいは2種以上用いる
ことができる。これらの化合物は定着液1リットルにつ
き0.005モル/リットル以上含むものが有効で、特
に0.01モル/リットル〜0.03モル/リットルが
特に有効である。定着液には所望により保恒剤(例え
ば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢
酸、ホウ酸)pH調整剤(例えば、硫酸、アンモニ
ア)、硬水軟化能のあるキレート剤、界面活性剤、湿潤
剤、定着促進剤、特開昭62−78551号記載の化合
物を含むことができる。定着促進剤としては、例えば特
開昭45−35754号、同58−122535号、同
58−122536号公報記載のチオ尿素誘導体、分子
内に3重結合を持つアルコ−ル、米国特許第41264
59号記載のチオエ−テル化合物などが挙げられ、また
特開昭2−44355号記載の化合物を用いてもよい。
また、色素溶出促進剤として、特開昭64−4739号
記載の化合物を用いることができる。
水溶液であり、pH3.8以上、好ましくは4.2〜
7.0を有する。定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、
チオ硫酸アンモニウムなどがあるが、定着速度の点から
チオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量
は適宜変えることができ、一般には約0.1〜約6モル
/リットルある。定着液には硬膜剤として作用する水溶
性アルミニウム塩を含んでもよく、それらには、例えば
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなど
がある。定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン酸あ
るいはそれらの誘導体を単独であるいは2種以上用いる
ことができる。これらの化合物は定着液1リットルにつ
き0.005モル/リットル以上含むものが有効で、特
に0.01モル/リットル〜0.03モル/リットルが
特に有効である。定着液には所望により保恒剤(例え
ば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢
酸、ホウ酸)pH調整剤(例えば、硫酸、アンモニ
ア)、硬水軟化能のあるキレート剤、界面活性剤、湿潤
剤、定着促進剤、特開昭62−78551号記載の化合
物を含むことができる。定着促進剤としては、例えば特
開昭45−35754号、同58−122535号、同
58−122536号公報記載のチオ尿素誘導体、分子
内に3重結合を持つアルコ−ル、米国特許第41264
59号記載のチオエ−テル化合物などが挙げられ、また
特開昭2−44355号記載の化合物を用いてもよい。
また、色素溶出促進剤として、特開昭64−4739号
記載の化合物を用いることができる。
【0124】本発明における現像処理方法では、現像、
定着工程の後、水洗水または安定化液で処理され、次い
で乾燥される。ハロゲン化銀感光材料1m2 当たり、3
リットル以下の補充量(ゼロ、すなわちため水水洗も含
む)の水洗水または安定化液で処理することもできる。
すなわち節水処理が可能となるのみならず、自現機設置
の配管を不要とすることができる。水洗水の補充量を少
なくする方法として、古くより多段向流方式(例えば2
段、3段など)が知られている。この多段向流方式を本
発明に適用すれば定着後の感光材料は徐々に清浄な方
向、つまり定着液で汚れていない処理液の方に順次接触
して処理されていくので、さらに効率のよい水洗がなさ
れる。水洗を小量の水で行う場合には、特開昭63−1
8350号、同62−287252号などに記載のスク
イズローラー、クロスオーバーローラーの洗浄槽を設け
ることが好ましい。また、小量水洗時に問題となる公害
負荷の軽減のために種々の酸化剤添加やフィルタ−濾過
を組み合わせてもよい。上記の節水処理または無配管処
理には、水洗水または安定化液に防ばい手段を施すこと
が好ましい。
定着工程の後、水洗水または安定化液で処理され、次い
で乾燥される。ハロゲン化銀感光材料1m2 当たり、3
リットル以下の補充量(ゼロ、すなわちため水水洗も含
む)の水洗水または安定化液で処理することもできる。
すなわち節水処理が可能となるのみならず、自現機設置
の配管を不要とすることができる。水洗水の補充量を少
なくする方法として、古くより多段向流方式(例えば2
段、3段など)が知られている。この多段向流方式を本
発明に適用すれば定着後の感光材料は徐々に清浄な方
向、つまり定着液で汚れていない処理液の方に順次接触
して処理されていくので、さらに効率のよい水洗がなさ
れる。水洗を小量の水で行う場合には、特開昭63−1
8350号、同62−287252号などに記載のスク
イズローラー、クロスオーバーローラーの洗浄槽を設け
ることが好ましい。また、小量水洗時に問題となる公害
負荷の軽減のために種々の酸化剤添加やフィルタ−濾過
を組み合わせてもよい。上記の節水処理または無配管処
理には、水洗水または安定化液に防ばい手段を施すこと
が好ましい。
【0125】防ばい手段としては、特開昭60−263
939号に記された紫外線照射法、同60−26394
0号に記された磁場を用いる方法、同61−13163
2号に記されたイオン交換樹脂を用いて純水にする方
法、特開昭62−115154号、同62−15395
2号、同62−220951号、同62−209532
号に記載の防菌剤を用いる方法を用いることができる。
さらには、L.F.West,"Water Quality Criteria" Photo.
Sci. & Eng.,Vol.9 No.6(1965) 、M.W.Reach,"Microbi
ological Growths in Motion- picture Processing",SM
PTE Jounal Vol.85(1976) 、R.O.Deegan,"Photo Proces
sing Wash Water Biocides",J. Imaging Tech.,Vol.10,
No.6(1984)、および特開昭57−8542号、同57−
56143号、同58−105145号、同57−13
2146号、同58−18631号、同57−9753
0号、同57−157244号などに記載されている防
菌剤、防ばい剤、界面活性剤などを併用することもでき
る。さらに、水洗浴または安定化浴には、R.T.Kreiman
著、J. Imaging Tech.,10(6)242 頁(1984)に記載された
イソチアゾリジン系化合物、Research Disclosure第2
05巻、No.20526(1981,No.4) に記載された化合物など
を防菌剤(Microbiocide)として併用することもできる。
その他、「防菌防黴の化学」堀口博著、三共出版(昭和
57)、「防菌防黴技術ハンドブック」日本防菌防黴学
会・博報堂(昭和61)に記載されているような化合物
を含んでもよい。
939号に記された紫外線照射法、同60−26394
0号に記された磁場を用いる方法、同61−13163
2号に記されたイオン交換樹脂を用いて純水にする方
法、特開昭62−115154号、同62−15395
2号、同62−220951号、同62−209532
号に記載の防菌剤を用いる方法を用いることができる。
さらには、L.F.West,"Water Quality Criteria" Photo.
Sci. & Eng.,Vol.9 No.6(1965) 、M.W.Reach,"Microbi
ological Growths in Motion- picture Processing",SM
PTE Jounal Vol.85(1976) 、R.O.Deegan,"Photo Proces
sing Wash Water Biocides",J. Imaging Tech.,Vol.10,
No.6(1984)、および特開昭57−8542号、同57−
56143号、同58−105145号、同57−13
2146号、同58−18631号、同57−9753
0号、同57−157244号などに記載されている防
菌剤、防ばい剤、界面活性剤などを併用することもでき
る。さらに、水洗浴または安定化浴には、R.T.Kreiman
著、J. Imaging Tech.,10(6)242 頁(1984)に記載された
イソチアゾリジン系化合物、Research Disclosure第2
05巻、No.20526(1981,No.4) に記載された化合物など
を防菌剤(Microbiocide)として併用することもできる。
その他、「防菌防黴の化学」堀口博著、三共出版(昭和
57)、「防菌防黴技術ハンドブック」日本防菌防黴学
会・博報堂(昭和61)に記載されているような化合物
を含んでもよい。
【0126】本発明の方法において少量の水洗水で水洗
するときには特開昭63−143548号のような水洗
工程の構成をとることも好ましい。さらに、本発明の方
法で水洗または安定化浴に防黴手段を施した水を処理に
応じて補充することによって生ずる水洗または安定化浴
からのオーバーフローの一部または全部は特開昭60−
235133号に記載されているようにその前の処理工
程である定着能を有する処理液に利用することもでき
る。本発明における現像処理では、現像時間が5秒〜3
分、好ましくは8秒から2分、その現像温度は18℃〜
50℃が好ましく、24℃〜40℃がより好ましい。
するときには特開昭63−143548号のような水洗
工程の構成をとることも好ましい。さらに、本発明の方
法で水洗または安定化浴に防黴手段を施した水を処理に
応じて補充することによって生ずる水洗または安定化浴
からのオーバーフローの一部または全部は特開昭60−
235133号に記載されているようにその前の処理工
程である定着能を有する処理液に利用することもでき
る。本発明における現像処理では、現像時間が5秒〜3
分、好ましくは8秒から2分、その現像温度は18℃〜
50℃が好ましく、24℃〜40℃がより好ましい。
【0127】定着温度および時間は約18℃〜約50℃
で5秒から3分が好ましく、24℃〜40℃で6秒〜2
分がより好ましい。この範囲内で十分な定着が出来、残
色が生じない程度に増感色素を溶出させることができる
水洗(または安定化)における温度および時間は5〜5
0℃、6秒〜3分が好ましく、15〜40℃、8秒〜2
分がより好ましい。現像、定着および水洗(または安定
化)された感光材料は水洗水をしぼり切る、すなわちス
クイズローラーを経て乾燥される。乾燥は約40℃〜1
00℃で行われ、乾燥時間は周囲の状況によって適宜変
えられるが、通常は約4秒〜3分でよく、特に好ましく
は40℃〜80℃で約5秒〜1分である。Dry to
Dryで100秒以下の現像処理をするときには、迅
速処理特有の現像ムラを防止するために特開昭63−1
51943号に記載されているようなゴム材質のローラ
ーを現像タンク出口のローラーに適用することや、特開
昭63−151944号に記載されているように現像タ
ンク内の現像液攪拌のための吐出流速を10m/分以上
にすることや、さらには、特開昭63−264758号
に記載されているように、少なくとも現像処理中は待機
中より強い攪拌をすることがより好ましい。さらに迅速
処理のためには、とくに定着タンクのローラーの構成
は、定着速度を速めるために、対向ローラーであること
がより好ましい。対向ローラーで構成することによっ
て、ローラーの本数を少なくでき、処理タンクを小さく
できる。すなわち自現機をよりコンパクトにすることが
可能となる。
で5秒から3分が好ましく、24℃〜40℃で6秒〜2
分がより好ましい。この範囲内で十分な定着が出来、残
色が生じない程度に増感色素を溶出させることができる
水洗(または安定化)における温度および時間は5〜5
0℃、6秒〜3分が好ましく、15〜40℃、8秒〜2
分がより好ましい。現像、定着および水洗(または安定
化)された感光材料は水洗水をしぼり切る、すなわちス
クイズローラーを経て乾燥される。乾燥は約40℃〜1
00℃で行われ、乾燥時間は周囲の状況によって適宜変
えられるが、通常は約4秒〜3分でよく、特に好ましく
は40℃〜80℃で約5秒〜1分である。Dry to
Dryで100秒以下の現像処理をするときには、迅
速処理特有の現像ムラを防止するために特開昭63−1
51943号に記載されているようなゴム材質のローラ
ーを現像タンク出口のローラーに適用することや、特開
昭63−151944号に記載されているように現像タ
ンク内の現像液攪拌のための吐出流速を10m/分以上
にすることや、さらには、特開昭63−264758号
に記載されているように、少なくとも現像処理中は待機
中より強い攪拌をすることがより好ましい。さらに迅速
処理のためには、とくに定着タンクのローラーの構成
は、定着速度を速めるために、対向ローラーであること
がより好ましい。対向ローラーで構成することによっ
て、ローラーの本数を少なくでき、処理タンクを小さく
できる。すなわち自現機をよりコンパクトにすることが
可能となる。
【0128】カラー現像液は、一般に、発色現像主薬を
含むアルカリ性水溶液からなる。発色現像主薬は公知の
一級芳香族アミン現像剤、例えばフェニレンジアミン類
(例えば4−アミノ−N−ジエチルアニリン、3−メチ
ル−4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、4−アミ
ノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、
3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロ
キシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エ
チル−N−β−メタンスルホアミドエチルアニリン、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−β−メトキシエチ
ルアニリンなど)を用いることができる。
含むアルカリ性水溶液からなる。発色現像主薬は公知の
一級芳香族アミン現像剤、例えばフェニレンジアミン類
(例えば4−アミノ−N−ジエチルアニリン、3−メチ
ル−4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、4−アミ
ノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、
3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロ
キシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エ
チル−N−β−メタンスルホアミドエチルアニリン、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−β−メトキシエチ
ルアニリンなど)を用いることができる。
【0129】この他L・F・A・メソン著「フォトグラ
フィック・プロセシン・ケミストリー」、フォーカル・
プレス刊(1966年)の226〜229頁、米国特許
第2,193,015号、同2,592,364号、特
開昭48−64933号公報などに記載のものを用いて
もよい。現像液はその他、アルカリ金属の亜硫酸塩、炭
酸塩、ホウ酸塩、及びリン酸塩の如きpH緩衝剤、臭化
物、及び有機カブリ防止剤の如き現像抑制剤ないし、カ
ブリ防止剤などを含むことができる。又必要に応じて、
硬水軟化剤、ヒドロキシルアミンの如き保恒剤、ベンジ
ルアルコール、ジエチレングリコールの如き有機溶剤、
ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、アミン
類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラ
ー、ナトリウムポロンハイドライドの如きかぶらせ剤、
1−フェニル−3−ピラゾリドンの如き補助現像薬、粘
性付与剤、米国特許第4,083,723号に記載のポ
リカルボン酸系キレート剤、西独公開(OLS)2,6
22,950号に記載の酸化防止剤などを含んでもよ
い。
フィック・プロセシン・ケミストリー」、フォーカル・
プレス刊(1966年)の226〜229頁、米国特許
第2,193,015号、同2,592,364号、特
開昭48−64933号公報などに記載のものを用いて
もよい。現像液はその他、アルカリ金属の亜硫酸塩、炭
酸塩、ホウ酸塩、及びリン酸塩の如きpH緩衝剤、臭化
物、及び有機カブリ防止剤の如き現像抑制剤ないし、カ
ブリ防止剤などを含むことができる。又必要に応じて、
硬水軟化剤、ヒドロキシルアミンの如き保恒剤、ベンジ
ルアルコール、ジエチレングリコールの如き有機溶剤、
ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、アミン
類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラ
ー、ナトリウムポロンハイドライドの如きかぶらせ剤、
1−フェニル−3−ピラゾリドンの如き補助現像薬、粘
性付与剤、米国特許第4,083,723号に記載のポ
リカルボン酸系キレート剤、西独公開(OLS)2,6
22,950号に記載の酸化防止剤などを含んでもよ
い。
【0130】カラー写真処理を施した場合、発色現像後
の写真感光材料は通常漂白処理される。漂白処理は、定
着処理と同時に行なわれてもよいし、個別に行なわれて
も良い。漂白剤としては、例えば(III)、コバルト(II
I)、クロム(VI)、銅(II)などの多価金属の化合物、
過酸類、キノン類、ニトロソ化合物等が用いられる。例
えば、フェリシアン化物、重クロム酸塩、鉄(III)また
はコバルト(III)の有機錯塩、例えばエチレンジアミン
四酢塩、ニトリロトリ酢酸、1,3−ジアミノ−2−プ
ロパノール四酢酸などのアミノポリカルボン酸類あるい
はクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸の錯塩;過
硫酸塩、過マンガン酸塩;ニトロフォフェノールなどを
用いることができる。これらのうちフェリシアン化カ
リ、エチレンジアミン四錯塩鉄(III)ナトリウム及びエ
チレンジアミン四錯塩鉄(III)アンモニウムは特に有用
である。エチレンジアミン四錯塩鉄(III)錯塩は独立の
漂白液においても、一浴漂白定着液においても有用であ
る。漂白又は漂白定着液には、米国特許第3,042,
520号、同3,241,966号、特公昭45−85
06号公報、同45−8836号公報などに記載の漂白
促進剤、特開昭53−65732号公報に記載のチオー
ル化合物の他、種々の添加剤を加えることもできる。
又、漂白又は漂白・定着処理後は水洗処理してもよく、
安定化浴処理するのみでもよい。本発明の感光材料に用
いられる各種添加剤、現像処理方法等に関しては、特に
制限は無く、例えば下記箇所に記載されたものを好まし
く用いることができる。 項 目 該 当 箇 所 1)ハロゲン化銀乳剤と 特開平2−97937号公報第20頁右下欄12行 その製法 目から同第21頁左下欄14行目、特開平2−12 236号公報第7頁右上欄19行目から同第8頁左 下欄12行目、および特願平3−189532号に 記載のセレン増感法。 2)分光増感色素 特開平2−55349号公報第7頁左上欄8行目か (併用してよい) ら同第8頁右下欄8行目、同2−39042号公報 第7頁右下欄8行目から第13頁右下欄5行目。 特開平2−12236号公報第8頁左下欄13行目 から同右下欄4行目、同2−103536号公報第 16頁右下欄3行目から同第17頁左下欄20行目 、さらに特開平1−112235号、同2−124 560号、同3−7928号、特願平3−1895 32号及び同3−411064号に記載の分光増感 色素。 3)ヒドラジン造核剤 特開平2−12236号公報第2頁右上欄19行目 から同第7頁右上欄3行目の記載、同3−1741 43号公報第20頁右下欄1行目から同第27頁右 上欄20行目の一般式(II)及び化合物例II−1な いしII−54。 4)造核促進剤 特開平2−103536号公報第9頁右上欄13行 目から同第16頁左上欄10行目の一般式(II−m )ないし(II−p)及び化合物例II−1ないしII− 22、特開平1−179939号公報に記載の化合 物。
の写真感光材料は通常漂白処理される。漂白処理は、定
着処理と同時に行なわれてもよいし、個別に行なわれて
も良い。漂白剤としては、例えば(III)、コバルト(II
I)、クロム(VI)、銅(II)などの多価金属の化合物、
過酸類、キノン類、ニトロソ化合物等が用いられる。例
えば、フェリシアン化物、重クロム酸塩、鉄(III)また
はコバルト(III)の有機錯塩、例えばエチレンジアミン
四酢塩、ニトリロトリ酢酸、1,3−ジアミノ−2−プ
ロパノール四酢酸などのアミノポリカルボン酸類あるい
はクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸の錯塩;過
硫酸塩、過マンガン酸塩;ニトロフォフェノールなどを
用いることができる。これらのうちフェリシアン化カ
リ、エチレンジアミン四錯塩鉄(III)ナトリウム及びエ
チレンジアミン四錯塩鉄(III)アンモニウムは特に有用
である。エチレンジアミン四錯塩鉄(III)錯塩は独立の
漂白液においても、一浴漂白定着液においても有用であ
る。漂白又は漂白定着液には、米国特許第3,042,
520号、同3,241,966号、特公昭45−85
06号公報、同45−8836号公報などに記載の漂白
促進剤、特開昭53−65732号公報に記載のチオー
ル化合物の他、種々の添加剤を加えることもできる。
又、漂白又は漂白・定着処理後は水洗処理してもよく、
安定化浴処理するのみでもよい。本発明の感光材料に用
いられる各種添加剤、現像処理方法等に関しては、特に
制限は無く、例えば下記箇所に記載されたものを好まし
く用いることができる。 項 目 該 当 箇 所 1)ハロゲン化銀乳剤と 特開平2−97937号公報第20頁右下欄12行 その製法 目から同第21頁左下欄14行目、特開平2−12 236号公報第7頁右上欄19行目から同第8頁左 下欄12行目、および特願平3−189532号に 記載のセレン増感法。 2)分光増感色素 特開平2−55349号公報第7頁左上欄8行目か (併用してよい) ら同第8頁右下欄8行目、同2−39042号公報 第7頁右下欄8行目から第13頁右下欄5行目。 特開平2−12236号公報第8頁左下欄13行目 から同右下欄4行目、同2−103536号公報第 16頁右下欄3行目から同第17頁左下欄20行目 、さらに特開平1−112235号、同2−124 560号、同3−7928号、特願平3−1895 32号及び同3−411064号に記載の分光増感 色素。 3)ヒドラジン造核剤 特開平2−12236号公報第2頁右上欄19行目 から同第7頁右上欄3行目の記載、同3−1741 43号公報第20頁右下欄1行目から同第27頁右 上欄20行目の一般式(II)及び化合物例II−1な いしII−54。 4)造核促進剤 特開平2−103536号公報第9頁右上欄13行 目から同第16頁左上欄10行目の一般式(II−m )ないし(II−p)及び化合物例II−1ないしII− 22、特開平1−179939号公報に記載の化合 物。
【0131】 5)界面活性剤 特開平2−12236号公報第9頁右上欄7行目か ら同右下欄7行目、及び特開平2−18542号公 報第2頁左下欄13行目から同第4頁右下欄18行 目。 6)カブリ防止剤 特開平2−103536号公報第17頁右下欄19 行目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄1行 目から5行目、さらに特開平1−237538号公 報に記載のチオスルフィン酸化合物。 7)ポリマーラテックス 特開平2−103536号公報第18頁左下欄12 行目から同20行目。 8)酸基を有する化合物 特開平2−103536号公報第18頁右下欄6行 目から同第19頁左上欄1行目。 9)マット剤、滑り剤 特開平2−103536号公報第19頁左上欄15 可塑剤 行目から同第19頁右上欄15行目。 10)ポリヒドロキシベン 特開平2−55349号公報第11頁左上欄9行目 ゼン類 から同右下欄17行目。 11)酸基を有する化合物 特開平2−103536号公報第18頁右下欄6行 目から同第19頁左上欄1行目、及び同2−553 49号公報第8頁右下欄13行目から同第11頁左 上欄8行目。 12)染料 特開平2−103536号公報第17頁右下欄1行 目から同18行目、同2−39042号公報第4頁 右上欄1行目から第6頁右上欄5行目。 13)バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目か ら20行目。
【0132】 14)黒ポツ防止剤 米国特許第4956257号及び特開平1−118 832号公報に記載の化合物。 15)レドックス化合物 特開平2−301743号公報の一般式(I)で表 される化合物(特に化合物例1ないし50)、同3 −174143号公報第3頁ないし第20頁に記載 の一般式(R−1)、(R−2)、(R−3)、化 合物例1ないし75、さらに特願平3−69466 号、同3−15648号に記載の化合物。 16)モノメチン化合物 特開平2−287532号公報の一般式(II)の化 合物(特に化合物例II−1ないしII−26)。 17)ジヒドロキシベンゼ 特開平3−39948号公報第11頁左上欄から第 ン類 12頁左下欄の記載、及びEP452772A号公 報に記載の化合物。 18)現像液及び現像方法 特開平2−103536号公報第19頁右上欄16 行目から同第21頁左上欄8行目。 特開平2−55349号公報第13頁右下欄1行目 から同第16頁左上欄10行目。 以下に、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明す
る。
る。
【0133】
【実施例】 実施例−1 両面に下引層を施した厚さ125μのポリエチレンテレ
フタレート支持体の片面に支持体から近い順に下記処方
の導電層及び保護層を順次塗布した。 (1)導電層 ジュリマーET410(日本純薬K.K.製) 38mg/m2 (ポリアクリル酸エステル) SnO2 /Sb(9/1重量比、平均粒径0.25μ) 216mg/m2 化合物−1 5mg/m2 化合物−2 5mg/m2 (2)保護層 ケミパールS120(三井石油化学K.K.製) 33mg/m2 (ポリオレフィン水性分散物) スノーテックスC(日産化学K.K.製) 17mg/m2 化合物−1 5mg/m2 化合物−3 5mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 2mg/m2
フタレート支持体の片面に支持体から近い順に下記処方
の導電層及び保護層を順次塗布した。 (1)導電層 ジュリマーET410(日本純薬K.K.製) 38mg/m2 (ポリアクリル酸エステル) SnO2 /Sb(9/1重量比、平均粒径0.25μ) 216mg/m2 化合物−1 5mg/m2 化合物−2 5mg/m2 (2)保護層 ケミパールS120(三井石油化学K.K.製) 33mg/m2 (ポリオレフィン水性分散物) スノーテックスC(日産化学K.K.製) 17mg/m2 化合物−1 5mg/m2 化合物−3 5mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 2mg/m2
【0134】
【化52】
【0135】さらに支持体の反対側の面に下記処方の染
色層、乳剤層、保護層を同時塗布した。 (3)染色層 ゼラチン 1.5g/m2 * 固体分散染料 染料 80mg/m2 染料 20mg/m2 化合物−4 8mg/m2 化合物−5 40mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 25mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 15mg/m2 リン酸 15mg/m2
色層、乳剤層、保護層を同時塗布した。 (3)染色層 ゼラチン 1.5g/m2 * 固体分散染料 染料 80mg/m2 染料 20mg/m2 化合物−4 8mg/m2 化合物−5 40mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 25mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 15mg/m2 リン酸 15mg/m2
【0136】
【化53】
【0137】* 染料の固体微粒子分散物の調製方法 本発明における調製法は、特開昭63−197943号
の方法に準じた。すなわち、水434ml及びTritonX−
200R界面活性剤(TX−200R、Rohn &Haas社か
ら販売)の6.7%溶液53gとを1.5リットルのネ
ジ蓋ビンに入れた。これに染料20gと酸化ジルコニウ
ム(ZrO2)のビーズ(2mm径)を800ミリリットル
を加え、このビンの蓋をしっかりしめてミル内に置き、
内容物を4日間粉砕した。内容物を12.5%のゼラチ
ン水溶液160gに添加し、ロールミルに10分間置い
て泡を減少させた。得られた混合物を濾過し、ZrO2
ビーズを除去した。このままだと平均粒径が0.3μm
であるがまだ粗粒子を含んでいるので、この後遠心分離
法によって分級し最大粒子サイズが1μm以下になる様
にした。
の方法に準じた。すなわち、水434ml及びTritonX−
200R界面活性剤(TX−200R、Rohn &Haas社か
ら販売)の6.7%溶液53gとを1.5リットルのネ
ジ蓋ビンに入れた。これに染料20gと酸化ジルコニウ
ム(ZrO2)のビーズ(2mm径)を800ミリリットル
を加え、このビンの蓋をしっかりしめてミル内に置き、
内容物を4日間粉砕した。内容物を12.5%のゼラチ
ン水溶液160gに添加し、ロールミルに10分間置い
て泡を減少させた。得られた混合物を濾過し、ZrO2
ビーズを除去した。このままだと平均粒径が0.3μm
であるがまだ粗粒子を含んでいるので、この後遠心分離
法によって分級し最大粒子サイズが1μm以下になる様
にした。
【0138】(4)乳剤層 乳剤の調製 64℃に保たれた表1の1液に2液と3液を攪拌しなが
ら同時に5分間かけて添加し、続いて表1の4液、5
液、6液をpAgを7.8になるようにコントロールし
ながら40分間添加し、最終的に平均粒径0.25μ、
平均沃度含量1モル%の単分散立方体沃臭化銀乳剤を得
た(変動係数8%)。その後常法に従ってフロキュレー
ション法によって水洗し、ゼラチンを加えた後、pHを
6.8、pAgを8.8に調整し、その後、銀1モル当
りチオ硫酸ナトリウム13.8mg、塩化金酸4.6mgと
チオシアン酸カリウム17mgとベンゼンチオスルホン酸
ソーダ6.5mgを添加し、65℃で最適感度となる様に
化学増感を行なった。さらに安定剤として2−メチル−
4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン
75mg、防腐剤としてフェノキシエタノールを100mg
添加し、沃臭化銀立方体乳剤Aを得た。
ら同時に5分間かけて添加し、続いて表1の4液、5
液、6液をpAgを7.8になるようにコントロールし
ながら40分間添加し、最終的に平均粒径0.25μ、
平均沃度含量1モル%の単分散立方体沃臭化銀乳剤を得
た(変動係数8%)。その後常法に従ってフロキュレー
ション法によって水洗し、ゼラチンを加えた後、pHを
6.8、pAgを8.8に調整し、その後、銀1モル当
りチオ硫酸ナトリウム13.8mg、塩化金酸4.6mgと
チオシアン酸カリウム17mgとベンゼンチオスルホン酸
ソーダ6.5mgを添加し、65℃で最適感度となる様に
化学増感を行なった。さらに安定剤として2−メチル−
4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン
75mg、防腐剤としてフェノキシエタノールを100mg
添加し、沃臭化銀立方体乳剤Aを得た。
【0139】
【表1】
【0140】同様な方法で粒子形成及び水洗し、ゼラチ
ンを加えた後pHを5.5、pAgを8.8に調整し、
銀1モル当りチオ硫酸ナトリウム10mg、塩化金酸5mg
とN,N−ジメチルセレノ尿素3mgとベンゼンチオスル
ホン酸ソーダ6.5mgを添加し、55℃で最適感度とな
る様化学増感を行なった。さらに安定剤として2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザイン
デン75mg、防腐剤としてフェノキシエタノールを10
0mg添加し乳剤Bを得た。
ンを加えた後pHを5.5、pAgを8.8に調整し、
銀1モル当りチオ硫酸ナトリウム10mg、塩化金酸5mg
とN,N−ジメチルセレノ尿素3mgとベンゼンチオスル
ホン酸ソーダ6.5mgを添加し、55℃で最適感度とな
る様化学増感を行なった。さらに安定剤として2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザイン
デン75mg、防腐剤としてフェノキシエタノールを10
0mg添加し乳剤Bを得た。
【0141】 (5)保護層 ゼラチン 0.5g/m2 ポリメチルメタアクリレート(平均粒径0.9μ) 25mg/m2 化合物−7(ゼラチン分散物) 40 〃 化合物−8 8 〃 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5 〃 コロイダルシリカ(日産化学製スノーテックスC) 88 〃 化合物−9 5 〃 L−アスコルビン酸 10 〃 1,5−ジヒドロキシ−2−ベンズアルドキシム 5 〃 酢酸ナトリウム 100 〃 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 15mg/m2
【0142】
【化54】
【0143】塗布試料の作成 前述した染色層、乳剤層および保護層を支持体に近い順
に同時塗布した。なお、乳剤A及びBについては塗布前
に表−2に示した増感色素及びさらに、1−フェニル−
5−メルカプトテトラゾール15mg/モルAg、3−
(5−メルカプトテトラゾール)−ベンゼンスルホン酸
ナトリウム100mg/モルAg、4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン1.5g
/モルAg、臭化カリウム700mg/モルAg、化合物
−6 150mg/モルAgを添加した。
に同時塗布した。なお、乳剤A及びBについては塗布前
に表−2に示した増感色素及びさらに、1−フェニル−
5−メルカプトテトラゾール15mg/モルAg、3−
(5−メルカプトテトラゾール)−ベンゼンスルホン酸
ナトリウム100mg/モルAg、4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン1.5g
/モルAg、臭化カリウム700mg/モルAg、化合物
−6 150mg/モルAgを添加した。
【0144】
【化55】
【0145】又増粘剤として、ポリスチレンスルホン酸
ナトリウムをゼラチン1g当り20mg加え、リン酸でp
H=5.2に調整後、さらに可塑剤としてポリエチルア
クリレートラテックス(平均粒径0.05μm)をゼラ
チンに対し30重量%、硬膜剤として2−ビス(ビニル
スルホニルアセトアミド)エタンを加えた。この塗布液
はAg1.4g/m2、ゼラチン1.3g/m2、硬膜剤1
00mg/m2となる様に塗布した。
ナトリウムをゼラチン1g当り20mg加え、リン酸でp
H=5.2に調整後、さらに可塑剤としてポリエチルア
クリレートラテックス(平均粒径0.05μm)をゼラ
チンに対し30重量%、硬膜剤として2−ビス(ビニル
スルホニルアセトアミド)エタンを加えた。この塗布液
はAg1.4g/m2、ゼラチン1.3g/m2、硬膜剤1
00mg/m2となる様に塗布した。
【0146】試料の評価 1)感度 露光は色温度2856Kのタングステン光(1000ル
ックス)にて連続ウエッジを通して1/5秒間おこなっ
た。処理はイーストマン・コダック社製自動現像機プロ
スターIIプロセッサーを使い処理速度は毎分4.5mに
ておこなった。又現像液及び定着液はEK社製のプロス
ター現像液(38℃)及びプロスター定着液を使った。
又補充量は100cc/m2で処理した。この時の感度は濃
度1.0を与える露光量の逆数の対数で表し表−2の試
料2の感度を100としその相対値で示した。
ックス)にて連続ウエッジを通して1/5秒間おこなっ
た。処理はイーストマン・コダック社製自動現像機プロ
スターIIプロセッサーを使い処理速度は毎分4.5mに
ておこなった。又現像液及び定着液はEK社製のプロス
ター現像液(38℃)及びプロスター定着液を使った。
又補充量は100cc/m2で処理した。この時の感度は濃
度1.0を与える露光量の逆数の対数で表し表−2の試
料2の感度を100としその相対値で示した。
【0147】2)残色 表−2試料を未露光のまま処理した。処理条件としては
感度の評価と全く同一条件にておこない処理済フィルム
を3枚重ねにして白紙の上に置き目視評価した。評価は
1(悪)〜5(良)の5段階評価をおこなった。
感度の評価と全く同一条件にておこない処理済フィルム
を3枚重ねにして白紙の上に置き目視評価した。評価は
1(悪)〜5(良)の5段階評価をおこなった。
【0148】3)圧力性 25℃60%RH条件下にて直径0.1mm、0.05m
m、0.01mmのサファイア針に100grの荷重をか
けながら試料の表面を摩擦させた後、前記処理条件にて
現像処理をこおないその黒化度を目視評価した。評価は
1(悪)〜5(良)の5段階評価とした。
m、0.01mmのサファイア針に100grの荷重をか
けながら試料の表面を摩擦させた後、前記処理条件にて
現像処理をこおないその黒化度を目視評価した。評価は
1(悪)〜5(良)の5段階評価とした。
【0149】
【表2】
【0150】表−2より明らかな様に本発明の増感色素
と乳剤Bを組合せることにより感度・残色・圧力性に優
れた性能が実現出来る。 実施例2 実施例−1で作成した試料3、4、7を表−3で示した
現像液−1、−2、−3で処理し実施例−1と同様の評
価を行なった結果を表−4に示す。
と乳剤Bを組合せることにより感度・残色・圧力性に優
れた性能が実現出来る。 実施例2 実施例−1で作成した試料3、4、7を表−3で示した
現像液−1、−2、−3で処理し実施例−1と同様の評
価を行なった結果を表−4に示す。
【0151】
【表3】
【0152】ただしプロスター自現機の処理速度は毎分
3mで、又定着液は富士フイルム社製のMF595を使
用した。尚表−4における感度は各試料を現像液−1で
処理した時の感度を100とし相対値で表わしている
が、残色及び圧力性は全サンプルを1〜5段階で評価し
た。
3mで、又定着液は富士フイルム社製のMF595を使
用した。尚表−4における感度は各試料を現像液−1で
処理した時の感度を100とし相対値で表わしている
が、残色及び圧力性は全サンプルを1〜5段階で評価し
た。
【0153】
【表4】
【0154】表−4で明らかな様に新増感色素とセレン
増感乳剤の組合せた感材をアスコルビン酸現像液で処理
した場合に、圧力性がさらに良化することが分る。
増感乳剤の組合せた感材をアスコルビン酸現像液で処理
した場合に、圧力性がさらに良化することが分る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正内容】
【0151】
【表3】
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体の同一面上に少なくとも1層の感
光性ハロゲン化銀乳剤層と、少なくとも1層の保護層を
有するハロゲン化銀写真感光材料において、該感光性ハ
ロゲン化銀乳剤がセレン増感剤により増感されており、
かつ下記一般式(1)または(2)で表わされる化合物
の少なくとも1種によって分光増感されたことを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料。 一般式(1) 【化1】 一般式(2) 【化2】 式中、DYEはメチン色素を表し、G及びG- は該メチ
ン色素の置換基であって、下記一般式(3)または
(4)で表される基を表し、nは1ないし3の整数を表
す。 一般式(3) 【化3】 一般式(4) 【化4】 〔式中、T1 は2価の連結基を表し、G1 はカルボニル
基(−CO−)、スルフィニル基(−SO−)、または
スルフォニル基(−SO2 −)を表し、G2 は−CO−
T2 、−SO−T2 、−SO2 −T2 、またはシアノ基
(−CN)を表す。T2 は一価の基を表す。〕 - 【請求項2】 染料の固体微粒子分散物を含有する層を
少なくとも1層をもつことを特徴とする請求項1に記載
のハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項3】 現像主薬として実質的にジヒドロキシベ
ンゼン系現像主薬を含有せず、下記一般式(5)で表さ
れる現像主薬を含有する現像液で請求項1または2に記
載の感光材料を現像処理することを特徴とする画像形成
方法。 一般式(5) 【化5】 式中、R1 、R2 はそれぞれヒドロキシ基、アミノ基、
アシルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アリー
ルスルホニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ
基、メルカプト基またはアルキルチオ基を表す。P、Q
はヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ基、ヒド
ロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、スルホ基、
スルホアルキル基、アミノ基、アミノアルキル基、アル
キル基またはアリール基を表すか、または、PとQは互
いに結合して、R1 、R2 が置換している二つのビニル
炭素原子とYが置換している炭素原子と共に5〜8員環
を形成する原子群を表す。Yは=O、または=N−R3
を表す。R3 は水素原子、ヒドロキシル基、アルキル
基、アシル基、ヒドロキシアルキル基、スルホアルキル
基、カルボキシアルキル基を表す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3630594A JPH07225447A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ハロゲン化銀写真感光材料およびそれを用いた画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3630594A JPH07225447A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ハロゲン化銀写真感光材料およびそれを用いた画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07225447A true JPH07225447A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12466129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3630594A Pending JPH07225447A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ハロゲン化銀写真感光材料およびそれを用いた画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07225447A (ja) |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP3630594A patent/JPH07225447A/ja active Pending
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