JPH0722455Y2 - 車両用ドアの自動開閉制御装置 - Google Patents

車両用ドアの自動開閉制御装置

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JPH0722455Y2
JPH0722455Y2 JP13033488U JP13033488U JPH0722455Y2 JP H0722455 Y2 JPH0722455 Y2 JP H0722455Y2 JP 13033488 U JP13033488 U JP 13033488U JP 13033488 U JP13033488 U JP 13033488U JP H0722455 Y2 JPH0722455 Y2 JP H0722455Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はワンマンバス、その他のバス等の車両における
ドアを自動的に開閉制御する車両用ドアの自動開閉制御
装置に関する。
[従来技術] 従来、この種の装置は、操作スイッチの操作に応じてモ
ータを正転又は逆転させ、同モータにより開閉機構を駆
動して車両用ドアを自動的に開閉するとともに、車両用
ドアの閉成時には同ドアの閉成方向への慣性力によりロ
ック機構を駆動して同ドアをロックするようにしてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、上記従来の装置にあっては、車両用ドアのロ
ック時には、同ドアにはロック機構を駆動するための駆
動抵抗のほかに、ドアフレームに設けた弾性部材による
ウェザストリップ反力、坂道での開閉における重力抵
抗、空気抵抗等、各種の抵抗力が作用する。そのため、
車両用ドアの少なくとも閉成直前においては、同ドアを
大きな速度で閉方向へ移動させる必要があり、見た目の
不安感があるという問題がある。また、車両用ドアの閉
成時には、同ドアがドアフレームに大きな速度で衝突す
ることになり、該衝突による衝撃が乗員に不快感を与え
るという問題がある。
本考案の目的は上記不安感及び不快感をなくした車両用
ドアの自動開閉制御装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決して上記目的を達成するために本考案の
構成上の特徴は、車両用ドアの開閉を指示する操作スイ
ッチと、操作スイッチの操作に応じて正転及び逆転する
ドア開閉用モータと、ドア開閉用モータにより駆動され
て車両用ドアを開閉する開閉機構とを備えた車両用ドア
の自動開閉制御装置において、ドアロック用モータと、
ドアロック用モータにより駆動されて車両用ドアをロッ
クするロック機構と、車両用ドアの閉成状態及び非閉成
状態を検出して同閉成状態及び非閉成状態をそれぞれ表
す閉成状態検出信号を出力する閉成状態検出手段と、車
両用ドアのロック状態及び非ロック状態を検出して同ロ
ック状態及び非ロック状態をそれぞれ表すロック状態検
出信号を出力するロック状態検出手段と、ロック状態検
出手段によって出力されたロック状態検出信号に応答し
て同ロック状態検出信号が非ロック状態からロック状態
を表す信号に変化したときには同ロック状態を表す信号
を即座に出力しかつ同ロック状態検出信号がロック状態
から非ロック状態を表す信号に変化したときには同非ロ
ック状態を表す信号を所定時間だけ遅延して出力するタ
イマ手段と、閉成状態検出手段によって出力された閉成
状態検出信号が車両用ドアの閉成状態を表しかつタイマ
手段によって出力されたロック状態検出信号が車両用ド
アの非ロック状態を表しているときにのみドアロック用
モータを回転させてロック機構による車両用ドアのロッ
ク制御をするロック制御手段とを設けたことにある。
[考案の作用] 上記のように構成した本考案においては、操作スイッチ
が操作されると、ドア開閉用モータが正転又は逆転動作
し、該動作に応じて開閉機構が駆動されて車両用ドアが
開閉される。また、ロック制御手段は、閉成状態検出手
段からの閉成状態検出信号が車両用ドアの閉成状態を表
しかつタイマ手段からのロック状態検出信号が車両用ド
アの非ロック状態を表しているときにのみ、ドアロック
用モータを回転させてロック機構による車両用ドアのロ
ック制御をする。この場合、ロック状態検出信号からの
ロック状態検出信号が非ロック状態からロック状態を表
す信号に変化したときには、タイマ手段はロック状態を
表す信号を即座に出力するので、車両用ドアの閉成時に
は、ロック制御手段の制御により、同ドアの閉成検出か
らロック検出までドアロック用モータが駆動されて同ド
アがロックされる。一方、ロック状態検出手段からのロ
ック状態検出信号がロック状態から非ロック状態を表す
信号に変化したときには、タイマ手段は非ロック状態を
表す信号を所定時間だけ遅延して出力するので、前記所
定時間を適当に定めれば、車両用ドアの開成時には車両
用ドアのロック状態から閉成状態検出手段による同ドア
の閉成検出解除までタイマ手段からのロック状態検出信
号をロック状態を表し続けるものとすることができる。
したがって、車両用ドアの開成初期には、ロック制御手
段の制御の基にドアロック用モータが駆動されず、ロッ
ク機構の作動が禁止される。
[考案の効果] 上記作用説明からも理解できるとおり、本考案によれ
ば、ロック用モータで車両用ドアのロックを制御するよ
うにして、上記従来装置のように車両用ドアのロックの
ために同ドアの慣性力を利用しないようにしたので、同
ドアを開閉移動中に大きな速度で動かす必要がなくな
り、ドアの移動速度による不安感及びドア閉成時のフレ
ームへの衝突による不快感をなくすことができる。ま
た、タイマ手段及びロック制御手段の作用により、車両
用ドアの開成初期にはドアロック用モータが駆動されな
いようにして、同ドアが再ロックされることを回避でき
る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明すると、第
2図は本考案に係るバス等の車両の乗降口近傍を車室内
側から見た斜視図により示している。
この車両は前後方向に移動して乗降口11を開閉するドア
12を備えており、同ドア12は乗降口11の後縁部11aに回
動可能に組み付けられたロッド13、ドア12の中央部に回
動可能に組み付けられたロッド14及び両ロッド13,14を
連結するとともに回転駆動される上下一対のアーム15,1
6により開閉されるようになっている。これらのアーム1
5,16の回転駆動のため、下側のアーム16は、第2図及び
第3図に示すように、リンク17,18を介して駆動制御ボ
ックスBXから突出された出力軸21に接続されている。
また、ドア12の後縁部12a及び前縁部12bには、第2図及
び第4図に示すように、ロック機構RK1,RK2及びロック
用モータRM1,RM2が設けられおり、同ロック機構RK1,RK2
は同モータRM1,RM2により駆動されて、乗降口11の後縁
部11a及び前縁部11bに固定されたストライカ22a,22bと
の係合によりドア12をロックする。ロック機構RK1は、
第5図に示すように、ドア12の後縁部12aにねじ止めさ
れたケース23と、同ケース23内に収納されたラッチ24及
びポール25と、同ケース23の側壁23aに設けたロック用
レバー26及びロック解除用レバー27とを備えている。
ケース23はその中央部を水平方向に切り欠いた切り欠き
23a(第4図参照)を有し、同切り欠き23aはドア12の閉
成時にストライカ22aを侵入させるようになっている。
ラッチ24はケース23の底面内側に回転可能に組み付けら
れて回転位置に応じてストライカ22aの変位を禁止する
もので、スプリング(図示しない)により矢印方向に付
勢されている。ポール25はケース23の底面内側に回転可
能に組み付けられてラッチ24の側面との当接によりラッ
チ24の回転を規制するもので、スプリング(図示しな
い)により矢印方向に付勢されている。ロック用レバー
26はケース23の側壁23aに回転可能に組み付けられ、図
示矢印方向の回転時に一端にてラッチ24と一体回転する
レバー28を第5図にて反時計方向に回転させる。ロック
用レバー26の他端はリンク31,32を介してロック用モー
タRM1に接続されており、同レバー26は同モータRM1に内
蔵されたウォーム及びホイールを介して伝達されるリン
ク32の回転に応じたリンク31の上下動により回動される
ようになっている。ロック解除レバー27もケース23の側
壁23aに回転可能に組み付けられ、図示矢印方向の回転
時に一端にてポール25に一体的に固定されたレバー33を
第5図にて時計方向に回転させる。ロック解除用レバー
27の他端にはロッド34の一端が接続されており、同レバ
ー27はロッド34の引っ張り力により回動されるようにな
っている。
このロッド34は、第4図に示すように、その他端には回
転部材35の右下方端部に回転可能に接続されている。回
転部材35はドア12内に回転可能に組み付けられるととも
に、スプリング(図示しない)により矢印方向に付勢さ
れている。この回転部材35の左方端部にはケーブル36の
上端が接続され、同ケーブル36は下方向への引っ張り力
により前記矢印と反対方向に回転部材35を回転させる。
ケーブル36は、第2図に示すように、ドア12内を下方に
延びるとともに同ドア12の下部にて外部に引き出され、
駆動制御ボックスBX内に導かれている。ロック機構RK2
は前記ロック機構RK1と同様に構成され、同機構K2内の
ロック解除レバー27(図示しない)には、他端を回転部
材35の右上方端部に回転可能に接続したロッド37の一端
が回転可能に接続されている。
また、第5図に示すように、ロック機構RK1のケース23
内にはハーフロック検出スイッチ38a及びフルロック検
出スイッチ41aが収納されているとともに、同ケース23
の側壁23aには基準位置検出スイッチ42aが組み付けられ
ている。ハーフロック検出スイッチ38aはラッチ24の回
転位置に応じて駆動制御されるもので、常時オフ状態に
あり、ドア12のハーフロック時(閉成時)にオン状態と
なる。フルロック検出スイッチ41aはポール25の回転位
置に応じて駆動制御されるもので、常時オフ状態にあ
り、ドア12のフルロック時にオン状態となる。基準位置
検出スイッチ42aはロック用レバー26の回転位置に応じ
て駆動制御されるもので、同レバー26が基準位置(第5
図図示位置)にあるときオン状態にあり、かつそれ以外
の位置にあるときオフ状態となる。なお、ロック機構RK
2にも、前記と同様に、ハーフロック検出スイッチ38b、
フルロック検出スイッチ41b及び基準位置検出スイッチ4
2bが設けられている。
一方、駆動制御ボックスBX内には、第7図に示すよう
に、ドア開閉用モータDMが収容されており、同モータDM
の回転軸は同軸に固定されたウォーム43を介して動力伝
達可能にホイール44に接続されている。ホイール44の回
転軸はプラネタリギヤユニットPGを構成するサンギヤ45
に一体回転するように接続されている。該プラネタリギ
ヤユニットPGは前記サンギヤ45の他にピニオンギヤ46、
キャリア47及びリングギヤ48を主要構成部品とするもの
で、キャリア47には出力軸21が接続されている。また、
リングギヤ48の外周上には、第7図及び第8図に示すよ
うに、一体的にスパーギヤ51が形成されており、同ギヤ
51にはシャフト52に設けたラックギヤが噛合している。
シャフト52は第8図にて左方向に変位することによりケ
ーブル36を引っ張るもので、その左端にてロック解除ア
ーム53に当接している。ロック解除アーム53は駆動制御
ボックスBX内に回転可能に支持されており、時計方向の
回転に応じて同アーム53に組み付けられたローラ53aの
回転を伴いながらケーブル36を下方向へ引っ張る。ケー
ブル36の端部は駆動制御ボックスBX内に固定されてい
る。シャフト52の右端部には第1及び第2スプリング5
4,55からなるスプリング機構が組み付けられている。第
1スプリング54はばね定数の比較的小さなスプリングに
より構成されるとともに、両端にはリテーナ56,57によ
り支持されてシャフト52を右方向に付勢している。両リ
テーナ56,57は第1スプリング54の圧縮に伴うシャフト5
2の左方向への変位時に当接して同シャフト52の左方向
の変位を規制する。第2スプリング55はばね定数の比較
的大きなスプリングにより構成され、ドア12の全開時及
び全閉時、ドア12の閉成時に荷物等が挟まった場合等に
ドア12による衝撃を緩和するものであって、本件考案に
は直接関係ないのでその詳しい説明を省略する。
また、駆動制御ボックスBX内には、第7図に示すよう
に、ドア12の全開状態を検出する全開スイッチ58が設け
られている。この全開スイッチ58はマイクロスイッチに
より構成され、出力軸21に固定した回転板61に組み付け
たカムプレート61aによりオン・オフ制御されるように
なっている。かかる場合、全開スイッチ58は常時オフ状
態にあり、ドア12の全開時のみオン状態になる。
次に、駆動制御ボックスBXに内蔵され、ドア開閉用モー
タDM及びロック用モータRM1,RM2を駆動制御する電気制
御回路について説明する。この電気制御回路は、第1図
に示すように、ドア12の開閉を指示する操作スイッチ62
を備えている。操作スイッチ62は常時中立位置(図示状
態)にある可動接点62aを有し、同可動接点62aは開操作
に応じて固定接点62b側に切り替えられ、かつ閉操作に
応じて固定接点62c側に切り替えられるようになってい
る。可動接点62aは電磁リレー63のリレースイッチ63a及
びイグニッションスイッチ64を介してバッテリBTに接続
されている。このリレースイッチ63aは電磁コイル63bに
よりオン・オフ制御されるもので、同コイル63bの非通
電時にオフ状態となりかつ通電時にオン状態となる。電
磁コイル63bの一端もイグニッションスイッチ64を介し
てバッテリBTに接続され、その他端は比較器65の出力端
に接続されている。比較器65の正側入力(+)にはリー
ドスイッチ66により変速機(図示しない)の出力軸の回
転をピックアップしかつ周波数−電圧変換器67により該
ピックアップ信号の周波数を電圧に変換した車速を表す
電圧信号が供給されるとともに、負側入力(−)には所
定の極めて小さな車速を表す基準電圧Vrefが供給されて
おり、同比較器65は前記変換器67からの電圧信号が基準
電圧Vref未満のとき電磁コイル63bの他端をローレベル
に保ち、かつ前記変換器67からの電圧信号が基準電圧V
ref以上のとき電磁コイル63bの他端をハイレベルにす
る。
操作スイッチ62の固定接点62bがアンド回路AND1の一方
の入力に接続され、同回路AND1の他方の入力は前述の全
開スイッチ58を介して接地されている。なお、全開スイ
ッチ58の出力側はプルアップ抵抗R1を介してハイレベル
電圧源に接続されている。アンド回路AND1の出力は抵抗
R2を介してエミッタ接地されたトランジスタTR1のベー
スに接続され、同トランジスタTR1のコレクタは抵抗R3
を介してトランジスタTR2のベースに接続されている。
トランジスタTR2のエミッタは前記固定接点62bに接続さ
れるとともに、そのコレクタは電磁リレー68の電磁コイ
ル68aの一端に接続されている。電磁コイル68aの他端は
接地されており、同コイル68aは非通電時にリレースイ
ッチの可動接点68bを固定接点68c側(図示状態)にそれ
ぞれ設定し、かつ通電時に可動接点68bを固定接点68d側
に設定する。可動接点68bはドア開閉用モータDMの一方
の端子に接続され、かつ固定接点68cは接地されてい
る。固定接点68dは電磁リレー63内のリレースイッチ63a
と操作スイッチ62との間に接続されている。
操作スイッチ62の固定接点62cはアンド回路AND2の一方
の入力に接続され、同回路AND2の他方の入力はオア回路
OR1の出力に接続されている。オア回路OR1の各入力はそ
れぞれ前述のハーフロック検出スイッチ38a,38bを介し
て接地されている。なお、これらのハーフロック検出ス
イッチ38a,38bの各出力側はプルアップ抵抗R4a,R4bを介
してハイレベル電圧源にそれぞれ接続されている。アン
ド回路AND2の出力は抵抗R5を介してエミッタ接地された
トランジスタTR3のベースに接続され、同トランジスタT
R3のコレクタは抵抗R6を介してトランジスタTR4のベー
スに接続されている。トランジスタTR4のエミッタは前
記固定接点62cに接続されるとともに、そのコレクタは
電磁リレー71の電磁コイル71aの一端に接続されてい
る。電磁コイル71aの他端は接地されており、同コイル7
1aは非通電時にリレースイッチの可動接点71bを固定接
点71c側(図示状態)にそれぞれ設定し、かつ通電時に
可動接点71bを固定接点71d側にそれぞれ設定する。可動
接点71bはドア開閉用モータDMの他方の端子に接続さ
れ、かつ固定接点71cは接地されている。固定接点71d
は、前記固定接点68dと同様、電磁リレー63内のリレー
スイッチ63aと操作スイッチ62との間に接続されてい
る。
なお、ドア開閉用モータDMは実線矢印方向に電流が流れ
たとき正転(ドア12の開方向に対応)し、かつ破線矢印
方向に電流が流れたとき逆転(ドア12の閉方向に対応)
する。
また、ハーフロック検出スイッチ38a,38bの各出力端は
インバータ回路INV1a,INV1bを介してアンド回路AND3a,A
ND3bの各一方の入力にもそれぞれ接続され、同回路AND3
a,AND3bの各他方の入力はタイマ回路72a,72bの各出力に
接続されている。これらのタイマ回路72a,72bは入力信
号がハイレベルからローレベルに変化した時にはその出
力信号をハイレベルからローレベルへ即座に変化させる
が、同入力信号がローレベルからハイレベルへ変化した
時にはその出力信号を例えば約2秒程度の所定時間(ド
ア12の開成時にドア12がフルロック状態からハーフロッ
ク状態まで変化する時間に対応)遅らせた後にローレベ
ルからハイレベルへ変化させる。これらのタイマ回路72
a,72bはフルロック検出スイッチ41a,41bを介してそれぞ
れ接地されている。なお、フルロック検出スイッチ41a,
41bの各出力側はプルアップ抵抗R7a,R7bを介してハイレ
ベル電圧源にそれぞれ接続されている。アンド回路AND3
a,AND3bの各出力は抵抗R8a,R8bを介してエミッタ接地さ
れたトランジスタTR5a,TR5bの各ベースにそれぞれ接続
され、同トランジスタTR5a,TR5bの各コレクタは抵抗R9
a,R9bを介してトランジスタTR6a,TR6bの各ベースにそれ
ぞれ接続されている。トランジスタTR6a,TR6bの各エミ
ッタはバッテリBTにそれぞれ接続されるとともに、それ
らの各コレクタは電磁リレー73a,73bの各電磁コイル73a
a,73baの一端にそれぞれ接続されている。各電磁コイル
73aa,73baの他端はそれぞれ接地されており、同コイル7
3aa,73baは非通電時にリレースイッチの各可動接点73a
b,73bbを各固定接点73ac,73bc側(図示状態)にそれぞ
れ設定し、かつ通電時に各可動接点73ab,73bbを各固定
接点73ad,73bd側にそれぞれ設定する。各可動接点73ab,
73bbはロック用モータRM1,RM2の各一方の端子にそれぞ
れ接続され、かつ各固定接点73ac,73bcはそれぞれ接続
され、かつ各固定接点73ac,73bcはそれぞれ接地されて
いる。また、各固定接点73ad,73bdはバッテリBTにそれ
ぞれ接続されている。
また、フルロック検出スイッチ41a,41bの各出力端はイ
ンバータ回路INV2a,INV2bを介してアンド回路AND4a,AND
4bの各一方の入力にもそれぞれ接続され、同回路AND4a,
AND4bの各他方の入力は基準位置検出スイッチ42a,42bを
介してそれぞれ接地されている。なお、基準位置検出ス
イッチ42a,42bの各出力側はプルアップ抵抗R10a,R10bを
介してハイレベル電圧源にそれぞれ接続されている。ア
ンド回路AND4a,AND4bの各出力は抵抗R11a,R11bを介して
エミッタ接地されたトランジスタTR7a,TR7bの各ベース
にそれぞれ接続され、同トランジスタTR7a,TR7bの各コ
レクタは抵抗R12a,R12bを介してトランジスタTR8a,TR8b
の各ベースにそれぞれ接続されている。トランジスタTR
8a,TR8bの各エミッタはバッテリBTにそれぞれ接続され
るとともに、それらの各コレクタは電磁リレー74a,74b
の各電磁コイル74aa,74baの一端にそれぞれ接続されて
いる。各電磁コイル74aa,74baの他端はそれぞれ接地さ
れており、同コイル74aa,74baは非通電時にリレースイ
ッチの各可動接点74ab,74bbを各固定接点74ac,74bc側
(図示状態)にそれぞれ設定し、かつ通電時に各可動接
点74ab,74bbを各固定接点74ab,74bb側にそれぞれ設定す
る。各可動接点74ab,74bbはロック用モータRM1,RM2の各
他方の端子にそれぞれ接続され、かつ各固定接点74ac,7
4bcはそれぞれ接地されている。また、各固定接点74ad,
74bdはバッテりBTにそれぞれ接続されている。
なお、ロック用モータRM1,RM2は実線矢印方向に電流が
流れたとき正転(第5図のリンク31を上方へ変位させて
レバー26を矢印方向へ回転させる方向に対応)し、かつ
破線矢印方向に電流が流れたとき逆転(第5図のリンク
31を下方へ変位させてレバー26を矢印と反対方向すなわ
ち基準位置に戻す方向に対応)する。
次に、上記のように構成した実施例の動作を説明する。
イグニッションスイッチ64(第1図参照)を投入する
と、バッテリBTからの電源電圧がリレースイッチ63a及
び電磁コイル63bの一端に印加される。かかる場合、車
速は零であって周波数−電圧変換器67はOvの電圧信号を
比較器65の正側入力(+)に供給するので、同比較器65
は電磁コイル63bの他端をローレベルに保つ。これによ
り、電磁コイル63bは通電制御されるので、リレースイ
ッチ63aがオンし、前記電源電圧は操作スイッチ62の可
動接点62aに供給されるようになって操作スイッチ62に
よるドア12の開閉制御が可能となる。また、前記イグニ
ッションスイッチ64の投入状態で車両が走行し始める
と、前記周波数−電圧変換器67から比較器65の正側入力
(+)に供給される電圧が高くなるので、比較器65は電
磁コイル63bの他端をハイレベルに設定するようにな
る。これにより、かかる場合には、電磁コイル63bが通
電制御されず、リレースイッチ63aがオフ状態に設定さ
れるので、操作スイッチ62によるドア12の開閉動作が禁
止される。これは車両の走行中に操作スイッチ62が誤っ
て操作されても、ドア12が開成されないようにするため
である。
車両が前記のように停止中であって操作スイッチ62の可
動接点62aに電源電圧が供給され、かつドア12が閉成さ
れている状態で、操作スイッチ62が操作されて同スイッ
チ62の可動接点62aが固定接点62b側に設定されると、ア
ンド回路AND1の一方の入力がハイレベルとなる。かかる
状態では、全開スイッチ58はオフ状態にあるので、アン
ド回路AND1の他方の入力にはハイレベルの信号が供給さ
れており、同回路AND1はハイレベルの信号をトランジス
タTR1のベースに供給する。これにより、トランジスタT
R1はオン状態になると同時にトランジスタTR2もオン状
態になるので、同トランジスタTR2を介して電流が電磁
コイル68aに流れ、同コイル68aが通電制御される。この
通電制御により、リレースイッチの可動接点68bが固定
接点68d側に切り替えられ、ドア開閉用モータDMには実
線矢印方向に電流が流れ、同モータDMは正転(ドア12の
開成方向に対応)し始める。
このドア開閉用モータDMの回転は、第7図に示すよう
に、ウォーム43及びホイール44を介してサンギヤ45に伝
達されて同ギヤ45が回転し始める。かかる場合、後述す
るように、ドア12はロック状態にあってロック機構RK1,
RK2のラッチ24,24(第5図及び第6C図参照)がストライ
カ22a,22bを変位不能にラッチしているので、ドア12は
開方向に移動できず、出力軸21の回転も規制された状態
にある。これにより、キャリア47の回転が規制されるの
で、ピニオンギヤ46,46・・の自転を伴いながら、前記
サンギヤ45の回転に応じてリングギヤ48が回転する。こ
のリングギヤ48の回転はスパーギヤ51を介してシャフト
52に伝達され、同シャフト52は第1スプリング54の圧縮
を伴いながらリテーナ56,57が当接するまで第8図の左
方向に変位し、ロック解除アーム53が時計方向に回転し
てケーブル36を引っ張る。このケーブル36の引っ張り力
により、回転部材35が第4図にて反時計方向に回転し、
ロッド34,37を介してロック解除レバー27,27が回転され
て第6C図の状態にあるポール25,25を時計方向に回転さ
せるので、ポール25,25とラッチ24,24との係合が解除さ
れ、ラッチ24,24はスプリングの付勢力により第6C図に
て時計方向に回転して第6A図の状態になる。その結果、
ラッチ24,24とストライカ22a,22bとの係合が解除され
て、ロック機構RK1,RK2によるドア12のロック状態が解
除されるので、ドア12は移動し得る状態となる。なお、
かかる状態では、シャフト52は第1スプリング54の付勢
力により第8図にて右方向に変位して基準位置に戻ると
ともに、ポール25,25もばね力により第6C図にて反時計
方向に回転して第6A図の状態に戻る。
かかるドア12の移動し得る状態では、リングギヤ48の回
転はシャフト52(スプリング54,55の付勢力)により規
制されるので、第7図に示すように、前記サンギヤ45の
回転によってキャリア47がピニオンギヤ46の公転を伴い
ながら回転し、該キャリア44の回転に応じて出力軸21が
回転する。この出力軸21の回転は、第2図及び第3図に
示すように、リンク18,17を介して上下のアーム15,16に
伝達され、同アーム15,16が回転し、ドア12が車両後方
へ移動して開く。そして、ドア12が全開状態になると、
全開スイッチ58がオン状態(第9図参照)になる。これ
により、第1図のアンド回路AND1の他方の入力がローレ
ベルになって同回路AND1の出力もローレベルになるの
で、トランジスタTR1,TR2は共にオフ状態になり、電磁
コイル68aの通電が解除される。この電磁コイル68aの通
電解除により、リレースイッチの可動接点68bは固定接
点68c側に切り替えられ、ドア開閉用モータDMへの電力
供給が停止されるので、同モータDMの回転が停止してド
ア12が全開状態に維持される。
その後、操作スイッチ62の操作が解除されれば、同スイ
ッチ62の可動接点62aも中立位置に復帰する。また、ド
ア12が全開状態になる前に操作スイッチ62の操作が解除
されると、前述の可動接点62aの中立位置への復帰に伴
い、アンド回路AND1の一方の入力がローレベルになって
同アンド回路AND1の出力も前記と同様ローレベルになる
ので、かかる場合もドア開閉用モータDMの回転は停止す
る。その結果、この場合には、ドア12は全開まで開かず
に途中で止まることになる。
一方、上述のようにドア12が開いた状態で、操作スイッ
チ62が操作されて可動接点62aが固定接点62c側に切り替
えられると、アンドAND2の各一方の入力がハイレベルと
なる。かかる状態では、各ハーフロック検出スイッチ38
a,38bは共にオフ状態にあり、アンド回路AND2の他方の
入力へもオア回路OR1を介してハイレベル信号が供給さ
れているので、同回路AND2の出力はハイレベルとなる。
これにより、トランジスタTR3,TR4がオン状態になり、
電磁コイル71aが通電制御されてリレースイッチの可動
接点71bが固定接点71d側に切り替えられる。この可動接
点71bの切り替えにより、ドア開閉用モータDMには破線
矢印方向に電流が流れて同モータDMは逆転(ドア12の閉
方向に対応)する。
このモータDMの回転は、第7図に示すように、ウォーム
43及びホイール44を介してプラネタリギヤユニットPGの
サンギヤ45に伝達されて、同ギヤ45が回転する。そし
て、この場合もシャフト52がスプリング54,55のばね力
によりリングギヤ48の回転を禁止しているので、前記サ
ンギヤ45の回転によりピニオンギヤ46,46・・が公転し
てキャリア47が回転する。但し、かかる場合のキャリア
47の回転方向は上述のドア12の開成時とは逆方向であ
る。このキャリア47の回転は、第2図及び第3図に示す
ように、出力軸21及びリンク18,17を介して上下のアー
ム15,16に伝達され、同アーム15,16の回転に応じてドア
12が車両前方すなわち閉方向へ移動する。
そして、ドア12の前記閉成動作により、ストライカ22a,
22bがロック機構RK1,RK2のラッチ24,24に当接する位置
(第6A図の状態)に来ると、ストライカ22a,22bがラッ
チ24,24をそれぞれ押圧し、同ラッチ24,24が反時計方向
に回転してポール25,25と半係合した状態(第6B図の状
態)すなわちドア12をハーフロックした状態(ドア12の
閉成状態)になる。かかる状態になると、前記ラッチ2
4,24の回転によってハーフロック検出スイッチ38a,38b
がそれぞれオン状態となり、アンド回路AND2の他方の入
力にはオア回路OR1を介してローレベル信号が供給され
るので、第1図のアンド回路AND2出力はローレベルとな
り、トランジスタTR3,TR4がオフ状態となって電磁コイ
ル71aへの通電が解除される。その結果、ドア開閉用モ
ータDMへの電力供給が解除され、同モータDMはドア12の
開閉動作を停止する。なお、一方のハーフロック検出ス
イッチ38a(又は38b)がオン状態になっても、他方のハ
ーフロック検出スイッチ38b(又は38a)がオフ状態にあ
れば、アンド回路AND2の他方の入力にはオア回路OR1を
介してハイレベル信号が供給されるので、前記ドア開閉
用モータDMによるドア12の開閉動作は続行される。
一方、前記ハーフロック検出スイッチ38a,38bのオン状
態への変化により、アンドAND3a,AND3bの各一方の入力
にはインバータ回路INV1,INV2を介してハイレベル信号
をそれぞれ供給されるようになる。このとき、フルロッ
ク検出スイッチ41a,41bは共にオフ状態にあって、アン
ド回路AND3a,AND3bの他方の入力にもタイマ回路72a,72b
を介してハイレベル信号がそれぞれ供給されているの
で、同回路AND3a,AND3bの出力は共にハイレベルとな
る。これにより、トランジスタTR5a,TR6a,TR5b,TR6bが
それぞれオン状態になり、電磁コイル73aa,73baが通電
制御される。これらの電磁コイル73aa,73baの通電制御
により、リレースイッチの可動接点73ab,73bbが固定接
点73ad,73bd側にそれぞれ切り替えられるので、ロック
用モータRM1,RM2には実線矢印方向への電流がそれぞれ
流れて両モータRM1,RM2は正転する。このロック用モー
タRM1,RM2の回転により、第5図に示すように、ロック
機構RK1,RK2の各リンク31,31が各リンク32,32を介して
上方向に駆動され、ロック用レバー26,26が時計方向へ
回転し、レバー28,28を介してラッチ24,24を反時計方向
へ回転駆動する。これにより、第6B図の状態にあるラッ
チ24,24がさらに反時計方向に回転してストライカ22a,2
2bを完全に保持するようになると同時に、ポール25,25
が、第6C図に示すように、ラッチ24,24の回転を完全に
禁止する。その結果、ドア12がフルロックされることに
なる。
また、この状態になると、ポール25,25がフルロック検
出スイッチ41a,41aをそれぞれ駆動し、同スイッチ41a,4
1bがそれぞれオン状態になり、タイマ回路72a,72bの入
力信号はハイレベルからローレベルにそれぞれ変化す
る。かかるハイレベルからローレベルへの変化時には、
タイマ回路41a,41bは出力信号をハイレベルからローレ
ベルへ即座に変化させるので、アンド回路AND3a,AND3b
の出力は前記フルロックに同期してローレベルになる。
これにより、ドア12のフルロック時にトランジスタTR5
a,TR6a,TR5b,TR6bもオフ状態になり、電磁コイル73aa,7
3baの通電がそれぞれ解除されて、各リレースイッチの
可動接点73ab,73bbが固定接点73ac,73bc側に切り替えら
れる。また、これと同時にアンド回路AMD4a,AND4bの各
一方の入力にはインバータ回路INV2a,INV2bを介してハ
イレベル信号がそれぞれ供給されるようになる。このと
き、前記ロック動作によりロック用レバー26,26は基準
位置になく、基準位置検出スイッチ42a,42bはそれぞれ
オフ状態にあるので、アンド回路AND4a,AND4bの各他方
の入力にもハイレベル信号が供給されており、同アンド
回路AND4a,AND4bの出力はそれぞれハイレベルになる。
これにより、トランジスタTR7a,TR8a,TR7b,TR8bがそれ
ぞれオン状態になり、電磁コイル74aa,74baがそれぞれ
通電制御される。これらの電磁コイル74aa,74baの通電
制御により、リレースイッチの可動接点74ab,74bbが固
定接点74ad,74bd側にそれぞれ切り替えられるので、ロ
ック用モータRM1,RM2には破線矢印方向への電流がそれ
ぞれ流れて両モータRM1,RM2は逆転する。このロック用
モータRM1,RM2の回転により、第5図に示すように、ロ
ック機構RK1,RK2を各リンク31,31は各リンク32,32を介
して下方向に駆動され、ロック用レバー26,26を反時計
方向へ回転させる。
該ロック用レバー26,26の回転によって同レバー26,26が
基準位置(第5図の状態)に戻ると、同レバー26,26が
基準位置検出スイッチ42a,42bをそれぞれ駆動し、同ス
イッチ42a,42bがそれぞれオン状態になる。これによ
り、アンド回路AND4a,AND4bの各他方の入力にはローレ
ベル信号が供給されることになり、同回路AND4a,AND4b
の出力がそれぞれローレベルとなるので、トランジスタ
TR7a,TR8a,TR7b,TR8bのオフ状態変化に伴う各電磁コイ
ル74aa,74baの通電解除により、各リレースイッチの可
動接点74ab,74bbが固定接点74ac,74bc側にそれぞれ切り
替えられる。そして、ロック用モータRM1,RM2に対する
前記電力供給が停止する。その結果、前記ロック用レバ
ー26,26がそれぞれ基準位置に維持され、ドア12の開成
初期のラッチ24,24及びレバー28,28の時計方向への回転
を許容するようになる。
また、かかるフルロック状態では、ハーフロック検出ス
イッチ38a,38b及びフルロック検出スイッチ41a,41bは全
てオン状態にあり、該状態で操作スイッチ62が開成側に
切り替えられると、先にフルロック検出スイッチ41a,41
bがそれぞれオフ状態になってタイマ回路72a,72bの入力
がハイレベルになる。しかし、タイマ回路72a,72bは所
定時間経過後にその出力をそれぞれハイレベルにし、そ
の間に、ラッチ24,24はそれぞればね力により第5図に
て時計方向に回転して、ハーフロック検出スイッチ38a,
38bをオフ状態にするので、ドア12の開成初期にアンド
回路AND3a,AND3bの出力がハイレベルになることはな
い。これにより、ドア12の開成初期に、ロック用モータ
RM1,RM2が回転してドア12が再びロックされるような事
態を防止できる。
上記動作説明からも明かなとおり、上記実施例によれ
ば、ロック用モータRM1,RM2をドア開閉用モータDMと別
に設けて、ドア開閉用モータDMでドア12をハーフロック
状態(閉成状態)まで駆動した後に、ロック用モータRM
1,RM2を用いてロック機構RK1,RK2を駆動することにより
ドア12をロックするようにしたので、同ドア12を開閉移
動中に大きな速度で動かす必要がなくなり、ドア12の移
動速度による不安感及びドア12の閉成時の乗降口11の後
縁部11a及び前縁部11bへの衝突による不快感をなくすこ
とができる。
なお、上記実施例においては、ロック機構RK1,RK2内に
設けたハーフロック検出スイッチ38a,38bによりドア12
の閉成状態を検出するようにしたが、同検出スイッチ38
a,38bに代え、全開スイッチ58(第7図)のように、駆
動制御ボックスBX内にドア12の閉成状態に対応した出力
軸21の回転位置を検出するスイッチを設けて、該スイッ
チによりドア12の閉成状態を検出するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す車両用ドアの自動開閉
制御回路図、第2図は同ドアを車室内側から見た斜視
図、第3図は第2図のA部の拡大斜視図、第4図は前記
ドア内部の斜視図、第5図は第4図のロック機構の詳細
斜視図、第6A図〜第6C図は同ロック機構の動作状態図、
第7図は前記ドアの駆動機構の概略図、第8図は第2図
のケーブル駆動機構の概略図、第9図は第1図の各種ス
イッチの状態説明図である。 符号の説明 BX……駆動制御ボックス、DM……ドア開閉用モータ、RK
1,RK2……ロック機構、RM1,RM2……ロック用モータ、PG
……プラネタリギヤユニット、12……ドア、15,16……
アーム、17,18……リンク、21……出力軸、22a,22b……
ストライカ、24……ラッチ、25……ポール、26……ロッ
ク用レバー、27……ロック解除用レバー、38a,38b……
ハーフロック検出スイッチ、41a,41b……フルロック検
出スイッチ、42a,42b……基準位置検出スイッチ、58…
…全開スイッチ、62……操作スイッチ、68,73a,73b,74
a,74b……電磁リレー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 神谷 克彦 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)考案者 奥瀬 順一 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)考案者 石川 恵補 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)考案者 太田 久敏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 野中 正勝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 三村 直久 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭58−178786(JP,A) 実開 昭60−137067(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ドアの開閉を指示する操作スイッチ
    と、前記操作スイッチの操作に応じて正転及び逆転する
    ドア開閉用モータと、前記ドア開閉用モータにより駆動
    されて車両用ドアを開閉する開閉機構とを備えた車両用
    ドアの自動開閉制御装置において、 ドアロック用モータと、 前記ドアロック用モータにより駆動されて車両用ドアを
    ロックするロック機構と、 車両用ドアの閉成状態及び非閉成状態を検出して同閉成
    状態及び非閉成状態をそれぞれ表す閉成状態検出信号を
    出力する閉成状態検出手段と、 車両用ドアのロック状態及び非ロック状態を検出して同
    ロック状態及び非ロック状態をそれぞれ表すロック状態
    検出信号を出力するロック状態検出手段と、 前記ロック状態検出手段によって出力されたロック状態
    検出信号に応答して同ロック状態検出信号が非ロック状
    態からロック状態を表す信号に変化したときには同ロッ
    ク状態を表す信号を即座に出力しかつ同ロック状態検出
    信号がロック状態から非ロック状態を表す信号に変化し
    たときには同非ロック状態を表す信号を所定時間だけ遅
    延して出力するタイマ手段と、 前記閉成状態検出手段によって出力された閉成状態検出
    信号が車両用ドアの閉成状態を表しかつ前記タイマ手段
    によって出力されたロック状態検出信号が車両用ドアの
    非ロック状態を表しているときにのみ前記ドアロック用
    モータを回転させて前記ロック機構による車両用ドアの
    ロック制御をするロック制御手段とを設けたことを特徴
    とする車両用ドアの自動開閉制御装置。
JP13033488U 1988-10-04 1988-10-04 車両用ドアの自動開閉制御装置 Expired - Lifetime JPH0722455Y2 (ja)

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