JPH07224131A - 活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物

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Publication number
JPH07224131A
JPH07224131A JP1636694A JP1636694A JPH07224131A JP H07224131 A JPH07224131 A JP H07224131A JP 1636694 A JP1636694 A JP 1636694A JP 1636694 A JP1636694 A JP 1636694A JP H07224131 A JPH07224131 A JP H07224131A
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JP
Japan
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unsaturated
aqueous
vinyl ether
compound
acid
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Application number
JP1636694A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Tanaka
重弘 田中
Masanori Takase
正則 高瀬
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤、塗料、コーチィング剤、シーリング
剤として有用な活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物
を得る。 【構成】 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリエス
テル若しくは水性飽和ポリエステルウレタン及びα、β
位に二重結合を有する不飽和二塩基酸によって導入され
た不飽和二重結合を有する水性不飽和ポリエステル若し
くは水性不飽和ポリエステルウレタンを必須成分として
含有する活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規にして有用なる活性
エネルギー線硬化型水性樹脂組成物に関し、さらに詳細
には、ビニルエーテル化合物とα、β位に二重結合を持
つ不飽和二塩基酸エステル化合物を必須成分として含ん
でなる接着性、密着性に優れ安全衛生性に優れた、電子
線、紫外線などの活性エネルギー線により硬化する、接
着剤、塗料、インキ、として有用な高感度活性エネルギ
ー線硬化型水溶性又は自己乳化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】不飽和ポリエステルを含有するエネルギ
ー線硬化性塗料組成物、例えばスチレンを用いて硬化さ
せる塗膜は表面硬化性が悪く、硬化速度も遅くしかもス
チレン蒸気による環境汚染が起きる。不飽和ポリエステ
ルの硬化性改良を目指したものとしては特開平2−17
16号公報の組成物、特表平4−505027号公報、
特表平4−505028号公報、特表平4−50502
9号公報の組成物が知られている。しかし、塗料、接着
剤、インキ、の分野において塗工するには塗工可能な粘
度まで下げなければならず、無溶剤型では組成物の分子
量が制限される。このためこれを硬化した塗膜の物性は
溶剤型や水性型に比べ劣ったものになる。優れた塗膜を
得るために組成物の分子量を上げると粘度が上がる。従
って塗工に適当な粘度とするためには溶剤が必要であ
り、溶剤を使用すると溶剤による環境汚染の問題が残
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、前記したように水性であるために環境汚染もな
く、安全衛生性の高い塗料、接着剤、インキ等の用途の
様々な被塗装面に対する接着性の向上した、硬化性の高
い、優れた活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物の提
供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上述したご
とき従来技術における欠点ないしは問題点を解消し、解
決すべく、水性ビニルエーテル化合物及びα、β位に二
重結合を有する不飽和二塩基酸によって導入された不飽
和二重結合を有する水性化合物を必須成分として含んで
なる接着性、密着性に優れ、電子線、紫外線などの活性
エネルギー線により硬化する、接着剤、塗料、インキ、
として有用な水溶性又は自己乳化性樹脂組成物を見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0005】本発明は必須の成分として(A)ビニルエ
ーテル基を有する水性飽和ポリエステルもしくは水性飽
和ポリエステルウレタン及び(B)α、β位に二重結合
を持つ不飽和二塩基酸によって導入された不飽和二重結
合を有する水性不飽和ポリエステル若しくは水性不飽和
ポリエステルウレタン化合物を含んでなり、必要に応じ
て、公知の活性エネルギー線により硬化するビニル基含
有化合物など各種樹脂化合物、ビニル系架橋剤、希釈
剤、或いはシランカップリング剤、可塑剤、界面活性
剤、などの各種添加剤、助剤を含んでなり、さらに必要
に応じて、活性エネルギー線硬化用重合開始剤、熱分解
ラジカル開始剤を含んでなる、環境汚染がなく、安全衛
生性に優れた、塗料、接着剤、インキ等の用途の様々な
被塗装面に対する接着性の向上した、硬化性の高い活性
エネルギー線硬化型水性樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0006】ここにおいて、まず、前記した水性ビニル
エーテル基含有化合物(A)としては、次のようなもの
を挙げることができる。
【0007】飽和多塩基酸もしくはその同効化合物、或
いはラクトンモノマー、及び多価アルコールを酸成分の
カルボキシル基1当量に対し水酸基当量が1倍当量以上
の割合で反応させて平均分子量300〜20000、好
ましくは平均分子量700から15000のポリエステ
ル(A−1−イ)を調整し、次いでこのポリエステル
(A−1−イ)の水酸基1当量に対し、2個のカルボキ
シル基が水1分子を失って縮合した酸無水物基を2個有
する化合物0.5〜1.5モル好ましくは0.6〜1.
1モル反応させて末端酸無水物基化合物を調整し、次い
でその酸無水物基1当量に対し活性水素を有するビニル
エーテル化合物を0.02〜1.5当量好ましくは0.
1〜1.1当量反応させて得られるビニルエーテル基を
有する水性飽和ポリエステル(A−1)。
【0008】飽和多塩基酸若しくはその同効化合物、或
いはラクトンモノマー、カルボキシル基を有するポリヒ
ドロキシ化合物と多価アルコールをアルコール成分の水
酸基当量に対し、カルボキシル基当量が1倍当量以上の
任意の割合で酸成分を配合し、公知の任意の方法により
脱水、又は脱アルコール反応或いは付加反応して平均分
子量300〜20000、好ましくは平均分子量700
〜15000の末端カルボキシル基を有する水性ポリエ
ステル(A−2−イ)を得た後、この末端カルボキシル
基を有する水性ポリエステル(A−2−イ)のカルボキ
シル基1当量に対しエポキシ基を有するビニルエーテル
化合物0.02〜1.5当量、好ましくは0.1〜1.
1当量を反応させて得られるビニルエーテル基を有する
水性飽和ポリエステル(A−2)。
【0009】飽和多塩基酸若しくはその同効化合物、或
いはラクトンモノマー、カルボキシル基を有するポリヒ
ドロキシ化合物、及び多価アルコールを酸成分のカルボ
キシル基1当量に対し、多価アルコール成分の水酸基1
当量以上を公知の任意の方法により脱水、又は脱アルコ
ール反応或いは付加反応して分子量300〜20000
の末端水酸基を有する水性飽和ポリエステル(A−3−
イ)を得た後、水性飽和ポリエステル(A−3−イ)の
水酸基1当量に対し、ポリイソシアネート化合物のイソ
シアネート基1〜10当量好ましくは、1〜5当量を反
応させて末端イソシアネート基を有するポリイソシアネ
ート化合物を調整し、このポリイソシアネート化合物の
イソシアネート基1当量に対し、活性水素を有するビニ
ルエーテル化合物0.02〜1.5当量、好ましくは
0.1〜1.1当量を反応させて得られるビニルエーテ
ル基を有する水性飽和ポリエステルウレタン(A−
3)。
【0010】飽和多塩基酸若しくはその同効化合物、或
いはラクトンモノマーと多価アルコールを公知の任意の
方法により脱水、又は脱アルコール反応或いは付加反応
してポリエステルを得た後、このポリエステル、カルボ
キシル基を有するポリヒドロキシ化合物及び多価アルコ
ールなどの水酸基1当量に対し、ポリイソシアネート化
合物のイソシアネート基1〜10当量好ましくは、1〜
5当量を反応させてポリイソシアネート中間体を調整
し、このポリイソシアネート中間体のイソシアネート基
1当量に対し、活性水素を有するビニルエーテル化合物
0.02〜1.5当量、好ましくは0.1〜1.1当量
を反応させて得られるビニルエーテル基を有する水性ポ
リエステルウレタン(A−4)。
【0011】α、β位に二重結合を持つ不飽和二塩基酸
によって導入された不飽和二重結合を有する水性不飽和
ポリエステル(B)としては、次のようなものを挙げる
ことができる。
【0012】α、β位に二重結合を有する不飽和二塩基
酸、飽和多塩基酸若しくはその同効化合物、或いはラク
トンモノマー及び多価アルコールを酸成分のカルボキシ
ル基1当量に対し、水酸基当量が1倍当量以上の任意の
割合でアルコール成分を配合し、公知の任意の方法によ
り脱水、又は脱アルコール反応或いは付加反応すること
により平均分子量300〜20000、好ましくは平均
分子量700〜15000の不飽和ポリエステル(B−
1−イ)を調整し、二個のカルボキシル基が水一分子失
って縮合した酸無水物基を2個有する化合物の酸無水物
基1当量に対し、不飽和ポリエステル(B−1−イ)の
水酸基0.2〜5当量好ましくは0.5〜2.0当量反
応させて得られる水性不飽和ポリエステル(B−1)。
【0013】α、β位に二重結合を有する不飽和二塩基
酸、飽和多塩基酸若しくはその同効化合物、或いはラク
トンモノマー、カルボキシル基を有するポリヒドロキシ
化合物と多価アルコールをアルコール成分の水酸基当量
に対し、カルボキシル基当量が1倍当量以上の任意の割
合で酸成分を配合し、公知の任意の方法により脱水、又
は脱アルコール反応或いは付加反応して得た好ましくは
平均分子量300〜20000、より好ましくは平均分
子量700〜15000の末端カルボキシル基を有する
水性不飽和ポリエステル(B−2)。
【0014】前記水性不飽和ポリエステル(B−1−
イ)、多価アルコール等の活性水素を有する化合物及び
ポリイソシアネート化合物とを反応して得られる水性不
飽和ポリエステルウレタン(B−3)。
【0015】前記不飽和ポリエステル(B−1−イ)、
カルボキシル基を有するポリヒドロキシ化合物、多価ア
ルコール等の活性水素を有する化合物及びポリイソシア
ネート化合物とを反応して得られる水性不飽和ポリエス
テルウレタン(B−4)。
【0016】上記したα、β位に二重結合を持つ不飽和
二塩基酸としては、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、無水イタコン酸から選ばれる1種或
いは2種以上を用いることができる。
【0017】上記した飽和多塩基酸としては、琥珀酸、
無水琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、等の炭素数4〜
28の脂肪族ジカルボン酸及びそれらのジメチルエステ
ルのごとき脂肪族ジカルボン酸の同効化合物、ヘキサヒ
ドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、等の脂環族ジカルボン
酸;オルソフタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、テレフタル酸ジメチルエステル等の芳香族
ジカルボン酸又はその同効化合物;トリメリット酸、無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、マレイン化メ
チルシクロヘキセン4塩基酸無水物(大日本インキ化学
工業(株)製 商品名:エピクロンB−4400)等の
飽和多塩基酸若しくはその同効化合物挙げられ、その1
種或いは2種以上を用いることができる。
【0018】上記したカルボキシル基を有するポリヒド
ロキシ化合物の代表としてはジメチロールプロピオン酸
が挙げられる。上記多価アルコールとしては、例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、2ーメチルー
1,3ープロパンジオール、ジプロピレングリコール、
1,3ーブチレングリコール、1,4ーブチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、1,6ーヘキサンジオ
ール、3ーメチルー1,5ペンタンジオール、2−エチ
ル−1,3ヘキサンジオール、2−ブチル−2−エチル
−1,3プロパンジオール、シクロヘキサン−1,4ジ
メタノール、スピログリコール類、モノグリシジルエー
テル類、モノグリシジルエステル類、モノエポキサイド
類などのジオール或いはジオールの同効化合物;グリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール;ポリエ
ポキシ化合物、エポキシ樹脂など多価アルコールの同効
化合物、ラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオ
ール、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオ
ール、ポリペンタジエンポリオール、等の多価アルコー
ル、多価アルコールの同効化合物等を挙げることができ
る。
【0019】上記した活性水素を有する化合物には、上
記多価アルコールの他、アミン類、チオール類等を挙げ
ることができる。アミン類としては、エチルアミン、n
−プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン
等の1級アミン、ジエチルアミン、ジn−プロピルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン等の2級ア
ミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノール
アミン、ジブチルエタノールアミン等のジアルキルモノ
アルカノールアミン、メチルエタノールアミン、ブチル
エタノールアミン等のモノアルキルジアルカノールアミ
ン、ピペリジン、ピペラジン等の環状アミン類等を挙げ
ることができ、またチオール類としては、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、チオグリコール、トリ
グリコールジメルカプタン、チオグリセリン、トリメチ
ロールプロパントリス−(β−チオプロピオネート)等
を挙げる事ができる。
【0020】上記したラクトンモノマーとしては、ε−
カプロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン等が
挙げられ、その1種或いは2種以上を用いることが出来
る。
【0021】上記した2個のカルボキシル基が水一分子
失って縮合した酸無水物基を1個有する化合物として
は、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水琥珀酸、ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、無水フタル酸、
無水トリメリット酸等が挙げられ、その1種或いは2種
以上を同時に用いることが出来る。
【0022】2個のカルボキシル基が水一分子失って縮
合した酸無水物基を2個有する化合物としては、無水ピ
ロメリット酸、マレイン化メチルシクロヘキセン4塩基
酸無水物(大日本インキ化学工業(株)製 商品名:エ
ピクロンB−4400)、エチレングリコール無水トリ
メリット酸ジエステル(新日本理科(株)製 商品名:
リカレジンTMEG)等が挙げられ、その1種或いは2
種以上を同時に用いることが出来る。
【0023】上記したポリイソシアネート化合物として
は、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ト
リレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソ
シアネート(XDI)ナフチレンジイソシアネート(N
DI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、
1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
(H6XDI)、ノルボルナンジイソシアネートメチル
(NBDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト(H12MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HMDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート(TMDI)、リジンジイソシアネート(LDI)
等のジイソシアネート化合物及び、これらジイソシアネ
ート化合物のトリオールアダクト、水との共反応により
得られるビュウレット型並びにイソシアヌレート型のポ
リイソシアネート等が挙げられこれらの1種又は2種以
上を同時に用いることが出来る。
【0024】上記した活性水素を有するビニルエーテル
化合物には、エチレングリコールモノビニルエーテル、
ブタンジオールモノビニルエーテル、ヘキサンジオール
モノビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニル
エーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテ
ル、等のヒドロキシビニルエーテル化合物;アミノエチ
ルビニルエーテル、アミノプロピルビニルエーテル等の
アミノアルキルビニルエーテル化合物;或いはアミノア
ルキルビニルエーテル化合物とグリシジルオキシブチル
ビニルエーテル、メチルグリシジルエーテル、ブチルグ
リシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、シク
ロヘキセンオキサイド、等のモノエポキサイド、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ブタンジオー
ルジグリシジルエーテル等のポリオールエーテル型エポ
キシ樹脂、フタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒド
ロフタル酸ジグリシジルエステル、等の多塩基酸エステ
ル型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
フェノールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ
樹脂等のポリエポキサイドの中から選ばれる1種又は2
種以上とを反応して得られる活性水素を有するビニルエ
ーテル化合物;或いはアミノエチルビニルエーテル、ア
ミノプロピルビニルエーテル等のアミノアルキルビニル
エーテル化合物と2ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
1,4ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、等の
ヒドロキシ(メタ)アクリレートもしくはこれらのエチ
レンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物、
ラクトン化合物の付加物などのヒドロキシ(メタ)アク
リレートの中から選ばれる1種又は2種以上とのマイケ
ル付加反応により得られる活性水素を有するビニルエー
テル化合物;或いはグリシジルオキシブチルビニルエー
テル等のグリシジルオキシアルキルビニルエーテルとア
ミノエチルビニルエーテル、アミノプロピルビニルエー
テル等のアミノアルキルビニル化合物、或いはエチルア
ミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチ
ルアミン等の1級アミン、ジエチルアミン、ジn−プロ
ピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン等
の2級アミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエ
タノールアミン、ジブチルエタノールアミン等のジアル
キルモノアルカノールアミン、メチルエタノールアミ
ン、ブチルエタノールアミン等のモノアルキルジアルカ
ノールアミン、ピペリジン、ピペラジン等の環状アミン
類等の1種又は1種以上とを反応して得られる活性水素
を有するビニルエーテル化合物;分子内にメルカプト基
を有するビニルエーテル化合物等の、活性水素を有する
ビニルエーテル化合物が挙げられる。
【0025】エポキシ基を有するビニルエーテル化合物
としては、例えばグリシジルオキシエチルビニルエーテ
ル、グリシジルオキシプロピルビニルエーテル、グリシ
ジルオキシブチルビニルエーテル等のグリシジルオキシ
アルキルビニルエーテル、4−グリシジルオキシシクロ
ヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノール
−グリシジルオキシ−ビニルエーテル等を挙げることが
できる。
【0026】上記したポリエステルは必要に応じてエス
テル化触媒としてテトライソプロピルチタネートのごと
きチタン酸エステル系、或いはジブチルチンオキサイド
のごとき錫系触媒を添加したり、脱水を促すためのキシ
レン、ソルベッソ100などの溶剤を添加するなどの公
知の方法によって脱水又は脱アルコール縮合して得られ
る。
【0027】中間体として使用する不飽和ポリエステル
中の不飽和基の数は、α、β位に二重結合を持つ不飽和
二塩基酸の配合量によって任意に決めることができ、好
ましくは不飽和ポリエステル1分子中に1〜10個、よ
り好ましくは1〜5個導入すればよい。また、水性不飽
和ポリエステルの酸価は、主にカルボキシル基を有する
ポリヒドロキシ化合物の配合量によって任意に設定する
ことができるが、最終的に得られる本発明のビニルエー
テル基を有する水性飽和ポリエステルもしくは水性飽和
ポリエステルウレタン(A)とα、β位に二重結合を持
つ不飽和二塩基酸によって導入された不飽和二重結合を
有する水性不飽和ポリエステル若しくは水性不飽和ポリ
エステルウレタン化合物(B)の酸価は、好ましくは2
0〜100、より好ましくは25〜70に設定して配合
量を決めればよい。カルボキシル基を有するポリヒドロ
キシ化合物の代表として挙げたジメチロールプロピオン
酸のカルボキシル基は反応性が低いためジメチロールプ
ロピオン酸をジオール成分として考えて反応する事がで
きる、しかし、ポリエステル中間体の反応終点付近では
酸成分が少なくなるために架橋成分として働くので十分
注意する必要がある。3官能以上の酸、或いはアルコー
ル成分又はそれらの同効成分を用いる場合は、合成時の
ゲル化防止を考慮した合成方法を採用することが望まし
い。
【0028】ポリイソシアネートのイソシアネート基と
ポリオール、アミン類或いは活性水素を有する化合物と
の反応においてその反応を促進するために必要に応じて
公知慣用の量のウレタン化触媒を用いることが出来る。
例えばオクチル酸第一錫、ジブチル錫ラウリレート、ジ
ブチル錫アセテート、ナフテン酸亜鉛、テトラ2ーエチ
ルヘキシルチタネート、第二2ーエチルヘキソエート
鉄、等の有機金属系ウレタン化触媒;トリエチルアミ
ン、トリエチレンジアミン、等のごときアミン系ウレタ
ン化触媒を挙げることが出来る。
【0029】これらの反応は無溶剤下、或いは必要に応
じて溶剤の存在下に行われても良い。この際に用いられ
る溶剤の代表的なものとしては、トルエン、キシレン、
シクロヘキサンのごとき炭化水素系;酢酸エチル、酢酸
n−ブチル、酢酸iso−ブチルのごときエステル系;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノンの如きケトン系;モノグライム、
ダイグライム、テトラヒドロフラン、ジオキサンの如き
エーテル系;メチルセロソルブアセテート、セロソルブ
アセテート、ブチルセロソルブアセテート、プロピレン
グリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールエチルエーテルアセテートの如きグリコールアル
キルエーテルアセテート系の溶剤が挙げられ、これらは
単独で、或いは二者以上を混合して用いることが出来
る。
【0030】前記したビニルエーテル基を有する水性飽
和ポリエステルもしくは水性飽和ポリエステルウレタン
(A)及びα、β位に二重結合を持つ不飽和二塩基酸に
よって導入された不飽和二重結合を有する水性不飽和ポ
リエステルもしくは水性不飽和ポリエステルウレタン
(B)を得る反応中はアルコール系溶剤を加えることは
出来ないが、反応終了後に必要に応じてアルコール系溶
剤を加えることができる。この際に用いられるアルコー
ル系溶剤は、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル等が挙げられる
【0031】本発明において前記したビニルエーテル基
を有する水性飽和ポリエステルもしくは水性飽和ポリエ
ステルウレタン(A)或いはα、β位に二重結合を持つ
不飽和二塩基酸によって導入された不飽和二重結合を有
する水性不飽和ポリエステルもしくは水性不飽和ポリエ
ステルウレタン(B)のカルボキシル基と反応して親水
性を付与するための塩基性化合物としてはアンモニアの
他、アミン化合物をカルボキシル基1当量に対し0.2
〜1.5当量好ましくは0.5〜1.1当量用いられ
る。
【0032】水溶液の貯蔵安定性を得るために必要に応
じて公知の乳化剤を添加できる。
【0033】水性化のための水は脱イオン水、蒸留水な
どが使用される。水性化後蒸留などの公知任意の方法で
脱溶剤を行うことができる。
【0034】前記した本発明の水性樹脂組成物に於いて
は、ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリエステルも
しくは水性飽和ポリエステルウレタン(A)のビニル基
1当量に対し、α、β位に二重結合を持つ不飽和二塩基
酸によって導入された不飽和二重結合を有する水性不飽
和ポリエステルもしくは水性不飽和ポリエステルウレタ
ン(B)の不飽和基0.2から5、好ましくは0.5か
ら2当量に配合し用いられる。
【0035】上記アミン化合物としては第3級窒素を有
するものが好ましく、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン等の脂肪
族第3級アミン,N,N−ジメチルエタノールアミン、
N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジメチル
イソプロパノールアミン、N,N−ジエチルイソプロパ
ノールアミン等のN,N−ジアルキルアルカノールアミ
ン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタ
ノールアミン、N−メチルジイソプロパノールアミン、
N−エチルジイソプロパノールアミンの様なN−アルキ
ルジアルカノールアミン、トリエタノールアミン、トリ
イソプロパノールアミン等のトリアルカノールアミンな
どを挙げることができる。
【0036】本発明において使用される溶剤は上記した
アルコール系溶剤、ダイグライム、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチル−2−ピロリドン等の有機溶剤を分散媒
の一部に用いることができるが、有機溶剤の配合量は環
境安全性、保存安定性、法律上の要請等から選ばれ、3
0重量%以下が好ましく、特に15重量%以下が好まし
い。
【0037】本発明ではその目的を損なわない範囲で他
の化合物を混合することができる。その化合物の具体的
な例としては、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、(メタ)アクリルエステル共
重合樹脂、スチレン−(メタ)アクリルエステル共重合
樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ケ
トン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ロジン変
性フェノール樹脂、ウレア樹脂、メラミン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリブタジエン樹脂、石油樹脂、エチレン酢
酸ビニル共重合樹脂、ポリビニルアルコール、ワックス
類など;また、必要に応じて架橋剤或いは希釈剤とし
て、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソ−
プロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートのご
ときアルキル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートの如きジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト等の(メタ)アクリレート単量体、;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等の多価アルコールあるい
は多価アルコールの同効化合物と(メタ)アクリル酸の
エステル、多価アルコールあるいはその同効化合物、及
び多塩基酸を縮合して得られるポリエステルポリオール
と(メタ)アクリル酸或いはその同効化合物との縮合物
のポリエステルアクリレート、多価アルコール、ポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオール等と、ポリ
イソシアネート及び2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
トの等ヒドロキシアクリレートを反応して得られるポリ
ウレタンアクリレートに代表される(メタ)アクリロイ
ル基を有する化合物;ジメチルフマレート、ジエチルフ
マレート、ジブチルフマレート、ジメチルマレエート、
ジブチルマレエート、ジメチルイタコネート、ジエチル
イタコネートのごとき不飽和二塩基酸ジアルキルエステ
ル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、
イソブチルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテ
ル、シクロヘキシルビニルエーテルの如きアルキルビニ
ルエーテル、多価アルコールのモノ、ジ或いはポリビニ
ルエーテル等公知のビニル系化合物を使用する事ができ
る。
【0038】本発明の活性エネルギー線硬化型水性樹脂
組成物を安定に貯蔵する目的として例えば、ハイドロキ
ノン、モノ−tert−ブチルハイドロキノン、2,5
−ジ−tert−ブチルハイドロキノン、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル、カテコール、p−tert−ブ
チルカテコール、ベンゾキノン、2,5−ジ−tert
−ブチルベンゾキノン、2,5−ジフェニル−p−ベン
ゾキノン、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾ
ール等公知の熱重合禁止剤を0.001〜2.5重量
%、好ましくは0.005〜1重量%必要に応じて
(A)ビニルエーテルと化合物及び(B) α、β位に
二重結合を持つ不飽和二塩基酸エステル化合物を得る反
応中或いは反応後に添加することができる。
【0039】本発明では、必要に応じて公知慣用の通常
使用される染料、顔料などの着色剤、難燃化剤、ガラス
粉、マイカ、鉄粉、体質顔料などの充填剤、分散剤、潤
滑剤、帯電防止剤、レベリング剤、消泡剤、酸化防止剤
などの添加剤を加えることができる。
【0040】更に本発明では、接着性、密着性を付与す
る目的でビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン等のビニルシラン類、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシランの如きアクリルシラン類、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ
−アミノプロピルトリメトキシシランの如きアミノシラ
ン類、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランの如
きメルカプトシラン類、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエ
トキシシランの如きエポキシシラン類などのシランカッ
プリング剤、チタンカップリング剤等を用いることがで
きる。
【0041】本発明の活性エネルギー線硬化型水性樹脂
組成物は公知の方法により硬化させることができ、例え
ば電子線により硬化させる場合は、被着体に塗装して水
及び含まれる場合は小量の有機溶剤を蒸発乾燥させた
後、加速電圧20〜2000KeV,好ましくは150
〜300KeVの電子線照射装置を用いて、少量の酸素
を含む、または含まない不活性ガス雰囲気中で、全照射
線量が5〜200KGy、好ましくは20〜150KG
yとなるように照射して硬化物を得ることができる。
【0042】また本発明においては他の硬化手段、例え
ば水銀灯、キセノンランプなどから得られる紫外線によ
り空気中または不活性ガス雰囲気中で硬化する方法;赤
外線、高周波若しくはマイクロ波の如き熱に関与するエ
ネルギーによるもの、即ち加熱硬化する方法がある。前
記した電子線やX線、ガンマー線など物質に吸収されて
2次電子を放出する作用を有する高エネルギーの電離性
放射線を用いる場合には、特に重合開始剤を添加しなく
てもいいが、加熱硬化或いは紫外線硬化を用いる場合は
光重合開始剤或いは熱重合開始剤を添加することが好ま
しい。また、前記した電離放射線による硬化方法、紫外
線による硬化方法或いは加熱硬化する方法の中から選ば
れる1種を単独でまたは2種以上の方法を同時に、或い
は各々前後して用いることができる。
【0043】これらの熱或いは光による重合開始剤とし
ては、例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、1,1’アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボ
ニトリル)等のアゾ系開始剤類、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドなどの
如きケトンパーオキサイド類、クメンハイドロパーポキ
サイド、tert−ブチルパーオキサイド等のハイドロ
パーオキサイド類、ジ−tert−ブチルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサ
イド類、tert−ブチルパーオキシラウリレート、t
ert−ブチルパーオキシベンゾエート等のパーオキシ
エステル類などの過酸化物開始剤が例示できる。更に光
重合開始剤としては例えばベンジル、ベンゾフェノン、
ミヒラーケトンジベンゾスベロン、2−エチルアンスラ
キノン、イソブチルチオキサントン等のごとき分子間水
素引き抜き型開始剤、ベンゾインエチルエーテル、ジエ
トキシアセトフェノン、ベンジルメチルケタール、2−
ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、アシルフォ
スフィンオキサイド、2−メチル−1−〔4−(メチル
チオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1等の
分子内結合開裂型の開始剤が挙げられる。
【0044】かくして得られる本発明の活性エネルギー
線硬化型水性樹脂組成物は、鋼板、アルミ板などの金属
材料、ガラス、或いはセラミックへの塗料、またはシー
リング剤または接着剤などとして広い範囲に応用でき
る。
【0045】
【実施例】次に、本発明を参考例、実施例により一層具
体的に説明するが、以下に於いて部および%は特段の断
りがない限り全て重量比を表す。
【0046】調製例1 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリエステル(A−
1)の調製 脱水を進めるための分溜管、デカンター、還流冷却管、
及び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付き反応器にエ
チレングリコール48.6部、1,6ヘキサンジオール
138.9部、ネオペンチルグリコール204.0部、
イソフタル酸176.6部、セバチン酸250.7部、
アジピン酸181.2部 を入れて攪拌し、窒素ガスを
吹き込みながら昇温する。分溜管出口の温度が100℃
以上にならないように加熱をコントロールして、140
℃〜230℃まで約4時間かけて昇温し、230℃で3
時間反応後、120℃迄冷却して120℃を保ちながら
30分間、減圧度20〜30mmHgにて減圧脱水し
て、酸価0.18KOHmg/g;水酸基価45.8K
OHmg/gのポリエステル(A−1−イ)を得た。
【0047】次いで、還流冷却管、及び空気導入管、温
度計を備えた攪拌機付き反応器に、ポリエステル(A−
1−イ)579.0部、エピクロンB−4400(大日
本インキ化学工業(株)製)93.6部、を入れて攪拌
しながら125℃まで1時間で昇温し125℃で3時間
反応後、ヒドロキシブチルビニルエーテル27.4部を
加え、ふたたび125〜130℃で3時間反応して酸価
56.8KOHmg/g、GPC法スチレン換算(数平
均分子量6130、重量平均分子量25800)ビニル
エーテル基を有する不飽和ポリエステルを得た。冷却し
ながらメチルエチルケトン300部、トリエチルアミン
71.8部を加え、更にこの溶液に純水1400部を加
え、50℃にて減圧蒸留しメチルエチルケトンを除去し
てビニルエーテル基を有する水性飽和ポリエステル(A
−1)を調製した。
【0048】調製例2 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリエステル(A−
2)の調製 脱水を進めるための分溜管、デカンター、還流冷却管、
及び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付き反応器に
1,6ヘキサンジオール125.0部、ジメチロールプ
ロピオン酸85.7部、2−メチル1,3プロパンジオ
ール164.9部、セバチン酸226.9部、アジピン
酸273.3部、イソフタル酸124.3部及び還流溶
媒としてキシレン30部を入れて攪拌し、窒素ガスを吹
き込みながら昇温する。分溜管出口の温度が100℃以
上にならないように加熱をコントロールして、140℃
〜230℃まで約4時間かけて昇温し、230℃で3時
間反応後、120℃迄冷却して120℃を保ちながら3
0分間、減圧度20〜30mmHgにて減圧脱水して、
酸価69.9KOHmg/g;水酸基価0.28KOH
mg/gの飽和ポリエステル(A−2−イ)を得た。
【0049】還流冷却管、及び空気導入管、温度計を備
えた攪拌機付き反応器に、飽和ポリエステル(A−2−
イ)644.6部、グリシジルオキシブチルビニルエー
テル55.4部、トリブチルアミン7部を入れて攪拌し
ながら125℃まで1時間で昇温し125℃で3時間反
応後、酸価39.6KOHmg/g;GPC法スチレン
換算(数平均分子量4580、重量平均分子量2337
0)のビニルエーテル基を有する飽和ポリエステルをえ
た。冷却しながらメチルエチルケトン300部、トリエ
チルアミン60部を加え、更にこの溶液に純水1400
部を加え、50℃にて減圧蒸留しメチルエチルケトンを
除去してビニルエーテル基を有する水性飽和ポリエステ
ル(A−2)調製した。
【0050】調製例3 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリエステルウレタ
ン(A−3)の調製 還流冷却管、及び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付
き反応器に、調整例1のポリエステル(A−1−イ)4
89.5部、ジメチロールプロピオン酸47.6部、ノ
ルボルナンジイソシアネートメチル137.2部、メチ
ルエチルケトン238.6部、N−メチルピロリドン5
0部、ジブチル錫ジラウリレート0.14部、を入れて
攪拌しながら70℃まで1時間で昇温し70℃で3時間
反応後、ヒドロキシブチルビニルエーテル25.7部、
ジブチル錫ジラウリレート0.14部、メチルエチルケ
トン11.4部、を加え、窒素導入管を空気導入管に替
えて、再び70℃で5時間反応後、酸価28.6KOH
mg/g;GPC法スチレン換算(数平均分子量643
0、重量平均分子量32780)の水性不飽和ポリエス
テルウレタンを得た。更にこの溶液にトリエチルアミン
34.7部、純水1400部を加え、50℃にて減圧蒸
留し、メチルエチルケトンを除去してビニルエーテル基
を有する水性不飽和ポリエステルウレタン(A−3)を
調製した。
【0051】調製例4 ビニルエーテルを有する水性ポリエステルウレタン(A
−4)の調製 脱水を進めるための分溜管、デカンター、還流冷却管及
び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付き反応器に、
1,6ヘキサンジオール168.3部、ジメチロールプ
ロピオン酸127.4部、2−メチル1,3プロパンジ
オール142.6部、セバチン酸288.1部、アジピ
ン酸115.7部、イソフタル酸157.8部及び還流
溶媒としてキシレン30部を入れて攪拌し、窒素ガスを
吹き込みながら昇温する。分溜管出口の温度が100℃
以上にならないように加熱をコントロールして、140
℃〜230℃まで約4時間かけて昇温し、230℃で3
時間反応後、120℃迄冷却して120℃を保ちながら
30分間、減圧度20〜30mmHgにて減圧脱水し
て、酸価60.2KOHmg/g、水酸基価102.0
KOHmg/g;の水性飽和ポリエステル(A−4−
イ)を得た。
【0052】還流冷却管、及び窒素導入管、温度計を備
えた攪拌機付き反応器に、水性飽和ポリエステル(A−
4−イ)522.6部、イソホロンジイソシアネート1
40.6部、メチルエチルケトン234.2部、N−メ
チルピロリドン50部、ジブチル錫ジラウリレート0.
14部、を入れて攪拌しながら70℃まで1時間で昇温
し70℃で3時間反応後、ヒドロキシブチルビニルエー
テル36.7部、ジブチル錫ジラウリレート0.21
部、メチルエチルケトン15.8部、を加え、窒素導入
管を空気導入管に替えて、再び70℃で6時間反応後、
GPC法スチレン換算(数平均分子量5240、重量平
均分子量37560)のビニールエーテル基を有する水
性不飽和ポリエステルウレタンを得た。更にこの溶液に
トリエチルアミン56.6部、純水1400部を加え、
50℃にて減圧蒸留し、メチルエチルケトンを除去して
ビニールエーテル基を有する水性不飽和ポリエステルウ
レタン化合物(A−4)を調製した。
【0053】調製例5 水性不飽和ポリエステル(B−1)の調製 脱水を進めるための分溜管、デカンター、還流冷却管及
び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付き反応器に、
1,6ヘキサンジオール204.2部、2−メチル1,
3プロパンジオール233.6部、フマル酸60.2
部、セバチン酸174.7部、アジピン酸126.3
部、イソフタル酸201.0部及び還流溶媒としてキシ
レン30部を入れて攪拌し、窒素ガスを吹き込みながら
昇温する。分溜管出口の温度が100℃以上にならない
ように加熱をコントロールして、140℃〜230℃ま
で約4時間かけて昇温し、230℃で3時間反応後、1
20℃迄冷却して120℃を保ちながら30分間、減圧
度20〜30mmHgにて減圧脱水して、酸価0.11
KOHmg/g;水酸基価104.8KOHmg/gの
不飽和ポリエステル(B−1−イ)を得た。
【0054】次いで、還流冷却管、及び空気導入管、温
度計を備えた攪拌機付き反応器に、不飽和ポリエステル
(B−1−イ)601.2部、エピクロンB−4400
(大日本インキ化学工業(株)製)98.8部、を入れ
て攪拌しながら125℃まで1時間で昇温し125℃で
3時間反応して酸価60.0KOHmg/g、GPC法
スチレン換算(数平均分子量3980、重量平均分子量
16820)の水性不飽和ポリエステルをえた。冷却し
ながらメチルエチルケトン300部、トリエチルアミン
75部を加え、更にこの溶液に純水1400部を加え、
50℃にて減圧蒸留しメチルエチルケトンを除去して水
性不飽和ポリエステル(B−1)を調製した。
【0055】調製例6 水性不飽和ポリエステル(B−2)の調製 脱水を進めるための分溜管、デカンター、還流冷却管、
及び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付き反応器に
1,6ヘキサンジオール134.4部、ジメチロールプ
ロピオン酸43.6部、2−メチル1,3プロパンジオ
ール190.4部、セバチン酸305.7部、アジピン
酸171.8部、イソフタル酸111.6部、無水マレ
イン酸42.5部、ジブチル錫オキサイド0.2部及び
還流溶媒としてキシレン30部を入れて攪拌し、窒素ガ
スを吹き込みながら昇温する。分溜管出口の温度が10
0℃以上にならないように加熱をコントロールして、1
40℃〜230℃まで約4時間かけて昇温し、230℃
で3時間反応後、120℃迄冷却して120℃を保ちな
がら30分間、減圧度20〜30mmHgにて減圧脱水
して、酸価49.3KOHmg/g水酸基価0.38K
OHmg/g;GPC法スチレン換算(数平均分子量4
160、重量平均分子量24740)の水性不飽和ポリ
エステルを得た。 次いで、冷却しながらメチルエチル
ケトン428,6部、トリエチルアミン77.3部を加
え、更にこの溶液に純水1400部を加え、50℃にて
減圧蒸留しメチルエチルケトンを除去して水性不飽和ポ
リエステル(B−2)を調製した。
【0056】調製例7 水性不飽和ポリエステルウレタン(B−3)の調製 脱水を進めるための分溜管、デカンター、還流冷却管及
び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付き反応器に1,
6ヘキサンジオール179.4部、ジメチロールプロピ
オン酸160.8部、2−メチル1,3プロパンジオー
ル205.2部、セバチン酸343.4部、アジピン酸
148.9部、イソフタル酸112.9部、フマル酸6
9.6部及び還流溶媒としてキシレン30部を入れて攪
拌し、窒素ガスを吹き込みながら昇温する。分溜管出口
の温度が100℃以上にならないように加熱をコントロ
ールして、140℃〜230℃まで約4時間かけて昇温
し、230℃で3時間反応後、120℃迄冷却して12
0℃を保ちながら30分間、減圧度20〜30mmHg
にて減圧脱水して、酸価63.1KOHmg/g;水酸
基価104.8KOHmg/gの水性不飽和ポリエステ
ル(B−3−イ)を得た。
【0057】還流冷却管、及び空気導入管、温度計を備
えた攪拌機付き反応器に水性不飽和ポリエステル(B−
3−イ)601.8部、ジシクロヘキシルメタン−4,
4’−ジイソシアネート(H12MDI)98.2部、メ
チルエチルケトン250部、N−メチルピロリドン50
部、ジブチル錫ジラウリレート0.21部、を入れて攪
拌しながら70℃まで0.5時間で昇温し70℃で5時
間反応後、酸価37.9KOHmg/g、GPC法スチ
レン換算(数平均分子量4270、重量平均分子量19
860)の水性不飽和ポリエステルウレタンをえた。ト
リエチルアミン68.1部を加え、更にこの溶液に純水
1400部を加え、50℃にて減圧蒸留しメチルエチル
ケトンを除去して水性不飽和ポリエステルウレタン(B
−3)調製した。
【0058】調製例8 水性不飽和ポリエステルウレタン(B−4)の調製 還流冷却管、及び空気導入管、温度計を備えた攪拌機付
き反応器に調整例5の不飽和ポリエステル(B−1−
イ)467.8部、ジメチロールプロピオン酸70.2
部、ノルボルナンジイソシアネートメチル162部、メ
チルエチルケトン250部、N−メチルピロリドン50
部、ジブチル錫ジラウリレート0.21部、を入れて攪
拌しながら70℃まで0.5時間で昇温し70℃で7時
間反応後、酸価29.5KOHmg/g、GPC法スチ
レン換算(数平均分子量4690、重量平均分子量28
360)の水性不飽和ポリエステルウレタンをえた。ト
リエチルアミン53.1部を加え、更にこの溶液に純水
1400部を加え、50℃にて減圧蒸留しメチルエチル
ケトンを除去して水性不飽和ポリエステルウレタン(B
−4)調製した。
【0059】参考調製例1 還流冷却管、及び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付
き反応器にポリエステルジオールP−1010(クラレ
(株)製)380.6部、トリレンジイソシアネート
(TDI−80/20三井東圧化学(株)製)198.
7部、ジメチロールプロピオン酸76.5部、メチルエ
チルケトン231部、N−メチルピロリドン50部、ジ
ブチル錫ジラウリレート0.07部、を入れて攪拌しな
がら70℃まで1時間で昇温し70℃で3時間反応後、
更にtert−ブチルハイドロキノン0.21部、ヒド
ロキシエチルアクリレート44.2部、ジブチル錫ジラ
ウリレート0.14部、メチルエチルケトン19部を加
え、窒素導入管を空気導入管に替えて、再び70℃で5
時間反応後、GPC法スチレン換算(数平均分子量42
00、重量平均分子量26780)の水性不飽和ポリエ
ステルウレタン化合物を得た。更にこの溶液にトリエチ
ルアミン57.7部、純水1400部を加え、50℃に
て減圧蒸留し、メチルエチルケトンを除去して水性不飽
和ポリエステルウレタン化合物を調製した。
【0060】参考調製例2 還流冷却管、及び窒素導入管、温度計を備えた攪拌機付
き反応器にポリエーテルジオールPPG−1000(三
井東圧化学(株)製)361.8部、ノルボルナンジイ
ソシアネートメチル223.6部、ジメチロールプロピ
オン酸72.7部、メチルエチルケトン232部、N−
メチルピロリドン50部、ジブチル錫ジラウリレート
0.14部、を入れて攪拌しながら70℃まで1時間で
昇温し70℃で3時間反応後、更にtert−ブチルハ
イドロキノン0.21部、ヒドロキシエチルアクリレー
ト42.0部、ジブチル錫ジラウリレート0.14部、
メチルエチルケトン19部、を加え、窒素導入管を空気
導入管に替えて、再び70℃で5時間反応後、GPC法
スチレン換算(数平均分子量4290、重量平均分子量
28660)の水性不飽和ポリエーテルウレタン化合物
を得た。更にこの溶液にトリエチルアミン57.7部、
純水1400部を加え、50℃にて減圧蒸留し、メチル
エチルケトンを除去して水性不飽和ポリエ−テルウレタ
ン化合物を調製した。
【0061】実施例1〜7及び比較例1、2 調製例1〜8で得た化合物(A−1〜4)、(B−1〜
4)及び参考調製例1、2の化合物を表1の比率で配合
して実施例1〜7及び比較例1、2の活性エネルギー線
硬化型水性樹脂組成物とし、各種フイルムに乾燥塗膜の
厚さが2〜3μmとなるようバーコーターで塗布し、ド
ライヤーで乾燥後ラミネートした。次いでエレクトロカ
ーテン型電子線照射装置(ESI社製)により電子線を
20KGy照射し、ラミネートフイルムの接着強度を測
定した。
【0062】
【表1】 接着力単位 g/15mm
【0063】表略称の説明 GMS:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン Al:9μmアルミ箔 CPP:70μm無延伸ポリプロピレンフイルム Nyl:15μmナイロンフイルム PET:12μmポリエチレンテレフタレートフイルム
【0064】表1から明らかなように、本発明によれば
極めて接着強度の大きいラミネートフィルムを作成する
ことができる。
【0065】実施例8〜10及び比較例3 表1に示す実施例1、3、4の活性エネルギー線硬化型
水性樹脂組成物を脱脂したアルミニウム板上に乾燥した
塗膜の厚さが4〜5μmとなるようにバーコーターで塗
布し、ドライヤーで乾燥し、次いでエレクトロンカーテ
ン型電子線照射装置(ESI社製)により電子線を20
kGy照射し、120℃、10分加熱後、以下に示す試
験法で密着強度を測定した。その結果をそれぞれ実施例
8、9、10として表2に記す。表1に示す比較例1の
組成物を実施例8〜10と同様に試験を行い、比較例3
として表2に併記する。
【0066】密着強度試験(碁盤目セロテープ剥離法) 碁盤目試験器(スガ試験器(株)製)を用いて試験片の
表面に縦横各々1mm間隔で基材に達する深さのカット
線を入れて1cm2中に100個の碁盤目を作成する。
この碁盤目に24mm巾のセロファンテープ(ニチバン
(株)製)を貼り付けた後、手で素早く180度剥離を
おこなう。この密着強度試験結果は、塗膜の残存した目
の個数を調べ、残存目数/100で表示する。
【0067】
【表2】
【0068】表2から明らかなように、本発明によれば
極めて密着強度の大きい塗膜を形成することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化型水性樹
脂組成物によれば、接着強度の大きいラミネートフィル
ムを作成し得るとともに被着体に対する接着性、密着性
に優れ、安全衛生性が高く、硬化性が優れた塗膜を形成
することができる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリ
    エステルもしくは水性飽和ポリエステルウレタン及び
    α、β位に二重結合を持つ不飽和二塩基酸によって導入
    された不飽和二重結合を有する水性不飽和ポリエステル
    若しくは水性不飽和ポリエステルウレタンを含有するこ
    とを特徴とする活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 α、β位に二重結合を持つ不飽和二塩基
    酸が、マレイン酸である請求項1記載の活性エネルギー
    線硬化型水性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 α、β位に二重結合を持つ不飽和二塩基
    酸が、フマル酸である請求項1記載の活性エネルギー線
    硬化型水性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 α、β位に二重結合を持つ不飽和二塩基
    酸が、イタコン酸である請求項1記載の活性エネルギー
    線硬化型水性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリ
    エステルが、水酸基を二個以上有するポリエステル、二
    個のカルボキシル基が一分子を失って縮合した酸無水物
    基を二個有する化合物及び活性水素を有するビニルエー
    テル化合物の反応生成物である請求項1記載の活性エネ
    ルギー線硬化型水性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリ
    エステルが、両末端と側鎖にカルボキシル基を有する水
    性飽和ポリエステル及びエポキシ基を有するビニルエー
    テル化合物の反応物である請求項1記載の活性エネルギ
    ー線硬化型水性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリ
    エステルウレタンが、水酸基を二個以上有するポリエス
    テル、カルボキシル基を有するポリヒドロキシ化合物、
    ポリイソシアネート化合物及び活性水素を有するビニル
    エーテル化合物の反応生成物である請求項1記載の活性
    エネルギー線硬化型水性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 ビニルエーテル基を有する水性飽和ポリ
    エステルウレタンが、ポリヒドロキシ成分としてカルボ
    キシル基を有するポリヒドロキシ化合物を使用して製造
    した水酸基を二個以上有する水性飽和ポリエステル、ポ
    リイソシアネート化合物及び水酸基を有するビニルエー
    テル化合物の反応生成物である請求項1記載の活性エネ
    ルギー線硬化性水性被覆組成物。
  9. 【請求項9】 水性不飽和ポリエステルが、水酸基を二
    個以上有し、且つα、β位に二重結合を持つ不飽和二塩
    基酸によって導入された不飽和二重結合を有する不飽和
    ポリエステル及び二個のカルボキシル基が一分子を失っ
    て縮合した酸無水物基を二個有する化合物の反応生成物
    である請求項1記載の活性エネルギー線硬化型水性樹脂
    組成物。
  10. 【請求項10】 水性不飽和ポリエステルが、ポリヒド
    ロキシ成分としてカルボキシル基を有するポリヒドロキ
    シ化合物を使用して製造したα、β位に二重結合を持つ
    不飽和二塩基酸によって導入された不飽和二重結合を有
    する水性不飽和ポリエステルである請求項1記載の活性
    エネルギー線硬化型水性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 水性不飽和ポリエステルウレタンが、
    両末端に水酸基を有し、且つα、β位に二重結合を持つ
    不飽和二塩基酸によって導入された不飽和二重結合を有
    する水性不飽和ポリエステル及びポリイソシアネートの
    反応生成物である請求項1記載の活性エネルギー線硬化
    型水性樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 水性不飽和ポリエステルウレタンが、
    両末端に水酸基を有し、且つα、β位に二重結合を持つ
    不飽和二塩基酸によって導入された不飽和二重結合を有
    する不飽和ポリエステル、カルボキシル基を有するポリ
    ヒドロキシ化合物及びポリイソシアネートの反応生成物
    である請求項1記載の活性エネルギー線硬化型水性樹脂
    組成物。
  13. 【請求項13】 さらにシランカップリング剤を含有す
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
    10、請求項11又は請求項12記載の活性エネルギー
    線硬化型水性樹脂組成物。
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