JPH0722410Y2 - アングル材欠損部の補填材 - Google Patents
アングル材欠損部の補填材Info
- Publication number
- JPH0722410Y2 JPH0722410Y2 JP4947792U JP4947792U JPH0722410Y2 JP H0722410 Y2 JPH0722410 Y2 JP H0722410Y2 JP 4947792 U JP4947792 U JP 4947792U JP 4947792 U JP4947792 U JP 4947792U JP H0722410 Y2 JPH0722410 Y2 JP H0722410Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- rectangular plate
- angle member
- angle material
- bent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、各種建築物において、梁
上に、該梁同志の継ぎ足しジョイント部分をあけて梁の
全長にわたり固定されたパネル取付用アングル材におけ
るアングル材欠損部の補填に使用される補填材に関す
る。
上に、該梁同志の継ぎ足しジョイント部分をあけて梁の
全長にわたり固定されたパネル取付用アングル材におけ
るアングル材欠損部の補填に使用される補填材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、大型建築物に使用されるH形鋼
の梁では、所定長のH形鋼2本の端面を突き合わせ、そ
の両フランジにそれぞれ継ぎ板を重ねてリベットもしく
はボルト、ナットで締結して一本化しているが、このよ
うな継ぎ足しジョイント部分を有するH形鋼梁のフラン
ジ上面にパネル取付用アングル材を固定する場合、該継
ぎ足しジョイント部分に相当するアングル材を欠損し、
しかる後該欠損部に補填板を張設する方法を採ってお
り、その補填板として、従来は、長方形の板の中央部分
を上記継ぎ足しジョイント部分のリベット頭部もしくは
ボルト頭部に当接しないように適宜凹曲した構造とし、
使用においてはその両端部分を上記欠損部の両側に位置
するアングル材の立上り部にそれぞれ溶接するものが提
案されている。
の梁では、所定長のH形鋼2本の端面を突き合わせ、そ
の両フランジにそれぞれ継ぎ板を重ねてリベットもしく
はボルト、ナットで締結して一本化しているが、このよ
うな継ぎ足しジョイント部分を有するH形鋼梁のフラン
ジ上面にパネル取付用アングル材を固定する場合、該継
ぎ足しジョイント部分に相当するアングル材を欠損し、
しかる後該欠損部に補填板を張設する方法を採ってお
り、その補填板として、従来は、長方形の板の中央部分
を上記継ぎ足しジョイント部分のリベット頭部もしくは
ボルト頭部に当接しないように適宜凹曲した構造とし、
使用においてはその両端部分を上記欠損部の両側に位置
するアングル材の立上り部にそれぞれ溶接するものが提
案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の補填板
では、溶接においてこれをアングル材立上り部に当接し
てもすぐ倒れてしまうため、何らかの手段により当接状
態に保持しなければならない不便があり、また補填板の
下側端とアングル材立上り部とのなす溶接用開先部が下
向きに開口しているため、溶接しにくい欠点があり、こ
れらの欠点は現場作業にとって致命的である。本案は、
従来の欠点を除くことを課題とする。
では、溶接においてこれをアングル材立上り部に当接し
てもすぐ倒れてしまうため、何らかの手段により当接状
態に保持しなければならない不便があり、また補填板の
下側端とアングル材立上り部とのなす溶接用開先部が下
向きに開口しているため、溶接しにくい欠点があり、こ
れらの欠点は現場作業にとって致命的である。本案は、
従来の欠点を除くことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、本案は、ほぼ長方形の板からなり、上記長方形
板におけるアングル材欠損部に対応する長さの長手方向
中間部分を凹曲させ、上記長方形板におけるアングル材
と溶接すべき両側端部分の各長手方向に沿う下側端部
を、上記アングル材水平部に対し斜めに対向するように
屈曲傾斜させた、アングル材欠損部の補填材を提案す
る。以下図面を参照して本案の実施例について説明す
る。
として、本案は、ほぼ長方形の板からなり、上記長方形
板におけるアングル材欠損部に対応する長さの長手方向
中間部分を凹曲させ、上記長方形板におけるアングル材
と溶接すべき両側端部分の各長手方向に沿う下側端部
を、上記アングル材水平部に対し斜めに対向するように
屈曲傾斜させた、アングル材欠損部の補填材を提案す
る。以下図面を参照して本案の実施例について説明す
る。
【0005】
【実施例】図1、2において、建物の骨組を構成するH
形鋼梁(1)は、所定長のH形鋼2本の端面を突き合わ
せ、その両フランジ(2)、(2)にそれぞれ継ぎ板
(3)、(3)を重ね、ボルト、ナット(4)…により
締結して一本化してあり、このようなH形鋼梁(1)の
上部フランジ(2)上面の室外側に、パネル(P)取付
用アングル材(5)を、上記継ぎ足しジョイント部分の
継ぎ板(3)に相当する部分を欠損して梁(1)全長に
わたって固定し、該アングル材(5)の欠損部に補填材
(6)をさし渡して補填してある。
形鋼梁(1)は、所定長のH形鋼2本の端面を突き合わ
せ、その両フランジ(2)、(2)にそれぞれ継ぎ板
(3)、(3)を重ね、ボルト、ナット(4)…により
締結して一本化してあり、このようなH形鋼梁(1)の
上部フランジ(2)上面の室外側に、パネル(P)取付
用アングル材(5)を、上記継ぎ足しジョイント部分の
継ぎ板(3)に相当する部分を欠損して梁(1)全長に
わたって固定し、該アングル材(5)の欠損部に補填材
(6)をさし渡して補填してある。
【0006】上記補填材(6)は、図4に示すように上
記アングル材(5)の欠損部から左右両側に位置するア
ングル材と適宜長重合可能の長さを有する長方形板で、
その中間部分を上記欠損部に相当する長さ範囲にわたっ
て若干凹曲させ、該中間凹曲部分(7)の左右の両側端
部分(8)、(8)において、その長手方向に沿う下側
端部を、上記中間凹曲部分(7)と反対側へ屈曲する屈
曲傾斜片(9)、(9)に形成してある。
記アングル材(5)の欠損部から左右両側に位置するア
ングル材と適宜長重合可能の長さを有する長方形板で、
その中間部分を上記欠損部に相当する長さ範囲にわたっ
て若干凹曲させ、該中間凹曲部分(7)の左右の両側端
部分(8)、(8)において、その長手方向に沿う下側
端部を、上記中間凹曲部分(7)と反対側へ屈曲する屈
曲傾斜片(9)、(9)に形成してある。
【0007】上記のような補填材(6)の中間凹曲部分
(7)を上記アングル材(5)の欠損部に位置させた状
態で、左右側端部分(8)、(8)を欠損部両側のアン
グル材(5)の垂直立上り部(10)、(10)に当接
すると共に、屈曲傾斜片(9)、(9)の下端をアング
ル材(5)の水平部(11)、(11)上に当接する
と、補填材(6)がアングル材立上り部(10)、(1
0)に接した起立状態を保つ。その際補填材(6)の屈
曲傾斜片(9)、(9)が図3に示すようにアングル材
水平部(11)、(11)に対し斜めに対向する位置を
とり、それにより屈曲傾斜片(9)、(9)の先端面と
アングル材水平部(11)、(11)上面との間に横方
向に開口する開先部(12)を形成する。
(7)を上記アングル材(5)の欠損部に位置させた状
態で、左右側端部分(8)、(8)を欠損部両側のアン
グル材(5)の垂直立上り部(10)、(10)に当接
すると共に、屈曲傾斜片(9)、(9)の下端をアング
ル材(5)の水平部(11)、(11)上に当接する
と、補填材(6)がアングル材立上り部(10)、(1
0)に接した起立状態を保つ。その際補填材(6)の屈
曲傾斜片(9)、(9)が図3に示すようにアングル材
水平部(11)、(11)に対し斜めに対向する位置を
とり、それにより屈曲傾斜片(9)、(9)の先端面と
アングル材水平部(11)、(11)上面との間に横方
向に開口する開先部(12)を形成する。
【0008】上記のように補填材(6)を位置させた
ら、上記開先部(12)、(12)、及び補填材両端部
分(8)、(8)の上端部とアングル材立上り部(1
0)、(10)上端のなす開先部(13)、(13)、
その他所要開先部を溶接して補填材(6)をアングル材
(5)に固定する。これらの溶接は、開先部が下向きで
ないので容易である。
ら、上記開先部(12)、(12)、及び補填材両端部
分(8)、(8)の上端部とアングル材立上り部(1
0)、(10)上端のなす開先部(13)、(13)、
その他所要開先部を溶接して補填材(6)をアングル材
(5)に固定する。これらの溶接は、開先部が下向きで
ないので容易である。
【0009】
【考案の効果】本案のアングル材欠損部の補填材によれ
ば、これをアングル材の立上り部に当接すると屈曲傾斜
片が保持脚となって補填材を当接状態に保つことができ
るから、直ちに補填材とアングル材との溶接作業を行う
ことができ、しかも溶接においては、従来補填材下端と
アングル材との溶接作業が容易でなかったのに対し、補
填材の屈曲傾斜片下端とアングル材水平部とのなす開先
部が横方向へ開口するものとなるので溶接作業が現場作
業としても容易に行うことができるようになり、さらに
は屈曲傾斜片が力骨となって補填材の強度を高める利点
もえられるのである。
ば、これをアングル材の立上り部に当接すると屈曲傾斜
片が保持脚となって補填材を当接状態に保つことができ
るから、直ちに補填材とアングル材との溶接作業を行う
ことができ、しかも溶接においては、従来補填材下端と
アングル材との溶接作業が容易でなかったのに対し、補
填材の屈曲傾斜片下端とアングル材水平部とのなす開先
部が横方向へ開口するものとなるので溶接作業が現場作
業としても容易に行うことができるようになり、さらに
は屈曲傾斜片が力骨となって補填材の強度を高める利点
もえられるのである。
【図1】建物におけるH形鋼梁の垂直断面図である。
【図2】H形鋼梁の継ぎ足しジョイント部分の平面図で
ある。
ある。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図である。
【図4】補填材の斜面図である。
5 アングル材 6 補填材 7 中間凹曲部分 8 側端部分 9 屈曲傾斜片 11 アングル材水平部
Claims (1)
- 【請求項1】 ほぼ長方形の板からなり、 上記長方形板におけるアングル材欠損部に対応する長さ
の長手方向中間部分を凹曲させ、 上記長方形板におけるアングル材と溶接すべき両側端部
分の各長手方向に沿う下側端部を、上記アングル材水平
部に対し斜めに対向するように屈曲傾斜させた、 アングル材欠損部の補填材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4947792U JPH0722410Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | アングル材欠損部の補填材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4947792U JPH0722410Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | アングル材欠損部の補填材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622419U JPH0622419U (ja) | 1994-03-25 |
JPH0722410Y2 true JPH0722410Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=12832241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4947792U Expired - Lifetime JPH0722410Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | アングル材欠損部の補填材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722410Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4947792U patent/JPH0722410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622419U (ja) | 1994-03-25 |
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