JPH07223286A - ダンボール - Google Patents

ダンボール

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Publication number
JPH07223286A
JPH07223286A JP6037719A JP3771994A JPH07223286A JP H07223286 A JPH07223286 A JP H07223286A JP 6037719 A JP6037719 A JP 6037719A JP 3771994 A JP3771994 A JP 3771994A JP H07223286 A JPH07223286 A JP H07223286A
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
core
liner
corrugated cardboard
resin layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP6037719A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kodama
雅博 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP6037719A priority Critical patent/JPH07223286A/ja
Publication of JPH07223286A publication Critical patent/JPH07223286A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、ダンボールの耐水性、耐湿性
を改良することにある。 【構成】ダンボール11のコア12およびライナー13
の両面に耐水性合成樹脂層14,15を形成してコア1
2およびライナー13の吸湿を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車の内装材と
して用いられるダンボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は図7に示すようにこの種のダンボ
ール(1) としては、紙を材料とするコア(2) と該コア
(2) 両面に貼着されているライナー(3,3) とからなり、
耐水性強化のために該ライナー(3,3) のコア(2) と接触
する両面にはポリエチレンフィルム(4,4) が貼着されて
いる構造が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造では、湿気がダンボール(1) のライナー(3,3) 表面
から侵入するので、該ダンボール(1) 成形後に吸湿によ
る変形が生じ易いと言う問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、紙を材料とするコア(12)
と、該コア(12)の片面または両面に貼着され紙を材料と
するライナー(13)とからなり、該コア(12)および該ライ
ナー(13)の両面には耐水性合成樹脂層(14,15)が形成さ
れているダンボール(11)を提供し、更に該ライナー(13)
と該コア(12)とが接触する面の少なくとも一方に形成さ
れている耐水性合成樹脂層(15)は熱可塑性合成樹脂層で
あるダンボール(11)を提供するものである。
【0005】本発明に用いられるダンボールとしては例
えば図1に示すコルゲート形状のコア(12)の両面にライ
ナー(13,13) を貼着したダンボール(11)、図2に示すコ
ルゲート形状のコア(22)の片面にライナー(23)を貼着し
たダンボール(21)等がある。上記ダンボール(11,21) の
コア(12,22) とライナー(13,23) は紙を材料としている
が、その両面に耐水性合成樹脂層(14,15,24,25) が形成
される。上記耐水性合成樹脂層(14,15,24,25) に用いら
れる合成樹脂材料としては例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリアミド、フッ素樹脂、熱可塑性アク
リル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂等のような熱可塑性合
成樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型アクリ
ル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱
硬化型ポリエステル等のような熱硬化性合成樹脂があ
り、また特にコア(12,22) とライナー(13,23) との接触
面、即ちコア(12,22) の両面または片面、あるいはライ
ナー(13,23) の内面には例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ
アミド等の低融点の熱可塑性合成樹脂層を設けて、該コ
ア(12,22) と該ライナー(13,23) とを熱接着可能にすれ
ばダンボール(11,21) の製造が容易になるし、またライ
ナー(13,23) 表面には例えばメチルペンテンコポリマ
ー、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、セルロースアセテート、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリ
フェニレンオキシド、ポリアミドイミド、ポリエーテル
イミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポ
リアリルエーテル、アモルファスポリマー、アミノビイ
マレイミド、ビイマレイミドアジン等のエンジニアリン
グプラスチックを材料とする合成樹脂層(15,25) を設け
ればダンボール(11,21) に極めて優れた耐水性、耐熱
性、および機械的強度を与えることが出来る。
【0006】上記コア(12,22) およびライナー(13,23)
の表面に形成される合成樹脂層(14,15,24,25) の厚みは
通常10〜30μ程度とされ、そして合成樹脂層(14,1
5) を形成するには合成樹脂フィルムを貼着したり、合
成樹脂溶液、合成樹脂エマルジョン、または合成樹脂溶
融物を塗布することによる。
【0007】本発明のダンボールの両面または片面には
ポリウレタン発泡体、不織布、フェルト等のクッション
材が貼合わせられてもよい。このようなクッション材は
ダンボール(11,21) の成形時に発生するしわ等を外部に
対して隠蔽する。これらのクッション材にはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリアミド、フッ素樹脂、熱
可塑性アクリル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂等の熱可塑
性合成樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型ア
クリル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、熱硬化型ポリエステル等のような熱硬化性合成樹
脂、ウレタン樹脂プレポリマー、エポキシ樹脂プレポリ
マー、メラミン樹脂プレポリマー、尿素樹脂プレポリマ
ー、フェノール樹脂プレポリマー、ジアリルフタレート
プレポリマー、アクリルオリゴマー、多価イソシアナー
ト、メタクリルエステルモノマー、ジアリルフタレート
モノマー等のプレポリマー、オリゴマー、モノマー等が
含浸されてもよい。また上記ダンボール(11,21) は二枚
以上積層されてもよい。この場合コア(12,22) の波形を
相互略直交させて貼合わせることが望ましい。このよう
な複層ダンボールはコア(12,22) の波形方向による方向
性を相互打消されているから、機械的物性に方向性がな
くなる。
【0008】
【作用】本発明ではダンボール(11)の紙を材料とするコ
ア(12)および紙を材料とするライナー(13)の両面に形成
されている耐水性合成樹脂層(14,15) によって該コア(1
2)およびライナー(13)に湿気が侵入することを阻止され
る。
【0009】
【実施例】本発明を図3および図4に示す一実施例によ
って説明すれば、図1に示すダンボール(11)のコア(12)
の両面の合成樹脂層(14)はポリエチレンフィルムからな
り、ライナー(13)の内側に合成樹脂層(15)はポリエチレ
ンフィルム、表側の合成樹脂層(15)は融点250℃のポ
リエステルフィルムからなる。該ダンボール(11)の表側
には4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナートが含
浸されているポリウレタン発泡体がクッション層(16)と
して貼合わせられ、更にポリプロピレン不織布からなる
表皮材(17)が貼合わせられ、そして図4に示すように自
動車の天井形状にプレス成形される。この際該クッショ
ン層(16)のジイソシアナートは熱硬化または湿気硬化せ
しめられる。上記プレスにおける加熱温度は180℃以
下通常150℃程度であり、そのために該ポリエステル
フィルムからなる合成樹脂層(15)はプレス型面に融着せ
ず、離型フィルムとしての作用も有する。このようにし
て耐水性、耐熱性および剛性に優れた自動車の天井材(1
8)が製造される。
【0010】図5および図6には本発明の他の実施例が
示される。本実施例において、ダンボール(11)はコア(1
2)の波形相互を略直交させて二枚複合される。本実施例
の場合にはコア(12)面に形成される合成樹脂層(14)はエ
チレン−酢酸ビニル共重合体塗布層からなり、ライナー
(13)面に形成される合成樹脂層(15)は熱硬化型アクリル
樹脂塗布層からなる。そして該複合ダンボール(31)はホ
ットプレスによって成形されて図6に示すような自動車
ドアトリムの基材(19)となる。
【0011】
【発明の効果】したがって本発明ではダンボールの耐水
性、耐湿性が大巾に改良される。
【図面の簡単な説明】
【図1】両面ダンボールの部分断面図
【図2】片面ダンボールの部分断面図図3および図4は
本発明の一実施例を示すものである。
【図3】断面図
【図4】斜視図図5および図6は本発明の他の実施例を
示すものである。
【図5】部分斜視図
【図6】斜視図
【図7】従来の部分断面図
【符号の説明】
11,21 ダンボール 12,22 コア 13,23 ライナー 14,24 合成樹脂層 15,25 合成樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を材料とするコアと、該コアの片面また
    は両面に貼着され紙を材料とするライナーとからなり、
    該コアおよび該ライナーの両面には耐水性合成樹脂層が
    形成されていることを特徴とするダンボール
  2. 【請求項2】該ライナーと該コアとが接触する面の少な
    くとも一方に形成されている耐水性合成樹脂層は熱可塑
    性合成樹脂層である請求項1に記載のダンボール
JP6037719A 1994-02-10 1994-02-10 ダンボール Pending JPH07223286A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980203