JPH07222701A - 掃除機用床ノズル - Google Patents

掃除機用床ノズル

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JPH07222701A
JPH07222701A JP1933194A JP1933194A JPH07222701A JP H07222701 A JPH07222701 A JP H07222701A JP 1933194 A JP1933194 A JP 1933194A JP 1933194 A JP1933194 A JP 1933194A JP H07222701 A JPH07222701 A JP H07222701A
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JP
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floor nozzle
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dust
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JP1933194A
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Fumihiko Sasahara
文彦 笹原
Izumi Yamaura
泉 山浦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電気による帯電が生ずることがなく、安全
で、集塵性能が高く、外面に塵埃が付着することのない
掃除機用床ノズルを提供することを目的としている。 【構成】 ケーシング部16内に設けた電極17に高電
圧発生回路によって高電圧を印荷することによって、電
極17からイオンが発生し、このイオンがケーシング部
16と絨毯表面の静電気による帯電電荷を中和し除電し
て、集塵性能の高い、床ノズル外面に塵埃が付着するこ
とのない、また使用者が触れても電気ショックを感じる
ようなことのない掃除機用床ノズルとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアジテータを有する掃除
機用床ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の掃除機用床ノズル1(以下単に床
ノズル1と称する)について、図5・図6を用いて説明
する。2は絨毯面上で回転して塵埃を掻き上げるアジテ
ータで、非導電性の樹脂材料で形成した回転子3とその
周面に設けたブレード4で形成している。モータ5は、
前記アジテータ2の駆動源となっている。
【0003】図7に示しているように、アジテータ2が
回転することによってブレード4が清掃面である絨毯6
の表面の塵埃7を掻き上げ、図示していない掃除機本体
が発生する吸引力によってこの塵埃を、ケーシング部8
を介して床ノズル延長管入口部9から、掃除機本体内に
搬送するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の床ノ
ズル1は、アジテータ2が絨毯面上で回転すると静電気
を生じるという課題を有しているものである。つまりア
ジテータ2が回転すると、ブレード4と絨毯6の表面と
が摩擦し合って、床ノズル1と絨毯6の両方に静電気が
生ずるものである。しかも、アジテータ2が掻き上げた
塵埃7もケーシング部8と摩擦し合って静電気を生ずる
ものである。この静電気の発生によって、絨毯6内の塵
埃は絨毯面に残留している静電気によって絨毯表面に強
く付着し、床ノズル1の集塵性能を低下させるものであ
る。また、床ノズル1外面に塵埃が付着して美観をそこ
ねたり、使用者が床ノズル1に触れると電気ショックを
感じるなどの課題を有しているものである。
【0005】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決しようとするもので、静電気による帯電が
生ずることがなく、安全で、集塵性能が高く、外面に塵
埃が付着することのない掃除機用床ノズルを提供するこ
とを第一の目的としている。また、前記第一の目的を達
成する第二の手段を提供することを第二の目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、回転子とその周面に設けた
ブレードで形成したアジテータと、このアジテータを駆
動する駆動源と、塵埃を床ノズル延長管入口部まで搬送
するケーシング部と、前記ケーシング部内に設けた静電
気を中和し除去する電極と、この電極に高電圧を印荷す
る高電圧発生回路とを備えた掃除機用床ノズルとするも
のである。
【0007】また第二の目的を達成するための本発明の
第二の手段は、回転子とその周面に設けたブレードで形
成したアジテータと、このアジテータを駆動する駆動源
と、塵埃を床ノズル延長管入口部まで搬送するケーシン
グ部と、前記ケーシング部内に設けた自己放電式除電ブ
ラシとを備え、前記自己放電式除電ブラシはブラシの先
端が前記ブレードに接するように設けた掃除機用床ノズ
ルとするものである。
【0008】
【作用】本発明の第一の手段は、ケーシング部内に設け
た電極に高電圧発生回路によって高電圧を印荷すること
によって電極からイオンが発生し、ケーシング部と絨毯
表面とが静電気によって帯電していても、この帯電を中
和し除電するように作用するものである。
【0009】本発明の第二の手段は、ケーシング部内に
設けた自己放電式除電ブラシの先端をブレードに接する
ようにして、静電気による電荷を放電して除電するよう
に作用するものである。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第一の手段の実施例を、図1
・図2を参照して説明する。アジテータ13は、回転子
11とその周面に設けているブレード12で形成してい
る。14は、アジテータ13を駆動する駆動源である。
アジテータ13の駆動によって掻き上げられた絨毯面の
塵埃は、図示していない掃除機本体が発生する吸引力に
よって掃除機本体の吸気によってケーシング部16を介
して床ノズル延長管入口部15まで搬送され、掃除機本
体内に集塵される。17は、ケーシング部16内に設け
ている静電気を中和し除去する電極で、高電圧発生回路
18によって高電圧を印荷される。
【0011】以下本実施例の動作について説明する。高
電圧発生回路18が電極17に高電圧を印荷すると、電
極17はイオンを発生する。このイオンは正極性のもの
と負極性のものとがあり、正極性のものは静電気によっ
て負に帯電している電荷を中和し、正極性のものは同様
に正に帯電している電荷を中和するように作用するもの
である。つまり、アジテータ13を構成するブレード1
2と絨毯表面との摩擦によって絨毯表面とケーシング部
16とが正または負に帯電しても、このイオンによって
電荷が中和されるものである。従って、絨毯表面は除電
されることになり、絨毯内の塵埃が絨毯表面に静電気に
よって吸着されるような現象は生じないものである。
【0012】つまり本実施例の掃除機用床ノズルは、集
塵性能の高い掃除機用床ノズルとして作用するものであ
る。またケーシング部16に帯電することもないため、
床ノズル外面に塵埃が付着して美観をそこねたり、使用
者が床ノズルに触れて電気ショックを感じるなどの問題
点もなくなり安全性が向上するものである。
【0013】(実施例2)続いて本発明の第二の手段の
実施例を、図3・図4に基づいて説明する。図4は、本
発明の第二の手段の第二の実施例を示している。本実施
例では、ケーシング部24内に自己放電式除電ブラシ2
5(以下単に除電ブラシ25と称する)をブラシの先端
がブレード20に接するように設けているものである。
本実施例ではブレード20は、帯電防止材入りの樹脂で
構成しており、その固有抵抗は約106〜107Ω-cm程
度となっているものである。
【0014】以下本実施例の動作について説明する。ケ
ーシング部24内に設けている除電ブラシ25は、静電
気による電荷を放電して除電するように作用するもので
ある。本実施例のブレード20は、1回転する毎にこの
除電ブラシの先端に接触するようになっている。一方、
ブレード20と絨毯表面との摩擦によって絨毯表面に発
生していた静電気による電荷は、ブレード20が接触す
る都度ブレード20に移行するものである。つまり、固
有抵抗が前記106〜107Ω-cm程度の物体が帯電体に
接触すると、帯電体の電荷がこの物体の表面に移動する
ものである。つまり、絨毯表面に発生している静電気に
よる電荷は、ブレード20が回転する毎にブレード20
に移動し、更に除電ブラシ25のブラシ先端部が接触す
る都度放電されることになるものである。また、ケーシ
ング部24が吸い込んだ塵埃は除電ブラシ25とすぐに
接触して除電されるため、ケーシング部24が帯電する
ことはないものである。
【0015】以上のように本実施例によれば、前記実施
例と同様絨毯表面と床ノズルの外面が帯電することはな
く、しかも前記実施例のような高電圧発生回路を使用す
る必要のない簡単な構成で、集塵性能の高い掃除機用床
ノズルとして作用するものである。またケーシング部1
6に帯電することもないため、床ノズル外面に塵埃が付
着して美観をそこねたり、使用者が床ノズルに触れて電
気ショックを感じるなどの問題点もなく、安全性の高い
掃除機用床ノズルを実現するものである。
【0016】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、回転子とその周
面に設けたブレードで形成したアジテータと、このアジ
テータを駆動する駆動源と、塵埃を床ノズル延長管入口
部まで搬送するケーシング部と、前記ケーシング部内に
設けた静電気を中和し除去する電極と、この電極に高電
圧を印荷する高電圧発生回路とを備えた構成として、静
電気による帯電が生ずることがなく、安全で、集塵性能
が高く、外面に塵埃が付着することのない掃除機用床ノ
ズルを実現するものである。
【0017】また本発明の第二の手段は、回転子とその
周面に設けたブレードで形成したアジテータと、このア
ジテータを駆動する駆動源と、塵埃を床ノズル延長管入
口部まで搬送するケーシング部と、前記ケーシング部内
に設けた自己放電式除電ブラシとを備え、前記自己放電
式除電ブラシはブラシの先端が前記ブレードに接するよ
うに設けた構成として、より簡単な構成で、静電気によ
る帯電が生ずることがなく、安全で、集塵性能が高く、
外面に塵埃が付着することのない掃除機用床ノズルを実
現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例における掃除機用
床ノズルの断面図
【図2】同、上本体部材を取り除いた状態での掃除機用
床ノズルの平面図
【図3】本発明の第二の手段の第一の実施例における掃
除機用床ノズルの断面図
【図4】同、第二の実施例における掃除機用床ノズルの
上本体部材を取り除いた状態での平面図
【図5】従来例における掃除機用床ノズルの断面図
【図6】同、上本体部材を取り除いた状態での平面図
【図7】同、掃除機用床ノズルの作用を説明する説明図
【符号の説明】
11・19 回転子 12・20 ブレード 13・21 アジテータ 14・22 駆動源 15・23 床ノズル延長管入口部 16・24 ケーシング部 17 電極 18 高電圧発生回路 25 自己放電除電ブラシ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子とその周面に設けたブレードで形
    成したアジテータと、このアジテータを駆動する駆動源
    と、塵埃を床ノズル延長管入口部まで搬送するケーシン
    グ部と、前記ケーシング部内に設けた静電気を中和し除
    去する電極と、この電極に高電圧を印荷する高電圧発生
    回路とを備えた掃除機用床ノズル。
  2. 【請求項2】 回転子とその周面に設けたブレードで形
    成したアジテータと、このアジテータを駆動する駆動源
    と、塵埃を床ノズル延長管入口部まで搬送するケーシン
    グ部と、前記ケーシング部内に設けた自己放電式除電ブ
    ラシとを備え、前記自己放電式除電ブラシはブラシの先
    端が前記ブレードに接するように設けた掃除機用床ノズ
    ル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102240192A (zh) * 2010-05-14 2011-11-16 苏州韩京姬科技有限公司 地板清洁器用底座组件
JP2013043013A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Toshiba Corp 吸込口体および電気掃除機
WO2022114553A1 (ko) * 2020-11-27 2022-06-02 삼성전자주식회사 청소기

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