JP2013043013A - 吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃の電位を中和して集塵力を増し、被掃除面の電位を奪い塵埃の集塵力をさらに向上可能であるとともに、従来の吸込口体に比べて簡易な構造を備える吸込口体および電気掃除機を提案する。
【解決手段】吸込口体26は、底面35に吸込口28を有する吸込口本体32と、吸込口28に位置する回転可能な軸部51と、軸部51の回転中心線に交差する方向へ延びる複数の帯電毛55を有する帯電ブラシ52と、軸部51の回転中心線に交差する方向へ延びかつ自己放電可能な除電ブラシ53と、軸部51の回転にともない複数の帯電毛55が次々に擦れる位置にありかつ帯電毛55よりも負側に帯電しやすい発生体61と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明に係る実施形態は、吸込口体および電気掃除機に関する。
径方向に延びる多数の毛を有する棒状の回転ブラシと、回転ブラシの毛の材質と耐電順位が異なる発生体と、を備える吸込口体が知られている。この吸込口体は、回転ブラシと発生体との摩擦によってマイナスイオンを放出し、このマイナスイオンを逆電位に帯電する塵埃へ吸着することで被掃除面上の塵埃を効率的に集塵する。
特開2009−136603号公報
従来の吸込口体は、帯電列において順位の異なる回転ブラシと発生体とを擦り合わせてマイナスイオンを放出する。このマイナスイオンは被掃除面上の塵埃に吸着し、微細な塵埃の電位を中和して集塵性を向上する。
ところで、マイナスイオンを吸着することから、微細な塵埃はプラスに帯電しているものと考えられる。他方、被掃除面から微細な細塵を除去し難いことから、被掃除面はマイナスに帯電しているものと考えられる。このことから、従来の吸込口体は、塵埃のプラスの電位を中和すると同時に被掃除面のマイナスの電位を強めてしまう。そこで、従来の吸込口体は、発生体と摩擦する第一回転ブラシの他に、電気的なアースを施した第二回転ブラシを備え、被掃除面の電位を除電している。
すなわち、従来の吸込口体は、マイナスイオンを発生するための第一ブラシと、電気的なアースを施した第二ブラシと、を備える複雑かつ大型で重量も重いものであった。
そこで、本発明は、塵埃の電位を中和して集塵力を増し、被掃除面の電位を奪い塵埃の集塵力をさらに向上可能であるとともに、従来の吸込口体に比べて簡易な構造を備える吸込口体および電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る吸込口体は、底面に吸込口を有する吸込口本体と、前記吸込口に位置する回転可能な軸部と、前記軸部の回転中心線に交差する方向へ延びる複数の帯電毛を有する帯電ブラシと、前記軸部の回転中心線に交差する方向へ延びかつ自己放電可能な除電ブラシと、前記軸部の回転にともない前記複数の帯電毛が次々に擦れる位置にありかつ前記帯電毛よりも負側に帯電しやすい発生体と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る電気掃除機は、前記吸込口体と、前記吸込口体に流体的に接続する電動送風機と、前記電動送風機を納める掃除機本体と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る吸込口体を示す天面側の斜視図。 本発明の実施形態に係る吸込口体を示す底面側の斜視図。 本発明の実施形態に係る吸込口体を示す縦断面図。 本発明の実施形態に係る吸込口体から上ケースを取り外して示す平面図。
本発明に係る吸込口体および電気掃除機の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。電気掃除機1は、被掃除面上を走行可能な掃除機本体2と、掃除機本体2に着脱自在に接続する管部3と、を備える。
掃除機本体2は、本体ケース5と、本体ケース5の両側方にそれぞれ位置する一対の車輪6と、本体ケース5の前半部に位置する着脱自在な塵埃分離集塵部7と、本体ケース5の後半部に位置する電動送風機8と、主に電動送風機8の運転を制御する本体制御部9と、電動送風機8に電力を導く電源コード11と、を備える。
本体ケース5は、管部3を着脱可能な継手としての本体接続口12を有する。本体接続口12は、掃除機本体2の流体的な入口であり、管部3と塵埃分離集塵部7とを流体的に接続する。
塵埃分離集塵部7は、電動送風機8が発生させる負圧によって被掃除面から管部3および本体接続口12を経て流れ込む塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と呼ぶ。)から塵埃を分離し、捕集し、蓄積するとともに空気を電動送風機8へ送る。
電動送風機8は、塵埃分離集塵部7を通過する空気を吸い込んで負圧を発生させる。
本体制御部9は、マイクロプロセッサ(図示省略)や、マイクロプロセッサが実行する各種演算プログラムやパラメータなどを記憶する記憶装置(図示省略)を備える。本体制御部9は、予め設定される複数の運転モードを記憶装置に記憶する。予め設定される複数の運転モードは、管部3から受け取る操作信号に対応し、運転モード間の違いとして相互に異なる入力値(電動送風機8の入力値)を有する。本体制御部9は、管部3から操作信号を受け取ると、操作信号に対応する任意の運転モードを予め設定される複数の運転モードから択一的に選択して記憶部から読み出し、当該運転モードにしたがって電動送風機8の運転制御を行う。
電源コード11は、自由端部に電源プラグ14を備える。
管部3は、電動送風機8の運転にともない掃除機本体2から作用する負圧によって、被掃除面から含塵空気を吸い込み掃除機本体2へ案内する。管部3は、掃除機本体2に着脱自在に接続する継手としての接続管19と、接続管19に流体的に接続する集塵ホース21と、集塵ホース21に流体的に接続する手元操作管22と、手元操作管22から突出する把持部23と、把持部23に位置する操作部24と、手元操作管22に着脱自在に接続する延長管25と、延長管25に着脱自在に接続する吸込口体26と、を備える。
接続管19は、本体接続口12に着脱可能な継手であり、本体接続口12を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
集塵ホース21は、長尺で可撓な略円筒形状のホースである。集塵ホース21の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、接続管19に接続する。集塵ホース21は、接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
手元操作管22は、集塵ホース21と延長管25との間に介在する。手元操作管22の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、集塵ホース21の他方の端部(ここでは、前方の端部)に接続する。手元操作管22は、集塵ホース21および接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
把持部23は、電気掃除機1を操作するために使用者が手で把持する部分である。把持部23は、使用者が手で容易に把持できる適宜の形状を有して手元操作管22から突出する。
操作部24は、それぞれの運転モードに対応するスイッチを備える。具体的には、操作部24は、電動送風機8の運転停止操作に対応する停止スイッチ24aと、電動送風機8の運転開始操作に対応する起動スイッチ24bと、を備える。停止スイッチ24aおよび起動スイッチ24bは、本体制御部9に電気的に接続する。電気掃除機1の使用者は、操作部24を操作して電動送風機8の運転モードを択一的に選択できる。電動送風機8が運転を開始した後、起動スイッチ24bは運転モードの選択スイッチとしても機能する。この場合、本体制御部9は、起動スイッチ24bから操作信号を受け取る度に運転モードを強→中→弱→強→………のように切り換える。なお、操作部24は、起動スイッチ24bに代えて、弱運転スイッチ(図示省略)、中運転スイッチ(図示省略)および強運転スイッチ(図示省略)を別個に備えていても良い。
延長管25は、伸縮可能な細長略円筒状の管である。延長管25は、複数の筒状体を重ね合わせたテレスコピック構造を有する。延長管25の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、手元操作管22の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在に接続する。延長管25は、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
吸込口体26は、延長管25の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在に接続する。また、吸込口体26は、木床やカーペットなどの被掃除面上を走行自在あるいは滑走自在な構造を有するとともに、走行状態または滑走状態において被掃除面に対向する底面に吸込口28を有する。さらに、吸込口体26は、吸込口28に位置して回転自在な回転清掃体29と、吸込口体26の雰囲気にマイナスイオンを発生するマイナスイオン発生装置30と、回転清掃体29を回転駆動可能な電動機31と、を備える。吸込口体26は、延長管25、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
電気掃除機1は、起動スイッチ24bの操作を受けると電動送風機8の運転を開始して掃除機本体2の内部に負圧(吸込負圧)を発生する。電気掃除機1は、例えば電動送風機8が停止した状態で起動スイッチ24bの操作を受けると、先ず電動送風機8を強運転モードで運転し、次いで起動スイッチ24bの操作を受けると電動送風機8を中運転モードで運転し、さらに起動スイッチ24bの操作を受けると電動送風機8を弱運転モードで運転し、以下繰り返す。強運転モード、中運転モードおよび弱運転モードは、予め設定される複数の運転モードであり、強運転モード、中運転モード、弱運転モードの順に入力値が小さい。
掃除機本体2の内部に生じた負圧は、塵埃分離集塵部7、本体接続口12、接続管19、集塵ホース21、手元操作管22および延長管25を経て吸込口体26の吸込口28に作用する。吸込口28に作用した負圧によって、電気掃除機1は、被掃除面に溜まった塵埃を空気とともに吸込口28から吸い込んで被掃除面を掃除する。塵埃分離集塵部7は、吸込口28が吸い込んだ含塵空気から塵埃を分離し、捕集し、蓄積する。含塵空気から分離して清浄になった空気は、塵埃分離集塵部7および電動送風機8を通過して掃除機本体2外へ排気される。
吸込口体26についてさらに詳述する。
図2は、本発明の実施形態に係る吸込口体を示す天面側の斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る吸込口体を示す底面側の斜視図である。
図2および図3に示すように、本実施形態に係る吸込口体26は、進行方向である前後方向へ短く、左右方向へ幅広い扁平な略直方体形状で箱状の吸込口本体32と、吸込口本体32の後部中央に位置する接続管部33と、を備える。
ここで、吸込口体26の前進方向(図2中、実線矢X)を前方、その反対方向を後方とする。また、吸込口体26を床面などの略水平な被掃除面に置いた状態で、後から前を見たときの左側(図2中、実線矢Y)を左方、その反対方向を右方とする。さらに、吸込口体26の前後方向および左右方向に直交する右手座標系の+Z方向を上方とし、その反対方向を下方とする。
吸込口本体32は、底面35の前半部に位置する吸込口28を有し、吸込口28に接続する流路36を内包する。吸込口本体32は、上方へ開放する箱状の下ケース37と、下ケース37を上方から覆う上ケース38と、を備える。
下ケース37は、吸込口体26あるいは吸込口本体32の下半である。下ケース37は、底面35の前半部分に大きく幅広に開く吸込口28を有する。
また、下ケース37は、後部中央部分から後方に向けて張り出し、接続管部33の下方を覆い隠してこれを保護する後部膨出部39を備える。
さらに、下ケース37は、底面35に複数、例えば4つの車輪41を備える。車輪41は、底面35を被掃除面に向けて吸込口体26を被掃除面上に置いたとき、底面35と被掃除面との間に隙間を隔てて吸込口体26あるいは吸込口本体32を走行可能な状態に支える。4つの車輪41は、吸込口体26の前進および後退を円滑にするため、吸込口体26の左右方向(幅方向)へ向き互いに平行な車軸を備える。また、前後に並ぶ車輪41は、前後方向に見て車輪幅が重なり合う。
また、吸込口体26は、前後に並ぶ車輪41の間に位置して車輪41とともに被掃除面に接地可能な起毛43を有する起毛布45を備える。起毛布45は、車輪41の車軸と略並行に延びる。
接続管部33は、吸込口体26を延長管25に機械的、流体的に接続する自在継手であり、回転接続管部48と、揺動接続管部49と、を備える。
回転接続管部48は、吸込口本体32に接続するとともに吸込口体26の前後方向に沿う軸(X軸に一致する軸またはX軸に平行な軸)回りに回転可能である。
揺動接続管部49は、回転接続管部48の回転軸に直交する軸回りに揺動可能である。揺動接続管部49の自由端部は、延長管25へ着脱可能な継手である。
回転清掃体29は、吸込口本体32の左右方向へ延びる棒状の回転可能なブラシ(所謂回転ブラシ)である。回転清掃体29は、吸込口28に位置する回転可能な軸部51と、軸部51と回転一体の帯電ブラシ52および除電ブラシ53と、を備える。
帯電ブラシ52は、軸部51の回転中心線に交差する方向、具体的には軸部51の径方向へ延びるとともに回転中心線方向へ螺旋状かつ多条に並ぶ複数の帯電毛55である。帯電毛55は、帯電列においてプラスに帯電し易いナイロン製の毛や、羊毛である。
なお、帯電列とは、異なる材質を摩擦した時に、プラス側に帯電しやすい材質を上位に、マイナス側に帯電しやすいものを下位に並べる序列である。
除電ブラシ53は、軸部51の回転中心線に交差する方向、具体的には軸部51の径方向へ延びるとともに回転中心線方向へ螺旋状かつ多条に並ぶ。除電ブラシ53は、Co−Si−B系の複数のアモルファス繊維56であり、被掃除面に接触して被掃除面の電荷を奪い自己放電する放電電極である。除電ブラシ53は、帯電毛55中にまばらにあってもよい。
なお、回転清掃体29は、帯電ブラシ52に加えて、軸の径方向に延びるとともに回転中心線方向へ螺旋状かつ多条に並ぶ可撓なシリコンゴムなどのブレードを備えていてもよい。
図4は、本発明の実施形態に係る吸込口体を示す縦断面図である。
図4に示すように、本実施形態に係る吸込口体26は、回転清掃体29を納める清掃体室58と、接続管部33を支持するとともに清掃体室58と接続管部33とを流体的に接続する中継管59と、清掃体室58内に位置する発生体61と、を備える。
清掃体室58は、吸込口28を入口とする流路の一部である。清掃体室58は、回転清掃体29を回転自在な状態で保持する。回転清掃体29の一部、具体的には帯電毛55および除電ブラシ53の先端部分は、吸込口28から下方へ向かって突出し、吸込口体26を被掃除面上に置いたとき被掃除面に接する。
中継管59は、吸込口本体32内にあり、前後方向へ延びる流路36を有する。中継管59は、接続管部33を回転自在に支持するとともに清掃体室58と接続管部33とを流体的に接続する。具体的には、中継管59の前端は清掃体室58に流体的に接続し、中継管59の後端は接続管部33に流体的に接続するとともに接続管部33を回転自在に支持する。また、中継管59は、接続管部33、特に回転接続管部48を回転自在に支持するフランジ62を備える。フランジ62は、中継管59の開口端から径外方向へ鍔状に延びる。回転接続管部48は、フランジ62に覆い被さり周方向へ摺動または滑動するとともに中継管59と一体化する。
また、中継管59は、下ケース37および上ケース38に挟み込まれ、強固に固定されて吸込口本体32と接続管部33とを一体化する。
発生体61は、回転清掃体29を臨みつつ正対する位置にある帯電毛55の先端に触れ、除電ブラシ53から離間して非接触状態を保つ。発生体61は、回転清掃体29の軸部51の回転にともない、複数の帯電毛55が次々に触れる位置にある。発生体61は、帯電列においてマイナスに帯電し易いフッ化樹脂やポリ塩化ビニルを材料とする板である。
また、発生体61は、下ケース37と上ケース38との間に挟み込まれて清掃体室58内に保持される。発生体61は、下ケース37と上ケース38との継ぎ目部分から吸込口本体32の外面に露出し、下ケース37と上ケース38との継ぎ目に沿って吸込口本体32の周囲を囲み、吸込口本体32と居室内の家具(図示省略)や柱(図示省略)などとの衝突を干渉するバンパを兼ねる。
図5は、本発明の実施形態に係る吸込口体から上ケースを取り外して示す平面図である。
図5に示すように、本実施形態に係る吸込口体26の吸込口28は下ケース37の前半部の幅方向へ大きく開口する。吸込口28の開口縁は下ケース37の高さ方向に延びる区画壁63に連接する。区画壁63は、清掃体室58を仕切る。回転清掃体29は清掃体室58に納まる。
清掃体室58の天井は上ケース38である。すなわち、下ケース37および上ケース38は協働して清掃体室58を区画する。
中継管59は、下ケース37の後半部中央に位置する。中継管59は、接続管部33、特に回転接続管部48と略同等の最大径を有する管であり、接続管部33の前方投影領域S(図5中の二点鎖線間)に略納まる。
電動機31は、流路36を形成する中継管59の左右いずれか一方の側方、具体的には左方に位置して下ケース37に納まる。電動機31は、下ケース37の左端部に納まり前後に延びる無端状のベルト65を介して回転清掃体29を回転駆動する。
吸込口28の開口縁近傍にある車輪対66は、平面視において中継管59に近接してこれを左右から挟み込む。この車輪対66間の距離(所謂トレッド)は、中継管59の左右方向の幅寸法を若干上回りつつ、中継管59に寄り添うように位置する。
他方、下ケース37の後部膨出部39に位置する車輪対67は、平面視において接続管部33、より詳しくは回転接続管部48に近接してこれを左右から挟み込む。この車輪対67間の距離は、回転接続管部48の直径を若干上回りつつ、回転接続管部48に寄り添うように位置する。
このように構成された吸込口体26は、電動機31の駆動によって回転清掃体29を回転する。回転清掃体29が回転すると、帯電ブラシ52は軸部51の回転にともない発生体61および被掃除面へ順次に擦れる。そうすると、帯電ブラシ52はプラスに帯電し、発生体61はマイナスに帯電する。帯電した発生体61はマイナスイオンを放出する。このマイナスイオンの一部は、プラスに帯電する塵埃に吸着し、当該塵埃の電位を中和する。
他方、回転清掃体29が回転すると、除電ブラシ53は軸部51の回転にともない被掃除面へ擦れる。そうすると、除電ブラシ53は被掃除面のマイナスの電位を奪い、これを自己放電する。
換言すると、プラスに帯電する塵埃は帯電ブラシ52と発生体61とが協働して発するマイナスイオンによってプラスの電位を失いあるいは低下させ、マイナスに帯電する被掃除面は除電ブラシ53によってマイナスの電位を失いあるいは低下させる。
そうすると、塵埃と被掃除面との電気的な結合力は失われあるいは低下して、吸込口体26の集塵力が向上する。
なお、実際の塵埃は、プラスに帯電しているものやマイナスに帯電しているものが混在していると考えられる。しかしながら、被掃除面と同じ極性に帯電している塵埃は、吸込口体26が吸い込む空気や回転清掃体29によって容易に集塵される。
本実施形態に係る吸込口体26は、自己放電可能な除電ブラシ53と、マイナスイオンを発生する帯電ブラシ52および発生体61と、を単一の回転清掃体29に備えることによって、従来の吸込口体のように複数の回転ブラシを必要とせず、吸込口本体32の小型化、軽量化、構造の簡略化を図ることができる。
また、本実施形態に係る吸込口体26は、自己放電する除電ブラシ53を備えるため、相対的に回転運動している回転清掃体29と吸込口本体32との間に電気的な接続を要さず、吸込口本体32のさらなる小型化、軽量化および構造の簡略化を図ることができる。
したがって、本実施形態に係る電気掃除機1および吸込口体26によれば、塵埃の電位を中和して集塵力を増し、被掃除面の電位を奪い塵埃の集塵力をさらに向上可能であるとともに、従来の吸込口体に比べて簡易な構造を備えることができる。
なお、本発明に係る電気掃除機1は、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、アップライト型、スティック型、ハンディ型あるいは自律型などの電気掃除機1であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 管部
5 本体ケース
6 車輪
7 塵埃分離集塵部
8 電動送風機
9 本体制御部
11 電源コード
12 本体接続口
14 電源プラグ
19 接続管
21 集塵ホース
22 手元操作管
23 把持部
24 操作部
24a 停止スイッチ
24b 起動スイッチ
25 延長管
26 吸込口体
28 吸込口
29 回転清掃体
30 マイナスイオン発生装置
31 電動機
32 吸込口本体
33 接続管部
35 底面
36 流路
37 下ケース
38 上ケース
39 後部膨出部
41 車輪
43 起毛
45 起毛布
48 回転接続管部
49 揺動接続管部
51 軸部
52 帯電ブラシ
53 除電ブラシ
55 帯電毛
56 アモルファス繊維
58 清掃体室
59 中継管
61 発生体
62 フランジ
63 区画壁
65 ベルト
66、67 車輪対

Claims (3)

  1. 底面に吸込口を有する吸込口本体と、
    前記吸込口に位置する回転可能な軸部と、
    前記軸部の回転中心線に交差する方向へ延びる複数の帯電毛を有する帯電ブラシと、
    前記軸部の回転中心線に交差する方向へ延びかつ自己放電可能な除電ブラシと、
    前記軸部の回転にともない前記複数の帯電毛が次々に擦れる位置にありかつ前記帯電毛よりも負側に帯電しやすい発生体と、を備えることを特徴とする吸込口体。
  2. 前記帯電毛は前記除電ブラシよりも毛足が長く、かつ、前記底面を被掃除面へ向けて前記吸込口本体を前記被掃除面上に置いたとき、前記帯電毛は前記軸部の回転にともない前記発生体および前記被掃除面へ順次に擦れ、前記除電ブラシは前記軸部の回転にともない前記被掃除面へ擦れることを特徴とする請求項1に記載の吸込口体。
  3. 請求項1または2に記載の吸込口体と、
    前記吸込口体に流体的に接続する電動送風機と、
    前記電動送風機を納める掃除機本体と、を備えることを特徴とする電気掃除機。
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