JP5135112B2 - 吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は吸込口体および電気掃除機に係り、特に部屋の壁や家具との接触の際、衝撃を減じるバンパーを備えた吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備え、この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通する集塵部が設けられ、この集塵部は、掃除機本体に形成された本体吸込口と連通し、さらに、この本体吸込口には、ホース体、延長管および吸込口体としての吸込口体が順次連通接続される。
従来の吸込口体は、内部にモーター駆動により回転する回転ブラシを設け、絨毯等の掃除を行ない、接続パイプに接続される。この吸込口体の吸込口には車輪を設け、掃除中に家具等に傷を付けないためのバンパーを軟質塩化ビニール等により形成している。
ところが、このバンパーは部屋の壁際や家具の際などを掃除するとき、壁、家具等にバンパーが衝突する場合、壁、家具等と吸込口の間に空間を狭めることができず、壁、家具際に在る塵埃を十分に吸引できないことがある。
そこで、吸込口の前部に設けたバンパーは、このバンパーが壁や家具等に当接したとき、吸込口の前壁と床面との間に吸引流路を形成するように、付勢力に抗して後方に移動し、吸引力が家具等まで伝わり塵埃が取れ、塵埃残りの発生がない床ブラシが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、壁際の塵埃を容易に吸い込むことができると共に、互いに直交する壁同士の角部に蓄積された塵埃も確実に除去できるようにするため、吸込口本体の前面及び側面に外周に突出してバンパーを設け、吸込口本体の前面にバンパーの下方に位置して前面吸込開口を設け、吸込口本体の側面にバンパーの下方に位置して外周に突出する突出部を設ける吸込口体が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のものは、部屋の壁際や家具の際などの掃除時、壁、家具等と吸込口本体の側面との衝突の緩衝作用を持たず、壁、家具等と吸込口本体の側面との衝突時の衝撃を減じて、壁、家具等に傷が付くのを防止するものではない。
また、特許文献2に記載のものは、吸込口本体の前面及び側面に外周にバンパーを設けるため、吸込口および前側吸込口に対向して回転清掃体を軸支し、この回転清掃体の外側に軸支部を介して駆動車輪を設けることができず、さらに、回転清掃体および軸受部との間に空間を形成するように前カバーを回動自在に設けることができないので、吸込口体の全幅での掃除ができないのみならず、バンパーが吸込口本体に直接取り付けられているので、緩衝作用を十分に発揮させることができず、壁、家具等に傷が付くのを防止することができない。
特開平10−43098号公報 特開2003−164397号公報
本発明は、上記に鑑みなされたもので、部屋の壁際や家具の際などの掃除時、壁、家具等と吸込口本体の側面との衝突時の衝撃を減じて、壁、家具等に傷を付けることがなく、吸込口体の全幅での掃除ができる吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
また、本発明は、部屋の壁際や家具の際などの掃除時、壁、家具等と吸込口本体の側面との衝突時の衝撃を減じて、壁、家具等に傷を付けることがなく、吸込口体の全幅での掃除ができる吸込口体を備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る吸込口体は、ケース体と、このケース体に開口形成された吸込口およびこの吸込口に連通する前側吸込口と、前記吸込口および前記前側吸込口に対向して回転自在に軸支された回転清掃体と、この回転清掃体の両側を軸支する一対の軸支部と、この一対の軸支部を覆いかつ、前記ケース体の下部に設けられ、被清掃面に接する一対の摺接部と、 前記軸支部の外側に各々設けられた一対の駆動車輪と、前記回転清掃体との間に空間部、摺接部との間に通気路が形成されるように、前記前側吸込口を覆いかつ、前記ケース体の前面に回動自在に取り付けられた前カバーと、前記ケース体の側面に設けられ前記駆動車輪の側面に対向して配置されたバンパーと、前記駆動車輪と前記バンパーとの間の少なくとも一方に設けられた緩衝材とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体と、この掃除機本体に対して前記電動送風機の吸込側に連通接続される上記吸込口体とを具備することを特徴とする。
本発明に係る吸込口体によれば、部屋の壁際や家具の際などの掃除時、壁、家具等と吸込口本体の側面との衝突時の衝撃を減じて、壁、家具等に傷を付けることがなく、駆動車輪の損傷、ゆがみを防止することができ、吸込口体の全幅での掃除ができる吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することができる。
本発明に係る吸込口体およびこれを備えた電気掃除機の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の電気掃除機の概念図であり、図2は本発明の一実施形態の吸込口体の斜視図であり、図3は本吸込口体の縦断面図であり、図4は本吸込口体の底面図であり、図5は本発明の一実施形態の吸込口体を下面から見た斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の電気掃除機51は、掃除機本体52を備え、この掃除機本体52は、内部に収容された電動送風機53の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、集塵部に捕集する。
また、掃除機本体52には、電動送風機53の動作を制御する制御手段としての図示しない制御回路が収容されているとともに、外部から空気を吸引する本体吸込口54が前部に開口される。この本体吸込口54には、可擁性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体55が連通接続される。
このホース体55の先端には、電動送風機53の動作モードなどが選択可能な手元操作部56が設けられる。この手元操作部56には、掃除する際に作業者が把持する把持部57が基端側に向けて突設され、この把持部57には、制御回路に所定の信号を送信して掃除機本体52内の電動送風機53などを複数の動作モードに設定する複数の設定ボタン58が設けられる。
さらに、手元操作部56の先端には、伸縮自在な細長略円筒状の延長管59が着脱自在に連通接続される。すなわち、延長管59は、ホース体55を介して電動送風機53の吸込側に連通接続される。また、この延長管59の先端には、例えば室内の被掃除面としての床面の絨毯などの上に載置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む本発明の吸込口体としての床ブラシ1が着脱自在に連通接続される。
従って、床ブラシ1は、延長管59、ホース体55および本体吸込口54を介して、電動送風機53の吸込側に連通接続される。
図2に示すように、吸込口体としての床ブラシ1は、吸込口体本体としての横長のケース体2と、このケース体2の後部に設けられた接続管3とを備える。
ケース体2は、上側が開放されケース体2の下部をなす下ケース4と、この下ケース4の上部の後側を覆い、下ケース4との間で接続管3を回転自在に挟持する上ケース5と、この上ケース5の前部に取り付けられた蓋部としての前カバー6を備え、ケース体2の側面2aには、後述のバンパー12a、12bが設けられる。
図3および図4に示すように、下ケース4には、前端部に、回転清掃体である回転ブラシ7を収容する横長四角形状の吸込口8Aが幅方向に延びて切り欠き形成され、さらに、吸込口8Aに連通して前側吸込口8Bが形成される。従って、回転ブラシ7が吸込口8Aおよび前側吸込口8Bに対向して収容される。両吸込口8A、8Bは連通路Rによって、接続管3に連通される。
また、吸込口8Aの両端に設けられる一対の摺接部9a、9bを隔てて駆動車輪10a、10bを収容する車輪収容部11a、11bが形成される。 ケース体2の側面2aに設けるバンパー12a、12bは、ケース体2に比べて柔らかい材質からなり、車輪収容部11a、11bの側面部を含む下ケース4の外側の一部に重なって設けられ、駆動車輪10a、10bの側面に対向して配置される。
バンパー12a、12bは同様構造であるので、バンパー12bについてより詳細に説明する。
図4〜図7に示すように、バンパー12bは略ヘッドホーン形状をなし、バンパー12bの取付部12bが下ケース4の外側の一部に重なり、取付部12bの先端に自由端状態で設けられ、駆動車輪10a、10bの側面を離間状態で覆う略円形の車輪覆い部12bと、車輪覆い部12bから内方に延出し、駆動車輪10bの前面を離間状態で覆う前面覆い部12bとからなり、車輪覆い部12bが駆動車輪10bの硬質の合成樹脂からなる車輪本体10bに対向し駆動車輪10bを覆う。
図8は車輪本体10bに取り付けられる短い毛の不繊布34bの一部を切欠いて示す緩衝材のダンパーへの取り付けた状態を示し、この図8に示すように、駆動車輪10bとバンパー12bとの間の少なくとも一方、例えばバンパー12bの車輪覆い部12bには、バンパー12bより軟質の緩衝材13bが取り付けられる。
従って、バンパー12a、12bが壁、家具などに当たっても、緩衝材13a、13bの作用により、壁、家具などへの衝撃が小さく、これらを傷つけることがなき、また、ケース体2や駆動車輪10a、10bへの衝撃も吸収される。
下ケース4の後側寄りの一側には、床面に接触可能な車輪14が設けられる。さらに、この下ケース4には、床面に対向する下面側に、一対のカバー体15a、15bがそれぞれ着脱自在に螺子15a、15bにより螺着される。
図9に示すように、ケース体2には、駆動手段としての電動部である駆動源、すなわちモーター16と、このモーター16により回転される回転清掃体としての回転ブラシ7と、この回転ブラシ7の両端部に位置するとともにこの回転ブラシ7と一体的に回転自在な駆動車輪10a、10bと、回転ブラシ7の安全スイッチとなる安全装置17とがそれぞれ設けられる。
安全装置17は、床面に接触可能な車輪14を備え、この車輪14が、穴部4aから下ケース4の下方へと露出している。また、安全装置17は、モーター制御部と電気的に接続されており、車輪14が床面に接触することでモーター制御部によるモーター16の駆動を許可するとともに、車輪14が床面から離間されるとモーター制御部によるモーター16の駆動を許可しないように構成される。さらに、この安全装置17は、例えば床面と接触した車輪14の回転方向によって床ブラシ1の走行方向を検出し、この走行方向に応じて、回転ブラシ7の回転方向を切り換えるようにモーター制御部へと信号を出力可能となっている。
図10に示すように、下ケース4の吸込口8Aの後部には、上ケース5側へと略垂直状に立ち上がる壁部18が形成される。
下ケース4には、吸込口8Aの両側部の位置で、摺接部9a、9bの裏面には、軸支部19a、19bが壁部18に連続して形成され、軸支部19a、19bには、軸受円板20aおよび、図11に示す軸受円板20bを各々回転自在に支持する円弧状の軸受溝21a、21bが形成される。
また、軸支部19a、19bには軸受溝21a、21bの各々内側に隣接して、プーリ収容溝22a、カップリング収容溝22bが設けられる。
従って、下ケース4に設けられる吸込口8A、プーリ収容溝22a、カップリング収容溝22bおよび車輪収容部11a、11bには、図11に示す回転体組立23が収容可能になる。
図11に示すように、この回転体組立23は、両側を連結軸24で回転支持される回転ブラシ7と、この回転ブラシ7の一側(図中左側)に設けられたカップリング25aの一側に固着され、表面がギヤ歯状に形成された従動プーリ26と、従動プーリ26に連設された軸受円板20aと、この軸受円板20aの外側に設けられた駆動車輪10aを備え、これらはいずれも連結軸24に取り付けられる。
一方、回転ブラシ7の他側(図中右側)には、同様にカップリング25b、軸受円板20b、駆動車輪10bを備え、これらは連結軸(図示せず)に取り付けられる。
回転ブラシ7は、取付部材としての略円柱状の回転ブラシ組立31の周囲に、複数の清掃部材32が取り付けられる。回転ブラシ組立31は、例えば金属、あるいは合成樹脂などにより形成される。また、この回転ブラシ組立31の外周面には、各清掃部材32の基端側を保持する溝部33が、周方向に略均等に螺旋状に形成される。
清掃部材32は、例えば拭取部材であるブレード、掻取部材であるブラシ毛、あるいはこれらの組み合わせなどであり、基端側が回転ブラシ組立31の溝部33にそれぞれ保持されることにより、回転ブラシ組立31の外周面に対して、この回転ブラシ組立31の軸方向に沿う螺旋壁状で、かつ回転ブラシ組立31の径方向に先端側が突出している。
図7および図12に示すように、駆動車輪10a、10bは外周面が平坦な円筒状の車輪本体10bの外周面に短い毛の不繊布34a、34bが取り付けられ、さらに、この不繊布34a、34bの上に、回転方向に例えば20〜30°の角度を傾いて長い毛の不繊布35a、35bが帯状に取り付けられる。
図13に示すように、回転体組立23が下ケース4に収容された状態では、軸受溝21a、21bには、軸受円板20a、20bが回転自在に収容支持され、プーリ収容溝22aには、連結軸24(図10)に嵌合固定され、いずれも図9に示すモーター16、駆動プーリ27により走行するベルト28によって回転される従動プーリ26が回転自在に収容され、さらに、プーリ収容溝22aには、軸側カップリング25aが収容され、カップリング収容溝22bには、図9に示すカップリング25bが収容され、車輪収容部11a、11bには駆動車輪10a、10bが収容される。
従って、回転ブラシ7および駆動車輪10a、10bは、軸受円板20a、20bおよび軸受溝21a、21bを介して、軸支部19a、19bによって回転自在に軸支される。また、回転ブラシ7および駆動車輪10bは、一体的あるいはカップリング25bで分離して、下ケース4から容易に取り外せる(図10)。
前カバー6は、軸支部19a、19bの両端間に亘って連続する横長状に形成され、断面視(図3)で回転ブラシ7および摺接部9a、9bの外周に沿って円弧状に湾曲している。そして、前カバー6は、回転ブラシ7との間に空間部S、摺接部9a、9bとの間に通気路P、Pが形成されるように、前側吸込口8Bを覆い、ケース体2の前面に回動自在に取り付けられる。
前カバー6のケース体2への回動自在な取り付けは、図10に示すように、前カバー6に設けた複数の取付部6aおよび、下ケース4に設けた複数の取付部4bを貫通する取付軸2aを用いて行い、前カバー6の前方への常時の付勢は、取付軸2aが貫通して取り付けられるトーションバネ(図示せず)によって行う。
さらに、前カバー6の両端には後方に略L字状の折曲部6b、6bが設けられ、この折曲部6b、6bは摺接部9a、9b(図4)および軸支部19a、19bの外側端部19a、19bまで達している。
従って、折曲部6b、6bにより通気路P、Pの端部は略閉塞された状態になる。なお、折曲部6b、6bには、前カバー6の後退時、回転体組立23の一部に当たらないように、小さな切欠6b、6bが設けられる。
再び、図7および図12に示すように、摺接部9a、9bの表面は滑らかな平面状をなし、さらに、この平面に円弧部が連なり、平面状の摺接部9a、9bの前側(掃除時の床ブラシの前進側)には、短い毛の短起毛布36a、36bが取り付けられ、この短起毛布36a、36bの後側には、短起毛布36a、36bより長い毛の長起毛布37a、37bが取り付けられる。
ケース体2の下面が被清掃面と非接触状態で、短起毛布36a、36bの先端は、長起毛布の先端より低く(下面に近く)両先端間に段差を設け、掃除時の両先端の段差がなくなり、より滑らかに摺接部9a、9bが滑り易くするとともに、床ブラシ1の後退時、短起毛布36a、36bの先端で絨毯表面に絡まる毛などを掻き取り易くなる。また、短起毛布36a、36bの先端及び長起毛布37a、37bの先端は、共に後方(掃除時の床ブラシの後退側)に向いている。
なお、図4に示すカバー体15a、15bの短起毛布36a、36bと長起毛布37a、37bの走行方向の延長線上には、後側長起毛布38a、38bが取り付けられ、床ブラシ1の走行を容易にする。
次に本発明に係る電気掃除機を用いた掃除について説明する。
図1に示すように、掃除の際には、まず、作業者は、掃除機本体52の本体吸込口54に、ホース体55、延長管59および床ブラシ1を順次連通接続する。
さらに、作業者が、掃除機本体52から電源コードを引き出して図示しないコンセントに接続した後、把持部57を把持して所定の設定ボタン58を操作すると、この設定ボタン58により設定された動作モードに応じて電動送風機53が駆動される。
そして、作業者は、把持部57を把持して床面上で床ブラシ1を前後に走行させる。駆動車輪10a、10bは回転して、床ブラシ1の走行を助ける。
床ブラシ1の走行により、吸込口8A、前側吸込口8Bおよび車輪収容部11a、11bから塵埃を空気とともに吸い込む。
図4に示すように、このとき、摺接部9a、9bは下方に面しているので、摺接部9a、9bが被掃除面に当接して、さらに、摺接部9a、9bに取り付けられた長起毛布37a、37bを介して走行負荷を増加させることなく、床ブラシ1を滑らかに進退する。
図9に示すように、また、車輪14が床面に接触することで、安全装置17の機能によって、回転ブラシ7および駆動車輪10a、10bの回転が可能となっている。例えば、床ブラシ1を前方へと走行(前進)させた場合には、車輪14が前転(正転)し、床ブラシ1を後方へと走行(後退)させた場合には、車輪14が後転(逆転)するので、この車輪14の回転方向に応じて、モーター制御部がモーター16の回転方向を、車輪14の回転方向と同方向となるように制御する。
この結果、モーター16の回転が駆動プーリ27およびベルト28を介して従動プーリ26へと伝達されることで、この従動プーリ26と連結された一方の駆動車輪10aが、また、カップリング25aを介して回転ブラシ7、および、この回転ブラシ7に連結された他方の駆動車輪10bが、一体的に同方向へと回転する。
図10に示すように、このとき、回転ブラシ7の回転に伴い、各清掃部材32が床面の塵埃を掻き取って吸込口8Aへと運ぶとともに、駆動車輪10a、10bに取り付けた短い毛の不繊布34a、34b、長い毛の不繊布35a、35bで除去された塵埃は連通溝部8aを介して吸込口8Aへと運ばれる。
図7および図12に示すように、また、摺接部9a、9bに取り付けられた短起毛布36a、36b及び長起毛布37a、37bによって掃除され、床ブラシ1のほぼ全幅で掃除をすることができ、特に絨毯を掃除する場合には、摺接部9a、9bに接する絨毯表面に絡まる毛などは、吸込口8Aに生じる負圧(吸引力)によって除去しにくいが、短起毛布36a、36bの先端が、長起毛布37a、37bの先端とほぼ同一高さになり、床ブラシ1を後方へと走行(後退)時、短起毛布36a、36bの先端で絨毯表面に絡まる毛などを掻きとることができる。
また、摺接部9a、9bの前側に短起毛布36a、36b、後側に長起毛布37a、37bを配置することで、床ブラシ1を後方へと走行(後退)時、長起毛布37a、37bで床ブラシ1を円滑に滑らせ、短起毛布36a、36bの先端で絨毯表面に絡まる毛などを掻きとるので、走行負荷を増加させることなく摺接部9a、9bの走行面の清掃が十分に行え、さらに、常時被清掃面と接触する長起毛布37a、37bは長い毛を用いているので、磨耗があっても長寿命化を図ることができる。
図8に示すように、さらに、上記掃除過程で、部屋の壁際等の掃除が行われるが、バンパー12bの車輪覆い部12bには、緩衝材13bが取り付けられており、バンパー12a、12bが壁、家具などに当たっても、緩衝材13a、13bの衝撃吸収作用により、壁、家具などへの衝撃が小さく、これらを傷つけることがなく、また、ケース体2への衝撃も吸収される。また、駆動車輪10a、10bの損傷、ゆがみを防止することができる。
図5に示すように、また、バンパー12a、12bは、ケース体2に比べて柔らかい材質からなるので、衝突時の衝撃はより小さくなり、さらに、壁、家具などとの接触時、大きな抵抗とならず、床ブラシ1は円滑に進退する。
また、部屋の壁際等の掃除時、床ブラシ1が前進し、前カバー6が壁に当接して、前カバー6は後退する。この後退により、前カバー6と回転ブラシ7との間に形成される空間部Sが狭まり、空間部Sに作用する吸引力が増し、壁際の塵埃は確実に吸引され、さらに、前カバー6と摺接部9a、9bとの間に形成される通気路P、Pも狭まり、吸引力が増し、壁際の塵埃は確実に吸引され、さらに、前カバー6と摺接部9a、9bとの間に形成される通気路P、Pも狭まり、通気路P、Pに作用する吸引力が増し、壁際の塵埃は床ブラシ1の全幅で確実に吸引される。
また、前カバー6に折曲部6b、6bが設けられ、通気路P、Pの端部が略閉塞された状態になり、通気路P、Pに作用する吸引力が一層増し、壁際の塵埃は確実に吸引される。
従来がケース体の前面あるいは全周にダンパーを設けるため、前側吸込口を覆うように前カバーを設けることができず、壁際等の塵埃を吸込口体の全幅に渡って効率よく掃除できないのとは異なり、本床ブラシでは、壁、家具などを傷つけることがないことに加えて、壁際等の塵埃を床ブラシの全幅に渡って効率よく掃除できる。
本実施形態の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機によれば、部屋の壁際や家具の際などの掃除時、壁、家具等と吸込口本体の側面との衝突時の衝撃を減じて、壁、家具等に傷を付けることがなく、吸込口体の全幅での掃除ができる吸込口体およびこれを備えた電気掃除機が実現する。
本発明の一実施形態の電気掃除機の概念図。 本発明の一実施形態の吸込口体の斜視図。 本発明の一実施形態の吸込口体の縦断面図。 本発明の一実施形態の吸込口体の底面図。 本発明の一実施形態の吸込口体のケース体を下面から見た斜視図。 本発明の一実施形態の吸込口体のケース体の側面図。 本発明の一実施の形態の吸込口体に設けた他側の摺接部の拡大図。 本発明の一実施形態の吸込口体に用いる緩衝材をダンパーに取り付けた状態を示す縦断面図。 本発明の一実施形態の吸込口体のケース体を除去して示す概念図。 本発明の一実施形態の吸込口体のケース体を下面から見た斜視図。 本発明の一実施の形態の吸込口体の回転ブラシの分解斜視図。 本発明の一実施の形態の吸込口体に設けた一側の摺接部の拡大図。 本発明の一実施の形態の吸込口体のカバー体を除去して示す底面図。
符号の説明
1 床ブラシ
2 ケース体
2a 側面
3 接続管
4 下ケース
4a 穴部
5 上ケース
6 前カバー
6b、6b 切欠
7 回転ブラシ
8A 吸込口
8a 連通溝部
8B 吸込口
9a、9b 摺接部
10a、10b 駆動車輪
10b 車輪本体
11a、11b 車輪収容部
12a、12b バンパー部材
12b 取付部
12b 車輪覆い部
13a、13b 緩衝材
14 車輪
15a、15b カバー体
15a、15b 螺子
16 モーター
17 安全装置
18 壁部
19a、19b 軸支部
19a、19b 外側端部
20a、20b 軸受円板
21a、21b 軸受溝
22a プーリ収容溝
22b カップリング収容溝
23 回転体組立
24 連結軸
25a カップリング
25b カップリング
25a ブラシ側カップリング
25a 軸受側カップリング
26 従動プーリ
26a ギヤ部
27 駆動プーリ
28 ベルト
31 回転ブラシ組立
32 清掃部材
33 溝部
34a、34b 不繊布
35a、35b 不繊布
36a、36b 短起毛布
37a、37b 長起毛布
38a、38b 後側長起毛布
51 電気掃除機
52 掃除機本体
53 電動送風機
54 本体吸込口
55 ホース体5
56 手元操作部
57 把持部
58 設定ボタン
59 延長管
P 通気路
R 連通路
S 空間部

Claims (2)

  1. ケース体と、
    このケース体に開口形成された吸込口およびこの吸込口に連通する前側吸込口と、
    前記吸込口および前記前側吸込口に対向して回転自在に軸支された回転清掃体と、
    この回転清掃体の両側を軸支する一対の軸支部と、
    この一対の軸支部を覆いかつ、前記ケース体の下部に設けられ、被清掃面に接する一対の摺接部と、
    前記軸支部の外側に各々設けられた一対の駆動車輪と、
    前記回転清掃体との間に空間部、摺接部との間に通気路が形成されるように、前記前側吸込口を覆いかつ、前記ケース体の前面に回動自在に取り付けられた前カバーと、
    前記ケース体の側面に設けられ前記駆動車輪の側面に対向して配置されたバンパーと、
    前記駆動車輪と前記バンパーとの間の少なくとも一方に設けられた緩衝材とを備えることを特徴とする吸込口体。
  2. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    この掃除機本体に対して前記電動送風機の吸込側に連通接続される請求項1に記載の吸込口体とを具備することを特徴とする電気掃除機。
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