JP2010005291A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃の除去に優れるとともに、電池の消費を抑制して長時間に亘って安定して塵埃を除去可能な電気掃除機を提案する。
【解決手段】掃除機本体制御部40は、電圧検出部37が測定した電圧値と、電流検出部38が測定した電流値とから、電動送風機9に供給される電力を算出する。掃除機本体制御部40は、算出した電力が所定の消費電力閾値Ws以上であれば、回転清掃体小出力運転信号を出力し、他方、算出した電力が所定の消費電力閾値Wsより小さければ、回転清掃体大出力運転信号を出力する。吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40が回転清掃体小出力運転信号を出力すると、吸込口体8の進行方向の順方向に回転数R1で回転清掃体20を運転し、他方、掃除機本体制御部40が回転清掃体大出力運転信号を出力すると、吸込口体8の進行方向の逆方向に回転数R2で回転清掃体20を運転する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電池と、電動機によって回動する回転清掃体を有する吸込口体とを備えた電気掃除機に関する。
特許文献1に記載の電気掃除機は、電池と、電動機によって回動する回転清掃体を有する吸込口体とを備える。この電気掃除機は、電気掃除機の使用者の操作に基づいて回転清掃体の回転数が切り換わる。
また、従来の電気掃除機では、吸込口体の進行方向と、回転清掃体の回転方向とを順方向または逆方向のいずれかに固定して設定される。具体的には、吸込口体の操作性を重視して、回転清掃体によって吸込口体の走行の補助を行う場合には、吸込口体の進行方向と、回転清掃体の回転方向とを順方向に固定し、他方、回転清掃体による除塵効果を重視する場合には、吸込口体の進行方向と、回転清掃体の回転方向とを逆方向に固定する。
特開2005−168823号公報
特許文献1に記載の電気掃除機では、電気掃除機の使用者が、電動送風機と電動機とを強運転状態で使用し続けると、運転時間が十分に確保できない虞があった。また、特許文献1に記載の電気掃除機では、電池の容量が減少すると、電動送風機の出力が十分に得られず、被掃除面の塵埃を十分に除去できない虞もあった。
本発明は、塵埃の除去に優れるとともに、電池の消費を抑制して長時間に亘って安定して塵埃を除去可能な電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明では、掃除機本体と、前記掃除機本体に設けられた電源部と、前記掃除機本体に収容され、前記電源部の電力によって駆動される電動送風機と、前記掃除機本体に連通された吸込口体と、前記吸込口体に設けられた移動方向検出部と、前記吸込口体に収容され、前記電源部の電力によって駆動される電動機と、前記電動機に供給される電力の極性を適宜に正転または反転させる極性正反転回路部と、前記吸込口体の吸込開口に回動可能に保持され、前記電動機によって回動される回転清掃体と、前記電動送風機に供給される電力が所定の閾値以上の場合には、前記電動機を制御して前記回転清掃体を小さい回転数で運転し、他方、前記電動送風機に供給される電力が所定の閾値より小さい場合には、前記電動機を制御して前記回転清掃体を前記小さい回転数よりも大きい回転数で運転する制御部とを特徴とする。
本発明は、塵埃の除去に優れるとともに、電池の消費を抑制して長時間に亘って安定して塵埃を除去可能な電気掃除機を提案できる。
本発明に係る電気掃除機の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明に係る電気掃除機の外観を示した図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体2と、集塵ホース3と、手元操作管4と、把持部5と、操作部6と、延長管7と、吸込口体8とを備える。
掃除機本体2には集塵ホース3の一端が着脱自在に接続された接続口2aが形成される。掃除機本体2の内部には塵埃分離集塵部(図示省略)と、電動送風機9とが収容される。塵埃分離集塵部は、掃除機本体2の内部に着脱可能に収容され、接続口2aに連通される。電動送風機9は、塵埃分離集塵部を介して接続口2aに負圧を作用させる。掃除機本体2には電動送風機9の排気が吐出される本体排気口(図示省略)が形成される。掃除機本体2には、二次電池を有する電源部11が着脱自在に取り付けられる。なお、電源部11は、一次電池や燃料電池などの電池を用いても良い。電動送風機9は、電源部11から供給される直流電源によって駆動される直流モータを備えた直流電動送風機である。
集塵ホース3は可撓性を有し、湾曲可能な細長略円筒状に形成される。集塵ホース3の一端は接続口2aに着脱可能に接続されて、掃除機本体2の内部に連通される。
手元操作管4の一端は集塵ホース3の他端に設けられ、集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
把持部5は電気掃除機1の使用者が把持して電気掃除機1を操作するものである。把持部5は手元操作管4の他端部から、集塵ホース3が設けられた手元操作管4の一端部に向かって、湾曲させて突設される。
操作部6は把持部5に設けられる。操作部6が電気掃除機1の使用者に操作されると、電気掃除機1は複数の駆動モードに設定される。操作部6は電気掃除機1の運転を停止させる切スイッチ6aや電気掃除機1の運転を開始させる強起動スイッチ6bや弱起動スイッチ6cなどを有する。
延長管7は、伸縮可能な細長略円筒状に形成される。延長管7の一端は手元操作管4の他端に着脱可能に接続されて、手元操作管4および集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
吸込口体8は、延長管7の一端に着脱可能に接続されて、延長管7、手元操作管4および集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
電気掃除機1を運転すると、電動送風機9が作動して、掃除機本体2の内に負圧が作用する。この負圧は接続口2aから集塵ホース3と手元操作管4と延長管7とを経て吸込口体8に作用する。そうすると、電気掃除機1は吸込口体8から空気とともに床などの被掃除面に溜まった塵埃を吸い込んで被掃除面を掃除する。吸込口体8に吸い込まれた含塵空気は、掃除機本体2に収容された塵埃分離集塵部によって空気と塵埃とに分離される。分離された塵埃は塵埃分離集塵部に集塵される。他方、分離された空気は、電動送風機9に吸い込まれて、掃除機本体2の本体排気口から吐出される。
図2は、本発明に係る電気掃除機の吸込口体の上面側の斜視図である。
図2に示すように、吸込口体8は、幅広な吸込口本体15と、接続管部16とを備える。接続管部16は、吸込口本体15の後部であって幅方向中央部に設けられる。接続管部16には延長管7が着脱自在に接続される。
ここで、吸込口体8の前進方向(図2中、実線矢X)を前方、その反対方向を後方とする。また、吸込口体8の後から前を見たときに左側(図2中、実線矢Y)を左方、その反対方向を右方とする。さらに、吸込口体8の前後方向および左右方向に直交する右手座標系の+Z方向を上方とし、その反対方向を下方とする。
吸込口本体15の前側の内部には、吸込開口17を有する吸込室18が形成される。吸込室18は、吸込口本体15の内部に幅広に形成される。吸込室18は、接続管部16に連通される。吸込開口17は、吸込口本体15の底面に形成された開口である。また、吸込開口17は、吸込口本体15の左右方向に細長く形成された略長方形状の開口である。吸込口体8が被清掃面に配置されると、吸込開口17は、被清掃面に対向させて位置される。吸込室18には、吸込開口17に沿って延びた回転清掃体20が配設される。
回転清掃体20は、回転軸21と、回転軸21の周壁部から螺旋帯状に突設された複数のブラシ毛22とを備える。回転軸21は、吸込口本体15の左右方向に沿わせて配置される。回転軸21の両端部は、吸込室18を構成する左右の壁部によって回転自在に保持される。なお、回転清掃体20は、ブラシ毛22の他にゴムなどの弾性体で形成されたブレード(図示省略)を備えるものでも良い。
吸込口本体15の後側の内部には、電動機24が収容される。電動機24は、回転清掃体20を回動させる駆動源である。電動機24の出力軸は、タイミングベルト25や歯車(図示省略)などの動力伝達機構を介して回転清掃体20の回転軸21に連結される。なお、本実施形態に係る電動機24の回転方向と、回転清掃体20の回転方向とは一致させて構成される。ただし、動力伝達機構を介して電動機24と回転清掃体20との回転方向を反転させて構成しても良い。電動機24は、電源部11から供給される直流電源によって駆動される直流モータである。
吸込口本体15の前面の中央部には、前方に開口する切欠26が形成される。切欠26は、吸込室18に連通される。また、切欠26は、吸込開口17に連続させて開口される。切欠26には、可動カバー27が設けられる。可動カバー27は、切欠26の上縁部に設けられた支持軸28を中心に回動可能に設けられる。可動カバー27の回動範囲は、前後に所定範囲内で規制される。可動カバー27は、スプリング(図示省略)により付勢され、通常は回転清掃体20に当接しない。
接続管部16は、回動接続管部31と、傾動接続管部32とを備える。回動接続管部31は、吸込口本体15に回動可能に設けられる。また、回動接続管部31は、吸込口体8の前後方向であるX軸回りに回動可能に構成される。傾動接続管部32は、回動接続管部31に傾動可能に設けられる。また、傾動接続管部32は、回動接続管部31の回動軸であるX軸に直交する軸回りに回動可能に構成される。さらに、傾動接続管部32は、延長管7の先端部に着脱自在に接続される。したがって、吸込口本体15と延長管7とは、相対的に回動および傾動可能に構成される。
図3は、本発明に係る電気掃除機の吸込口体の下面側の斜視図である。
図3に示すように、吸込口本体15の底面の後部には、接続管部16の左右両側部に突出させて後輪34が左右一対に設けられる。また、吸込口本体15の底面のうち、吸込開口17の後縁近傍部には、左右両側部に偏倚させて前輪35が左右一対に設けられる。
吸込口本体15の内部には、移動方向検出部36が収容される。移動方向検出部36は、前輪35の少なくともいずれか一方に連結される。移動方向検出部36は、吸込口体8の進行方向を検出する。具体的には、移動方向検出部36は、前輪35の回転方向を検出することで、吸込口体8が前進しているのか、後退しているのかを検出する。移動方向検出部36には、回転部材(図示省略)と、この回転部材の回転方向を検出する光電検出部(図示省略)を有する光検出式センサを用いることができる。
図4は、本発明に係る電気掃除機のブロック図である。
図4に示すように、電気掃除機1は、操作部6と、電源部11と、電圧検出部37と、電流検出部38と、掃除機本体制御部40と、電動送風機用スイッチング回路部41と、電動送風機9と、移動方向検出部36と、吸込口体制御部42と、極性正反転回路部43と、電動機用スイッチング回路部44と、電動機24とを備える。
電源部11と、電圧検出部37と、電流検出部38と、掃除機本体制御部40と、電動送風機用スイッチング回路部41と、電動送風機9とは、掃除機本体2に収容される。移動方向検出部36と、吸込口体制御部42と、電動機用スイッチング回路部44と、極性正反転回路部43と、電動機24とは、吸込口体8に収容される。
操作部6は、電気掃除機1の使用者が入力した操作内容に対応する操作信号を掃除機本体制御部40に出力する。具体的には、操作部6は、電気掃除機1の使用者が切スイッチ6aを操作すると、電気掃除機1の停止信号Soffを掃除機本体制御部40に出力する。また、操作部6は、電気掃除機1の使用者が強起動スイッチ6bを操作すると電気掃除機1の強起動信号Sonbを掃除機本体制御部40に出力する。さらに、操作部6は、電気掃除機1の使用者が弱起動スイッチ6cを操作すると電気掃除機1の弱起動信号Soncを掃除機本体制御部40に出力する。
電圧検出部37は、電源部11の電圧を検出する電圧計である。電圧検出部37は、電源部11の電圧を測定して、掃除機本体制御部40に出力する。
電流検出部38は、電源部11が電動送風機9に供給する電流を測定して、掃除機本体制御部40に出力する。
掃除機本体制御部40は、操作部6が出力した操作信号に応じて電動送風機用スイッチング回路部41を介して電動送風機9の運転を開始または停止する。具体的には、操作部6が強起動信号Sonbを出力すると、電動送風機9の大出力運転を開始する。一方、操作部6が弱起動信号Soncを出力すると、電動送風機9の小出力運転を開始する。他方、操作部6が停止信号Soffを出力すると、電動送風機9の運転を停止する。
また、掃除機本体制御部40は、操作部6が強起動信号Sonbまたは弱起動信号Soncを出力すると、電動送風機9の運転を開始するとともに、吸込口体制御部42に吸込口体制御信号を出力する。具体的には、掃除機本体制御部40は、先ず、電圧検出部37が測定した電圧値と、電流検出部38が測定した電流値とから、電動送風機9に供給される電力を算出する。次いで、掃除機本体制御部40は、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Ws以上であれば、吸込口体制御信号として回転清掃体小出力運転信号を出力する。他方、掃除機本体制御部40は、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Wsより小さければ、吸込口体制御信号として回転清掃体大出力運転信号を出力する。
ここで、電源部11の放電容量が十分に確保されている状態では、電動送風機9の大出力運転に供給される電力は、所定の消費電力閾値Ws以上であり、他方、電動送風機9の小出力運転に供給される電力は、所定の消費電力閾値Wsよりも小さい。
電動送風機用スイッチング回路部41は、掃除機本体制御部40の制御に応じて電動送風機9に電力を供給する。電動送風機用スイッチング回路部41は、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)などの電界効果トランジスタを用いて構成される。
移動方向検出部36は、吸込口体8の移動状態に対応させて移動方向信号を吸込口体制御部42に出力する。具体的には、吸込口体8が前進状態のときは前進信号を吸込口体制御部42に出力する。他方、移動方向検出部36は、吸込口体8が後退状態のときは後退信号を吸込口体制御部42に出力する。なお、移動方向検出部36は、吸込口体8が停止状態のときは停止信号を吸込口体制御部42に出力する。すなわち、前進信号、後退信号、および停止信号は移動方向信号である。
吸込口体制御部42は、電動機用スイッチング回路部44を介して電動機24の回転数を制御し、極性正反転回路部43を介して電動機24の回転方向を制御する。具体的には、吸込口体制御部42は、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Ws以上であれば、吸込口体8の進行方向の順方向に小さい回転数R1で回転清掃体20を運転する。他方、吸込口体制御部42は、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Wsより小さければ、吸込口体8の進行方向の逆方向に大きい回転数R2で回転清掃体20を運転する。回転清掃体20の回転数R1は、回転数R2よりも小さく設定される。
すなわち、吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40が回転清掃体小出力運転信号を出力すると、吸込口体8の進行方向の順方向に回転数R1で回転清掃体20を運転する。他方、吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40が回転清掃体大出力運転信号を出力すると、吸込口体8の進行方向の逆方向に回転数R2で回転清掃体20を運転する。
ここで、「吸込口体8の進行方向の順方向に回転清掃体20を運転する」とは、吸込口体8が前進している場合には、回転清掃体20を正回転することであり、他方、吸込口体8が後退している場合には、回転清掃体20を逆回転することである。
また、「吸込口体8の進行方向の逆方向に回転清掃体20を運転する」とは、吸込口体8が前進している場合には、回転清掃体20を逆回転することであり、他方、吸込口体8が後退している場合には、回転清掃体20を正回転することである。
さらに、回転清掃体20の正回転とは、回転する回転清掃体20の角速度ベクトルが吸込口本体15の左方向に延びた状態であり、他方、回転清掃体20の逆回転とは、回転する回転清掃体20の角速度ベクトルが吸込口本体15の右方向に延びた状態である。回転清掃体20が正回転すると、吸込口体8には前進方向の移動力が発生する。他方、回転清掃体20が逆回転すると、吸込口体8には後退方向の移動力が発生する。
すなわち、吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40が回転清掃体小出力運転信号を出力し、かつ、移動方向検出部36が前進信号を出力した場合には、回転清掃体20を回転数R1の正回転で運転する。また、吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40が回転清掃体小出力運転信号を出力し、かつ、移動方向検出部36が後退信号を出力した場合には、回転清掃体20を回転数R1の逆回転で運転する。
他方、吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40が回転清掃体大出力運転信号を出力し、かつ、移動方向検出部36が前進信号を出力した場合には、回転清掃体20を回転数R2の逆回転で運転する。また、吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40が回転清掃体大出力運転信号を出力し、かつ、移動方向検出部36が後退信号を出力した場合には、回転清掃体20を回転数R2の正回転で運転する。
また、吸込口体制御部42は、移動方向検出部36が停止信号を出力した場合には、電動機24を停止して回転清掃体20を停止する。
電動機用スイッチング回路部44は、吸込口体制御部42の制御に応じて電動機24に電力を供給する。電動機用スイッチング回路部44は、極性正反転回路部43を介して電動機24に電力を供給する。電動機用スイッチング回路部44は、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)などの電界効果トランジスタを用いて構成される。具体的には、電動機用スイッチング回路部44は、回転清掃体20を回転数R1で運転する場合には、電動機24に供給する電力を小さくし、他方、回転清掃体20を回転数R2で運転する場合には、電動機24に供給する電力を大きくする。また、電動機用スイッチング回路部44は、回転清掃体20を停止する時は、電動機24に供給する電力を遮断する。
極性正反転回路部43は、吸込口体制御部42の制御に応じて、電源部11の電力の極性を適宜に正転または反転させて電動機24に供給する。具体的には、極性正反転回路部43は、回転清掃体20を正回転で運転する際に電動機24に供給する電力の極性と、回転清掃体20を逆回転で運転する際に電動機24に供給する電力の極性とを反転させる。
図5は、本発明に係る電気掃除機の運転制御における大出力運転中の電動送風機に供給される電力と消費電力閾値との関係を示した図である。
図5中、実線Aに示すように、先ず、電気掃除機1は、電源部11の放電容量が十分に確保されている。電気掃除機1の使用者が強起動スイッチ6bを操作して掃除を始めると、電動送風機9は、大出力で運転を開始する。このとき、電動送風機9に供給される電力は所定の消費電力閾値Ws以上である。そうすると、吸込口体制御部42は、吸込口体8の進行方向の順方向に回転数R1で回転清掃体20を運転する。
この後、電気掃除機1の使用が継続されると、電源部11の容量が次第に低下して、電圧が降下するため、電動送風機9に供給される電力は所定の消費電力閾値Wsよりも小さくなる。このとき、電動送風機9に供給される電力が小さくなるので、電動送風機9の出力も低下する。そうすると、吸込口体制御部42は、吸込口体8の進行方向の逆方向に回転数R2で回転清掃体20を運転する。
一方、図5中、実線Bに示すように、電気掃除機1の使用者が弱起動スイッチ6cを操作して掃除を始めると、電動送風機9は、小出力で運転を開始する。このとき、電動送風機9に供給される電力は所定の消費電力閾値Wsよりも小さい。そうすると、吸込口体制御部42は、吸込口体8の進行方向の逆方向に回転数R2で回転清掃体20を運転する。
電気掃除機1の使用が継続され、電源部11の容量が次第に低下し、電圧が降下しても、電動送風機9に供給される電力は所定の消費電力閾値Wsよりも小さい。したがって、吸込口体制御部42は、吸込口体8の進行方向の逆方向に回転数R2で回転清掃体20の運転を継続する。
電動機24の運転制御は、例えば掃除機本体制御部40および吸込口体制御部42を構成するマイクロコンピュータに搭載されたプログラムで行われる。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1の掃除動作を説明する。
電気掃除機1の使用者は、先ず、掃除機本体2の接続口2aに集塵ホース3を接続する。次いで、手元操作管4に延長管7を接続する。さらに、延長管7に吸込口体8を接続する。
次に、電気掃除機1の使用者は、掃除機本体2に放電容量が十分に確保された電源部11を取り付ける。
次に、電気掃除機1の使用者は、吸込口体8を床面などの被掃除面上に配置するとともに、把持部5を把持して強起動スイッチ6bを操作する。そうすると、掃除機本体制御部40は、電動送風機9も大出力運転を開始する。このとき、電圧検出部37は、電源部11の電圧を測定し、電流検出部38は、電動送風機9に供給される電流を測定する。
掃除機本体制御部40は、電圧検出部37が測定した電圧値と、電流検出部38が測定した電流値とから、電動送風機9に供給される電力を算出する。電源部11の放電容量は十分確保されているので、掃除機本体制御部40は、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Ws以上であると判断し、回転清掃体小出力運転信号を吸込口体制御部42に出力する。
このとき、未だ吸込口体8は停止しているので、移動方向検出部36は停止信号を出力する。吸込口体制御部42は、移動方向検出部36から取得した停止信号に基づいて、電動機24を停止して回転清掃体20を停止する。
次いで、電気掃除機1の使用者は、前進および後退を交互に繰り返して吸込口体8を走行する。
このとき、吸込口体8が前進すると、移動方向検出部36は前輪35の回転方向を検出して前進信号を出力する。吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40から取得した回転清掃体小出力運転信号と、移動方向検出部36から取得した前進信号に基づいて、回転清掃体20を回転数R1で正回転する。そうすると、回転清掃体20は、被清掃面の塵埃を後上方に掻き上げる。
他方、吸込口体8が後退すると、移動方向検出部36は前輪35の回転方向を検出して後退信号を出力する。吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40から取得した回転清掃体小出力運転信号と、移動方向検出部36から取得した後退信号に基づいて、回転清掃体20を回転数R1で逆回転する。そうすると、回転清掃体20は、被清掃面の塵埃を前上方に掻き上げる。
また、吸込口体8の前進と後退とが切り替わる時には、移動方向検出部36は前輪35の回転の停止を検出して停止信号を出力する。吸込口体制御部42は、移動方向検出部36の停止信号に基づいて、回転清掃体20を停止する。
この後、電気掃除機1の使用が継続されると、電源部11の容量が次第に低下して、電圧が降下するため、電動送風機9に供給される電力は所定の消費電力閾値Wsよりも小さくなる。そうすると、掃除機本体制御部40は、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Wsよりも小さいと判断し、回転清掃体大出力運転信号を吸込口体制御部42に出力する。
このとき、吸込口体8が前進すると、移動方向検出部36は前輪35の回転方向を検出して前進信号を出力する。吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40から取得した回転清掃体大出力運転信号と、移動方向検出部36から取得した前進信号に基づいて、回転清掃体20を回転数R2で逆回転する。そうすると、回転清掃体20は、被清掃面の塵埃を前上方に掻き上げる。
他方、吸込口体8が後退すると、移動方向検出部36は前輪35の回転方向を検出して後退信号を出力する。吸込口体制御部42は、掃除機本体制御部40から取得した回転清掃体大出力運転信号と、移動方向検出部36から取得した後退信号に基づいて、回転清掃体20を回転数R2で正回転する。そうすると、回転清掃体20は、被清掃面の塵埃を後上方に掻き上げる。
すなわち、電気掃除機1は、電動送風機9に供給される電力が消費電力閾値Ws以上であれば、吸込口体8の進行方向の順方向に小さい回転数R1で回転清掃体20を運転する。他方、電気掃除機1は、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Wsより小さければ、吸込口体8の進行方向の逆方向に大きい回転数R2で回転清掃体20を運転する。
電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Ws以上であり、電動送風機9が大出力で運転されると、吸込口体8の吸込開口17には、高い負圧が作用する。すなわち、吸込口体8の吸込開口17には、早い流速で空気が吸い込まれる。したがって、回転清掃体20を小さい回転数R1で運転しても、吸込開口17に作用する流体的な力によって被掃除面の塵埃は効率的に掃除される。このとき、回転清掃体20を吸込口体8の進行方向の順方向に小さい回転数R1で運転することで、電源部11の電力消費を少なく抑制することもできる。
一方、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Wsよりも小さくなると、電動送風機9の出力が低下して、吸込口体8の吸込開口17に作用する負圧も小さくなる。すなわち、吸込口体8の吸込開口17に吸い込まれる空気の流速が小さくなる。このとき回転清掃体20を吸込口体8の進行方向の逆方向に大きい回転数R2で運転すると、回転清掃体20のブラシ毛22によって被掃除面に作用する機械的な力によって被掃除面の塵埃は効率的に掃除される。すなわち、電源部11の容量が少なくなったときでも、回転清掃体20を吸込口体8の進行方向の逆方向に大きい回転数R2で運転することで、被掃除面の塵埃を十分に掃除できる。
なお、弱起動スイッチ6cを操作して、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Wsよりも小さくなる場合には、電源部11の電力消費を抑制して、電気掃除機1を長時間に亘って使用できるとともに、回転清掃体20を吸込口体8の進行方向の逆方向に大きい回転数R2で運転することで、被掃除面の塵埃を十分に掃除できる。
回転清掃体20によって被掃除面から掻き上げられた塵埃は、吸込開口17から吸込口体8に吸い込まれる。
吸込口体8に吸い込まれた含塵空気は、延長管7と手元操作管4と集塵ホース3とを順次に通過した後、掃除機本体2の接続口2aに案内される。次に、含塵空気は、掃除機本体2の内部に吸い込まれる。
含塵空気に含まれた塵埃は、掃除機本体2に収容された塵埃分離集塵部で捕集される。
塵埃が分離された空気は、電動送風機9に吸気されて排気風となり、本体排気口から掃除機本体2の外部に排気される。
したがって、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、電動送風機9に供給される所定の電力が消費電力閾値Ws以上であり、電動送風機9が大出力で運転される場合には、回転清掃体20を吸込口体8の進行方向の順方向に小さい回転数R1で運転することで、電源部11の電力消費を少なく抑制することもできる。
一方、電動送風機9に供給される電力が所定の消費電力閾値Wsよりも小さい場合には、回転清掃体20を吸込口体8の進行方向の逆方向に大きい回転数R2で運転することで、被掃除面の塵埃を十分に掃除できる。
本発明に係る電気掃除機1によれば、塵埃の除去に優れるとともに、電源部11の消費を抑制して長時間に亘って安定して塵埃を除去可能である。
なお、本発明に係る電気掃除機は、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、アプライト型、スティック型、あるいはハンディ型などの電気掃除機であってもよい。
本発明に係る電気掃除機の外観を示した図。 本発明に係る電気掃除機の吸込口体の上面側の斜視図。 本発明に係る電気掃除機の吸込口体の下面側の斜視図。 本発明に係る電気掃除機のブロック図。 本発明に係る電気掃除機の運転制御における大出力運転中の電動送風機に供給される電力と消費電力閾値との関係を示した図。
符号の説明
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 接続口
3 集塵ホース
4 手元操作管
5 把持部
6 操作部
6a 切スイッチ
6b 強起動スイッチ
6c 弱起動スイッチ
7 延長管
8 吸込口体
9 電動送風機
11 電源部
15 吸込口本体
16 接続管部
17 吸込開口
18 吸込室
20 回転清掃体
21 回転軸
22 ブラシ毛
24 電動機
25 タイミングベルト
26 切欠
27 可動カバー
28 支持軸
31 回動接続管部
32 傾動接続管部
34 後輪
35 前輪
36 移動方向検出部
37 電圧検出部
38 電流検出部
40 掃除機本体制御部
41 電動送風機用スイッチング回路部
42 吸込口体制御部
43 極性正反転回路部
44 電動機用スイッチング回路部

Claims (3)

  1. 掃除機本体と、
    前記掃除機本体に設けられた電源部と、
    前記掃除機本体に収容され、前記電源部の電力によって駆動される電動送風機と、
    前記掃除機本体に連通された吸込口体と、
    前記吸込口体に設けられた移動方向検出部と、
    前記吸込口体に収容され、前記電源部の電力によって駆動される電動機と、
    前記電動機に供給される電力の極性を適宜に正転または反転させる極性正反転回路部と、
    前記吸込口体の吸込開口に回動可能に保持され、前記電動機によって回動される回転清掃体と、
    前記電動送風機に供給される電力が所定の閾値以上の場合には、前記電動機を制御して前記回転清掃体を小さい回転数で運転し、他方、前記電動送風機に供給される電力が所定の閾値より小さい場合には、前記電動機を制御して前記回転清掃体を前記小さい回転数よりも大きい回転数で運転する制御部とを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記制御部は、
    前記電動送風機に供給される電力が所定の閾値以上の場合には、前記電動機を制御して前記回転清掃体を吸込口体の進行方向の順方向に運転することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記制御部は、
    前記電動送風機に供給される電力が所定の閾値より小さい場合には、前記電動機を制御して前記回転清掃体を吸込口体の進行方向の逆方向に運転することを特徴とする請求項1または2に記載の電気掃除機。
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