JPH07221775A - ローカルエリアネットワークにおける回線管理方式 - Google Patents

ローカルエリアネットワークにおける回線管理方式

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JPH07221775A
JPH07221775A JP6013806A JP1380694A JPH07221775A JP H07221775 A JPH07221775 A JP H07221775A JP 6013806 A JP6013806 A JP 6013806A JP 1380694 A JP1380694 A JP 1380694A JP H07221775 A JPH07221775 A JP H07221775A
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JP
Japan
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data
transmission
unit
computer
lan
Prior art date
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Application number
JP6013806A
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English (en)
Inventor
Mieko Ikeda
美恵子 池田
Takahiro Moriwaki
孝宏 森脇
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重化LANの一方のLANに故障が生じて
いるときに送信データを直ちに他方のLANに送出でき
るLANにおける回線管理方式を得る。 【構成】 計算機1Aは、各LANごとに他の装置に対
する通信が可能であるかどうかの情報が設定される回線
管理テーブルを含む記憶部7と、送信データが発生した
ときに、回線管理テーブルを参照して通信可能な方のL
ANを指定してその送信データをネットワーク通信部に
送信させる送信部3と、送信結果に応じて前記回線管理
テーブルを更新する管理部5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ローカルエリアネッ
トワークを用いた伝送システムにおける通信路の管理を
行う回線管理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のローカルエリアネットワ
ーク(LAN)による伝送システムの一例を示すブロッ
ク図である。図において、10A〜10CはそれぞれL
AN9で接続された計算機、8はプリンタ等の周辺装置
である。計算機10Aにおいて、21は計算機内の上位
レベルの制御部(図示せず)からの要求に応じて送受信
を実行する通信部である。通信部21は、例えばソフト
ウェアで実現されている。また、計算機10B,10C
および周辺装置8のLAN9を介する通信を制御する部
分の構成は、計算機10Aにおける構成と同じである。
図11は送受信間のデータの流れを示すシーケンス図で
ある。
【0003】次に図11のシーケンス図を参照して動作
について説明する。LAN9において広く用いられてい
るプロトコルとしてTCP/IPまたはUDP/IPが
ある。以下、通信部21がTCP/IPに従って送受信
制御を行う場合について説明する。また、計算機10A
が計算機10Bに対して送信を行う場合を例にとる。計
算機10Aにおいて、制御部が計算機10Bへのデータ
送信を通信部21に依頼すると、通信部21は、送信デ
ータを所定のフォーマットにしてLAN9に送出する。
計算機10Bの通信部21は、自機のプロセス宛のデー
タであることを知ってそのデータを取り込む。そして、
データに付加されたチェックサムを検査して伝送中に誤
りがないことを確認の上、自機の制御部に受信データを
渡す。同時に、計算機10Aに受信応答を送出する。計
算機10Aの通信部21は、受信応答を受け取ったら、
制御部に正常終了を通知する。
【0004】計算機10Bの通信部21がチェックサム
の誤りを検出した場合には、受信応答を出さない。計算
機10Aの通信部21は、データ送出後所定時間内に受
信応答を受け取らない場合には、すなわちタイムアウト
したらデータを再送する。そして、所定回数のデータ再
送を行った後タイムアウトしたら制御部にエラー発生を
通知する。なお、送信側の通信部21は、データ量が所
定量に達したときに、または、最後のデータ送信を行っ
てから所定時間が経過すると送信を開始する。
【0005】通信部21がUDP/IPに従う場合に
は、送信側である計算機10Aの通信部21は、制御部
から送信データを受け取ると直ちに送信を開始する。ま
た、受信側である計算機10Bの通信部21は、データ
を受信したときに受信応答を送出しない。
【0006】TCP/IPまたはUDP/IPを用いる
場合に限らず、既存のプロトコルパッケージ(アプリケ
ーションに組み込むために用意されているプロトコル制
御プログラム)を通信階層のうちのトランスポート層や
ネットワーク層に相当する層に適用した場合には、それ
よりも上位の層に相当する制御部は、回線管理をそれら
のプロトコルに任せざるを得ない。例えば、TCP/I
Pを用いた場合には、回線障害を検出しようとすると、
送信側の制御部が所定の監視用データを通信部21に送
出させ、受信側の通信部21から返送された受信応答の
受信にもとづく正常終了が通知されると、制御部は、回
線および受信側の計算機が正常であることを確認するこ
とになる。また、エラー終了が通知されると、回線また
は受信側の計算機が異常であると判定することになる。
【0007】ところが、上述のように、既存のTCP/
IPを用いた場合には、所定回のデータ再送が行われた
後にエラー終了が通知される。また、送信側の通信部2
1において監視用データが所定時間蓄積される場合に
は、通信部21は、制御部から送信データを受け取る
と、制御部に正常終了を通知する。すなわち、制御部に
対してエラー終了が通知されることはない。
【0008】LANを用いた伝送システムには、信頼性
を向上させるために、回線が二重化されているものがあ
る。そのようなシステムでは、一方のLANを用いて通
信部21に送信を開始させた後エラー終了が通知される
と、制御部は、他方のLANを用いて通信部21に再送
を行わせるといった制御を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のLANにおける
回線管理方式は以上のように構成されているので、制御
部が回線障害を知るのに数10秒から1分以上の長時間
を要してしまうという問題点があった。また、通信部2
1において送信データが蓄積される場合には、通信部2
1が所定回のタイムアウトによりデータ送信の失敗を検
出するよりもずっと前に制御部に正常終了が通知されて
いるので、制御部は回線障害を検出することはできな
い。これらの問題は、TCP/IPに限らず既存のプロ
トコルパッケージを採用する限り生じうる問題である。
また、二重化されたLANを用いた場合に、データ送信
の失敗を検出したら他方のLANを用いて再送信してい
るので、一方のLANの障害時にデータ送信が完了する
までに時間がかかるという問題点があった。
【0010】例えば、電力系統監視システムなどでは、
事故発生状況などを短時間で操作卓等が接続された各計
算機10B〜10Cに伝える必要がある。その場合、事
故発生状況などを知らせるためのデータを送出してから
長い時間経過後に回線障害が検出されるのでは所望の機
能が果たせないことになる。
【0011】なお、本願発明に類似する先行技術とし
て、特開平1−305637号公報、特開平2−100
538号公報、特開平2−239743号公報、特開平
3−165139号公報に示されたものがある。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、LANが二重化されている場合
に、一方のLANに故障が生じているときに送信データ
を直ちに他方のLANに送出できるLANにおける回線
管理方式を得ることを目的とする。また、既存のプロト
コルパッケージを採用する場合であっても、データが相
手に届いたことを短期間で確認できるとともに回線障害
を速やかに検出できるLANにおける回線管理方式を得
ることもこの発明の目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るLANにおける回線管理方式は、システム内の各処理
装置が、送信するデータを所定のフォーマットにしてL
ANに送出するとともにLANを介して受信した信号に
含まれるデータを出力するネットワーク管理部と、各L
ANごとに各処理装置に対する通信が可能であるかどう
かの情報が設定される回線管理テーブルと、送信データ
が発生したときに、回線管理テーブルを参照して通信可
能な方のLANを指定してその送信データをネットワー
ク通信部に送信させる送信部と、送信結果に応じて前記
回線管理テーブルを更新する管理部とを備えたものであ
る。
【0014】また、請求項2記載の発明に係るLANに
おける回線管理方式は、各処理装置が、受信したデータ
をネットワーク通信部から入力するとそのデータに対す
る応答データを送信する指示を送信部に与え、データ送
信に応じて受信した応答データをネットワーク通信部か
ら入力すると管理部に通信結果として検査結果の内容を
通知するとともに、応答データを受け取れなかった場合
に管理部に通信結果として送信エラーを通知する受信部
を備えたものである。
【0015】請求項3記載の発明に係るLANにおける
回線管理方式は、各処理装置が、一定周期で検査用のデ
ータを発生し、送信部にそのデータを送信する指示を与
える検査送信部を備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明における管理部は、他の処
理装置に対する通信可能通信路を回線管理テーブルに設
定する。また、回線管理テーブルを更新管理する。送信
部は、データを送信する際に回線管理テーブルから通信
不能通信路を認識し、その通信路を使わないようにして
迅速にデータ送信を完了することができる。
【0017】また、請求項2記載の発明における受信部
は、送信側からデータを受け取るたびに、そのデータに
間違えがなければ正常検査結果を含む応答データを、何
らかの間違えがあれば異常送信結果を含む応答データを
送信側に返送する制御を行う。送信側の管理部は、受信
部がデータ受信側からの応答データを正常に受信できな
かったときやデータを正しく送信できなかった場合に、
回線管理テーブルの該当個所を異常状態に変更する。
【0018】そして、請求項3記載の発明における受信
部は、送信側の検査送信部が一定周期で発生した検査用
のデータに対して応答データを送信する制御を行う。よ
って、応答データは一定周期で送信側に返送される。送
信側の管理部は、受信部がデータ受信側からの応答デー
タを正常に受信できなかったときやデータを正しく送信
できなかった場合に、回線管理テーブルの該当個所を異
常状態に変更する。よって、一定周期で回線チェックが
できる。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の第1の実施例によるLANによ
る伝送システムの一例を示すブロック図である。図にお
いて、1A〜1DはそれぞれLAN9A,9Bで接続さ
れた計算機(処理装置)、8はLAN9A,9Bに接続
されたプリンタ等の周辺装置(処理装置)である。計算
機1Aにおいて、2は従来の通信部21と同様の機能を
果たすネットワーク通信部、3はデータの送信をネット
ワーク通信部2に依頼する送信部、4はネットワーク通
信部2からの受信データを入力する受信部、5はシステ
ムの障害管理等を行う管理部である。また、計算機1B
〜1Dおよび周辺装置8もネットワーク通信部2、送信
部3および受信部4を有している。
【0020】図2はデータを送信する側の動作を示すフ
ローチャートである。図3はデータを受信して応答デー
タを返送する側の動作を示すフローチャートである。図
4は送受信間のデータの流れを示すシーケンス図であ
る。
【0021】次に動作について図2,図3のフローチャ
ートおよび図4のシーケンス図を参照して説明する。ネ
ットワーク通信部2がTCP/IPまたはUDP/IP
に従って動作する場合を例にとる。計算機1Aにおい
て、他の計算機1B〜1Dまたは周辺装置8に送信すべ
きデータが発生すると、送信部3は、そのデータをネッ
トワーク通信部2に渡すとともにそのデータの送信を依
頼する。ネットワーク通信部2は、送信データを所定の
フォーマットにしてLAN9AまたはLAN9Bに送出
する(ステップST1)。
【0022】送信データの宛先は計算機1Bにおけるプ
ロセスであったとする。すると、計算機1Bのネットワ
ーク通信部2は、LAN9AまたはLAN9Bからデー
タを受信する。計算機1Bのネットワーク通信部2は、
受信データのチェックサムに誤りがなければ、受信デー
タをアンフォーマットして受信部4に渡す。TCP/I
Pに従う場合には、ネットワーク通信部2は、計算機1
Aに宛てて受信応答を送出する。UDP/IPに従う場
合には、受信応答を出さない。
【0023】受信データを受け取った受信部4は、デー
タに矛盾がないか検査する(ステップST11,ST1
2,ST13,ステップST14)。例えば、自機が受
け取るべきでないデータがきている場合に矛盾があると
する。また、データサイズを検査する(ステップST1
5)。データサイズが正規のものであってデータに矛盾
がない場合には、受信部4は、それらの検査結果を含む
正常受信した旨の応答データを送信するように送信部3
に指示する。送信部3は、直ちに、正常受信を示すデー
タをネットワーク通信部2に渡すとともにそのデータの
送信を依頼する(ステップST16)。ネットワーク通
信部2は、送信データを所定のフォーマットにして、計
算機1Aに宛ててLAN9AまたはLAN9Bに送出す
る。
【0024】データが不正であるか、あるいは、サイズ
誤りの場合には、送信部3が、直ちに、不正受信を示す
データをネットワーク通信部2に渡すとともにそのデー
タの送信を依頼する(ステップST17)。ネットワー
ク通信部2は、送信データを所定のフォーマットにし
て、計算機1Aに宛ててLAN9AまたはLAN9Bに
送出する。なお、ネットワーク通信部2から受信データ
が渡されたときに、他のデータを送信した後受信確認を
待っている場合など直ちに受信処理ができないときに
は、送信部3は、直ちに、遅延受信を示すデータをネッ
トワーク通信部2に渡すとともにそのデータの送信を依
頼する(ステップST12,ST18)。
【0025】計算機1Bからの各種の応答データが計算
機1Aに達すると、計算機1Aのネットワーク通信部2
は、受信データのチェックサムに誤りがなければ、受信
データをアンフォーマットして受信部4に渡す(ステッ
プST3:YES)。TCP/IPに従う場合には、ネ
ットワーク通信部2は、計算機1Bに宛てて受信応答を
送出する。UDP/IPに従う場合には、受信応答を出
さない。受信部4は、受信側からの応答データが正常受
信、不正受信および遅延受信答のうちのいずれであるか
確認する(ステップST4,ST6)。
【0026】遅延受信を受けていた場合には、一定時間
後にデータを再送する(ステップST5,ST8,ST
1)。不正受信を受けていた場合には、管理部5に送信
エラーを通知する(ステップST9)。そうでない場合
には、管理部5に正常送信(応答データに含まれていた
検査結果を含む)を通知する(ステップST7)。以上
のようにして、管理部5は、送信データが計算機1Bに
どのように受信されたか知ることができる。
【0027】送信データおよび応答データの伝送に使用
されたLANに障害がある場合、計算機1Aの受信部4
は、応答データを受け取ることができない。その場合、
受信部4のタイムアウトを契機として送信データの再送
処理を行う(ステップST2,ST8,ST1)。ま
た、複数回のタイムアウトが生じたときにLANまたは
計算機1Bに異常が生じていることを知る(ステップS
T8:YES)。その場合にも、受信部4は、管理部5
に送信エラーを通知する。
【0028】受信部4におけるタイムアウト時間および
回数は、ネットワーク通信部2におけるタイムアウト時
間および回数とは独立に設定できる。従って、ネットワ
ーク通信部2に既存のプロトコルパッケージを採用した
場合でも、タイムアウト時間および回数を任意に設定で
きる。また、従来の場合とは異なり、トランスポート層
よりも上位の層でもデータエラーの検出を行っているの
で伝送時の信頼性が向上する。
【0029】なお、この実施例では計算機1Aから計算
機1Bへデータを送る場合について説明したが、他の計
算機間または各計算機と周辺装置8との間のデータ伝送
も同様に実行される。また、ここでは二重化されたLA
N9A,9Bを示したが、必ずしも二重化されている必
要はない。
【0030】実施例2.図5はこの発明の第2の実施例
による回線管理方式が適用された伝送システムの構成を
示すブロック図である。図において、6は一定周期で検
査データを発生する検査送信部である。その他の構成は
図1に示す構成と同様である。なお、各計算機1B〜1
Dおよび周辺装置8も検査送信部6を有する。
【0031】次に動作について説明する。データが送信
される際の動作は第1の実施例の場合と同じである。そ
れに加えて、検査送信部6が一定周期で検査データの送
信を送信部3に依頼する。送信部3は、そのデータをネ
ットワーク通信部2に渡すとともにそのデータの送信を
依頼する。ネットワーク通信部2は、送信データを所定
のフォーマットにして他の計算機1B〜1Dまたは周辺
装置8に宛ててLAN9AまたはLAN9Bに送出す
る。
【0032】検査データの宛先の他の計算機1B〜1D
または周辺装置8において、ネットワーク通信部2は、
受信データのチェックサムに誤りがなければ、受信デー
タをアンフォーマットして受信部4に渡す。TCP/I
Pに従う場合には、ネットワーク通信部2は、計算機1
Aに宛てて受信応答を送出する。UDP/IPに従う場
合には、受信応答を出さない。受信データを受け取った
受信部4は、第1の実施例における処理と同様の処理に
よって応答データ送出を送信部3に指示する。送信部3
は、ネットワーク通信部2に応答データを送出させる。
【0033】計算機1Aにおいて、ネットワーク通信部
2は、受信した応答データをアンフォーマットして受信
部4に渡す。受信部4は、応答データに異常がなけれ
ば、管理部5に応答データ受信を通知する。回線または
受信側の装置に障害が生じている場合には、受信部4は
応答データを受信できない。すなわち、所定回のタイム
アウトの発生によって応答データが受信できないことを
知る。受信部4は、そのとき応答データを受信しなかっ
たことを管理部5に通知する。以上のようにして、管理
部5は、回線または受信側の装置に障害が生じたことを
知ることができる。検査送信部6が短周期で検査データ
を発生すれば、管理部5は、障害発生後速やかに障害発
生を認識できる。
【0034】なお、ここでは二重化されたLAN9A,
9Bを示したが、必ずしも二重化されている必要はな
い。
【0035】実施例3.図6はこの発明の第3の実施例
による回線管理方式が適用された伝送システムの構成を
示すブロック図である。図において、7は図7に示すよ
うな回線管理テーブル71を格納する記憶部である。そ
の他の構成は図5に示す構成と同様である。なお、シス
テム内の他の装置、すなわち、計算機1B〜1Dおよび
周辺装置8も回線管理テーブル71を格納する記憶部を
有する。
【0036】次に図8,図9のフローチャートを参照し
て動作について説明する。送信データおよび検査データ
に関する処理は第1の実施例または第2の実施例の場合
と同様である。すなわち、管理部5は、送信データまた
は検査データの送信に対して、受信部4から正常送信ま
たは送信エラーが通知される(ステップST21)。送
信エラーが通知された場合、管理部5は、記憶部7内の
回線管理テーブル71におけるそのときに使用されたい
ずれかのLANに対応した列の受信側の装置の欄に異常
状態である旨の情報を記入する。例えば、計算機1Bに
対してLAN9Aを用いてデータを送信し、送信エラー
が通知された場合には、図7に示すように、計算機1B
の欄に×を記入する(ステップST22,ST23)。
【0037】計算機1B、またはLAN9Bにおける計
算機1Bに至る通信路が復旧した後、試験的にLAN9
Bを用いて計算機1Bに対してデータ送信を行い、その
データ送信に対して受信部4から正常送信が通知された
場合には、管理部5は、回線管理テーブル71における
計算機1Bの列の計算機1Bの欄に正常状態である旨を
記入する(ステップST22,ST23)。
【0038】以上の処理は、計算機1B〜1Dおよび周
辺装置8でも実行される。送信部3は、送信データまた
は検査データを送信する際に、記憶部8内の回線管理テ
ーブル71を参照する。そして、回線管理テーブル71
において正常とされている方のLANを用いて送信する
ことをネットワーク通信部2に通知する(ステップST
31,ST32,ST35,ST36)。その後の送信
処理については、第1の実施例または第2の実施例で説
明したとおりである。既に説明したように、送信された
データに対して正常に応答データが返送されなかった場
合には、受信部4は、管理部5に送信エラーを通知する
(ステップST33,ST34)。なお、送信開始時
に、双方のLAN9A,9Bともに異常であった場合に
は、送信部3は、管理部5にエラー通知する(ステップ
ST37)。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、LANにおける回線管理方式が、各LANごとに
各処理装置に対する通信が可能であるかどうかの情報が
設定される回線管理テーブルと、送信データが発生した
ときに、回線管理テーブルを参照して通信可能な方のL
ANを指定してその送信データをネットワーク通信部に
送信させる送信部と、送信結果に応じて前記回線管理テ
ーブルを更新する管理部とを備えた構成になっているの
で、あらかじめわかっている不良通信路を使用しないで
送信することが可能になり、一度送信を開始してからそ
の通信路が不良であったことを知り、他の通信路を用い
て再送信する場合に比べて、送信が完了するまでの時間
を短縮できる効果がある。
【0040】また、請求項2記載の発明によれば、LA
Nにおける回線管理方式が、受信したデータをネットワ
ーク通信部から入力するとそのデータに対する応答デー
タを送信する構成になっているので、上記効果に加え
て、ネットワーク通信部に既存のプロトコルパッケージ
を使用した場合であっても柔軟にタイムアウト時間等を
設定でき、短時間で回線等の異常が検出可能になる効果
がある。また、上位層でエラーチェックを行っているの
で、通信の信頼性が向上する効果もある。
【0041】そして、請求項3記載の発明によれば、L
ANにおける回線管理方式が、一定周期で検査用のデー
タを発生し、送信部にそのデータを送信する指示を与え
る検査送信部を備えた構成になっているので、上記各効
果に加えて、回線障害等の発生時に迅速に検出できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるLANによる伝
送システムの一例を示すブロック図である。
【図2】データを送信する側の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】データを受信して応答データを返送する側の動
作を示すフローチャートである。
【図4】送受信間のデータの流れを示すシーケンス図で
ある。
【図5】この発明の第2の実施例によるLANによる伝
送システムの一例を示すブロック図である。
【図6】この発明の第3の実施例によるLANによる伝
送システムの一例を示すブロック図である。
【図7】回線管理テーブルの一例を示す説明図である。
【図8】管理部の動作を示すフローチャートである。
【図9】送信部および受信部の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】従来のLANによる伝送システムの一例を示
すブロック図である。
【図11】従来の送受信間のデータの流れを示すシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D 計算機(処理装置) 2 ネットワーク通信部 3 送信部 4 受信部 5 管理部 6 検査送信部 71 回線管理テーブル 8 周辺装置(処理装置)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各処理装置が二重化されたローカルエリ
    アネットワークで接続されたシステムにおけるそのロー
    カルエリアネットワークの状態を管理するローカルエリ
    アネットワークにおける回線管理方式において、各処理
    装置は、各ローカルエリアネットワークごとに各処理装
    置に対する通信が可能であるかどうかの情報が設定され
    る回線管理テーブルと、送信データが発生したときに、
    前記回線管理テーブルを参照して通信可能な方のローカ
    ルエリアネットワークを指定してその送信データを前記
    ネットワーク通信部に送信させる送信部と、送信結果に
    応じて前記回線管理テーブルを更新する管理部とを備え
    たことを特徴とするローカルエリアネットワークにおけ
    る回線管理方式。
  2. 【請求項2】 受信したデータをネットワーク通信部か
    ら受け取るとそのデータに対する検査結果を含む応答デ
    ータを送信する指示を送信部に与え、データ送信に応じ
    て受信した応答データを前記ネットワーク通信部から受
    け取ると管理部に通信結果として検査結果の内容を通知
    するとともに、応答データを受け取れなかった場合には
    前記管理部に通信結果として送信エラーを通知する受信
    部を備えた請求項1記載のローカルエリアネットワーク
    における回線管理方式。
  3. 【請求項3】 一定周期で検査用のデータを発生し、送
    信部にそのデータを送信する指示を与える検査送信部を
    備えた請求項2記載のローカルエリアネットワークにお
    ける回線管理方式。
JP6013806A 1994-02-07 1994-02-07 ローカルエリアネットワークにおける回線管理方式 Pending JPH07221775A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6269084B1 (en) 1997-05-27 2001-07-31 Oki Electric Industry Co., Ltd. Time delay based solution of a telecommunication route
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