JPH07221198A - キャパシタの下層電極形成方法 - Google Patents
キャパシタの下層電極形成方法Info
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- JPH07221198A JPH07221198A JP6009325A JP932594A JPH07221198A JP H07221198 A JPH07221198 A JP H07221198A JP 6009325 A JP6009325 A JP 6009325A JP 932594 A JP932594 A JP 932594A JP H07221198 A JPH07221198 A JP H07221198A
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Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタックトキャパシタの形成において側面に
凹凸を有する下層電極の形成工程を簡略化する。 【構成】 半導体メモリ作成途上の集積回路10上に順次
に、バリアメタル26a 、カレントフィルム26b 及びレジ
スト28を積層する。然る後、レジスト28を露光及び現像
して、下層電極形成領域にレジスト開口部34を形成す
る。露光の際、下層電極側面に対応する領域において、
露光光を干渉させてレジスト厚み方向に光強度の高低を
繰り返し生じさせ、これにより側面に凹凸を有するレジ
スト開口部34を形成する。次いで電解めっきにより、電
極材料36をレジスト開口部34内に析出させて、レジスト
開口部34を埋め込む電極材料36から成る下層電極38を得
る。
凹凸を有する下層電極の形成工程を簡略化する。 【構成】 半導体メモリ作成途上の集積回路10上に順次
に、バリアメタル26a 、カレントフィルム26b 及びレジ
スト28を積層する。然る後、レジスト28を露光及び現像
して、下層電極形成領域にレジスト開口部34を形成す
る。露光の際、下層電極側面に対応する領域において、
露光光を干渉させてレジスト厚み方向に光強度の高低を
繰り返し生じさせ、これにより側面に凹凸を有するレジ
スト開口部34を形成する。次いで電解めっきにより、電
極材料36をレジスト開口部34内に析出させて、レジスト
開口部34を埋め込む電極材料36から成る下層電極38を得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はキャパシタの下層電
極、特に半導体メモリに用いて好適なスタックトキャパ
シタの下層電極形成方法に関する。
極、特に半導体メモリに用いて好適なスタックトキャパ
シタの下層電極形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スタックトキャパシタの下層電極を形成
する方法として、例えば特開平4−340270号公報
に開示されているものがある。この従来方法において
は、半導体基板に形成したスイッチング用トランジスタ
の能動層上に、第一及び第二絶縁膜を順次に積層する。
次いで第二絶縁膜上に第三及び第四絶縁膜を交互に積層
し、然る後、第一〜第四絶縁膜を貫通し能動層に至るコ
ンタクト穴を形成する。次いで第三絶縁膜を選択的にエ
ッチングしてコンタクト穴側面に凹凸を形成し、然る
後、コンタクト穴を電極材料で埋め込んでスタックトキ
ャパシタの下層電極を形成する。
する方法として、例えば特開平4−340270号公報
に開示されているものがある。この従来方法において
は、半導体基板に形成したスイッチング用トランジスタ
の能動層上に、第一及び第二絶縁膜を順次に積層する。
次いで第二絶縁膜上に第三及び第四絶縁膜を交互に積層
し、然る後、第一〜第四絶縁膜を貫通し能動層に至るコ
ンタクト穴を形成する。次いで第三絶縁膜を選択的にエ
ッチングしてコンタクト穴側面に凹凸を形成し、然る
後、コンタクト穴を電極材料で埋め込んでスタックトキ
ャパシタの下層電極を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来方法では、下層電極形成用のコンタクト穴側面に凹
凸を形成するために、凹凸の繰り返し回数分だけ、第三
及び第四絶縁膜を交互に積層する必要がある。さらに、
凹凸を側面に有するコンタクト穴を形成するためには、
第三及び第四絶縁膜にコンタクト穴を形成した後に第三
絶縁膜を選択的にエッチングする必要がある。これがた
め、下層電極形成工程を短縮することが望まれていた。
従来方法では、下層電極形成用のコンタクト穴側面に凹
凸を形成するために、凹凸の繰り返し回数分だけ、第三
及び第四絶縁膜を交互に積層する必要がある。さらに、
凹凸を側面に有するコンタクト穴を形成するためには、
第三及び第四絶縁膜にコンタクト穴を形成した後に第三
絶縁膜を選択的にエッチングする必要がある。これがた
め、下層電極形成工程を短縮することが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、この発明のキャパシタの下層電極形成方法は、下地
上に突設した下層電極と、下層電極上に順次に設けたキ
ャパシタ絶縁膜及び上層電極とを備えて成るキャパシタ
の、下層電極を形成するに当り、下地上にレジストを積
層する工程と、下層電極側面に対応する領域においてレ
ジスト厚み方向に光強度の高低が繰り返し生じるように
露光光を干渉させながらレジストを露光して、現像液に
対し可溶なレジスト可溶部を下層電極形成領域全体にわ
たって形成する工程と、レジストを現像してレジスト可
溶部を除去し、下層電極形成領域にレジスト開口部を形
成する工程と、レジスト開口部を電極材料で埋め込ん
で、下層電極を形成する工程とを含んで成ることを特徴
とする。
め、この発明のキャパシタの下層電極形成方法は、下地
上に突設した下層電極と、下層電極上に順次に設けたキ
ャパシタ絶縁膜及び上層電極とを備えて成るキャパシタ
の、下層電極を形成するに当り、下地上にレジストを積
層する工程と、下層電極側面に対応する領域においてレ
ジスト厚み方向に光強度の高低が繰り返し生じるように
露光光を干渉させながらレジストを露光して、現像液に
対し可溶なレジスト可溶部を下層電極形成領域全体にわ
たって形成する工程と、レジストを現像してレジスト可
溶部を除去し、下層電極形成領域にレジスト開口部を形
成する工程と、レジスト開口部を電極材料で埋め込ん
で、下層電極を形成する工程とを含んで成ることを特徴
とする。
【0005】
【作用】このような形成方法によれば、レジストを露光
して、現像液に対し可溶なレジスト可溶部と現像液に対
し不溶なレジスト不溶部とを形成する。そしてレジスト
可溶部を下層電極形成領域に形成するので、現像により
レジスト可溶部を除去することにより、下層電極形成領
域にレジスト開口部を有するレジストマスクを形成でき
る。尚、ポジ型レジストを用いた場合、レジスト可溶部
は露光部分(露光光を照射した部分)及びレジスト不溶
部は未露光部分(露光光を照射しなかった部分)であ
る。ネガ型レジストを用いた場合、レジスト可溶部は未
露光部分及びレジスト不溶部は露光部分である。
して、現像液に対し可溶なレジスト可溶部と現像液に対
し不溶なレジスト不溶部とを形成する。そしてレジスト
可溶部を下層電極形成領域に形成するので、現像により
レジスト可溶部を除去することにより、下層電極形成領
域にレジスト開口部を有するレジストマスクを形成でき
る。尚、ポジ型レジストを用いた場合、レジスト可溶部
は露光部分(露光光を照射した部分)及びレジスト不溶
部は未露光部分(露光光を照射しなかった部分)であ
る。ネガ型レジストを用いた場合、レジスト可溶部は未
露光部分及びレジスト不溶部は露光部分である。
【0006】しかも下層電極側面に対応する領域におい
て、レジスト厚み方向に光強度の高低を繰り返し生じさ
せるように、レジストを露光する。従って下層電極側面
に対応する領域、すなわちレジスト可溶部とレジスト不
溶部との境界領域において、光強度の高低に対応した凹
凸を呈する潜像を形成できる。これがため、レジスト開
口部の側面を、レジスト厚み方向に凹凸が繰り返し形成
された側面とすることができる。
て、レジスト厚み方向に光強度の高低を繰り返し生じさ
せるように、レジストを露光する。従って下層電極側面
に対応する領域、すなわちレジスト可溶部とレジスト不
溶部との境界領域において、光強度の高低に対応した凹
凸を呈する潜像を形成できる。これがため、レジスト開
口部の側面を、レジスト厚み方向に凹凸が繰り返し形成
された側面とすることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
【0008】図1〜図6は第一実施例における下層電極
形成工程を段階的に示す工程図である。この実施例で
は、半導体集積回路例えば半導体メモリを構成するスタ
ックトキャパシタの下層電極を形成する例につき説明す
る。
形成工程を段階的に示す工程図である。この実施例で
は、半導体集積回路例えば半導体メモリを構成するスタ
ックトキャパシタの下層電極を形成する例につき説明す
る。
【0009】まず、スタックトキャパシタを形成するた
めの集積回路基板10を用意する(図1(A))。集積
回路基板10は、半導体基板12と、基板12に設けた
回路要素Aとを備える。回路要素Aはスタックトキャパ
シタの下層電極を形成する以前に形成すべき要素であっ
て、能動素子、受動素子、配線、接続端子、素子分離手
段、層間絶縁膜、多層配線用のコンタクトホール或はそ
のほかの半導体集積回路を構成するのに必要な要素を指
す。図中には、下層電極形成領域及びその近傍に形成し
てある回路要素Aの一例として、素子間分離手段14、
スイッチング用のトランジスタ16、ワード線18、層
間絶縁膜20及びコンタクトホール22を示し、それ以
外の回路要素Aについては説明及び図面の簡単化のため
に図示を省略している。
めの集積回路基板10を用意する(図1(A))。集積
回路基板10は、半導体基板12と、基板12に設けた
回路要素Aとを備える。回路要素Aはスタックトキャパ
シタの下層電極を形成する以前に形成すべき要素であっ
て、能動素子、受動素子、配線、接続端子、素子分離手
段、層間絶縁膜、多層配線用のコンタクトホール或はそ
のほかの半導体集積回路を構成するのに必要な要素を指
す。図中には、下層電極形成領域及びその近傍に形成し
てある回路要素Aの一例として、素子間分離手段14、
スイッチング用のトランジスタ16、ワード線18、層
間絶縁膜20及びコンタクトホール22を示し、それ以
外の回路要素Aについては説明及び図面の簡単化のため
に図示を省略している。
【0010】素子間分離手段14は基板12の素子形成
領域を電気的に分離するものであって、この素子形成領
域に、トランジスタ16を形成してある。トランジスタ
16は基板12上にゲート絶縁膜16aを介して設けた
制御電極(ゲート電極)16bと、制御電極16bの両
側部にそれぞれ隣接させて設けた第一及び第二主電極領
域16c及び16dとを備える。第一主電極領域16c
はソース領域(或はドレイン領域)として、また第二主
電極領域16dはドレイン領域(或はソース領域)とし
て機能する。
領域を電気的に分離するものであって、この素子形成領
域に、トランジスタ16を形成してある。トランジスタ
16は基板12上にゲート絶縁膜16aを介して設けた
制御電極(ゲート電極)16bと、制御電極16bの両
側部にそれぞれ隣接させて設けた第一及び第二主電極領
域16c及び16dとを備える。第一主電極領域16c
はソース領域(或はドレイン領域)として、また第二主
電極領域16dはドレイン領域(或はソース領域)とし
て機能する。
【0011】素子間分離手段14上にはワード線18を
形成し、トランジスタ16及びワード線18を層間絶縁
膜20で被覆してある。そして層間絶縁膜20にコンタ
クトホール22を形成し、スタックトキャパシタの下層
電極と電気接続すべき回路要素A、ここではトランジス
タ16の第二主電極領域16dを、コンタクトホール2
2を介して露出させる。
形成し、トランジスタ16及びワード線18を層間絶縁
膜20で被覆してある。そして層間絶縁膜20にコンタ
クトホール22を形成し、スタックトキャパシタの下層
電極と電気接続すべき回路要素A、ここではトランジス
タ16の第二主電極領域16dを、コンタクトホール2
2を介して露出させる。
【0012】より具体的に一例を挙げて説明すれば、半
導体基板12としてp型Si基板を用いる。そしてLO
COS(Local Oxidation of silicon)法により、素子
間分離手段14としてのフィールド酸化膜を基板12の
素子分離領域に形成する。また基板12の素子形成領域
には、従来周知の技術を用いて、トランジスタ16とし
てのMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field
Effect Transistor )を形成する。トランジスタ16の
制御電極16bを多結晶Siにより形成し、基板12に
n型不純物を拡散させて第一及び第二主電極領域16c
及び16dを形成する。またワード線18を多結晶Si
により形成し、層間絶縁膜20をSiNX 膜により形成
する。さらに従来周知のフォトリソグラフィ及びドライ
エッチング技術を用いて、コンタクトホール22を層間
絶縁膜20に形成する。
導体基板12としてp型Si基板を用いる。そしてLO
COS(Local Oxidation of silicon)法により、素子
間分離手段14としてのフィールド酸化膜を基板12の
素子分離領域に形成する。また基板12の素子形成領域
には、従来周知の技術を用いて、トランジスタ16とし
てのMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field
Effect Transistor )を形成する。トランジスタ16の
制御電極16bを多結晶Siにより形成し、基板12に
n型不純物を拡散させて第一及び第二主電極領域16c
及び16dを形成する。またワード線18を多結晶Si
により形成し、層間絶縁膜20をSiNX 膜により形成
する。さらに従来周知のフォトリソグラフィ及びドライ
エッチング技術を用いて、コンタクトホール22を層間
絶縁膜20に形成する。
【0013】次に、コンタクトホール22を導電体24
で埋め込む(図1(B))。この実施例では、導電体2
4を多結晶Siとする。そしてコンタクトホール22を
介して露出する第二主電極領域16d上に、CVD(Ch
emical Vapor Deposition )法により導電体24を堆積
させて、コンタクトホール22を埋め込む。CVD法に
よれば、導電体24を、層間絶縁膜20上には堆積させ
ないようにしながら第二主電極領域16d上に選択的
に、堆積させることができる。従ってコンタクトホール
22を導電体24で埋め込む工程を簡略化するために
は、導電体24をCVD法により選択的に堆積させるの
が好ましい。
で埋め込む(図1(B))。この実施例では、導電体2
4を多結晶Siとする。そしてコンタクトホール22を
介して露出する第二主電極領域16d上に、CVD(Ch
emical Vapor Deposition )法により導電体24を堆積
させて、コンタクトホール22を埋め込む。CVD法に
よれば、導電体24を、層間絶縁膜20上には堆積させ
ないようにしながら第二主電極領域16d上に選択的
に、堆積させることができる。従ってコンタクトホール
22を導電体24で埋め込む工程を簡略化するために
は、導電体24をCVD法により選択的に堆積させるの
が好ましい。
【0014】次に、集積回路基板10上に、電解めっき
用の下地26を形成する(図2(A))。この実施例で
は、集積回路基板10上に順次に、バリアメタル26a
及びめっき用素地26bを積層し、これらメタル26a
及び素地26bにより下地26を構成する。バリアメタ
ル26aは導電性を有し、例えば基板10上に順次に積
層したTi膜及びTiN膜から成る。バリアメタル26
aはめっき用素地26bの成分が基板10へ拡散するの
を防止するためのものであって、従って拡散のおそれが
ない場合にはバリアメタル26aを必ずしも形成しなく
とも良い。めっき用素地26bは、下層電極材料を電解
めっきにより析出させることのできる任意好適な導電性
材料例えばCu膜又はAu膜から成り、この場合、めっ
き用素地26bはカレントフィルムと称される。導電体
24は、下地26の段切れを防止するためのものである
から、段切れのおそれがない場合には導電体24を必ず
しも形成しなくとも良い。
用の下地26を形成する(図2(A))。この実施例で
は、集積回路基板10上に順次に、バリアメタル26a
及びめっき用素地26bを積層し、これらメタル26a
及び素地26bにより下地26を構成する。バリアメタ
ル26aは導電性を有し、例えば基板10上に順次に積
層したTi膜及びTiN膜から成る。バリアメタル26
aはめっき用素地26bの成分が基板10へ拡散するの
を防止するためのものであって、従って拡散のおそれが
ない場合にはバリアメタル26aを必ずしも形成しなく
とも良い。めっき用素地26bは、下層電極材料を電解
めっきにより析出させることのできる任意好適な導電性
材料例えばCu膜又はAu膜から成り、この場合、めっ
き用素地26bはカレントフィルムと称される。導電体
24は、下地26の段切れを防止するためのものである
から、段切れのおそれがない場合には導電体24を必ず
しも形成しなくとも良い。
【0015】次に、下地26上にレジスト28を積層す
る。レジスト28はポジ型及びネガ型のいずれでも良い
が、この実施例では、ポジ型のレジスト28を用いる。
後述するようにレジスト開口部側面にはレジスト厚み方
向に繰り返す凹凸(リップル)が形成されるが、この凹
凸の深さ(或は高さ)をより深くするためには、現状で
は、ポジ型の方が適している。
る。レジスト28はポジ型及びネガ型のいずれでも良い
が、この実施例では、ポジ型のレジスト28を用いる。
後述するようにレジスト開口部側面にはレジスト厚み方
向に繰り返す凹凸(リップル)が形成されるが、この凹
凸の深さ(或は高さ)をより深くするためには、現状で
は、ポジ型の方が適している。
【0016】次に、下層電極側面に対応する領域30a
においてレジスト厚み方向Pに光強度の高低が繰り返し
生じるように露光光を干渉させながらレジスト28を露
光して、現像液に対し可溶なレジスト可溶部28aを下
層電極形成領域30全体にわたって形成する(図3
(A))。
においてレジスト厚み方向Pに光強度の高低が繰り返し
生じるように露光光を干渉させながらレジスト28を露
光して、現像液に対し可溶なレジスト可溶部28aを下
層電極形成領域30全体にわたって形成する(図3
(A))。
【0017】この実施例では、露光装置としてi線ステ
ッパを用いる。そしてレジスト28を、露光マスクを介
して選択的に露光して、レジスト可溶部28aとレジス
ト不溶部28bとをレジスト28に形成する。図中、レ
ジスト可溶部28aを点を付して示す。レジスト可溶部
28aを少なくとも下層電極形成領域30に形成する。
下層電極形成領域30は下層電極と電気接続すべき回路
要素A、ここでは第二主電極領域16dに対応する領域
である。下層電極と並行して他の回路要素例えば多層配
線或は電極端子を形成する場合には、他の回路要素の形
成領域にもレジスト可溶部28aを形成して良い。下層
電極形成領域30或はこれに加え他の回路要素の形成領
域にレジスト可溶部28aを形成し、それ以外の領域に
はレジスト不溶部28bを形成する。
ッパを用いる。そしてレジスト28を、露光マスクを介
して選択的に露光して、レジスト可溶部28aとレジス
ト不溶部28bとをレジスト28に形成する。図中、レ
ジスト可溶部28aを点を付して示す。レジスト可溶部
28aを少なくとも下層電極形成領域30に形成する。
下層電極形成領域30は下層電極と電気接続すべき回路
要素A、ここでは第二主電極領域16dに対応する領域
である。下層電極と並行して他の回路要素例えば多層配
線或は電極端子を形成する場合には、他の回路要素の形
成領域にもレジスト可溶部28aを形成して良い。下層
電極形成領域30或はこれに加え他の回路要素の形成領
域にレジスト可溶部28aを形成し、それ以外の領域に
はレジスト不溶部28bを形成する。
【0018】また下層電極側面に対応する領域(以下、
側面対応領域)30aにおいて、レジスト28から下地
26へ向かう方向にレジスト28中を進行する露光光
(入射光)L1と下地26で反射され下地26からレジ
スト28へ向かう方向にレジスト28中を進行する露光
光(反射光)L2とを干渉させる。この光の干渉により
側面対応領域30aのレジスト28中に定在波を生じさ
せ、従ってレジスト厚み方向Pに光強度の高低が繰り返
し生じるような光強度分布を側面対応領域30aに形成
できる。その結果、図中に点線で示すように、厚み方向
Pに凹凸を繰り返す潜像32を形成できる。尚、ここで
は入射光L1と反射光L2とを干渉させて潜像32の凹
凸を形成するようにしたが、このほか波長の異なる2種
或は2種以上の入射光L1を干渉させて、潜像32の凹
凸を形成するようにしても良い。
側面対応領域)30aにおいて、レジスト28から下地
26へ向かう方向にレジスト28中を進行する露光光
(入射光)L1と下地26で反射され下地26からレジ
スト28へ向かう方向にレジスト28中を進行する露光
光(反射光)L2とを干渉させる。この光の干渉により
側面対応領域30aのレジスト28中に定在波を生じさ
せ、従ってレジスト厚み方向Pに光強度の高低が繰り返
し生じるような光強度分布を側面対応領域30aに形成
できる。その結果、図中に点線で示すように、厚み方向
Pに凹凸を繰り返す潜像32を形成できる。尚、ここで
は入射光L1と反射光L2とを干渉させて潜像32の凹
凸を形成するようにしたが、このほか波長の異なる2種
或は2種以上の入射光L1を干渉させて、潜像32の凹
凸を形成するようにしても良い。
【0019】潜像32の凹凸の深さ及び周期は、露光条
件によって制御できる。入射光L1及び又は反射光L2
の光強度を強く或は弱くすることにより、凹凸の深さを
深く或は浅くすることができる。また入射光L1の波長
を長く或は短くすることにより、凹凸の周期を長く或は
短くすることができる。例えば、露光源の出射光強度を
強め或は露光マスクを位相シフトマスクとすることによ
り、入射光L1の光強度を強めることができる。また下
地26を光反射率の高い材料例えばCuで形成すること
により、反射光L2の光強度を強めることができる。
件によって制御できる。入射光L1及び又は反射光L2
の光強度を強く或は弱くすることにより、凹凸の深さを
深く或は浅くすることができる。また入射光L1の波長
を長く或は短くすることにより、凹凸の周期を長く或は
短くすることができる。例えば、露光源の出射光強度を
強め或は露光マスクを位相シフトマスクとすることによ
り、入射光L1の光強度を強めることができる。また下
地26を光反射率の高い材料例えばCuで形成すること
により、反射光L2の光強度を強めることができる。
【0020】次に、レジスト28を現像してレジスト可
溶部28aを除去し、下層電極形成領域30にレジスト
開口部34を形成する(図3(B))。レジスト開口部
34を備えるレジスト28から成るレジストマスクが得
られる。レジスト開口部34の側面には、潜像32の凹
凸に対応した凹凸(リップル)が生じるが、現像条件例
えば現像液、現像温度、現像時間或は湿度によって、レ
ジスト28の現像液に対して可溶な領域は変化するの
で、現像条件によってもレジスト開口部34側面の凹凸
形状を制御できる。スタックトキャパシタの集積密度を
高めるためには、レジスト開口部側面の凹凸の深さを深
くし及び又は凹凸の周期を短くするのが好ましい。
溶部28aを除去し、下層電極形成領域30にレジスト
開口部34を形成する(図3(B))。レジスト開口部
34を備えるレジスト28から成るレジストマスクが得
られる。レジスト開口部34の側面には、潜像32の凹
凸に対応した凹凸(リップル)が生じるが、現像条件例
えば現像液、現像温度、現像時間或は湿度によって、レ
ジスト28の現像液に対して可溶な領域は変化するの
で、現像条件によってもレジスト開口部34側面の凹凸
形状を制御できる。スタックトキャパシタの集積密度を
高めるためには、レジスト開口部側面の凹凸の深さを深
くし及び又は凹凸の周期を短くするのが好ましい。
【0021】レジストマスクを形成する場合、通常一般
には、リップルの発生を防止するための種々の手段例え
ばPEB(Post Exposure Baking)が講じられるが、こ
の発明では、このような手段を講じずに、リップルを積
極的に形成して利用することにより、レジスト開口部側
面に凹凸を形成するものである。
には、リップルの発生を防止するための種々の手段例え
ばPEB(Post Exposure Baking)が講じられるが、こ
の発明では、このような手段を講じずに、リップルを積
極的に形成して利用することにより、レジスト開口部側
面に凹凸を形成するものである。
【0022】次に、レジスト開口部34を電極材料36
例えばCuで埋め込んで、下層電極38を形成する。こ
の実施例では、レジスト開口部34を介し露出する下地
26上に、電解めっき法により電極材料36を堆積させ
て、レジスト開口部34を埋め込む。このため集積回路
基板10を電解めっき浴中に浸漬する。然る後、下地2
6のめっき用素地26bを陰極として、電極材料36を
めっき用素地26b上に析出させる。電極材料36を所
定の高さまで析出させたら(図4(A))、電解めっき
を終了して、集積回路基板10を電解めっき浴から引き
出す。然る後、レジスト28を除去して、所定の高さの
電極材料36から成る下層電極38を得る(図4
(B))。ここでは有機溶媒によるウェットエッチング
及びO2 アッシングによるドライエッチングを順次に行
なって、レジスト28を除去する。
例えばCuで埋め込んで、下層電極38を形成する。こ
の実施例では、レジスト開口部34を介し露出する下地
26上に、電解めっき法により電極材料36を堆積させ
て、レジスト開口部34を埋め込む。このため集積回路
基板10を電解めっき浴中に浸漬する。然る後、下地2
6のめっき用素地26bを陰極として、電極材料36を
めっき用素地26b上に析出させる。電極材料36を所
定の高さまで析出させたら(図4(A))、電解めっき
を終了して、集積回路基板10を電解めっき浴から引き
出す。然る後、レジスト28を除去して、所定の高さの
電極材料36から成る下層電極38を得る(図4
(B))。ここでは有機溶媒によるウェットエッチング
及びO2 アッシングによるドライエッチングを順次に行
なって、レジスト28を除去する。
【0023】電解めっき法によれば、レジスト開口部側
面の凹凸に忠実に沿わせるようにして電極材料36を析
出成長させることができ、従って電解めっき法は、下層
電極38の側面にレジスト開口部側面の凹凸形状を精度
良く転写するための電極材料堆積方法として好適であ
る。また電解めっき法によれば、レジスト28の熱だれ
(熱による変形)を生じないような低い温度で、電極材
料36を堆積させることができる。
面の凹凸に忠実に沿わせるようにして電極材料36を析
出成長させることができ、従って電解めっき法は、下層
電極38の側面にレジスト開口部側面の凹凸形状を精度
良く転写するための電極材料堆積方法として好適であ
る。また電解めっき法によれば、レジスト28の熱だれ
(熱による変形)を生じないような低い温度で、電極材
料36を堆積させることができる。
【0024】次に、スタックトキャパシタのキャパシタ
絶縁膜40及び上層電極42を形成する。このためこの
実施例では、下層電極38上に順次に、キャパシタ絶縁
膜材料44としてのSiO2 膜及び上層電極材料46と
しての多結晶Si膜を積層する(図5(A))。次いで
上層電極材料46上にレジストを塗布し、このレジスト
を露光及び現像して、スタックトキャパシタ形成領域を
被覆するレジストマスク48を形成する(図5
(B))。次いでキャパシタ絶縁膜材料44、上層電極
材料46、めっき用素地26b及びバリアメタル26a
をレジストマスク48を介し、ドライエッチングにより
エッチングして、スタックトキャパシタ形成領域以外の
領域のキャパシタ絶縁膜材料44、上層電極材料46、
めっき用素地26b及びバリアメタル26aを除去する
(図6(A))。この結果、スタックトキャパシタ形成
領域に残存する材料44及び46から成るキャパシタ絶
縁膜40及び上層電極42が得られる。ドライエッチン
グとしては、例えば、RIE(Reactive Ion Etchin
g)、ECR(Electron Cyclotron Resonance)を利用
したエッチング、或はイオンミリングを用いる。次いで
レジストマスク48を除去し、スタックトキャパシタ5
0を完成する(図6(B))。ここでは、有機溶媒によ
るウェットエッチング及びO2 アッシングによるドライ
エッチングを順次に行なって、レジストマスク48を除
去する。
絶縁膜40及び上層電極42を形成する。このためこの
実施例では、下層電極38上に順次に、キャパシタ絶縁
膜材料44としてのSiO2 膜及び上層電極材料46と
しての多結晶Si膜を積層する(図5(A))。次いで
上層電極材料46上にレジストを塗布し、このレジスト
を露光及び現像して、スタックトキャパシタ形成領域を
被覆するレジストマスク48を形成する(図5
(B))。次いでキャパシタ絶縁膜材料44、上層電極
材料46、めっき用素地26b及びバリアメタル26a
をレジストマスク48を介し、ドライエッチングにより
エッチングして、スタックトキャパシタ形成領域以外の
領域のキャパシタ絶縁膜材料44、上層電極材料46、
めっき用素地26b及びバリアメタル26aを除去する
(図6(A))。この結果、スタックトキャパシタ形成
領域に残存する材料44及び46から成るキャパシタ絶
縁膜40及び上層電極42が得られる。ドライエッチン
グとしては、例えば、RIE(Reactive Ion Etchin
g)、ECR(Electron Cyclotron Resonance)を利用
したエッチング、或はイオンミリングを用いる。次いで
レジストマスク48を除去し、スタックトキャパシタ5
0を完成する(図6(B))。ここでは、有機溶媒によ
るウェットエッチング及びO2 アッシングによるドライ
エッチングを順次に行なって、レジストマスク48を除
去する。
【0025】図6(B)にも示すように、スタックトキ
ャパシタ50は、スタックトキャパシタ形成領域に残存
する下地26上に突設した下層電極38と、この下層電
極38上に順次に設けたキャパシタ絶縁膜40及び上層
電極42とを備えて成る。スタックトキャパシタ50
は、下地26及び導電体24を介して、トランジスタ1
6の第二主電極領域16dと電気接続する。
ャパシタ50は、スタックトキャパシタ形成領域に残存
する下地26上に突設した下層電極38と、この下層電
極38上に順次に設けたキャパシタ絶縁膜40及び上層
電極42とを備えて成る。スタックトキャパシタ50
は、下地26及び導電体24を介して、トランジスタ1
6の第二主電極領域16dと電気接続する。
【0026】この実施例では、下地26のめっき用素地
26bを、電解めっきにより下層電極材料36を析出さ
せることのできる電解めっき用素地としたが、めっき用
素地26bを無電解めっき用素地とし、無電解めっき法
によりレジスト開口部34を下層電極材料36で埋め込
むようにしても良い。無電解めっき用の素地26bは、
下層電極材料を無電解めっきにより析出させることので
きる任意好適な導電性材料例えばCu膜又はAu膜から
成る。
26bを、電解めっきにより下層電極材料36を析出さ
せることのできる電解めっき用素地としたが、めっき用
素地26bを無電解めっき用素地とし、無電解めっき法
によりレジスト開口部34を下層電極材料36で埋め込
むようにしても良い。無電解めっき用の素地26bは、
下層電極材料を無電解めっきにより析出させることので
きる任意好適な導電性材料例えばCu膜又はAu膜から
成る。
【0027】図7〜図12は第二実施例における下層電
極形成工程を段階的に示す工程図である。以下、第一実
施例の構成成分に対応する構成成分については同一の符
号を付して示し、説明の簡略化のために、第一実施例と
同様の点についてはその詳細な説明を省略する。
極形成工程を段階的に示す工程図である。以下、第一実
施例の構成成分に対応する構成成分については同一の符
号を付して示し、説明の簡略化のために、第一実施例と
同様の点についてはその詳細な説明を省略する。
【0028】まず、スタックトキャパシタを形成するた
めの集積回路基板10を用意し、然る後、集積回路基板
10のコンタクトホール22を導電体24で埋め込む。
めの集積回路基板10を用意し、然る後、集積回路基板
10のコンタクトホール22を導電体24で埋め込む。
【0029】次に、集積回路基板10上に、無電解めっ
き用の下地26を形成する(図7)。この実施例では、
下地26を、集積回路基板10上に順次に形成したバリ
アメタル26a及び無電解めっき用の素地26bにより
構成する。無電解めっき用の素地26bは、下層電極材
料を無電解めっきにより析出させることのできる任意好
適な導電性材料例えばCu膜又はAu膜から成る。
き用の下地26を形成する(図7)。この実施例では、
下地26を、集積回路基板10上に順次に形成したバリ
アメタル26a及び無電解めっき用の素地26bにより
構成する。無電解めっき用の素地26bは、下層電極材
料を無電解めっきにより析出させることのできる任意好
適な導電性材料例えばCu膜又はAu膜から成る。
【0030】次いでこの実施例では、スタックトキャパ
シタ形成領域以外の領域の下地26を除去する。このた
め、下地26上にレジストを塗布し、このレジストを露
光及び現像して、レジストマスク52を形成する(図8
(A))。レジストマスク52はスタックトキャパシタ
形成領域を被覆する。次いで下地26の素地26b及び
バリアメタル26aをレジストマスク52を介して、ド
ライエッチングによりエッチングして、スタックトキャ
パシタ形成領域以外の領域の素地26b及びバリアメタ
ル26aを除去する(図8(B))。ドライエッチング
としては、例えば、RIE、ECRを利用したエッチン
グ、或はイオンミリングを用いる。然る後、レジストマ
スク52を除去する。ここでは有機溶媒によるウェット
エッチング及びO2 アッシングによるドライエッチング
を順次に行なって、レジストマスク52を除去する。
シタ形成領域以外の領域の下地26を除去する。このた
め、下地26上にレジストを塗布し、このレジストを露
光及び現像して、レジストマスク52を形成する(図8
(A))。レジストマスク52はスタックトキャパシタ
形成領域を被覆する。次いで下地26の素地26b及び
バリアメタル26aをレジストマスク52を介して、ド
ライエッチングによりエッチングして、スタックトキャ
パシタ形成領域以外の領域の素地26b及びバリアメタ
ル26aを除去する(図8(B))。ドライエッチング
としては、例えば、RIE、ECRを利用したエッチン
グ、或はイオンミリングを用いる。然る後、レジストマ
スク52を除去する。ここでは有機溶媒によるウェット
エッチング及びO2 アッシングによるドライエッチング
を順次に行なって、レジストマスク52を除去する。
【0031】次に、下地26上にレジスト28を積層す
る(図9(A))。
る(図9(A))。
【0032】次に、下層電極側面に対応する領域30a
においてレジスト厚み方向Pに光強度の高低が繰り返し
生じるように露光光を干渉させながらレジスト28を露
光して、現像液に対し可溶なレジスト可溶部28aを下
層電極形成領域30全体にわたって形成する(図9
(B))。
においてレジスト厚み方向Pに光強度の高低が繰り返し
生じるように露光光を干渉させながらレジスト28を露
光して、現像液に対し可溶なレジスト可溶部28aを下
層電極形成領域30全体にわたって形成する(図9
(B))。
【0033】次に、レジスト28を現像してレジスト可
溶部28aを除去し、下層電極形成領域30にレジスト
開口部34を形成する(図10(A))。
溶部28aを除去し、下層電極形成領域30にレジスト
開口部34を形成する(図10(A))。
【0034】次に、レジスト開口部34を電極材料36
で埋め込んで、下層電極38を形成する。この実施例で
は、レジスト開口部34を介し露出する下地26の素地
26b上に、無電解めっき法により電極材料36を堆積
させて、レジスト開口部34を埋め込む。このため集積
回路基板10を無電解めっき浴中に浸漬して、電極材料
36を素地26b上に析出させる。電極材料36を所定
の高さまで析出させたら(図10(B))、無電解めっ
きを終了して、集積回路基板10を無電解めっき浴から
引き出す。然る後、レジスト28を除去して、所定の高
さの電極材料36から成る下層電極38を得る(図11
(A))。
で埋め込んで、下層電極38を形成する。この実施例で
は、レジスト開口部34を介し露出する下地26の素地
26b上に、無電解めっき法により電極材料36を堆積
させて、レジスト開口部34を埋め込む。このため集積
回路基板10を無電解めっき浴中に浸漬して、電極材料
36を素地26b上に析出させる。電極材料36を所定
の高さまで析出させたら(図10(B))、無電解めっ
きを終了して、集積回路基板10を無電解めっき浴から
引き出す。然る後、レジスト28を除去して、所定の高
さの電極材料36から成る下層電極38を得る(図11
(A))。
【0035】無電解めっき法によれば、レジスト開口部
側面の凹凸に忠実に沿わせるようにして電極材料36を
析出成長させることができ、従って無電解めっき法は、
下層電極38の側面にレジスト開口部側面の凹凸形状を
精度良く転写するための電極材料堆積方法として好適で
ある。また無電解めっき法によれば、レジスト28の熱
だれ(熱による変形)を生じないような低い温度で、電
極材料36を堆積させることができる。
側面の凹凸に忠実に沿わせるようにして電極材料36を
析出成長させることができ、従って無電解めっき法は、
下層電極38の側面にレジスト開口部側面の凹凸形状を
精度良く転写するための電極材料堆積方法として好適で
ある。また無電解めっき法によれば、レジスト28の熱
だれ(熱による変形)を生じないような低い温度で、電
極材料36を堆積させることができる。
【0036】次に、スタックトキャパシタのキャパシタ
絶縁膜40及び上層電極42を形成する。このためこの
実施例では、下層電極38上に順次に、キャパシタ絶縁
膜材料44及び上層電極材料46を積層する(図11
(B))。次いでスタックトキャパシタ形成領域を被覆
するレジストマスク48を形成する(図12(A))。
次いでキャパシタ絶縁膜材料44及び上層電極材料46
を、レジストマスク48を介しエッチングして、スタッ
クトキャパシタ形成領域以外の領域のキャパシタ絶縁膜
材料44及び上層電極材料46を除去する(図12
(B))。次いでレジストマスク48を除去し、スタッ
クトキャパシタ50を完成する(図6(B))。
絶縁膜40及び上層電極42を形成する。このためこの
実施例では、下層電極38上に順次に、キャパシタ絶縁
膜材料44及び上層電極材料46を積層する(図11
(B))。次いでスタックトキャパシタ形成領域を被覆
するレジストマスク48を形成する(図12(A))。
次いでキャパシタ絶縁膜材料44及び上層電極材料46
を、レジストマスク48を介しエッチングして、スタッ
クトキャパシタ形成領域以外の領域のキャパシタ絶縁膜
材料44及び上層電極材料46を除去する(図12
(B))。次いでレジストマスク48を除去し、スタッ
クトキャパシタ50を完成する(図6(B))。
【0037】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、従ってこの発明の趣旨の範囲内で、各
構成成分の構成、形状、形成材料、配設位置及びそのほ
かを任意好適に変更できる。
るものではなく、従ってこの発明の趣旨の範囲内で、各
構成成分の構成、形状、形成材料、配設位置及びそのほ
かを任意好適に変更できる。
【0038】例えば、上述した実施例では半導体メモリ
のスタックトキャパシタを形成する例につき説明した
が、半導体メモリ以外の集積回路においてスタックトキ
ャパシタを形成する場合にもこの発明を用いることがで
きる。
のスタックトキャパシタを形成する例につき説明した
が、半導体メモリ以外の集積回路においてスタックトキ
ャパシタを形成する場合にもこの発明を用いることがで
きる。
【0039】また上述した実施例では集積回路基板10
とは別に下地26を形成したが、集積回路基板10自体
を下地26としてこの下地26上にレジスト28を積層
するようにしても良い。また上述した実施例ではバリア
メタル26a及びめっき用の素地26bより成る下地2
6を形成しめっき法を用いてレジスト開口部34を埋め
込むようにしたが、めっき法以外の任意好適な埋込技術
を用いてレジスト開口部34を埋め込むようにしても良
い。例えば次のような下層電極形成工程が考えられる。
まず半導体集積回路10の層間絶縁膜20を下地26と
する。コンタクトホール22は導電体24で埋め込んで
あっても埋め込んでなくとも良い。然る後、下地26と
しての層間絶縁膜20上にレジスト28を積層する。次
いでレジスト開口部34をコンタクトホール22に対応
する位置に形成する。次いで気相成長法例えばCVD法
により、レジスト開口部34内に下層電極材料36を堆
積させて、レジスト開口部34を埋め込む。コンタクト
ホール22を導電体24で埋め込んでいない場合は、レ
ジスト開口部34に加えコンタクトホール22内も下層
電極材料36で埋め込むこととなる。気相成長法によれ
ば、レジスト開口部34の外側領域のレジスト28表面
にも下層電極材料36が堆積するので、このレジスト2
8表面の下層電極材料36をエッチバック法により除去
する。レジスト開口部34内の下層電極材料36は残存
させたまま、このレジスト28表面の下層電極材料36
を除去し終えたら、その後、レジスト28を除去して残
存する下層電極材料36より成る下層電極38を得る。
とは別に下地26を形成したが、集積回路基板10自体
を下地26としてこの下地26上にレジスト28を積層
するようにしても良い。また上述した実施例ではバリア
メタル26a及びめっき用の素地26bより成る下地2
6を形成しめっき法を用いてレジスト開口部34を埋め
込むようにしたが、めっき法以外の任意好適な埋込技術
を用いてレジスト開口部34を埋め込むようにしても良
い。例えば次のような下層電極形成工程が考えられる。
まず半導体集積回路10の層間絶縁膜20を下地26と
する。コンタクトホール22は導電体24で埋め込んで
あっても埋め込んでなくとも良い。然る後、下地26と
しての層間絶縁膜20上にレジスト28を積層する。次
いでレジスト開口部34をコンタクトホール22に対応
する位置に形成する。次いで気相成長法例えばCVD法
により、レジスト開口部34内に下層電極材料36を堆
積させて、レジスト開口部34を埋め込む。コンタクト
ホール22を導電体24で埋め込んでいない場合は、レ
ジスト開口部34に加えコンタクトホール22内も下層
電極材料36で埋め込むこととなる。気相成長法によれ
ば、レジスト開口部34の外側領域のレジスト28表面
にも下層電極材料36が堆積するので、このレジスト2
8表面の下層電極材料36をエッチバック法により除去
する。レジスト開口部34内の下層電極材料36は残存
させたまま、このレジスト28表面の下層電極材料36
を除去し終えたら、その後、レジスト28を除去して残
存する下層電極材料36より成る下層電極38を得る。
【0040】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のキャパシタの下層電極形成方法によれば、レジ
ストを露光及び現像して、下層電極形成領域にレジスト
開口部を形成する。しかも露光時には、下層電極側面に
対応する領域において、レジスト厚み方向に光強度の高
低を繰り返し生じさせるようにレジストを露光する。こ
れによりレジスト開口部の側面を、レジスト厚み方向に
凹凸が繰り返し形成された側面とすることができる。そ
してレジスト開口部側面の凹凸形状は例えば露光条件及
び又は現像条件により制御できるので、レジスト開口部
の凹凸を簡易に形成できる。これがため、側面に凹凸を
有する下層電極を、従来よりも容易に形成できる。
の発明のキャパシタの下層電極形成方法によれば、レジ
ストを露光及び現像して、下層電極形成領域にレジスト
開口部を形成する。しかも露光時には、下層電極側面に
対応する領域において、レジスト厚み方向に光強度の高
低を繰り返し生じさせるようにレジストを露光する。こ
れによりレジスト開口部の側面を、レジスト厚み方向に
凹凸が繰り返し形成された側面とすることができる。そ
してレジスト開口部側面の凹凸形状は例えば露光条件及
び又は現像条件により制御できるので、レジスト開口部
の凹凸を簡易に形成できる。これがため、側面に凹凸を
有する下層電極を、従来よりも容易に形成できる。
【図1】(A)及び(B)は第一実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図2】(A)及び(B)は第一実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図3】(A)及び(B)は第一実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図4】(A)及び(B)は第一実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図5】(A)及び(B)は第一実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図6】(A)及び(B)は第一実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図7】第二実施例の主要工程を概略的に示す工程図で
ある。
ある。
【図8】(A)及び(B)は第二実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図9】(A)及び(B)は第二実施例の主要工程を概
略的に示す工程図である。
略的に示す工程図である。
【図10】(A)及び(B)は第二実施例の主要工程を
概略的に示す工程図である。
概略的に示す工程図である。
【図11】(A)及び(B)は第二実施例の主要工程を
概略的に示す工程図である。
概略的に示す工程図である。
【図12】(A)及び(B)は第二実施例の主要工程を
概略的に示す工程図である。
概略的に示す工程図である。
10:集積回路基板 12:半導体基板 14:素子間分離手段 16:トランジスタ 20:層間絶縁膜 22:コンタクトホール 24:導電体 26:下地 26a:バリアメタル 26b:めっき用素地 28:レジスト 28a:レジスト可溶部 28b:レジスト不溶部 30:下層電極形成領域 30a:下層電極側面に対応する領域 32:潜像 34:レジスト開口部 36:電極材料 38:下層電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822 7210−4M H01L 27/10 325 M
Claims (5)
- 【請求項1】 下地上に突設した下層電極と、該下層電
極上に順次に設けたキャパシタ絶縁膜及び上層電極とを
備えて成るキャパシタの、前記下層電極を形成するに当
り、 下地上にレジストを積層する工程と、 下層電極側面に対応する領域においてレジスト厚み方向
に光強度の高低が繰り返し生じるように露光光を干渉さ
せながら前記レジストを露光して、現像液に対し可溶な
レジスト可溶部を下層電極形成領域全体にわたって形成
する工程と、 前記レジストを現像してレジスト可溶部を除去し、下層
電極形成領域にレジスト開口部を形成する工程と、 前記レジスト開口部を電極材料で埋め込んで、下層電極
を形成する工程とを含んで成ることを特徴とするキャパ
シタの下層電極形成方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のキャパシタの下層電極形
成方法において、レジストから下地へ向かう方向に進行
する露光光と下地で反射され下地からレジストへ向かう
方向に進行する露光光とを干渉させることを特徴とする
キャパシタの下層電極形成方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のキャパシタの下層電極形
成方法において、位相シフトマスクを用いて、レジスト
を露光することを特徴とするキャパシタの下層電極形成
方法。 - 【請求項4】 請求項1記載のキャパシタの下層電極形
成方法において、電解めっき用の下地を形成し、電解め
っき法により前記下地上に電極材料を堆積させて、レジ
スト開口部を埋め込むことを特徴とするキャパシタの下
層電極形成方法。 - 【請求項5】 請求項1記載のキャパシタの下層電極形
成方法において、無電解めっき用の下地を形成し、無電
解めっき法により前記下地上に電極材料を堆積させて、
レジスト開口部を埋め込むことを特徴とするキャパシタ
の下層電極形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009325A JPH07221198A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | キャパシタの下層電極形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009325A JPH07221198A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | キャパシタの下層電極形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07221198A true JPH07221198A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11717329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6009325A Withdrawn JPH07221198A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | キャパシタの下層電極形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07221198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100331570B1 (ko) * | 2000-06-13 | 2002-04-06 | 윤종용 | 전기도금법을 이용한 반도체 메모리 소자의 커패시터제조방법 |
KR100756587B1 (ko) * | 1997-12-22 | 2008-09-17 | 프리스케일 세미컨덕터, 인크. | 반도체디바이스형성방법 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP6009325A patent/JPH07221198A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100756587B1 (ko) * | 1997-12-22 | 2008-09-17 | 프리스케일 세미컨덕터, 인크. | 반도체디바이스형성방법 |
KR100331570B1 (ko) * | 2000-06-13 | 2002-04-06 | 윤종용 | 전기도금법을 이용한 반도체 메모리 소자의 커패시터제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |