JPH0722050Y2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JPH0722050Y2
JPH0722050Y2 JP1990004343U JP434390U JPH0722050Y2 JP H0722050 Y2 JPH0722050 Y2 JP H0722050Y2 JP 1990004343 U JP1990004343 U JP 1990004343U JP 434390 U JP434390 U JP 434390U JP H0722050 Y2 JPH0722050 Y2 JP H0722050Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被覆電線を弛みやズレなく確実に圧接結線す
ることのできる圧接コネクタに関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は、実開昭54−94888号に開示された従来の圧接
コネクタを示す分解斜視図、第6図は、その結合状態を
示す縦断面図である。
該圧接コネクタ30は、コネクタ本体31と電線ホルダ32と
により構成される。該コネクタ本体31は、合成樹脂製の
絶縁ハウジング33の上壁に複数の圧接端子34を植設する
と共に、上壁の両側に可撓性の電線押え板35を対向して
立設して成るものであり、該圧接端子34には、電線圧接
用スロット36の上方に、被覆切裂用のテーパ状の刃部37
を連成してある。
一方、電線ホルダ32は、合成樹脂により形成され、両側
壁38に、複数の矩形状の電線挿通窓39を対向して設ける
と共に、隣接する電線挿通窓39の間に櫛歯状の支柱40を
形成し、該両側壁38の外周を該支柱40よりも外側に突出
した可撓性の係止枠41となし、さらに、上壁42(第6図
参照)の内面に、前記圧接端子34に対する挿入溝43を設
けて成るものである。
そして、被覆電線44を電線挿通窓39に挿通した状態で、
電線ホルダ32をコネクタ本体31に対して上方より押圧す
ることにより、第6図に示すように、被覆電線44を電線
押え板35に摺接しつつ、被覆44aを圧接端子34の刃部37
で切裂し、導線部44bをスロット36内に圧入接続すると
同時に、係止枠41を電線押え板35の下端面35aに係合し
て固定するのである。
しかしながら、上記従来の圧接コネクタ30にあっては、
被覆電線44と圧接端子34との結合に際して、電線ホルダ
32内で電線44が弛みやすく、圧接端子34に対して位置ず
れして、刃部37による被覆44aの切裂が旨く行われなか
ったり、最悪の場合には、圧接端子34から外れて圧接で
きないこともあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記した点に鑑み、電線の弛みや圧接端子に
対する電線の位置ズレや外れを生じることなく、確実に
結線可能な圧接コネクタを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、電線保持溝と該
電線保持溝に直交する一対の端子挿入溝とを有する電線
ホルダと、該電線保持溝に電線を挿通させた該電線ホル
ダに対する挿入開口を有する収容ケースと、対向する圧
接板部を有して略コの字状に屈曲形成され、該電線に対
して該端子挿入溝に挿入される圧接端子とを備える圧接
コネクタにおいて、前記電線ホルダが正面側と背面側と
に、前記収容ケースに対する挿入方向に切欠形成された
複数の前記電線保持溝を有し、該電線保持溝が前記電線
の径と略同一の溝径よりも狭い開口部を有して、該正面
側の電線保持溝と背面側の電線保持溝とに該電線が略U
字状に屈曲した状態で係合され、該開口部から該電線の
一部が突出して前記収容ケースの内壁面に接し、該収容
ケースが、前記端子挿入溝に対応して該電線保持溝に直
交する一対の端子挿入スリットを有し、前記圧接端子が
該収容ケースの外側から前記対向する圧接板部を該一対
の端子挿入スリットに挿入させることを特徴とする。
〔作用〕
電線ホルダの電線保持溝に被覆電線を嵌合し、該電線ホ
ルダをケース内に挿入することにより、該被覆電線は、
該電線保持溝とケースの内壁面との間に弛みなく不動の
状態で保持される。そして、該ケースの外側から端子挿
入スリットに圧接端子を差し込むことにより、該圧接端
子は電線挿入溝内に進入すると同時に該被覆電線を確実
に圧接接続し、一対の端子挿入スリットの間で電線ホル
ダを保持固定させる。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係る圧接コネクタを示す分解斜視図
である。
該圧接コネクタ1は、電線ホルダ2と、該電線ホルダ2
を挿入する収容ケース3と、圧接端子4と該圧接端子4
に対する押えカバー5とにより構成されている。
該電線ホルダ2は、合成樹脂を材料とした絶縁性ブロッ
ク6の正面壁7と背面壁8とに対し、上下方向に複数条
の電線保持溝9を対称に設けると共に、該正面壁7に対
し、該電線保持溝9に直交して絶縁性ブロック6の長手
方向に二条の端子挿入溝10を平行に設け、さらに、下面
壁11に対し、中央長手方向に電線押圧用の突出部12を形
成し、前記上面壁13に対し、後述する押えカバー5の係
止枠片14に対する係止突起15を設けて成るものである。
ここで該電線保持溝9は、第2図に第1図の矢視A平面
図を示すように、断面円形状を呈し、その開口部9aは溝
径dよりも小さく設定して、被覆電線27(第3図参照)
を電線保持溝9内に係止できるようにしてある。また、
前記係止突起15は、正面側から上方に傾斜するテーパ面
15aと背面側の垂直面15bとを有している。
一方、収容ケース3は、合成樹脂により形成され、上部
開口16を有するケース本体17に対し、正面壁18に、前記
電線ホルダ2の端子挿入溝10に対応するように該端子挿
入溝10と同一間隔に二条の端子挿入スリット19を平行に
穿設すると共に、該正面壁18の一側端に薄肉のヒンジ20
を介して押えカバー5を一体的に連結したものである。
該押えカバー5には、上端に、前記電線ホルダ2の係止
突起15に対する係止枠片14を設け、他側端に、ケース本
体17の側面壁に設けた係止突起21に対する嵌合枠部22を
一体に形成してあり、該押えカバー5の内面には、圧接
端子4に対する押え溝23を形成してある。
圧接端子4は、一枚の導電金属板を断面コの字形状に折
り返して、対向する上下の圧接板部24に対し、長手方向
に夫々複数の圧接用スロット25を対向して形成し、該圧
接用スロット25の入口にテーパ状の刃部26を連成して成
るものである。
ここで上下板24の間隔L1は、前記収容ケース3の端子挿
入スリット19に該上下の圧接板部24を挿通できるよう
に、該端子挿入スリット19の間隔L2と同程度に設定して
あり、また、隣接する圧接用スロット25相互の間隔L
3は、前記電線ホルダ2の電線保持溝9の間隔L4と同一
に設定し、該圧接端子4の長さL5は、端子挿入スリット
19の長さL6と同一に設定してある。
第3図及び第4図(a)〜(d)は、上記圧接コネクタ
1の組立過程を示す分解斜視図及び説明図(断面図)で
ある。
すなわち、第3図と第4図(a)に示すように、先ず、
電線ホルダ2に対して被覆電線27を巻くようにして電線
保持溝9内に嵌合する。そして、被覆電線27を保持した
電線ホルダ2を収容ケース3内に挿入することにより、
第4図(b)に示すように、被覆電線27は、電線ホルダ
2の電線保持溝9と収容ケース3の内壁面28との間にし
っかりと挟持されて、弛みなく張られて不動の状態に固
定される。ここで該被覆電線27は、電線ホルダ2の突出
部12によって略U字状の滑らかな形状に屈曲されている
から、屈曲部27aに負担がかかることはない。また、電
線ホルダ2の端子挿入溝10と収容ケース3の端子挿入ス
リット19とは同一面位置に整合している。
次に、該端子挿入スリット19に対し、圧接端子4を図示
しない治具等を用いて押し込むことにより、第4図
(c)に示すように、圧接端子4の刃部26が電線27の被
覆27aを切裂し、スロット25で導線部27bを圧接接続す
る。ここで被覆電線27は、上述の如く電線保持溝9によ
って位置決めされ、弛みなく張られているから、圧接端
子4の接続をスムーズかつ確実に行うことができる。
さらに、第4図(d)に示すように、押えカバー5をヒ
ンジ20(第1図参照)を支点として回動閉扉することに
より、上端の係止枠片14が電線ホルダ2の係止突起15に
嵌合すると共に、側端の嵌合枠部22(第1図参照)が収
容ケース3の係止突起21に嵌合し、内面の押え溝23が圧
接端子4の背板29に当接して、該圧接端子4の抜止めと
絶縁(短絡防止)とを行うのである。
なお、上記実施例においては、複数の被覆電線27を同時
に圧接接続する構造を示したが、電線ホルダ2並びに圧
接端子4を夫々複数に分割して、別々の回路を接続する
ことも可能である。
また、上記した第4図(c)の状態において、電線ホル
ダ2は、断面コの字形状の圧接端子4によって収容ケー
ス3に固定されるから、係止手段(係止突起15と係止枠
片14)はなくても可能である。
〔考案の効果〕
以上の如くに、本考案によれば、収容ケースに対する電
線ホルダの未挿入状態において電線が電線ホルダで略U
字状に折り返されて保持された上に、さらに電線ホルダ
の挿入状態において電線が電線ホルダの電線保持溝とケ
ースとの間に弛みなく不動の状態で保持されるから、圧
接端子との結合に際して、電線の弛みや圧接端子に対す
る電線の位置ズレや外れを生じることなく、スムーズか
つ確実に接続することができるものである。また、並列
な電線保持溝に対して折り返された圧接端子をケースを
介して挿入すれば、電線ホルダは該圧接端子によりケー
スに固定されるから、電線ホルダの係止手段を設けなく
ても済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、 第2図は第1図の矢視A平面図、 第3図は組立途中の状態を示す分解斜視図、 第4図(a)〜(d)は同じく組立過程を示す縦断面説
明図、 第5図は従来例を示す分解斜視図、 第6図は同じく接続状態を示す縦断面図である。 1…圧接コネクタ、2…電線ホルダ、3…収容ケース、
4…圧接端子、5…押えカバー、9…電線保持溝、10…
端子挿入溝、19…端子挿入スリット、25…圧接用スロッ
ト、27…被覆電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線保持溝と該電線保持溝に直交する一対
    の端子挿入溝とを有する電線ホルダと、該電線保持溝に
    電線を挿通させた該電線ホルダに対する挿入開口を有す
    る収容ケースと、対向する圧接板部を有して略コの字状
    に屈曲形成され、該電線に対して該端子挿入溝に挿入さ
    れる圧接端子とを備える圧接コネクタにおいて、 前記電線ホルダが正面側と背面側とに、前記収容ケース
    に対する挿入方向に切欠形成された複数の前記電線保持
    溝を有し、該電線保持溝が前記電線の径と略同一の溝径
    よりも狭い開口部を有して、該正面側の電線保持溝と背
    面側の電線保持溝とに該電線が略U字状に屈曲した状態
    で係合され、該開口部から該電線の一部が突出して前記
    収容ケースの内壁面に接し、該収容ケースが、前記端子
    挿入溝に対応して該電線保持溝に直交する一対の端子挿
    入スリットを有し、前記圧接端子が該収容ケースの外側
    から前記対向する圧接板部を該一対の端子挿入スリット
    に挿入させることを特徴とする圧接コネクタ。
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