JPH07220231A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH07220231A JPH07220231A JP1092894A JP1092894A JPH07220231A JP H07220231 A JPH07220231 A JP H07220231A JP 1092894 A JP1092894 A JP 1092894A JP 1092894 A JP1092894 A JP 1092894A JP H07220231 A JPH07220231 A JP H07220231A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- head
- recording
- shaped core
- erasing
- Prior art date
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- Pending
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- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 再生時に消去ヘッドへの磁束の流入を減少さ
せた磁気ヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 １０は消去用ヘッドであって、消去用の巻線
を施すＣ字形コア１１、磁気ギャップ１２、Ｉ字形コア
１３を備えている。１４は記録再生用ヘッドであって、
記録再生用の巻線を施すＣ字形コア１５、磁気ギャップ
１６、Ｉ字形コア１７を備えている。１８は消去用のＩ
字形コア１３と記録再生用のＩ字形コア１７とを磁気的
に短絡しないように設けた非磁性体であるところのガラ
スであり、消去用ヘッド１０のコア材料には、記録再生
用ヘッド１４のコア材料より透磁率の低いコア材料によ
り構成する。
せた磁気ヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 １０は消去用ヘッドであって、消去用の巻線
を施すＣ字形コア１１、磁気ギャップ１２、Ｉ字形コア
１３を備えている。１４は記録再生用ヘッドであって、
記録再生用の巻線を施すＣ字形コア１５、磁気ギャップ
１６、Ｉ字形コア１７を備えている。１８は消去用のＩ
字形コア１３と記録再生用のＩ字形コア１７とを磁気的
に短絡しないように設けた非磁性体であるところのガラ
スであり、消去用ヘッド１０のコア材料には、記録再生
用ヘッド１４のコア材料より透磁率の低いコア材料によ
り構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフレキシブルディスク装
置に用いられる磁気ヘッドに関するものである。
置に用いられる磁気ヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、フレキシブルディスク装置は、小
型化が進み磁気記録媒体として３．５インチが主流とな
っている。又、記録密度が向上して４ＭＢと記憶容量が
増大しており、４ＭＢ用の磁気ヘッドでは先行消去型磁
気ヘッドが主流となってきている。
型化が進み磁気記録媒体として３．５インチが主流とな
っている。又、記録密度が向上して４ＭＢと記憶容量が
増大しており、４ＭＢ用の磁気ヘッドでは先行消去型磁
気ヘッドが主流となってきている。
【０００３】以下従来の磁気ヘッドについて図を参照し
ながら説明する。図３は従来の磁気ヘッドの斜視図を示
すものである。図４は従来の磁気ヘッドのギャップ部の
拡大正面図を示すものである。図３及び図４において、
１は消去用ヘッドであって、消去用の巻線を施すＣ字形
コア２、Ｉ字形コア３、磁気ギャップ４を備えている。
５は記録再生用ヘッドであって、記録再生用の巻線を施
すＣ字形コア６、Ｉ字形コア７、磁気ギャップ８を備え
ている。９は消去用ヘッド１と記録再生用ヘッド５が磁
気的に短絡しないように設けた非磁性体であるところの
ガラスである。
ながら説明する。図３は従来の磁気ヘッドの斜視図を示
すものである。図４は従来の磁気ヘッドのギャップ部の
拡大正面図を示すものである。図３及び図４において、
１は消去用ヘッドであって、消去用の巻線を施すＣ字形
コア２、Ｉ字形コア３、磁気ギャップ４を備えている。
５は記録再生用ヘッドであって、記録再生用の巻線を施
すＣ字形コア６、Ｉ字形コア７、磁気ギャップ８を備え
ている。９は消去用ヘッド１と記録再生用ヘッド５が磁
気的に短絡しないように設けた非磁性体であるところの
ガラスである。
【０００４】以上のように構成された磁気ヘッドの動作
について説明する。回転している磁気記録媒体と磁気ヘ
ッドを接触させた状態で、消去用ヘッド１のＣ字形コア
２に消去電流を流すことによって磁気ギャップ４に消去
磁界を発生させる。この消去磁界で磁気記録媒体に記録
している信号を消去する。次に記録について説明する。
回転している磁気記録媒体と磁気ヘッドを接触させた状
態で、記録再生用ヘッド５のＣ字形コア６に信号電流を
流すことによって、磁気ギャップ８の近傍に信号電流に
比例した磁界を発生させて、磁気記録媒体の磁性層を磁
化させて磁気記録する。
について説明する。回転している磁気記録媒体と磁気ヘ
ッドを接触させた状態で、消去用ヘッド１のＣ字形コア
２に消去電流を流すことによって磁気ギャップ４に消去
磁界を発生させる。この消去磁界で磁気記録媒体に記録
している信号を消去する。次に記録について説明する。
回転している磁気記録媒体と磁気ヘッドを接触させた状
態で、記録再生用ヘッド５のＣ字形コア６に信号電流を
流すことによって、磁気ギャップ８の近傍に信号電流に
比例した磁界を発生させて、磁気記録媒体の磁性層を磁
化させて磁気記録する。
【０００５】次に再生について説明する。回転している
磁気記録媒体と磁気ヘッドを接触させると、磁気記録媒
体の磁性層に記録された信号の磁束が記録再生用ヘッド
５の磁気ギャップ８に入り、この磁束が記録再生用ヘッ
ド５の巻線と鎖交し電磁誘導作用によって電圧が誘起
し、出力電圧として取り出す。このようにして磁気記録
媒体に記録された信号を電気的に再生させることができ
る。
磁気記録媒体と磁気ヘッドを接触させると、磁気記録媒
体の磁性層に記録された信号の磁束が記録再生用ヘッド
５の磁気ギャップ８に入り、この磁束が記録再生用ヘッ
ド５の巻線と鎖交し電磁誘導作用によって電圧が誘起
し、出力電圧として取り出す。このようにして磁気記録
媒体に記録された信号を電気的に再生させることができ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
構成では、消去用ヘッド１と記録再生用ヘッド５のコア
材料が同一の材料を用いており、再生時には不要な消去
用ヘッド１においても磁気ギャップ４には、記録再生用
ヘッド５の磁気ギャップ８と同等の磁束が流入し、流入
した磁束が記録再生用ヘッド５に漏洩し、漏洩した磁束
が疑似電圧となりノイズとなりＳ／Ｎが悪くなるという
問題点を有していた。
構成では、消去用ヘッド１と記録再生用ヘッド５のコア
材料が同一の材料を用いており、再生時には不要な消去
用ヘッド１においても磁気ギャップ４には、記録再生用
ヘッド５の磁気ギャップ８と同等の磁束が流入し、流入
した磁束が記録再生用ヘッド５に漏洩し、漏洩した磁束
が疑似電圧となりノイズとなりＳ／Ｎが悪くなるという
問題点を有していた。
【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、再生時に消去ヘッドへの磁束の流入を減少させた磁
気ヘッドを提供することを目的とする。
で、再生時に消去ヘッドへの磁束の流入を減少させた磁
気ヘッドを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気ヘッドは、消去用ヘッドのコア材料を記
録再生用ヘッドのコア材料よりも透磁率を低くした構成
を有している。
に本発明の磁気ヘッドは、消去用ヘッドのコア材料を記
録再生用ヘッドのコア材料よりも透磁率を低くした構成
を有している。
【０００９】
【作用】この構成によって、再生時に消去ヘッドへの磁
束の流入が減少して、消去ヘッドからの記録再生用ヘッ
ドへの漏洩磁束を減少させることができる。
束の流入が減少して、消去ヘッドからの記録再生用ヘッ
ドへの漏洩磁束を減少させることができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１は本発明の一実施例における磁
気ヘッドの斜視図である。図２は本発明の一実施例にお
ける磁気ヘッドのギャップ部の拡大正面図である。図１
及び図２において、１０は消去用ヘッドであって、消去
用の巻線を施すＣ字形コア１１、磁気ギャップ１２、Ｉ
字形コア１３を備えている。１４は記録再生用ヘッドで
あって、記録再生用の巻線を施すＣ字形コア１５、磁気
ギャップ１６、Ｉ字形コア１７を備えている。１８は消
去用のＩ字形コア１３と記録再生用のＩ字形コア１７と
を磁気的に短絡しないように設けた非磁性体であるとこ
ろのガラスである。
しながら説明する。図１は本発明の一実施例における磁
気ヘッドの斜視図である。図２は本発明の一実施例にお
ける磁気ヘッドのギャップ部の拡大正面図である。図１
及び図２において、１０は消去用ヘッドであって、消去
用の巻線を施すＣ字形コア１１、磁気ギャップ１２、Ｉ
字形コア１３を備えている。１４は記録再生用ヘッドで
あって、記録再生用の巻線を施すＣ字形コア１５、磁気
ギャップ１６、Ｉ字形コア１７を備えている。１８は消
去用のＩ字形コア１３と記録再生用のＩ字形コア１７と
を磁気的に短絡しないように設けた非磁性体であるとこ
ろのガラスである。
【００１１】このように構成した磁気ヘッドにおいて、
消去用ヘッド１０のＣ字形コア１１とＩ字形コア１３の
コア材料には、記録再生用ヘッド１４のＣ字形コア１５
とＩ字形コア１７のコア材料よりも透磁率の低いコア材
料により構成されている。
消去用ヘッド１０のＣ字形コア１１とＩ字形コア１３の
コア材料には、記録再生用ヘッド１４のＣ字形コア１５
とＩ字形コア１７のコア材料よりも透磁率の低いコア材
料により構成されている。
【００１２】このように消去用ヘッド１０を透磁率の低
いコア材料で構成すると、再生時において消去用ヘッド
１０の磁気ギャップ１２に流入する磁束が減少して、記
録再生用ヘッド１４に漏洩する磁束が減少してＳ／Ｎを
向上させる。ここで、消去用ヘッド１０の本来の機能で
ある消去特性について説明を加えると、本実施例では直
流消去方式であるために、透磁率の低い材料を用いても
飽和磁束密度によりその消去特性が決定されるために消
去特性を損なうことはない。
いコア材料で構成すると、再生時において消去用ヘッド
１０の磁気ギャップ１２に流入する磁束が減少して、記
録再生用ヘッド１４に漏洩する磁束が減少してＳ／Ｎを
向上させる。ここで、消去用ヘッド１０の本来の機能で
ある消去特性について説明を加えると、本実施例では直
流消去方式であるために、透磁率の低い材料を用いても
飽和磁束密度によりその消去特性が決定されるために消
去特性を損なうことはない。
【００１３】尚、本実施例では、消去用ヘッド１０のコ
ア材料を記録再生用ヘッド１４のコア材料より透磁率の
低いコア材料で構成したが、消去用ヘッド１０のコア材
料としてパーマロイ、或いはセンダスト等のメタル磁性
材料を用いると、うず電流損失により再生時に磁束が流
入しにくくなり、消去用ヘッド１０のコア材料を記録再
生用ヘッド１４のコア材料より透磁率の低い材料で構成
した場合と同じ効果が得られる。
ア材料を記録再生用ヘッド１４のコア材料より透磁率の
低いコア材料で構成したが、消去用ヘッド１０のコア材
料としてパーマロイ、或いはセンダスト等のメタル磁性
材料を用いると、うず電流損失により再生時に磁束が流
入しにくくなり、消去用ヘッド１０のコア材料を記録再
生用ヘッド１４のコア材料より透磁率の低い材料で構成
した場合と同じ効果が得られる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明は、消去用ヘッドの
コア材料を記録再生用ヘッドのコア材料よりも透磁率を
低くしたので、消去用ヘッドへ流入する磁束が減少し
て、漏洩する磁束の疑似信号が減少してノイズを低減さ
せることができＳ／Ｎを向上させた優れた磁気ヘッドを
実現するものである。
コア材料を記録再生用ヘッドのコア材料よりも透磁率を
低くしたので、消去用ヘッドへ流入する磁束が減少し
て、漏洩する磁束の疑似信号が減少してノイズを低減さ
せることができＳ／Ｎを向上させた優れた磁気ヘッドを
実現するものである。
【図１】本発明の一実施例における磁気ヘッドの斜視図
【図２】本発明の一実施例における磁気ヘッドのギャッ
プ部の拡大正面図
プ部の拡大正面図
【図３】従来の磁気ヘッドの斜視図
【図４】従来の磁気ヘッドのギャップ部の拡大正面図
１０ 消去用ヘッド １１，１５ Ｃ字形コア １２，１６ 磁気ギャップ １３，１７ Ｉ字形コア １４ 記録再生用ヘッド １８ ガラス
Claims (1)
- 【請求項１】Ｃ字形コアとＩ字形コアとからなる消去用
ヘッドの前記Ｉ字形コアと、Ｃ字形コアとＩ字形コアと
からなる記録再生用ヘッドの前記Ｉ字形コアとを非磁性
体を介して接合した磁気ヘッドであって、消去用ヘッド
のコア材料を記録再生用ヘッドのコア材料よりも透磁率
を低くしたことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1092894A JPH07220231A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1092894A JPH07220231A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07220231A true JPH07220231A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11763905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1092894A Pending JPH07220231A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07220231A (ja) |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP1092894A patent/JPH07220231A/ja active Pending
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